グルメ・クッキング

2009年12月23日 (水)

今日のぐり:「麗ちゃん」

ちょうどクリスマスシーズンですけれども、はるか遠い某国ではこんなネタともなんとも言い難いサービスがあるようです。

アンハッピーなクリスマスを迎える夫婦に「離婚ギフト券」、英法律事務所(2009年12月18日AFP)

英国・ロンドン(London)の法律事務所が、不幸せな夫婦のために「離婚ギフト券」なるクリスマスプレゼントを売り出し、人気を博している。

 英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が17日報じたところによると、このギフト券はLloyd Platt & Companyが前月、1枚125ポンド(約1万8000円、税別)で売り出した。法律相談のために弁護士と30分間、または1時間面談できるというもので、発売から3週間で54枚が売れたほか、数百件の問い合わせが寄せられているという。

 夫婦や愛人たちに加え、友人や家族へのプレゼント目的で購入していく人も多いという。

 同法律事務所のバネッサ・ロイド・プラット(Vanessa Lloyd Platt)氏は、「クリスマスが家族にとって非常にストレスのたまる時期になることもあります。1月になるとたいてい、相談件数がぐんと上がりますからね」と語っている。

 ギフト券に対しては、カウンセリングなどの手段で問題解決をはかるより離婚を促すことにつながるとの批判もあるが、ロイド・プラット氏は、「(ギフト券は)実際的かつ可能なすべての選択肢を提供するもので、離婚は選択肢の1つでしかない」と反論している。

いやまあ、正直友人からこんなプレゼントを送られた日には、どんなに親身であることが判っていてもちょっと嫌な気がしそうにも思うんですけれどもね…
我が国では少し前に「強制プロポーズセット」なんてものが結構売れているなんて話題がありましたけれども、さすがゆりかごから墓場までの国ともなると先の先まで見据えたサービス提供ができるということなんでしょうか?
本日はそんなちょっと哀しくも切なくなるニュースを紹介してみたいと思いますけれども、以前に高知競馬でデビュー以来負け続けのハルウララが人気になったということがありました。
こちらもどこかそれを思い出させるような話なのですが、こちらも同じく映画化決定、だと言うことです。

警察犬試験6度目も涙、めげずに訓練「きな子」(2009年12月18日読売新聞)

 警察犬の試験に落ち続けても、めげずに訓練に励む姿が人気を集める香川県の丸亀警察犬訓練所の「きな子」(雌、7歳)が17日、同県丸亀市であった6度目の試験に臨んだ。

 訓練士の川西智紗さん(25)とコンビを組み、5枚の布から、事前にかいだのと同じにおいの1枚を選ぶ「臭気選別」にチャレンジ。昨年は4問中2問を当てたが、今年は1問も正解できず、不合格に。

 「きな子」を主人公にした映画が来夏にも全国で公開予定。訓練所側は来年も挑戦させることにしており、「あきらめずに頑張って」と期待をかける。

こちら、きな子のプロフィールなんだそうですが、「訓練は苦手」という時点でちょっと警察犬には向いてないような気がしないでもないんですが、そもそもそういう犬が「めげずに訓練に励む」って…もしかしてやらせですか?(笑)
そしてこちらが伝説のずっこけシーン、なんだそうですが…さすが「映画化決定!」なだけはあるという感じではあるんですが、正直警察犬として考えると激しく不安を覚えずにはいられないのは自分だけでしょうか。
お次は同じく動物ネタで哀しくも切ないと言う話がこちらですけれども、どうもきな子のようにほのぼのとはいかず切実なようですね。

水求めラクダ6000頭が町襲撃…オーストラリア北部(2009年11月29日スポーツ報知)

 6000頭のラクダが町で大暴れ―。干ばつ状態が続くオーストラリア北部特別地域(準州)の奥地の町、ドッカーリバーで約1か月間にわたり、野生のラクダ約6000頭が飲み水を求め中心部に侵入、水道管や貯水槽を壊したり、空港滑走路に入り込んだりするなど被害が拡大している。住民はラクダの出没で家を出られない状態が続いており、準州当局は28日までに、ヘリコプターでラクダを町の外に追いやり、射殺する計画を明らかにした。

 オーストラリア北部の小さな町を脅かしているのは、野生のヒトコブラクダだ。北部特別地域のロブ・ナイト準州首相は「6000頭がうろついており、町はラクダに『包囲』されている」と異常事態を語った。

 彼らの要求は「水」だ。人間とは比にならないほど乾きに強いはずのラクダたちも、現地で続く長期的な干ばつには耐えられなかったようだ。水を求めて空港滑走路にも出没、医療搬送などに支障が出ているという。

 現場はアリススプリングスの南西約500キロ、人口は約350人。砂漠地帯の内陸部に差し掛かった小さな町が、思わぬことで注目を浴びることになった。

 もともとオーストラリアにラクダはいなかった。人間に連れてこられたのは1840年代。内陸部の砂漠地域開拓や輸送手段のため、中東、アフガニスタンなどから輸入された。その後、不要になるなどで野生化したラクダは現在100万頭にも。世界一の野生ラクダの生息地となってしまった。馬やロバとともに植物を食べ尽くし、砂漠地域の壊れやすい生態系への影響が懸念されている。

 AFP通信によれば、地元議会は、ラクダ駆除のために追加予算を工面しているが、地元当局は緊急措置が必要だと訴える。地元の放送協会の取材に関係者は、ラクダと面白がって遊びたがる子どもたちがいることや、怖がって家から出られない住民たちがいることを懸念している。

 同国では2007年3月にもラクダの“暴動”に見舞われている。内陸部にある先住民アボリジニの居住区に侵入し、水を求めてトイレ、水道設備などを破壊。沈静化するまで、1週間に約100頭のペースで銃による駆除を行った

 今回もヘリコプター数機でラクダを町の外に追いやっての射殺計画が進行中だ。だが、自然愛護団体などからは「野蛮だ」との非難の声も。バリケード封鎖などの対処法も議論されている。

 同国ではラクダの観光利用や家畜として中東へ輸出するほか、食肉利用にも本腰を入れ始めた。もともと中国砂漠地帯、中東などではラクダ料理があり、ゼラチン質のすじ肉で串焼きなどにされている。

 オーストラリア産ラクダ肉は、わずかながら日本にも輸入されている。中東などのエスニック料理店で提供されているが、独特のにおいが強く、一般的には日本人の味覚には合わないといわれている。

日本でも時々動物被害ネタが出てきますけれども、ここまでになるとさすが大陸国だけに何事も規模が大きいと見るべき、これは話なんでしょうか。
オーストラリアと言えばカンガルーを殺したりらくだを殺したり色々と生き物の間引きに熱心な国ですけれども、その割に捕鯨だけは反対というのですからポリシーがよく判らないところがありますね。
やはりこれもあの国の遺伝子を引いているが故の…ということなのかも知れませんが、それはともかくとして、お次は正真正銘哀しくも切ないとしか言いようがない物語です。

五右衛門風呂から出火か、手作り住宅が全焼/秦野(2009年12月19日カナロコ)

 18日午後7時50分ごろ、秦野市菩提で、木造平屋建ての小屋(総床面積約70平方メートル)と建築中の木造2階建て住宅(同約130平方メートル)の2棟が全焼した。秦野署が、出火場所や原因を調べている。

 同署によると、2棟とも近くに住む自営業者(65)の所有で、自営業者は友人と2人でこの住宅を4、5年ほど前から建てていた。住宅は内装を残すのみで完成目前だったという。

 自営業者は小屋に五右衛門風呂を設けており、18日はまきで風呂を沸かして友人と使用した後、たき口にトタン板をかぶせ、自宅に帰ったという。

 同署は、まきの火が消えずに再燃し、小屋から約5メートル離れた住宅へと燃え移った可能性があるとみている。

いやあ、これはですね、もし自分が同じ目にあったら燃え盛る我が家を前に号泣する自信がありますね。
しかし五右衛門風呂とは言え燃え残りのまきからそうそう火が燃え広がるというのも変な話で、実際風呂の焚き口から燃え広がったというならあるいは何か設計のミスでもあったということなのでしょうか。
惜しむらくはもう少し早くにそうしたことが判っていれば同じ火事になるにせよこの悲劇もなかったろうにと思うところですが、いずれにせよご愁傷さまとしか言いようがない話ですかね。

今日のぐり:「麗ちゃん」

広島の駅ビル二階に立ち並ぶお好み焼き屋の中でも、おそらくもっとも繁盛しているのがこちらの店のようですが、ネット上の評価を見ても「(少なくとも駅構内では)一番うまい」と定評があるようですね。
ほぼ開店直後と言っていい時間にも関わらずあっという間に満席になってしまうあたり、単なる駅の食べ物屋という以上の人気があるということなんでしょうか、いずれにしても広島県人のお好み焼きにかける情熱が感じられる光景ではあります。
こちらのメニューはちょっとビジーで判りにくいところがあるんですが、細かいところは抜きにしてごく無難に肉玉そば入りをオーダーしてみました。

いきなりですが、大昔に一度来たことがあって以来の久しぶりの訪問になりましたけれども、この日何の気なしにカウンター席に座りましたところが、何やらこちらでは皿でのサーブがデフォルトで、「鉄板でお召し上がりたい方は声をおかけください」というスタイルなんですね。
業務量が増えてくるともちろん鉄板を端までフルに使って焼きたいでしょうから、まあカウンター席といえどそういうものなんだろうと思って皿でオーケーしたんですが、皿になるとこれまたデフォルトで箸がついて出てくるらしいのです。
これも確かにああいう湾曲した皿でコテというのも少しコツが要りますし、ヘタするとお皿も傷つきますからそういうものなんでしょうけれども、実際問題ひどく食べにくかったのも事実で、広島風お好み焼き屋のスタイルとして何となく釈然としないものを感じたのは自分だけでしょうか。

お好み焼きの方なんですが、丁寧に刻まれたキャベツからじっくり甘みを引き出した味は結構好みに合い、全体に見ても特別な癖が無くごく無難にまとまっていてちゃんとうまいのですから、県外客が多いだろう場所柄を考えても広島風お好み焼きを試してみたいと言う入り口には悪くないですよね。
ソースは本当に形ばかり付けているだけという感じで、後はテーブルの上の辛口、甘口のソースを自分でかけてくれということらしいんですが、それでしたら最初からソースを選ばせるなりしてもいいような…まあそのままで食べた自分らのような人間も少数派でしょうがいるのかも知れず、単純にいろいろな味を楽しんでくださいと言うことなのでしょう。
ちなみにカウンターでいかにも慣れていない余所者っぽく振る舞っていると店長さんが食べ方指南もしてくれるようなんですが、横で聞いていますと広島風はコテでないと食べにくいとちゃんと認識している様子ですから、それならそれでデフォルト設定を何とかしろよと心中突っ込みを入れるところなきにしもあらず、でしょうか(苦笑)。

ところでこちらは基本的にほぼカウンター席の店なんですが一部テーブル席もあって、何人もいる調理担当がどうやって作業を分担しているのか最初判らなかったんですが、どうもフロア係と店長とで随時仕事を割り振っているのでしょうか?
もちろん技量の差や手早さなどから考えると一律に担当を決めるよりこういうスタイルの方がより効率を追求できるんでしょうけれども、昨今の多売系の食べ物屋が総じてマニュアル化が進んでいる中でこういうのはちょっと珍しいのかなと思いながら眺めていました。
駅ビルの店と言うと何か早いだけが取り柄で味は二の次、三の次という印象もあったのですが、こういうところにちょっと立ち寄れてまともなお好み焼きを食べられるというのは結構ありがたい話なんじゃないかなと思いますね。

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2009年12月20日 (日)

今日のぐり:「中華そば 一元」

本日は猫の話題が豊富となっておりますのでご注意ください(笑)。
さて、誰もが興味を持ちながらなかなかその実態が明らかでなかったというものは世の中多いのでしょうが、そんな謎の一つがこのたび解明されたというのがこのニュースです。
しかしこれを意外な結果と取るか当然の結果と取るか、なかなか解釈の分かれそうな話でもありますよね。

飼い主が留守の間、猫は一体何をしているのか?(2009年12月5日エキサイトニュース)

[ロサンゼルス 3日 AP] 飼い主が不在の間、猫は家の中で一体何をしているのか? それを知るために“キャットカム”を使ってみるのも一つの方法だ。

キャットカムは首輪に取り付けるタイプのカメラで、15分ごとに自動で写真撮影を行う。留守中の猫の行動については「寝ているのでは」と答える人が多いが、飼い猫50匹にキャットカムを装着して調査が行われた結果、どうやらその考えは間違っていることが分かった。

今回留守中に撮影された777枚の写真を調べたところ、22%の猫が窓から外を眺めて過ごしており、また、他のペットとじゃれ合うなどしていた猫が12%、椅子などに登ったりして遊んでいた猫が8%だったという。さらに、テレビやコンピューター等を見ていた猫は6%、テーブルの下に隠れていた猫が6%、オモチャで遊んでいた猫が5%、餌を食べたりしている猫が4%という結果だった。そして……寝ていた猫はわずか6%だったという。

これらのデータをキャットフード・ブランド「Nestle Purina PetCare's Friskies」に提供している動物行動の専門家ジル・ビリャレアルさんは、「猫がこんなに行動的だったことに驚きました。私も3匹猫を飼っているのですが、私が留守の間は1日中寝ていると思っていました」とコメントしている。

ちなみに管理人は深夜の街角で何度か猫の集会に出くわしたことがありますけれども、基本的に猫というと夜に元気になる生き物という印象があります。
まあ飼い猫と言いますと田舎のほうの開放的な家庭ではほとんど一日中どこかに出かけて居ないものと相場は決まっているものですから、日中もそれなりに元気に活動しているのは確かなんでしょうけれども、そうしますと夜の集会にも参加して日中もいろいろとやっていてと、案外猫という生き物も寝る暇を惜しんで色々とやっているものなんですかね。

猫と言いますと少し前に一匹の猫が国際問題になりかけたという話がありましたが、これもニュースから引用してみましょう。

「サッチャー死んだ」?ネコの死を知らせるメールにカナダ政府騒然(2009年11月14日AFP)

【11月14日 AFP】「サッチャーが死んだ」――10日にカナダの軍人の家族のために開かれた晩さん会の最中、出席者の1人がこのようなメールを受け取った。その情報が会場にいた約2000人に広がると、全員がマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元英首相が死去したと思いこみ一時騒然となった。現地メディアが12日、伝えた。

 カナダ首相官邸はバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)と英首相官邸に連絡を取り、サッチャー氏が本当に死去したのかを確認すると、相手は困惑した様子で「そうした事実はない」と否定

 実はこの「訃報」メールは、ジョン・ベアード(John Baird)運輸相が家族で飼っていた16歳のネコが死んだことを知らせるために、トロント(Toronto)の自宅から晩さん会に出席していたある人物に送信されたものだった。このネコは、サッチャー元首相の名前を取って「サッチャー」と名づけられていた。

 カナダ首相官邸の広報担当者にこの件について取材を試みたが、連絡がつかなかった。

サッチャー氏と言えば「鉄の女」と呼ばれた現役時代の活躍ぶりもさることながら、近年は認知症発症もあってすっぱりと表の世界から姿を消した潔さでも知られていますけれども、そうした事情がこんな混乱の誘引となっていたということなのでしょうかね。
同じイギリス絡みでこちらも猫にちなんだ話題ですけれども、どうもこちらは勘違いでしたでは済まない、あまりよろしい話でもないようです。

「不吉な」黒猫、10月に虐待が増加=英動物愛護団体(2009年10月29日ロイター)

[ロンドン 28日 ロイター] 英王立動物虐待防止協会(RSPCA)は28日、魔女と結び付けられやすい黒猫に対する虐待が、英国ではハロウィーンの季節に増加していることを明らかにした。
 また、RSPCAによると、黒猫がシェルターに保護された場合、引き取り手が見つかるまでに時間がかかることも多いという。

 保護施設のマネジャーを務めるビバリー・リービー氏は、「残念なことに、引き取りの候補から黒猫が除かれることはよくあるが、素晴らしいペットになる」と訴えた。

 黒猫にまつわる迷信は国によって様々だが、道を横切ると不吉とされるものは多くの国で見られる。起源については、中世のヨーロッパでペスト流行の原因と考えられたなど諸説がある。

記事中にもありますように古くから黒猫といえば不吉の象徴ともされていたとも言いますけれども、いまだにこれだけの社会的影響があるということですからそれなりに広く信じられているということなんでしょうか。
一方で現地生活者によるとことイギリスに限ってはこんな話もあるようなのですが、「いったいどっちやねん!」と突っ込みを入れたくなるような話でもあります(苦笑)。

黒猫は幸運の兆し?  「私のイギリス生活(1641)」 (2006年1月20日ブログ記事)より抜粋

先日、転勤でイギリスを離れる知人のために、カードを買いに行きました。
「Good Luck」や「New Job」と書かれたカードを探していると、不思議なことに気づきました。「Good Luck」系のカードには、四葉のクローバーやhorse shoeに混ざって、やたらと黒猫のイラストが多いのです。

今までは黒猫と言えば悪運の兆しだと思ってきました。「目の前を黒猫が横切ると悪いことがおきる」なんて、よく聞きますよね。

気になったので帰ってきてネットで調べてみると、思ったとおり、イギリスでは黒猫は幸運の兆しのようでした。「夢に黒猫が現れると幸運の兆し」、「黒猫をなでるといいことがある」、特にスコットランドでは「目の前を黒猫が横切ると良いことがおきる」なんていう全く逆の連想があるようです。
でもやはり世界の大部分では黒猫は魔女の猫なので悪運を呼ぶとされているので、イギリス人の中でも混乱があるようで、「どっちが正しいんですか?」なんていう書き込みもあったりしました。

