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2019年8月

2019年8月31日 (土)

今日のぐり:「トラットリアGRATO(グラート)」

夏は水難事故も多い季節ですが、先日話題になっていたのがこちらのニュースです。

60代姉妹が沖に流された男性を救助 新潟(2019年8月21日NHK)

今月18日、新潟市の海水浴場で沖に流された男性を救助した60代の姉妹に20日、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは新潟市中央区の小旗はるみさん(69)と、河合京子さん(66)の姉妹です。
2人は今月18日、新潟市の日和山海水浴場を家族と訪れていた際に、浮き輪を付けた男性が海岸から100メートルほど沖に流されて助けを求めているのに気付き、姉の小旗さんが海に飛び込んで男性のもとに泳いで行ったあと、妹の河合さんも手伝って男性を救助したということです。
救助された30代の男性にはけがはありませんでした。

これを受けて2人には、20日、新潟中央警察署の富井浩一署長から感謝状が贈られました。姉の小旗さんは週に3回はプールで泳いでいるほか、妹の河合さんはスキューバダイビングが趣味で、2人とも泳ぎには自信があるということです。
姉の小旗さんは、「波が高くためらいましたが、男性が流されていくので妹に『行くぞ』と言って助けに向かいました。なんとか助けようという一心からでしたが振り返ってみると、年齢的にむちゃをしたかなと思いました。男性が助かったときはほっとしました」と話していました。

いずれにも怪我がなく幸いでしたが、何にしろ自然を相手に用心は怠らないようにしなければなりませんね。
今日は姉妹に敬意を表して、世界中から思わず「無茶しやがって…(AA略)」と言ってしまいそうなきわどいニュースを紹介してみましょう。

ヘビにかまれたインド人男性、かみちぎって逆襲(2019年7月30日露イット-)

インド北部ウッタルプラデシュ州で、ヘビにかまれた男性が、ヘビをかみ返して殺した。男性の父親が29日明らかにした。

ラジ・クマールさんは28日、家でくつろいでいたところ、侵入したヘビがかみついてきたため、かみちぎって逆襲したという。
クマールさんは家族によって病院に搬送された。一部報道によると、重篤な状態だという。かみついたヘビはネズミヘビだったとされ、専門家によると通常、毒は持っていない。

担当した医師は「ヘビにかまれて病院に来た人は見てきたが、ヘビをかんで袋に入れて持ってきた人は初めてだ」と驚いていた。

それは担当した医師も驚いたでしょうが、いきなり噛み付かれた人間もヘビも共に驚いたことでしょう。
日本人も風呂好きで知られていますが、ところ変わればこんな風呂もあると思い知らされるニュースがこちらです。

原油風呂で療養、「とても気持ちいい」 アゼルバイジャン(2019年4月12日AFP)

【4月12日 AFP】アゼルバイジャン北西部ナフタラン(Naftalan)では、原油の風呂が療養目的で利用されている。体温より少し高い温度の原油に1回10分ほど漬かるといい、関節炎の治療で同地を訪れた60代の女性は「とても気持ちがいい」と熱っぽく語った。

 発がん性などの副作用を指摘する専門家もいるが、原油風呂はナフタランの観光資源となっている。一般的な施設を1週間利用した場合の料金は100ユーロ(約1万2000円)ほどだが、高級施設になると1週間の利用料は1000ユーロ(約12万円)あまりになるという。

元記事の画像を見るとあまりすっきりしそうな雰囲気でもないのですが、脂溶性の汚れはかえってよく落ちたりもするのでしょうか。
地球温暖化の脅威が叫ばれて久しい時代、画期的な対抗手段が提唱されていると話題になっていました。

海面上昇、人工降雪機で阻止できる!? 独研究所が奇策(2019年7月19日AFP)

【7月19日 AFP】南極の氷床から流出した融解水を人工降雪機で氷河に戻せば、壊滅的な海面上昇は阻止できる──独ポツダム気候影響研究所(PIK)の科学者たちが17日、こんな奇策を発表した。
(略)
 地球工学に基づいた解決策としてPIKが発表した計画は、西南極の氷河から海に流出した融解水を吸い上げ、人工降雪機を利用して氷河の頂上部に雪として降らせることで、氷河の消失を阻止しようというものだ。PIKの研究チームはシミュレーションを用い、年間降雪量を人工的に急増させれば氷河を守れるとの結論を導き出した。

 ただし、2つの氷河を維持するためには少なくとも年間7兆4000億トンの降雪量が必要となる。これはジャンボジェット15万機分の質量に相当する。
 また、計画の運用に当たっては、何百台もの人工降雪機を使って中米コスタリカの国土面積ほどの広域に雪を降らせなければならず、その電力を賄うのに風力タービン1万2000基も必要になるという。

 研究を率いたPIKの物理学者アンダース・リーバーマン(Anders Levermann)氏は、あくまで仮説段階だと強調し、成功させるには思い切った排出削減を断行しなければならないと指摘。計画実現にかかる費用の試算はしていないものの、実行すれば西南極は工業地帯化し、南極には「恐ろしい」影響が出るだろうとの見通しを示した。その上で、海面上昇を抑制できるなら「価値のある代償」だと主張した。
(略)

これだけのエネルギーをどうやって調達するのかも疑問なのですが、いずれにせよ実現にはまだまだ課題が多そうです。
日本でも時折報じられる危険な事故ですが、こちら中国では思いがけない結果になったようです。

マンション26階から6歳女児が地表に転落…一瞬後に自分で起き上がって立ち去ろうとする―重慶市(2019年4月8日レコードチャイナ)

重慶市内のマンションで2日、6歳女児が26階の自室窓から転落した。女児は地表で倒れたが、すぐに立ち上がって歩き、その場を去ろうとした。2019年4月6日付成都商報などが伝えた。

転落事故の発生は2日午後1時10分ごろ。女児が転落していく様子や落ちた直後の状況も動画撮影されており、インターネットなどで広まった。母親が昼寝をさせて外出し、目をさました女児が母親を探したがおらず、玄関の鍵を開けられずに窓から乗り出して転落したとの情報もある。
女児が転落した場所は、マンションの自転車・バイク置き場だった。雨除けのプラスチック製の屋根があり、女児は屋根を突き破って落下した。屋根がクッションの役割をして落下速度を大幅に緩めたと見られている。
女児が落ちた場所に自転車などはなかった。プラスチック製屋根を突き破ってからは、女児の方が先に落ち、地上に横たわった体の上に、幅数十センチ、長さ2メートルかそれ以上のプラスチック製屋根板がかぶさった。

監視カメラで撮影したとみられる映像によると、女児は屋根板を押しのけて立ち上がり、そのまま去ろうとした。
女児はその後に保護され、病院に運ばれた。右手を骨折していたが命に別状はないという。
中国の都市部には高層マンションが多く、子どもの転落事故が時折、発生している。子どもを寝かしつけて親が外出した際の事故が多い。

まさにそのものズバリの動画は元記事を参照いただきたいところですが、良い子はくれぐれも真似はしてはいけませんね。
最後に取り上げますのはご存知ブリからのニュースですが、ちょっと想像しにくい大記録誕生と言うニュースです。

時速280.57キロの世界新記録 自転車の短距離世界最速記録(2019年8月19日AP)

エルビントン、イギリス、8月19日(AP)― 先行する車のスリップストリームを利用した自転車による最速記録に挑戦するトライアルが8月17日、イングランド北部のヨークシャーで行われ、英国人建築家が短距離世界最速記録を樹立した。

 ヨークシャーのエルビントン飛行場で行われた記録会で、ニール・キャンベル氏は自らが設計した自転車に乗って、ポルシェ・カイエンにけん引されてトップスピードに乗ったところで切り離され、200メートルの計測区間を自力で時速280.57キロの世界最速記録をマークした。
 同記録は、独立した第三者機関が計測した公式記録で、1995年にオランダ人のフレート・ロンペルベルフ氏が達成した268.831キロというこれまでの世界最速記録を、11.739キロ上回る新記録となった。

 キャンベル氏は昨年、時速239.8キロをマークして、自身が樹立したこのカテゴリーの欧州記録を更新している。

これも元記事の動画を参照いただきたいですが、風圧も凄そうですし安定が保てたものだと感心しますね。
世界記録誕生を祝うべきか、危険な行為をたしなめるべきか微妙ですが、無駄にさわやかな笑顔が印象的なニュースでした。

今日のぐり:「トラットリアGRATO(グラート)」

倉敷市街地の一画、小ぶりながらちょっとおしゃれなこちらのお店、ピッツァとパスタを中心ですがランチを中心に人気だそうです。
パスタは全35種類が揃っているのだそうですが、パスタ自体もそれぞれ違ったものを使うと言いますから作るのも大変でしょうね。

この日はランチメニューのうちBセットにデザートを組み合わせてみましたが、スープとドリンクはご自由にと言うスタイルです。
スープはその日毎のスープのようですが、シンプルながらキャベツの甘みがしっかり出ていてなかなかイケる味ですね。
ドリンクバーは数種類でごくごくベーシックなものばかり、サラダはかなり甘口のドレッシングが割と気に入りました。
スモークサーモンとほうれん草のトマトクリームにはフェトチーネを組み合わせていましたが、生麺の食感がなかなか良い感じでした。
デザートセットのガトーショコラは小ぶりなものですが、全体としてはまずまず悪くないかなと言うところでしょうか。

小さいがちょいとしゃれた店構えの店内は一応バリアフリーですが、こちらの場合回転率が極端に悪いのが問題かなと感じました。
前述の通り数多くの種類を揃えたパスタが売りのようですが、それぞれ使うパスタも違うのですから一品づつ作り分けるしかありません。
見たところフロアも厨房も1人ずつで回しているようで大変そうなのは判るのですが、軽いパスタのランチに1時間と言うのはちょっと躊躇しますね。

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2019年8月29日 (木)

猛暑が予想される東京五輪、別な意味でも過酷になりそうと話題に

来年の東京五輪に向けてこのところテスト大会が開催され、様々な問題点が指摘されているところですが、特に関係者に警戒されているのが夏の東京の猛暑だそうです。
IOCでは環境に順応するため40~42度の入浴や70~90度のサウナの利用など、事前に最低でも1週間は順応期間を設けるようにと通達しているそうで、大変なものですね。
環境としてそれだけ過酷なものと予想されている五輪ですが、別な意味でも過酷なものになるのではないかと昨今各方面で話題になっています。

「終電で出勤してもらい、徹夜の交流で士気を高めさせよう」東京五輪ボランティアの過酷さが改めて浮き彫りに(2019年8月16日BUZZAP!)

待遇の驚くほどの悪さと猛暑下での作業の危険性が数年前から指摘されてきた東京五輪ボランティアですが、改作まで1年を切って過酷さが具体的に明らかになってきています。詳細は以下から。

各所で連日最高気温35度超えの猛暑の続く日本列島。熱中症に対する警告は毎日テレビやネット上でも叫ばれています。
そんな7月末から8月頭に掛けて2週間開催される東京オリンピックのボランティアについては、場合によっては専門職級のスキルを求められつつも宿泊費や交通費のほとんどが自腹のただ働き以下となり、猛暑の中で長時間炎天下での作業が課されるなど、やりがい搾取の劣悪待遇であることが以前から指摘されてきました。
そんな東京オリンピックの開催まで1年を切りましたが、ここに来ていったいどのように過酷で劣悪な待遇となるのか、その具体例が示されて話題となっています。
ネット上で指摘されているのは7月16日に開催された「第4回ボランティア検討委員会」での検討事項について。これは同委員会の清家座長、二宮委員、山本悦子委員らが取材に応じたものです。
(略)
まず目を引くのが「暑さ対策は基本的には自己管理」というところ。ボランティアの安全や健康を管理するのは大会ボラであれば組織委員会、都市ボラであれば東京都、さらには日本財団ボランティアサポートセンターのはずですが、これでは最悪「熱中症になったら自己責任」ということになってしまいます。
またここでは、暑さ対策のために競技開始時間が早朝になるマラソンなどの競技では「終電での会場入り」を想定し、競技までの待機時間に「ボランティア同士の交流機会や、士気を高めるような取り組み」を検討していくとしています。
これはつまり、深夜に終電で移動させた後に他のボランティアらと不眠不休で士気を高めさせ、熱中症のリスクが大幅に高まったところで、そこから炎天下で何時間もボランティアに従事させる方針ということになります。
(略)
なお仮眠を取らせない理由としては、そもそも五輪開催期間中の宿泊施設自体が大幅に不足していることが報じられているように、ネット上ではボランティアが仮眠できるような待機場所を確保できないのではないかとの指摘もされています。
そのほかにもネット上では「コミケですら徹夜禁止なのに…」「兵站軽視は戦前からの日本の伝統」「ヒロポンが再度合法化されるのでは」といった声も出ています。
具体的になるほどにエグみの増してくる東京五輪ボランティアの実情ですが、何よりもまず人命第一の姿勢が強く求められます。

