« 今日のぐり:「大隈」 | トップページ | 地域医療構想、良くも悪くも首長の医療への影響力が増大する可能性大 »

2019年1月 4日 (金)

今日のぐり:「かんだやぶそば」

遅ればせながら、2019年も当「ぐり研」をよろしくお願い申し上げます。
さて、もっとも有名な韓国人の一人とも言えるお方が、先日亡くなったと言う残念なニュースが報じられていました。

“扇風機おばさん”が死去…整形の副作用で苦しむ姿が日本でも話題に(2018年12月18日スポーツソウル)

不法な整形手術の副作用で“扇風機おばさん”と呼ばれたハン・ヘギョン氏が、この世を去った事実が知らされた。
ハン・ヘギョン氏は去る12月15日、享年57歳で死去した。彼女の家族は病院で静かに葬儀を行い、17日に出棺を終えた。

“扇風機おばさん”ハン・ヘギョン氏は去る2004年、SBSの『瞬間捕捉 世の中にこんなことが』の「失われた顔」編で紹介された。当時ハン・ヘギョン氏は、自らの顔に大豆油、パラフィンなどを注入するなどの整形中毒の副作用に苦しんでいた。
生活が不可能なほどの痛みを訴えていたハン・ヘギョン氏の姿に視聴者は、多くの声援を送った。ハン・ヘギョン氏は顔の中の異物を抜き出す手術を数回経て、少しずつ好転していた。

2008年、ハン・ヘギョン氏は『世の中にこんなことが』500回特集で、「未だに顔を見ると、整形したい気持ちがあるが、気を引き締めている」とリハビリに励んでいることを伝えた。
ハン・ヘギョン氏はその後、いくつかのメディアを介してニュースを伝えたが、12月15日にこの世を去った。

ちなみにこの扇風機おばさん、今回の報道に絡めて元々が大変な美人だと話題にもなっていたのですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
本日は扇風機おばさんに哀悼の意を表して、世界中から極めて珍しい症例を伝えるニュースを取り上げてみましょう。

小学生の頃にペンのキャップを誤飲した女性 40年後に肺から摘出(2018年8月17日テックインサイト)

子供の頃に誤飲したペンのキャップが、40年後に体内で発見されるという驚くべき出来事が中国の女性の身に起こった。キャップは手術で無事に取り出され、女性は現在回復中だという。『新浪江西』『Daily Mail Online』などが伝えている。

中国・山東省に住むヤンさん(49歳)は腹部の痛みを訴え、聊城(りょうじょう)市高唐郡人民病院へやってきた。断続的な痛みを右下腹部に感じていたヤンさんは、最初に婦人科を訪れ、医師らは女性の上部生殖器(子宮頸部、子宮、卵管、および卵巣)の感染症である骨盤内炎症性疾患を疑った。しかしレントゲン検査でヤンさんの胸腔に影があることを確認した医師が、さらにCT検査を行ったところ、右肺下部分に異物があることが判明した。その異物は、ヤンさんが9歳の時に誤飲したペンのキャップであった。

ヤンさんは40年前の小学生の時、教室でクラスメートと遊んでいる最中に誤ってペンのキャップを飲み込んでしまった。それを知った両親はヤンさんを病院へ連れて行ったが、目立った症状がなかったことからキャップは排泄物と一緒に体外から出たと医師は結論付けた。しかし30歳になって、ヤンさんは周期的な咳き込みに襲われるようになったという。19年間続いた咳の発作は、おそらく40年間肺に留まったままになっていたキャップが原因ではないかとみられている。
同病院の胸心泌尿外科部長であるリ・バイミン医師は、内視鏡による手術でヤンさんの肺から40年ぶりにキャップを取り除いた。現在のヤンさんは、自宅で回復中とのことだ。

日本であればどこかの時点でレントゲンの一枚も撮っていたでしょうが、医療費の高い中国では珍しくないのかも知れませんね。
同じく呼吸器疾患の患者ですが、こちらその画像的なインパクトが大きいニュースです。

せきをした男性が「気管支状に固まった巨大な血の塊」を吐き出す(2018年12月10日GigaZiNE)