今日のぐり:「中華そば 一元」

飲食業界に限ったものではないと思いますけれども、同業で近隣に店を構えているということになりますと、どうしても優劣、勝ち負けを比較されてしまうものですよね。
岡山市中心部の天満屋近辺で表町商店街から一筋裏通り、オランダ通り(なぜオランダ?)と名付けられている通りの中程に、この界隈でも屈指の行列店と言われる「やまと」があります。
このやまとの向かいにほとんど目立たないような小さな店構えですが、これも岡山では戦前からある老舗と言われ同じく中華そばとデミカツ丼を中心に商っているお店があるのを皆さん気がついていらっしゃるでしょうか。
同種のお店が近傍にと言えば奉還町の「浅月」「冨士屋」が有名ですが、切磋琢磨しあう良きライバル関係という感じのあちらと比べると、こちらはどうもお客の並びにあからさまな差がついているような気がしてしかたがないのですが…

揚げ物系のセットメニューを頼んでいるお客も多いようで、実際とんかつラーメンなんてものもあるようですが、ここは一番ベーシックな中華そばを注文してみました。
ほとんどクリーミーと言ってもいいくらいの「やまと」と対極にあるかのような、澄み切ったスープのいわゆる「昔懐かしの中華そば」系の外見ですが、昆布と煮干を利かせたというこのスープは丁寧に作られた様子でそれなりに「銭の取れる」水準だと思います。
惜しむらくはスープが存在感を主張するトッピングのチャーシューの影響もあってか、あるいはこの日だけの問題だったのか僅かに焦げ臭いような風味が残っているのですが、こういう直球勝負の醤油ラーメンも今の時代むしろ新鮮でいいかも知れませんね。

一方で麺はもともとの麺自体がさほど感心できない上に、ぐちゃぐちゃという食感になるくらいに茹ですぎて麺がダマになってくっつき合っている、さらにドンブリの中でのさばきも足りないものだから食べにくいと、正直あまり良い点はあげられませんが、実のところ多くの老舗といわれるラーメン屋で同種の麺茹での問題を抱えているということは指摘せざるを得ません(哀しいことに料理人も歳は取るのです)。
かなり厚切りのものもある焼き豚は値段を考えるとかなりたっぷりとおごられているのですが、前述のように少しばかり焦げ臭いのと肉自体の味が豚らしいうま味が抜けてしまっていて今の時代には懐かしくも厳しい「肉=贅沢」という昭和の味といいますか、まあこの麺であればおかずにこういうものがあってもいいのか?と言う程度でしょうか。
トッピングのネギもへたり気味、モヤシに至っては麺の食感に合わせたかのような茹で加減で、これはいったい何を目的に加えられている具材なのか良く判らないとくれば、ラーメン全般としてみると残念ながらさほど満足のいく出来というわけにもいかないようです。

ラーメンの味はともかくとしてもこの店の欠点は表から店内の様子が全く見えないことで、店内に入れば結構狭い店が満席になるくらいにはお客が入っているのですが、表から見るとお客が入っているかどうかも判らない、とすればあからさまに行列が出来ているお向かいの「やまと」の方に心ひかれるのは仕方がないところですかね。
実のところお客さんを見てみますとラーメン屋というよりはデミカツ丼を頼む人がほとんどのようで、今回は食べていませんけれどもここのラーメンにおけるスープの出来具合からしてもそちらの方が楽しめるものなのかも知れません(この界隈でよくあるデミカツ丼というのはラーメン屋で出されることを見ても判るように、一般にラーメンの動物性スープを利用してたれを作ることが多いのです)。

ラーメン屋として新規出店でこの出来映えでしたら正直厳しいのかも知れませんが、この界隈ですと古くからの馴染み客なども多いのかも知れませんし、親父さんの年代的にも現状維持で正直手一杯ということもあるのかも知れませんから、これはこれでよいということなのでしょうか。
しかしこのお店、もともとシンフォニーホール近辺の表通りに面していたところをこちらに移転したという話も聞くのですけれども、競合店として「天神そば」を避けて「やまと」を選んだということ、なんですかね?う~む…

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2009年12月13日 (日)

今日のぐり:「お食事処みのり」

以前に「ロンドン塔で陰湿ないじめ発覚?!」といったニュースを紹介したことがありますけれども、その続報が出ているようです。
全世界にこれだけ流されてしまった話だけに始末をつけないわけにもいかないのも当然でしょうが、wikipedia書き換えなんて話が出てくるあたりが今風ということなんですかね?

ロンドン塔の衛兵を2人を解雇、初の女性衛兵に対する「いじめ」で(2009年11月27日AFP)

英国の観光名所ロンドン塔(Tower of London)で、初の女性衛兵モイラ・キャメロン(Moira Cameron、44)さんに対し執拗な「いじめ」を繰り返していたとして、2人の同僚男性が解雇された。ロンドン塔の管理団体が25日、発表した。

 管理団体はキャメロンさんが同僚の衛兵らから執拗ないじめを受けているとの訴えを受けて調査を行っていた。もう1人の同僚も調査されていたが、いじめをしていないことが明らかになった。

 英大衆紙サン(Sun)が匿名のロンドン塔関係者の話として今月に入って伝えたところによると、キャメロンさんが2007年に522年(当時)の歴史を持つロンドン塔で初の女性衛兵として採用されて以来、世間の注目を集めていることをねたみ、同僚の衛兵ら数人がいじめを行っていた。

 キャメロンさんは、衛兵の制服が汚されたほか、オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の記述が改ざんされたり、ロッカーに「いやがらせ」の書き置きが残されたりするなどの被害を受けたという。

本日はキャメロンさんに敬意を表してブリネタを取り上げてみますけれども、まずはブリともなるとお役所がこんな仕事もしていたのかと驚くような話から。

英国防省“UFO班”を廃止 分析60年、脅威の証拠なし(2009年12月5日47ニュース)

 【ロンドン共同】英国防省は4日までに、未確認飛行物体(UFO)の目撃証言の収集や分析を60年近く続けてきた“UFO班”を廃止した。同省は「(UFO調査に)防衛上の利益を見いだせず、防衛予算を使うのは不適切だ」と説明している。

 同省は1950年以来、直通電話や電子メールなどで、市民らから目撃証言や写真などを募ってきたが「どの情報も英国に(UFOの)潜在的脅威があるとの証拠とはならなかった」として、1日にこれらの連絡手段を廃止。たった1人の専従担当者も異動となった。

 英紙によると、これまでに計1万2千以上のUFO情報が寄せられた。昨年だけでも計135件の報告があった。

 国防省報道官は、上空はレーダーなどが24時間監視しているため、UFO班廃止は問題ないとしているが、1990年代にUFO情報分析に当たった同班OB、ニック・ポープ氏は、情報は警官や飛行機の操縦士からも寄せられたなどと英紙に強調。「(上空を)テロ攻撃に開放するのか」と廃止決定に憤っている

しかしまあ、60年もこんな部署が残っていたことが驚きですけれども、やはりこんなところでもOB権益というものは存在しているということなのでしょうかね?
一方でこちらはぐっと新しいニュースですけれども、こういうものを見るとカチカチの保守的社会に見えて案外ブリも砕けているのだなという感じにも見えますね。

英国海軍が隊員を「PSP」で教育、本を読まない世代の学力アップを狙う。(2009年11月28日ナリナリドットコム)

外出中でも楽しめ、持ち運びにも便利な携帯ゲーム機。普通にゲームを楽しむだけでなく、通信機能を使って仲間と一緒に遊んだり、音楽や動画の再生をしたりと、特に若者にとっては必須アイテムになりつつある。ゲームを遊ぶ以外にも教育関連、生活関連のソフトも充実してきており、いろいろなシーンで使えるのも強みだ。英国海軍はそんな携帯ゲーム機の便利さと人気に目を付け、海上で手軽に勉強してもらおうと隊員にソニーの「PSP」を配布し、そのための教育ソフトまで開発した。

英紙デイリー・テレグラフによると、ハンプシャー州にあるコリングウッド海軍戦術学校では、生徒の4分の1の成績が落ちていることを重視。全体の教育強化を目指し、携帯ゲーム機を活用するアイデアを思いついた。トレヴァー・プライス司令官は「本を読むことが、今や“つまらなくて退屈”と思われていることを前提に、プロジェクトに取り組んでいる」と、その意図を説明する。本から学ぶことに慣れていない若い世代に意欲を持たせるために、このプロジェクトが発案されたというわけだ。

英国海軍は手始めに駆逐艦リバプールの乗員に「PSP」を230台配り、プロジェクトの試験運用をスタート。気になるソフトの中身は「数学、電気工学や電子理論、電子機器や武器の仕組みをカバーする」(英紙ポーツマスニュースより)エンジニア向けの内容で、図を使った解説ビデオがメインのようだ。プログラムを開発したマーク・ウィリアムズ少佐は、「多くの船で与えられる1人のスペースは非常に狭い」(英紙タイムズより)と、限られた場所でも勉強ができる有意性を強調している。試験運用では、ほとんどの隊員がゲーム機の扱いに慣れていることもあり、今回のプロジェクトは好評だったそうだ。

また、英国海軍が「PSP」を採用した理由にはもう一つ大きなポイントがあり、「とにかく器材を壊すと評判の水兵にとって、衝撃への耐久性を重要視」したという。タイムズ紙では実際にソニーの関係者がゲーム機を壁に投げて耐久性を示し、衝撃に強い「PSP」に決めたいきさつも紹介している。自由時間には持ち込んだ「PSP」のソフトでゲームを楽しむことも許可され、これも人気を得ている一因となっているようだ。 

今回のソフトにかけた開発費用は5万ポンド(約714万円)、それに「PSP」の配布する台数分の本体購入費が上積みされることを考えると、決して安い投資ではない。しかし、海軍関係者は長いスパンで見れば効率アップによる学力強化が期待できるだけでなく、これまでの訓練の運用に比べて1時間当たり200ポンド(約2万8,000円)のコスト削減にも繋がると、「PSP」の導入は英国海軍にとってメリットが大きいと見ている。今後は、ほかの艦船でも順次導入を進める予定で、当初の配布では「ピンクの本体は拒絶された」ことから、ブルーの「PSP」で統一していくようだ。

まあ実際に勉強して成績が上がっているのかは今後の検証を待つ必要がありますけれども、PSPが壁に投げつけても壊れないほど堅牢だとは知りませんでしたね(UMDドライブは耐衝撃性が高いのでしょうか?)。
さて、昨今日本でも小沢氏を始め政治家の中国詣でが盛んだそうですけれども、迂闊なことをやっていると故・橋本総理らを始めとする先人たちの二の舞になりかねないという話がこちらです。

「まさか、自分が騙されるとは」 ロンドン前副市長、中国美女の罠に(2009年12月4日大紀元)

 【大紀元日本12月4日】親しくなった異国の美女が、実はスパイだった……。映画で使い古された「ハニー・トラップ」のパターンが、中国では現実に起きている。2004年にも、上海の日本領事館に勤める電子官が、女性の存在を利用したスパイから暗号コードを渡すよう脅され、自殺を図るという痛ましい事件が起きた。ロンドン前副市長のイアン・クレメント氏(Ian Clement)が遭遇した北京での出来事を、中国を訪問する政府要人は参考にするといいだろう。

 「まさか、自分が騙されるとは思ってもいなかった」と、クレメント氏は29日付け英紙「デーリー・ミラー」に告白している。

 昨年の北京オリンピック期間中、当時ロンドン副市長だったクレメント氏は、北京を訪れていた。目的は、2012年開催予定のロンドン・オリンピックに投資してくれそうなクライアント探し。

 オリンピック開幕日の夜、クレメント氏は中国当局主催のイベントで、ある中国人の女性から名刺を渡された。バーで飲もうと言われたが、彼はその誘いには乗らず、そのまま宿泊先のホテルに戻った。すると、女性がフロントでクレモント氏を待っていた。二人はお酒を飲んだ後、クレモント氏が女性を部屋へ誘った。

 その後に発生したことについて、クレメント氏ははっきりと記憶していない。目が覚めたのは数時間後で、女性が服を着て、部屋を出ていくのが分かった。書類が部屋中に散らばり、重要な情報が入っている彼のブラック・ベリー(携帯端末)から、ファイルがダウンロードされた形跡もあった

 「彼らは、私がどのビジネスを得ようとしているのかに興味があったようだ。彼女は、私が誰に会い、ロンドンでの保守派政権の動きが知りたかったのだろう」と、クレメント氏は「デーリー・ミラー」に話す。

 この中国人女性は、明らかにプロのスパイだったとクレメント氏は語る。「財布も開けられた形跡があり、隈なく調べている。彼女は明らかに、スリとは違う。なぜなら、何も盗まれなかったからだ」とクレメント氏。部屋に入った後のことは、「何も覚えてない」と話すクレンメント氏は、彼女が酒に薬を混ぜた可能性を指摘している。

 クレメント氏はその後、ロンドンのボリス・ジョンソン市長(Boris Johnson)には報告せず、美女との遭遇について誰にも語らなかった。盗まれたのはロンドン市に関する経済情報のみで、英国民を危機にさらすような事件ではないと判断したためだ。

 「私がジョージ・クルーニーじゃないことは分かっている。だから、魅力的な女性がにこやかに近づいてくるってことは、普通じゃないと分かるべきだった」とクレモント氏。彼は過去のことを謝りたいと話している。

ちなみにリンク先にはクレメント氏の写真も掲載されていますけれども、確かにジョージ・クルーニーというよりはもう少し肉体派な感じでしょうかね?
さて、お次はぐっとくだけて、いかにもブリらしい馬鹿馬鹿しさ満載というニュースがこちらです。

人類史上最強のビール「戦術核ペンギン」がイギリスで発売(2009年11月29日GigaZINE)

「とりあえずビール」の言葉が表すとおり、ビールは大衆的な飲みやすいお酒として親しまれてきました。近年、消費量は落ち込んでいるもののビール党員はまだまだ健在。様々な個性をもったビールが今も次々と世に出てきているわけですが、とある醸造所で「少量で飲まないと危ない」レベルのアルコール度数を持ったビール、その名も「戦術核ペンギン(Tactical Nuclear Penguin)」ビールが作られたそうです。
(中略)
一般的にビールやワインなど原料を発酵させて作る醸造酒のアルコール度数は、蒸留酒よりも低くだいたい15~20%程度。しかし、この「戦術核ペンギン」は通常のスタウトビールを摂氏マイナス20度で凍結、融点の違いを利用して水分を除去しアルコール度数を32%まで高めることに成功しました。戦術核並の強さのビールを、ペンギンの住む温度で作り上げたということで「戦術核ペンギン」と名付けたそうです。

これが「戦術核ペンギン」を製造しているBrewOneの経営者達
(中略)
経営者のジェームズ・ワットは「このビールは、既存のビールの限界を押し上げまったく新しいレベルに進化させた」としていますが、伝統的な英国のビール業界では「ただのひねくれた宣伝戦略」と批判もある模様。500本限定で、最初の250本は一本35ポンド(約5000円)、残りの250本は、BrewOneの株式とセットで1本250ポンド(約35700円)で売り出されます。

なぜペンギンなのか?などと色々と問いたいところは多々あるのですけれども、とりあえずブリの同胞からも「ひねくれた」と言われるそのかぶり物のセンスを何とかしろと。
日本では色々な意味で痛すぎる話と言われそうですけれども、このセンスがやはりブリというところなんでしょうかね?
さて、最後にこれぞまさにブリ!と納得するしかないすばらしい話題を紹介しておきましょう。

おっぱい大好き星人、ついに自分のお尻をおっぱいに改造(2009年12月2日デジタルマガジン)

 おっぱいに狂った一人の男が、自分のお尻をおっぱいに改造してしまった。ちょっと何を言ってるのか分からないと思われるかもしれないが、お尻にタトゥーを入れておっぱいにしたのである。

 イギリス、アーボーフィールド出身の男性、ジェイ・ノーウェル(28)は、おっぱいが大好きだった。そんなある日、彼は自分もおっぱいを持つべきだという考えに至った。「そうだ、お尻をおっぱいにしよう!」

 ジェイはその日から理想のおっぱいを捜し始めた。当初はシンガーソングライター、リリー・アレンのおっぱいが最高だと思っていたジェイだったが、雑誌『Nuts』に掲載されている女性、レベッカのおっぱいに一目ぼれ。いくらかの使用料を払うことで使わせて貰えることとなった

 ジェイからお尻をおっぱいにするという話を聞かされたとき、周りのみんなは「頭がおかしい」「どうかしたのか?」と口々に述べた。実の母でさえ、「バカ」と口にした。しかしジェイの意思は固く、ついに母も諦めたようだった。

 その後、ついに念願の夢をかなえたジェイは、今度はブラジャーをつけた自分のお尻の写真を撮りたいと、新たな夢を語っている。だが、まだお尻おっぱいのブラのサイズを計っていないため、その夢は叶えられていないそうだ。

まあ、何と言いますか…何であれ道を究めるということは色々な意味で大変なんだなと、改めて思い知らされるような話ではありますけれどもねえ…
おっぱいが大好きだったところまではまだ理解が及ぶにしても、そこから「そうだ、お尻をおっぱいにしよう!」と飛躍するのが極東の島国の住民などには及びもつかないブリ的センスの素晴らしさというものでしょうか?
しかし記事にはあまり見たくもない「おっぱい」の画像まで添えられているのですけれども、それは確かに親からも「バカ」と言われもするだろうという話ですかね…

