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2018年12月23日 (日)

今日のぐり:「麦や 田なべ」

先日大きな話題になっていたのがこちらのニュースです。

羽生善治竜王、27年ぶりの“無冠”に…(2018年12月21日AbemaTIMES)

 将棋の竜王戦七番勝負第7局が12月20、21日、山口県下関市「春帆楼」で行われ、羽生善治竜王(48)が167手で挑戦者の広瀬章人八段(31)に敗れた。この結果、同シリーズ3勝4敗となり失冠。27年ぶりに、1つもタイトルを持たない“無冠”となった。広瀬八段は、同タイトル初挑戦で初の獲得となった。

 羽生竜王は1989年に竜王位で初タイトル。翌年に失ったものの、その4カ月後に棋王位を獲得してから今日まで、27年に渡り1つ以上のタイトルを保持。1996年には当時7つだったタイトルを全て持つ「七冠独占」も達成し、通算タイトル数は99期。あと1つで前人未踏の100期に到達していただけに、シリーズ開幕前からファンの間では期待と不安が入り混じり、大きな注目を集めていた。
(略)
 羽生竜王は、1994年4月1日、23歳時にタイトル通算3期で九段に昇段しており、段位からすれば「羽生善治九段」だが、竜王位を失った直後の期間に「羽生善治前竜王」と名乗ったことがある。また、7つのタイトルで永世称号の資格を得ていることもあり、今後どのような形で名乗るかにも注目が集まる。

個人的には永世7冠の肩書きが語呂も良いのではないかと思うのですが、いずれにせよ過去の数々の偉業が色あせるものではありません。
本日は羽生永世7冠に敬意を表して、どうお呼びすれば良いのか正直迷うところなしとしないが何やら格好よさげに見える人々のニュースをお伝えしましょう。

畑に急病人「救助に向かいます」 快速列車止めた運転士(2018年8月30日朝日新聞)

線路わきの畑に倒れていたお年寄りを列車を止めて運転台から救助に向かったとして、長井署は29日、JR東日本山形運輸区の主任運転士武田航さん(37)ら2人に感謝状を贈った。

署によると、8月1日午前10時50分ごろ、武田さんはJR米坂線新潟発米沢行き快速列車を運転中、山形県飯豊町小白川で男性が畑であおむけに倒れているのを発見。
列車を緊急停止させ、ワンマンカーのため「急病人の方がいるので救助に向かいます」とアナウンスして、列車から降りて救護にあたった。
近くで無人駅を巡回していた村上駅助役の高沢光秋さん(58)も連絡を受けて現場に。氷を運んだり、救急車を誘導したりした。

男性は80代の高齢者。軽い熱中症で命に別条はなかった。列車は約20分間停車したが、約50人の乗客から苦情はなかったという。
武田さんは「運転士歴15年になるが、今回のような経験は初めて。人命第一と思っての行動だったが、理解してくれた乗客の皆さんに感謝したい」と話した。
阿部喜彦署長は「列車の遅れを顧みない勇気ある行動に感謝したい」と述べた。

JR東日本は「緊急時には、自らの判断で安全と認められる行動を取るよう指導している。ご迷惑をおかけしたが、誤った判断ではなかった」としている。

大勢の乗客を前になかなか出来ることではありませんが、ともあれ男性に大過なくて良かったと言うべきでしょうね。
こちらも昨今の世相を反映した少し哀しい出来事でもあるのですが、まずは記事から紹介してみましょう。

「笑顔になるまでそばに」迷子に寄り添い4キロ歩く 12歳男子中学生に感謝状(2018年12月17日テレビ静岡NEWS)

浜松市で迷子になっていた6歳の男の子を助けたとして、警察から男子中学生に感謝状が贈られました。
約1時間かけて男の子の父親を探したということです。

感謝状が贈られたのは浜松市立可美中学校の1年生・宮崎春清(12)くんです。
宮崎くんは今月9日、浜松市南区増楽町で父親とはぐれ1人で歩道を歩いていた藤枝市の6歳の保育園児に声をかけ近くにいた男性に警察への通報をお願いし無事、男の子を保護しました。
浜松東警察署・藤井雅之署長「声をかけてもらって一緒に探してくれて、かなり長い時間を一緒に探してくれたみたいで。その話を聞いてすごいなと感激しました」
(略)
宮崎春清くん「手を目に当てて泣いて、お父さんどこ?みたいなことを言っていたので、なんでみんな助けないんだろうなと」
男の子は藤枝市から浜松市の博物館へ父親と遊びに来ていてはぐれてしまい、宮崎くんは約4キロを1時間ほど一緒に歩いて父親を探そうとしました。
(略)
宮崎春清くん「とりあえず笑顔で、その子が元気になるまで、何もできなくてもいいからそばにいて笑ってほしい」

なかなか出来ない行動だと思うのですが、昨今では下手すると不審者情報に掲載されかねない恐さもありますね。
プロスポーツ選手と言えばそれぞれの道に長けた者の集まりと言う印象がありますが、こちら何とも意外な人物のニュースを紹介してみましょう。

