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2020年5月

2020年5月30日 (土)

今日のぐり:「とんかつ椰子」

先日話題になっていたのがこちらのニュースです。

「金日成主席は実はテレポート能力を持っていなかった」と北朝鮮メディアが公式に認める(2020年5月25日GigaZiNE)

北朝鮮には「将軍様は縮地法を使われる」という金正日をたたえる楽曲がありますが、この「縮地法」は、いわゆるテレポーテーションのことを指します。これまで北朝鮮では金正恩氏やその父親である金正日を神格化するために「金一族はテレポーテーションが可能」「金正恩氏は3歳で車を運転していた」「金正日は初めて挑戦したゴルフで38パー以下を記録し5回ホールインワンを決めた」といった都市伝説がメディアを通じて流されてきましたが、北朝鮮を代表するマスメディア・労働新聞が、初めて金一族のテレポーテーション能力を否定したとして話題になっています。

金一族のテレポーテーション能力は「Chukjibop」と呼ばれ、地球を折り畳む(縮める)ことで場所と場所を高速移動し、攻撃者からは消えてしまったかのように見える能力とされています。伝説では、北朝鮮の初代最高指導者だった金日成は大日本帝国の兵士と戦った時にこの技を使い、戦いに勝利したとのこと。
しかし、Radio Free Asiaによると、労働新聞は2020年5月20日付の報道で、「実際には、人は空間を折り畳んで消失したり、再び現れたりすることができません」と記述し、この能力の存在を否定しました。韓国の行政機関である統一部は北朝鮮のプロパガンダに変化が見られることを指摘しました。

2011年に金正恩氏が第3代最高指導者に就任してからというもの、北朝鮮の神話は、より現実味のあるものに変化しているといわれています。「金正恩氏はヨーロッパに留学していたため、西洋の考え方を身に付けており、これまでに行ってきたような神格化やプロパガンダを続ければ、他国が北朝鮮に対して悪い印象を持ち、国民も政府を信じなくなると考えたのでしょう」とKorea Institute of Liberal Democracyは指摘しています。このプロパガンダによって、北朝鮮の人々の士気を上げ、自尊心を促進する目的もあるそうです。
金正恩氏が過去のやり方から脱却しようとしている様子は見られるものの、元統一部副大臣である金亨錫氏は「この報告は、過去の指導者と金正恩氏の間に一線を引くものではありません。単に、金正恩氏は全ての問題を現実的な視点から取り組むべきとみていることを示したものに過ぎません」と述べました。

独裁国家の指導者となれば各方面での逸話盛り盛りと言うことは珍しくない話ですが、これでどれだけ北朝鮮の印象が変わるものかですよね。
本日は健康不安もささやかれる金正恩氏の心身の健康を願って、世界中から意外な経緯で大騒ぎになっていると言うニュースを紹介してみましょう。

どうしてそこに電源ボタンが... 悪意しか感じないキーボードの配列がこちら(2020年5月22日Jタウンネット)

(略)
どうしてこんなところに・・
PrintScreenと押し間違えてPC落ちたぞぉ・・(´Д`) pic.twitter.com/ijnDfgPzAQ
— ジトメ (@ji10me) May 20, 2020

こちらは、ツイッターユーザーのジトメさんが投稿したものだ。
赤い丸でくくられた場所をよく見てほしい。「Power」とある。
なんとジトメさんは「PrintScreen」と、電源をオフにする「Power」のキーを押し間違えてしまったのだ。

ただの押し間違えか、と思った人もいるかもしれない。
しかし、である。お手元にキーボードがある人にお聞きしたいのだが「PrintScreen」キーは、どの辺りにあるだろうか。
筆者のキーボードだと、右上あたりにある。それに「Power」キーなんて、見当たらない。正直「どうしてこんなところに...」と嘆く投稿者の気持ちに頷いてしまった。ジトメさんの投稿を見た他のユーザーも、ツイッターに

「極悪すぎる」
「これはとんでもない罠」
「なんだこのキー配列」
「学生の頃に適当に入手したキーボード配置がまさにそれで、不意のシャットダウンしたことありますあります!」

といった反応を寄せている。
(略)

その状況は元記事の画像を参照いただきたいのですが、電源ボタンをここに配置するならせめてデザインに工夫が欲しいところでしょうか。
こちら少し以前に世界的に大騒ぎになっていた事件ですが、日本ではこんな状況であることに世界が驚いたと言うニュースです。

「第三次世界大戦」各国で相次ぎトレンド入り でも日本1位は「ムック」だった(2020年01月04日J-CASTニュース)

米国によるイラン司令官殺害で、国際的に緊張が高まる中、世界各国のツイッターでは「第三次世界大戦」を指すキーワードが、相次いでトレンドのトップを占めた。
(略)
報道を総合すると現地時間3日、イラン革命防衛隊の実力者として知られるカセム・ソレイマニ司令官が、イラクの首都・バグダッドで空爆を受けて死亡した。米国防総省は、この殺害がドナルド・トランプ大統領の命令によるものだと発表、トランプ氏もソレイマニ氏が米国側への攻撃を計画していたとして、「戦争を止めるため」攻撃を行ったと述べた。
当然、イラン側は強く反発しており、最高指導者アリー・ハメネイ師が「報復」を宣言した。米国もイラクに滞在する国民に国外退避を呼び掛けるとともに、軍の増派を決めるなど、情勢は緊張の度を強めている。

世界各国では、この対立が大規模な軍事衝突、ひいては「第三次世界大戦」につながるのではないか、との不安が強まっている。こうした中で、ツイッターでは第三次世界大戦を指す「WWIII」「worldwar3」などのキーワードが、投稿の多い単語を集計するトレンド欄の上位を占めている。
(略)
一方、日本では時差の関係もあってか、こうした現象の波及がやや遅れた。非公式サービス「jptrend」の集計によると、4日0時時点でのトレンド1位は、3日夜にフジテレビで放映された映画「マスカレード・ホテル」(トレンドとしてはハッシュタグ付きの「マスカレードホテル」)で、2位は「マツコの知らない世界」だった。
その後、4日4時ごろになって「第三次世界大戦」がトレンド入りし、13時過ぎ現在まで10位以内にランクインし続けているが、jptrendによる10分ごとの集計では2位が最高で、1位には現時点で入っていない。この間、1位を占めているのは「#性癖を1つ告白する」「スーパームックモード」「#絶景料理」「#今年GENEと叶えたいこと」など、診断ツールやテレビ番組、アーティストなどに関わるキーワードだった。
特に長期にわたって上位を占めたのは、スマホゲーム「グランブルーファンタジー」のキャンペーンである「スーパームックモード」だ。作品にコラボ登場しているガチャピン・ムックの名を冠した企画だが、緊迫した情勢とのコントラストの大きさにツイッターでは、

「イランとアメリカの対立が第三次世界大戦に発展する可能性があり、日本も知らん顔ではいられなくなるニュースに世界が危惧している中での日本トレンド一位 『スーパームックモード』」
「トレンドに第三次世界大戦がトレンドにありますが、日本ではスーパームックモードがトレンドトップなの大丈夫です」
「第三次世界大戦が始まろうかという時に「スーパームックモード」がトレンド1位の日本Twitter。平和杉内?笑」

といった書き込みが相次いでいる。
(略)

確かに日本国内ではマスコミでもさほど大きく報じられず驚いた記憶がありますが、マスコミ的には別な価値観があったのでしょうかね。
昨今ではいろいろなところでSOSが発せられる機会が多いようですが、こちら中国ではこんなSOS騒動があったそうです。

中国のアパートの窓に「SOS」のサインが 警察が緊急出動する騒動に→結果……(2020年1月6日ゴゴ通信)

昨年末にアパートの窓に「SOS」のバルーンが窓に置かれ、近隣住民がそれに気づき警察に「SOSが出てるわよ」と通報し騒動になった。

中国の貴陽に住む男性がアパートの向かいの窓に「SOS」のバルーンを確認し緊急だと判断し、警察に通報し警察は武装して出動。警察はその家まで行き「ドアを開けるんだ」と要求。
しかし家の所有者が家をあけると「SOS」のバルーンは家の中に飾った「2020」のバルーンだったことがわかった。「2020」が外から見たら反転され「SOS」に見えただけで、また数字のゼロが一個落ちてしまっただけだという。

家主は保育教師で自分が担当した子供達と集まって新年のパーティーを行っていたと説明。
誤解による出動であったが、地元警察と住民は、「近隣住民のために通報ありがとう」とコメントした。

元記事の写真を見ればどう見てもSOSと読めるのですが、何もなく良かったと考えるべきでしょうね。
同じく中国から世界的にも注目されているあの自然災害に対して、別な意味で注目されていると言うのがこちらのニュースです。

パキスタンのバッタ被害対策に中国が10万羽の「アヒル軍」派兵―中国メディア(2020年2月28日レコードチャイナ)

2020年2月27日、中国メディアの観察者網は、パキスタンで発生している蝗害(こうがい=イナゴ・バッタ類による被害)対策で、中国から大量のアヒルを送ることになったと伝えた。
記事は、パキスタン側の必要に基づき、中国政府はバッタ駆除専門家チームを結成してパキスタンにすでに派遣していると紹介。これに続いて「10万羽のアヒルの軍隊が国を代表して出兵することになった」と伝えた。記事によると、この「アヒルの軍隊」は浙江省紹興市のアヒルたちで、「まるでバッタ根絶界における奇才」なのだという。