今日のぐり:「お食事処みのり」

岡山市外の南のはずれに位置する、こちらはごく当たり前の定食屋という感じの店構えですが、最近はこのあたりも色々と賑やかな外食産業が多数進出している中で、こういう地味な構えはむしろ新鮮な気もします。
夜のメニューは色々と単品もあるのでしょうが、昼は焼き魚、煮魚各数種類を中心とする定食と丼物などのレギュラーメニューが中心の営業のようですね。
この日は焼き鯖定食を頼んでみましたけれども、相変わらず一緒に出てくる副菜が色々で、ちょうど他の方も写真で取り上げていますけれども、まさにこんな感じで大きなお盆にいっぱいという感じですね。

以前よりは少し小盛になった?と思われるご飯の盛り具合ですが、それでもこの店の伝統である「マンガ日本昔話」風の山盛り感は健在で(もっともこれは、飯の味を考えるともう少し大きな器にふわっと盛って欲しいとも思いますが)、副菜も込みで考えると大食漢の方にもそれなりに満腹感は得られるようになっています。
ちなみにここの副菜は野菜のおかずが中心に2、3品の子鉢がついてくるというのがデフォルトなんですが、こういう店を利用する機会が多いだろう人々はおおむね野菜も不足しがちでしょうから、見た目だけで実は繊維質は少ない山盛りキャベツなんてものに走らず、火を通した野菜の実質がたっぷりというこの取り合わせはありがたいですね。
副菜はそれとして、こういう店でお昼の定食となるとそうなるのでしょうが、まとめて焼いたものを置いてあったらしい焼き鯖は冷めてしまっているのは少し残念でしたね(なかなか一人ずつ焼いて出すという訳にもいかないのは判るんですけれども)。

ところでこの焼き鯖の塩加減もそうなんですが、以前に焼きサンマ定食を食べた時にも感じたことに副菜も含めて全般の味加減はいわゆる「一味ひかえめ」という感じなのは、ご主人のキャリアによるものなのか、あるいは客層に合わせたということなんでしょうか。
昔はこういう定食屋というと飯を食わせる店ということで濃いめのおかずが多かったものですが、いずれにしてもこの界隈でもやたらと脂質とカロリー過剰な派手な味の外食産業が流行る中で、こういうさっぱりと食べられる味に落ち着いている店というのは普段の食事として考えるとありがたいです。
この鯖も脂の乗りはそれなりでおかずとしてはまず不満のない味ですし、副菜なども含めた全体の味、ボリューム感、そして栄養学的取り合わせから考えると750円という値段は決して高くないと思うのですけれどもね。

ところで飯と汁と漬物と言えば昔も今も飯屋にとってはいわば屋台骨ですけれども、ここの飯はパッと見存在感を主張している見た目からすると格別不味くもないが特記するほど美味でもない、いたって標準という感じでもう少し押しが弱いかなという気がします。
やはりまともな飯屋というのはまず飯や汁の味がしっかりしているというのが大前提だと思うのですが、結構おかずなどの面では値段からすると頑張っている印象がある店だけに、小手先ではない本質的な部分で店の格を上げてもらいたいという気はしますかね。
しかし全国規模の大資本が値下げ合戦を繰り広げてしのぎを削っている外食産業の中で、こういういたって地味でごく普通の小さな店が健在なのを見ると何かしらほっとするのも確かでしょうか。

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2009年12月 6日 (日)

今日のぐり:「羽根屋 大津店」&「鶴華 波積屋」

古いコピペですけれども、最近大笑いしたのがこちらの書き込みです。

848 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 2006/07/24(月) 21:02:37 ID:mVt6RS3e
もう家族に溶け込んでしまって愛玩動物的存在ではない。
弟、妹、うさぎが3人並んで正座、父親に怒られてる場面を時々見る。

849 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2006/07/24(月) 22:09:10 ID:yExqyUYy
>>848
ウサギの正座想像してワロタw

850 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 2006/07/24(月) 23:14:33 ID:mVt6RS3e
>>849
正座といってもうさぎ座りだけどね。弟と妹と近所の友達が悪さするときに
かならずその輪の中にいるので、もはやペットではない。

851 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2006/07/24(月) 23:27:27 ID:v5WG3c2W
神妙な顔して説教聞いてるうさ想像してみた。ワロス
しかし家庭の域を超えて一体どんな悪さを…。

852 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 2006/07/24(月) 23:59:31 ID:mVt6RS3e
>>851
最近の例
弟と妹が母親の財布から小銭をとりだしてるところをうさぎにみられた。
妹が口封じのためにうさぎに盗んだ金の一部でパンをあたえる。

連帯責任

853 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 2006/07/25(火) 00:09:55 ID:I9+LODE1
最近の例2
3人が隣の家におじゃま。弟と妹と友達がTVゲームに夢中

うさぎ一人で隣の家の台所に潜入。食材を荒らす

連帯責任

まあうさぎばかりに罪を背負わせるのもどうかという話なんですけれども、今日は生命の神秘というものを感じさせるニュースをいくつか紹介してみましょう。
まずはこちら、以前から話題になっていた生き物ですけれども、なんと身近なところで見られるようになったというところがすごいというニュースです。

“鉄壁の貝”生きた姿を展示…世界初(2009年12月1日読売新聞)

 「鉄」のウロコを身にまとった世界唯一の生物とされる巻き貝「スケーリーフット」の大群集を、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)などがインド洋の深海で発見、一部を採取した。

 共同研究に加わった新江ノ島水族館(同県藤沢市)は11月30日から、世界で初めて生きた姿のまま1個を展示している。これまでは標本の展示例しかなかった。

 同水族館などによると、スケーリーフットは体長約4センチ。貝殻から外に出た体部分が硫化鉄でできたウロコに覆われ、磁石にも反応する。ウロコで外敵から身を守っていると考えられている。2001年、米国の研究者によって発見され、インド洋の海域「かいれいフィールド」(水深約2420メートル)でしか確認されていない。

 同機構などは11月上旬、有人潜水調査船「しんかい6500」による同海域の調査で、数千個を発見、一部を採取した。20個を持ち帰ったが、生存している1個を展示することにし、同水族館は「低水温、低酸素の状態に保って、より長く飼育を試みたい」としている。

写真を見ていただいたら判りますけれども、すでにこれは貝類と言いますか生き物らしい色合いではありませんね(皮をむいてしまうと食べられますといったものなんでしょうか?)。
しかし生命の神秘と言えばこういう深海生物ばかりでなく、意外なところにも奇跡とも言うべき神秘現象があるものなのですね。

23年間昏睡状態であった男性「ずっと意識があった」(2009年11月25日IBTimes)

 間違った診断のせいで23年間「昏睡状態」だとされていたベルギー男性が「その間ずっと意識があった。」と語った。男性はすべてが麻痺していた状態だった。

 ハウベン氏は23年前に交通事故に会いベルギーのゾルダーにある病院に運ばれた。数回にわたる検査の結果、同氏は意識のない植物人間であると診断された。ところが23年後に最新の診断機器で検査した結果ハウベン氏は意識があることがわかった

 現在46歳になるこの男性は英紙デイリーメールのインタビューで「叫ぼうとしたが口から声がでなかった。」と語っている。現在もほとんどの機能が麻痺しているが、コンピュータでコミュニケーションがとれるようになっている。

この話を聞いて思わず「リアルブラックジャックか!」と突っ込みたくなった人も多いかと思いますけれども、まさにそんな話が実際にあるものなんですね。
現在どういうシステムでコミュニケーションをとっているのかも興味がありますけれども、何にしろ今後は是非ともお幸せに過ごせればよいものだがと思います。
さて、最後はお隣韓国から、これも見つかって良かったという話、なんでしょうか。

【トレビアン韓国】養豚場で13年間奴隷生活を送る青年が発見される(2009年11月24日トレビアンNEWS)

13年もの間、養豚場で奴隷生活を送っていた青年が発見され、韓国に衝撃が走った。23日に放送されたSBS放送「緊急出動!SOS24」によると、31歳の青年が養豚場に監禁されていると周辺住民の情報提供によって判明した。青年が奴隷的な生活を送っていた農場は、2,500頭余の豚を飼育している大規模な農場である。番組では“飼育されていたのは豚だけではなかった”として驚愕の事実を伝えている。

発見された青年は、農場にいる2,500頭余の豚の飼育を任され、餌やりから掃除まで全て1人でこなしていたという。だが、驚く事に13年もの間、農場のオーナーからは一度も給料が支払われたことはなく、さらにはムチで叩かれるなど、暴力もたびたび受けていたという。

劣悪な環境でまさに奴隷のような生活を送っていた青年からは喜怒哀楽の感情は無くなり、まるで石のような無表情でしかなかったという。長年、農場に閉じ込められていたため住民登録も抹消されていたが、驚くことにこの青年には家族がいることが分かり、さらにはその家族が養豚場の近くに住んでいることまで判明したのである。

取材陣がやっと見つけた家族の元を訪ねてみると、父親は痴呆に、姉は夫を亡くしてシングルマザーに、妹は健康状態が悪く、家族の助けは得られそうもないという結果も明らかにされた。結局、青年は農場から離れて施設で暮らすことになり、現在は賃金の支払いに対して訴訟が進められるという。

SBS放送「緊急出動!SOS24」は、社会的弱者に焦点をあて、助けを求める人々のために取材陣が直接出動して問題解決に務める番組である。今までにも、「父親の暴力により4年間路上生活を送る10歳の青年」「10年間精米所で奴隷生活をする男性」など、衝撃的な社会問題を取り上げ度々話題となっている

いやあ、しかし今の時代にもこういうことがあるものなんですね…って、他にも似たような話がいっぱいあるってどういうことなのよ>韓国。
これは社会的にも反響を呼ばずにはいられないニュースでしょうけれども、果たして青年の今後がいかなるものとなるのか心配になってくる話ではあります。

今日のぐり:「羽根屋 大津店」&「鶴華 波積屋」

羽根屋 大津店

大正天皇が召し上がったことから献上蕎麦の名を伝えるという羽根屋、出雲界隈で何店か展開していますけれども、こちら大津店はとりわけ小ぶりな「蕎麦屋」という風情の店です。
比較的立ち寄りやすいこともあってよく来るのですけれども、特にこの店の場合濃厚な蕎麦つゆが何といっても特徴でしょう。
正直この蕎麦つゆが強すぎて並みの蕎麦では負けてしまうほどなので、蕎麦の出来不出来が一発で判ってしまうという恐ろしいものでもあったりします。

例によって狭い駐車場になんとか車を停めてみますと、ありましたありました今年も「新そば」の看板が出ています。
ここはもちろん割子など一通りそろっているのですが、ここはやはりベーシックにざるでいただきたいものですよね。
一昨年あたりにこちらでいただいた蕎麦は実のところかつてないほどの出来栄えでしたが、残念ながら今年はそれに比べるとやや一歩を譲るかという印象。
蕎麦自体の出来は十分水準なのですが、この蕎麦つゆにあわせてしまうと明らかに蕎麦の風味と味が負けてしまっているのが残念です(ま、関東の蕎麦食いのようにちょい付けで食えばいいという話なんですが…)。
しかしこの蕎麦つゆ、そのまま蕎麦につけていただくより蕎麦湯で程よく割ってみるとようやく持ち味が楽しめるようになってきますね。

技術的にはかなり安定しているという印象を持っている店ですから、この方面に来た折にはたびたび寄らせていただくのですけれども、いつも繁盛しているようなのは何よりですね。
羽根屋というと他の店は蕎麦屋にしてはいささか敷居が高い印象があるのですけれども、こちらはどこまでも町の蕎麦屋という風情がなかなかよろしいかと思います。

鶴華 波積屋

出雲空港からもほど近い場所にあるこちら、最近は高速道路が少し延伸されましたが、以前は出雲へ行くには必ずと言っていいほどこの前を通るという場所であったものです。
隣接して蕎麦道場や土産物も扱っているというだけに観光バス向けの広大な駐車場が整備されたいかにも観光地の店なのですが、古民家を使っている蕎麦屋本体はなかなか趣がありますね。
割子の他にさまざまなメニューがあるのも観光地の店らしいのですが、そればかりでなくきちんと十割やざるなどもそろえているあたりに、蕎麦好きに対する配慮も見えていいかと思います。
ちなみにこのグループ、近隣で手広くやっているようなのですが、他店では実はうどんがメインのお店らしいのですね。

今回は十割ざるを注文してみましたが、どうもこの十割は数量限定のようですので時間帯によっては注意が必要でしょうね。
肝心の蕎麦ですがこれがなかなか侮れないもので、新蕎麦らしい香り、舌触りそしてのど越しと、どれをとってもまともな蕎麦そのものです。
蕎麦つゆは決して悪くないものの特に印象に残るほどの特徴もないのですけれども、この蕎麦でしたら下手に強すぎるものよりはこれくらいの方が塩梅がいいんじゃないかと思いますね。
これに蕎麦湯を合わせてみますとなかなかすっきりうま口という感じで、下手に薬味沢山の割子などを頼むよりこちらの方が蕎麦好きにはずっと良いんじゃないかと思いますね。

いかにも狙っている見た目で実際観光客向けのお店なんでしょうけれども、こういうちゃんとした食べ物が出てくるのでしたら文句はありません。
この店の場合いつも食事時はいっぱいという感じでそれなりに待つことを覚悟しなければなりませんけれども、この味だったら待つ価値はあるかなと思いますね。
出雲大社にお参りするにしても大社界隈で下手な蕎麦を食わされるよりは、このあたりで少し腹を満たしてゆったりした気分で車を走らせるのも良いかもしれません。

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2009年11月29日 (日)

今日のぐり:出石蕎麦その三「そば処 天通」&「おうち」&「南枝(なんし)小人店」

先日こういう記事が出ておりましたが、ご記憶でしょうか。

探査機「はやぶさ」、奇跡の復活…予定通り帰還へ(2009年11月19日読売新聞)

 奇跡の復活――。4台あるエンジンのうち3台が停止し、小惑星イトカワから地球への帰還が危ぶまれていた日本の探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は19日、故障していた2台のエンジンを組み合わせて、1台分のエンジンの推進力を得ることに成功したと発表した。

 もう1台のエンジンの温存が可能となり、予定通り来年6月に地球へ帰還できる見通しとなった。

 はやぶさは、2003年5月の打ち上げ直後に1台のエンジンがトラブルで停止。その後も様々な機体のトラブルに見舞われたが、05年11月に地球から約3億キロ・メートル離れたイトカワに着陸した。07年4月には、もう一つのエンジンの部品が劣化して、運用を中止した。

 満身創痍(そうい)の機体は、残る2台のエンジンを交互に運用して地球への帰還を目指した。しかし、うち1台が、今月9日に故障していた。

 エンジン復活に向け、宇宙機構は、故障した3台のうち、早い段階で運転を中止したエンジン2台に着目。正常に動く部品同士を電子回路でつなぐ「離れ業」で、互いの故障を補う形でエンジン1台分の推進力を出すことに成功。電子回路は、万一に備え、「エンジン間をつないでおいた」ものだった

 復活したエンジンは、順調に作動している。電力、燃料の消費は、2倍になるが、電力は太陽電池によって補給できる見通し。燃料にも余裕があるという。

 宇宙機構の川口淳一郎プロジェクトマネージャは「動いている方が奇跡的だ。予断を許さないが、万一に備えた回路が功を奏し、電力補給できるという幸運にも恵まれた」と話している。

「こんなこともあろうかと(略)」なんて言う、某宇宙戦艦技士長の声が聞こえてきたのは決して自分一人ではないと思います(苦笑)。
本日は本当にそんなことがあるのか?というびっくりな話題を紹介してみますが、まずはこちら中国からのニュースです。

上海市、パジャマ外出禁止 万博へマナー向上 市民『習慣』と反発も(2009年11月5日東京新聞)

 【上海=小坂井文彦】来年五月開幕の上海万博に向けて、上海市が出した「パジャマ外出禁止令」通達に、市民の反応が割れている。インターネット上のアンケートでは、約四割が「行儀が悪い」と答えたが、残りは「上海人の習慣」などと反発している。

 上海市は万博開催が決まった二〇〇二年以降、再三改善を訴えてきたが、パジャマのまま買い物や食事に出掛ける人は一向に減る気配がなかった。このため市は、七月に禁止通達に踏み切り、市政府の末端組織にあたる居民委員会を通じ市民に「禁止」を告げた。

 その後、「外国人客が上海に悪いイメージを抱く」との通達に賛成する声の一方、「日本人が和服を、西洋人がスーツを着るようなものだ」と、パジャマ外出禁止に反発する人もおり、中国紙上で議論が白熱している。通達に違反しても罰則はない。

こういう禁止令をわざわざ出す市当局もどうかという話ですが、夜な夜な街に繰り出す数多のパジャマ姿というのも何かしら想像するに難しいところがありますね。
日本のホテルで寝間着姿で廊下を闊歩するおじさん達というのもかなり奇異な光景ですから、国と地域によってはそういう習慣もあろうかと思うところですが、こうまで世間に滲透しているということになりますと本当に習慣なんですかねえ…
中国と言えば他にもいろいろと面白い話がありますけれども、これなどもちょっと日本では考えられないような話ではないかと思います。