末期の心臓病によって集中治療室(ICU)に担ぎ込まれたアメリカの男性が、「気管支の形に固まった血の塊を吐き出す」という驚くべき症例が報告されました。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の外科医であるGeorg Wieselthaler氏は、重篤な心臓病を患っていた36歳の男性の治療に当たっていたとのこと。病気によって男性の心機能が非常に弱っていたため、Wieselthaler氏は男性の血液を体に送り出す心室補助ポンプに接続しました。この処置に使われるタイプの心室補助ポンプには、患者の体内で血液が凝固する危険性が高まってしまうという欠点があるそうです。Wieselthaler氏は「この心室補助ポンプを使用する患者には、血液を固まらせないために抗凝固剤を投与する必要があります」と語っています。
実際にWieselthaler氏は抗凝固剤を投与しましたが、血液が固まりにくくなるという作用にはデメリットもあります。人間の体は血が裂け目などが発生したことで血管外に流れ出すと、血液が凝固して裂け目を覆うようにかさぶたを作り、血液の流出がストップするようになっています。しかし抗凝固剤を投与されている人の場合、血液が固まらずに裂け目からどんどん血液が流れ出てしまうという危険性があります。
今回Wieselthaler氏が担当した患者も、肺の血管から血液が流れ出して気管支に入り込んでしまったそうです。はじめのうち、患者は数日にわたってせきをして小さな血の塊を吐いていました。ところが、ある日普段よりも長く激しいせきをしていた患者がとても巨大な血の塊を吐き出したとのこと。Wieselthaler氏らが慎重に折りたたまれていた血の塊を広げていったところ、なんと血の塊は気管支の形をしっかりと保持していたとWieselthaler氏は公表しています。

「私たちは非常に驚きました」とWieselthaler氏は語っており、気管支の形を保持したままの血塊が吐き出されるという奇妙な事例に好奇心を抱いています。血の塊はなんと6インチ(約15cm)もの大きさがあり、気管支の形から血の塊が右肺の気管支内で凝固したものだと判別することさえできたそうです。
(略)
患者の男性は心臓病などに関わるさまざまな症状を呈しており、その中には血液中のフィブリン濃度が通常よりも高くなるという症状もありました。これによって気道内にたまった血液がゴム状に凝固し、形を保持したまませきと共に吐き出された可能性があるとのこと。
Wieselthaler氏によると、男性は血の塊を吐き出すと一時的に気分がよくなったものの、明らかに末期状態だったため、一週間後に心臓病の合併症により亡くなったそうです。

どれほど気管支の形通りであったかは画像を参照いただきたいのですが、こんなものが喀出されたのであれば一時的にせよ楽にはなれたのでしょうか。
忘れた頃に報じられる希少感染症のニュースですが、こちら思いがけない経路での感染が話題になっています。

水道水で鼻うがいをしていた女性、脳を食べるアメーバに感染して死亡(2018年12月12日gizmodo)

脳喰いアメーバの恐怖は身近にあります。
シアトルにいる68歳の女性が、水道水で鼻うがいをしていたことで脳を食べる珍しいアメーバを摂り込んでしまい、亡くなりました。
この件について、感染症国際ジャーナル「International Journal of Infectious Diseases」の新しいケース・スタディーで、このように記述されました。

    この感染症は当初、脳腫瘍として誤診されていました。疑いのある腫瘍を取り除く手術中、シアトルのスウェディッシュ・メディカル・センター神経外科医の執刀医チャールズ・コブズ医師は、脳の損傷の程度に驚き、さらなるテストのためサンプルを抽出しました
コブズ医師は、The Seattle Timesにてこの状況についてこう語っています。

    私がこの女性に手術をしたとき、脳のゴルフボール大ほどの部分が血まみれになっていたんです。そこには脳細胞を食べるアメーバがそこら中に巣食っていたのですが、我々は最初それが何なのかわかりませんでした。
    そこで組織を切り取って調べたら……アメーバだということが判明したのです

