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2018年7月

2018年7月15日 (日)

今日のぐり:「創作料理居酒屋つむぎ 福山神辺店」

人間ついついやらかしてしまうものなのですが、こちら幾ら何でもそれはと話題になっていたニュースです。

岡村隆史、自宅の電気事故であわや「死んだかも」(2018年7月13日朝日新聞)

 ナインティナイン岡村隆史(48)が、自宅の電気事故で死を意識した出来事を語った。

 12日深夜放送のラジオ「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で「ほんまに大事件でしたけれども、大事に至らなくて良かった」と、ある夏の出来事について語った。
 暑い日にエアコンが効かなくなり、修理を試みたのか、ブレーカーにドライバーを差し込んだ。その瞬間「バーンッ!」と爆発が起き、「脚立から落ちて、壁とかにバーンてぶち当たりながら。『ああ…』って思って、目は開けてるんですけど、真っ白なんですよ、世界が。『うわぁ…』って思って。ブレーカーぶっ飛んでますから真っ暗のはずやのに、真っ白なんですよ、目の前が。それはその時の閃光(せんこう)がバーンて残ってるんです。目は開けてるのに真っ白で、耳はキーンって音。すごかったもんね。ほんまに死んだかもわからんって思って、ひっくり返ったままじっとしてた」と事故の状況を振り返った。

 その後、次第に視界が戻り、ブレーカーに差し込まれたままになっているドライバーが見えた。「ぶっ刺さったまま真っ黒に焦げてんねん。手、持つところのプラスチックが焦げてんねん。あれ、俺もうちょっとでもプラスチックじゃない鉄の部分触ってたら、マンガによく出てくるガイコツのやつになってたと思う」と大事に至らなかったことに安堵(あんど)し、「神様がまだもうちょっと頑張って仕事しなさいっていうことやったんやなと思っていますけれども、皆さんもほんまに気をつけてくださいね」と注意を促した。

いやまあ、普通の人間はブレーカーにドライバーを差し込んだりはしないと思いますが…芸人が芸を極めるとはこうしたものなのでしょうか。
今日は無事極言体験を生き延びた岡村氏に敬意を表して、世界中から思わず「無茶しやがって…(AA略)」と言いたくなるようなニュースの数々を紹介しましょう。

盛岡でクマに襲われ男性けが(2018年7月12日NHK)

12日午後、盛岡市郊外の山林近くで、84歳の男性がクマに遭遇し、かさで威嚇した際に襲われ、軽いけがをしました。

12日午後1時すぎ、盛岡市浅岸の市道で、近くに住む八重樫光行さん(84)が自転車に乗っていたところ、3頭のクマと遭遇しました。
八重樫さんは持っていたかさを開いてクマを威嚇しましたが、3頭のうち、親とみられる1頭に襲われ、腕や指をひっかかれて軽いけがをしました。

その後、クマは3頭とも山林の中に去ったため、八重樫さんはその場から自転車で逃げ、病院で手当てを受けました。
現場は、盛岡市郊外の盛岡競馬場から数キロほど離れた山林近くで、周辺に建物や田畑などはなく、人通りはほとんどないということです。
(略)

実際に傘を開くと驚いてクマが逃げたと言う話もあるそうですが、幾ら何でも84歳が3対1の勝負を挑むのは無謀というものですね。
こちら友情の発露が思わぬ悲劇に結びついたと言うニュースですが、まずは記事を紹介してみましょう。

友人の肩を叩こうとして転倒…バイクの後ろに乗っていた大学生、対向車にはねられ死亡(2017年7月12日産経新聞)

12日午前2時50分ごろ、大阪府泉佐野市日根野の府道で、2人乗りのバイクが別のミニバイク4台と並走中、1台と接触して転倒。後ろに乗っていた同府和泉市王子町の大学1年、中嶋心(こころ)さん(18)が投げ出され、対向車線の男性会社員(46)が運転する乗用車にはねれた。中嶋さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 バイクを運転していたアルバイト男性(21)にけがはなかったが、接触したミニバイクを運転していた高校3年の少年(18)も転倒して病院に運ばれた。大阪府警泉佐野署は自動車運転処罰法違反の疑いで、アルバイト男性らから事情を聴いている。

 現場は片側1車線の直線道路で、同署によると、中嶋さんは友人らとバイク5台で連なって走行。中嶋さんのバイクが最後尾から1台を追い抜いた際、後ろに座っていた中嶋さんが運転する友人の肩をたたき、さらに前方の1台を運転する少年の肩をたたこうと近づいた際、タイヤ同士が接触したという。

走行中に手を出すのは危険ですからやってはいけないのは当然ですが、しかし対向車線の男性も不運だったとしか言い様がありませんね。
こちらも運転中の不幸な事故ですが、幾ら何でもそれは無理があったと言う声が多いニュースです。

“自転車スマホ”禁錮2年を求刑 女性死亡で元女子大生(2018年7月12日FNNニュース)

スマートフォンを操作しながら、電動自転車に乗り、衝突した女性を死亡させた罪に問われている元女子大生。検察側は禁錮2年を求刑した。

森野実空(みく)被告(20)は2017年12月、神奈川・川崎市麻生区で、両手にハンドルを沿えた状態で右手に飲み物、左手でスマホを持ち、耳にイヤホンをしながら電動自転車に乗り、前を歩いていた米沢晶子さん(当時77)に衝突して死亡させた、重過失致死の罪に問われている。
12日の初公判で森野被告は、起訴内容について、「間違いはありません」と述べ、認めた。

検察側は「安全運転の意識が欠如している」として、禁錮2年を求刑し、弁護側は「大学を退学するなど、社会的制裁は受けている」として、執行猶予付きの判決を求めた。
森野被告は「本当に申し訳ございませんでした」と、遺族に向かって頭を下げた。

歩きスマホどころではない状況ですが、しかしこれで運転が出来ると言うのもすごいとは思います。
独裁国家では空気を読まなければ生き残れないと聞きますが、こちら空気を読まなかった方の悲劇的な末路です。

習近平の顔写真に墨をぶちまけた女性が謎の失踪! 当局は、海外メディアへの閲覧規制も発動か(2018年7月10日日刊サイゾー)

 習近平政権発足以降、中国政府は民主活動家や人権派弁護士への圧力をますます強めている。こうした中、先日、突如行方不明となった女性に大きな注目が集まっている。一体、女性の身に何があったのだろうか?