これだけ暑さ対策に神経をとがらせている中で、これはなんとも悠長な方針という印象も拭えませんが、要はボランティアに対して責任は負わないということでしょう。
実際問題として移動手段や宿泊施設など、予定されている人員を予定された期間動員するとキャパ不足だといわれており、そもそも計画に無理があるのかもしれません。
その上でどうしても人員が必要となると、なるべく東京近郊で自前の移動、宿泊手段を持っている人優先とするかですが、遠方だからこそ参加したい人も多いでしょうね。

なお現代の五輪とは巨大な商業活動であり、放映権料など巨額のお金を集めて開催するのに、なぜ人件費だけゼロなのかと言う疑問もあげられています。
過去の大会を見ても無償ボランティア活用でコストを削減してきたそうで、基本的にはボランティア応募者の方が多いからこそ成立する方法だと言えるでしょう。
その一方で組織委員会など大会関係者が高い給与を受け取っていることもどうかと言う声もありますが、責任ある仕事をするのだから仕方ないと言う反論もあるでしょう。

ちなみにこの点で以前から問題視されているのが、選手の怪我などに対応する医師など医療スタッフについても、責任者以外は無償での参加を求めている点です。
大学医局経由でスポーツ医学を専門とし、英語が堪能な医師に無料奉仕の募集がかかっているとも聞きますが、当然医療系団体などからは懸念の声も上がっています。
動員されたボランティアの健康にも責任を負わない組織委員会が、医療処置に万一にも何かあった場合責任を負うとも思えず、責任の所在に不安がないとは言えないのは確かです。
とはいえ無償でもいいからと応募する方々も多いようで、今のところ頭数としては何とかなりそうではありますが、巨大イベントにおける人材活用のあるべき姿について考えさせられる話ですね。

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2019年8月26日 (月)

医療費自己負担は増えていく時代に?

医療費削減の観点からすると自己負担増加による過剰受診の抑制は常に議論になるテーマですが、先日こんな記事が出ていました。

「何でも無料にするべきか?」兵庫県三田市長「子ども医療費無料」対象を縮小、助成総額削減(2019年7月18日医療維新)

 子ども医療費の助成は全ての都道府県、全ての市町村が行っており、対象は拡大傾向にある。そんな中で、中学3年生まで全て無料だった兵庫県三田市が、2018年7月に対象を縮小する方向に舵を切った。未就学児は引き続き全て無料だが、小中学生は低所得者を除いて、医療機関一つ当たり通院月2回まで、1回最大400円の一部負担金を導入した。2020年7月からはさらに、所得制限額以上の世帯について一部負担金を1日最大800円に増額する予定だ。人口減少、少子高齢化の中で住民を引きつけるため自治体が競うように助成を拡充する中、森哲男市長は「今やるべきは、何でも無料にすることなのか」と疑問を投げかける。

 三田市の子ども医療費助成は2011年7月に所得制限を撤廃し、2015年7月からは外来の無料化対象をそれまでの小学生以下から中学生以下まで拡大。15歳以下の人口は年々減少しているが、助成件数、助成額ともに増加を続けてきた。森市長は、2017年の三田市議会9月定例会での「三田市子育て支援のための医療費の助成に関する条例」改正に関する質疑で、子ども医療費助成が拡大の一途をたどってきた背景として「当時の都市間競争における子育て世代獲得といった時代背景、また財政見通しの中での総合的な判断があったものと考える」と答弁していた。
 だが、助成件数は2010年度の12万8519件から2018年度に22万760件、市の負担額は約1億7000万円(加えて県負担額約6638万円)から約3億8000万円(同約8954万円)まで増加した。2018年度の一般会計予算額は369億1100万円で、約1%に相当する。

 医療費無料化がいわゆる「コンビニ受診」を招くという指摘もあるが、対象が中学生以下まで拡大された直後の2015年7月に就任した森市長は、就任前から「モラルハザードという言葉がいいかどうかはともかく、一つの引き金になることはあるのかなと思う。市の財政状況を見た中で、施策としてやっていけるのか」と疑問を抱いていた。市長就任前の兵庫県庁時代には東京都に始まった老人医療費の無料化の経緯についてもさまざまな書籍を読むなどして研究し、「無料化には問題がある。見直すにも時間がかかると感じていた」という。
 同定例会では、条例改正案への反対討論はあったものの、賛成多数で原案可決となり、2018年7月からの段階的な一部負担金導入が決まった。改正後は、入院は引き続き無料。未就学児と低所得者(世帯全員が非課税で、かつ年金収入と他の所得の合計が80万円以下)は外来も引き続き無料とする。 それ以外の小中学生については、一つの保険医療機関当たり月2回まで外来1回最大400円(自己負担額が400円に達しない場合はその額)を徴収する。金額は隣接する神戸市にならった。さらに、2020年7月からは所得制限を伴う制度も導入。市民税所得割が23万5000円未満の世帯はそれまでと同様1回最大400円、それ以上の世帯は1回最大800円を徴収する。

 この改正により、2017年度の助成額と比較して2018年度から2021年度までそれぞれ3680万円、5520万円、7067万円、7840万円の削減を見込んだ。実際に、制度改正後の2018年7月から12月の半年間を前年同時期と比較すると、助成件数は9626件減の9万6444件、助成額は約3143万円減の同1億8916万円と大幅に抑えられ、2018年度分は見込みに近い額となった。
(略)
 助成件数は減少したが、地域の基幹病院である三田市民病院(一般病床300床)では2016年度から「断らない救急」を掲げ、それまでは10%ほど断っていた救急車を積極的に受けるようになり、2018年度は3353件の救急搬送を受けた。小児科医は2人で、今のところ時間外勤務が減少したなどの影響は出ていないが、副院長兼事務局長の米田義正氏は「もともと2次医療を担っているので、コンビニ受診は抑えなければいけない。意識付けという点でウェルカムだ」と話す。紹介状を持たない場合の選定療養費は2160円を徴収し、まずはかかりつけ医を受診するよう周知しているという。

この小児医療無料化政策は全国各地の自治体でほぼ例外なく導入されているものですが、国の掲げる少子化対策にも合致することに加え、やはり生産年齢人口の居住促進と言う面が大きいようです。
ひと頃は人口減少の続く地方の中小自治体が新規住宅街整備と併せて、地域内に小児科医がいます、小児医療費は無料ですと盛んに喧伝していた時期がありましたが、昨今やや声が小さくなった印象もあります。
自治体がどこにお金をどの程度出すかは難しい判断ですが、三田市としてはコンビニ受診の抑制も含めて医療費補助は手控える代わり、小中学校の冷房導入など環境対策に重点を移す方針とのことです。
同市の判断が妥当なものであったかどうかは今後の経過を見守るしかありませんが、それ以上に全国的な影響が大きそうな話として先日こんなニュースも話題になっていました。

花粉症治療薬 市販薬と同じ効能なら全額自己負担 健保連が提言(2019年8月23日NHK)

少子高齢化によって悪化している公的医療保険の財政を改善するため、健保連=健康保険組合連合会は、市販薬と効能が同じ花粉症の治療薬については医療保険の適用から外し、全額自己負担とすることなどを盛り込んだ提言をまとめました。

大企業の従業員らが加入する健康保険組合で作る健保連=健康保険組合連合会は23日、厚生労働省で記者会見を開き、公的医療保険に関する提言を発表しました。
提言では、悪化している保険財政の改善に向けて、市販薬と効能が同じ花粉症の治療薬については医療保険の適用対象から外し、全額自己負担とするよう求めています。
健保連によりますと、花粉症の治療薬を保険の適用外にした場合、最大で年間およそ600億円の医療費の削減効果があるということです。
さらに記者会見では、市販薬で代用できる湿布やビタミン剤なども保険の適用外とした場合、2126億円の医療費が削減できるという試算も併せて示されました。

薬局で市販薬を買うと全額自己負担ですが、保険が適用されると1割から3割の自己負担で済むので、医療費増加の一因になっているという指摘も出ています。
健保連の幸野庄司理事は「財政が厳しくなる中で、一定の痛みを伴う改革が必要になっている」と述べました。
保険の適用範囲の見直しをめぐっては今後、中医協=中央社会保険医療協議会などで議論される見通しですが、国民の負担の増加につながるだけに反発も予想されます

かねて湿布薬や風邪薬などは保険診療の対象外にすべきだと言う意見がありましたが、今回新しいのは花粉症治療薬が上がっている点で、国民病とも言われる現状があるだけに影響は小さいものではありません。
ちなみに花粉症などで苦労しているのはおおむね若い世代が多く、なかなか平日日中に病院にかかれないわけですから、ドラッグストアなどでOTC薬を利用する機会が相対的に多いのではないかと思います。
その意味では金銭的負担の増加よりも、1シーズン分まとめて長期処方が受けられないと言った利便性低下の方が影響が大きそうにも思うのですが、今後製薬会社としても何らかの対策を講じることになるでしょうか。

しかし保険で医療費をまかなっても結局国民が負担することには変わりはないので、こうした施策で医療費が実際に抑制されるなら国民負担は減少するはずですが、何故かそうした声はあまり聞こえませんね。
この理由として保険料や税金等であれば収入や年代など負担する対象者をある程度コントロール出来るが、窓口負担であれば実際の利用者が負担するしかないと言う点が挙げられると思います。
となるとこうした議論の前提として単に国民負担が増加したと言うだけでなく、誰がどれだけ得をして誰がどれだけ損をするのかと言う情報がなければ、国民としても正しい判断が出来ないはずですけれどもね。
いずれにせよ何の政策でも全ての人が等しく利益を得ると言う話はなかなかないもので、人によって損得があるのは当然なのですが、医療費の場合特にそうした話題はデリケートなものになりがちではあると思います。

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2019年8月25日 (日)

今日のぐり:「黒潮寿司 御坊店」

やってはいけないと言われることにはそれなりの理由はあるものですが、こちらやらかしてしまった方のニュースが話題になっていました。

「電子レンジでゆで卵作りたかった」 大爆発で顔面火傷の女性が搬送(2019年8月18日シラベエ)

食材をレンジでチン!手軽さゆえに多くの家庭で重宝されている電子レンジだが、利用法を間違えると危険な場合もある。先日は美しく若い女性が顔面に酷い火傷を負い、大変な目に遭ったことが大きく報じられた。

英国で暮らすある女性(22)が、「仕事に行く前にしっかり食べなくちゃ」と朝食作りを始めた。
「そうだ、ゆで卵も作ろう」と考えた女性は、インターネットで「電子レンジでゆで卵を作る方法」を検索。そして「水の中に塩を入れておけば卵は爆発しない」というネット情報を信じた女性は、検索して得た情報通りの方法で卵を2個ゆでることにした。
加熱開始から約6分が経過し熱々の卵入りの容器を取り出した女性は、「うまくできたかしら?」と思いながら容器をのぞきこんだとのこと。しかしその瞬間に超高温の卵が大爆発。女性の顔に向け一気に飛び散ったという。

女性は激痛に耐えながら救急車を呼び、待っている間に冷水を顔にかける応急処置を試みた。しかし水が顔から流れ落ちるのと同時に顔面の肌もズルリ。
焼けるような痛みは救急搬送された後も続き、何時間も肌をはぎ取られるような激痛に耐えたという。
病院では医療スタッフが女性の目の診察を試みたが、腫れ上がった目はどうしてもあかず診察は不可能。
よって腫れが引くのを待っているという女性は、「この目が永久的なダメージを受けたか否かは不明です」「視力を失っていないか不安です」と語っている。
(略)
この女性によると、意外にも身近に同様の経験をした人が何人もいることが判明したとのこと。しかしレンジの中で卵が爆発したケースばかりで、顔に火傷を負った人はいなかったという。
この件で懲りた女性は「もう二度とレンジでゆで卵を作ろうなんて思いません」「皆さんもどうか気を付けて」とメディアを通しコメントしている。

まあしかし検索するならやってはいけないこととしても上がってきたのではないかと思うのですが、人間自分に都合のいい情報しか入らないことはあるのでしょうね。
本日は美しく若い女性が適切な思慮分別を身につける契機になったことを祈念して、世界中からそれはさすがにNGでは…と感じさせるニュースを取り上げてみましょう。