なぜバッタ被害にアヒルが有効なのだろうか?記事は、バッタの根絶には薬物による方法と生物を用いた方法があるが、環境保護の観点からすると生物を用いたほうがずっと良いと指摘。「薬物はコストが高いうえに農薬が残留する。生物は環境を汚染しないだけでなく、食物連鎖を修復できて一挙両得だ」との専門家の意見を紹介した。
生物を用いた方法には、カエルや他の鳥類もあるが、その中でアヒルが用いられる理由について記事は、「カエルや他の鳥類は指定のエリアでしか任務を行わず、バッタが移動しても追いかけない。すると新たな被災地に改めて投入しなければならず、コストがかかり、生物の種類によっては適さない場所もある」と説明した。
この点、「アヒルやニワトリの作戦能力は優れている」と記事は指摘。中でもアヒルは「群居を好み、管理がニワトリより容易で、生命力、エサを探す能力、耐寒能力に優れ、屋外で生きるのに適している」という。さらに「ニワトリ1匹で1日70匹のバッタを食べられるが、アヒルは200匹以上と約3倍の作戦能力を有している。しかも絨毯方式で食べつくし、サナギも食べてくれる」と専門家は説明している。

このほか、「作戦終了後に退役したアヒルは、現地の食卓に上ってごちそうとなり、経済収入をもたらすことができるとの益もある」と記事は指摘。2000年に新疆ウイグル自治区で発生した蝗害では、浙江省のアヒル10万羽が「派兵」され、バッタを根絶した実績もあると記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)

その後の続報で砂漠地帯でアヒルは適さず、パキスタンへの派遣は誤報であると伝えられていますが、バッタ対アヒルの戦いに全世界が注目したのは事実であるようです。
最後に取り上げるのは今まさに進行中のコロナ騒動に関連して、ロシア発のニュースが大騒ぎになっていると言う事件です。

ロシア人看護婦 防護服が暑すぎて下着に直に着用 SNSで大騒ぎに(2020年5月20日スプートニク)

ロシア西部トゥーラ州の病院の看護婦が下着の上に透明の防護服をつけて勤務したところ、その様子を捉えた写真がSNSで拡散された。ネット上ではこの写真に肯定的なコメントが多く集まったが、それらのコメントがその看護婦の窮状を助けることにはならなかった。上司はその看護婦に口頭で戒告を言い渡したからだ。
地元のニュースサイト「トゥーラ・ニュース」が、この珍妙なニュースを発信。病院の情報筋によると、病院の情報筋によると、感染症病棟の看護婦は、防護服での作業はあまりにも暑いので、服を着ないことに決めたが、防護服の素材が透けてしまうとは思っていなかったという。
病院の情報筋は、その看護婦の格好について病棟の患者たちからクレームは一切出なかったと強調した。同州の厚生省によると、その看護婦は口頭で戒告を受けた。

この写真に寄せられたコメントの多くは看護婦の格好に肯定的で、病棟の患者の回復率を高める可能性もあると書き込んでいる。
「患者からは文句でなかったんでしょう?」コメント欄でユーザーはこの事実に注目し、病院の上司は看護婦に注意するどころか、逆にお菓子を与えるべきだと訴えた。
「給料を追加してやらなきゃ。男どもは10歳若返り、そもそもなんで入院しているのか忘れたんだからさ」
「もし患者に回復する傾向が見られるなら、(医療従事者全員に服を着用しないよう)義務付けなきゃ」
「彼女は集中治療室で働くべき」

一方で、看護婦に対して批判的なコメントを読んだユーザーは次のように反応している。
「ゴミ袋に頭を通すための穴を開けて、被ってテープで止めてみてください。防護服を着たらどうなるか、実感できるでしょう。そして着たまましばらく歩いてみてください」
「防護服は着てた。ということは全てのルールを守っているじゃないか。防護服の下をどうするかは医療従事者が決めることだ。もっと暗い色の生地で防護服を作ってほしい!女性はいつだって女性らしくあろうとして、どんなものにもエレガントさを追求するものなんだから!!!」

状況は元記事の画像で一目瞭然なのですが、これが通用してしまうところがおそロシアと言うことなのでしょうか。
ネット上ではむしろ患者の回復を助けると言う声が多数派のようですが、残念ながら後に続く者はいなかったようです。

今日のぐり:「とんかつ椰子」

倉敷市街地の一角で長年営業されているお店がこちらですが、久しく以前に代替わりして味もかなり変わったものの変わらず地域で人気のようです。
もともととんかつなど揚げ物中心のお店ですが、今ではセットメニューなどもグリル系が多くなってきていて、町の洋食屋と言うべきスタイルに落ち着いたようですね。

今回頼んで見たのがロースカツ定食で、一番ベーシックないわゆるトンカツ定食と言われるものです。
とんかつ自体は肉の厚みや衣のパン粉など、昨今のとんかつ専門店のものと違って昔ながらのとんかつと言う感じで、付け合わせもスパゲッティなどそれらしいものです。
ちなみに以前訪れた時に少し過剰に感じたソースの酸味が減っているようで、昔の味を少し思い出させるマイルドなものになってきた気がします。
定食としてご飯に合わせるならこちらの方が好きですが、そのご飯の味は昔よりずいぶんと普通になっていて、全体にお値段を考えると納得出来る内容と思いますね。

お店の繁盛に比べて慢性的にフロアの人手不足があるようで、今回もおばちゃんが一人だけで切り盛りしているのですが大変そうでしたね。
ただ忙しい中でもベテランらしく意外と細かく気を使っていて、お客さんも好意的におとなしく待っていると言うのは地元に長年定着する老舗らしい光景でしょうか。
なおずいぶん前に改装して店内の内装は小綺麗になりましたが、トイレなど設備面は基本的に昔からそのままのようで、足腰の弱い人には少し注意が必要ですね。

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2020年5月26日 (火)

コロナ騒動で医療の世界も収入源の問題が

コロナ騒動で医療現場も受診抑制が起こっている中、先日こんなニュースが出ていました。

コロナ重症者の受け入れ、診療報酬3倍に 厚労省方針(2020年5月24日朝日新聞)

 厚生労働省は、新型コロナウイルスの重症者の入院治療をした病院を対象に、収入となる診療報酬を通常時の3倍にする方向で調整に入った。新型コロナ感染者を受け入れた病院の経営が急激に悪化しているため、4月に報酬を倍増させた特別対応を強化して感染の再拡大に備える。

 新型コロナは指定感染症のため、入院料について患者の自己負担は発生しない。厚労省は月内に中央社会保険医療協議会を開き、重症者を受け入れる集中治療室(ICU)の入院料を通常時の3倍となる1日24万~42万円に引き上げるといった案を示すことを検討している。

 すでに4月18日からICU入院料を通常時の2倍にするとともに、重症者以外の新型コロナ患者を治療した病院への報酬も上積みする対応をとった。ただ、今月に入り、病院団体がコロナ感染者を受け入れる病院の4月の平均利益率が10%を超える赤字に転落したとの調査結果を発表。重症患者の治療に人手がかかるうえ、院内感染を防ぐために受け入れ患者の数を減らしたことが収入減につながっており、報酬をさらに上乗せすることにした。(久永隆一)

患者側の自粛と医療機関側の受診抑制の双方が相まって、昨今どこの医療機関でも収入が大幅に落ち込んでいると聞きますが、これに対して感染防御対策などでコストは今まで以上にかかっていると言えます。
コロナ患者を診療しているか否かに関わらずこれらの問題は共通で起こっていることで、今回のようにICU入院料だけを引き上げても意味がないと言う指摘も少なからず出ているのは当然と言えば当然でしょう。
ただ世間的にはコロナ騒動の影響で収入が激減した、職を失ったと言う人も全く珍しくない中で、医療現場にだけ無制限に公費を投入できる状況にもないこともまた認めるしかないところではありますね。
国が意図的に残したい医療を重点的に救済しているのか、それとも単にイメージだけで適当に対策を講じているのか現時点では不明ですが、その影響はコロナ以降に顕在化するだろうと言う予測もあります。

コロナの影響と言えば医療現場の人材流動性が非常に活発化しているとも言えますが、早い話が感染リスクが高いのに待遇面で報われることが少ないと言った、割に合わない現場からの逃散だとも言えますね。
ただ前述のようにコロナ騒動でどこの医療機関でも収入激減に見舞われており、今の段階で転職先を探そうとしてもなかなか好物件が見当たらない可能性が高く、悩みながら勤務を続けている人も多いようです。
他方で非常に弱い立場であるが故に過度のリスクを背負い込まされながら働かされている人達もいて、その代表格として昨今取り上げられるのが大学院生などいわゆる無給医の立場にある方々です。

大学院生医師、動員に困惑 不安定な立場、収入ゼロも コロナの医療従事者(2020年5月18日共同通信)

 感染したら無収入になってしまうのでは―。大学病院で新型コロナウイルスと闘う大学院生の医師たちが、不安を抱えながら最前線に動員されている。現場を支える一員でありながら、都合の良い労働力として扱われることもある不安定な立場。労災が認められるかどうかも分からず、支援を訴える声が上がる。

 ▽「非常時だから」

 院生の多くは研修医を経て博士課程に進んだ30代。学費を支払い大学院に通いつつ、複数の病院でのパート勤務やアルバイトで生計を立てており、感染すれば収入が一気に絶たれる可能性がある。
 大阪大病院でパート医師として勤務する30代男性の院生によると、院生たちは発熱がある患者の診察や、PCR検査の検体採取に駆り出されており、感染リスクは高い。子育て中の人もいて「家族への感染や一家の大黒柱としての収入がなくなることに危機感を持つ同僚は多い」と話す。