「自由亜洲電台」(7月4日付)によると今月4日、20代と思われる中国人女性が自撮り動画を中国版Twitter「微博」にアップしたのだが、その内容が当局の逆鱗に触れた可能性があるという。
 問題の動画で女性は、「私はいま、上海にいます。そして後ろには習近平の顔写真があります。私は習近平の独裁専制政治や中国政府の横暴に抗議します」と主張している。
 さらに女性は、背後にある顔写真に向かって歩きだすと、なんと手に持っていた墨の入ったバケツをぶちまけたのである。女性は、真っ黒になった顔写真を指さし「習近平に反対! 中国共産党に反対!」と叫んだのだった。2分ほどの動画は、ここで終わっている。
 複数の海外メディアは、彼女のこうした行動が、当局の厳しい取り締まりの対象となってしまうと判断し、女性の「微博」に安否を確認するメッセージを送っていた。女性は当初、メディアからのメッセージに無事である旨を返信していたが、当日午後2時頃、女性は「自宅に私服警官が数名やってきて、ドアをノックしている」と投稿。これを最後に、連絡が途絶えてしまったのだ。

 海外メディアが指摘している通り、おそらく彼女の身柄は当局によって拘束され、反政府活動を行った容疑で取り調べを受けているものと考えられる。女性の過去の投稿によると、当局は昨年6月ごろから女性に対する監視活動を行っていたようだが、理由は不明だ。
 一方で、女性の行動を支持する動きもみられる。女性が拘束された翌日、今度は広東省の路上に掲げられた習近平の顔写真に、今回と同様、墨がかけられているのが発見されたのだ。こうした活動が広まることのないよう、当局がアクセス制限をかけているため、本件に関する海外メディアの報道は、中国国内では閲覧できない状態だ。
 ともかく、女性の無事を祈りたい。

もはや何を以て無事と言うかと言う問題にもなってきますが、しかし迂闊なことをしたものだなとも思ってしまいますね。
最後に取り上げるのはご存知ブリからのニュースですが、今の時代こうして証拠がばっちり残ってしまうようです。

恐ろしい飲酒運転の一部始終を捉えていたドライブ・レコーダーの映像!(2018年5月5日オートブログ)

このような運転を続けるクルマと路上で遭遇することがないことを願いたい。英国サセックス警察が公開したドライブ・レコーダーの映像は、飲酒運転のドライバーがどんなに危険な運転をしているかを示している。ぜひ、この映像を反面教師として活かして欲しい。

およそ1カ月前のこと、英国で教師をしている女性が、かなり酔っていたにもかかわらず自身の白いボグゾール「コルサ」を運転していた。案の定、女性は路上に停まっていたアウディに衝突したのだが、この時、警察はドライブ・レコーダーが浅はかな飲酒運転の一部始終を記録していたことを発見した。映像は、クルマが何度も生け垣を擦ったり、縁石に乗り上げたり、道を逸れる様子を捉えており、ドライバーがまともではないことを示している。
こ女性は自身を含め誰も怪我をさせたりはしなかったものの、その可能性が常にあったことは明らかだ。呼気検査では、英国の基準値の約3倍のアルコールが検出された。罰金が科せられ、2年間の免許停止と150時間の地域社会における無償の奉仕活動を命じられた

ネイサン・ラングレー巡査はこのように語っている。「我々は、この映像を公開することで人々が気を付けてくれるようになればと願っています。飲酒運転をしても大丈夫と思ったことがある方は、考え直して下さい。もしくは、過去に行ったことがある方は、繰り返そうとは思わないで下さい。次にやった時が、あなたの最後になるかもしれません」。まさにその通りだ。

その恐怖の走行の様子は元記事の動画を参照いただきたいところですが、しかしかなり速度を出しているだけによく犠牲者が出なかったと思います。
しかし学校教師がこうした行為をしてしまうと校内での権威も何もないだろうと思うのですが、十二分に反省し二度と繰り返さないようお願いしたいですね。

今日のぐり:「創作料理居酒屋つむぎ 福山神辺店」

福山市北部の幹線道路沿いにあるこちらのお店、居酒屋とは言っても落ち着いた雰囲気で食事が出来るなかなかいい感じのお店ですね。
四季折々の食材を使った創作料理が楽しめるとのことですが、今回はお任せのコース料理を頼んで見ることにしました。

前菜から始まって椀もの、刺身、サラダ、焼き物など一通りの料理が出てくるのですが、基本的には和食ベースでところどころアクセントに洋食風あり、中華風ありと言うところでしょうか。
食材そのものは特別珍しいと言うほどのものはなかったのですが、いずれの料理もなかなかしっかりしたものだと思いますし、お値段も考えると十分及第点だと思いますね。
ただ一つ不思議だったのは、初夏のこの時期あまり見かけないカニ料理がかなりしっかりした位置づけで出てきたことなのですが、何か理由があるのでしょうかね。

飲み放題のコースもありますがあまり大騒ぎをすると言う雰囲気でもなさそうなので、数人の小グループでじっくり飲み食いしたいときにはちょうどいい感じでしょうか。
トイレなど設備面は一通り揃っており、座敷席も掘りごたつ式になっているので座るのも楽ですが、接遇面も意外としっかりしていて気の利いたところがあり好印象でした。

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2018年7月11日 (水)

LGBTを巡る最近の話題

まあそうなのだろうなと感じる話でもあるのですが、少し前にこういう興味深い記事が出ていました。

LGBT問題 このままでは当事者たちの居心地は更に悪くなる(2018年4月21日NEWS ポストセブン)

 少数者(マイノリティ)への差別や偏見はよくない。現代社会なら、誰もがうなずく基本的な考え方だろう。彼らの人権を守るため、当事者やその支援者たちは様々に活動している。とくにLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人権問題は、婚姻を法的に認める国や、パートナー制度を認める日本の自治体が増えるなか、世間の耳目を集めているテーマだ。ライターの森鷹久氏が、LGBTが注目を集めることによって起きる摩擦と、当事者の危機感について、考えた。

 東京・新宿の飲食店でユウトさん(20代)が記者と”偶然”出会ったのは、昨年の夏前頃。パートナーの男性と一緒に酒を飲んでいたところ、仲間に入れてくれ、といって間に入ってきたのは大手新聞社の記者を名乗る女性だった。
「酔った様子もなく、店に入ってきてからすぐ、僕らのところにやってきたので”アレ?”とは思いましたが……」
 そこは、ゲイの人たちが多く集うことで知られてはいるものの、異性愛者や女性も受け入れる店だったため、誰でも観光気分で楽しみにくることでも有名な場所だった。とはいえ、知人でもないゲイカップルにずかずかと近づく女性客は珍しい。ところがその女性記者は初対面にもかかわらず、どんどん酒を勧めてきて、二人に関することを根掘り葉掘り聞いてきた。互いに秘密にしていること、あえて聞かずにいたことなど、問われることで気まずい雰囲気になっていることもお構いなしに質問を浴びせつけてくる。そして最後に、こう言って笑い飛ばしたのだ。
「LGBTいいですよね、と言ったんです。レズビアンやゲイが”いい”とはどういうことなのか、僕らはポカーンとしちゃいましたが、その時は”理解者だ”と思って、彼女のことを受け入れました。しかし……」

