このところのコロナウイルス騒動が各方面に波及する中で、思いがけない話題となっているのがこちらのニュースです。
疫病の流行防ぐ?妖怪「アマビエ」 「守って」…ツイッターで話題に(2020年3月12日西日本新聞)
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、熊本ゆかりの妖怪「アマビエ」がツイッターで話題だ。姿を描いたイラストの投稿が相次ぎ、関連するツイートは10日間で200倍超に膨らんだ。アマビエって何者?
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アマビエは、江戸末期の弘化3(1846)年、肥後(現在の熊本県)に現れたとされる妖怪。京都大所蔵の江戸時代の瓦版によると、同年4月中旬、肥後の海中に光るものが毎晩のように出現。役人が向かうとアマビエがおり、今後6年の豊穣(ほうじょう)を予言し、「もし疫病が流行したら、私の絵を描いて皆に見せよ」と言い残したという。瓦版に描かれた姿は、地面に着くほどの長髪で、体は人魚のようにうろこで覆われ、くちばしがあり、足は3本ある。
同大付属図書館が6日、瓦版の画像を添付してツイートしたところ、瞬く間に拡散。「コピーがほしい」という問い合わせが相次いだほか、「私も描いてみた」「グッズを作った」「アマビエちゃん、疫病から守って」などのツイートが急増した。
同館は現在、新型コロナの感染予防のため、学外からの利用を制限している。司書の梶山暢子さんは「暗いニュースが多い中、少しでもみなさんに楽しんでもらえればと思いツイートした。ここまでの反響は予想外」と話した。 (長田健吾)
その正体は謎に満ちているこのアマビエなる妖怪ですが、ひとまずは流行収束を祈念して不肖当「ぐり研」でもその絵姿を拝借させていただきました。
本日はアマビエの働きにお願いかたがた、世界中から思わず拝みたくなるような称讚すべき行為と話題になっていた人々のニュースを紹介してみましょう。
「ぬいぐるみがケガを」6歳女児の緊急通報に警察が神対応(2020年3月3日日刊ゲンダイ)
6歳の女の子からかかってきた緊急通報に対する警察の対応が大絶賛されている。
米FOX系の地方テレビ局KDVR(2月26日付電子版)などによると、コロラド州フォートコリンズで、小さな女の子から911番緊急通報があった。しかし、女の子は、緊急車両の派遣担当者と話す前に電話を切ってしまった。
フォートコリンズ市警は電話の発信元がブリタニー・コールターさんの家であることを突き止めた。とりあえず状況確認のためにデーン・ストラットン巡査ともう1人の警察官を現場に急派した。
2人が訪れると、家にはブリタニーさん、娘のナタリーちゃん(6)、それに祖母の3人がいて、全員無事。何の問題もなかった。
事情を聴いているうちに、緊急通報したのはナタリーちゃんであることが判明。ブリタニーさんは、数年前に使用していたスマホをナタリーちゃんに渡して遊ばせていた。
ブリタニーさんは通話サービスを停止していたので、安心して電話ごっこをさせていたが、緊急通報だけは使える仕組みであることを知らなかった。ナタリーちゃんはこれを使って通報したのだ。
ストラットン巡査が通報の理由を聞くと、ナタリーちゃんはこう答えた。
「ぬいぐるみのバニー(うさぎ)がケガしちゃったの」
この答えを聞いても、ストラットン巡査は怒ったり、バカにすることなく、ナタリーちゃんと話をし、バニーの〝傷口〟にバンドエイドを貼った後、最後にこう言い聞かせた。
「それじゃあ、君が必要とする時は、私たちがいつでも助けに来るってことは分かったよね?」
「でもね、ナタリー、バニーがケガをした時は911番しなくていいんだ。だけど、君がけがをしたり、ママがけがをした時には、絶対に私たちに電話しなくちゃいけないよ。いいね?」
「ママやおばあちゃんが病気になって911番する場合は、相手がいることを確認してから、なにが起きているかを説明するんだ。OK?」