ケニアの郡知事、議員の葬儀で故人の不倫暴露 「残された息子のため」(2019年8月20日CNN)

ケニア・ナイロビ(CNN) アフリカ東部ケニアの郡知事がこのほど、友人である国会議員の葬儀の席でのあいさつで、故人が妻以外の女性と不倫関係にあったことを暴露する出来事があった。故人のプライバシーの観点から批判の声が上がる一方、郡知事は議員と女性との間に生まれた息子のことを考えての行動だったと説明している。

ケニア・ナイロビ郡のマイク・ソンコ郡知事(44)は、がんのため41歳で亡くなった友人の国会議員の葬儀に参列。告別のあいさつで、故人が郡議会議員の女性との間に男の子をもうけていたことを明らかにした。葬儀の模様は地元のテレビ局が放送した。
(略)
しかしソンコ氏は、自らの発言について、亡き議員の息子のためだと強調。「息子のことを忘れてはならない。彼にもまた愛する父親を見送りたいという思いがあり、葬儀に参列する権利がある」とし、議員の遺族らは息子が法的な保護を受け、その立場を法律上認められるようにするべきだとの見解を示した。

ソンコ氏の言葉は、ケニアが抱える深刻な問題を反映したものだ。同国では父親から一切の支援を得ないまま生活する子どもが多い。2014年の統計によれば、ケニアの子どものほぼ半数は実の両親がそろった家庭で生活しておらず、子どもたちの22%は父親が存命でも母親1人の手で育てられていた。
男性が自ら妊娠させた女性や生まれてくる子どもへの責任を取らない現状を改善するべく、ソンコ氏はホットラインを開設。政治家やビジネスマンとの交際歴がある女性に対し、交際を通じて子どもができたにもかかわらず相手が責任を取ることを拒否した場合は、相手の氏名や地位を明確にして訴え出てほしいと呼びかけた。写真や動画などで交際の証拠を示してもらえれば相手を特定し、事実を暴露するとしている。

社会的な状況や相続の仕方など様々な事情も絡んでのことなのでしょうが、いきなりテレビを前に言うのが妥当だったのかどうかですかね。
妊婦の喫煙は非常にリスクが高く忌避されるべき行為なのはすでに広く知られていますが、そうは言ってもこれはいかんだろうと言うニュースがこちらです。

「妊婦が喫煙しちゃいかん!」 胎児を心配した男が女性をボコボコに(2019年7月28日シラベエ)

胎児を心配しキレた男が、完全に理性を失い妊婦のお腹まで叩きつけるという事件が発生した。

米フロリダ州で暮らすある女性が、妊娠中にもかかわらず寝室で煙草に手を出し、喫煙を始めた。
その姿を目撃した男(36)が女性に激怒。「お腹に赤ちゃんがいるっていうのに、煙草を吸ったりしたらダメだろう!」と声を張り上げ、「もっと吸いたいのなら、新しい彼氏に煙草を買ってもらうこった」などと怒鳴りつけたという。
ヒートアップした男はそのまま女性の口から煙草を奪い床に投げ捨て、女性の口元を一発ピシャリ。男と同女性、そしてお腹の赤ちゃんの関係については伏せられているものの、親しい間柄だったことは間違いないもようだ。

この後、男は別の部屋に行き自らも喫煙。
そこで落ち着いたかと思いきや女性のいる寝室に戻り、今度は女性の顔面、さらには腹部を思い切り叩いたという。この衝撃で女性の唇からは血が溢れ腫れ上がったというが、胎児への影響については明らかになっていない。
男はこの暴力の末に通報され、今月17日に逮捕された。
この男には暴力癖があるらしく、過去にも女性に暴力を振るったことがあったとのこと。3月には逮捕令状も出ていたというが、今回の件でようやく拘束・逮捕という結果になったという。
今回の行動については胎児を心配しての行動がエスカレートし理性を失ったものとみられるが、あまりにも異常なキレ方と行為に、女性を含む関係者たちも驚いたようだ。

吸ったのが本当にタバコだったのかどうか微妙な印象も受ける記事ですが、しかし何故逮捕令状が放置されていたのかと言う話ですね。
昨今何でも宅配サービスで済ませられる時代ですが、こういう実態を知ると少しばかり不安にもなると言うニュースです。

米フードデリバリーサービス、配達員がつまみ食いしていないことを証明するためパッケージにシールを追加(2019年8月4日スラド)

米国でフードデリバリーサービスを提供するWaitrでは、パッケージが配達前に開封されていないことを証明するためのシールをサービスに追加したそうだ(Mashableの記事)。

フードデリバリーアプリで配達の仕事をする497名とユーザー1,518名を対象にUS Foodsが実施した調査によると、配達員の28%が配達する食べ物をつまみ食いしたことがあると回答したという。実際につまみ食いしないまでも、配達する食べ物の匂いに引き付けられるとの回答は54%にのぼる。一方、配達員によるつまみ食いを疑うユーザーは21%と少ないものの、85%が証拠の残るラベルの使用が望ましいと回答している。配達員によるつまみ食いを許せるかどうかを「1点 (全く問題ない)」~「10点 (絶対に許せない)」の範囲で選択してもらった結果、平均は8.4点だったとのこと(Mashableの記事[2])。

フードデリバリーアプリの競争が過熱する中、配達担当者の労働条件の悪さも問題になっている。DoorDashは客がアプリで支払ったチップを賃金に充当していると報じられ、今後は全額を配達担当者がチップとして受け取れるようにすると約束している。Waitrは配達員を委託ではなく正規雇用しており、さらなるセールスポイントとしてシールを追加したようだ。

給与体系にも問題があったと言うことのようですが、しかし言われてみると店頭掲示の写真とあまりに違いすぎる商品などは時折見かけるものですね。
最後に紹介するのはこちらのニュースですが、昨今何かと話題になることの多いあの流行物に関する最新のニュースです。

ドローンに装着可能な火炎放射器が登場、蜂の巣退治や雪かきに期待(2019年7月20日GigaZiNE)

近年に入り急速に普及したドローンは、撮影や宅配事業だけでなく、秘境の生態系調査や移植用臓器の運搬にまで広く活用されるようになりました。そんな中、まさかの火炎放射器をドローンに搭載できる拡張パーツが登場。実際に火を放っているムービーも公開されています。
想定される用途は、スズメバチなどを意味するWaspという名前のとおり、ハチ退治などです。
(略)
「Throwflame TF-19 Wasp」を開発したThrowflameの公式サイトでは実際に拡張パーツが販売されており、価格は1499ドル(約16万円)です。日本にも発送が可能で、送料は279.29ドル(約3万円)となっていました。
ただし、屋外で物を燃やす行為は廃棄物の処理及び清掃に関する法律などにより原則的に禁止されているので注意が必要です。また、適法範囲の使用であっても重大な火災やけがにつながりかねません。過去には、手製の火炎放射器を無許可で使った男性が書類送検された例もありました。

元記事の画像を見るとハチ退治に果たして有効なのかどうか何とも言いがたいのですが、公式にはそうした名目で売り出すと言うことですね。
もちろん見るからに各種多様な用途が想定されるものですが、良い子の皆さんはくれぐれも真似をしないようお願いします。

今日のぐり:「黒潮寿司 御坊店」


和歌山県の御坊市界隈にあるのがこちらのお店ですが、近隣に何店舗か展開されているローカルチェーンであるようですね。
お店の作りはごく標準的な回転寿司ですが、オーダー中心でカウンターにはあまりネタは回っていないのは昨今よく見かける光景です。

幾つか握りを頼んで見ましたが、締めサバやイワシ、カツオタタキなど鮮魚系いずれもネタ自体は案外悪くないかなと言う印象でした。
釜揚げしらすの軍艦はちゃんと薄味の釜揚げなのが好印象ですが、一貫ものの厚焼き玉子はまあこんなもの…でしょうか。
残念だったのが刺身盛り合わせでネタの選択も味もちょっと残念でしたが、軟骨からあげは無難にいい具合でこの日の当たりでした。
茶碗蒸しも味自体は悪くないが…と言う微妙な出来ですが、一番驚いたのが締めで頼んだワカメそばが二玉くらい入っていそうな点でしょうか。

値段を考えると素材としては決して悪くないし、調理はともかく味の組み立てもまずまず真っ当な方だと思いますが、この日とかく印象的なのが接遇面でした。
フロアもカウンター内も人手不足なので仕方ないのかも知れませんが、返事もなければオーダーミスも連発と大丈夫なのか?と首を捻る状況なのは不安が募りますね。
しかし一番びっくりしたのがこの人はさすがにアウトでしょうと感じていたスタッフが店長さんだった件ですが、まあ忙しくて気が回らなかったと言うことなのでしょうか。

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2019年8月21日 (水)

雇用者側が難しいと主張する医師の労働時間算出法、案外簡単に出来そうなことが判明

働き方改革に伴い、医師の労働時間管理の在り方が喫緊の課題として取り上げられますが、先日電子機器による物理的な手法を用いて管理を行い得ると言う実証実験結果が公表されていました。

岡山大学病院が56個のビーコンを設置したワケ、医師の勤怠管理を効率化(2019年8月20日日経XTECH)

 「スマートフォン(スマホ)とビーコンを用いたシステムで、医師に負担をかけずに勤怠を管理する」――。岡山大学病院 総務課長の木村勝弘氏は「国際モダンホスピタルショウ2019」(2019年7月17日~19日)の3日目に開催されたカンファレンスで「医師の勤怠管理のIT改革 - iPhoneとビーコンを使った最先端勤怠管理システム導入事例」として、システムの概要や導入に至った背景、実証実験の結果などを紹介した。

 岡山大学病院では、システムの導入に合わせて各棟の出入り口に合計56個のビーコンを設置。勤怠管理を円滑に運用するため、各棟を「診療」、「研究」、「教育・研修」、「休息」という4つのカテゴリーに分類した。ビーコンの設置はカードを貼り付けるだけの簡単なもの。医師はスマホを持ち歩くだけで、出入り口を通過した際に自動的に出勤時間や退勤時間が記録される。さらに、院内の滞在場所や滞在時間のデータを取得することも可能になった。
 2019年6月から、14人の医師を対象に実証実験を開始した。14人の医師はすべて常勤で、偏りがないようにさまざまな診療科から選出された。実証にあたっては、通常と変わらない業務を行ってもらい、期間を14日間に設定した。実証内容は、スマホとビーコンを用いた「出勤・退勤の自動打刻」と「労働場所・時間等の在院時間管理」の客観的なデータ取得の確認である。
 実証実験の結果、ビーコンの検知率は95.4%だったが、実際の運用では「限りなく100%でなければ意味がない」と木村氏は語る。未検知の4.6%はスマホの「持ち歩き忘れ」や「バッテリー切れ」だったことが確認できたことから、「技術面に課題はない」とした。実質的には「ほぼ100%の検知率だったと判断し、効果的・効率的な勤怠管理が可能になる」と結論付けた。

 位置情報から確実に打刻できることは「医師の勤怠管理を客観的に管理する手法として効果的かつ効率的」であり、医師が勤怠情報をタイムリーに修正できる点は「未記載や記載不備の削減につながり、事務作業の負担を軽減できる」と木村氏は分析する。労働時間や在院時間の客観的なデータもしっかり残せることから、スマホとビーコンを用いた勤怠管理システムによって「医師の作業負担軽減」や「事務職員の作業負担軽減」、「法規制の順守」が期待できると説明した。
 実証実験の結果を踏まえて、2019年10月からすべての常勤医師(約420人)に米アップル(Apple)のスマホ「iPhone」を配布し、この勤怠システムを本格導入する予定だ。木村氏は「スマホによる勤怠管理はゴールではない」と補足し、「スマホを活用したさまざまな医療支援サービスの導入にも着手し、効果を検証しながら導入の最適化を進めていく」と前向きな姿勢を見せる。最終的には全職員にスマホを導入し、「さまざまなソリューションを使いこなして働き方改革と業務の効率化を進めていく」との目標を掲げた。