 この女性記者の「いいですね」発言の真意は、その直後にいやでもわかることとなった。
「その後すぐ、ゲイカップルとして取材を受けてくれないかと、電話が来ました。気は乗らなかったですが、パートナーにも相談して……と返すと、二時間くらいでしょうか”あなたたちが声を上げないから国が良くならない”みたいなことを延々と説得されました。なんか、僕たちが悪者扱いされているようで不快でした……」
 結局、ユウトさんはこの女性記者からの申し出を断ったが、何度も受けた「説得」はもはや、脅迫ともいえるような高圧的なもので、とてもユウトさんたちのような性的少数者に「寄り添う」モノではなかったと回想する。
「”いいですね”というのは、取材対象として、またネタになる存在としていい、ということだったんでしょう。取材を受けない、と言った途端にパタッと連絡は止みました。しばらくしてまた連絡が入り”顔出しの取材”を受けてくれる人を紹介してくれ、としつこく言われました。最後は”顔出しでしゃべらないと意味がない”とか”(取材を受けないと)いつまでたっても社会に理解されない”とまで……」
(略)
 LGBTに限らず、最近はマイノリティの存在と権利を訴える動きが盛んだ。ユウトさんも、人権を守り、偏見や差別をなくそうという思いはもちろんある。だが、マイノリティと呼ばれる当事者には、一人ひとり異なる思いがあり、問題への取り組み方も人によって違うのに、声の大きな人が自分の運動の仕方に無理に巻き込もうとする動きが強くなっていることが、かえって世間の反感を買うのではないかと不安を抱いている。
「性的少数者だけでなく、ニューカマーの外国人問題だってそうです。多様性は重要だけど、そのことを利用して自分とどう関わりがあるのかよくわからないデモへの動員をかけたり、インタビューを受けさせられて、政治家への不満を答えさせたりするパターンが多い。そこでは、なぜか顔出しや自身のプロフィールをさらけ出せ、と半ば強いるように求められる。記者が僕たちに寄り添い、話を聞いてくれて、匿名の同性愛者の声として記事を書いてくれれば、それだけで嬉しいと思ったはずです。でもそこには必ず顔出しなどの”前提”がある。これがわからないんです。結局あなたたちは何がしたいのか? いいように使おうとしてませんか? と」
 前出の女性記者は、自分の記事を特ダネにしたいという欲望のために、マイノリティの人権のために戦うべきだという理屈を振りかざしてきたと感じたユウトさん。ユウトさんは断ることが出来たが、しつこく食い下がられて断り切れず、不本意な形で世間に向けてカミングアウトさせられた人がいる可能性もある。なかには、考えてもいなかった政権批判に結びつけられた記事に利用された人もいるかもしれない。
(略)
「とある番組に出たゲイの知人が話していたんです。”こういった人たちがいるのだ”で終われば済む話が、マスコミへの出方、報じられ方によって必要以上にセンシティブで腫物のような存在として社会に認識されてしまい、やはり打ち明けるべきではなかった、やはり社会は私たちを受け入れてくれなかったと、間もなく絶望しなければならないかもしれない、と」
 ユウトさんの知人は、某番組の出演前に、ディレクターから「オネエな感じを強調して」「白い目で見られたエピソードを多めに話して」などとアドバイスを受けていた。「私はゲイです」だけでは弱く、そこにドラマティックで、かつ虐げられているようなエッセンスを取り入れないと、番組が成り立たない、そう間接的に説明されたのだ。
「LGBTを知ろう、受け入れようという動きは、どちらかと言えば歓迎すべきこと。でも、LGBTであることを白状させようとか、政治家に文句を言うべき、国のダメさを訴えろ、と強要してくるようなことになってはいないか。それでは結局、性的少数者は以前より居心地が悪くなってしまいそうですね」

(略)

LGBTに限らずマスコミがよく使う手法で、時にマッチポンプなどと呼ばれるものですけれども、他方ではこうしたマスコミの取り上げ方を利用して声を大きくしてきた進歩的な方々もいらっしゃったのは事実です。
しかしそうしたお約束の流れに乗りたがらない人も増えてきていて、昨今ではマスコミではなくネットやSNS経由の方が自分の声を直接誤解無く届けられると考える人も多いようですが、マスコミとしては面白くないでしょう。
結果的によりセンセーショナルにネタとして取り上げる傾向が増強しているとも言え、社会的少数派であり、誤解を受けやすい立場の方々ほどマスコミとの付き合い方を考えるべき時期だと言えるのではないでしょうか。
さて話は変わって、こちら以前から個人的に関心を持っている問題なのですが、先日再度炎上していたと報じられていました。

「小児性愛者は認められるべき」TEDでの発言が大炎上! ペドへの社会的偏見が露呈、LGBTと同じ性的指向の1つか議論紛糾!(2018年6月27日トカナ)

 今年5月5日、ドイツ・ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルクで開催された講演会「TEDx」に登壇した医学生ミリヤム・ハイネさんが、「小児性愛者の社会的認識は変わらなければならない」と主張、大きな話題になっている。

 TEDxとは世界的講演会「TED」のフランチャイズ版講演会であり、世界各国で開催されている。ハイネさんのスピーチはTEDxの公式YouTubeアカウントで一度公開された後、削除された。そのためスピーチの全容を確認することはできないが、米超保守派オンラインメディア「Breitbart」(6月22日付)が、その概要を伝えているのでご紹介したい。
 スピーチでハイネさんは「小児性愛は自然であり、変えることのできない性的指向」であると主張、「幼児への性的虐待は間違っているが、何もしていない小児性愛者の存在は認められるべき」だと語ったようだ。さらに、これまでの科学的調査により、幼児への性的虐待を犯した小児性愛者らは強い社会的孤独感を抱えていることが判明していると指摘。小児性愛者であるとカミングアウトできない状況では、彼らを助けることができないとも。
 小児性愛者容認ともとれるハイネさんの発言に批判の声が集まり、TEDは火消しに追われた。しかし、ハイネさんの発言は本当に「Ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」(TEDの標語)ではなかったのだろうか? 

 性的マイノリティを表す「LGBT」に代わり、それにペドファイル(小児性愛)・ズーフィリア(動物性愛)・ネクロフィリア(死体性愛)を加えた「LGBTPZN」という新しい概念が、2016年よりネットを中心に使用されている。これはもともと、性的指向という点においてホモセクシャルなどは小児性愛者やズーフィリアと変わらないという反LGBT的な意味でポーランドの保守的なキリスト教徒が造語したものだが、現在日本では小児性愛者を中心に肯定的な意味で使用される場合が多いようだ。ただ、反LGBT的な意味合いを持つことからも分かる通り、ハイネ氏のスピーチが猛バッシングを受けたのと同様、「LGBTPZN」に反発する人は少なくない
 しかし、歴史的に反LGBT的な意味の言葉だとしても、それとは独立に意味ある問いを提起する力がこの概念にはあるだろう。つまり、性的多様性の認知のために生まれたはずの「LGBT」というカテゴリーが、性的マイノリティである「PZN」に反対するとはどういうことか、という問いである。一つの回答は、「LGBT」がヘテロセクシャル(異性愛)の絶対性という社会的規範を打ち崩そうとするうちに、自分自身が次なる規範と化してしまったというものだろう。「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ」。ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの警告がこのことを如実に表している。

