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2020年3月 2日 (月)

新型コロナウイルスの影響で早くも医療現場が破綻?

このところの新型コロナ騒動で各方面に影響が出ていて、先日の国からの学校休業要請で医療現場にも思いがけず間接的な影響が広がっていると報じられていました。

休校で看護師出勤できず 北海道帯広、外来診療縮小(2020年2月28日共同通信)

 北海道帯広市の帯広厚生病院は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために北海道内の小中学校で始まった臨時休校の影響で、自宅にいる子どもの世話などで看護師の一部が出勤できず、予約がない外来診療を取りやめた。当面の間、外来診療の縮小を続けるとしている。

 病院によると、看護師約750人のうち約170人が出勤できなくなった。外来の縮小は、限られた人手を他の診療に再配分するための措置。病院では1日に1600人前後が外来診療を受け、そのうち約200人が予約外の患者という。

 3月1日からは患者を空いている病床に移して集約し、入院病棟の一部の使用を取りやめるほか、症状が軽い患者に入院の延期を依頼する。また感染拡大防止のため、28日から見舞いなどの面会を全病棟で原則禁止とした。

 担当者は「外来の規模を縮小しないと十分な医療を継続できないと判断した」としている。

「学校休みで医療法、施設基準守れなくなる」日病協(2020年2月28日医療維新)

 日本病院団体協議会議長の長瀬輝諠氏(日本精神科病院協会副会長)は2月28日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策として政府が全国の小学校、中学校、高校などに3月2日から春休みまで臨時休校とするよう要請したことについて「看護師が子どもの世話などのために休まなければいけなくなり、たちまち(診療報酬の)施設基準や医療法(の人員配置基準)も守れなくなる。大変なことだ」と述べた。同日の代表者会議でその旨の意見が一致し、厚生労働省には何らかの対応を求めたいとの考えを示した(『全国の小・中・高・特別支援学校に3月休校要請』を参照)。

(略)

 休校に関し相澤氏は、これまでにも病院を感染者が受診した場合には濃厚接触者となった職員や、また感染が確認されていなくても発熱が続いているなどの職員を自宅待機としており人繰りに苦労していると説明。さらに学校が休みになると、15~20%程度の職員が出勤できなくなると推定しているとし、「病院は通常業務ができず、制限をかけないといけない事態が起こる。さまざまな施設基準が取れなくなる」と訴えた。これまでに基準をオーバーして患者を受けることは可とする通知が出ているが、人員が基準を下回った場合のものはないとして、「入院料が下がると収入ががくんと減って明日の運転資金にも困る状況になる」と述べた。

政府の出した学校休校の要請も様々な議論のあるところで、4月以降も新型コロナが広がり続けた場合いつまで休校を続けるのかなど、先の見通しが立たない状況です。
直接的な子供たちの学業への影響以外に、学童を学校に預けられなくなった親世代にも大きな影響があると言われ、今回まさにそれが病院現場に響いていると言うことです。
国としてもどこまで影響が広がるかを考えていたのかは判りませんが、医療現場以外にも同様の問題が広がっているとすれば、社会全体が麻痺する可能性もありますね。
当然いつまでも続けられることでもありませんが、休校の判断よりも再開の判断の方がよほど難しく、いずれ自治体や学校レベルで独自に再開を始める動きも出そうです。

この新型コロナ問題の影響は日々拡大していますが、例えば診断のための検査施行対象を拡大すべきかどうかについては世間的にも大きな話題になっているようです。
https://www.j-cast.com/2020/02/26380682.html?p=all
新型コロナがどうかさっさと検査してほしいと言う声がある一方で、診断がついても特別な治療法があるわけでもなく、検査の濫用は混乱を広げるだけとの意見もあります。
診断がついたとして治療法としては特別なことはないとしても、社会的には診断されることの影響が大きいため、むしろ診断されたくないと言う場合の方が多いでしょう。
感染を広げないためには感染を隠すよりも、堂々と診断された方がいろいろとメリットがあると言うようにしておかないと、社会的蔓延を防ぐことは難しいはずですよね。

新型コロナに対して厳しい対応をとるにせよ、現状明らかに社会が回っていないのですから、どこかで社会が持続的に受け入れ可能な対応に切り替える必要があります。
新型コロナを完全に抹殺出来れば言うことはありませんが、それが無理なら最終的には他の感染症と同様、社会の中に一定数ある病気として受け入れるしかないはずですね。
ただ感染の広がりが防げなくても、感染の広がる速度を緩めるだけでも社会の中で免疫獲得者が増え、結果的に事態を軟着陸させやすくはなると言う期待は出来るでしょう。
そのために計画的な社会機能の停止をどこまで受け入れるべきなのかと言う話ですが、さすがに4月以降もこの調子では続けられそうにないのではとも思いますね。

 

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コメント

中国ではすでにこの段階
日本は圧倒的に遅れてる

感染してたら15万円どうぞ 発熱申告に報奨金 湖北省
3/2(月) 20:09配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000056-asahi-int


 発熱を自ら申告したら報奨金――多くの感染者が出ている中国・湖北省の各都市で、こうした通知が相次いで出されている。同省内では検査を受けに行った病院で感染することを恐れたり、隔離されて仕事ができなくなることを心配したりする声も根強い。地方当局は、発熱後も自宅で過ごしている人がいる可能性があるとみて、受診を促す策を打っている。

 2月27日付で同省潜江市が出した通知は、3月2日までに市に自らの発熱を申告し、検査の結果として感染が確定した人には1万元(約15万円)を支給するとしている。支給額は「感染の可能性がある」という診断でも1千元、「疑い例」には2千元。中国メディアによると、通知を出してから約4時間で10人近くが名乗り出たという。

投稿: | 2020年3月 3日 (火) 06時27分

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