 岡山大学病院がスマホを活用した勤怠管理システムを導入した背景には、2019年4月1日に施行された「労働基準法及び労働安全衛生法の一部改正」による労働管理の厳格化がある。これによって職員の労働時間・在院時間を「客観的なデータで残さなければならなくなった」(木村氏)。さらに、働き方改革を進めるなかで、勤怠管理に要する事務職員の作業量が増加するのはもちろんのこと、医師自身も「勤務時間の報告に係る業務に時間を割く必要が出てきた」と説明する。
 このような現状を打開するにあたり、課題として挙がったのが「医師に負担をかけることなく、勤怠管理ができないか」、「在院時間、業務内容を客観的にデータ化できないか」、「事務職員の作業量を軽減できないか」、「法規制を順守し、これらを解決する方法はないか」という4項目だった。
 さまざまな検討を進めるなかで、「変動的な勤務形態であっても、院内の位置情報に基づいた勤怠管理の自動化が可能になる」(木村氏)という点に着目し、解決策として選ばれたのがスマホとビーコンを用いた勤怠管理システムだった。さらに、医療機関用のシステムやアプリケーションによって「スマホでさまざまな業務の効率化が期待できる」(木村氏)という点も、導入を後押しした。
 時間外労働の申請については、勤怠管理システムを用いて医師自らが申告する必要がある。超過した時間が「業務」なのか、それとも「自己研さん」なのかを選んで申請することになるが、岡山大学病院では「医師向けに勤務時間管理のためのガイドラインを制定」(木村氏)しており、それに伴って入力・申請する形を取っている。
(略)

つい先日も大阪府立病院機構への大々的な労基署介入が報じられたところですが、そもそも何故きちんと残業時間を申請しないのかと言えば職場の空気もさることながら、やはり面倒臭いと言う点が大きいと思います。
雇用する側としては少しでも残業代を節約したいと考えるのですから、申請された時間が正しく残業時間であったのかどうかのチェックはいきおい厳しくするとなると、多忙なスタッフほど申請自体を避けることになるでしょう。
この結果暇そうに見えるスタッフほど多くの残業代を稼ぐことになり、多く働くスタッフの士気が低下しがちになるのであれば本末転倒ですが、要はいかに余計な労力をかけずに自動的に残業を申請出来るかです。
今回のシステムはかなりの初期投資も必要となりそうで、中小医療機関にとってはハードルが高いかも知れませんが、一般に大規模施設ほど多忙な場合が多いことを考えると検討する価値のある手法の一つですね。

今回のシステムでは医師の所在を元に労働管理を自動化する考え方ですが、ちょうど先日出された厚労省の通達によれば、労働時間に計算されない自己研鑽の時間がかなり具体的に定義されています。
特に通常勤務に従事していないことが明確に見分けられるよう「院内に勤務場所とは別に、労働に該当しない研鑽を行う場所を設ける」と規定されているのは、まさに位置情報による区分に他なりません。
今後さらに精度を高め自動化を進めることで、何もせずとも勝手に残業時間が計算されるようになれば楽ではありますが、その結果思いがけず長時間の労働時間が算出されてしまう可能性もあります。
また当然ながら研鑽と診療とを同時並行で行うことは避けることが求められていますので、時間的にも空間的にも業務と業務以外の作業はきちんと区別することはこれからの医師個人に求められる責務となるでしょうね。

 

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2019年8月19日 (月)

医療現場への労基署介入が当たり前に

昨今医療現場への労基署の介入が珍しくありませんが、先日もかなり大きな案件があったようで、こちら記事から紹介してみましょう。

時間外賃金12億円未払い…大阪府立病院機構(2019年8月9日読売新聞)

 大阪府立病院機構の全6事業所で2015年以降、看護師らへの時間外賃金の未払いが2925人分で、計12億3931万円にのぼっていたことが、わかった。運営する3医療機関が昨年までに、労働基準監督署から調査を行うよう是正勧告を受け、機構が全体を調査していた。機構は7月までに全額を支給した。

 機構によると、職員の申請内容と勤務時間に食い違いがあるとして、大阪南、泉大津、大阪中央の各労基署が17~18年に、大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)と大阪母子医療センター(和泉市)、大阪国際がんセンター(大阪市中央区)にそれぞれ是正勧告していた。

 機構は5医療機関と事務局の全職員約5200人を対象に、15年以降の2年~2年半分を調査。夜勤中にカルテを調べたり、研修に参加したりした時間を勤務として申告していない例が多かったという。

【特集】残業代未払い12億円...職員に支給も調査方法に疑問の声 大阪府立病院機構(2019年8月9日MBS)

大阪府内で5つの病院を運営している大阪府立病院機構で、ここ2、3年だけで12億円以上の残業代の未払いがあったことが分かった。病院機構は調査を行い、残業代が支払われていなかった職員に対し、受け取るはずだった残業代を支払ったとしているが、この調査方法に職員らから疑問の声が上がっている。
(略)
「労働基準監督署の調査が入りまして。電磁データで出退勤時間が分かるようになっているんですけど、それと職員がされる時間外申請、その全部含めた労働時間との間に乖離があると。まずはその内容について実態調査をしてくれと。」(大阪府立病院機構・人事グループ 樫葉勝人リーダー)
病院機構が運営する病院では、職員の勤務時間は各職員が提出する勤務表をもとに管理されている。また、これとは別に出勤時と退勤時に職員が利用するICカードの記録も残されている。ところが、おととしから去年にかけて行われた労働基準監督署の調査によって、職員が申告した勤務時間とICカードによる出退勤記録との間に大きな差があることが分かったのだ。例えば、提出された勤務表上の勤務時間は[午前9時から午後5時]となっているにも係わらず、ICカードの記録を見ると[午前8時に出勤し、午後7時に病院を出た]ことになっていたのだ。
(略)
厚生労働省は労働時間の適正管理についてのガイドラインの中で使用者に対して、自己申告ではなく客観的な記録をもとに労働時間を管理するよう求めている。しかし、病院機構には労働時間の申告を職員に任せざるをえない特殊な事情があると説明する。
「学会活動ですとか、ドクターや看護師さんは論文を作成される時間がある。うちの方としては上司の指示に基づかないような論文であるとか研究活動っていうのは“自己研鑽の時間”という形になっているんですね。」(大阪府立病院機構・人事グループ 樫葉勝人リーダー)
つまり、研修や論文作成に費やした時間は病院内であっても業務とは認められない場合があるということだ。
「病院の場合、診療データを見るとか患者さんのデータを参考にするときには患者さんのデータを外部に持ち出すことはどうしてもできないので、それを見るとなると院内でさせてもらう。そこは自己研鑽なのか労働時間なのかは職員に聞いてみないと分からない。」(大阪府立病院機構・人事グループ 樫葉勝人リーダー)

病院機構は労働基準監督署の是正勧告を受け、運営する全ての病院で約5200人を対象に実態調査を行っている。病院で職員に配布された調査票の見本をみると、そこには、過去2年間で職員自身が提出した残業時間よりも30分以上長く病院に滞在していた日付がリストアップされている。この時間が残業だったのかどうかを今一度職員に聞いて、残業だったと認められたものについては、その分の時間外勤務手当相当額を遡って支給するというものだ。
しかし、現場で働く看護師の女性はこの調査方法について大きな疑問を抱いていると話す。
「数年前のことですから、よっぽどのことがない限り『この日残業したけどつけ忘れた』なんて覚えていないじゃないですか。実際、まわりの看護師にもいろいろ話を聞いている中でも、『めんどくさいから書かなかった』っていうことだったり、『面接があるって聞いたから書かなかった』っていう声が多かったです。」(病院機構に勤務する看護師)
(略)
中には、勤務状況を管理している直属の師長に相談した看護師もいたというが…
「師長に問い合わせた看護師もいたみたいで、『私が面接するから』って返答があって、それで書かなかった看護師もいると聞いています。違和感ですよね。やっぱりお金に関することですから、病棟全体での話し合いっていうのがないので、みんながどう感じているかっていうのもすごく気になるところではあります。」(病院機構に勤務する看護師)
(略)
結果、調査の肝心な部分を職員に“丸投げ”した形となった病院機構。これで本当に正しい調査ができたと言えるのだろうか。

医療の場合どこまでが労働時間なのかはっきり区別出来ないと言う声は、特に雇用する側からしばしば聞こえる言い訳ですけれども、本来であればそのためにタイムカードなどの客観的な記録があるはずです。
8時から19時まで院内にいた人が労働時間が9時から17時だったとは常識的には考えにくい話ですが、裁判になった場合雇用者側がそうでないと証明出来ない以上タイムカードの時間=労働時間と認定されます。
それを避けるために雇用者側としては毎回上司に残業の指示を出させるだとか、業務時間とタイムカードの差を本人に説明させるだとか様々な対策を講じることになりますが、毎回となると面倒臭い手順ですよね。
今回も面接があるから書かなかった云々と言うのはまさにそうした面倒を避けるためと言うことでしょうが、面倒な手順が暗黙の圧力となって残業代を断念させられていたとすれば大きな問題となりそうです。

看護師などはまだしもお金の問題だけで済むと言うことも出来ますが、このところの医師の働き方改革を巡る議論との関わりにおいては、医師の労働時間をどこまで認定するのかが非常に重要な論点になってきます。
多忙な基幹病院の医師ともなれば労働時間規制の上限に引っかかりかねず、雇用側とすればいかにして労働時間を短く見せかけるか、あるいはいかに労働時間と認定しないかに工夫を凝らすことになりそうです。
この点で最も議論の対象になりそうなのが当直の扱いで、先日新たに変更された宿日直許可基準に適合する程度の軽い業務の場合労基署の許可を得れば、宿日直時間が労働時間に加算されずに済みます
いずれにせよ労働時間を正しく把握することが今後病院に求められる当然の義務になりますので、今までのような実質年俸性などと称するどんぶり勘定では従来通りの業務を続けられなくなる恐れがありますね。

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2019年8月15日 (木)

今日のぐり「パルパスタ 倉敷店」

ちょうどお盆休みで高速道路が混雑する時期ですが、そんな最中に前代未聞の事態が発生したと話題になっています。

東北道・佐野SA(上り)が突然の営業休止 運営会社従業員のストライキか、NEXCO東日本「事実確認中」「営業再開急ぐ」(2019年8月14日BIGLOBEニュース)

東北自動車道の佐野サービスエリア(上り)が14日未明から突如、営業を休止している。NEXCO東日本は取材に対し、「事実確認中」としながらも「営業再開を急ぐ」とした。

佐野サービスエリアでは、売店やレストラン、フードコートの営業を14日未明から休止。佐野サービスエリアを訪れた人からは、従業員からとみられるストライキ実施の声明文が掲出されていたという報告が相次いでいる。SNSに投稿された声明文によると従業員らは、「佐野SA上り 運営会社ケイセイ・フーズ(社長の氏名)社長の経営方針についていけません。これは従業員と取引先のみなさんの総意」だとして、「解雇された部長と支配人の復職と、経営陣の退陣」を求めている。

営業休止はストライキによるものなのかNEXCO東日本に確認したところ、テナントの問題については通常介入していないとのこと。しかし、今回は利用客に大きな迷惑をかけているとして、事実の確認を行っていると回答した。NEXCO東日本は、現地で聞き取り調査などを行い「現在、営業再開に向けて準備を急いでおります」とし、「お客さまには大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません」と謝罪した。
なお、佐野SA(上り)のガスステーションやロードサイドのミニホテル「ファミリーロッジ旅籠屋・佐野SA店」は通常どおり営業。佐野SA(下り)の施設も利用することができる。

営業再開と言ってもこの時期だけに代替要員もすぐには見つからないでしょうが、しかし利用者にとってはかなり困った状況でしょうね。
本日は佐野SAの早期営業再開を願って、世界中からちょっと見たことがないと言う類のびっくりニュースの数々を紹介してみましょう。

焼き肉屋で4年間無給で働かされていた男が高級酒を万引きで逮捕 法廷は男をどう裁いた?(2019年8月11日TABL)

吉田三郎(仮名、裁判当時49歳)は被害店のスーパーでは以前から万引きの常習犯としてマークされていました。盗む商品はいつも高額なウイスキーです。
(略)
酒ばかり盗んでいたのは転売のためでした。盗んだ酒をいつも売っていた店では30回の取り引きがあり全部で125本の酒が売られています。すでに売られてしまったものに関しては立証できませんが、おそらくほぼ全て万引きしたものだと思われます。

犯行時、彼は都内のとある駅から歩いて3分ほどの場所にある24時間営業の焼肉屋の従業員として働いていてその店の寮で暮らしていました。
その店は安価で味もよく、地元の人気店として食べログでは高い評価がつけられています。そこで彼はPM11時からAM8時までのシフトで勤務していました。休みは月に1日か2日です。
そして、彼は給料を貰っていませんでした。
「給料から寮費と店長への借金の返済分を天引きされていて、1円も貰っていません。食事は賄いが出ていました」
彼の言う借金とは、寮に引っ越す際の費用と、以前に彼が10日ほど入院した時に立て替えてもらった入院費だそうです。
借用書はありませんが、店長からは総額200万円だと彼は聞かされていました。10日の入院と引っ越し費用で200万円もかかるとは思えませんが、借用書も何もない以上文句を言うこともできません。