 そして、ハイネ氏のスピーチを非難する人たちも同じように規範を持っていると考えられる。「小児性愛者の存在を認めてはいけない」という強固な規範である。だが、以前トカナでもお伝えしたロリコン紳士トッド・ニカーソン氏のように、どうしても幼い少女に対する気持ちを捨てられないものの、その欲求と格闘している極めて道徳的な人物も存在する。ハイネさんもスピーチの中で「幼児虐待は疑いなく間違っています。しかし、幼児を虐待しない小児性愛者は何も間違ったことはしていません」と語っているように、小児性愛という性的指向そのものは決して断罪されてはならないだろう。もし特殊な性的指向そのものを認めないということになれば、ヘテロセクシャルの絶対性への回帰でしかない。今後、小児性愛者の存在を巡って理性的な議論が巻き起こることに期待したい。

この問題に関しては以前から断続的に取り上げて来たところなのですが、LGBTの方々の大多数が善良で無害な存在であるのと同様、小児性愛者の大多数もまた善良で無害な存在であると言われます。
ところがLGBTの権利擁護が全世界的に広まりつつある一方で、何故か小児性愛への弾圧とも言える態度はますます増強しているようなのですが、反対派は小児性愛の正当化自体を否定する立場であるようです。
これはまさにLGBT肯定派が否定派に対してそうあってはならないと主張しているスタンスそのものだと思うのですが、どのような理屈で特定性癖に対する攻撃だけを正当化できるのかに興味がありますね。
LGBTの権利擁護を叫んできた進歩的な方々が今後小児性愛者の存在正当化にも尽力いただけるものと思いますが、個人的にはとある雑誌に掲載されていたと言うシンプルな文言が妙にしっくりきましたね。

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2018年7月 9日 (月)

言われてみれば確かにと言う話ですが

セクハラパワハラの類は今や全く同情の余地なく断罪される風潮になってきていますが、先日出ていたこちらの処分は重いのか軽いのか意見が分かれているようです。

新潟大教授パワハラで停職 部下に長時間勤務強要(2018年3月16日共同通信)

 新潟大は16日、部下の教員らに長時間勤務を強要するなどのパワーハラスメントをしたとして、医歯学系の50代の男性教授を停職15日間の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。

 新潟大によると、教授は2010年9月~13年8月ごろ、研究や診療で部下の複数の教員を指導する際、無理な長時間勤務を強要するなどして精神的苦痛を与え、職場の秩序を乱したとしている。
 13年8月に部下の相談を受け、大学が調査していた。教授はパワハラ行為を認め、「指導のつもりだったが、深く反省している」と話しているという。

 高橋姿(たかはし・すがた)学長は「職員に対するより一層の意識の徹底を図り、再発防止に努める」とのコメントを出した。

しかし労基法無視の長時間労働を強制するのは確かにパワハラだと言われれば納得するしかないのですが、こういう方向から医療現場の過重労働を考えてみるのも面白いかも知れませんね。
この種の行為は大学に限らず世の中の医療現場に満ちあふれているのだと思うのですが、興味深いのは部下が直接大学当局に相談し処分が下っていると言うことで、今の時代黙って耐えてばかりではないと言うことですね。
深く反省した結果停職明けにどのように変わるのかと言うことも興味があるのですが、一般に教授選考では講座の運営能力などはあまり問われないようですので、選任の在り方にも再考の余地があるかも知れません。
いずれにせよきちんと処分が下ったと言う点で組織としてまだ健全性を保っていると言えますが、これも組織のトップの考え方一つでどうなるかは判らないもので、先日こんな記事が話題になっていました。

労基署介入「労働時間の短縮のみ、センスがない」、聖路加・福井院長(2018年7月4日医療維新)

 聖路加国際病院の院長を務める福井次矢氏(聖路加国際大学学長)は6月29日、石川県金沢市内で開かれた第68回日本病院学会のシンポジウムで登壇し、2016年6月に労働基準監督署から是正勧告を受けて診療体制を縮小するなどの対応を余儀なくされた自院の経験を振り返った上で、私見として「医師の労働時間を短縮することだけに注力しており、行政に携わる者としてセンスがない」と一刀両断した。
 「労基署にも厚生労働省にも問い合わせたが、現時点では医療における時間外労働の定義、自己研鑽と労働の区分けを明示できない。にもかかわらず、『労働時間の是正』と称して病院に次々介入している現状はおかしい」と理由を説明し、理不尽な対応になっていると苦言を呈した。「医師の分布を理想的な状態に近づけるための施策を併行して強力に押し進めるなどの対応が必要」とも訴えた。

 福井氏は、「救急で夜勤が多くなり、うつになっていないか、診療の質が低下していないかなど、医師個人のモニタリングは最も重要」と述べ、医師個人の健康管理については最重要事項に位置付けた。その上で、「医師の労働時間に関する取り組みが米国では医療事故が発端だったのに対し、日本では医師の自殺がきっかけなので、患者に対する医療やケアの質という面が二の次になっている印象が強い」との見方を示した。
 さらに、「時間だけの論議が進むと、恐らくどこかの時点で、目の前で苦しんでいる人がいて、命にかかわる状況なのに、『自分の時間外労働はもうできないから』という理由で立ち去る医師が出てくるのではないかと危惧している」との考えも吐露。「医師のプロフェッショナリズム・モラルの低下、学習速度も臨床研究も低下する。同じ労働ではあるが、特殊性があるというところだけは法律を作る際に考慮していただきたい」とも述べた。また、「(医療において)労働と自己研鑽を本気で線引きするのか。私は、「患者を診ることイコール勉強」だとさえ思っているので、我々現場では(線引きは)不可能だ。あえて線を引くなら国の責任でやっていただきたい」と述べ、医師個人に一定の裁量権を認めるような措置の必要性を強調した。

 労基署介入後の聖路加国際病院については、さまざまな工夫で残業自体を減らし、月平均40時間未満の状況が続いていると説明。一方、若い医師からは「自己研鑽・学習のために(聖路加へ)来たのに話が違うじゃないか」などの苦情が届いていることも明かした。
 残業時間を減らす取り組みについては、下記の2つを柱に進めたと説明。
・当直体制の見直し
・医師に「患者の治療・ケアに携わる以外の時間は病院を出てほしい」と依頼

 当直体制については、「若い医師に圧倒的な負担がかかっていたのを、40~50代の医師にも入っていただくようにした。当直医の数も、以前は17~18人だったのを12~13人までに減らしてきた。救急、小児科、産婦人科、外科、内科、集中治療なども全部合わせた体制として。また、内科では年齢制限なく、60歳に近い先生も当直に入っている」と明かした。
 医師への依頼については、「自己研鑽と業務の区別などを示す国の指針が固まるまでは、病院にいる時間も時間外業務として残業代などを支払わなければならなくなり、経営が困難になるという状況を説明した」と述べ、苦渋の選択だったと振り返った。また、「あらかじめ夜間まで手術がある場合は通常の労働時間に組み込む『変形労働時間制』も導入した」と述べた。
(略)
 労働時間の短縮が困難な領域としては「救急」「小児科」「産婦人科」「集中治療」を挙げた。「シフト制にしようにも医師が十分におらず、新規雇用も難しい。ほとんど不可能ではないか。我々のように病院全体の医師数は多くても、診療科偏在もあり、なかなか難しい」と述べた。