この時のやり取りは、録音されていた。
フォートコリンズ市警は、小さな子供に911番緊急通報を教えるいい素材になると判断し、2月26日、フェイスブックに字幕を付けた音声データを公開した。
この音声は市民の圧倒的な共感を得て拡散。4日間で2万4000回以上、再生されている。
ストラットン巡査は、ナタリーちゃんに対する“神対応”についてKDVRにこう語った。
「子どもたちが警察を、私たちの任務を怖がって、助けが必要な時、警察を頼らない。これだけは絶対に起きてはならないのです」
なにやら昨今の日本でも是非見習いたいニュースですが、子供絡みとなると何かと厳格厳重な対応をするアメリカらしいとも言えますね。
同じくアメリカからこれも子供がらみの話なのですが、事情を知って全世界が絶讚したと言うニュースを紹介してみましょう。
昼寝をしながら4人の子供の遊び相手をするパパのアイデアに称賛の声(2020年1月2日テックインサイト)
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12月23日にFacebookページ「Love What Matters」に投稿された1枚の写真が注目を集めている。写真を投稿したのは米コロラド州ラリマー郡フォート・コリンズに住むモニカ・ウェーバーさん(Monica Weber)で、そこには夫マイケル・ウェーバー・ジュニアさん(Michael Weber Jr)がソファーで昼寝をしている前で、4人の子供達が集まってスケッチをしている姿があった。
この写真には次のようなストーリーがあった。この日、モニカさんは食料品店に行きたかったが、大雪で子供達を連れて出かけるのは難しいと思ったようだ。そこで夫のマイケルさんがモニカさんを気遣って「4人の子供達の面倒を見る」と提案し、モニカさんは一人で買い物に行くことができた。
20分ほどして自宅に戻ったモニカさんは、家の中が散らかっていることもなく騒ぎ声すらしないことを不思議に思ったが、部屋の中を見るとソファーで眠るマイケルさんを取り囲むように子供達が彼の寝姿をスケッチしていたのだ。マイケルさんは子供達に自分の眠る姿を絵に描かせて、「一番優れた絵を書いた人にはチョコレートをあげる」という遊びをしていたようだ。
実はマイケルさんは看護師として働いており、12時間の夜勤シフトを終えて帰宅したばかりだった。しかしせっかくの休みの日も子供達の相手をしなければならず、仮眠もままならないはずだったが、彼は見事昼寝をしながら子供達の遊び相手をやってのけたのだ。
モニカさんはFacebookに「私が知る限りではマイケルはもっとも素晴らしい男性だと確信しています。彼は子供達に写生大会をさせていました。その間に彼はモデルとなってポーズを取っていたんです。絵の題名は“昼寝”です。優勝者にはチョコレートが贈られますが、今回の優勝者は間違いなくマイケルあなたです」と綴っている。このモニカさんの投稿には、6万件超の「いいね!」とこのようなコメントが3千件以上も寄せられた。
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モニカさんは自身のFacebookに「私達の子供達は完璧ではありません。私達は仕事、家族、生活のバランスを取ろうとして大きな課題に直面することが日々たくさんあります。だから、この(課題をクリアした)小さな瞬間は祝う価値があるのです」とも記している。
子育てをした家庭であれば誰しも共感できる話でしょうが、しかしこれも昨今の日本では是非とも見習いたいニュースですね。
家族への思いやりと言うことでこちらお隣中国から、これまた大きな称讚の寄せられたニュースです。
「こんないい夫をどこで?」身重の妻を自らの背中に座らせる男性に称賛の声(2019年12月14日テックインサイト)
中国・黒龍江省鶴崗市公安局が、SNSに投稿した動画が感動的だと話題になっている。動画には、ある産婦人科で大きなお腹を抱える妻を自分の背中に座らせる夫が映っていた。『ETtoday新聞雲』『NOWnews』などが伝えている。