サッカーができないのに26年間もプロだった男を英紙が特集! 前代未聞のキャリアはどう築かれたのか?(2018年8月1日サッカーダイジェスト)

前代未聞のプロサッカー選手が、時を経て話題となっている。英紙『The SUN』が、70年代から90年代前半にかけて名を馳せた(?)ブラジル人サッカー選手、カルロス・エンリケ・ラポソ、愛称「カイザー」のキャリアに脚光を当てている。

 1979年から約26年間に渡って築き上げたその所属クラブの遍歴は凄まじい。ボタフォゴ、フルミネンセ、ヴァスコ、インデペンディエンテ(アルゼンチン)といった名立たる強豪ばかり。しかし驚くべきは、いずれのクラブでも、公式戦の出場歴がないことだろう。そう、この男、実はプロサッカー選手としての実力が全くなかったのである。
 才能がなかったわけではない。FWとして地元クラブで活躍した十代の頃にはスカウトに認められ、メキシコのプロクラブ、プエブラに入団した。しかし、その技術が伸びることはなく、カイザーはほどなくしてクラブを追われた。
 それでも、ファベーラ(貧困街)の生まれであり、何とか成功を掴み取りたいと考えたカイザーは、なんとプエブラとの契約歴を巧みに利用し、知り合いに嘘の医療診断書とスカウティングレポートを書いてもらい、母国の名門ボタフォゴとの契約を勝ち取ったのである。
(略)
いくらあらゆる情報が行き届かない時代とはいえ、あまりに仰天のエピソードの数々。周囲のチームメイトたちは、カイザーの嘘に気付かなかったのだろうか? フラメンゴで共にプレーした元ブラジル代表FWのベベットは、「もちろん分かっていたさ」と笑いながら語っている。
「あいつに才能がないことは知っていたよ。だって、あいつは練習中もボールから逃げるんだから(笑)。でも、とにかく口が達者でね。あいつが何かを言うと、『そりゃあそうだな』って、なぜか納得してしまうんだ。あいつと話したら、誰だってあっという間に、口車に乗せられてしまうと思うよ」
 また、元ブラジル代表のキャプテンで、ベベットと同じくフラメンゴで同僚だったカルロス・アウベルトは生前、カイザーの人間性について以下のように明かしている。
「彼はいつも、チームメイトから好かれていたよ。誰もが、彼のことを好きだったと思う。人柄が良くて、嫌いになれなかったんだ。だからクラブの幹部も、とくに気にすることはなかったんだろうね」

(略)

そのびっくりなキャリア形成のやりようは是非元記事を参照いただきたいと思いますが、しかし何事もここまで徹底するともはや崇高ですらありますね。
難病とは時に何とも哀しい別離を産むものですが、こちら先日報じられたもの悲しいニュースを紹介しましょう。

白血病の彼女のために病室で結婚式、式の途中で天国へ(2018年8月14日レコードチャイナ)

2018年8月14日、ある中国人男性が、白血病で死を目前にした恋人のために病室で結婚式を挙げることにし、礼服に着替え、胸に花飾りのブートニアを飾ったところで、恋人が息を引き取ったとする話題が、中国のネット上で多くの人の涙を誘っている。

男性は「彼女を一人っきりで逝かせたくなかった。彼女に指輪をつけ、花も送った。霊安室で言った。『これが僕の妻だ』と」と語っている。
中国版ツイッターの微博(ウェイボー)に投稿された動画を見た中国のネットユーザーからは、「涙が止まらない」「これが真実の愛」「このような素敵な男性と出会えたのだから女性に心残りはないと思う。どうぞ安らかに」「二人が来世でまた結ばれることを願う」「白血病が完治する薬が1日も早く開発されてほしい」などの声が書き込まれていた。

元記事には何とも生々しくも崇高とも言える写真が掲載されていますが、亡くなられた新妻のご冥福を祈るばかりですね。
最後に取り上げますのは先日話題になっていた、ちょっとほっこりするような良い話を伝えるニュースです。

ファーストクラス席の男性、病を抱えた母子に座席を譲り自身はエコノミー席へ(2018年12月13日ブレーキングニュース)

幼い子供を連れてのフライトは容易ではないだろう。このほど、米フロリダ州の母親が生後11か月の女児を連れて別の州へ向かおうとしていたところ、乗り込んだ機内で見知らぬ男性に思ってもいない親切を受けた。