聖路加病院への労基署介入事件については以前にも取り上げたところですが、この結果聖路加では土曜外来を全廃したり夜間の病状説明を取りやめたそうで、おかげで患者家族からクレームが来て困っているそうです(苦笑)。
そもそも論としてこの先生は何故労基法で労働時間が制限されているのかご存じないのかと思うのですが、命にかかわる状況で過労死寸前の医師に働かせてどうやって医療安全を保とうと考えているのでしょうか。
医師個人に裁量権が無く過剰な労働を強いられている状況で裁量権を認めることは結構なことだが、それは国では無く施設長ら幹部が労使交渉の中で決めることで、過剰に労働させるためのお墨付きであってはなりませんね。

全体に記事を見る限りどうも病院のトップとして当事者意識が欠けていると言うのか、現状を是正する意志が乏しいと受け止められても仕方がないと思うのですが、問題はこれを読んで全国の医師がどう感じるかです。
何故多忙なのかと言えば業務量が多すぎると言うことももちろんですが、少なくとも相対的あるいは絶対的な人材不足が背景にあるはずで、では人材を集めるためにどうするのかと考えるとやはり自院のアピールが必要でしょう。
この記事を読んで聖路加の院長先生はセンスがあって素晴らしい、是非自分もこんな素敵な施設でバリバリ働きたいと全国から医師が集まってくるようになるのかどうか、そちらの行く末についても注目したいですよね。

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2018年7月 7日 (土)

今日のぐり:「ブレッドガーデン イオンモール倉敷店」

浦島太郎伝説は有名ですが、こちらプチ浦島太郎と話題になっているニュースです。

海で死んだはずの女が帰ってきたリアル浦島太郎事件発生! (2018年7月5日トカナ)

 複数のインドネシアメディアが驚愕のニュースを報じている。なんと、1年半前に波にさらわれ消えた女性が、当時と同じ衣服を身につけた状態で浜辺に倒れているところを発見されたというのだ!

 インドネシア紙「Tribun Jatim」(7月3日付)によると、発見されたのは、インドネシア西ジャワ州に住むニニン・スナルシさん(53)。スナルシさんは、2017年1月8日、地元のCitepusビーチで遊んでいたところ、突如発生した巨大な波に飲まれ行方不明になっていたという。事件から一週間後に腐乱死体が浜辺に打ち上げられたが、母斑からDNAまでスナルシさんとは異なる別人であると判明、その後スナルシさんの生存は絶望的と判断され捜索も打ち切られた。

 だが今年6月、スナルシさんの叔父が不思議な夢を見る。夢の中には行方不明になったスナルシさんが現れ、自身が波にさらわれた浜辺からほど近いPalabuhanratuのビーチに自分を探しに来るように言ったというのだ。最初、叔父は夢のことをさほど気にかけていなかったが、その後も同じ夢が続いたため、家族に打ち明けたそうだ。
 そして、6月30日に家族とともに指定されたビーチへ行き捜索を開始。夜通しで探し回り、遂に明朝4時ごろ、砂に覆われ意識を失ったスナルシさんを発見したという。

 不思議なことにスナルシさんは行方不明当時と同じ花柄の黄色いドレスと黒いパンツを履いており、まるで1年半前からタイムトラベルしてきたかのような姿だったそうだ。その後、スナルシさんの体調を心配した家族はすぐに病院に駆け込んだが、健康状態は良好だったという。実に不思議な話だが、家族らはそんなことよりも、スナルシさんが無事戻ってきたことに満足している様子とのことだ。
 地元警察も調査に乗り出しているが、有力な手がかりは得られておらず、頭を抱えているという。いずれにしろ、スナルシさんが意識を取り戻したら、真相を語ってくれることだろう。一体どんな話が飛び出してくるのだろうか? 続報に期待したい。

色々と感じるところはあるニュースですが、まずは無事の帰還を喜びたいところですよね。
本日はスナルシさんの生還を祝して、世界中から信じられないが本当だと言うしかない奇妙なニュースを取り上げてみましょう。

クマの次はサメ! 生還したイケメン男性また襲われる(2018年6月23日クランクイン)

 1年前にクマに襲われながらも生還した男性が、今度はサメに襲われた。4月19日、ディラン・マクウィリアムズさん(20歳)は、ハワイのカウアイ島沖でボディーボードをしていた。突然右足に鋭い痛みが走り、マクウィリアムズはサメに襲われていることに気づいたという。海外メディアHuffington Postが伝えた。

 「パニック状態でした」「脚の半分がなくなってしまったかもわからなかった」と語るマクウィリアムズさん。彼はサメと思われる縞模様を目撃しており、体長は約182~243cmと推測している。
 サメにかまれたその時点で、彼は岸から約27mほどの距離だった。そしてサメを強く蹴って、彼は岸へと泳いだ。CBS Denver紙には「一番怖かったのはサメがどこにいるかわからなかったこと。また襲われるかも分からなかった」とコメント。命に別条はなかったものの、脚に負った深い傷の写真をフェイスブックに投稿している。
 こうした事態の後では海が怖くなりそうなものだが、マクウィリアムズさんは治り次第またボディーボードを再開するつもりだそうだ。

 マクウィリアムズさんは昨年、コロラドでのキャンプ中に約136kgほどのクマに襲われ頭部を中心に複数の深い傷を負っていた。その出来事に関して彼は「クマは僕の後頭部を掴んで引っ張り、僕は出来る限り抵抗しました」「仲間がクマを追いやってくれました」とコメントしている。
 また、3年前にはユタ州でのハイキング中にヘビに咬まれたこともあるとのこと。BBCに対してマクウィリアムズは「動物はずっと大好きでしたし、できるだけ多くの時間を動物と共に過ごしたい」「サメも、クマも、ヘビも責めません」とコメントしている。

動物達を責めない心がけは立派と言うしかないのですが、しかしこれだけ襲われ続けると言うのは何か理由でもあるのでしょうかね。
同じく間一髪の生還を果たしたのがこちらの方ですが、まずはこちらのニュースから御覧いただきましょう。

2リットルの宿便で危うく命を落としそうになった男性(2018年6月26日テックインサイト)

決して便秘を侮ってはならない―そう実感させられるようなニュースがオーストラリアから飛び込んできた。ある男性が、大量の宿便が原因で危うく命を落としそうになったのである。『Mirror』『indy100』『IFLScience』などが伝えた。