彼はこの借金を4年近く無給で働きながら返し続けていました。
1日8時間の労働を月に28日、分かりやすくするために深夜労働である点を無視して時給1000円で計算しても額面で224,000円です。ここから寮費を8万円としてさらに保険など天引きしても10万円前後は残ります。全額を借金返済に当てれば年に120万円、4年なら480万円です。たとえ本当に200万円の借金があるにしても払い終わっているはずです。
「店長に借金の返済状況を聞くことはできませんでした。気が短くてすぐに怒る人なので…」
これだけ理不尽な扱いを受けていながらも、店長と借金の話はしていませんでした。よほど店長を恐れていたのだと思います。
「お金がなくて…魔がさして万引きを繰り返してしまいました。多少でも貰えていれば…と思います」

万引きという行為については擁護はできません。そうなる前に手を打つべきだったし、それをしなかったのは彼の怠慢です。
しかしこの事件で裁かれるべきなのは彼だけなのでしょうか?
件の店長は彼の逮捕を知って、
「本来はもう辞めてもらおうと思ったけど、もう1回真面目にがんばれ!」
と弁護人を通して彼に連絡をしてきたそうです。
誰が原因でこうなったと思っているのでしょうか。なぜこんな口を利けるのかは理解できませんが、彼は裁判が終わればまた焼肉屋の寮に戻ると話していました。
(略)

まあしかし第三者には何があったのかは判りませんが、ブラック企業に勤める人と言うのは多かれ少なかれ似たような精神状態にあるものなのかも知れませんね。
残念ながら昨今では必ずしも前代未聞の珍事とまでは言いませんが、その言い訳がかなり奇想天外だと話題になっていたのがこちらのニュースです。

日航が副操縦士の懲戒解雇など検討 本人説明「水と間違えて日本酒」(2019年8月14日FNN)

日本航空の54歳の副操縦士が乗務直前に日本酒を飲んでいた問題で、日本航空は、この副操縦士に対して、懲戒解雇など厳しい処分を検討している。

日本航空の54歳の副操縦士は8月10日、鹿児島空港を出発し、羽田空港に向かう便に乗務する前の検査で、アルコールが検出され、交代させられた。
日本航空は、2018年から相次いだ飲酒トラブルで処分を厳罰化していて、詳細を調べたうえで、この副操縦士について、懲戒解雇など厳正な処分をする方針。

副操縦士は、乗務直前に昼食をとる際、ホテルでコップに注いだ日本酒を水と間違えて飲んでしまったと話しているという。

どこから突っ込むべきか迷う事件ですが、水と日本酒の区別もつかない状態で飛行機を操縦してはいけないだろうとは思います。
文字だけではちょっと想像し難いところがありますが、こちらちょっと聞いたことがないようなびっくりニュースです。

7歳児の口内に歯が526本、インドで摘出手術(2019年8月2日CNN)

ニューデリー(CNN) インド南部のチェンナイで、あごの痛みを訴えて病院を受診した7歳の男の子の口の中から526本の歯が見つかり、医師団が摘出手術を行った。

男の子は下あごの右側に腫れや痛みがあり、チェンナイの歯科大学病院に先月入院した。
同病院の医師がCNNに語ったところによると、男の子のX線検査などを行って診察した結果、「異常な歯」が大量に入った嚢(のう)が見つかった。

医師団は先月、男の子の口から嚢を摘出する手術を行い、続いて4~5時間かけて嚢の中から全ての歯を取り出した。
「歯は0.1ミリ~15ミリのものが全部で526本あった。最も小さい歯でさえも歯冠と根とエナメル質があった」と医師は話している。
男の子は手術の3日後に退院した。歯は健康な状態の21本に戻り、完全回復が見込めるという。

医師によると、今回の症例は複合性集合歯牙腫と呼ばれる極めて珍しい症例だった。原因は不明だが、遺伝や放射線など環境による影響の可能性が考えられる。
両親は、男の子が3歳だったころからあごの腫れに気付いていたが、男の子がじっとしていないので医師の診察も受けられなかったと話しているという。

数えるのも大変だったでしょうが、しかし元記事のレントゲン写真を見るとよく完全回復出来たものだなと感心します。
最後に取り上げますのはちょっと悲しい事件なのですが、その状況が大変だと話題になっていました。

ロケット花火が口の中で爆発、56歳の女性が即死 「想像するだけで恐ろしい」と恐怖の悲鳴殺到も物議に?(2019年07月20日リアルライブ)

 花火の季節がやってきた。個人で遊ぶ手持ち花火から、大玉の打ち上げ花火まで、花火の楽しみ方はいろいろだ。海外には、祭りに参加中、ロケット花火の直撃を受けて死亡した女性がいる。
 海外ニュースサイト「The Sun」と「Daily Mail」は7月15日と16日、祭りの宗教行列の中に飛び込んできたロケット花火が爆発し、女性が即死したと報じた。

 記事によると13日、スペイン中部の町・ビソ・デル・マルケスに住む56歳の女性は、この町の祭りの一環で開催された宗教行列に参加したそうだ。町の教会の前で地元住民や観光客が集まって列をつくり、午後8時30分頃、行列が出発。その矢先に行列めがけ飛んできたロケット花火が、行列の中にいた女性の口の中に入り爆発。女性は即死したとみられ、駆けつけた救急隊は、なすすべもなかったそうだ。
 祭りは即座に中止になったといい、この町の町議会は、2日間喪に服して犠牲となった女性への弔意を示し、町の施設に半旗を掲げたという。この女性は町のコミュニティー活動に積極的に参加していたといい、人口2000人の小さな町では、よく知られた人物だったそうだ。

 地元メディアによると警察は、この花火に点火し発射した51歳の男を逮捕したそうで、この男は危険行為による殺人罪で起訴される可能性があるという。なお、記事中には、なぜ空中に打ち上げるべきロケット花火が行列の中に飛んでいったのか、詳しい情報はない。
 このニュースが世界に広がると、ネットでは「お祭りでこのような事故が起きるなんて悲しすぎる」「ロケット花火を発射した男が許せない」「私は殺人罪での起訴には反対。これって事故だと思う」「女性の口の中にロケット花火が飛んできたなんて想像するだけで怖い」などさまざまな声が挙がっていた。
(略)

家庭用の花火ではなかなかこうまでの事故にはならないでしょうが、どんな偶然が重なったのかと思いますね。
もし意図的に人を狙って点火したのだとすれば非常識と言うしかありませんが、当事者全てにとって不幸な結果だったと思います。

今日のぐり:「パルパスタ 倉敷店」


岡山県内で複数店舗を構える人気のピザと生パスタのお店がこちらですが、特にお得感のあるランチが人気だそうですね。
今回まさにそのランチタイムにお邪魔したのですが、子供さん連れの方々が大勢いらっしゃっていたのが印象的でした。

2人用のパルセットと言うものを頼んで見たのですが、メインのピザとパスタをそれぞれ選べるのでなかなか気が利いているセットです。
活きハマグリとキャベツの大葉じそのパスタはオイルベースのあっさりソースで、風味付けにゴボウも入って和風テイストの味わいがなかなかいい具合です。
明太子とツナのクリームピザの方は明太子は旨味を添えるだけでツナがメインですが、香ばしい焼き上がりで悪くないですね。
サラダはまあベーシックなグリーンサラダですがサツマイモが珍しいか?と思うのと、デザートが3つ選べるのが特徴なのですがプリンはちょっと卵白過剰な味でした。
このデザートが3つ選べると言うのもそうですが、小ぶりながらドリンクバーもついていて確かに子供受けは良さそうですよね。

小さなお店ですが忙しい中にもフロアはしっかり対応されていて好印象ですし、厨房も見るからに人手不足っぽいのですが手際よい仕事ぶりでした。
スタッフの方々は忙しいでしょうがイタリアらしくのんびりランチを楽しむのにもいいお店のようですので、今度は少し繁忙期を過ぎてからお邪魔したいですね。

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2019年8月13日 (火)

熱中症リスクを敢えて高める指導法

この時期全国的に熱中症による死者が続出するのがすでに例年のことになっていますが、世間的にまだまだ認識が改まっていないのか、先日もこんなニュースが出ていました。

バス運転手は信号待ちで水飲んじゃいけないの?車内にわざわざ「熱中症予防にご理解を」の貼り紙(2019年8月9日J-CASTニュース)

路線バスの運転席の貼り紙が、ネットで話題になっている。投稿者は「こういうのがない世の中がいい」とコメントして、画像をアップしていた。
「岐阜バス」車内のもので、「只今、当社ではバス乗務員における『熱中症』対策として、駐停車(信号待ち等)の間を利用し、水分補給を行っておりますので、ご理解のほどお願いいたします」と書かれている。
岐阜バス安全推進課は、「乗務中、飲食をしているという苦情につながることもありうるので貼り紙をしました」と説明している。ということは、そういう難くせをこれまでにつけられたということか。

勤務中の飲食に苦情が寄せられることは少なくないようで、ある路面電車の運転士は「ペットボトルを持ち込んでいると指摘された」、ショッピングセンターの警備員に「仕事中に水を飲んでいる」という意見が寄せられることがある。「リーフェ」の内科医・橋本将吉氏は「病院に苦情ボックスがあって、その中に仕事中には水を飲むなという意見がいっぱい」と話す。
(略)

世の中には様々な考え方の人がいることは当然ですし、どのようなクレームであれつけてくる人はいるものですが、筋の通っていないクレームを組織として正しく対応しないことは問題でしょうね。
とは言えこの種の意見は決して珍しいものではないようで、先日も電車の運転手が乗客の目線が気になって十分な水分摂取が出来ず、熱中症で運転不能になると言う事件が報じられていました。
消防士なども仕事中に水分補給をしようとするとサボっているとクレームがつくのだそうで、社会的にきちんと正しいことを広めていく必要があるのですが、そもそもどういう人達がクレームを付けてくるのかです。
その昔には運動中に水を飲むなと言われた時代があり、そうした感覚の名残がこうしたクレームにつながっているのかと思い込んでいたのですが、どうも未だ世間に蔓延しているのには別な理由があるようです。

鴻上尚史、子役オーディションで“水筒の水を飲まない子どもたち”に理由を聞いて驚き「これが教育なのか?」(2019年8月7日テックインサイト)

鴻上尚史氏は劇作家・演出家として数々の作品を手がけており、舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(2008年・2017年)や風間俊介・松井玲奈・中村中・片桐仁の出演舞台『ベター・ハーフ』(2017年)も彼の脚本・演出である。また、現在は漫画『不死身の特攻兵 生キトシ生ケル者タチヘ』(原作・鴻上尚史/漫画・東直輝)が『週刊ヤングマガジン』に連載中だ。その鴻上氏が自身のTwitterで8月4日、「子役のオーディション」における出来事をツイートして反響を呼んでいる。

子役のオーディションに参加している子どもたちが、持参している水筒の水に全く口をつけないことに気づいた鴻上尚史氏。「飲んでいいよ」と声をかけると一斉に飲むので、「まさか、君達、小学校じゃあ先生が飲んでいいと言うまで飲んじゃいけないの?」と聞いたところ全員がうなずいたという。
そんな出来事を振り返り「身体の声に従わず教師の声に従う。これが教育なのかと暗澹たる気持ちになる」とツイートしたところ、フォロワーから反響が寄せられた。
「先日、駅のホームで課外学習らしく小学生の集団に遭遇しましたが、水筒を飲んだ子におじさん先生が『誰が飲んでいいって言ったんだ! 飲みたきゃ飲むのか!』と怒鳴っていました。飲みたい時に飲むべきに決まっているのに」といった目撃談や、身の子どもがそうした体験をしたという声が多い。
ある母親は、真夏なのに幼稚園から帰った子どもの水筒の水が減っていないことを不思議に思い聞いたところ、トイレを先生に断っても行かせてもらえないので「飲むとトイレに行きたくなり、先生に怒られるから飲まずに我慢した」ことを知る。そこで幼稚園に「水分補給とトイレを担任の決めた時間以外に許されないのは熱中症などの命に関わるのでご配慮を」とお願いしたところ、担任や園長も聞く耳をもたないうえ「市に相談しても暖簾だったので、引っ越ししました」というケースもある。
他にも「無断で水を飲むと勝手に水を飲むなと怒る教師が多数いるからなんですよ。だからバスの運転手さんが業務中に水分補給しているだけで仕事をさぼっていると抗議が来てしまう変な日本」という意見がある一方で、「幼小中は、そうみたいですね。私の出た木更津の高校は、授業中でも飲み物は摂取可でした。生きるために必要な水分だからと、先生もペットボトル持ち込んだりで、イキイキ授業されてました。その位は許される教育現場になっていただきたいです」という声も見受けられた。
(略)