その後の生検レポートには、女性に寄生していたのは「バラミュージア・マンドリラリス(Balamuthia mandrillaris)」というアメーバだったことが示されました。この種の感染症は非常にまれですが、特にこの事件は、「鼻うがいからと思われる、Balamuthia mandrillaris脳感染の最初のケース」である、と珍しい事例として記載されたのでした。
鼻うがいとは急須のようなネティー・ポットを使い、鼻の穴に水を注ぐことで副鼻腔の圧迫感を軽減するものですが、この女性は煮沸した水または生理食塩水の代わりに、購入した水用フィルターを通して濾過した水道水を使用したとのこと。
米Gizmodoのドヴォルスキー記者も、ネティー・ポットで鼻うがいをするとのことですが、煮沸した水や生理食塩水を使うことは知らなかったのだそうです。おそらくほかの多くの人々にとっても驚きだと思う、と述べています。
(略)
しかしながら、鼻うがい自体は止めるべきではないともいっています。容器を適切に洗い、煮沸した食塩水または生理食塩水を使用する限り、大丈夫なのです。せっかく健康のためにやるのなら、正しくやらないといけませんね。

鼻うがいと言う行為を煮沸した生食でやっている人がどれほどいるのか存じ上げないのですが、まさかこんなことになるとは当事者も含め誰も思わなかったことでしょう。
最後に取り上げるのも極めて稀なケースですが、まずは記事から紹介してみましょう。

リアル『寄生獣』?4歳の少年に宿った「小さな生命」の意外な結末(2018年12月23日マイジツ)

カリフォルニアに住む4歳の少年が海岸で膝小僧を擦りむいてしまい、家で母親に消毒をして貰ったが中々治らず、しまいには傷口が膿んでドンドン大きくなってしまったそうだ。心配した両親は少年を病院に連れて行き診察を受けたところ、何と傷口から『タマビキガイ』という小さな巻き貝が、ニュルっと出てきたというのだ!

専門家によればタマビキガイは乾燥や高温に強く、海岸に産み付けられたタマビキガイの『卵』がぐうぜん膝の傷口に入り込み、傷口の中で卵からかえって成長し、稚貝(貝の赤ちゃん)になったのではないか? という見解を出したそうだが、こんなことが本当にあるのだろうか?

この事件には面白い『後日談』がある。傷から血だらけで摘出された巻き貝に眉をひそめる両親とは裏腹に、何故か少年は自分の膝小僧から出てきたタマビキガイに“大きな愛着“を持ちはじめ、“ターボ“という名前を付けると『ペット』として飼うことにしたのだ。
(略)

画像を見ればたしかに小さな巻き貝なのですが、しかしこんなものに寄生されるとはびっくりですね。
試みに貝類の寄生について検索してみるとずいぶんと様々なタイプがあるようですが、幸い今回の巻き貝は永住するタイプではないようです。

今日のぐり:「かんだやぶそば」

東京は神田のやぶそばと言えば、いわゆる藪系列の本家本元として知らぬ者がない存在ですが、さすがに開店前から大行列となっていました。
ちなみについ数年前に火事に遭ったことが報じられていましたが、今や立派に再建されていらっしゃいますね。

まずは定番のせいろうそば(盛り)を食べて見ましたが、相変わらず盛りは控えめなのですが緑ががっている蕎麦の見事な色艶が目に付きます。
細打ちの蕎麦はしゃっきりやや硬めな茹で上がりで洗い、水切りとも絶妙、伝統の辛い蕎麦つゆもこの返しの濃さで出汁が負けてないのはさすがでした。
温かい蕎麦として玉子とじを頼んでみましたが、玉子の加減もいいですが蕎麦も負けず劣らず、またこの汁が何ともしみじみうまいですね。

しかし江戸の蕎麦は腹を膨らませるためのものではないとも聞くのですが、こういう蕎麦で腹一杯に出来れば幸せでしょうね。
老舗中の老舗だけに接遇は手馴れていて、さりげない目配りも行き届いていますが、繁盛店だけに時間には余裕を持っておく必要がありそうです。

|

« 今日のぐり:「大隈」 | トップページ | 地域医療構想、良くも悪くも首長の医療への影響力が増大する可能性大 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/67553122

この記事へのトラックバック一覧です: 今日のぐり:「かんだやぶそば」:

« 今日のぐり:「大隈」 | トップページ | 地域医療構想、良くも悪くも首長の医療への影響力が増大する可能性大 »