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2018年12月 6日 (木)

焼肉を食べる会ではなく妊婦さんの集まりでもなく

このところ全国各地でセクハラ騒動が報じられる機会が増えているのですが、こちらその究極的予防手段が話題になっていました。

ハラスメントを未然に防ぐ「ハラミ会」が物議 飲み会でのセクハラ対策、正解はあるのか(2018年11月27日WEZZY)

 瀧波ユカリによる漫画作品『モトカレマニア』(講談社)に登場する「ハラミ会」をめぐってTwitter上で議論になっている。
 月刊漫画雑誌『Kiss』(講談社)で連載中、先日コミックス第2巻が発売された『モトカレマニア』は、数年前に別れた元彼の存在を引きずり、“モトカレマニア”と化した主人公・難波ユリカ/27歳のOLが、転職先で元彼と再会して……という物語だ。
 「ハラミ会」は、そんな物語の本筋ではない。ユリカの転職先で元彼も働く小規模な不動産会社の男性社員たちによる、「ハラスメントを未然(ミゼン)に防止する会」の略称だ。

 コミックス第1巻、男性社員たちは仮採用として入社したユリカに「我々は一般女性とは飲みません(ホステスなどのプロとは飲む)」「だから歓迎会はないんだ」と宣言し、「オレ達『ハラミ会』の会員だから☆」「飲みの席でうっかりセクハラする自分に嫌気がさした男たちだけで飲む会なんだ」「女性が何で傷つくかオレらにはわかんねーんだよな~」「我々のことはダメ人間だと思ってくれてかまわないんで!」という。その会社はいわゆるブラック企業ではなさそうだが、女性社員はユリカ一人だ。
(略)
 ハラミ会への賛否でいえば、Twitterでは「否」よりも「賛」が多い印象だ。「対立を煽っている」「女性を排除している」と批判的な意見もある一方で、「素晴らしい配慮」「リスク回避」「理想郷」「合理的」「お互いのため」「君子危うきに近寄らず」「女性専用車両と同じ」「男子会のようなもの」と賛同する意見が圧倒的に上回っている
 「どこまでセーフか」「どんな言動がセクハラになるか」がわからないから、男性は女性との接点を避けるしかなくなるのだ、といった声も頻出しており、多くの人がセクハラ問題に関心を持ち警戒していることの現れだと感じた。
 他方、男女間の対立構造が見えやすいTwitterの特性からか、「リベラルやフェミが頑張った結果」「フェミニストさんたちにコストを払い続けてもメリットない」「女性を恐れて逃げ出す男が現れた」など、ミソジニーを露わにするツイートも少なくない。関係性を放棄してしまう姿勢には、強い疑問を抱く。また、同性間であってもセクハラは起こり得る。
(略)
 厚生労働省は事業主に対して、職場におけるセクハラ・パワハラ対策を義務づけている。11月19日には、職場のハラスメント対策の骨子案が労働政策審議会の分科会で示された。骨子案では、企業にパワハラ防止の取り組みを義務付け、就業規則などでも対応方針を明記させるほか、セクハラ対策強化として、被害申告をした従業員に解雇など不利益に取り扱うことを禁じる規定を男女雇用機会均等法に明記する考えなどが示されている。また、取引先や顧客など社外の人間からセクハラ被害を受けた際の対応にも指針設け明確化するとのことだ。世の中は少しずつ、むしろ窮屈な枠組みから解放される方向へ前進している。

実際のところニュースになっているような事件は一般常識に照らし合わせても職場の飲み会でそれはいささかどうよ?と思われるようなものも多く、昨今処分例が増えているのもやむなきところではあると思います。
ただニュースにならないような事例もその何倍、何十倍とあるはずで、どこからがセクハラかと言われれば確かに明確な線引きは難しいのですが、これは人間関係全般に言えることでもありますよね。
いずれにせよこのハラミ会云々は半ば以上ネタとして取り上げられている話だろうと思っておりましたら、海を判ったアメリカではもっと大変な騒動になっているのだそうで、こんな記事が出ていました。

ウォール街、「#MeToo」時代の新ルール-とにかく女性を避けよ(2018年12月4日Bloomberg)