幹部汚職の告発サイト開設=中国(2009年10月29日時事通信)

【北京時事】中国共産党中央規律検査委員会と監察省は28日、国民が党員や党幹部の汚職を告発する場となるインターネットサイトを開設した。幹部の腐敗横行で高まる国民の不満に配慮するとともに、党の求心力低下に歯止めを掛ける狙いがありそうだ。
サイトは「告発したい」というボタンをクリックすると、中央や各地方政府の苦情処理機関に対して告発内容を申告する画面が現われる仕組み。わいろや公費流用など告発したい問題点を選択し、具体的に記入するようになっている。
29日付の夕刊紙・北京晩報によると、2005年以降に各地で開設された同様のサイトを一本化したもので、告発しやすくしたという。

いや、告発しやすくしたって…
中国と言えばつい先日も政府への陳情者を闇監獄に拘禁しているなんて話がありましたけれども、こんなサイトを利用した途端にあっという間に身元を特定された挙げ句に闇監獄投獄…なんてことになりませんかね。
一方でこちらは途中まではそういうこともあるかと思う話ではあるのですが、ありえないオチが付いてしまうのがなんだかなあという話題です。

警察職員が共同で買った宝くじが大当たり! 街から警官がいなくなる事態に(2009年10月19日デジタルマガジン)

 ハンガリーの首都、ブダペストのブダオルシュという街で、街から警官が一斉にいなくなる事件がありました。

 先週火曜日、とある宝くじの当選結果が発表されました。その額、ハンガリー史上6番目となる22億フォリント(約11億円)。その宝くじを当ててしまったのが、ブダオルシュの警官たちだったのです。彼らは全員で宝くじを共同購入していました。

 当選が分かった瞬間、15人全員が即座に辞職。街からは警官が一瞬にしていなくなりました。もちろんほかの地域から代わりの警官が派遣されてきましたが、当然そんなにうまく機能するはずもなく、警察署長は頭を痛めているそうです。

思うんですが、昨今仕分け作業だ、人件費カットだと世に騒がしくやっていますけれども、こういう時にこそ士気低下の弊害というものが露骨に出てくるものなんだなと改めて思い知らされますね。
最後にいささか口直しと言いましょうか、まじめな話なんですが妙に微笑ましいというあり得ない話題を紹介してみましょう。

ボリビアの警察が「世界一ひどい似顔絵」を手がかりに殺人容疑者を逮捕(2009年11月24日GIGAZINE)

ボリビアの警察が、「世界一ひどい」と評判の似顔絵を手がかりにタクシー運転手殺害事件の容疑者を逮捕しました。

「オズの魔法使いに出てくるカカシにしか見えない」「こんなのが手がかりになるわけない」などと言われていたその似顔絵ですが、日本人が見ると「ちびまる子ちゃん」に出てきそうなキャラクターにも見えるのではないでしょうか。「世界一ひどい」とは言い切れないかもしれませんが、世界の犯罪史上でもまれに見る衝撃作であることは確かです。

詳細は以下から。

World's worst photo-fit helps capture suspected murderer - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/6638956/Worlds-worst-photo-fit-helps-capture-suspected-murderer.html
タクシー運転手のRafael Vargas氏の殺害はボリビアの警察により「麻薬がらみ、もしくは一時の激情に駆られた犯行」であると目されていました。今年3月に発見された遺体は刃物で11回刺された後に焼かれたものだったそうです。

当局により協力を依頼され、近所に住む女性が記憶をたよりに容疑者の似顔絵を描き上げましたが、周囲の人々は「オズの魔法使いに出てくるカカシにしか似てない」と似顔絵の効果には懐疑的だったとのこと。

これがその似顔絵。白目の広い目・直線的なまゆ・ゆがんだ口元・かやぶき屋根のような頭髪・骨折したような鼻・鋭角的なあご……といったあたりが特徴なのでしょうか。

事件は以下のようにニュースで紹介され、その似顔絵の素晴らしい出来栄えが話題を集めました。スペイン語なので何を言っているのかわかりませんが、アナウンサーの口調とシリアスな音楽も相まって実にシュールな映像となっています。

YouTube - Retrato Hablado Asesino Taxista en Bolivia XD

しかし、報道によると、この似顔絵が手がかりとなり、似顔絵の発表後に少なくとも1人の容疑者が警察により逮捕されたそうです。

こちらが容疑者。ボリビアの法律により容疑段階では実名や顔写真は出せないため、逮捕はこのような合成写真により報道されました。

ボリビアの警察の捜査能力が非常に高いということも考えられますが、「犯罪科学の証拠というよりは子どものらくがきのようである」と評されていたこの似顔絵が、実は特徴を的確にとらえた秀逸なものだったのかもしれません。

いや、まあ…画像が全てなんですけれども、似顔絵そのものよりも逮捕後の合成写真の方がいささかどうよ?と思われるのは自分だけでしょうか?
これで捕まえる警察の能力が凄いのか、これで捕まる犯人が凄いのか、何とも微妙なところではないですかね。

今日のぐり:出石蕎麦その三「そば処 天通」&「おうち」&「南枝(なんし)小人店」

出石蕎麦も結構食べてまわったつもりですが、まだまだ全体から見るとごく一部にしか過ぎませんね。
本日はやや町外れにあるこちら三店をいってみましょう。

そば処 天通

市営駐車場の入り口付近に位置する、いかにも観光客にとって入りやすそうなお店です。
場所柄こういう店はどうなのかなとも思ったのですが、見たところ普通っぽい蕎麦屋風の店構えなので大丈夫なんだろうと入ってみました(純粋に腹が減っていたという事もありますけれども)。
二階席もあってそれなりに広い店で、この界隈では珍しいことに皿蕎麦以外の蕎麦メニューも充実しているという、言ってみれば普通の蕎麦屋っぽい店のようですね。

出石皿そばと十割そば、おろしそばを注文しましたが、この十割そばには例によって塩が付いてきます。
薬味は鶏卵に山葵、ネギとだいたい定番どころですが、もちろん生粉打ちの十割そばにはそんなものは無用ということでそのままいただきました。
この蕎麦が打ち加減も茹で加減もやや硬めながら十割らしからぬほど食感がよく「なかなかやるな」という感じなんですが、当然ながらいわゆる田舎蕎麦に比べると香りは弱いもののすっきりした味わいは非常に好ましいものがあります。
ここの場合蕎麦つゆは蕎麦ほどには印象が強くなく、まあ格別どうこうと言うほどではないというところなんですが、この蕎麦であれば塩がどうとか言わずに美味しい蕎麦つゆを用意すれば更に印象がアップしそうなんですけれどもね。

あまりこういうものは食べないんですが意外なほど良かったのがおろしそばで、蕎麦にこういう強い薬味を合わせるのは個人的に苦手だったんですけれども、これだったら普通に美味しくいただけるなとちょっと見直しました。
普通にうまいこの十割の盛りを食べてしまうと皿そばはやはりいろいろと物足りないんですが、まあこういうスタイルも伝統ですし皿蕎麦としては悪くはないかなという感じです。
ここの蕎麦湯は柚子が少しばかり利かせてあるんですけれども、せっかくちょうど良い具合のすっきりした蕎麦湯にこういう手を加えるのが良いのかどうかは好みによるところですかね?
正直それほど期待していなかったんですけれども、これは意外に当たりだったなという感じでした。

おうち

ここはもう見るからに蕎麦屋!という感じの小さな店構えで、どう見ても観光地の店らしくない普通っぽさが逆に新鮮ですよね。
にしんそばなど温かいメニューは何種類かあるようなんですが、冷たいものとしては皿そばだけのようなので、ごく当たり前にこちらを頼んでみました。
面白いのは店内に「おせっかい。食べ方指南」なる張り紙があるんですが、本当なのかどうかこれが(出石での?この店での?)皿そばの食べ方なんだそうです。

一、つゆをお猪口に注ぎつゆの旨味を味わう。
二、まず、そばとつゆだけで、麺を味わう。
三、次に薬味。ねぎ・わさびでさっぱりと。
四、山芋・玉子で、違った美味しさを味わう。
五、最後はそば湯でしめて、ごちそうさま。

まあそれはそれとして、ここの場合皿そばをおかもちに入れて持ってくるのが面白いですよね(ここだけの流儀らしいんですが)。
やや柔らかめの茹で加減(というより、少し伸び気味というべきでしょうか)の蕎麦はさほど印象に残るほどのものでもないんですが、ここの蕎麦つゆが意外に舌に残る味なんですよね。
正直蕎麦つゆとしてはいささか弱いかなと思うのでその意味では今ひとつなんですけれども、純粋に出汁と調味料のバランスという点では非常にいい具合で、これでかけそばにしてみたら結構いいんじゃないかと思わされるものでした。
薬味は鶏卵に山葵などいつものような内容で特に目立つところはないんですが、何も特別なことをしていないごく普通の蕎麦湯は時間帯が良かったのかシンプルにうまくて、この蕎麦つゆの味を楽しむのにはちょうど良いという感じでしたね。

ちょうどかき入れ時ということもあってか、オペレーションはややまわってないようだったんですが、こういうところも蕎麦屋っぽくてまあ悪くもないのかなと思います。
正直なところ皿そば自体はそれほどでもないというところなんですが、逆にこういう当たり前の蕎麦屋というのも物珍しい感じでありなのかなと言うところなんですかね。

南枝(なんし)小人店

こちら出石でも老舗の蕎麦屋「南枝」の支店ということなんですが、よくよく話を聞いてみてびっくり、こちら南枝というのが出石蕎麦の元祖なんだそうですね。
こういうものの元祖というのも怪しいものだと思うところですけれども、例の仙石氏が信州から国替でやってきた時に連れてきた蕎麦職人の第一世代が出石で最初に蕎麦屋を開いたのがこの店の源流なんだと言いますから、あながちホラやデタラメというわけでもないようです。
比較的新しい創りながら見た目は結構雰囲気があり、中は客席もトイレもそれなりに広く団体客にも対応可能という、まさにこうした観光地の店のツボをおさえた造りになっているのはさすが老舗の経験と知恵ということなんでしょうか(ちなみに本店の方はいかにも老舗っぽい店構えのようですね)。

蕎麦のメニューは皿そばのみ、これに鶏卵や山芋といった薬味がついてくるところはごく一般的なスタイルで、蕎麦自体もいかにも出石蕎麦といった風情のやや太打ちの田舎蕎麦風ですね。
やや硬めなこの蕎麦、見た目に似合わずと言っていいほどののど越しのなめらかさで、つながり具合もよくいかにも田舎蕎麦といったこういう蕎麦こそが出石蕎麦本来の持ち味なんでしょうね。
ここの特徴はおそらくこの蕎麦つゆなんですが、蕎麦屋らしい濃厚かつ辛口の蕎麦つゆとこの田舎蕎麦のマッチングはなかなか悪くありません。
一番粉などで細打ちにした良くできた新蕎麦に薬味を使うというのもどうにも抵抗があるんですけれども、こういう強い蕎麦と強い蕎麦つゆであれば出石蕎麦の特徴である濃い薬味も合わせてみるに悪くないという話になってくるのでしょう。
時間がよかったのか蕎麦湯は良い具合に味が出てくる頃合いで、この蕎麦つゆと合わせてみるとなかなか楽しめるかなというところでした。

特に飛び道具もないんですけれども、これはこれで野趣あふれるという感じで悪くないし、こういうものであれば皿蕎麦というのも結構楽しいんじゃないかと思いますね。
しかしこの店で食べてみて改めて思ったことに、やはり皿蕎麦というのは品の良い蕎麦ではなく、あくまでこういう田舎蕎麦であってこそ成立するものなのかという思いを強くしたところでした。

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2009年11月23日 (月)

今日のぐり:「そばの館」&「レストランファーミー@蒜山高原センター」

非常にローカルな話なのですが、先日地方紙にこういう記事が載っていました。

犬が不明児童を発見 出動から3分で /福島(2009年11月12日福島民報)


 行方不明小学生の発見に貢献したとして、福島県会津若松署は11日、会津若松市門田町の県警捜査嘱託犬クヴィレット・フォン・ワカミシンドー号=メス4歳=に署長感謝状を贈った。
 クヴィレット号は1日、市内で所在不明となった児童の捜索に出動。児童の靴のにおいをかいだ場所から100メートルほど離れた住宅街で児童を見つけた。出動から発見まで3分ほど。あまりの素早さに捜査関係者も驚くほどだった。
 感謝状は所有する渡部七郎さん(66)と連名で受けた。会津若松署で行われた贈呈式では渡部さんの左腕につかまって起立するなどかしこまった様子。感謝状を読み上げる小野寺照男署長をじっと見詰める姿に署員から称賛の声が上がった。
 渡部さんは「よくやってくれた。これからも一緒に地域に貢献したい」と喜んだ。

「かしこまりながら、渡部さんとともに感謝状を受けるクヴィレット号」なる写真がなかなかいかしているのですが、これは本当に手を差し出しているということなのでしょうか?
本日はこのクヴィレット・フォン・ワカミシンドー君(って、貴族なんですか?)にならって、ちょっと不思議な動物ネタを取り上げてみましょう。
まずは少し古いですがこちら、21世紀にもなっても世の中やはり広いなと思わされるような新種発見の話題から。

メコン川流域で鳥を食べるカエルなど163の新種発見 (2009年9月30日カラパイア)

 東南アジアを流れるメコン川流域の調査で、鳥類やヤモリを餌にするヒョウ柄のカエルなど新種の動植物が2008年だけで163種類も見つかったとする報告書を、世界自然保護基金(WWF)がこのほど発表したそうなんだ。
(略)
 「Close Encounters(未知との遭遇)」と題された報告書によると、植物100種、魚類28種、は虫類18種、両生類14種、ほ乳類2種、鳥類1種が発見されたそうで、中には、鳥を餌とする歯を持ったカエルや、飛ぶというよりむしろ歩く方が好きな鳥、報告書の題名の元となった宇宙人のような風ぼうを持つヤモリなどがいたという。
メコン川流域では1997以来、1200あまりの新種が見つかっているという。その多くはこの地域にのみ生息する固有種だといい、WWFによると、この地域ほど大型の哺乳類がたくさん見つかった場所はほかにないそうで、まだ未知の部分も多く、生物多様性の観点から見ると、これからも大量の新種の発見があるのではと予測しているのだそうだ。

しかし急ピッチで進む流域の開発や地球温暖化の影響でこうした種が絶滅の危機にさらされているとして、今回発見された全ての新種生物も既に絶滅の危機に瀕しているのだという。

リンク先の多彩な画像を参照いただきたいのですが、特に「牙を持つカエル:コラート・ビッグマウス・フロッグ。アカガエル科の仲間であるこのカエルは、牙を使って獲物を襲う待ち伏せ型の捕食動物である。主に昆虫やほかのカエルを狙うが、羽根混じりの糞(ふん)が見つかったことから鳥も捕食することがわかっている。 」なんてのは何やらどのように食べているのか見てみたいですね。
こうした新種発見の一方で、よく知られた生き物を有効利用という話がこちらです。

デンキウナギで点灯、クリスマスツリー(2009年11月13日読売新聞)

 札幌市厚別区のサンピアザ水族館に、今年もデンキウナギの放電を利用したクリスマスツリーが登場した。

 同館で飼育しているデンキウナギ(体長約1メートル)が、獲物をとる際に放電する性質を利用し、放電すると水槽の中に設けた高さ約70センチのツリーのスイッチが入り、点灯する仕組み。毎年この時期に設置し、訪れる子どもたちの人気を集めている。

 12月25日まで、午前10時半、午後0時半、2時半、4時半の1日4回、餌をやり、デンキウナギの放電を促す。

こちらも「デンキウナギの放電を利用したクリスマスツリー」の写真が掲載されていますけれども、なかなかこれは立派なツリーですよね。
一転して少しばかり別な意味で驚くのが以下の二題の記事なんですが、まずはこちら、ある意味で非常に「らしい」ニュースかなという気もします。

海南でワニ46匹脱走―当局発表「食べてもいいから、捕まえて!」(2009年10月30日サーチナ)

  中国・海南省のウェブサイト「南海網」によると、同省万寧市長豊鎮のワニ飼育場で21日、ワニ46匹が逃げ出した。鎮政府は29日までに、住民に対して「捕獲に協力してほしい。食べてもよい」と発表した。

  飼育場は「ワニ8匹が逃げた」と発表したが、住民の間では「本当に、それだけか」と疑問視する声が広まった。事態を重視した万寧市政府は、「できるかぎり速やかに、すべて捕獲せよ」、「逃げ出した数を、あらためて確認せよ」と命じた。

  飼育場には8049匹のワニがいるはずだった。池の水をくみだして確認したところ、生きているワニが7585匹で、418匹は死んでいた。そのため、逃げたワニは46匹と断定された。

  29日までに飼育場が捕獲したワニは20匹、村民により捕獲・捕殺されたワニは8匹で、現在も18匹が「逃走中」とみられる。

  長豊鎮の呉亜和鎮長によると、日数が経過しているため、ワニが潜んでいる可能性がある場所は相当に広がっている。鎮政府は、ワニを捕獲した住民には200元(30日為替レートで約2660円)の報奨金を支払うことを決めた。さらに、一層の積極性を引き出すため、「ワニを当局に渡す必要はなく、その場で殺してかまわない。その後、自分で処分してよい」として、食べてしまっても、「法的な責任は問わない」と発表した。(編集担当:如月隼人)