 厚生労働省は4月下旬、業務中に感染した医療従事者については原則、労災を認定する方針を明らかにした。だが男性は「複数の病院で勤務しており、どこで感染したか特定できないのではないか。仮に労災が認められても、一つ一つの病院からの収入は少ないため、生活の足しにはならない」と悲観的だ。
 懸念を抱えたまま、男性らは病院から新型コロナ患者専用の病棟勤務を求められている。男性によると、院生の大半は週5~20時間労働で契約しているため、病棟勤務となれば契約を大幅に超過する見込みだ。
 残業代を申請しても無給の時間が発生する恐れがあり、他の院生と共に契約時間の拡大などを病院側に求めたが「非常時だから」と断られたという。

 ▽行政に支援要請を

 労働実態がありながら給料が支払われない「無給医」問題に詳しい荒木優子(あらき・ゆうこ)弁護士(第二東京弁護士会)は、大学病院では院生の診療が労働と扱われず給与や補償が不十分な場合があると指摘。感染拡大防止のため、大学病院からバイトを禁止されて新型コロナの診療に専従させられるケースも出ているという。
 「特別手当を支給しなければ、生活不安から大学を辞めてしまう院生も出てくる。そうなれば、病院の医療態勢にも影響する」と話す。
 大阪大病院は、院生を含め新型コロナの診療従事者に1日当たり4千円の特別手当の新設を急いでいるが、一般患者の受け入れや手術数を制限したため病院全体の収入が減っており、総務課の担当者は「不安解消に対応しきれていない面はある」と認める。
 荒木弁護士は「労働実態に見合った補償を受けられるようにするのは、病院として最低限の措置だ。予算面で難しい場合は行政に積極的に支援を求める必要がある」としている。

しかし1日4000円とはふざけているのかと思うような話ですが、それすらも支払われない方々も大勢いらっしゃるようで、「非常時だから」などと言う言い訳に至っては意味不明としか言い様がありません。
嫌なら辞めろと言うご意見も少なくないのですが、そもそも無給医などが発生する理由として学位などをネタに弱い立場を強いられていると言う前提があるので、これもパワハラ、アカハラの類とも言えるかも知れません。
問題なのは国としては先の記事のように診療報酬などで一定の手当をする意思はあるのでしょうが、それはあくまでも施設に対して支払われるもので、現場で苦労しているスタッフの手に渡る保証がないと言うことです。
特に医療の場合ガチガチの皆保険制度に縛られている以上この根管部分を易々と改めることは出来ず、実質タダで使いつぶせる労働力を手に入れられるのですから病院としても止められないのは当然ですね。

こうした状況を打開する方法論として何があるのかで、一例としてはスタッフにきちんと還元された場合のみ施設に割り増し報酬を支払うと言うシステムですが、確認がきちんと出来るのかどうかです。
医師の場合はドクターフィーを認めて働いた分だけ収入も得られるようにする方法もありますが、日医あたりが断固ドクターフィー導入に反対していることを考えると、何かしら名目は改める必要があるでしょうね。
金銭的な見返りもさることながら、こうした強制的動員によって感染した場合収入の道を絶たれいることが最大の問題で、万一の感染時の保証制度こそ最も急ぐべき対策と言えるかも知れません。
とは言えこうした保証なども含めてきちんとシステムを整備してくれるような施設なら最初から問題は少ないはずなので、こうした逆境でこそ勤務先としての各施設の信頼性があからさまになっているとも言えますね。

 

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2020年5月24日 (日)

今日のぐり:「桃山亭 マスカット店」

先日こういう記事が出ていましたが、全国的に沖縄に関する妄想が暴走気味であるようです。

先輩「私の妹になって」後輩「はい...」 沖縄の学校文化「姉妹制度」に妄想が止まらない(2020年5月15日Jタウンネット)

(略)
ツイッターユーザーのえすえす(@wodsum)さんは2020年5月12日、沖縄の学校で行われている「姉妹制度」を漫画にして投稿した。
漫画によれば、姉妹制度は「姉」となる上級生が「妹」にしたい下級生を得案で申し込み、OKが出れば文通したりブリクラを撮ったりして仲良くするというもの。
妹分がいることは「イケてる女子」の象徴のようなもので、彼氏がいることよりも妹の存在がステータスになっているのだという。

漫画では「姉妹制度なんてくだらない!」と言っていた女子が、先輩に申し込まれ妹分になる様を描いている。手紙で呼び出され、「よかったら文通してくれない?」とお願いされる様子は、どこか甘酸っぱいものがある。
えすえすさんの投稿は14日夕方時点で2万件以上リツイートされ、大きな反響を呼んでいる。
(略)
姉妹制度は漫画にもあるように、基本的には姉の方から手紙や呼び出しなどで申し込む。姉妹が成立した後は文通や休日に遊びに行くなど、友人とそう変わらない関係だ。
姉妹制度はすべての人がやっているわけではなく、クラスでも目立つタイプの「イケてる女子」が多いという。彼女たちが好みの女子を妹にするわけだが、どんなタイプが人気なのだろうか。えすえすさんに聞いてみると、
「人気の特徴はわかりませんが、吹奏楽部のおしゃれでリーダー格の子たちはみんな姉分がいましたね。私の学校は吹奏楽部では姉妹分が禁止されていましたが、影でこっそり文通のやりとりをして楽しんでいたみたいです」
(略)

特に女子校特有の文化と言う訳でもないそうですが、何故か男女の組み合わせはあっても男同士と言う組み合わせはなかったそうです。
本日は沖縄の伝統文化の末永い発展を願って、世界中から想像力を刺激するをキーワードにニュースを紹介してみましょう。

車運転してカリフォルニア目指した5歳児、ランボルギーニ乗車の夢かなう(2020年5月7日CNN)

(CNN) 高級車のランボルギーニが欲しくて両親の車を運転し、幹線道路を走行しているところを警察に見つかった5歳の男の子。この話を知った地元の実業家の好意で、乗車の夢をかなえることができた。

両親のスポーツ用多目的車(SUV)を運転して一躍有名になったのは、ユタ州オグデンに住むエイドリアン・ザマリッパ君(5)。このニュースを見た地元の実業家ジェレミー・ネベスさんが、ランボルギーニの「ウラカン」にエイドリアン君を乗せようと申し出た。
一家は申し出を受け、エイドリアン君は自宅に戻った翌日の5日、ネベスさんの運転するウラカンで近所を1周した。ただし今回は自分で運転はせず、姉と母のひざの上に交代で座っての乗車だった。

姉のシドニー・エストラーダさん(16)は、「弟は本当にうれしそうだった」「あんなことがあった後だけに、顔を輝かせていた」と話す。
ネベスさんは電子メールでCNNの取材に応じ、「彼を車に乗せることで、夢の実現に少しだけ近づけて、夢はかなうと教えることができた」と述べ、「私もあんな子どもだった」と振り返った。

エイドリアン君は4日、家族が知らないうちに車の鍵を持ち出して両親の車に乗り、自分で運転して州間高速道路を走行していた。発見して停車させた警官に事情を聴かれると、ランボルギーニを買うためカリフォルニア州へ向かうつもりだったと打ち明けた。ポケットの中の所持金は3ドルだった。
エイドリアン君がいなくなった時、両親は仕事中で、姉のシドニーさんが面倒を見ていた。発見されるまでの時間は30分。家族は最悪の事態を恐れた。無事保護されて家族に再会すると泣き出したというエイドリアン君。両親に叱られて、もう二度としないと約束した。

色々と突っ込みどころの多いニュースなのですが、しかし無事ランボルギーニに乗車できて良かったと言うべきでしょうか。
昨今大変な人気だと聞くあのゲームの世界において、妙な方々が騒いでいると言うニュースが出ていました。

動物保護団体PETAが『あつまれ どうぶつの森』の“博物館”に押し寄せフータに抗議。魚たちを解放せよ(2020年5月21日オートマトン)

動物保護団体のPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)が、『あつまれ どうぶつの森』内で抗議活動をしているようだ。同団体は、活動の様子を映した動画をTikTokに投稿し、のちにTwitterでも公開している。このデモ活動は、どうやら博物館のフータに抗議するもの。

動画内では、PETAのTシャツを着たプレイヤーたちが、「水槽を空にせよ」「魚は海のものだ」という看板を立て、抗議している姿が確認できる。複数のプレイヤーがおり、どうやら集団で活動している模様。博物館内に侵入したプレイヤーたちは「水槽を空にせよ!」とメッセージを発しながら走り回り、フータを囲んでいる。フータはわけもわからずきょとんとしている様子。また水槽の前に立ち、「主張」のエモートをしながら、またしても「水槽を空にせよ」と抗議。魚は友達であるとし、解放するように促している。最後には、テキストメッセージにて、フータこそが村人たちに魚を持ってこさせている元凶であり、彼が魚を水槽に閉じ込めていると主張。ハッシュタグ#BlathersIsOverParty(著名人の行き過ぎた行動を咎めるタグ)をつけながら、フータに水槽を空にせよと伝えようと、人々に促している。