まあオーディションなら悪目立ちしないと言うのも一つの戦略ではあるのかも知れませんが、しかし今どきこういう方針で学童を統率している教師がいると言うのは正直存じ上げませんでした。
今の時代であれば教師もモンスターペアレンツ対策など指導のさじ加減も大変なのでしょうが、どの程度の指導が適切なのかは未だ意見が分かれるにせよ、さすがに熱中症予防上もこれは改めるべきものでしょう。
無論こうした強面の先生は一部なのでしょうが、組織として水分摂取は制限すべしと言う方針の施設もあると言うのが問題で、教室内での学童の健康状態が不安になるようでは安心してお任せできません。

往年の学校内では教師の権威が絶対の時代に対する反発もあってか、進歩的な方々を中心にひと頃から教師の抑制的な指導と教室内での自由な空気を求める声が次第に強まっていたと記憶しています。
その結果教室内での支配的な権威の欠如による学級崩壊などの問題も認識されるようになり、もう少し教師の権威を尊重すべきではないかと言う揺り戻しもあったのがすでに一昔も前の話だったでしょうか。
強制力がなければ学級がまとまらないと言う考えも一面の真理でしょうが、これは強制力の発揮される方向性の問題であって、健康上問題のある指導は理由が何であれ正しいとは言えないものでしょうね。

 

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2019年8月10日 (土)

今日のぐり:「丸美商店」

先日大変多くの犠牲者を出したアニメーション制作会社の火災事件について、こんなびっくりニュースがあったそうです。


フジが謝罪コメント発表 京アニ事件で「アホ」テロップ…「名誉を傷つける誤り」(2019年8月4日デイリースポーツ)

 フジテレビは4日、夕方ニュース「Live News it!」で、京都アニメーションの事件で犠牲になった武本康弘監督(47)の同級生の談話を伝えた際に、画面上テロップで「あんなアホいない」との表示を出し続けたミスに対して、謝罪コメントを発表した。
 同局は「武本監督の名誉を傷つける誤りで、ご遺族の皆様、取材に応じて下さった同級生の方を始め関係者の皆様に、多大なご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます」とした。

 番組で京都アニメーション事件の報道に入ると、画面右上に「『らき☆すた』監督の同級生も 『あんなアホいない』追悼」との表示が出た。
 この日も献花台を訪れる人が後を絶たなかったと伝え、現地を訪れた武本監督の高校の同級生の男性が、「天才だったからね、あんな天才いませんよ。絵見たら分かる、シナリオ見たら分かる」と語った。
 画面下には「あんな天才いませんよ」と談話が正しく表示されていたが、右上には変わらず「あんなアホいない」と表示され続けていた。

 同局は、経緯に関して、担当者は「あんな天才いない」と発注したが、生放送で作業に追われている中で、字が乱雑だったことなども重なり、「アホ」と表記してしまった、と説明した。
 番組では中盤で、奥寺健アナウンサーが「お詫びと訂正があります」と切り出し、「京都アニメーションのニュースの中でサイドスーパー、字幕が誤っていました。正しくは『あんな天才はいない』でした。大変失礼致しました」と謝罪し、頭をさげた。

せっかくの追悼も台無しと言うもので、さすがにこれはダメだろうと思うのですが、誰も違和感は覚えなかったのでしょうかね。
本日はなくなられた武本監督を改めて追悼する意味も込めて、世界中からそれはやらかしてはいけなかったのでは…と思わざるを得ないニュースの数々を紹介してみましょう。

授業に目隠しで触ったもの当てるゲーム、男性教諭が女児に下半身露出(2019年7月27日読売新聞)

 埼玉県教育委員会は25日、女児の前で下半身を露出したとして、県南部地区の公立小学校の男性教諭(30)を懲戒免職処分にした。

 発表によると、男性教諭は6月11日午後、国語の個別指導を行っていた同校の6年生の女児にハンドタオルで目隠しするように指示した上で、下半身を露出した。
 男性教諭は、目隠しをして触ったものを当てるゲームを授業に採用。この日は自身の下半身を触らせようと考えたといい、「親しかった女性と疎遠になるなどプライベートでうまくいかず、ストレスがたまっていた」と話しているという。

ええ、まあその、なんと言いますか、大人になるとはやりたいこととやっていいことの区別をしっかりつけられるようになることなんだと言いますかね、ええ。
見た目が似たようなものでも間違えると大変なことになるとはしばしばあることですが、こちら悲劇的と言うしかない状況を迎えた方のニュースを紹介してみましょう。

何者かがコンディショナーに脱毛剤混入か 21歳女性の髪が悲惨なことに(2019年8月5日ブレーキングニュース)

髪は女性にとって命ともいえるほど大事な存在というが、それが予期せぬことで失われたらショックの大きさは計り知れないだろう。このほどアメリカで、脱毛剤が混入したとみられるヘアコンディショナーを使用した女性が大事な髪を失ってしまった。『New York Post』『The Sun』などが伝えている。

米ウィスコンシン州在住のアシュリー・ローズ・ロビンソンさん(Ashley Rose Robinson、21)は、買い置きしていたパンテーンのシャンプーとコンディショナーを使用した後、髪がごっそりと抜けて最終的には全て失う羽目になってしまった。
アシュリーさんはいつも通りシャンプーの後、コンディショナーを髪に馴染ませて10分ほど置いた。そして洗い流した後にタオルで乾かしたのだが、この時に髪から鼻を突くような刺激臭がしたという。
そのためパンテーン以外のシャンプーでもう一度髪を洗ったところ、手の平には抜け落ちた髪の毛がびっしりと纏わりついており、驚いたアシュリーさんはショックのあまり泣き叫ぶしかなかったそうだ。
(略)
アシュリーさんは今回の件について捜査を依頼しており、警察ではウォルマートに捜査協力を求めているようだ。ウォルマートのスポークスマンは「現在、我々はアシュリーさんの件を調査しており、何が店内で起きたかを究明するため、監視映像を集めて警察とともに調査を進めています」と話している。
アシュリーさんは現在、頭皮の治療費、弁護士費用とかつらを購入するためクラウドファンディングサイト『GoFundMe』で寄付を呼びかけている。

結局全てを剃り落とす決断をしたとのことですが、どうやら犯罪性のあるらしい状況で、何にせよ犯人は少なくとも全世界数億人を敵に回したとみるべきですね。
クマムシと言えばとにかく生命力が強いことで知られていますが、そのクマムシが先日妙なことで話題になっていました。

月面衝突した探査機に残されたクマムシが月で生き延びている?(2019年8月8日ニューズウィーク)

イスラエルの民間宇宙団体「スペースIL」によって打ち上げられた無人月面探査機「ベレシート」は、2019年4月11日、民間初の月面着陸に失敗し、月面に衝突した。
しかしこのほど、「ベレシート」に"搭乗"していたクマムシ(緩歩動物)が月で生息している可能性があることがわかり、話題となっている。

「ベレシート」には、人類の知識や地球上の生物の時空を超えたアーカイブ化に取り組む米国の非営利団体「アーチミッション財団」が制作した「アーチルナーライブラリ」とともに、ヒトのDNAサンプルとクマムシが乗せられていた。
「アーチルナーライブラリ」は、薄さ40ミクロンのニッケルディスク25枚で構成され、英語版ウィキペディアのデータや、フィクション、ノンフィクション、教科書、技術書などの書籍をPDF形式に変換したデータ、5000言語の翻訳データなど、人類の歴史や文明にまつわる3000万ページ相当のコンテンツが保存されている。また、ニッケルディスクの隙間にはエポキシ樹脂の層が埋め込まれ、25名から採取した毛嚢と血液のサンプルと、乾眠状態のクマムシが収められた。

「ベレシート」が月面に衝突した時の速度は毎秒およそ1000メートルであったが、「アーチミッション財団」の科学顧問チームがこの画像を分析したところ、「アーチルナーライブラリ」は「ベレシート」の月面衝突にも耐え、損傷を免れたとみられている。
(略)
ポーランドのアダム・ミツキェヴィチ大学のルーカス・カチュマレク博士は、英紙ガーディアンの取材において「クマムシは、小惑星が地球に衝突したときに生じる圧力にも耐えられるので、『ベレシート』の月面衝突くらいの衝撃ならば何ともないだろう。月で何年も生き延びる可能性がある」とコメントしている。なお、乾眠状態のクマムシは、月で動き回ったり、繁殖することはできず、乾眠から復活させるためには、地球など、適した環境に戻したうえで、水を与える必要がある。
(略)

意図的なクマムシの月面撒布を図ったらしいこの事件、当然ながら全く許容されるものではありませんが、関係者はまた同様の行為を目指しているそうです。
多くの人が夢見るような状況ですが、実際にそうなってしまうと案外大変そうだと言うのがこちらのニュースです。

夢みたい?お金がどんどん飛び出してくるATMがロンドンに出現(2019年6月12日IRORIO)

英・ロンドンのボンドストリート駅にあるATMから、あるものが飛び出して止まらなくなったことが、reddit上の投稿がきっかけで話題を呼んだ。

redditに上げられた動画を観ると、ATMから飛び出ているのは、なんと紙幣だ。
20ポンド(約2,760円)紙幣が、開放された鳥のように飛び出して止まらなくなっている。

海外メディアによると、利用者がこのATMで多額のお金を下ろそうとしたところ、そのオーダーを機械が処理しきれず、故障してしまったようだ。
利用者の男性は、どうしていいか分からなかったのか、バッグをATMの前に置いて、紙幣がこぼれないように蹴とばすなどして、見守っている。
警備員がいたお陰で、誰かに紙幣を横取りされることもなかったようだ。

お金がどんどん飛び出してくるATMのストーリーは、海外メディアでも紹介され、「季節外れのクリスマスみたい!」と盛り上がっている。

その状況は元記事の動画を参照いただきたいのですが、しかし夢の光景とはかなり間抜けな光景でもあるのですね。
最後に取り上げるのも同じくブリからのニュースですが、まずは記事から紹介してみましょう。

列車の中で突如AVの音声が響き渡り乗客困惑 笑う客も(2019年5月14日ニコニコニュース)

イギリスの列車の中で突如としてアダルトな音声が流れ出して乗客らを困惑させた。

イギリスの南西部を走る列道に乗っていたポール・ブリュートンは5月10日に列車内の光景を撮影しTwitterに投稿し「私が乗った列車の運転手がスピーカーをオンにしてポルノを見ている」と投稿。
映像ではポルノと推定される音声が響き渡り、ほかの乗客はくすくすと笑っているのが分かる。この映像は5月14日までに170万回再生された。

この列車を運転していたサウスウェスタンレイルウェイ(South Western Railway)側は声明を通じて、「この音声がどのような経緯で流れたのかを明らかにするために調査中だ。この事件は全面的に容認されず客に謝罪する」と伝えた。
音声は男性の息づかいと女性の会話が聞こえ、運転手または車掌がポルノ映像を見ていたと思われる。

どのような調査結果が明らかになるにせよ、運転手なり車掌なりはかなり気まずい思いをしているのではないかという気がします。
しかしこうした事件はブリに限らず起こりそうなものですが、今の時代どこでも動画を閲覧出来るのも便利なばかりではないと言うことですね。

今日のぐり:「丸美商店」

和歌山と言えばご当地ラーメンで有名な土地柄ですが、こちら和歌山駅の駅ビル内で営業されているお店です。
場所柄決して広くはないものの繁盛されていて、お店に入るとなかなかいい匂いが漂っていますね。

ベーシックな中華そばを頼んで見ましたが、ナルトやシナチクのトッピングなど見た目としてはまさに昔ながらの中華そばと言う風情があります。
和歌山のラーメンは2系統あるそうで、こちら屋号から拝見する限り豚骨を醤油で煮るスタイルのお店のようですが、醤油辛いのか?などと身構えてしまいそうです。
しかし鶏ガラも合わせたと言うスープは塩分濃度は確かに高そうなのですが、それを感じさせないまったりした味でなかなかバランスの取れた良いスープですね。
中細麺は場所柄時間帯もあってか今時のラーメン屋にしては柔らかめのゆで加減、トロトロチャーシューもたっぷりでなかなか満足感ある一杯でした。
メニューにすしとだけ表示されているのは同じく和歌山名物の早寿司ですが、これも生姜がいい感じに効いていてサイドメニューとして手頃なものでした。
和歌山の地元でどういう評価なのかはなんとも言えませんが、少なくとも他地域のラーメン店と比較しても決してレベルは低くないと思いました。