便秘が原因で3日間の腹痛や吐き気、脚の痛み、更には脚の感覚が麻痺して24時間身動きできなくなるほどの症状を訴えたオーストラリアに住む57歳の男性(名は公表されず)。ビクトリア州のフッツクレー病院で検査を受けると、とんでもない事実が発覚した。
男性の腸内には大量の宿便が蓄積されていた。その容量は2リットルにもなり、これが男性の腹部を膨張させ、右脚への血液の流れを止めてしまっていた。病院へ搬送された時には、男性の右総腸骨動脈がブロックされていたため右脚に血流障害が生じ冷たくなり、ほとんど歩くことができなかったという。医師らは男性の右脚の脈さえも見つけることができなかった。さらに男性は重度の代謝性アシドーシス、腎機能障害も起こしていた。

サイモン・ホー医師は、男性の容態が一刻を争う緊急事態であることを察し、急遽宿便を除去する手術にとりかかった。この事例は医学情報サイト「BMJ Case Reports」で報告され、男性は腹腔内圧が上昇することで呼吸・循環障害を生じる「腹部コンパートメント症候群(ACS)」を患っていたと明かした。
同サイトによると「ACSは重大な罹患率や死亡率を引き起こすため迅速な治療を必要」とし、この男性の場合はまさに危機一髪のところだったようだ。幸いにも、大量の宿便が除去された男性の腹部の腫れはすぐにおさまり、右脚の血流も元通りになったという。男性は術後4日間ICU(集中治療室)へ入っており、介助なしで歩けるようになるまでに13日を要したが、ホー医師は「ゆっくりではあるが男性は完全に回復した」と述べている。

NHS(英国民保険サービス)では、「長期にわたり便秘症の人は宿便が蓄積しやすくこのような症状に陥りやすい」と話している。このニュースを知った人からは、「これはすごい」「CT写真見たら、体内が便で埋め尽くされているって感じ」「大変だっただろうな。同情するよ」「そういえば、エルヴィス・プレスリーの死因が便秘という噂もあったよね」といった声があがっている。

どれだけの便なんだと言う話ですが、しかし便秘にはやはり注意が必要であると言うことですね。
動物園から時に動物が脱走することはありますが、こちら一体何が起こったのかと言う事件であったようです。

ライオンに虎にジャガーに熊 独の動物園から一斉に逃走(2018年6月1日朝日新聞)

 ドイツ西部ラインラント・プファルツ州にあるアイフェル動物園で1日、ライオンやトラなどが逃げ出し、警察や消防が付近の住民に避難を呼びかける騒ぎがあった。付近は悪天候のため洪水が発生し、おりが破損したとみられている。逃げた動物はまもなく捕獲された。

 地元メディアによると、捕獲されたのはライオン2頭、トラ2頭、ジャガー1頭。クマ1頭は射殺された。警察は、住民にドアや窓を閉めて自宅にとどまるよう呼びかける一方、ドローンを使うなどして捜索した。

 報道によると、動物園の広さは約30ヘクタール。約60種、400匹前後の動物を飼育しているという。

それは広くて管理も大変なのでしょうが、幾ら何でも逃げすぎだろうと言うもので住民もびっくりでしょうね。
同じく動物に絡んだニュースと言えば言えるのですが、こちらごく普通だがちょっと危ない方々の話題です。

「ポニーになりたいフェチの男」たちの激ヤバイベント! (2018年6月26日トカナ)

 英紙「Mirror」(6月20日付)によると、米・ルイジアナ州ニューオーリンズ某所で年に2回、“馬やポニーのコスプレ”をした男たちが集う奇妙なイベントが開催されているという。一見したところただのSM的なコスプレのようだが、彼らはこのイベントで馬になりきり様々な馬術競技で争うというから、その熱の入れようは半端じゃない。さらに、身につけている鞍から何から全て本物の馬に使用されるものだという。

「このイベントは競技なんです。普通の馬がやるように争います」
「衣装はとても値が張りますから、メンバーの誰もが自分で作った衣装を誇りに思っていますよ」
 そう語るのはポニーフェチが集うグループ「Ponies on the Delta」のベテラン“ポニスタ”、ジョーイ・ウォーホースさんだ。ウォーホースさんはリアル志向の衣装を好む本格派だ。

 メンバーの1人であるいたずらっ子の雌馬ポニー・ウィン氏は、競技中にコースから外れたり、御者が乗るカートを蹴ることで、手綱を持つ御者を困らせ、言うことを聞かせてもらいたいのだという。
「ポニープレイの時、僕は自由で野生的なんです。走り回って、飛び回り、鼻をこすりつけたりします。そして頭を掻いてもらうんです」(ポニー・ウィン氏)

 ポニーフェチの彼氏を持つイブ・スミス氏も付け加えてこう語っている。
「みんな一度衣装を身につけたら、本当に馬になっちゃうんですよ。ハミ(馬の口につける馬具)を付ける瞬間は彼が馬に変わるために必要なステップなんです。ハミを通して彼が人間から馬に変わるのが感じられるんですよ」(イブ・スミス氏)

 メンバーは口を揃えて自分たちは「税金をしっかり納めている普通の市民」だと語っている。同じ趣味を持った仲間と変なことをする自由を謳歌するのは年に2回の週末だけだという。
 特殊な趣味を分かち合うことは難しいが、こうした仲間たちがいることは彼らにとって何よりの宝なのではないだろうか。

元記事の画像を見る限りでも一体どんな趣味なんだと突っ込みたくなるのですが、このいかにも特殊な趣味にこうまで同好の士がいるものなのですね。
最後に取り上げるのは中東では珍しく(失礼)安定した国家と言われるあの大国が、やはり実際には…と感じさせるニュースです。

サウジはカタールを文字通り、島に変えようとしている?(2018年04月08日スプートニク)

カタールとの国境沿いに水路を掘り、カタールを島にする案がサウジアラビアで浮上した。同意が得られれば、9社からなるサウジアラビア投資同盟によって計画が実行される。政府系ニュースサイト「Sabq」によると、水路の幅は200メートル、深さ15〜20メートル、長さ60キロでどんな種類の船も進水できる。

「Sabq」は、こうした水路の設置は観光と域内貿易の発展を促進すると指摘。水路はカタールの国境線から1キロ離れた、ウジアラビア領内に掘られるため、水路はサウジアラビアが専有する。カタール国境沿いの陸部は自衛のための軍事ゾーンとして機能する。
水路の両端にはホテル、プライベートビーチ、ボート用の船着き場付きのリゾートの建設を予定。サウジアラビアはこうして新たな海路によって同国港町サルバとフル・アル・アディド地域を結ぶことができる。また、地域には自由貿易地域が設置される。水路の工事は2019年にも開始する可能性がある。プロジェクトの総費用はおよそ7億4600万ドル(約800億円)と見積もられている。

昨年、バーレーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、イエメン、リビア暫定政府、モルディブ、モーリシャスは、カタールの首長がテロや過激思想を支持しているとして、カタールとの断交を発表した。サウジアラビアはカタールへの陸上輸出を禁止し、国境を閉鎖。カタールは一方、外交関係を断絶したアラブ諸国の決定に遺憾の意を示し、取られた行為を不当だと述べた。