ようするに、PETAは魚の保護を訴える活動をしているのだ。魚を捕まえて水槽に入れるのではなく、自然のままにするべきであると。一方で、どこかコミカルさが否めないこの抗議活動。7人のPETA関係者が『あつまれ どうぶつの森』を立ち上げ、ゲーム内でデモ活動をしているというのもなんとも奇妙な話であるが、誰もいない博物館内で騒ぎ散らし、フータに抗議するという内容もどこかファンタジー。そもそもであるが、フータはNPCであり、意見を伝えることはできない。できるとすれば、やたらと虫を見せて嫌がらせすることぐらいである。フータに水槽を空にしてくれと言ったところ、何の意味もないのだ。むしろ、このコメディじみた抗議活動は、PETAの意図するところだろう。
(略)
なおPETAの提唱するハッシュタグ#BlathersIsOverPartyについては、さまざまな投稿が寄せられており、それなりに盛り上がっている模様。PETA自身もこのタグを使いながら、海棲生物たちのあり方を問う抗議ツイートを展開している。ハッシュタグの多くはPETAを皮肉ったり批判する声である。一方で、同愛護団体の『あつまれ どうぶつの森』を介した活動が、さまざまな人の関心を集めているのは確かなようだ。

さすがにネタであろうとは思われるのですけれども、彼らであれば本気でやりかねないと思わせた者勝ち、なのでしょうかね。
日本人は西洋人からは童顔に見られがちで、海外旅行でどうしても成人と認めてもらえず苦労したと言う話は聞きますが、こちらその海外版でしょうか。

年の差夫婦、妻(22)が童顔すぎて夫(49)が少女誘拐で通報される(2020年5月2日テックインサイト)

(略)
米メリーランド州ボルチモアに住むエディ・スミスさん(Eddie Smith、49)と妻のトリーさん(Tory、22)は昨年11月24日にめでたく結婚し、仲睦まじく新婚生活を送っている。

トリーさんは普段、運転手をしているエディさんのトラックに同乗し、少しでも多く一緒の時間を過ごすのだという。トリーさんは「家の中にずっといたら滅入っちゃうので、私はエディの仕事についていくんです。それがたとえ一日中かかる仕事だとしても私達は一緒に家の外で過ごせることが好きなんです」と明かしている。
ところがある日のこと、いつものように夫婦でトラックに乗ってある施設で荷台に荷物を積み込んでいた。そして荷物を積み終わって出発しようとした矢先、突然警察車両が2台やって来て、エディさん達の行く手を阻んだ。

警察官からトラックから降りるよう指示されたエディさんとトリーさんは、困惑しながらも指示通りトラックを降りた。するとトリーさんは警察官から「その男性とはどのような関係ですか?」と問われたという。エディさんが自分の夫であることを告げたトリーさんは、いったい何が起きているのかと警察官に尋ねた。
実は荷物を積んでいる間にトリーさんは施設内でトイレを借りたが、そんなトリーさんを見かけた何者かが10代の少女と勘違いし、しかも「誘拐されたのでは」と思い込んで警察に通報したようだ。トリーさんはすぐに身分証明書を出して、見た目より幼く見えることなどを警察官に説明し誤解を解いた。

当時のことをトリーさんは「夫が10代少女を誘拐したと思っている人がいたことに対して、本当に信じられませんでした。身分証明書を見せて自分の年齢を証明したのですが、警察官も笑っていましたよ」と話している。
(略)

笑い話で済んで良かったですが、小児に対する異常性愛事件の少なくないお国柄だけに周囲も気にはするでしょうね。
最後に取り上げるのはご存じブリから、これも警察沙汰になってしまったと言う事件です。

イギリスで暗黒騎士が公園を徘徊し警察が出動する騒ぎに(2020年5月16日秒刊サンデー)

ナイツといえば、中世ヨーロッパに出てくる馬に乗った騎士ではありますが、さしずめ日本で言えば「武士」とか「お侍」なのでしょうか。そんな騎士がこの現代に突如登場したという、まさにラストサムライのような状況が起きており話題を呼んでおります。しかもかなり暗黒面が強く、ヤバいらしいのです。

中世であれば、カッコいい騎士だったに違いないが、この現代において騎士が登場したところで、単なる物騒な輩にしか見えず、また剣を持っている時点で、銃刀法違反などで即様警察が出動する騒動に。
案の定、こちらのナイツ様は、このような格好で公園を徘徊していたところ、近所の住人に不審がられ、通報。速攻警察がナイツ様を捕まえに来たようです。
しかしこの男、一体何のためにこのような格好をしていたのか。住人に通報されるレベルですので相当ヤバい状況なのかもしれません。

警察出動後、警官はこのナイツ様に武器を置くように命じたところ、素直に応じ、事なきを得たということです。
そして、逮捕に至ることなくその男は開放されたようですが、武器や装備品はすべて「模造品」だったことが発覚。
この男は、医療従事者ジェームズ(31)で妻と息子と暮らしており、休日には騎士のドラマを見るのが楽しみだったということで、この日も公園で息子と騎士のコスプレをして写真撮影を楽しんでいた模様。
警察曰く、ジェームズの格好は、想像以上にリアルにできており、剣は1メートル近くあったということです。
(略)

確かにこれだけの武器を持った不審人物なら通報されて当然ですが、幸い平和的に解決したようで良かったですね。
しかし日本では同種の事件が起こっても案外普通にスルーされるか、野次馬に大受けしてしまいそうですね。

今日のぐり:「桃山亭 マスカット店」

香川県が発祥と言うこちらのお店、昨今良くある讃岐うどんセルフ店で、肉ぶっかけうどんが名物だそうです。
こちら倉敷市東部の中庄地区にあるショッピングモール内の支店ですが、食事時だったせいかかなり人気の様子で行列待ちになっていますね。

以前に岡山の店舗で冷たい肉ぶっかけがちょっとアレだったので、無難に冷おろしぶっかけを頼んでみましたが、讃岐スタイルのぶっかけうどんです。
茹でたてのうどんはきちんと氷水で締められ、硬めで腰も強くいかにも讃岐うどん風のごついうどんです、少し多めに生姜を入れると塩梅がいいですね。
サイドメニューに取ったとり天はクリスピーな食感にほどよい下味、真っ白なれんこん天もまずまずの歯ごたえでいずれも及第と言えるものでした。

うどんも出汁も天ぷらも悪くないし、実際行列待ちが出来るほど人気なのですが、向かいが倉敷ぶっかけの元祖ふるいちの支店と言うのも面白いですね。
岡山の店舗は何度か利用させてもらった記憶があり悪くなかったのですが、こちらの店舗も機会があれば向かいのふるいちと食べ比べてみたいものです。

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2020年5月21日 (木)

コロナPCR検査の精度が低いのは下手だから?

テレビ朝日の玉川徹氏と言えば昨今ではすっかり炎上系電波芸人として名の知られた存在ですが、先日の「土日は行政機関の検査は休み」発言に続いてまたぞろこんな発言で話題になっているようです。

玉川氏「PCR検査の感度は100%」「精度が落ちているのは手技の問題」発言に批判 「技師のせいにするな」の声(2020年5月19日リアルライブ)

 19日放送の『羽鳥慎一のモーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局局員でコメンテーターの玉川徹氏の発言が物議を醸している。
 「番組では改めてPCR検査について着目。現在主流となっているのは鼻の奥の粘液を綿棒で取る方法ですが、唾液を検体に使う体制も始まることが明かされました。すると、玉川氏が『PCRの精度があまりよくないというか、7割ぐらいという話がよく喧伝されてる』としながら、『本当にその中にウイルスがあったらほぼ100%近く感度はあるはず』と、100%判定できると断言したのです」(芸能ライター)

 続けて、同氏はPCR検査の詳細について、「どんどんウイルスの遺伝子を増幅させることで検出している」と説明した上で、「7割ぐらいの精度に落ちているということは、多分に採った場所にいないとか、それから採り方がいま一つうまくなかったとか、そういう手技の部分とか、採る場所に依存している部分が大きいのでは」と推測。つまり、検査技師の技術不足が、PCR検査の失敗をたびたび引き起こしていると主張したのだ。

 例えば、PCR検査を繰り返したところ、最初はPCR陰性だったものの、陽性に変わってしまったり、逆に陽性と判断されたものの、検査で陰性だったというニュースも多く見聞きしている。
(略) 
 だが、検査で陰性と陽性のぎりぎりのところにいる人は、そのぎりぎりのところを無理に読めば、ないものを「ある」と伝えてしまう危険性もはらんでいる。果たして、このPCR論争はいつまで続くのであろうか……?