ともかく駅中の店舗なのでお客の回転は早く、接遇面でも手早く回すと言うことが徹底されているのが見ていてもよく判ります。
設備面ではスペースが限られた関係上仕方ないのでしょうが、特にカウンター席が狭くお隣と肘が干渉するのがちょっと…でしょうかね。

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2019年8月 7日 (水)

医大付属の医療センターでも分娩休止…と言われるとびっくりしますが

医大付属の医療センターと言えば立派な大病院を想像するのですが、兵庫医科大ささやま医療センターは古い国立病院を起源とし、1997年私立の兵庫医大に委譲された地方病院です。
一般病床92床・地域包括ケア病床44床・回復期リハ病棟44床と言いますからまあ昔ながらの田舎の公立病院と言う規模ですが、その医療センターで産科分娩休止の話が出ていると報じられています。

激務の産科医、休みなし 分娩休止で機能集約を 病院「国レベルの課題」(2019年6月3日丹波新聞)

 兵庫県丹波篠山市の兵庫医科大ささやま医療センター(片山覚院長)は5月23日、丹波新聞社の取材に応じ、産婦人科における分娩は中止して、隣接する同県丹波市に近く完成する「県立丹波医療センター」に機能を集約させるものの、産婦人科自体は継続し、従来通り妊婦健診や妊娠中のトラブルについては入院も含めて対応する―との方向性であることを明らかにした。片山院長は、「産科医が全国的に不足する中、より安心・安全な周産期医療を提供するためには、『医療圏』という広域で考えることは大前提で、市の問題ではなく、国レベルの課題」と話している。
(略)
 片山院長によると、リスクを伴う分娩は、24時間対応で、小児科、麻酔科、場合によっては脳外科も必要な領域で、広域(丹波市も含めた丹波医療圏)で整備されるべき医療という。
 ささやま医療センターの産婦人科は、医師2人体制は維持しているものの、労働条件は過酷。妊婦の体調の急変に備え、24時間、できるだけ2人で対応できるよう心がけ、また、どちらかの医師が病院にいるか、1時間以内に駆けつけられる範囲に外出を自制している。
 田中宏幸部長は敷地内の官舎で寝泊まりし、出張などの際は医大にバックアップを要請する。休日はなく、田中部長は少なくとも、池田医師が退官した4月以降、同県西宮市の自宅で夜を過ごしたことはない。
(略)
 片山院長は、「市の分娩数が減っている中、市域における共存という意味では、『地元で産みたい』という人は、幸い市内には産婦人科医院があり、そこを利用してもらえばよい。医療センターでなければならない理由はない」と話す。

 ささやま医療センターの「分娩休止を検討」との意向を受け、丹波篠山市の酒井隆明市長は今月20日、同センターの産科充実に向けて市民の意見を聞く検討会を6月にも立ち上げることを表明している。
 昨年6月に医科大と結んだ「ささやま医療センターの運営等に関する基本協定書」では、医科大は、同センターにおける婦人科や小児科などの「存続と充実に努める」とし、医療従事者の不足や経営状況などでやむを得ない事情となっても「当該診療科の存続、再開について可能な限り努力する」と明記している。
 市は同センターに対し運営補助金として年1億2600万円を交付している。

報道では長年地域の産科医療を支えてきた前任の池田医師が定年で退職した後、残る二人の医師があまりに過酷な労働環境を強いられていると言い、このままでは医療事故も起こりかねない状況と言えそうです。
大野病院事件や大淀病院事件を経験した今の時代、不十分な体制におけるハイリスクな分娩継続は忌避されるべきもので、同医療センターの分娩休止と言う判断自体はまあ妥当なのかと言う気はしますね。
ただ注目頂きたいのは今後の分娩先として近く開院する県立医療センターのみならず市内の開業医を推奨している点と、つい昨年医大との間で協定を結び産科婦人科存続に努力すると現地を得ている点でしょうか。
市としてはお金も出し協定も結んでさあ安心と思った矢先の分娩休止であり、当然ながら一言あるだろうと思っておりましたら、やはり先日の会合で市当局からつるし上げられたと報じられています。

ささやま医療センターの分娩休止検討 子育て世代の7割「継続を」(2019年7月10日神戸新聞)

 兵庫医科大学ささやま医療センター(兵庫県丹波篠山市黒岡)が分娩機能の休止を検討している問題で、同市は6日夜、同センターの産科充実に向けて、市民や医師、助産師らでつくる検討会を立ち上げた。同日、丹南健康福祉センター(同市網掛)で会合があり、子育て世代の7割が「分娩継続を希望する」と回答したアンケートの結果を報告した。
(略)
 アンケートは先月、乳幼児検診や母子保健事業などで来庁した子育て世代約253人に実施(回答は246人)した。同医療センターの分娩継続を「希望する」と答えた人が70%、「希望しない」が4%、「よく分からない」が17%だったという。出産する病院を選ぶ理由では「住まいに近いから」が最多だったことも明らかにした。
 委員からは「なぜ医師2人では安全な分娩ができないのか、大学の説明を聞きたい」などの質問が出た。
(略)

「緊張感は24時間365日」 分娩休止受け、産科医が実情訴え 検討会で市民から疑問も/兵庫・丹波篠山市(2019年8月2日丹波新聞)

 兵庫県丹波篠山市黒岡の兵庫医科大学ささやま医療センターが「医師2人体制では安全な分娩ができない」として、産科の分娩休止の方向性を出したことを受けた同市の「ささやま医療センターの産科充実に向けての検討会」(委員長=酒井隆明市長)の2回目の会合がこのほど、同市の丹南健康福祉センターで開かれた。同センター副院長も務める田中宏幸産婦人科部長らが出席。「2人がずっと、いつ呼び出しがあるか分からない緊張感を持って24時間365日を過ごしている。みなさんに期待してもらっている安心・安全な産科医療は困難だ」などと現状を述べた。

 今年5月、同市は同医療センターが分娩休止を検討しているとの意向を確認。酒井市長は「市の中核病院として産科分娩は不可欠」とし、昨年6月に兵庫医大と締結した、(同医療センターの)産科、婦人科、小児科などの「存続と充実に務める」とする協定に沿い努力すべきと主張、市民の意見を聞こうと7月6日に初会合をもった。
 第2回検討会で、委員からは「医師2人ではなぜ分娩ができないのか」「産科医院では分娩できるのに、医療センターはなぜできないのか」「臨時的にでも助けてくれる医師を探すことはできないのか」などの質問が出た

 田中部長は、全国的にも産婦人科医が減少し、兵庫医大本院の産婦人科の医局も定員15人に対し、1人不足している状況であること、ささやま医療センターは労働基準法からみても必要数に達していない状況を説明。「医療センターには、小児科や麻酔科とも連携した『病院』としての機能が期待されているが、その要望には応えられない状況」「医大としては、若い医師を育成する役割もあるが、指導する余裕はない」などと回答した。
(略)
 田中部長は、「『分娩は休止する』とは言っているが、これからの産科充実について考える時、産科医の立場で話ができる人は必要。協力できることはしたい」と話したが、酒井市長は「田中先生は業務に専念して」と、かみ合わなかった

しかし今の時代に産科医や助産師が呼べばどこかから集まるだろうと言う認識も如何なものかですが、仮にそうした人材がいたとしても丹波の片田舎の病院にどれだけ求心力があるのかと言うことでしょうか。
むろん市民としてはおらが町の病院で分娩が出来ればそれに越したことはないでしょうが、医療センターとして求められる水準での対応を続けられない、続けようとすれば労基法違反の状態になると言っているわけです。
医療事故を防止するためにも無理なものは無理と言うしかありませんが、市側市民側としては医師1人の開業医で分娩が出来るのに何故医師2人の医療センターで分娩が出来ないのかとはもっともな疑問ですよね。
これについては扱う分娩数や負うべきリスクが異なるからと言うことになるでしょうが、まずは休止により体制を整えた上で限定的にでも分娩を再開するのかどうか、今後の労働環境の改善次第ではないかとも感じます。

市民の考えはそれとして、一連の経緯で市長はかなりヒートアップしているようで、理事長が交代し長年産科を支えた池田医師が退任したとたんにこうした話が出てきたことに市の公式サイトで不満を述べています。
興味深いのは市長の言によれば、医大側は前任の池田医師のやり方は安全なやり方ではないと主張したという点で、想像するに良くも悪くも昔気質の熱心な先生であり、部下にもそれを求めていたのでしょう。
市長は「兵庫医大にも、ささやま医療センターの現場の先生たちにも産科を守ろうという方はおられなくなってしまったのでしょうか」と言われますが、では座して医療事故が起こるまで待つべきなのかどうかですよね。
仮に運良く医療事故が起こらずとも労基法違反の状態が許容される時代でもありませんので、いずれにせよ何らかの診療制限は必要ですが、産科医2人に地域として何を優先的に求めるかと言うことになるでしょうか。

 

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2019年8月 5日 (月)

医師自身はやはり延命的治療は希望せず

以前から時々見かける類のアンケートですが、やはり今回もそうなったかと思わせる結果が出ていました。

内科医の8割、延命治療望まず 日本臨床内科医会アンケート(2019年8月1日時事メディカル)

 先の参院選では、安楽死制度を認めようと訴える政党が初めて候補者を立てた。議席は得られなかったが、人生の最後をどう迎えるかについて関心が高まっていることの表れの一つだろう。医師自身はどうなのか。日本臨床内科医会が所属会員を対象に行ったアンケート調査によると、約8割が延命治療を望んでいないことが分かった。

 ◇9割近くが「最後」考える

 医師は自身の最後の医療についてどう考えるのか。
 その回答は興味深い。「考えている」40%、「少し考えている」46%、「考えていない」14%―。程度の差はあっても、「考えている」が9割近くに達した。日々、患者と向き合い、切実な状況も経験しているだけに、自らの最後の医療に関しても意識が高いとみられる。
 では、最後の医療をどのようにするかを家族に話しているのだろうか。
 「よく話している」が15%、「少しは話している」は46%で、「話している」医師は約6割となっている。これに対し、「話していない」は39%だった。 

 ◇緩和医療や点滴治療望む

 内科医は自身の最後の医療をどのようにしたいのか。
 最も多かったのは「何も治療を受けない、緩和医療を受けたい」で、59%を占めた。次いで「延命治療は希望しないが、点滴治療を受けたい」22%となっている。約8割が延命治療を望んでいなかった
 一方、「人工呼吸器はつけないが、高カロリー輸液や胃瘻(いろう)などの延命治療を受けたい」は3%で、「人工呼吸器や胃瘻など最大限の延命治療を受けたい」は1%にすぎなかった。
 最後の医療について患者と話し合うことはあるのか。
 「よくある」15%と「ある」45%を合わせて60%に上った。60%という数字は高いと言える。
 ただ、「あまりない」36%、「ない」4%で合計40%を占めている。今後、この割合がどう変わっていくかが注目される点だ。

 ◇ACPに賛否両論

 日本臨床内科医会では、終末期医療における患者本人の自己決定を支援する「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」を進めている。ポイントは患者が延命治療を望まない場合は、それを医師が支援することだ。意志決定の主体はあくまでも患者自身であり、結果として本人が望まない延命治療が少なくなることで医療費の削減につながるといわれている。
 自由回答でACPについて聞いたところ、賛否両論が並んだ。賛成派では次のような意見が目立った。
 「人生の最後に慌てないために、有用かつ重要だ」
 「とても重要で、大事なことだと考えている。さらに一般の人々への周知が必要だ」
 「プロセスが大切で、何度も確認し、話題にすることを心掛けている
 「普及した方がよい」
 ACPの重要性を認めた上で、「本人と同時に家族の意志も確認する必要がある」とする意見や、「幾つかの選択肢を提示した上で、自分で方向性を決定するのが大事だ」「本人の希望と家族の思いがマッチしていないと空回りする」とする声もあった。

 ◇大きいかかりつけ医の負担

 否定的な意見や慎重論も紹介しよう。
 「患者の考えがころころ変わるので、非常に難しい」
 「病院勤務医とかかりつけ医との考えの違いが生じやすく、連携をどうするかが難しい課題だ」
 「現状の病状と予後について十分に説明した上での自己決定だ。支援する側のかかりつけ医としての負担も大きい」
 「ケアマネージャーの役割になるのではないかと考えられるが、ケアマネージャーの仕事そのものがハードで、そこまでの役割を果たすことが可能か悩ましい」
 「必要ではあるが、実際には難しい」
 日本臨床内科医会としては、今後、こうした声にどう応えていくかが課題だろう。(鈴木豊)