ワニを処分させるのに「食べてもいい」と言えば事がうまく運ぶ国というのもなかなかすごいなと思いますけれども、やはりこれも中華料理4000年の歴史ということなんでしょうか?
もう一題、こちらも実際にその場に居合わせればそれは驚くだろうという話です。

「アッ!」公衆トイレで便器のフタを上げると、そこにいたのは・・・(2009年11月13日サーチナ)

  公衆トイレで便器のフタを上げる時、誰しも少しは緊張するのではないだろうか。例えば便器の中にサメがいたら・・・。

  先週8日、米国、サウスカロライナ州ビューフォートの浜辺を歩いた2人の女性は公衆トイレに入った。ひとりの女性がドアを開けるとなんと出くわしてしまったのだ。そう、そこにいるはずのない『サメ』に。女性は「アッ!」と悲鳴を上げるしかなかったという。

このニュースを伝えた女子アナの反応

  発見されたサメは子供のサメで既に死んでいた状態だった。一体誰がこんな悪い悪戯をしたのかまた不明だというが米国メディアは「犯人を捕まえることは難しい」と伝えている。(情報提供:ロケットニュース24)

これはもう、リンク先の画像を見れば状況は一目瞭然なんですが…何でしょうねこの強烈な違和感というものは。
向こうでは水洗トイレに流したワニが下水で成長して…なんて類の恐怖映画もありますけれども、これはさすがに流すにはいささか大きすぎたということなんでしょうか。

今日のぐり:「そばの館」&「レストランファーミー@蒜山高原センター」

ちょうど紅葉が良い季節ですけれども、この時期は蒜山高原も紅葉狩りで休日は人出が多いようで、もう少しすると今度はスキー客が出てくるのですかね。
本日はたまたまこの界隈に立ち寄ったついでに一度蒜山焼きそばなるものを食べてみようかと思ったのですが、この時期蕎麦処の近所を通りかかったならば立ち寄らないわけにはいかないですよね。

そばの館

米子道の蒜山インターを降りてすぐ、道の駅に併設されているのがこちら「蕎麦の館」です。
お向かいの道の駅で野菜を買い込む人々が立ち寄るということなのか、普段も昼食時には結構込むお店ですけれども、休日ということもあってかずいぶんと行列が出来るようなことになっていました。
新そばののぼりを眺めながら待つことしばし、ようやく席についてざるそばを注文。

こちらは以前から少しずつ蕎麦つゆの味が変わってきているなという印象を抱いていたのですが、この日はさらに変化していかにも蕎麦屋らしい蕎麦つゆになったなという味で、以前は少しつゆが弱いかなと思っていましたがこれならば十分合格点をつけられますね。
ところが世の中なかなかうまくいかないもので、この日に限っては肝心の蕎麦が今ひとつ、というよりも、蕎麦つゆが強くなった分蕎麦が負ける感じになってきたということもあるのでしょうか?

新そばらしい香りはあるのですが、いつものしゃっきりした食感もなければ、やたらと溶けかけたような上に切れやすい茹で上がりも今三つというところで、普段を85点以上とすればせいぜいが60点台というところでしょうか。
蕎麦打ちというよりもこれは茹での問題なのかも知れませんけれども、確かにお客が殺到して修羅場っていたのも確かなのでしょうが、もう少し丁寧な仕事ぶりを期待したいところですかね。
例年この時期であればいかにも蕎麦好きらしいお客が一人や二人は喜々として蕎麦をすすっているものなんですけれども、この日はどのお客もただ黙々と蕎麦を腹に収めているといった様子であったのが印象的でしたね。

ま、この日は単純に日が悪かったということなのか(この時期それでは困るんですが)、これは近日中にもう一度きちんとした再検をしておくべきなのでしょうが、残念ながらというべきか幸いにしてというべきか本日の本題はこの店ではありません。

レストランファーミー@蒜山高原センター

蒜山高原と言いますとジンギスカンを中心にいろいろと食べ物屋がありますけれども、おそらく見た目で言うと一番派手なのがこちらではないでしょうか。
とにかく広い広い駐車場に遊園地まで併設、広大なおみやげコーナー(というよりほとんど洋菓子屋モールと化していますが)に併設のレストラン、カフェと、まさに観光客幾らでも来い!状態となっています。
さすがにこの時期の休日ともなりますと朝からお客も結構多いようで、早くも席が埋まってきているレストランでお目当ての蒜山焼きそばと、ついでに特上ラムジンギスカンを試してみました。
ちなみにこちら、お昼時にはどうもサラダバーのサービスがあるようなんですが、ジンギスカンにしろ結構焼き野菜も量がありますから、調子に乗って食べていると割合お腹にこたえるという点には注意が必要です。

本日一番の目的とも言えるのがこの蒜山焼きそばなんですが、味噌を加えた特製のタレと鶏肉を具材に入れた焼きそばということで、最近ホルモンうどんなどと同様に改めて売り出し中のメニューということなんですね。
こういう観光地の焼きそばと言えば大抵はどうでもいいような味のものが出てくるというのが通り相場なんですが、意外にここの蒜山焼きそばは食べ応えがありましたね。/
何やらご飯に味噌汁がついて定食風になっているのは焼きそば的にはどうかとも思うのですが、独特のこくとともにやや酸味があってちょっと不思議なこのタレの味も鶏肉の食感も面白く、また意外にこの麺がぷるぷるかつしこしこした歯ごたえを残したもので悪くありません。
敢えて欲を言えば地元の特産ともいうキャベツももう少ししゃっきりした食感を残して炒め上げておいてくれれば言うことはないのですが、何も知らずに頼んでもこれなら納得できるかなという満足感はあります。

こちらのジンギスカンはもちろんラム肉使用で、これを下味をつけずにそのまま焼いてタレにつけて食べるというスタイル(「後たれジンギスカン」と言うのだそうですが)です。
ラム肉というのは確かにマトンの臭みもなくあっさり食べやすいんですが、こうして食べてみるとやはり乳臭い幼獣の味だなという感じで、これもさっぱりしてうまいと言えばそうなんですが、うま味の深みという点では少し物足りないとは感じるところですね。
こういうあっさりした肉であればわざわざこの濃厚なタレにつけるよりは、さっと塩胡椒くらいで試してみたいかなとも思うのですが、残念ながらテーブル上にはそうした用意はないようで(というより、見事に何もないんですよ)、この点はぜひお店の方でも用意していただければありがたいなと思ってみたりもしたところでした。
ちなみに焼き野菜の方は量もたっぷりある上に地元の食材なのでしょう、さすがに味の濃さは街の安い焼き肉屋などのそれとは比較にならないもので、こちらの方は単なる付け合わせと言う以上になかなか好印象でしたね。

もちろん観光地価格とは言ってもそれなりに量もあり、内容的にもまずまず値段相応に妥当なのではないかなと言う感じですから、これでしたら「高い、まずい、量が少ない」などと不満も抱かないで済むのかなと思われるところではあります。
むしろ問題はあっさりしているとは言ってもこのジンギスカンを食べてしまうとお腹ももちろんですが口もかなり満腹してしまいますから、レストランを出たところで待ちかまえている菓子の大群に立ち向かう気力がかなり萎えてしまうところでしょうかね…

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2009年11月22日 (日)

今日のぐり:出石蕎麦その二「永楽蕎麦」&「手打ち皿そば 如月」

本日はまたもブリネタです。
先日こういう記事を見かけましたが、これはどう解釈すべきなんでしょうか。

庭に落ちていた銃を警察に届けたところ逮捕されてしまった男性。陪審員も有罪の意向/英(2009年11月17日デジタルマガジン)

 イギリスにて、庭に落ちていたゴミ袋の中から見つけたショットガンを警察に届けた男性が、“銃の不法所持”で懲役5年の刑に処される可能性が高いことが明らかになった。
 その男性は元兵士のポール・クラーク氏(27)。今年3月20日、クラーク氏は自分の家の庭の隅にゴミ袋が落ちていることに気付き、調べたところ中にはソードオフ・ショットガンと弾丸のカートリッジが2箱入っていた。
 翌朝、クラーク氏は警察署のチーフに電話し、アポイントメントを求めた。その後、警察署へと赴き、受付でバッグからショットガンを取り出してテーブルに置いたところ、なんとその場で逮捕されてしまったのである。罪状は“銃の不法所持”。
 クラーク氏は、その銃が庭に落ちていたものであること、拾ったものであることを話したが、警察は耳を貸さず、哀れクラーク氏は刑事裁判へ。
 裁判でもクラーク氏は同じ主張をしたが、クラーク氏を逮捕した警察は「普通、銃を見つけたら一切触らずに警察に通報する。彼が話していることは嘘だ」と主張。陪審員も警察の主張に同意しているという。
 裁判を受け持つクリストファー・クリックロウ判事は「これは非常に稀なケースである」としながらも、クラーク氏の主張は通らないと語った。判決は12月11日に言い渡される予定。外国で銃を拾ったときはくれぐれもご注意を。

こういう記事だけを見ますとなにやらよく判らない話だなと思うところですが、善良なる紳士に訪れた類まれなる不幸な偶然の積み重ねというべきなのか、記事に表れない部分に実は意外な真実が隠されているのか、果たしてどちらなんでしょうね?
その答えはブリ気質というものを解明していくことで徐々に明らかになっていくのではないかと思いますけれども、例えばこちらなども素晴らしいほどの偶然が積み重なったと考えるべきか、それとも何かしらの背後事情が隠されているのかは、これは多方面から検討してみなければならないでしょうね。

夢の中で敵にプロレス技、「目覚めたら妻が死亡していた」 英男性(2009年11月20日AFP)

【11月20日 AFP】侵入者と争っている夢を見ていた男性が、寝ている間に誤って妻にプロレス技を掛けて殺害した事件で、被告男性の審理が英国のスウォンジー(Swansea)刑事法院で17日行われた。
 ブライアン・トーマス(Brian Thomas)被告(59)の供述によると、2008年7月に夫妻でキャンピングカーで旅行中、ウェールズのある駐車場に車両を止めて宿泊した。だが、その駐車場に集まって来た若者たちの車両のエンジンの回転音やブレーキ音が騒がしくて眠れなかったため、自分たちのキャンピングカーを別の駐車場に移動させた。その晩、夢の中で駐車場で騒いでいた若者たちとケンカをし、その中の1人にプロレス技の「ヘッドロック」をかけたが、目が覚めた時、技をかけた相手が妻のクリスティーン(Christine)さんだったことが判明。そこで午前3時49分に「妻を自分で殺したらしい」と警察に通報したという。
 睡眠障害を患っている被告は妻を殺害したことは認めているが、心神喪失による無罪を主張している。
 一方、検察側によると、睡眠障害の専門家は「被告は妻を殺害したが、無意識に行動していた」との判断を下したという。検察側は陪審員団に対し「極めて異例なケース」だと述べた上で、有罪評決は求めておらず、心神喪失を理由に無罪評決を受け入れる方針であることを明らかにしている。

国民性ということではプロフェッショナルの世界にもそれが表れてくるものですが、世界に冠たる英国人ともなれば女王陛下の前でも自らのスタイルは崩さないというのがこちらの記事。
しかし率直に申し上げて、この場合のボールペンに何かしら意味があるものなのかどうか疑問なしとしないところなんですが、それ以上に人生唯一の「ボールペンが必要だったのに持っていなかった時」というのは…

英国のお肉屋さん、女王からの勲章授与式でも耳にボールペン(2009年11月08日AFP)

【11月8日 AFP】英ロンドン(London)のバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)で行われた大英帝国勲章の授与式で、耳にボールペンを挟んでエリザベス女王(Queen Elizabeth II)から勲章を授かった男性がいた。英各紙が7日伝えた。
 この男性はウェールズ(Wales)西部のマハンスレス(Machynlleth)で精肉販売業を営むウィリアム・ロイド・ウィリアムズ(William Lloyd Williams)さん(49)。食肉産業への貢献をたたえられ受勲した。 ウィリアムズさんはこれまでも数多くの賞を受けている。
 式典に出席するにあたり帽子を脱ぎエプロンははずしたが、ボールペンだけはどうしても手放せなかったとウィリアムズさんはBBCの取材で語った。「これは肉屋の習性なんです。大工なら鉛筆を持ち歩きますが、私の場合はいつもボールペンです。今まで一度だけ、ボールペンが必要だったのに持っていなかった時がありました。結婚した時でした」
 その日、大英帝国勲章を受けるために宮殿の式典会場に集まっていたおよそ100人のうち30人が、ウィリアムズさんのところへやってきて「耳にボールペンがはさまっていますよ」と教えてくれたという。
「その人たちには『女王さまが七面鳥をご所望になり、肉のサイズを書き取る必要が出てくるかもしれないからですよ』と説明しました」とウィリアムズさんは話している。
 英国紙デーリー・メール(Daily Mail)がウィリアムズさんの話として伝えたところによると、女王はウィリアムズさんのボールペンに気づき、ほほえんでいたという。「私は昔ながらの肉屋の代表として勲章を授かりました。私の知る限り、ボールペンは町の肉屋のシンボルです」とウィリアムズさんは語った。

このあたりですとまだほほえましい話ですむところですが、どこの世界でも陰湿な話というものはあるものですが、特に伝統と格式に彩られたブリ社会ともなればそれも格別というもの。
それでもどのようなストレス下にあろうとも格式を守ろうとするその姿勢もまたプロフェッショナルというべきものではあるんでしょう。

初の女性衛兵にいじめ=頭髪失いかつら着用-ロンドン塔(2009年11月4日時事ドットコム)

 英国を代表する観光名所ロンドン塔で2007年、史上初の女性衛兵に採用され有名になったモイラ・キャメロンさん(44)に対し、同僚男性がねたみからいじめを繰り返しているとして塔の管理団体が内部調査を始めている。英紙サン(電子版)が4日までに伝えた。
 モイラさんはいじめのストレスで頭髪を失い、現在はかつらを着用して勤務を続けている。衛兵は赤と黒の色鮮やかな独特の制服を着て「ビーフイーター」の呼称で観光客に親しまれてきたが、同紙によると、モイラさんの制服を汚すなど陰湿な仕打ちが繰り返されたもよう。

我々の目で見るとノーマル状態でもすでに十二分にあれなブリ的観点から見ても陰湿というくらいですから、これはさぞや…と思わせるような話ではありました。
さて、お次はいささか反社会的な話が二題ですけれども、まずはこちらはなんと評価するべきなんでしょうか、何事にもほどほどにというべきなんでしょうかね?
しかし「声をコントロールしようと努力した」結果の解決法というのが騒音で隣人が眠れないことのないように…というのは、やはりこの感性がブリ的ということなんでしょうか。

【こぼれ話】セックスの時の大声で裁判=まるで殺人のよう-英国(2009年11月11日時事ドットコム)

【ロンドン10日AFP=時事】英国の報道によると、セックスの時に出す声が大きすぎて眠れないなどの迷惑を被っているとして争われている裁判の審理がニューカッスルの裁判所で10日行われ、その声を録音したテープが流された。法廷では、まるで人が殺されているようだとの声も聞かれた。 訴えられているのはスティーブ・カートライトさんと妻のキャロラインさん。隣人のオコーナーさんは、「聞こえてくる声はまるで2人がひどい苦痛で苦しんでいるようで、それはもうひどいもの。寝室のテレビの音をできるだけ大きくしてその声を消している」と証言。また、子供を学校へ連れてゆくためにカートライト家の前を通る女性や郵便配達人からも苦情が寄せられている。 夫妻は法で定められた音量以上の「叫び声」などを上げないように通告を受け、それを守らなかったとして有罪の判決を受けたが、キャロラインさんがこれを不服として控訴した。 この日の法廷では、2人のセックス時の声をオコーナー家で録音した10分間のテープが流された。環境委員の1人からは「非常にヒステリックで騒がしく、まるで女性が殺されているようだ」との声も上がった。 キャロラインさんは、「声をコントロールしようと努力した。枕を使って声を押し殺そうともした。騒音で隣人が眠れないことのないように、午前中にセックスをすることもやってみた」と話している。

そしてもう一題、こちらはまさしく正真正銘、ブリ的紳士の鏡ともいうべき美談なんですが、しかし警察写真の前に立つ自分の写真を送るというのもずいぶんと大した根性なのか、いささか頭のネジがブリ的に歪んでいるというべきなのか、微妙なところですね。
こうして記事になるくらいですから結局逮捕はされたのでしょうけれども、やはりこういう殊勝な心がけに免じて罪一等を減じるということになるのでしょうか?