テレ朝・玉川徹氏、またまた炎上「PCRの精度、手技や取る場所に依存」と発言 元環境相・細野氏「彼の無責任な発言で苦労した」(2020年5月20日夕刊フジ)

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の社員コメンテーター、玉川徹氏の発言が、また炎上している。19日の番組内で、PCR検査の精度について発言したところ、ネット上で「医療従事者への侮辱・冒涜(ぼうとく)だ」などと批判が噴出しているのだ。国会議員からも苦言が呈され、番組スポンサーの商品の不買運動を求める投稿も見られた。
(略)
 京都大学大学院医学研究科非常勤講師で医師の村中璃子氏もツイッターで、《もう見ちゃダメです》と一刀両断した。
 元環境相である細野豪志衆院議員も《玉川徹氏は常にテレビでコメントできる特権的な立場にある。平時は色んな意見があっていいと思うが、有事に専門外の人間が付け焼刃の発言をして現場を混乱させるのは本当に困る。考えてもらった方が良いと思う。東日本大震災後の彼の無責任な発言には本当に苦労した》とツイートした。
(略)
 玉川氏は先月も、東京都のPCR検査をめぐって、「土日の行政検査を休んでいる」という趣旨の発言をして、謝罪している。

 今回の発言をどう見るか。
 医療リスクマネジメントに詳しい内科専門医で中央大大学院教授の真野俊樹氏は「PCR検査は研究現場で使われていたものを臨床に利用した。1~2月ごろは技術面の問題も生じたと考えられるが、現段階では研修を重ねて実施していると考えられる。日本では全自動の機器導入が遅く、感染を起こす可能性は変わらず、慎重にする必要があるので時間がかかっている。個人の腕の差という理由ではないだろう」と指摘した。

玉川氏について聞くところでは大学では農業土木を専攻したものの、元々はバイオテクノロジーに興味があったのだそうですが、臨床検体のPCRについて真っ当な知識はお持ちではないようです。
同氏に関してはすでに同じマスコミ業界人からも「論理の一貫性が欠如している」等の批判が噴出していますが、同番組に限らず他番組でもコロナ関連のねつ造報道が繰り返されている状況は気になりますね。
その背後にあるのが何らかの主義主張であることは容易に想像出来るところですが、こうした事実よりも自らの主張を優先しねつ造も厭わない報道姿勢とは当然批判されてしかるべきものです。
この点では報道の倫理面を担保すべきBPOが機能していないとはかねて指摘されるところですが、あくまで業界団体であり身内に甘く、世間並みの常識が全く通用していないとの批判も根強くあります。

モーニングショーと言う番組は日本のワイドショーの草分けだそうですが、ワイドショーと言うもの自体も事実関係よりも視聴者向けを狙った脚色やねつ造まがいの過度の編集が横行するなどの弊害が指摘されています。
また極めて幅広いテーマを扱うにも関わらず、それぞれのジャンルの専門家ではなく門外漢や素人にばかりコメントさせると言うスタイルから、ともすれば無知に基づく間違った言論が横行しやすいとも言えますね。
この点について製作者側としてはあくまで視聴者と同じ素人目線を優先すると言うロジックのようですが、明らかに事実に反する論調を間違っていると誰も指摘しないまま番組が進行していく状況は異様なものです。
元々特定の主義主張を押し通すために敢えてそうした人選をしているのでは?と思われる事例も少なくないようですが、未だにテレビの言っていることを無批判に信じ込んでしまう視聴者側の姿勢も問われるでしょう。

 

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2020年5月17日 (日)

今日のぐり:「にぼし家」

コロナ対策には各国とも頭を悩ませているところですが、思いがけず成功しつつあるように見えるのがこちらの方法です。

「大人も子供も怖がって外に出ない」幽霊作戦で住民の外出抑制に成功した村(インドネシア)(2020年4月27日テックインサイト)

インドネシアでは3月初旬の段階で新型コロナウイルスの感染者が確認されておらず「神の力だ」と崇める声も出ていたが、世界中の医療関係者からはPCR検査の実施数の低さが指摘されていた。その後、新型コロナウイルスは急速に拡散し、4月27日現在でインドネシア全土の感染者数は9,096人、死者は765人となった。そんな中、インドネシアのジャワ島ケプー村の一風変わった外出規制対策が注目を集めている。

ケプー村に伝承される幽霊「POCONG(ポコン/ポチョン)」に扮したボランティアが夜間パトロールし、幽霊を恐れた人々が自宅から出てくるのを防ぐという方法だ。POCONGは白いシーツのような死に装束に身を包まれ、頭と首回り、足を縛られた幽霊で、成仏できなかった魂が夜な夜な墓地を彷徨うとしてインドネシアではよく知られている。
ケプー村青年団の団長によって地元警察とボランティアの協力のもと4月初旬から始まったこの一風変わった外出規制対策は、瞬く間にソーシャルメディアに拡散され、人々の注目を浴びることとなった。
青年団団長のAnjar Pancaningtyas氏は「まず、僕らは違った形で対策したかった。また不気味で怖いPOCONGで抑止力効果を生み出したかった」と今回の試みについて明かしている。さらにケプー村の村長Priyadi氏は「地元民はいまだに新型コロナウイルスの感染防止に関して十分に理解していない」「彼らはいつも通りの生活を送りたいので、自宅待機の指示に従うのは難しい」と語る。

新型コロナウイルスの脅威への理解の浅い地元村民への外出自粛対策として、シャーマンや呪術、幽霊などへの信仰心の残るこの村では、これはかなり効果的な方法なのかもしれない。
しかし現地取材を行ったメディアは、「当初は人々が興味津々で外に出て、ボランティアが扮するPOCONGを見に行くようになってしまい、逆効果になった」と指摘した。この奇抜な対策がソーシャルメディアを通じて注目を浴びてしまい、むしろ人が集まるようになってしまったというのだ。
ただその後、POCONGを不意打ちで出現(サプライズ・パトロール)させるようにしたところ、「子供も大人もPOCONGを怖がって外を出歩かなくなった」「夜のお祈りで外に出たり、通りでたむろすることもなくなった」と、地元住民はこの幽霊作戦が功を奏するようになったと証言している。また地元モスクで番人を務めるAnjar Panca氏も「この病気の潜在的な致死性を人々に喚起させる意味で効果的だったと思う」と『The Jakarta Post』に語っている。
(略)

過ぎたるは及ばざるが如しと言いますが、ネタがネタでなくなってしまった結果思いがけず奏功したと言うところでしょうか。
本日はケプー村のコロナ対策がうまくいくことを祈念しつつ、世界中からそれは少しやり過ぎたのではと感じるニュースを紹介してみましょう。

「ハチに刺されたら一番痛い部位はどこか?」学生が自分の体で実験(2020年5月3日らばQ)

わざとハチに刺されるなんて無謀にも程がありますが、「ハチに刺されて最も痛い部位」は、興味をそそられるテーマではあります。
大学院生がハチに何度も刺される実験を敢行し、その結果を発表しました。

この実験を試みたきっかけは、マイケル・スミス氏がコーネル大学でミツバチの進化について研究をしていたときのこと。
緩いショートパンツの中にミツバチが入り込み、彼の睾丸が刺されてしまったのです。
その時に「思ったより痛くない」と感じたそうで、「では、どこなら一番痛いのか?」と疑問がわいたそうです。

そこで自ら人体実験を行うことを決意。
38日間にわたり、いろいろな部位25か所を3回ずつ刺して、その痛みを1~10段階評価で表しました。1日の最初と最後に刺すテストも加えたそうです。
その結果、最も痛みが少なかった上位3か所は、頭、脇、足の真ん中の指の先。
最も痛みが大きかった3か所は、鼻(9.0)上唇(8.7)男の急所(7.3)。
特に鼻は電気ショックのように、くしゃみをしたり、鼻を鳴らしたり、鼻が出たり、体中が反応するようです。
(略)
痛みは主観的なので確認もできませんが、とりあえず皮膚の薄い部分は痛いようです。

研究熱心なのはよろしいのですが、科学として考えると再現性の点でいささか疑問符が付く内容だったでしょうか。
こちら動機は判らないでもないものの、科学的知識の欠如が思いがけない結果を招いた悲劇です。

生理を早く終わらせたい姉妹 掃除機で月経血を吸引し病院に同時に搬送される羽目に(2020年2月19日ゴゴ通信)

生理を早く終わらせたいがためにとんでもないことをした姉妹が現れた。

17日ベトナムのメディアによると、生理を早く終わらせたいという理由で掃除機で月経血を吸引した姉妹を紹介した。
事件当時アメリカに在住する23歳の姉と19歳の妹は同じ期間に生理が訪れた。そのときに姉が生理を早く終わらせるアイデアを思いつきそれを実行。
それが掃除機で月経血を吸引するというトンデモアイデアだったのだ。

一定量の月経血が子宮の中に溜まっていると思っていた姉は月経血を吸引するとすぐに生理が終わる物だと思った。
姉は妹にこの方法を薦め実行させ互いに月経血を吸いあった。
しかし大量の血が突然吸い込まれると姉妹は出血によるショックを起こし病院に搬送されたのだ。医師は「とんでもない方法を思いついたものだ。体の考えと理解が不足している」と姉妹の行動を批判。

現在、姉妹は病院で治療を受けて回復に向かっており、当時の行動を後悔しているという。

後悔もしてもらわなければ困りますが、これに懲りて不用意な行動に走らないようにした方が長生き出来そうですね。
こちらお隣中国から、動画を見て頂ければ一目瞭然と言うニュースです。

高級車のボンネットに上り彼氏に飛びついた女性、顔面から落下(2020年1月18日レコードチャイナ)

16日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞は、高級車のボンネットに上り彼氏に飛びついた女性が顔面から落下したと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

2020年1月16日、新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞は、高級車のボンネットに上り彼氏に飛びついた女性が顔面から落下したと伝えた。
報道によると、13日深夜、1組のカップルが車を駐車場に止めた後、女性が男性におんぶしてもらおうと近くに止めてあったアウディR8のボンネットの上に上がり、男性の背中に飛び移った。すると男性はしっかりと立っていなかったのか、女性が飛び移った時に前のめりに倒れ、女性は顔面から地面に落下した。女性は泣き出し、地面を転げまわったという。
頭条新聞の投稿には、その時の様子を映した動画も付されている。これを見た中国のネットユーザーからは「人様の車のボンネットに乗るというのは民度が低いと思う」「なんて危ないんだ。他人の車を踏みつけてけがをしたなら当然の報いだ」「幸福の絶頂の時に悲しい出来事が起きたということか。他人の車の上に乗ったというのはやりすぎ。転んだのは自業自得」などのコメントが寄せられた。
また、「200万元(約3200万円)する車だぞ。なんて肝っ玉が大きいんだ」というユーザーや、「ラブラブなところを見せつけるには代価が必要ということだ」というコメントもあった。(翻訳・編集/山中)