思い起こせば20世紀の終わり頃にはスパゲッティシンドロームなどと言う言葉もあったほどで、誰しもそれはさすがにやり過ぎではないかと思いながらも終末期の延命的対応を止めるに止められなかった時代もありました。
それが2011年末に厚労省が終末期高齢者に対しては経管栄養を導入しないこともあっていいと言い出した頃から、あっと言う間に関連学会から相次いで終末期医療のガイドラインが公表されるに至ったものです。
つい先日も老衰で亡くなる方の数が脳血管疾患を越え、がん、心疾患に次ぐ死因の第3位となったことが報じられていましたが、老衰死を認めるにあたっては家族や医師の意識変化も大きな影響を与えているのでしょう。
終末期医療には金がかかるとはかねて言われているところで、医療費切迫の折にそれを削減すると言う目的も国としてあったことは否めませんが、現実的に現場においても歓迎されるべき変化だとは言えるでしょうね。

なお医療費の大きな部分を占める高齢者の医療費削減に関しては、先日ちょうど厚労省から「高齢者の医薬品適正使用の指針・各論編」なる通知も出たところで、過剰な投薬の抑制を求めています。
すでに先年出された「同・総論編」も含めて過剰投薬の見直しを重ねて訴える内容ですが、以前から続けられてきた治療が現在の年齢や状態にあって継続が妥当なのかどうかの見直しが必要と言うことでしょう。
この点で高齢者に予防的投薬がどの程度まで必要なのか以前から議論があるところですが、各種ガイドラインでは予想される余命や患者のADLまで考慮した内容となっておらず、判断に迷うところです。
寝たきり高齢者に今さら脳梗塞予防薬もなかろうと思っても、仮に脳梗塞が再発した場合ガイドライン通りの予防措置を講じていなければトラブルを招きかねずで、担当医としても簡単には休薬しにくいでしょうね。

いずれにせよ全ての終末期患者に同じ対応をするべきではないのは当然で、終末期における延命治療の実態を知っている医師でなくとも、一般の患者家族にも無意味な延命は望まない人は少なくないでしょう。
逆に本人や家族の総意としてとにかく一日でも長生きしたいと言った希望があるのであれば、それに応えるのも医療の役目であり、少なくとも現時点での保険診療ではそうした希望を許容していると言えます。
その点で終末期の患者を看取ることの多い内科医ですら、家族や患者と終末期をどうするかを話していない場合が多いことは問題で、当事者の意志を共有しないまま無駄な医療費を投じている可能性もありますね。
将来的に本当に医療財政が逼迫した場合、終末期医療のコストをどこまで保険がカバーしてくれるかと言う疑問もありますが、その頃までには国民の感覚も今とはずいぶんと違ってきているのかも知れませんね。

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2019年8月 3日 (土)

今日のぐり「イタリアン ガーヴィ」

今年も猛暑の日が続いていますが、この時期多いあの病気になってしまったのがこちらの方です。

羽越本線の運転士、熱中症に 県内計19人が救急搬送(2019年07月28日山形新聞)

 27日午後0時45分ごろ、JR羽越本線の遊佐駅で、下り普通列車の男性運転士(37)が体の震えや手足のしびれなど、体調不良を訴え、列車の運転を一時見合わせた。運転士は軽度の熱中症とみられ、救急搬送された。県内は厳しい暑さとなり、各消防本部によると同日午後6時までに、この運転士を含め19人が運ばれた。

 JR東日本秋田支社や酒田地区広域行政組合消防本部によると、列車は午後0時半ごろ、酒田駅を出発した秋田駅行きで、運転士は遊佐駅に到着した際、車掌に体調不良を伝えたという。代わりの運転士が到着するまで、列車は同駅で運転を見合わせ、50分後に再開した。乗客約30人に影響が出た。
(略)

運転士はもう運転できないと訴えたそうで、乗客の目が気になって水分を十分にとっていなかった可能性があるそうです。
本日は最後まで職務を遂行しようと努力した運転士の早期回復を願って、世界中から一生懸命頑張ったのに微妙に報われていない気がするニュースの数々を紹介してみましょう。

母刺殺の男に猶予判決 正当防衛主張も過剰と認定、青森地裁(2019年7月22日産経新聞)

 青森市で昨年1月、襲い掛かってきた母親=当時(45)=の牛刀を奪い刺殺したとして、殺人罪に問われた同市の無職、佐々木圭被告(23)の裁判員裁判判決で青森地裁は22日、「過剰防衛だ」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。弁護側は正当防衛と無罪を主張していた。

 判決理由で古玉正紀裁判長は、母の恵さんを刺したことについて「素手などで制圧できた。防衛行為として許される限度を超えている」と指摘。一方で牛刀を向けられたことや、以前から酒に酔った恵さんに暴力を振るわれていたとして、執行猶予とした。
 古玉裁判長は「(残された)家族のことをよく考えて」と説諭した。

 判決によると、佐々木被告は昨年1月、青森市の自宅で恵さんの右胸を突き刺して殺害した。

牛刀を振り回して襲いかかってくる相手を素手で制圧できると裁判官が何故自信満々なのか判りませんが、何にしろ酒は過ごしすぎないようにしたいものです。
昨今何処の業界も人手不足で人材集めが大変だと聞きますが、こちらせっかく努力したのに…と言うニュースです。

平成の時代に「自衛隊はオタク化が進んだ」・・・「悪ふざけ」にしか思えないほど=中国メディア(2019年5月19日サーチナ)

 代表的な文化の1つがアニメである日本では、これまで「お堅い」イメージの強かった企業や機関がそのギャップを狙って二次元を宣伝に利用するようになっており、自衛隊もその1つだ。中国メディアの今日頭条は16日、「平成の自衛隊はどれほどオタク化が進んだのか」と題する記事を掲載した。日本人の二次元愛を半ば呆れ気味に伝えている。

 記事は、平成の時代に自衛隊がどのように「オタク化」してきたかを紹介。最近、中国の軍事愛好家に強く印象付けたのは、「自衛艦これ」だという。これは、海上自衛隊所属の自衛艦をアニメ「艦隊これくしょん」に出てくるキャラクターとして擬人化したものだ。筆者は自衛隊に「オタクが深く染みついている」ことに驚き、「悪ふざけ」が目に余ると苦言を呈している。
 中国人にとって軍関係者とは、国民の命を守り威厳を保ち、国民に敬われるべき存在であるべき、というイメージがあるようだ。それを考えれば、ポスターに美少女を多用し、自衛艦まで美少女に見立ててキャラクター化するというのは「悪ふざけ」に思えるとしても不思議ではないだろう。二次元に対する日本人との感覚の違いは大きいようだ。

 しかし、記事の中国人筆者も、「けしからん」と言いつつ、一部のアニメとのコラボレーションに関してはレベルの高さに舌を巻いている。例えば、海上自衛隊の艦艇に装備しているファランクスをアニメキャラ化したことがあるが、これはアニメ「銀魂」に出てくるキャラクター「エリザベス」を模したもので、色といい形といいキャラクターをうまく利用し「とても良くできている」と称賛した。
 しかし近年では、女性隊員にコスプレさせたり、声優に一日艦長を依頼したり、陸空海が「オタクの本気度」を競うかのようにますますヒートアップしていることに疑問を呈し、「これでは自衛隊は戦えるのかと疑問視されても仕方ない」と主張した。自衛隊は、他国では考えられないほど二次元に寛容なのは間違いないようだが、いざという時に「戦えるのか」に関しては、いざという時がないことを祈りたいところだ。

米軍なども伝統的に映画撮影に協力してきた経緯もあり、自衛隊が必ずしも特殊であると言うより中国が硬すぎると言う気もしますがどうでしょうね。
警察犬と言えば警官にとって頼りになる相棒と言えますが、その悲しい顛末を伝えるのがこちらのニュースです。

犯人と間違えて保安官に飛び掛かった警察犬、その場で射殺(2019年7月29日テックインサイト)

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米ジョージア州のポールディング郡保安官事務所で、K9(警察犬)ヴェッロ(Verro)の殉職に皆が悲しみに暮れていた。ヴェッロは8歳のベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアで、ハンドラーであるブランドン・キルゴア巡査長(Brandon Kilgore)と7年以上もパートナーとして活躍してきた。
今月19日正午頃のこと、同州ダラスで男が暴力を振るっていると通報を受けて保安官らが駆けつけた。しかし男は現場を離れようとしており、保安官代理が付近でシルバーの車に乗った男を発見し、車を停車させた。
ところが男は車から降り、そのまま逃走してしまった。その後、ヴェッロを伴って現場に到着したキルゴア巡査長が逃げる男を目撃、ヴェッロを警察車両にのせたまま男の行方を追った。この時キルゴア巡査長は、K9を使用するには適さないと判断しヴェッロを車両に待機させたようだ。

しかしヴェッロはキルゴア巡査長を支える意欲に溢れた警察犬だったため、車両後部のケージから抜け出して少し空いている窓から外へ出て、キルゴア巡査長のサポートにあたろうとした。
だが目の前に現れた保安官代理を容疑者と間違えたヴェッロは、飛び掛かり脚に噛みついてしまったのだ。K9はハンドラーの指示にしか従わないため保安官代理の制止もきかず、さらに保安官代理はヴェッロがK9だということに気付いていなかった。
一方でキルゴア巡査長はヴェッロが警察車両から抜け出したことに気付いておらず、その場所から離れたところにいたという。
激しく脚に噛みつくヴェッロに為す術がなかった保安官代理は、日頃の訓練に従って銃を抜きヴェッロに向けて発砲、その場で射殺した。撃った犬がK9であることに気づいたのは、ヴェッロが息を引き取った後のことだった。
(略)
グレッジ保安官は同保安官事務所でK9とパートナーを組んだハンドラーとしては初めての人物だった。それだけに今回の不慮の事故には大きな悲しみを抱いたことだろう。

見ず知らずの相手なら仕方がないとも言えますが、しかしお互いに何とも残念な結果としか言いようがありませんね。
最後に取り上げますのは昨今珍しくない国際的密輸事件について、さすがにそれはどうよと言う犯人逮捕のニュースです。

「あのカツラ、怪しすぎる!」麻薬密輸で逮捕されたコロンビア人の衝撃的なヘアスタイル(2019年07月23日らばQ)

スペインのバルセロナ・エル・プラット空港で、コカインを密輸しようとしたコロンビア人の男が逮捕されました。
発覚した理由は、誰が見ても男の頭髪が「不自然」だったため。
衝撃的なヘアスタイルをご覧ください。

こ、これは!?
隠す気あるの? と聞きたくなりますが、保安検査場を通過する際に男はかなり緊張した面持ちだったことから、あやしさに拍車が掛かっていたのだとか。
(略)
コカインは約500g、3万ユーロ(約360万円)相当だとのことです。

元記事の画像を参照頂ければ一目瞭然ですが、確かにこれは隠す気があったのかと思うレベルですね。
恐らく当初はもっと控えめだったものが次第にエスカレートしてこうなったのでしょうが、何事も限度の見極めは肝心と言うのが教訓でしょうか。

今日のぐり「イタリアン ガーヴィ」


福山インターから北上した同市郊外に位置するのがこちらのお店ですが、失礼ながら見た目は全く目立つようなものではありませんよね。
ランチがお得だとなかなかの人気店だそうですが、夜の時間帯はそうでもなく静かに楽しめる程度のゆとりがあるようです。

この日は日替わりのコースを頼んで見ましたが、まずは前菜は盛り付けもなかなか小綺麗に出来ていて味も無難なものでした。
チーズを使ったニョッキ(クワットロフォルマッジ)はチーズの味が強烈なこってりしたソースが特徴ですが、ニョッキの程よい食感も楽しめます。
ちなみに普段のレギュラーメニューではこのソースをペンネで使ってるようですが、ソースの味が同じならニョッキの方が合いそうな気がしました。
真鯛のポワレは皮の焼き具合がいい感じで、付け合わせのレンコンやタケノコなど和野菜がいいアクセントですが、あっさりしたソースはわずかに塩気が強いでしょうか。
牛タンシチューはトロトロではなく肉の食感が残る仕上がりで味もいいのですが、これもやはりわずかに塩気の強さを感じるのは店の味と言うことでしょうかね。

全体に洗練はされてないが悪くない味で、混み合う昼時は大変でしょうが空いた時間帯なら接遇もまったりと居心地が良いものです。
内装や設備はさすがにやや古めかしさは感じるもののトイレなども設備面は一通り揃っていて、少人数で集まるにも良さそうなお店ですね。

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