英国の犯人が手配写真を自ら提供、警察は謝意(2009年11月8日ロイター)

 [ロンドン 7日 ロイター] 英国で住宅強盗の容疑で警察から追われていた男が、警察が捜査のため公開した手配写真が気に入らないとして、地元紙に自ら自身の写真を送り付けた。
 サウスウェールズ警察は、スワンシーで起きた住宅強盗事件で指名手配しているマシュー・メイナード容疑者(23)の写真をメディアに公開。サウスウェールズ・イブニング・ポスト紙にその写真が掲載されたが、メイナード容疑者は、警察車両の前に立つ自分の写真を同紙に送り、同紙がその写真を1面に掲載した。
 警察は「スワンシーの人々は、現在の彼(同容疑者)がどのような風貌(ふうぼう)なのかを知ることができる」とコメント。捜査に協力したとして同容疑者に謝意を表明した。

今日のぐり:出石蕎麦その二「永楽蕎麦」&「手打ち皿そば 如月」

前回に続いてでいし…もとい、出石蕎麦ですが、実はこの出石の街はずれには出石神社というものがあります。
但馬国の一宮とは言っても小振りな国らしい小振りな神社なんですけれども、ここでお祭りしているのが「天日槍(あめのひぼこ)」という人物なんですね。
仮にも神様に人物もないだろうという話ですが、なぜそういう話になるかというと、どうもこの神様(あるいは、そのモデルになった人物)は実在の人物だったんじゃないかとされているからです。

古事記などによればこの人物、もともとは朝鮮半島は新羅の王子であったものが、たまたま良い仲になった女性とささいなことで別れて女性が祖国に帰ってしまった、そのあとを追って国を捨て身分を捨てて日本にやってきて最終的に但馬国に定住し神様となったということで、何やらずいぶんと情熱的な御仁だったんだなと想像させられます。
面白いのは都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)という同じく半島系の王子にも同じように「女性を追って日本にやってきた」という話が伝わっていることで、両者が同じ人物だと考えるのが自然だろうという話ですが、天日槍の系図をたどっていくと数代後に神功皇后(日本書紀では卑弥呼との関連が示唆されている方です)につながっていますから、このあたりは古代史の年代測定上もなかなか重要な部分ですよね。
そもそも天日槍という名前からしていかにも太陽神信仰に直結していそうで仰々しく、単なる一外国人につけるような名前でもなさそうに思えるのですけれども、国を超え身分を超えてひたすら愛に生きた御仁ということで、折からの韓流ブームにも乗って今の時代ならそれなりに受けそうなんで、いっそ誰かドラマ化でもしてみませんかね?(笑)

永楽蕎麦 (えいらくそば)

出石の街中の賑やかなあたりからは少し外れた閑静なあたりにあるこちらのお店は相当な老舗なんだそうですが、観光客向けというより純然たる蕎麦屋という感じなんでしょうかね。
店内に入ると老舗らしく色々と年代がかった楽しいものが飾ってあるのですが、特に感銘を受けたのが彫り物も見事なこちらのテーブルで、なかなか年季の入っているところと言い蕎麦を待つ間に見ていて飽きないものがあります。
蕎麦屋と言っても出石蕎麦の店ですから盛りなんてものはいらないということなのか、メニューは文字通り皿蕎麦だけというあまりに割り切った構成なのは潔くて良いですよね。

他の店に比べてもかなり硬めの食感に特徴があるこちらの蕎麦なんですが、田舎蕎麦風の見た眼に似合わず味、香り、舌触りにのど越しとどれも相当レベルが高いもので、特に新蕎麦ともなりますとまさしく口福香福これに過ぎたるは無しという心持ちになってきます。
蕎麦好きからするとこの時期のこの蕎麦に薬味を薬味を合わせるのはどうよとも感じるのですが、このお店も出石蕎麦らしく鶏卵、山芋、ワサビにネギと一通りの薬味がついてきます(まあ使いませんけれども)。
蕎麦湯は至ってシンプルに甘さ、香りといったものが楽しめるもので、他店と比べるとやや甘口の濃厚なこちらの蕎麦つゆと合わせていただくとこれもなかなかに満足させてくれるものがありますね。

店構えや蕎麦の味に関しては文句なしにおすすめの店ということになるのですが、こちらもやはりオーダーは一人前五枚単位のようで、しかも器から箸まで頼んだ人数分しか出さないというのですから徹底しています(そこまで店員教育を徹底しているのが逆に興味深いな、とも思えるところですが)
良く言えば観光客に媚びない(というより排除している?)老舗のこだわりなんでしょうが、同行者が限界に達してもまだ蕎麦を食い続けたいという食い意地の張った向きにはいささか居心地の悪い店ではありますよね。
別に蕎麦屋に限ったことではありませんけれども、味で勝負と言えば一般的には飲食業に対する褒め言葉ということになっていますが、味と接遇とは相加的ではなく相乗的に顧客満足度に関わると思っている自分らのような人間にすれば、ずいぶんともったいないことをしているなと鼻白むところもあったお店ではありました。

手打ち皿そば 如月(きさらぎ

街の中程にあるこちらのお店、いちばん賑やかなあたりということで近隣にはいかにも観光地っぽいお店も並んでいる中で、なかなかまじめに蕎麦屋しているらしい雰囲気が好ましいお店ですよね。
この界隈ではどこもたいていそうなんでしょうが、こちらもいわゆる盛りに相当するものはなくて単純な冷蕎麦は皿そばだけとなっている一方、逆にこの界隈で少し珍しいのはいろいろとトッピングに工夫した蕎麦系メニューが結構充実しているところで、何かしら街の蕎麦屋さん的な雰囲気もあります。
当然のように皿そばと、温かいメニューからたまたま目に付いた「にしんそば」をオーダーしてみました。

やや太打ちで比較的加水率も高そうな蕎麦に合わせるのは割合シャープな辛口ながらすっきりした味わいの蕎麦つゆですが、新蕎麦らしい風味は十分に楽しめるもののこの緩さ(ま、まさに田舎蕎麦ってことですけれどもね)は蕎麦打ちとしてはやや個人的好みから外れるという感じで、総合的には今一つといったところの評価でしょうか。
付け合わせの薬味は店毎のこだわりがあるところなんですが、こちらはちゃんと丸のままのわさびに山芋、刻みネギにウズラの卵といったところで、鶏卵ではなくウズラであるのはどちらかというとこのあたりでは珍しいのかも知れませんけれども、蕎麦に合わせるにはこちらの方がいいんじゃないかなと個人的には思います。
にしんそばはニシンに合わせるにはもう少し甘辛いのかと思いましたら意外にすっきりした出汁の味でいいんですが、やはりこの店の蕎麦の打ち方に加えて温蕎麦ですからどうもダレてしまいがちで、食感という点ではあまり高い評価は出来ないところで、やはり冷水で締めてから食するべき蕎麦という感じなんですかね。
関係ないですがこの界隈の名物らしい器は店ごとに特徴があるらしくて、あまり飾り気はないんですが白い器と蕎麦との色合いの対比は楽しくていい感じですよね。

そんなこんなで純粋に蕎麦としては旨い不味いとは別にいささか個人的好みから外れてしまうのも確かなのですが、こちら店員さんの仕事ぶりはなかなか丁寧かつ工夫を凝らしたもので好感が持てますね。
この日も開店時間ぎりぎりの微妙な時間帯にも関わらず快く迎え入れてくれましたが、例えば蕎麦湯にはさりげなく柑橘の風味がつけてあったりするのはなかなか普通にはないアイデアで、(柑橘系が苦手な人間としては味の評価はおかせていただくにしても)こういう見えにくいところでのちょっとした工夫は非常によいと思いますね。
また観光地の料理屋と言えば回転を早くしなければお客がさばけないと言うことでどうしても気忙しい空気が漂いがちなものですが、蕎麦湯と一緒に御茶請けのかりんとうが出てくるのは「食後の時間をゆっくり楽しんでいってください」という明確なメッセージ性が感じられて、非常な感銘を受けました。
蕎麦に関しては逆にこういうものが好みという人も多々あるわけですからお客さんの好みで選んでいただけばいい話だと思いますが、こんな田舎にありながら(失礼)なかなか接客業としてはよく気構えの出来ているお店なんだなと思わせるところが相当な好印象でしたので、料理だけでなくこういう部分も込みでの「店の味」なんだなと改めて思うところですけれどもね。

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2009年11月15日 (日)

今日のぐり:出石蕎麦その一「官兵衛」&「近又」

本日はふたたびブリネタを取り上げてみますけれども、先頃こういう調査があったそうです。

「ヒトラーはサッカー代表監督」「日本は核使用国」 英子ども調査(2009年11月7日AFP)

英国の子どもの20人に1人が、第2次世界大戦中のナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)は「サッカーのドイツ代表チームの監督」で、6%が「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は大戦終結の祝賀式典」だと思っているという結果が、最近の調査で明らかになった。

 また5人に1人はヒトラーの右腕だったナチスの宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルス(Joseph Goebbels)と、ナチスから逃れた隠れ家で『アンネの日記(Diary of Anne Frank)』を書いたユダヤ人少女、アンネ・フランク(Anne Frank)との区別がついていなかった

 質問は9~15歳まで2000人の子どもたちを対象に多項選択式で行われ、欧州の多くの国で第1次大戦終結の日とされる11月11日(休戦協定の締結日)を前に発表された。

 今回浮き彫りになったのは、二つの世界大戦について大半の子どもは基本的な知識はもっているものの、なかには少数だが、まったくなにも知らない子どもがいるという点だ。

 ヒトラーに関する質問では、77%の子どもが「ナチスの党首」という回答を選んだが、一方で13.5%が「1650年の重力の発見者」を、7%が「サッカーのドイツ代表監督」を選んだ。

 ゲッベルスについては61%が名前を知っていたが、21%が「屋根裏部屋で日記を書いた有名なユダヤ人」という回答を選び、14%が「第2次大戦開戦時の英国の国防相」を選んだ。

 また85%が「ホロコースト」とは何かを正しく回答した一方で、6%は「第2次世界大戦終結の祝典」という選択肢を選び、70%がアウシュビッツ(Auschwitz)は強制収容所だと正しく認識している一方で、15%は「第2次世界大戦を素材にしたテーマパーク」という回答を選んだ。

 さらに世界で初めて核兵器を使用した国を選ぶ質問でも混乱がみられ、41%が米国と正答した一方で、被爆国であるほうの日本を31%が選んだ。またドイツを選んだ回答も19%あった。

 結果を発表した退役軍人のための慈善団体アースキン(Erskine)のジム・パントン(Jim Panton)少佐は「今回の調査の回答のなかには、衝撃を受けるものも少なくなかった。わが英国の将来を担う子どもたちの歴史学習を支援する必要がある」と語った。

 調査の全結果は同団体のウェブサイトで見ることができる。

まあしかし、他項選択式の設問となりますと知らないことは間違っている選択肢を選ぶしかないわけですから、こればかりは敢えてひねりすぎの選択肢を用意した方も共犯という言い方も出来るでしょう。
この報道を受けてのネットでの反応がこちらですが、さすがブリネタにご執心となれば読者層の見方も少しばかりひねりが利いているようですね。

188 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/11/07(土) 21:50:14 ID:???
>>184

>また85%が「ホロコースト」とは何かを正しく回答した一方で、6%は「第2次世界大戦終結の祝典」という
>選択肢を選び、70%がアウシュビッツ(Auschwitz)は強制収容所だと正しく認識している一方で、
>15%は「第2次世界大戦を素材にしたテーマパーク」という回答を選んだ。

アメリカ人の子どもだったら「やっぱりアメリカ人はバカだなあ」という感想になるけど、
イギリス人の子どもとなると正解を知りつつあえてそう回答したという疑念を払拭できない。

190 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/11/07(土) 21:54:21 ID:???
そうした教育を幼少の頃から積み重ねることで、純真な少年少女たちは日々立派なブリ人へと成長してゆくのです

193 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/11/07(土) 22:10:55 ID:???
どんなに幼くても油断しちゃ駄目だ。ブリの子はブリなのだから。

ちなみにブリは出世魚ですから、稚魚の間はモジャコなどと呼ばれるようですけれどもねって、そんな話でもありませんか(笑)。
さて、これが並みの国であればここまでのネタで済んでいたところなんですが、天下のブリともなるとネタのような話の中に真実が紛れ込んでいる場合がありますから注意が必要です。

ムソリーニは英スパイだった=ファシストに意外な過去(2009年10月14日時事ドットコム)

 英紙ガーディアン(電子版)は14日、第2次大戦中のイタリアの独裁者ムソリーニが一時期、英国のスパイとして働いており、報酬として週100ポンドを受け取っていたと報じた。ケンブリッジ大の歴史家ピーター・マートランド博士の研究で明らかになった。
 同紙によると、第1次大戦末期の1917年秋、革命を受け戦線を離脱したロシアにイタリアが続くことを恐れた英国は、当時ジャーナリストだったムソリーニに接近。報酬を与えムソリーニ編集の伊紙「ポポロディタリア」で戦意高揚の報道を続けさせた。当時の100ポンドは、現在の6000ポンド(約85万円)に相当するという。

まさかとも思えるような話ですけれども、そういうつながりを考えてみますと「ヘタリア」などと揶揄される後のイタリア軍の戦意の低さも納得できない話でもないような?!
しかしこうした伝統はどうやらその後も連綿と続いているらしいというのですから、さすがというべきなんでしょうかね。

サッチャー氏長男が共謀?=赤道ギニアのクーデター未遂事件(2009年11月6日時事ドットコム)

【ロンドン時事】2004年に赤道ギニアで起きたクーデター未遂事件を首謀し、同国で服役していた英国人雇い兵サイモン・マン受刑者がこのほど、恩赦により釈放され、英国に帰国した。サッチャー元英首相の長男マーク・サッチャー氏と「共謀」したと主張するマン氏は、サッチャー氏も裁きを受けるべきだとして捜査協力を申し出ており、サッチャー氏の関与が改めて焦点となっている。
 マン氏は石油利権目当てに赤道ギニアの政権転覆を謀ったとして逮捕され、同国で昨年、禁固34年の判決を受けた。しかし、ヌゲマ大統領は11月初め、「人道的見地」から恩赦を決め、マン氏は4日に帰国。英警察は、事件が英国内で企てられた可能性があるとして同氏から後日事情聴取する構えだ。
 マン氏はサッチャー氏が計画立案や資金調達に関与したとかねてから主張している。帰国後、「サッチャー氏や他の共犯者も裁きに掛けられるよう強く望む。(裁判になった場合)喜んで法廷で証言する」と表明した。
 これに対し、サッチャー氏は友人を通じ、事件への直接の関与を否定。ただ「(必要があれば)捜査に全面協力する」と述べている。

すべてはネタでしたという可能性も十分ある話とも思えますし、実際そうであったのかとも思える話でもありますし、何にしろ彼らに関しては常に予想の最悪を想像しておいて間違いはありません。
そう考えますと、案外皆さんの身近なところにもブリの魔の手が忍び寄っているかも知れないですよね。

今日のぐり:出石蕎麦その一「官兵衛」&「近又」

新蕎麦の季節真っ盛りとなってきました。
今の時代でこそヘルシー健康食などと持て囃され、特にこの時期には全国名産地で色々とイベントまで繰り広げられるようになってきましたけれども、もともとは昔から「蕎麦自慢は自慢にならぬ」「蕎麦の自慢はお里が知れる」なんて言葉がありました。
蕎麦と言えば痩せ地でも育つということで、江戸時代あたりに蕎麦ブームが起こって「粋な食べ物」という認識が定着するまでは飢饉時向けの救荒作物として認識されていた、要するに蕎麦の名産地と言えばろくに米もとれない貧しい地域という意味になってしまうわけですから、これはあまり自慢になることではなかったというのも歴史的事実ではあるのでしょう。
しかし逆に言えば蕎麦の名産地と言えば田舎であるということですから、今のような地方の村おこしが叫ばれる時代にはもってこいの特産品ということも言えるわけですよね。

でいし…もとい、出石蕎麦の歴史と言うのもなかなか面白くて、最近では唐突に漫画の主役になってしまったりして妙に名前が売れてしまった仙石氏が国替で信州からこちらに移ってきた際に彼の地の名物であった蕎麦を蕎麦職人共々こちらに持ってきたということですから、言うなれば作られた名物という言い方も出来るわけです。
蕎麦としての特徴としては小皿に盛って出される「皿蕎麦」という形態を取られていること、一番粉のみでなく全粒を挽き込んだ蕎麦に様々な薬味を絡めて食べることなどが挙げられていますけれども、もちろんこのあたりも店毎にいろいろな工夫をこらしているわけですね。
とにかくこんな小さな田舎町に何十軒もの蕎麦屋が集中している、しかもどの店に入っても外れなくそれぞれにうまいというのですから、まさに蕎麦好きにとっては「地上の楽園とはこのようなところであったか」と恍惚の一時を過ごせるという夢のような土地柄ではあります。

官兵衛
いかにも観光地然とした「お食事とおみやげ」系のお店が建ち並ぶ中で、ここは見るからにストレートな「蕎麦屋」という感じの店構えがかえって異彩を放っていますね。
間口が狭く小さな店に思えるのですが、入ってみると奥に結構広がっていて意外に広いのかという意外感があり、比較的新しいらしい店構えのせいかトイレなども清潔感があってよい印象です。
ここは定番の皿そばの他にいずれも蕎麦粉100%で官兵衛そばと田舎そばというものがあり、これら全部を試してみることにしました。

官兵衛そばというのはこのあたりでは珍しいいわゆる更級系に近いもののようですが、非常にさわやかな新蕎麦らしい甘みが楽しめる一品で、蕎麦好きなら誰でも顔が綻ぼうというものです。
これに対して田舎そばの方はいかにも蕎麦殻までひき込んだという田舎蕎麦らしい外見なのですが、驚いたことにこの粉にしてこのなめらかな食感、この上品な味とは良い意味で期待を裏切られましたね。
この田舎そばは「塩でもどうぞ」と言われたので少し試してみたのですが、昨今こういうのも取り入れている店が結構あるようですし幾らか試してみるのも面白いとは思いますけれども、個人的な好みで言えばこれで蕎麦一枚食えと言われたらちょっとね…というところでしょうか。
皿そばの方はこれらいずれとも違うもののようで少し繋ぎを混ぜているのでしょうか、非常になめらかな舌触りが好印象で、これはこれで十分うまい蕎麦だなと言う感じですね。