元記事の動画を見る限りでも突っ込みどころが多すぎるのですが、何にしろ重大な事故にならずに済んで良かったと言うべきでしょうか。
最後に取り上げますのがご存知ロシアから、これもおそロシアとしか言いようが無いニュースです。

ロシアで男性がパーティー中の民家に手りゅう弾を投げ込む「うるさかった」(2020年5月11日スプートニク)

ロシア南部スタヴロポリ地方では10日の夜、自宅でにぎやかに誕生日パーティーを行っていた人々に対して男性が手りゅう弾を投げつけ、11人が負傷する事件が発生した。リアノーボスチ通信の取材に対し緊急事態省スタヴロポリ支局が事件の詳細を明らかにした。

緊急事態省によれば、事件は10日にスタヴロポリ地方プリエトクスコム村で発生した。
民家の中庭で誕生日パーティーを行っていたところ、隣人との間で騒音トラブルとなり、激情した男性が自宅の中庭から隣接する近所の中庭に手りゅう弾を投げ込んだという。
事件発生当時、民家の中庭には18人が集まって誕生日パーティーをしている最中だった。これにより11人が負傷し、病院で治療を受けている。11人のうち、3人は重体。

スタヴロポリ地方のウラジーミロフ知事はSNSに投稿し、事件を起こした男性は酒に酔っていたことを明らかにした。事件を起こした男性は身柄を拘束され、取り調べを受けている。

事件を起こした男は酔っていたかも知れませんが、ロシアで酔っていない男も珍しいと言う声もあるようです。
しかし何故そこで手榴弾が出てくるのか判りませんが、これがロシアの日常だと言うことでしょうか。

今日のぐり:「にぼし家」

岡山県は倉敷市西部の玉島地区、新倉敷駅前界隈で行列店として知られているのがこちらのお店です。
屋号通り煮干し風味が後を引く醤油ラーメンが人気ですが、味噌ラーメンなどもなかなか美味しいですよね。

今回はベーシックなラーメンにネギトッピングで頼んで見ましたが、開店早々にも関わらず早くも満席なおはさすがです。
魚の出汁が効いたスープは醤油ダレも頃合いでなかなかうまいと思いますが、麺の茹で加減はもう少し硬めが好きな人もいそうでした。
ネギは小鉢に山盛りで容赦ない盛り具合ですが、このネギをスープと一緒にレンゲで口に運ぶとちょうど良い感じです。
他のトッピングなども今風のラーメン屋らしくしっかりしたもので、お値段もリーズナブルで人気が頷けるラーメンでした。

こちら過去の記憶では訪れる時間帯で結構スープの味が変わるようなのですが、開店間もない昼頃がちょうどいいように思いました。
接遇面も人気店らしく人手は多く元気の良いものですが、現在の客の入りからすると少し店舗や駐車場が手狭に感じられるのは仕方ないでしょうかね。

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2020年5月14日 (木)

コロナウイルスを拡散する人と、コロナデマを拡散する人

コロナウイルス感染症の広がりに絡んで、全国的に馬鹿げた逮捕者が続出しているようです。

また愛知で… 「これコロナ」発言男逮捕、威力業務妨害容疑(2020年5月12日夕刊フジ)

 また愛知県で…。名古屋市中村区のマッサージ店で受付台をたたいて、女性店員らに「これコロナ」と発言して営業を一時不能にしたとして、愛知県警中村署は威力業務妨害の疑いで、同県犬山市の自称自営業、杉山淳容疑者(78)を逮捕した。「このやろうと言って机をたたいたが、コロナとは言っていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は4月7日午後0時5分ごろ、名古屋駅近くの地下街にある同店で、たたいた受付台を指さして、店員2人に「これコロナ」と発言し、店内の消毒作業などをさせた疑い。

 同署によると、杉山容疑者はそのまま立ち去り、行方を捜していた。店から連絡を受けた地下街の管理会社が約1時間後に中村署に通報し、複数の署員が防護服を着て対応に当たった

 県内では、4月に大治町役場で男が女性職員に「俺、コロナ」などと言いながらせきをしたとして同容疑で逮捕されるなど、同様の事件が相次いでおり、県警は「今後も厳正に対処する」とコメントした。

通常であればこの程度の行為は逮捕にまで至らないのかも知れませんが、今回のコロナ騒動の場合多大な経済的実害が生じるのですから民事賠償ものですし、警察としても厳しく対処する方針だと言うことです。
この「俺コロナ」騒動が続発する理由については、馬鹿発見機騒動などと同様に空気を読まないで発せられるジョークの失敗例であるとか、自粛続きのストレスから来る憂さ晴らしであるなど各種考察があるようです。
いずれも少なからず当たっている部分もあるのでしょうが、幸い今のところ日本ではまだ本当のコロナ感染には至っていないとは言え、本人も知らない無症状感染者がいつ加害者になるのか誰にも判りませんね。
日本だけではなく海外でも同様の事例は発生しているようですが、中には単なるジョークではなく実際の感染者が悪意を持って感染させようとするケースもあるようで、先日こんな悲劇が報じられていました。

唾かけられた鉄道職員、新型コロナで死亡 英国(2020年5月13日AFP)

【AFP=時事】英国で、新型コロナウイルスに感染していると主張する男から唾とせきをかけられた鉄道職員の女性が、新型ウイルス感染により死亡した。女性が所属する労働組合が12日、明らかにした。

 この女性はベリー・ムジンガ(Belly Mujinga)さん(47)。運輸従業員労組(TSSA)の発表によると、ロンドンのビクトリア(Victoria)駅で3月22日、同僚と共に被害を受け、2人とも数日後に新型ウイルス感染症を発症した。
 TSSAは「2人はコンコースの切符販売窓口そばにいた際、一般市民の男に襲われ、唾を吐きかけられた。男は2人に向かってせきをし、自分はウイルスに感染していると告げた」と説明している。

 ムジンガさんは体調を崩した後、4月2日に病院に搬送されて人工呼吸器をつけられ、3日後に亡くなったという。ムジンガさんは2000年にコンゴ民主共和国から英国に移住し、夫と11歳の娘がいた。
 衝撃的なこの事件に対しては大きな批判が湧き上がり、英政府も「卑劣」と非難。英鉄道警察(British Transport Police)は、事件の捜査を開始したことを認め、目撃者に情報提供を呼び掛けた。

感染が蔓延している世界各国では公共交通機関の職員にも死亡例が続々と出ており、必要不可欠な社会的インフラ維持に従事する人々の感染リスクの高さが深刻に懸念されているそうです。
ここまで来ると直接的な殺人とまでは言わずとも、意図的な傷害致死と言うしかありませんが、日本においても実際に感染が確認されているにも関わらず敢えて世間に出歩く人々が存在すると報じられています。
無論全く褒められた行為ではないことは当然ですが、他方ではこうした方々に対する過度の誹謗中傷や脅迫的行為なども過激化し、中にはコロナ感染自体への攻撃とも取れる言動もあるようです。
コロナ感染を知りながら感染を広げかねない行動を取ることへの批判と、コロナに感染してしまったこと自体の不運は厳密に区別しなければ、過去のライ病患者やAIDS騒動などと同様の感染者差別につながりかねません。
医療従事者もコロナ感染の高リスクだとして社会的に差別を受けやすい状況になってきているだけに決して他人事ではありませんが、特に根拠のないデマを広げ社会不安を煽ることもウイルスを拡散させることと同等以上に問題と言えますね。

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2020年5月10日 (日)

今日のぐり:「玉松」

数々の猟奇的事件は珍しくないご時世ですが、先日これは怖いと話題になっていたのがこちらのニュースです。

女子大生ら、削いだ足の皮をチーズとしてルームメイトに食べさせ逮捕(2020年04月28日ユルクヤル)

女子大生らが自分たちの足の皮をチーズに見立てルームメイトに食べさせる事件がアメリカであった。

暴行罪で起訴されたのはノースウェスト・アイオワ・コミュニティ大学に通う女子学生、リンジー・アン・カンディフ(20)、カイア・エレイン・カストナー(19)とエリー・トンプソン(20)の3人。
彼女たちはチーズの袋に削ぎ落とした足の皮を混入。何も知らない“4人目のルームメイト“にそれを食べさせた疑いが持たれている。

女子大生3人組は、看護学生だったり優等生名簿に載るような優秀な人物だったようだ。ちなみに被害者については性別も名前も伏せられている。
事件発生から一ヶ月経った今月20日にシェルドン警察署は3人を起訴。仲間内のイタズラか、それともイジメだったのかは分かっていない。

何でしょう、この意味不明さがなんとも言えない不気味さを醸し出しているのでしょうか、何があったにせよびっくりですね。
本日は被害者の心身に悪影響の及ばないことを祈念して、世界中からこれは怖いと思わせるニュースの数々を紹介してみましょう。

ナイジェリアで隕石落下「家100軒が一瞬で吹っ飛ぶ」緊急事態!(2020年4月18日トカナ)

 今年3月28日、アフリカ・ナイジェリア南西部のアクレの村に、轟音と共に直径21メートル、深さ7.8メートルの大きな丸いクレーターが出現した。道路を破壊し、100もの家屋と学校、教会にダメージを与えたこの現象だが、いったい何が起きたというのか。