女性の同僚と夕食を共にするな。飛行機では隣り合わせで座るな。ホテルの部屋は違う階に取れ。1対1で会うな。これらが近頃のウォール街で働く男性の新ルールだ。要するに、女性の採用は「未知数のリスク」を背負い込むことなのだ。女性が自分の一言を曲解しないとは限らない。
  ウォール街全体で男性たちは今、セクハラや性的暴力を告発する「#MeToo」運動への対応として、女性の活躍をより困難にするこんな戦略を取りつつある。妻以外の女性とは2人きりで食事をしないと発言したペンス米副大統領にちなんで「ペンス効果」とでも呼ぶべきだろうか。その結果は本質的に、男女の隔離だ。

  30人余りの上級幹部とのインタビューからは、「#MeToo」を恐れる男性が対応に苦慮していることが分かった。「卵の上を歩くようなものだ」とモルガン・スタンレーの元マネジングディレクターで現在は独立系アドバイザーとして15億ドル(約1700億円)余りを扱うデ-ビッド・バーンセン氏は言う。
  女性幹部の少ないウォール街では、セクハラの訴えを法廷外で、公の目に触れさせずに解決する文化が根付いており、ハリウッドでのハーベイ・ワインスタイン元プロデューサーのようなひどいスキャンダルは回避してきた。1年余り前に「#MeToo」運動が始まってから男性は職場での行動をチェックし自己防衛に努めているが、ウォール街の男性社会ぶりは弱まるよりむしろエスカレートする恐れがある。

  ファイナンシャル・ウーマンズ・アソシエーションの代表でウェルズ・ファーゴのシニアバイスプレテント、カレン・エリンスキ氏は「女性はどう対処したらよいかと手探りしている。この状況はわれわれのキャリアにかかわるからだ」と述べた。
  ヘッジファンドや銀行、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社などで働く男性たちは、女性と2人きりになることへの不安を抱えている。匿名でインタビューに応じたPE投資会社に勤務する40代後半の男性は、窓のない部屋で女性と一緒にいない、エレベーターでは離れて立つなどの対策について語った。しかし、仕事の後の一杯などの付き合いから女性が締め出されれば、男性同士のつながりばかりがますます強まりかねない。 

アメリカと言えば日本より女性の社会進出はずっと盛んであり、女性を尊重する意識も高いと言うのが進歩的な方々の主張だったはずが、実際はこんな状況であると言うことであれば驚くばかりです。
無論一部でこうした動きがあるにせよ、大部分ではごく当たり前に男女一緒に仕事をしているのでしょうが、何しろ懲罰的損害賠償などと言い出すお国柄である以上、日本以上にリスク管理は重要であるはずです。
平等性や公平性を担保するだけなら、同じ社内で男女を完全に隔離しても達成されるわけですから、この方向の進むところ職場内での男女分断と言うことにもなりかねませんが、その弊害はどうなのかですね。
実際問題物理的に隔離された環境であってもネットなどを介してリアルタイムで意志疎通は可能であるわけで、案外今の時代は実空間を共有する必要性もそうはないと言うことなのかも知れません。

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コメント

セクハラ騒動ですか。。。アンモナイトや恐竜と一緒で、突出して先鋭化したモノが発生する時点で、生態にせよ文化にせよ衰退期に突入してるって 良い手本ですね。

投稿: | 2018年12月 6日 (木) 07時10分

>妊婦さんの集まりでもなく
セクハラ?

投稿: | 2018年12月 6日 (木) 08時39分

へたな前例を作ると今度は女性側が絶対に困ることになると思いますけどねえ。
病院に勤務していると、女性の問題になりそうな発言が男性より多いですよ。

投稿: クマ | 2018年12月 6日 (木) 13時10分

言い悪いはまた別として、この種の斜め上方向への切り返し方は個人的には嫌いではないです。

投稿: 管理人nobu | 2018年12月 6日 (木) 17時02分

言いだしっぺがアレなのをマスゴミが全スルーしてるのが怖い…
http://2chcopipe.com/archives/52084319.html

投稿: 10年前にドロッポしました | 2018年12月 7日 (金) 10時43分

セクハラ止められないから女性を排除っすか
自分は瞬間湯沸かし器(キレやすい)だから、自分を怒らす言動を慎めって言った人いたなあ・・・
そっちがキレるのを慎むんじゃないのか、と思ったけど

投稿: | 2018年12月 7日 (金) 13時09分

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