薬味で面白いなと思ったのは自分はわさびは使わないのですが、「わさびに砂糖を一匙加えると辛さが引き立つ」ということで実際テーブルの上に砂糖が用意してあって、いろいろと薬味にはこだわるという出石蕎麦の中でもこういう独創的な試みというのはかなり意外性があるなと思いますね。
ひとつ気になったのは開店直後だったので蕎麦湯には全く期待していなかったのですが、出てきたものを見るとどうも蕎麦粉を溶いているのでしょうか、確かにこういうのを出す店も結構ありますけれども、ここまで粉っぽいほどの蕎麦湯というのは本来的な意味からするとどうなんでしょうね?
それと別に文句をつけるというほどのものでもないんですが、ここのお茶のちょっと不自然なくらいの緑色加減は抹茶も入っているのか知りませんが、せっかくの蕎麦に合わせるにはいささか味も香りもきついのかなという印象で、すっきり蕎麦茶でも出してくれればありがたいのにと思わないでもありませんでしたね。

皿蕎麦というのも確かに伝統なんでしょうが、純粋に蕎麦の味から考えると表面積が増えて蕎麦が乾きやすい、その割に底は水がたまってふやけやすいと、純粋に蕎麦の味を楽しみたい人間にはいささか余計なギミックとも思えてしまうものでもあるのですね。
もう少し吸水性の良い皿でも使ってみるなりもう一工夫欲しいなと思われるところなのですが、こちらのように皿蕎麦のみならずちゃんと当たり前に盛られた蕎麦を用意していただいているのはうれしいもので、しかもその蕎麦がなかなかいけると言うのですからありがたいことだと思いますね。
なお、ネットの情報では9時開店のようになっているのですが、実際は10時からの開店なんでしょうか、これは朝一で蕎麦を食いに出かけようという方には少しばかり注意がいるところだと思います。

近又
出石の街中のちょうど中程、古風な時計台(正確には辰鼓楼、と言うのだそうですが)にもほど近い場所にあるこちらは、もともと立ち寄るつもりはなかった員数外のお店なのですが、ちょうど前を通りかかった際にふと感じるものがあって立ち寄らせていただきました。
開店から間もない時間帯らしいのですがなかなか雰囲気のある店構えで、店名はどうも「近江屋又兵衛」に由来するようなんですが、こうした表通り沿いにありがちなことに間口の割に中にはいると結構広いお店らしく、座敷が奥にまで続いています。
料理と言えるのは皿そばだけで、あとはちょっとした飲み物くらいしかないという非常に割り切ったメニュー構成なんですが、こういうのも蕎麦処らしくていいと思いますね。

こちらでは敢えて一番粉をではなく二番粉を使っているらしいのですが、いかにも田舎蕎麦風の色調に反して細打ちに仕上げた蕎麦をしゃっきりと茹で上げているという、少しばかり意表をつく蕎麦ですね。
蕎麦というものは外皮に近いところまで挽き込むほど風味も色合いも強くなっていかにもそれらしく仕立てやすいものですが、実際には製粉作業としては質の落ちる部分をわざわざ混入させるわけですから、技術の劣っていた時代ならいざ知らず今の時代にあっては味や食感などはやはり今ひとつということになりがちです。
ところがこちらの蕎麦は田舎風の野暮ったい味を予想していると意外なほどくどくなくあっさり食べられ、この粉にして食感もなかなか洗練されていると来るのですから、これは一度試してみる価値のある蕎麦だと思いますね。
薬味は大根おろし、ネギ、山芋とろろにワサビ、そして生卵と一式ついてきますが、この丸のままの卵というのもこの界隈の特徴なのでしょう、うずらならまだしも鶏卵って蕎麦にはどうよ?と思うようでも、山芋などと混ぜてみますと案外いい食味のアクセントになるのかも知れません。
蕎麦湯は開店後もう少し時間がたってくるとまた味が出てくるのだと思いますけれども、まさしくストレートな茹で汁という感じで、最近は蕎麦湯の味を追求するあまりいろいろと手を加えてくる店もあるなかで、あくまで蕎麦を中心に厨房を回しているのかなと思わせるような味ですね。

印象的なのは親父さん?がやたらと店内を歩き回っていて、あちこちでお客に話しかけているのが何か少しばかり不思議な光景なのですが、総じて店員さんの愛想はよくこんな田舎にもかかわらず(失礼)それなりにトレーニングされているという印象です。
それだけに開店時間が来ているのに完全に準備が整っていないとか、お客が来ているのに客用スペースで内向きの業務をしているだとか、この店だけのことではないんですけれどもいささかダレて見える部分に目が行きがちではありますよね(広い店内なんですから奥の一角を封鎖してやっていれば誰も不満はないはずなのですが…)。
あと気になったのが、これもこの店だけのことではなくこの界隈では一般的なことのようですが、店内のやり取りでは皿の枚数で通している割には注文は一人前五皿単位でしか受け付けていないようで、これは一体皿単位で数えている意味があるのかないのか微妙な気がします。
まあしかし、何と言うことはなく足を踏み入れた店でもこれだけ食べさせてくれるのですから、これはありがたい話だと蕎麦の神様に感謝しなければならないでしょうね。

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2009年11月 8日 (日)

今日のぐり;「おらんく家本店」

先日こういうニュースを見かけましたが、ちょっとそれはどうなのよという話です。

電柱に登る女、道を塞ぐ裸男(2009年10月12日ココログニュース)

頭に血が上ると何をしでかすかわからない、という人はいつの世にも世界のどこにでもいるようだが、特に広くて人の多い中国ではとんでもない行動に走ってしまう方々のニュースが日常茶飯事として伝えられる。

湖北省武漢市では7日、1人の40代女性が電柱によじ登る騒ぎが発生した。その理由はバクチ好きで家の金をさんざん使い込んだ夫が最近2万元(約 27万円)勝ったにもかかわらず、一銭も女性に渡さなかったことらしい。警官らが必死に説得工作に当たり事なきを得たようだが、あと30センチ登っていたら電線に触れて感電死していただろうとのこと。

やはり7日の午前中、同じく武漢市で中年男性が全裸になって道路に寝転がり道をふさいで騒ぎとなった。こちらは、前日に不動産屋と結んだ借家の賃貸契約を解消しようと談判していたところ交渉が決裂、興奮した男性がいきなり服を脱ぎだし、そのまま飛び出して生まれたままの姿で道路に横たわったという。その後、警官の仲介で契約解消が成立したそうである。

殴られたり刺されたりするよりはマシかもしれない。でも、人様に迷惑をかけるような奇怪な行動は、やっぱり良くない。

まあ…どこの世界にも少しばかり変、と言う人はいるものですけれども、一時の感情で突っ走ってしまうと後々大きなことになってしまうということはよくよく承知しておいた方がよさそうですよね。
今日はそんなちょっと変わり種という人たちの話題を集めてみましたが、まずはこちらの話題からいってみましょう。

改造「走るチェア」で飲酒暴走 男に有罪 米ミネソタ州(2009年10月23日産経新聞)

 いすにエンジンをつけた手製の「走るチェア」で飲酒事故を起こした男に対し、米ミネソタ州の裁判所は23日までに、禁固180日、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。

 男は、デニス・アンダーソン被告(62)。

 地元警察などによると、アンダーソン被告は、いすに芝刈り機のエンジンを装着するなどして「走るチェア」を作製。昨年8月、いすに乗り込み、地元のバーでビールをコップで8、9杯飲んで帰る途中、駐車中の車に衝突する事故を起こした。

 いすにはステレオやカップホルダーもついていたという。(AP)

この問題の「走る椅子」なるものの写真がありまして、いろいろと言いたいことは多々あるのですが、もう少し美的センスが…
ところでこの一件、飲酒運転で事故を起こしたということで有罪判決となったように受け取れる記事なんですが、こういう改造車輛で走ること自体はあちらでは犯罪行為にはならないんでしょうかね?

一方では同じアメリカから日本でも人気の肉体俳優の一人として有名な方が、妙な仕込みをやってしまった?!とちょいとした話題になっているというニュースです。

シュワ知事 公式書簡に隠し文字で怒りの「Fuck You」(2009年11月4日産経新聞)

 米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が議会にあてた書簡が、物議をかもしている。重要案件の扱いをめぐって州議会の対応を批判する内容だが、文面自体は常識的で穏当なもの。ところが、この文章をよーく眺めてみると…。

 シュワルツェネッガー知事は今月7日、州議会に対し、水道や刑務所問題の改革、保健行政に関する重要法案が棚上げされている一方で、緊急を要しないと考える財政改革法案が議決されたことに不快感を表明。同法案に対し、拒否権を発動したことを写真のような文面で議会に通達した。

 知事がこうした文書を出すこと自体が異例というが、それ以上に関係者を仰天させるメッセージが文章中に隠されていた。公式書簡の定型文である書き出しと終わりの2行を除いた、各段落の文頭の文字をつなぎ合わせて縦読みすると、「I Fuck You」となるのだ。

 シュワルツェネッガー知事と州議会との仲の悪さは周知の事実。しかも、この書簡は知事から議会への“抗議文書”だけに、米国で最も忌み嫌われるNGワードで議会を中傷したとの憶測が広まるのも不思議ではない。

 知事報道官は「単なる偶然だ」と弁明しているが、26あるアルファベットのうち特定の8文字が一定の法則で規則正しく並ぶ可能性は天文学的確率。「I」「F」「Y」が、きちんと大文字になっている点も、できすぎの印象だ。

 地元紙の取材に、サクラメント州立大のバーバラ・オコーナ教授(政治学)は「あまりにも辛辣で市民の反感も深いが、この文章を知事自身が作ったかどうかは疑問。ひそかにほくそ笑んでいるスタッフがいるかもしれない」と話している。

これはもう写真を見ていただければ一目瞭然で、どこからどう見ても「縦」ですよねえ…
ちなみにこの一件に関して彼の地の友人に意見を求めましたところ「奴にそんな知性はない」と一刀両断されましたが、そうでなくともこの種の文章は元原稿ならともかく改行などまで知事がいちいち合わせるとも思いがたいですから、誰かしら代筆者がいることは確実なんでしょうね。

さてこちら、ロンドン市長はもしかするとシュワ知事よりも肉体派かも?!というニュースです。

ロンドン市長、夜道で襲われていた女性を救出(2009年11月5日ロイター)

 英ロンドンのジョンソン市長が、金属棒を持った少女らに襲撃されていた女性を、サイクリングの途中で助けていたことが分かった。市長の報道官が4日発表した。

 報道によると、被害にあったのはドキュメンタリー映画制作者のフラニー・アームストロングさんで、3日夜にロンドン北部を歩いていたところ、少女らに襲われたという。

 アームストロングさんは、英ガーディアン紙に「自転車に乗った人が通り過ぎたので、『助けてください』と叫んだ。『ロンドン市長だわ』と言うと、(少女たちは)逃げていった」と語った。

 その後、同市長はアームストロングさんを自宅まで送り届けたという。

 アームストロングさんは、昨年のロンドン市長選挙ではジョンソン氏の対立候補だったリビングストン前市長に投票したが、夜道でトラブルに巻き込まれた時に頼りになるのはジョンソン氏かもしれないとコメント。「輝く自転車に乗った騎士だった」と話している。

「夜道でトラブルに巻き込まれた時に頼りになるのはジョンソン氏かもしれない」というコメントがさすがブリだなという感じですけれども(苦笑)、この市長さんは写真を見るかぎりではごく普通の人のようにも見えますけれどもね。
しかし街を歩いていて少女達に襲われたという状況がどうも想像しにくいんですが、ロンドンではこういうことが一般的なのかと妙な好奇心もそそられるような話です。

最後に控えますのはこちら、いささか品がないお話ではあるのですけれども妙に微笑ましいという、何とも面白い記事です。

暴言連発! ハードコアおばあちゃんがプレイする『Br?tal Legend』(動画あり)(2009年11月4日Kotaku JAPAN)

アメリカはクリーブランド在住のゲーマーおばあちゃん、通称「Old Grandma Hardcore(オールド・グランマ・ハードコア)」。そんなハードコアゲーマーなおばあちゃんが毒吐きまくりで今回プレイしたのはヘヴィーメタル系アクションゲームの『Brütal Legend(ブルータル・レジェンド)』です。

以下、毒舌だけどなぜか憎めない、愛嬌たっぷりのハードコアばあちゃんのプレイ風景をどうぞ。

        *  ハードコアばあちゃん名言集、『Brütal Legend』編

    「おら、死ね! あ~何だよ、二方向から攻撃されてるじゃないか。ファ○ク!」

    「ゲームを始めたときはシンプルなゲームだと思ったけど、ちょっと遊んでみてどんなに複雑か気づいたわ。」

    「ファ○ク・ヘッド! (腐れ脳みそが!)あ゛ッーーー! 飲み物もってきてちょうだい。」

    「子供達が大きくなってヘヴィーメタルを聞いてたときは我慢できなかったわ。今聞いてみると悪くないね、うっふっふ。変だけどね。」

    「はハッ! 奴らに稲妻が撃てるようになった。」

    「(敵に稲妻を浴びせながら)はっはっは! 死にな、雑魚が。」

しゃべり方はまるでやんちゃな若者のようですが、おばあちゃんのブログを管理しているお孫さんによれば、ファ○クの連発は愛嬌をこめて使われているそうです。

お孫さんいわく「今までのどのゲームよりもおばあちゃんが喜ぶと同時にブチ切れるゲームだった、と言ったら嘘になるかな。そんなこと言ったら、今までおばあちゃんが気に入ったゲームすべてがそうだな。でも(ブルータル・レジェンドを)とても気に入ってくれたよ。」とのこと。

いやあどうしましょう!お婆ちゃんマジで熱くなっちゃってますよ!て言うかあだ名までついてるってどうなんですか!
しかし考えてみればもう数十年もすればヲタク世代と言われる人々もそろって高齢者の仲間入りをしていくわけで、これは今までのご老人像というものが全く通用しない時代がやってくるということなんでしょうかね?
何かおそろしいような楽しみなような…

今日のぐり;「おらんく家本店」

高知市内以外にも、大阪や東京にも支店を構えるというそれなりに大きなチェーン店となっているのがこちら「おらんく家」です。
比較的リーズナブルな価格帯の寿司チェーン店でありながら、寿司のみならず各種土佐料理なども結構食べさせるとなかなか好評のようですね。
寿司屋とくればたいていはカウンターで寿司をつまむのですが、この日は座敷で適当に高知っぽい料理を頼んでみることにしました。

さて、高知と言えばこれがなければ始まらないというカツオのたたきですけれども、こちらやや小ぶりなカツオかなと言う感じなんですが、ちゃんとぶっとく厚切りされた(これ重要です!)中に濃厚な血の風味とうま味があってなかなか良い具合ですよね。
こちらでも塩たたきを扱っているのですが、これがなかなか同行者にも好評で、お腹に余裕のある向きには是非ともセットで味わってみていただきたいところです。
ところで今の今までカツオのたたきを巻き込んだ太巻きが土佐巻きだと認識していたのですが、こちらでは珍しく細巻きになっているんですね。
カツオというと厚切りにした身のあのぶりぶりの食感もご馳走の一つと思っているのですが、こうして細巻きにしてみると味もなにかさっぱりしたように感じられて食べやすいのは確かですね。
高知と言えば四万十を始めいろいろと川の幸も名高いところですが、こちら鰻のかばやき、白焼きは養殖の鰻なのかなとも思うのですが、なかなかしっかりした身質のうまい鰻だと思いますね。
白焼きはほっくりした焼き加減が香ばしく酒に合い、蒲焼きはまさに「これで飯食いて~!」状態です(残念ながら寿司屋だけに白飯というのはなさそうですが)。

寿司屋に来て寿司も食わなければ嘘だろうということで、肝心の寿司の方はにぎり一式を注文しましたが、今風に比較的大振りなネタが目立つ一方でなかなかシャリもうまいのは好印象ですね。
ネタなどを見ますとリーズナブルな値段相応で特別高価なものは入っていないんですが、見た目の豪華さよりも実質本意に安くてもうまいものを選んできたという感じでこの選択には好感が持てますね。
鯛なども最上のものと比べればもの凄くうまい鯛というわけではなく普通にうまいというレベルなんですけれども、ともすれば見てくれと食感だけで味も何もないような鯛を出してくる店も多いなかで、ちゃんと味重視で熟成させてきたのは良いことだと思います。
個人的ににぎりの締めに卵というのが定番で、ここの卵は大振りのふんわりと焼き上げてある卵でなかなかうまいと思うのですが、今回気がつきましたことにこの卵の流儀は同じおらんく家の中でも店毎に違うものなんですね。
以前に愛宕店に御邪魔しました時には妙に遊び心のある卵を出してもらいましたけれども、そういった面で言えばやはりカウンターに座った方が職人の腕との対話が楽しめるのかなとも思うところでした。

寿司屋としては価格帯的には回転寿司よりは少し上という程度で格別高い方でもないのですが、絶品とまでは言わないものの普通においしくいただける寿司を庶民的な値段で食べられるというのはありがたいことだと思います。
しかしおらんく家と言えば最近は改装で消えていっているようですが、以前は動く鯨の張りぼて(店外に頭が、店内に尻尾があってそれなりに場所を取るものなんですよね)があったり、改装したらしたで愛宕店のようにやたらと招き猫だらけになってみたりと、この独特の店構えというものは誰のセンスなんでしょうね?
その招き猫の効果か(笑)あまり格式張らずに入りやすく、コストパフォーマンスもそれなりに高い店という感じで、他県人からするとこういう店が当たり前にある土地柄というのは結構うらやましいものなんじゃないかなとも思いますけれどもね。