 地元当局は近くの採石場へ大量のダイナマイトを運搬中のトラックが爆発したのだと状況を説明した。さらにその後、これは単純な爆発事故ではなく、爆破テロであるという言説も聞き伝えられるようにもなった。
 幸いにも死亡者も行方不明者も出てはいないというのだが、爆破テロだとすれば事態はきわめて警戒を要するものになる。しかしながら現場で大規模な爆発があった形跡はないようにも見えた。

 そこでナイジェリアのオバフェミ・アウォロウォ大学の研究チームが現場を詳しく調査したところ、地元当局の当初の説明が否定されることになった。研究チームはこの巨大なクレーターは隕石の衝突によって形成されたものであるとの調査結果を報告したのだ。
 調査チームによれば、小惑星帯(asteroid belt)に属する隕石が地球の大気圏に突入し、この地に43度のアングルから超高速度で地表に激突したという。
 チームはこのクレーターで起こった振動、騒音、地震活動、水質、放射能、岩石や土壌を現地調査した。それによれば、この激突の影響は周囲の半径1kmをカバーしていることが示唆されている。さらに現場近くで火災や何かが燃えたという証拠は見つからず、放射性物質なども検知されなかったということだ。

 爆破テロではなかったことについてはほっと胸を撫でおろすことにはなるが、しかしよく考えてみれば、この隕石が都市部に墜落していたのであれば計り知れない被害をもたらしたのだろう。隕石や小惑星の墜落に対して我々の多くは丸腰ではあるが、こうしたニュースが報じられた機会に、それがいつどこで起こっても不思議ではないことを再認識すべきだろう。

隕石落下のリスクについてはかねて指摘されるところですが、元記事の画像を見る限りでも場所が悪ければ大惨事だっただろうと思いますね。
世界一周が夢という人もいらっしゃるでしょうが、こちら夢破れた方の悲劇的なニュースです。

「世界中を航海したい」 旅に出た中年男性の腐乱死体をヨットで発見(2020年2月3日シラベエ)

夢を叶えたい。その一心で旅に出た男性だが、生きて帰宅することはなかった。夢を追った末の、悲しい最期だった。
まじめに働き続け、ようやく夢だった航海に出た男性。真っ黒に日焼けし笑顔での帰宅を家族は願っていたが、ヨット内で発見された男性は変わり果てた姿になっていた。

英国・ウィルトシャーにてペットと暮らし、窓の清掃員として働いていた男性、マーク・ブレナンさん(42)。
マークさんには大きな夢があり、それは「ヨットで海の旅に出て、世界中を回ること」。あるとき「よし行こう」と決意を固め、ヨットでの移動経験はあまりなかったにも関わらず、ペットを自宅に残してたったひとりで海へと旅立った。
経験は決して豊富ではなかったとはいえ、しばらくは問題なく移動していたもよう。ついにはバルバドス、さらにはグレナダにまで到達し、昨年12月6日にもマークさんの姿が確認された。
しかしその後に音信不通となったため、当局は安否を確認すべく捜索を開始。そしてこのほどジャマイカ沖にてヨットがようやく見つかったが、中で遺体が発見された。
(略)
ネット上ではさまざまな意見が噴出。書き込まれたコメントには「無謀なことをして…」と批判的なものが一部あったが、「夢を叶えようとして命を落としたのだから、それでいい」「ご冥福を祈りたい」などのメッセージが多数。
確かに無謀で危険なチャレンジではあったものの、マークさんは夢だった大冒険を経験し世を去った。生きて帰国できなかったこと、また、多くの人々に心配と迷惑をかける形でチャレンジが終わってしまったことなど、残念でならない点は多い。

無謀ではあるものの本人としては納得なのかも知れませんが、ご家族はいたたまれないところでしょうか。
こちら何があったのかと思うような奇抜な事件ですが、まずは記事から紹介してみましょう。

アルゼンチンで血のように真っ赤に染まった路上 調べてみたところその正体がやべえ!(2020年3月13日ゴゴ通信)

アルゼンチンの首都郊外の路上が血の海かのようになる事故が起きた。

事故が起きたのはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに隣接する地方都市モロン。10日午前、正体不明の爆発音が響いた。
しばらくすると路上にどこからか血のような赤い液体が流れ始めた。瞬く間に路上が血の海のようになり、気持ち悪い臭いがたちこめた。
家の中に逃げ込んだ住民らは吐き気と頭痛を訴え、とある女性は吐き気がしたと語った。また別の女性は「幼い息子がリビングで食べかけだったものを全て吐いてしまった。血の臭いで気持ち悪くなったみたい」と語る。

後になりこの事故の経緯を探ってみると、路上に流れていた赤い液体は本当に血だった。実はこの血の正体はこの町の牛肉加工業者のもので、爆発事故により屠殺(とさつ)した牛の血を保存していたタンクが破壊されてしまったのだという。
タンクから溢れた血の量は約50万リットルで、住民の健康、そして衛生面で心配されている。細菌なども非常に多く今後街中を消毒しても消毒しきれるか心配だという。

まさに血の雨が降ったということですが、もろに浴びてしまった人にとっては大変なトラウマものでしょう。
最後に取り上げるのは昨今話題のコロナ関連の事件ですが、今の時代にもこんなことがあるのかと言うニュースです。

コロナよりも狼男をなんとかして!ロックダウン中のメキシコの町で狼男目撃情報が多発、住民たちがパニック(2020年04月28日カラパイア)

 ちゃんとソーシャル ディスタンスをとっていれば、外出しても安全だと思っている?少なくともメキシコのコイタという町ではそれは通用しないようだ。
 マスクをつけた警官が通りを巡回しているが、それは、出歩いている人間を戒めるためではない。ここ数日、住民を恐怖に陥れている狼男を探しているのだ。住民たちはコロナよりも狼男を恐れているらしい。

 メキシコ、チアパス州南端にある町コイタ。オコソコアウトラと呼ばれることもあるこの町で、狼男目撃情報が増え、地元テレビのニュースや多数メディアにとりあげられ、4月11日前後から、twitterやFacebookにも登場したようだ。
 住民たちは、コロナウィルスよりも、イースターのお祝いを台無しにした得体のしれない狼男のほうを怖れて、警察になんとかしてくれと要請し続けていると、地元メディアは報じている
 地元警察らは狼男を見つけるためにパトロールを行っていたが、なんと、ある警官がバリオ・ヌエボの北東地区の通りをうろついていた、その謎生物を目撃したという話もある。
 地元住民や警察の狼男目撃証言だけでなく、はっきり狼男のものだと特定できない遠吠えや、不鮮明な爪痕写真も寄せられた。
(略)

その正体に関しては諸説あるようですが、本当に狼男やオカルトめいた存在であると本気で信じる人々も少なくないようです。
日本でも同種の恐怖伝説が定期的に広まってきた歴史がありますが、社会不安が高まる中で近い将来また新たな伝説が生まれるのでしょうか。

今日のぐり:「玉松」

岡山市内を中心に何店舗か存在する、いわゆる松系ラーメンの総本山として知られるのがこちらのお店です。
ちなみに大昔に訪れた際と何か違う印象でしたが、どうも旧店舗から隣の建物に移転しているようですね。

ネギラーメンを頼んでみましたが、ネギすくいの穴あきレンゲがつくは親切ですが普通のレンゲでスープと一緒に口にするのも好みです。
麺は老舗らしくデフォルトの状態では少し柔らかめのゆで加減かなと感じますが、なかなか味もしっかりした麺で悪くないですね。
こちらの看板とも言うべき、ほんのり甘さを感じるスープは当時としては非常に印象的なもので、辺鄙な立地ながら大繁盛していた印象があります。
今の時代に改めて食べてみますと、こってりと言うよりあっさり寄りに感じるほどですが、今の目線で見てもなかなか良いスープですね。
ネギの刻み具合もいい頃合いですが、トッピングのチャーシューメンマも意外と悪くなく、全く古くささは感じさせないラーメンでした。
これも名物の大粒のシューマイも食べてみましたが、肉の臭みなどきちんと抑えられていますが特に感銘を受けるものではありませんでした。

しかしこちらでもサイドメニューも増えているし唐揚げもあるのですが、他の松系にあるデミカツ丼は置かないのはこだわりでしょうか。
スタッフはさすがに若い人が多いせいか接遇は今風のマニュアル対応で、このあたりは老舗としてはちょっと残念な気もします。
市街地から遠く離れた田舎なのに、今もどんどんお客が入って繁盛しているのはさすがで、ドライブがてら一度来てみるのもいいですね。

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2020年5月 2日 (土)

今日のぐり:「満天香(まんてんしゃん)南蔵王店」

先日報じられていたのがこちらのニュースです。

【UFC】アンソニー・スミス、自宅侵入者と大格闘「人生で最も厳しい戦いの一つだった」(2020年4月9日イーファイト)

 4月5日、UFC世界ライトヘビー級3位のアンソニー・スミス(アメリカ)は、自宅に侵入した強盗を約5分間の激闘の末警察に引き渡したと、ESPNの取材に答えた。 

 スミスは午前4時、妻の「家の中で男の叫び声が聞こえた」という声で目覚めたという。
 スミスは部屋を出るとコンピューター室にいる不審な男を発見。男は威嚇してきたが、スミスは相手が武器を持っていないか見極めながら、素手素足で男を倒そうとしたと言う。
 スミスの妻は子どもたちと寝室に隠れた。スミスは男を力ずくで押さえつけなければ、妻や娘たち、また同居する義母に危害を加えていたかもしれないと感じたと言う。