まあ某国でも大統領が国境線沿いに壁を作るとか作らないとか言っているそうですから、こちらまだしも平和的で景観にも配慮していると言えないものでもないのでしょうか。
歴史的に海が通り道として機能してきた日本人であればちょっと考えにくいような発想ですが、この辺りの考え方が大陸国家だなと感心すべきなのでしょうかね。

今日のぐり:「ブレッドガーデン イオンモール倉敷店」

今や全国何処にでもある巨大ショッピングモールですが、その倉敷店の一角に位置するのがこちらのお店です。
これも全国展開している洋食系のお店のようですが、多少の追加料金でパンや前菜を食べ放題と言うのが売りだそうですね。

今回はハンバーグとミックスグリルと言う鉄板のメニューを、あえてパンなしの単品で頼んで見ましたが、これだけでもボリュームはしっかりあります。
失敗しようがないような組み合わせですが意外にハンバーグもいけますし、特にグリルドチキンの皮の焼き加減が香ばしくて好みでした。
付け合わせにイタリアンサラダを頼んで見ましたが、こちらは可も無く不可も無くと言うところで、まずはこんなものでしょうか。

見た目からいかにもファミレス的な味を想像していたのですが、少なくとも二昔前のファミレスに比べるとずっと真っ当な味で、正直思ったほど悪くなかったですね。
また言葉遣いなどは丁寧に教育されているのですが、おそらくアルバイト店員主体なのでしょう、時々マニュアルを思い出しているのだろうなと感じさせるものではありました。

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2018年7月 4日 (水)

推進が期待される医師の働き方改革、その阻害要因とは?

先日は医師の働き方改革に対する厚労省側の見解を紹介しましたが、同じ病院学会で医療系団体からはこんな発言があったそうです。

「医師と個別に契約書」「専門医も総合的なマインドを」(2018年6月30日医療維新)

 金沢市で開催された第68回日本病院学会で6月28日、「今後の医療・介護の行方~地域・包括医療・ケアを中心に~」をテーマに、特別シンポジウムが開かれ、医療関係団体のトップら4人が登壇。地域医療・介護の提供体制そのものよりも議論になったのは、その担い手である医師の働き方や求められる医師像だ。
(略)
 特別シンポジウムに登壇したのは、日本医師会会長の横倉義武氏、日本病院会会長の相澤孝夫氏、全日本病院協会会長の猪口雄二氏、地域包括ケア病棟協会会長の仲井培雄氏。司会は、全国自治体病院協議会の前会長で、赤穗市民病院名誉院長の邉見公雄氏が務めた。

 相澤氏は、自身が理事長を務める社会医療法人財団慈泉会の相澤病院(長野県松本市)では、医師一人一人と業務内容と給与を記載した契約書を交わしていることを紹介した。「『先生には、これだけの仕事をやってもらいます。だから給与はこの額です』と提示している。こうしたことをやらないと、多分もたない」と相澤氏は説明。医師によって得意分野、可能な業務内容や業務量は異なる。ワーク・ライフ・バランスについての考え方も違う。個々の医師に対して、あらかじめ業務内容や業務量を規定し、それに応じた給与を規定することにより、皆が納得感を持って仕事ができる体制を構築するという発想だ。「排除するのではなく、皆を巻き込んで、うまく人材を活用することが必要」(相澤氏)。

 横倉氏は、「労働基準法通りにやると、地域医療は崩壊してしまう。『医療、医師は特別』とは言わないが、医療の現状を理解してもらい、どこまで医師の働き方改革ができるかを検討していく必要がある」とコメント。日医主催で、四病院団体協議会、全国医学部長病院長会議などが参加する「医師の働き方検討会議」の報告書がまとまったことを紹介。「若い人の意見も取り入れた。労働法制の方にも理解いただける内容」(横倉氏)。医師の働き方改革の基本的考えとして、一つは医師と医療の特殊性を洗い出すこと、もう一つは医師の健康を確保するためには何が必要かを考え、各医療機関での実施を徹底することを挙げ、横倉氏は「医師の自己研鑽が労働に当たるかどうか、宿日直の在り方、オンコールの労働性などの議論が今後、必要になってくる」と述べた。
 さらに横倉氏は、「国民の理解を得る必要がある」とも指摘した。「国民皆保険下では、いつでも、どこでも、誰でも受診できる。このアクセスの良さを現状のまま維持することができるか、国民に考えてもらうことが必要」と述べた。
(略)
 仲井氏は、「ハイクオリティー、ローコスト、フリーアクセス」の全てを維持するのは無理との考えを示した。自身の経験を踏まえ、原則60日以内の入院となっている地域包括ケア病棟について、早期退院の努力をして30日など短期間で退院させた方が、60日の入院よりも収益性が低いなどの問題点を指摘、診療報酬体系に改善の余地があることを示唆した。
(略)

病院学会でのコメントですから、当然ながら医師よりは病院の側に立った内容となっているものと言えますが、日医などの立場を見るとやはり経営者的には現状維持最優先なのだなと言う印象を受けます。
この点で先日の医政局長からは「一番良くないのは、何も変わらない、何もしないということ」と言う発言がありましたが、久しく以前から医師の労働環境の悪さが指摘される中で、ようやく今からの議論なのかとも感じますね。
いずれにしてもこれだけ世間が労働環境改善に目を向けている中で、医療業界だけが必至に抵抗を続けていれば嫌でも注目を集めざるを得ませんが、労働量そのものを根本的に減らせるかも重要な課題です。

仲井氏が指摘するように診療報酬の設定にも問題があり、現場が努力し医療コスト削減を進めることが経営上かえってデメリットになるのであれば、医療費の際限なき増加を招き医療財政を破綻させかねません。
それを避けようと診療報酬が削減されれば、減収を避けようとする医療機関が薄利多売に走り不要不急の医療需要を喚起し、さらなる現場の疲弊を招いてきたと言う側面はこれまでにも見られたことでした。
他方で日本の医療の構造的な問題として、応召義務とフリーアクセスの存在が際限ない医療需要の増加を招くと言う指摘がありますが、特に後者に関しては日医ら医療団体がその維持を主張してきた経緯もあります。
当然ながら労働量削減のための根本的対策としてフリーアクセスの制限を求める声も根強くありますが、これに強硬に反対してきた日医の代議員会の場で先日こんな発言があったと言います。

「受療行動変革、一層進める」日医横倉会長(2018年6月27日医療維新)

 日本医師会会長の横倉義武氏は6月24日の第143回日医臨時代議員会で、国民の受療行動は変化してきているとの認識を示した上で、「これからの超高齢社会、少子化による人口減少社会に向け、国民の受療行動の変革を一層進めていかないといけない。かかりつけ医機能を推進していくことが非常に重要」と述べた。宮城県代議員の橋本省氏の代表質問に答えた。