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2009年11月 3日 (火)

今日のぐり:「三崎漁師物語」

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられるイグ・ノーベル賞というものがありますが、本年は日本人が受賞したというニュースが先頃流れたのは御存知のところかと思います。

日本人研究者が獲得=ふんで生ごみ減量-イグ・ノーベル賞(2009年10月2日時事通信)

 【ニューヨーク時事】奇想天外で人をうならせる研究を表彰するイグ・ノーベル賞の授賞式が1日、米マサチューセッツ州のハーバード大で行われ、パンダのふんから取り出した菌を使って生ごみの大幅な減量に成功した田口文章北里大名誉教授が「生物学賞」を受賞した。日本人が賞を獲得するのは3年連続。
 米メディアによると、田口氏はパンダのふんの中に分解能力の高い菌がいることを発見。家庭生ゴミの90%以上を水と二酸化炭素に分解する技術を確立した。田口氏は中国人研究者2人と共に受賞。
 イグ・ノーベル賞は10部門で構成。思わず笑ってしまう要素も持ちながら、科学や医学に対する興味をそそる秀逸な研究に対し、1991年から賞を贈っている。 

多少詳しい紹介記事がこちらなんですが、どこからどう見ても間違いなく有用かつ真っ当な研究であるのは確かだとしても、どうしてもひっかかるのが受賞の理由でもあるだろう「何故にパンダのふんなのか?」という部分でしょうかね?
田口氏いわく「あんなに消化の悪そうな笹を食べて暮らす動物ですから、腸に笹を分解するなにか特別な菌がいるのではないかと最初に考えた」そうですが、言われてみると確かにそういう考え方もあるかと納得できそうな話ではあるものの、恐らく実用化に至るまでには周囲の無理解にずいぶんと悩まされることもあったのではないかと思います。
本日はそんな「後になってみるとすごいことだったと言われるかも知れないが、どうにも変に見える話」というのを幾つか紹介してみますが、まずはこちら、あからさまに怪しすぎる話題からはじめさせていただきましょう。

【米国】形を変えるスライムのような新型ロボット「ケムボット」、米軍の資金提供で開発される(2009年10月16日Sun)

ただの不格好なスライムではない。この小さな物体ケムボッ<ChemBot>は、最新のロボットテクノロジーだ。
スライムが膨れたり縮んだりしながら床の上を動く様は、凶悪な地球外生命体のようにも見える。

開発したのは技術系企業のiロボット<iRobot>社。ロボットはあらゆる隙間や割れ目に侵入する能力を持つ。
楽しいギミックというだけではない。実はこのスライムの開発には軍が資金提供している。この手のひらサイズのロボットをわずかな空間に入り込めるよう形状を変えさせ、偵察、探索、救助といったミッションを支援させようというものだ。
ロボットの動作の秘密は、「ジャミング<jamming>」と呼ばれる、物質が半流体の状態になったり固体になったりするのを密度の変化によりとらえる手法だ。

ケムボットはケミカル・ロボットを縮めた言葉。物体の外殻は、多数の部分(小室)に分かれており、空気と微粒子が詰められたフレキシブルなシリコン樹脂だ。
空気がなくなると圧力が下がり、空気のあった空間に微粒子がわずかに移動し、小室の固さが変化する。

外殻の下(物体内部)には、液体(圧縮しても密度が変わらない)と、体積を変えられるアクチュエータがある。開発はまだ初期段階だが、宇宙探査、軍事作戦、人体内で動作する医療機器といった分野で応用が期待されている。また地下や海面下の鉱道や洞穴といった厳しい環境での救助ミッションでも役立つと考えられている。

開発プロジェクトには330万ドルの資金が米陸軍研究所及びDARPAから提供されている。

文字にすると何やら意味不明なのですが、これが写真を見るともっと意味不明で、果たしてこれはロボットなのか?と素朴な疑問が湧いてくる話ではあります。
これが動画の方を見ていただきますとさらに疑問がいや増すというものなのですが、最大の疑問は洞窟なりに閉じこめられた時にこんな「救助ロボット」がやってきたとして、果たしてこれを助けだと認識できる人間がどれほどいるのかということではないかという気がしますね(たぶんマイクやカメラの運び役にでもするのでしょうが)。

こちらもものすごく壮大な計画に基づいた非常に素晴らしい実験なんだろうと思うのですが、何故か妙に笑えてしまうのは自分だけでしょうか?

「急募!火星へ行く資質を持つ被験者」、欧州宇宙機関(2009年10月21日AFP)

見ず知らずの人と17か月間、狭いカプセルの中に閉じこめられることを、「快適な時間の過ごし方」と感じられるような人ならば、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が好条件の仕事を提供してくれる可能性がある。

 ESAは、20年後に実施されるかもしれない火星探査ミッションに向けて、地球上でシミュレーション実験を行う。その実験に参加する健康な男女4人を探しているというのだ。

 条件は身長185センチメートル以下で20-50歳、ロシア語か英語を話すことができて、そして狭い空間に長期間監禁されることを興味深い挑戦だと感じられるような人であること。医学や生物学、工学の博士号を持っていればなお良い。現在候補者を募集中だという。ESAが20日、発表した。

 来年にはモスクワ(Moscow)の施設で520日間の予行演習が開始する。すでに同施設で今年、6人を対象として実験が実施されたが、こちらは105日間で終了した。

 550立方メートルのモジュールは、火星への有人宇宙飛行の状態を再現することがねらい。火星の地表への着陸もシミュレートされるという。また、通話の遅延は最大で20分。緊急事態の状況も再現される。

 前回の実験は2年前に募集があり、6人の枠に対し5600人以上が応募した。

 ESAが20日に発表した「求人」によると、追加要員で2人、病気や事故の際の交代要員として2人の計4人を募集する。選抜は、「教育、専門的経験、医学的な適性、社会的習性などに」基づいて実施され、候補者の選抜過程は「本物の宇宙飛行士を選抜する際に用いられるのと同様のものになる」という。

 その時の地球と火星の位置関係にもよるが、火星への有人探査ミッションが実施された場合、往復に約490日間かかり、火星には1か月滞在することになる。

もちろん不愉快で苦痛だけれども我慢は出来るというよりは快適で興味深い挑戦だと感じられるくらいの人の方が適性はあるんだろうと思うのですが、こういう言われ方をすると何かしら変○さんの我慢大会のように聞こえてくるのは気のせいでしょうかね?
やはりそうなのだろうと思えるのは、17ヶ月と言いながらすでに行われた6人での実験が105日間で終了しているということで、やはり相当なストレスになるということなんでしょうか(まあ当然そうなのでしょうけれども)。
こういう話は昔からSFなどでは非常にありふれたネタですから、案外まじめな科学者などよりは引きこもり気味なSFヲタ(失礼)みたいな人の方が「僕はディスプレイさえ眺めていれば何年でも!」って感じの人材が多そうな気もしますけれどもね。

お次はむしろ日本人などがやってもよさそうなことを、はるか欧州で先を越されてしまいそうだという話です。

世界最高層70mの木造ビル計画 オーストリア、20階建て(2009年10月6日47ニュース)

【ウィーン共同】オーストリアの建設会社が20階建て、高さ約70メートルの木造“高層ビル”の建設を計画している。会社側によると、世界で最も高い木造ビルで、同国の工科大学と共同考案した。事前加工した木材を使うプレハブ工法で、工期を大幅に縮めた上、軽さと耐久性を両立できるという。同社は来年にも着工したいと意気込んでいる。

 木造の高層建築では、ロシアや南米ガイアナに高さ40メートルを超す住宅や教会があり、ノルウェーでも16~17階建ての木造ビルが計画されている。

 オーストリアの建設会社「ロームベルク・バウ」によると、鉄鋼など建材価格が高騰する中、価格が安定した木材に着目した。20階建てビルは商業用、住宅用などさまざまな用途を想定。1~2階部分は従来の鉄筋建築だが、上階の本体構造に工場で加工した木材を用いる。

 建物の外枠をロの字形に組み、各階をブロックのように積み重ねていく工法で、耐久性を確保。工期は従来のビルの半分に短縮できるという。

日本の木造建築などを見慣れた目からするといささか残念にも思うのですが、予想写真を見る限りこれはどこまでいっても「ビル」ですよね。
ちなみに木造高層建築といえば、古代の出雲大社本殿は現在の倍の16丈(48m)もの高さがあったとも言われていて、近年それを裏付けるような伝承通りの巨大な柱などの発掘が相次ぎ話題になりましたけれども、一説には大昔にはさらに倍の32丈(およそ96m)の高さがあったとも言います。
出雲大社の方は高すぎて何度も倒壊したと伝えられていて、その結果次第に今のような常識的な高さになっていったとも考えられますけれども、この計画も実現性もさることながら思わぬ蟻の一穴ならぬシロアリのひと囓りから倒壊…なんて不吉なことにはならないようにしていただきたいですね。

さて、最後はブリからのネタを紹介しておきましょう。

全身「丸見え」のスキャナー、英空港で試験運用開始(2009年10月14日AFP)

英イングランド北西部マンチェスター(Manchester)の空港で、セキュリティーチェック用のX線写真撮影装置の試験運用が開始された。体中を触る「わずらわしい」検査を免れる代わりに、性器やボディーピアスのほか、胸に埋め込まれた豊胸バッグまで「丸見え」になってしまうという。同空港当局者が13日明らかにした。

 装置は白黒写真を撮影し、セキュリティー担当者1人がチェックした後、画像は消去される。旅行者はコートや靴を脱いだりベルトをはずす必要がなく、大幅な時間短縮が図れるという。

 新装置に賛成できない旅行者は、従来通りのボディーチェックを選択することができる。

 同空港の顧客担当責任者サラ・バレット(Sarah Barrett)氏は、旅行者の大半は従来の体中を触る検査を「わずらわしい」ものとして好ましくないと感じているとした上で、新装置は着衣をとる面倒もない上に、画像も「いやらしい」とか「ポルノっぽい」ということもなく、「決して画像が保存されることもない」と新装置の利点を強調した。

 同装置は武器や爆発物の機内持ち込みを防ぐために開発されたもので、米国の多数の空港ですでに導入されている。

これに関してはどういう状況であるのかリンク先の画像を参照いただくのが一番判りやすいかと思うのですが…いやまあ、確かにこの画像に関しましては「いやらしい」とか「ポルノっぽい」ということは決してないですけれどもね、ええ…
テロの本場アメリカではすでにかなり導入されているということなんですけれども、もともとこのあたりの危機管理意識の乏しい日本あたりでこういう装置を導入するなんて話になりますとどういう騒ぎになるかと思うような素敵な…いやいや、画期的なハイテク装備ですよね。
ところでこのモデルの方、おそらく不審物を隠し持ってるという設定の被検者なんだと思いますけれども、単なる偶然にしてはあまりに似合いすぎな配役がブリ流のこだわりということなんですかねえ?

今日のぐり:「三崎漁師物語」

道の左右両側は断崖絶壁の彼方に海が広がっているという不思議、そしてどこまでも続く巨大な風車の列、列、列…佐田岬半島と言えば全長50kmにも及ぶという日本で最も長い半島なんだそうですが、その最先端に位置するこちらのお店は、あるいは日本でもっとも「端っこ」に近い飲食店かも知れません(?)
なんとも垢抜けない店構えも、いきなり伊勢エビの大群がお出迎えしてくれる店内も、いかにも観光地に良くあるお食事とおみやげの店という感じのセンスなんですが、三崎漁協直営と聞けばそのセンスにも納得出来るものがあります(かね?)。
正直もう少し見た目にも今風の感性を働かせてもらってもいいかなとも考えないでもないのですが、そういうことを愚痴愚痴言うのも漁師らしくない気もしますし、逆にこういう飾らない方が一般のお客には入りやすいという考え方もありますよね。

こちら一番の売りらしいあわびなどのグリル焼きをメインに据えたセットメニューも色々とあるようなのですが、漁師らしく豪快なのは確かだとしても料理のバリエーション的に今ひとつ訴えなかったので、適当にアラカルトで頼んでみました。
刺身の盛り合わせで一方の主役っぽいのがあわびなんですが、ちゃんと食感とのバランスを考えて薄造りにしてあるのは漁師料理らしくないですかね(苦笑)。
中華料理でアワビと言えば文句なしでうまい!という最高の食材の一つなんですが、あれは手間暇をかけてうま味を引き出した干しあわびだからこそというものなのでしょうか、正直こうして生で食べてもひたすらこりこりした食感があるだけで特別うまいとも何とも…という印象を、残念ながらこの日もぬぐい去ることは出来ませんでした。
個人的に生牡蠣が食べられないというくらいに生の貝類の潮の風味が苦手という人間ですから、このあたりの味の評価は割り引いて考えていただければとも思うのですが、世間ではあわびのお造りと言えば豪華でうまい料理として通っているわけですから、一度ちゃんとしたうまいお造りというのを食べてみたいとは思うところですね(刺身向きのあわびは種類が違うとも聞きますが)。
伊勢エビの方はあわび以上にぷりぷりした食感です、以上という感じで、これだったら別に高い伊勢エビでなくとも…とついつい貧乏性な事を考えてしまいますが、残念ながら伊勢エビとは見た目の豪華さの割に料理するには帯に短したすきに長しな食材なのかなという印象を持ってしまいます。

最初にやや辛口の評価をしましたのはいささか申し訳ないんですが、個人的に今日のお楽しみはこちらのサバ、アジのお造りでして、最近でこそかなりあちらこちらで食べられるようになったサバの刺身ですが、ここ佐田岬突端と言えばちょうど対岸の九州側は関サバ、関アジという天下に名だたるブランドものの産地なんですよね。
何しろ元々海峡部で潮の流れが速い、しかも海底地形が複雑で水流が荒れるからプランクトンが豊富で好漁場になる、ついでに根掛かりしやすいから網でごっそり根こそぎに獲れず地道に釣り上げるしかないと、資源乱獲が言われる中で商業的に漁業をするには不向きな環境であったからこそ良い魚が沢山生き残っているという言い方も出来そうに思います。
となれば同じ場所で魚を釣ってくるこちらも不味いはずがない道理ですが、近ごろではこちらで水揚げした魚も岬(はな)さばなんて名前で売り出し中なんだそうで、これはお試しになりたい向きには高騰する前にお早めにとあらかじめお伝えしておかなければならないでしょうね。
実際に食べてみますともちろんうまいのもうまいんですが、それ以上にとにかく嫌な雑身が全くない純粋なうま味というものはこういうものかと非常に印象的な一品で、生魚は嫌いという人もこの自然にすっと消えていく後味なら文句の付けようがないんじゃないでしょうか?(そんな奴に食わせるものじゃねえ!というお叱りを受けそうですが)
刺身でうまい青魚として有名な魚にサワラがありますけれども、こういうのを食べるとサバとサワラは確かに近縁の魚なんだなと感じますが、ともするとひたすら過剰なほどうま味を押し付けてくるサワラよりも、どこまでも嫌みのないうま味だけが後に残るこちらの方が食べやすい気もします(ま、いささかサワラには飽きているというのもありますけれどもね)。

一方で刺身の定番と言いますか、アジがうまいのは当たり前というくらいに普通に食べているアジの刺身ですが、もちろんこれも文句のつかないアジなんですけれども、こうしてサバと食べ比べてみるといつもうまいうまいと食っているこちらの方がどこか下卑た味にも感じられてくるから不思議ですよね(苦笑)。
それだけサバのインパクトが強かったということなんでしょうが、これはもう素材の勝利というしかないような産地だからこその味ですね。
ついでに主食として産地の定番とも言うべきうに丼を食べてみましたが、さすがに北海道あたりで見るそれと比べるとウニの盛り具合は控えめな感じなんですが、しかしウニの味、タレの味とご飯とのバランスは悪くないですし、実際他のおかずと合わせていただくにはちょうど良い具合でした。
つけあわせに伊勢エビの味噌汁なんですが、汁の味は確かにうまいんですけれども好みから言うと少し味噌が甘口で、そのせいかやや散漫な味になったかなという気がしないでもないですかね?
ちなみにこのエビの身は少し火が通りすぎで硬くなったかなという感じなんですが、伊勢エビってやはり実際に食べる前が一番幸せな食材なのかなという印象をここでも受けたところではありました。

味以外の面でいささかケチを付けさせていただけば、スタッフ不足も確かにあるんでしょうけれども、それを込みで考えてもフロア係はあまりに目の前のことしか見ていないと言うのでしょうか、もうトレイをテーブルに運ぶというその一事しか見えていないような状況なのは少し困りものですね(こういう立地ですとあまり人材セレクションの余地もなさそうですが)。
またあわびなどの焼き物が売りなのも判るのですが、テーブルの上の邪魔なグリルはなんなんだと、豪快に網焼き!が売りならちゃんとテーブル埋め込みのものを用意しておけば済むことなのに、「お前はベルリンの高射砲塔か!」というくらいに異常にかさ高で邪魔なグリルをテーブルの真ん中に載せてるものですから、向こうの人の顔も見えません(ちょっと誇張入ってます)。
とはいえ、こういう場所で外食チェーン店のようなマニュアル通りの接客というのも味気ないものですし、他では食べられないここだけの味という売り物があるのだったら、食べ物屋として大抵のことは許せるかなという気がしないでもないんですけどね(苦笑)。
何にしろ訪問するなら他のお客さんの少ない日程と時間帯で、景色と料理とを合わせてゆったりと楽しまれることをおすすめしておきます。

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