投稿されたのは動画アプリ「TikTok」だ。ある夫婦が妊婦健診に訪れたところ、診察室前の椅子は空いていなかった。大きなお腹で立ちっぱなしだった妻は足が疲れてしまったようで、見かねた夫はその場に座り込むと自分の背中に妻を座らせて飲み物を手渡した。
動画には「足が痺れて立っているのがつらくなった妊婦を自分の上に座らせる夫。しかし周囲は知らんぷり」とコメントが添えられており、妻思いの夫だけでなく、周囲の人々の冷たさも伝えたい意図があったようだ。
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その献身ぶりは画像を参照いただきたいところですが、周囲の人々の冷たさと言うのは中国社会の暗部を反映しているのでしょうかね。
最後に取り上げますのはこちらブリからのニュースですが、昨今何かと物騒な世の中だけに身につまされるような話でもあります。
ロンドン橋殺傷 「ピンボール爆弾とナイフ」の相手に消火器で戦った(2019年12月2日BBC)
英ロンドン中心部で29日午後2時(日本時間同11時)ごろ、テムズ川にかかるロンドン橋のたもとで男が刃物で周囲に切りつけ、2人が死亡、3人が負傷した。
現場となった鮮魚販売業界団体の集会所「Fishmongers' Hall」では、元受刑者の社会復帰を支援する集会が開かれていた。ウスマン・カーン容疑者もこの集会に出ており、集会所内でナイフを取り出して攻撃を始めた後、外のロンドン橋上で取り押さえられ、到着した警官に射殺された。
集会所を運営する鮮魚販売業者の業界団体「フィッシュモンガーズ・カンパニー」の責任者、トビー・ウィリアムソン退役准将は、突然の非常事態にもかかわらず、集会所の職員などが椅子や壁にかかっていたイッカクの角、さらには消火器で、爆弾を身につけていると思われていた実行犯とどう戦ったかを話した。
イッカクの角で抵抗されるとはまさか犯人も思わなかったでしょうが、悲惨な事件の犠牲となられた方々に哀悼の意を表したいと思います。
これも日本でもいつ起こっても不思議ではない事件と言えますが、もはや安全は黙っていても手に入るものではないと言うことでしょうかね。
今日のぐり:「割烹バル 京ひろ」
岡山県倉敷市西部の玉島地区、湖岸の一角と言うなかなか眺めの良い一角にあるのがこちらのお店で、そのためか店外の席も広く取られているのが特徴ですね。
基本的には和食の割烹ですが洋食の手法や食材も柔軟に取り入れていて、特にパンケーキなど甘いものに関して評価が高いと言う噂を聞いています。
今回セットメニューを中心に頼んで見ましたが、単品で追加した藁焼き三種もりはサワラにサーモン、鰹と土地柄季節柄も感じられる選択です。
岡山名物と言うサワラちょいと焼きが強いですがうまいものですし、鰹もこの界隈でこの水準の味はなかなか食べられないと思います。
いずれも醤油やタレではなく塩でいただくと言うのは好き好きですが、この時期の脂がさほどのっていない鰹などはさっぱり塩が合うように思いますね。
セットメニューではチキン南蛮御膳を頼んで見ましたが、片栗粉を使ったチキン南蛮の衣はなかなかクリスピーで肉の味もよかったです。
サイドメニューのタイのカルパッチョは少し酢がきついかなと感じましたが、タケノコご飯はいい味加減でうまかったですね。
和食の店だが洋食系もいけると言うのは噂通りですが、全体としてこの値段でこの内容なら十分お値打ちではないかと感じました。
ただ時期にもよるのでしょうが基本的に予約客だけで一杯なのでしょう、飛び込みで入るとメニューなどかなり制約がある様子でした。
また接遇面ではお世辞にも上等とは言えないものですが、最低限の基本はお店の責任できちんと教えるべきかなと感じます。
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