フロリダ州オーランドに暮らす双子の母ケルシー・ズウィックさんは12月6日の夜、慢性肺疾患を抱える生後11か月の娘ルーシーちゃんをペンシルベニア州フィラデルフィアにある「Children’s Hospital of Philadelphia(フィラデルフィア子供病院)」へ治療に連れて行くため、アメリカン航空588便に乗り込んだ。
双子は予定日より11週早く生まれたことから、ひとりは86日間、ルーシーちゃんは100日間をNICU(新生児集中治療室)で過ごさなければならなかった。この1年は双子たちにとって、ケルシーさんたち親にとってもハードなものだったという。病を抱えるルーシーちゃんを連れて飛行機に乗り込むには多くの準備が必要であり、ケルシーさんはベビーカー、オムツの入ったバッグ、大きな酸素濃縮器などフライト中に必要な荷物を持ってエコノミー席に座った。
ケルシーさんが、周囲の乗客らに「もし、うるさくしてしまったらすみません」と伝えていた時、CA(客室乗務員)が近付きこう伝えた。
「ファーストクラスの男性が、あなたと娘さんに席を譲ると申し出て下さっていますよ。」
その言葉を聞いたケルシーさんは一瞬きょとんとし、CAの顔を見つめた。しかしCAに案内されファーストクラスへの通路を歩くうち、見知らぬ男性の温かい親切に涙が溢れ出た。ファーストクラスへやって来たケルシーさんは、ただひたすら男性にお礼を言ったが、男性は「どういたしまして」とだけ笑顔で答えエコノミーの座席に移っていった。その後、ケルシーさんは男性にもう一度きちんとお礼を言いたいと思ったが、男性は何も言わずに飛行機を降りてしまい、ケルシーさんは感謝の気持ちを十分に伝えることができなかった。
そこでケルシーさんは、男性に譲ってもらったファーストクラスの座席で酸素チューブを鼻に通しながらも笑顔を見せるルーシーちゃんを膝の上に乗せた写真をFacebookに投稿し、この出来事をシェアした。
「フライト中、どんな最悪なことが起こるかわからないと思っていたけれど、見知らぬ男性にとても親切にして頂きました。席を譲ってもらったことが嬉しいだけでなく、私と娘の姿を見てその大変さを理解してくれたことがとてもありがたかった。世の中には、あなたのようないい人もいるのだということを、是非ここでシェアさせてください。AA588便のシート2Dに座っていた男性へ。あなたの親切に深く感謝します。」

ケルシーさんのこの投稿はたちまち拡散。するとこの投稿に目を留めたアメリカン航空が、男性はジェイソン・カンセルマンさんという人物であることを伝え、2人が連絡できるよう取り計らった。ジェイソンさんは、後の米メディアの取材で次のように話している。
「若い母親と子供は、ファーストクラスでもっと居心地よく過ごすべきだと思いました。だからその旨をCAに伝えたのです。泣きながら近付いて来たケルシーさんを見て、私もちょっとウルっとしてしまいました。彼女はとても感謝してくれて、『あなたがしてくれたような思いやりの心が、この世界にはもっと必要だ』と言ってくれていました。」
(略)

ジェイソン氏の行為には各方面から称讚の声が寄せられていますが、男前だったと言うしかありませんね。
なかなかこうした気の利かせ方を出来るものではありませんが、何にしろケルシーさんとその子供達にとって少しでも快適な旅になれば幸いでした。

今日のぐり:「麦や 田なべ」

山陽線の新倉敷駅からほど近いこちらの蕎麦屋、元は寿司屋だったものが業種転換したそうで、ちょっとおしゃれな雰囲気ですが中は案外と広いですね。
しかし何故あえて「麦や」なのか、麦はイネ科でソバはタデ科と全く別の生物種なんですが、別に麦料理があると言うわけでもないようです。

メニューはベーシックな物が一通りあって、ざるとかけには必ずおにぎりがつくと言うのはどう言うこと?ですが、まあ顧客単価の問題でしょうか。
面白いのは天ぷら単品があるのに天蕎麦はない点と、台抜きが酒の肴としてメニューに乗っているのですが、天蕎麦がないのに抜き天はあるんですね。
ひとまずざるそばを頼んでみましたが、ちんまり小盛りの蕎麦の見た目はそう悪くないんですが、この蕎麦はほとんど水切りが出来ていません。
食べて見ますと硬いのとしゃっきりコシがあるのは違うだろうとも思うのですが、この時期としてはもう少し蕎麦の風味も豊かでいて欲しいかなですね。
蕎麦つゆは味の方向性は嫌いではないんですが、出汁の味は立っておらず、かえしの味は尖っていて、この辺りは今後こなれてくることを期待したいです。
つけあわせのおにぎりは結構しっかりしたサイズで、一応少し箸をつけてはみたものの、何の存在意義があるのかちょっと判りませんでした。

酒の肴はそこそこ充実しているのですが、酒は昼は出してないのか未掲載で、これも昼だったせいか元寿司屋らしい包丁を使ったメニューも見当たりません。
接遇面は旧店舗からのスタッフが引き継ぎなのか、新規開店にしてはまずまず手馴れているのですが、細々したトラブルなどこれから洗い出す点は多そうです。
ともあれまだまだ開店直後のようですし、現状を見ますと今後の成長の余地は限りなく大きそうですから、将来性は豊かであるとも言えますね。

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