 スミスのUFCでの契約体重(ライトヘビー級)は205ポンド(約93キロ)だ。その男は170ポンド(約77キロ)ほどにも関わらず、UFC重量級の上位ランカーであるスミスを5分以上も相手し続けたという。
 スミスは振り返り「普通の人間はあんな戦い方は出来ない。やつは普通の男に見えた。にもかかわらず、相手にするのはとても苦労したぜ。やつは俺のパンチもヒザ蹴りもヒジ打ちも、何もかも受け止めたんだ。あらゆる打撃を食らって、俺と戦い続けたんだぜ?」と驚愕の告白をする。
 警察が到着して、やっと男を取り押さえることが出来た。男の顔はスミスの打撃によってボコボコで、「すまなかった」とスミスに呼びかけた。
(略)
 後の報道によると、この不審者は20代で、高校時代レスリングに打ち込み32勝11敗の戦績を持つ強者だと言う。また侵入して叫んでいたことから、違法薬物等の使用中でリミッターが外れていた可能性もあるかもしれない。
(略)

アンソニースミスと言えば強打で知られた選手ですが、そのスミスが手こずった相手もただ者ではなかったと言うことでしょうか、いずれにせも大事に至らず良かったですね。
今回はスミス選手の今後の活躍を祈念して、世界中からドキドキするほど大ピンチと言う劇的瞬間を伝えるニュースを紹介してみましょう。

綺麗な滝の前でプロポーズ、結果、、(2017年1月12日エダマメ)

女性の多くは、プロポーズに大きな憧れや夢を持っているもので、男性は喜ぶ顔と、Yesという言葉が返ってくるように、試行錯誤するものである。これはある男性が、彼女にサプライズでプロポーズしたときの出来事である。

美しい滝の前で男性は跪き、指輪を取り出し愛する人へプロポーズをする。
女性は顔を赤らめ、快く返事をしたあとキスをする。
そのとき。「ヒューッ」、二人の足元に小さな黒い影が
なんと受け取った指輪を地面に落としてしまい、そのまま後ろの滝へと転がっていってしまったのだ。

このときを振り返り彼女は「幸せで泣いちゃったけど、同時におっかなさでも泣いちゃったわ」と語る。
決して指輪は見つからないが、二人はめげずに結婚を予定してるのだという。

ここが思い出の場所、という可能性もあるが、滝の中に落とす可能性があるのは、考えなかったのであろうか。しかし、こういう予想外のことが、絆を深めることに繋がるのかもしれない。婚約指輪はお金があれば買うことができるが、こういった思い出は買うことができない、つまりプライスレス。つまり損はしてない…?
ただ、はじめての共同作業が、滝の中に落ちた結婚指輪を探すことになるなんて、なんともトホホな出来事である。

足場が悪い場所ではお気をつけくださいと言うことですが、一応は受け取ってもらった後で良かったと言うことでしょうか。
小さなことが思いがけず大事に至ると言うことはあるものですが、こちら命を落としかけた人物のニュースです。

歯の隙間に詰まったポップコーンで命を落としかけた男性(2020年1月11日テックインサイト)

(略)
英コーンウォールで消防士として働いているアダム・マーティンさん(Adam Martin、41)は、昨年10月に感染症により心臓の切開手術を受けた。医師からは「診察が3日遅れていたら命を落としていた」と告げられるほど重篤な状態だった。

アダムさんが感染症を発症した原因は、なんとポップコーンだった。彼は妻ヘレンさん(Helen、38)と映画を見ながらポップコーンを食べていたが、小さなかけらが左の奥歯の隙間に詰まり取れなくなったという。そのかけらを取り除くためにペンのキャップやつまようじ、針金、さらには釘を使ったそうだ。
ポップコーンは3日間ほど奥歯に詰まったままで、無理に取ろうとしたせいか歯茎が傷ついてしまった。そこから細菌感染したようで1週間後にアダムさんは寝汗をかくようになり、疲労がとれず頭痛がするようになった。アダムさんはインフルエンザを疑っていたが、10月7日にかかりつけ医のもとを訪れたところ「少し心臓に雑音がある」と言われ、薬を処方してもらいそのまま帰宅した。
しかし病状は一向に改善せず、脚に激しい痛みまで感じるようになり、同月18日にロイヤル・コーンウォール病院へ向かった。この時点でアダムさんは、何か体内に大きな問題があるのではないかと心配したという。

そして診察を受け、脚の痛みの原因は感染症によってできた血塊が大腿動脈の詰まりを引き起こしていると判明し、そのまま5時間にもわたる手術を受けた。また検査により心臓がひどく損傷していることが分かり、21日にはプリマスのデリフォード病院に搬送され、大動脈弁の置換と僧帽弁の修復のために心臓の切開手術に7時間も費やすこととなった。アダムさんは当時のことを次のように語っている。
「当時、私の心臓は正常に機能せず、ボロボロでした。細菌によって心臓の弁が食いつぶされていたのです。私は二度とポップコーンを口にすることはないでしょう。こんな些細なことで大事になるなんて本当に驚くばかりです。」
その後、アダムさんは順調に回復して退院し、妻ヘレンさんや3人の子供達と一緒に自宅に戻ることができたそうだ。
(略)

色々と大変だったと言うことですが、ポップコーン一つでここまでの騒ぎになるのですから歯にも問題があったのでしょうかね。
同じく歯に絡んだ騒動がこちらですが、周囲は大笑いでも当事者にとってはしゃれにならない大事件だそうです。

「親知らずを4本抜いた時の俺」 ヤバすぎる腫れ方に30万人の腹筋が崩壊(2020年1月29日ニコニコニュース)

18歳頃から生え始めるといわれている『親知らず』。大半の人が上下左右に4本生えてくるといわれています。
しかし、親知らずが生えてくる位置が歯ブラシの届きにくい箇所であることや、生え方に問題があるなど、さまざまな理由から親知らずを抜いてしまう人は多くいます。

ずーみー(@zumi5299)さんも、上下左右から生えてきた親知らずを抜いた1人。しかも、医者から「4本すべての親知らずを抜いたほうがいい」といわれたといいます。
親知らずを抜いたことがある人ならば分かると思いますが、個人差はあれど、抜いた後に腫れや痛みが生じるケースは珍しくありません。
そのため、ずーみーさんは医者から、2回に分けての抜歯を提案されたのでした。

…しかし!!
ずーみーさんは「2回つらいより、1回メチャクチャつらいほうが楽」という理由で、4本とも一度に抜くことを決意。
その結果が、コチラです。
(略)

予想通りと言うのでしょうか、元記事の画像を参照いただきたいのですが、まあそれは閲覧した多くの人間も大変だったことでしょう。
最後に取り上げるのはこちらのニュースですが、当事者にとってはまさしく大変な危機的状況だったことでしょう。

ハチ騒ぎで出動の警官ら、4万匹に襲われ複数負傷(2020年2月22日CNN)

米カリフォルニア州パサデナの消防署は22日までに、ハチに刺されたとの苦情を受けて出動した消防士や警官が約4万匹のアフリカナイズドミツバチの大群に襲われる騒ぎがあったと報告した。
最初に現場に到着した消防士らのうち3人が病院に急送され、残りの要員が現場の区画を早急に封鎖する措置を講じたという。ハチの群れが1区画全体を「支配する」事態にもなっていたという。
17回刺された消防士もいた。

CNNの取材に応じた同消防署の広報担当者は、18年間の勤務歴でハチに攻撃されたとの事例には複数回遭遇してきたが、「これほどの規模はなかった」と驚いている。極めて攻撃的なハチで、アレルギー反応をもたらし重症や致命的な結果につながる可能性があったともしている。
今回の騒ぎでは計7人が刺されたが、うち2人は病院で手当てを受けなかった。
消防士や養蜂家1人がはしごを使って4階建てのホテルの屋根上にあった巣を取り除いた。その後、泡状の消火剤などをハチに浴びせて駆除した。一部のハチが死んだが、残りは日没後に現場周辺から離れたという。

4万匹もの蜂の群れに突っ込むなど悪夢としか言い様がありませんが、重大な結果にならずにすんで良かったですね。
日本でも時折ハチの害が報じられますが、素人が手を出すのは危険ですのでくれぐれもご注意ください。

今日のぐり:「満天香(まんてんしゃん)南蔵王店」

広島県東部、福山市街地の外れに位置するこちらのお店、特にお安いセットメニューがランチ客に人気のようですね。
メニューを見てみますと確かにこの内容でこのお値段はと感じるのですが、なにげにラーメンセットと中華そばセットの違いが気になります。

今回はもやしラーメンセットを頼んで見ましたが、このもやしラーメンはまず到着した時点からしてニンニクの香りが凄くいいですね。
トッピングのニラもやし炒めの食感がまた見事で硬めの麺も及第ですが、ラーメンとしてはごくシンプルなすっきり醤油スープが何故か尾を引きます。
サイドメニューのチャーハンも十分なボリュームですが、ほとんど飯を炒めただけと言うくらいのシンプルな一皿が、これでもう十分と思わせるいい具合でした。
いずれも食材を見れば全くお金のかかっていない料理ばかりなのですが、いずれもプロの仕事ぶりが感じられて、こういうお店は評価したいですね。

フロアのネィティブな親父さんはやや片言ながらおだやかな応対ぶりですが、油断すると意思疎通が不十分になるリスクはありそうです。
この近隣にはいくつか人気店もあり、正直こちらのお店も大繁盛とまでは言えませんが、価格以外にももっと評価されていいお店だと思いますね。

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