 橋本氏は、日本の患者は大病院指向が強く、軽症でも大病院に行くことや、救急外来を受診して専門医の診察を要求する例が少なくないことなどから、勤務医の負担が過剰であると指摘。特に急性期病院で労働基準法を守るためには医師の増員が必要だが、それは不可能で、医療を縮小するしかないがそれもできないという現状を訴えた。
 さらに、フリーアクセスに変化が必要であるとも説明。まずはかかりつけ医を受診して必要に応じて専門医の紹介を受けることや、コンビニ受診抑制といった受療行動変革の必要性について、日医の見解を尋ねた。

 横倉会長は、大病院と、中小病院や診療所の外来の機能分化の観点から大病院の直接受信の是正の重要性を指摘。今年4月の診療報酬改定で紹介状なしの大病院受診時の定額負担徴収義務がある病院の対象が、従来の特定機能病院と一般病床500床以上の地域支援病院から、許可病床400床以上の地域支援病院に拡大されたことを挙げ、対象病院の要件と負担額の分析や、初診だけでなく再診にも広げていくことにも言及。国民の意識変革を促し、ヘルスリテラシーを高めていくことは「医師会の使命だ」との見解も示した。


「医師少数区域勤務で所得税優遇を検討」中川日医副会長(2018年6月24日医療維新)

(略)
 中川副会長は、牧角氏の3つの指摘について、以下のように回答。
(略)
 第二の「医療現場での労働環境の整備」については、「地域医療の継続性と医師の健康への配慮の両立が不可欠であり、労働時間だけの問題ではない」とし、日医に「医師の働き方検討会議」を設置し、慎重に議論をしていると説明。「例えば、かかりつけ医機能の推進や外来機能の分化を進め、国民に分かりやすい形で示し、受療行動の在り方を考えてもらうことも必要だろう。また、病院と診療所の連携、病院内の医療関係職種との連携など、地域医療連携、多職種連携が重要」などと述べ、都道府県医師会が、地域住民の方への啓発活動をはじめ、地域全体の課題として検討するよう働きかけた。
(略)

直接的な受診抑制を求めているわけではないものの、日医が国民にフリーアクセスの制限めいたことを求めるとは興味深く、それが勤務医の過労改善など医師労働環境整備の文脈で出ている点が注目されますね。
形の上ではイギリスのNHS的なゲートキーパー機能を容認しているようにも受け取れるコメントですが、これこそまさしくフリーアクセスの制限に他ならず、日医の過去の主張との整合性はどうなのかと気になります。
無論制度としてNHS方式の受診抑制策を認めるとも思えませんが、診療報酬の格差設定などで実質的に大病院の直接受診を抑制することは可能であり、日医もそこは容認していると言うことでしょうか。

元々は診療報酬設定の問題もあり、有名な話では病院に対して開業医での診察コストを高く設定した結果、患者が診察費が安上りで各科専門医が揃っている大病院に集中してしまったという過去の経緯もありました。
最近は選定療養加算などで大病院受診を抑制しようと言う動きも見られますが、根本的には全国どこでも一律の診療報酬が設定されているのも問題で、患者とすれば同じ料金なら大病院志向になるのは当然です。
日医としては開業医への診療報酬を安く、病院は高くと言う設定には断固反対と言いたくなるでしょうが、結局問題となるのは個々の診療報酬がどう設定されるかではなく、医療機関トータルでの収入が増えるのか減るのかと言う点にあるはずです。
大病院にかかれば支払いが高くつくとなれば自然に開業医への受診も増え、結果的に安い診療報酬設定でも増収になる可能性はあるわけで、日医としても損して得取れの精神で診療報酬の格差設定を容認いただきたいところですね。

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2018年7月 2日 (月)

抵抗根強い医師の働き方改革、その推進力となるものは?

医師の働き方改革と言うことに関して、医療系団体からはいかにして医師を持続的継続的に労働させるかと言う観点からの発言が相次いでいますが、一方で先日厚労省医政局長からこんな発言があったそうです。

「真の医師の働き方改革とは何か」、武田厚労省医政局長(2018年6月28日医療維新)

 厚生労働省医政局長の武田俊彦氏は6月28日、金沢市で開催された第68回日本病院学会で「将来を見据えた医療提供体制の構築に向けて」をテーマに、特別講演した。「医師の働き方をどのように規律すれば、真の『働き方改革』になるのか」と問いかけ、「単に労働時間を短くする」のではなく、医師という職業の特殊性、医師の健康管理、地域医療への影響などを総合的に勘案して、検討していく必要性を強調した。
 「結局、今の働き方をある程度、維持できる、認める形での規制をしなければいけない一方、どのような統計データを取っても、今の医師の働き方は圧倒的に長時間労働であるのも事実。地域医療を守りながら、これから医師を目指す若手のことも念頭に置き、健康確保の方策について、われわれ医政局として医療行政の一環として考えていかなければいけない。また、たくさん働いている医師には、それに応じた賃金が支払われることも必要」(武田氏)
(略)
 武田氏は、「医師の特殊性」としてよく指摘されるものとして、(1)医師の特性・社会的要請に関するもの(人の生命を扱う公共サービスであるなど)、(2)医師の供給面に関するもの(医師養成には長時間を要する、業務独占など)、(3)医師の職業倫理に関するもの(患者を最優先に考えるなど)、(4)使用者との関係に関するもの(診療方針は、医学的判断によって担当医師・チームが立てるなど)――を挙げた。
 医師以外の専門職として、大学教授、民間組織の研究員、弁護士、新聞記者、本社の企画職(ホワイトカラー)、管理職、ディーラー・アナリストを挙げ、「いずれも何らかの労働時間規制がある。なぜここに医師が入ってこなかったのか。それは医師自身が自分を労働者として認定していなかったという面があるだろう。医師の働き方改革は、取り残された問題であり、今回はしっかりとした議論をすることが必要」(武田氏)。

 その上で、武田氏は、「医師の働き?改?に関する検討会」のこれまでの議論を踏まえ、「私見」と断り、(1)労働法の観点から、医師の働き方をどのように規律すれば、真の『働き方改革』になるのか、(2)医師が健康に働き続けられる勤務環境とはどのようなものか、(3)その他、必要と考えられる視点――の3点を提示。
 (1)については、外来や手術、自己研鑽、宿日直など、「密度が異なるさまざまな仕事」を手がける医師の勤務の特殊性などを踏まえる必要性を指摘。一方で、自己研鑽は「良質かつ適切な医療を行う」ための大前提であり、「自己研鑽を抑制するような規律の仕方であってはならないのではないか」との見解を示した。
 (2)については、「単に時間を短くすればいい、わけではないのではないか」と問いかけた。「一人一人の医師がやりがいを持ちながら、無理をせず経験、研鑽を積むことができることが重要なのではないか」とする一方、「勤務時間インターバル」(終業から始業までの間隔)の設定、連続労働時間や当直回数の制限、完全休日の設定などにより働きづめにならないこと、メンタルヘルスなどの健康管理の必要性も挙げた。
(略)
 武田氏は、医師確保対策、地域医療構想、医師の働き方改革は相互に密接に関係する問題であるとも指摘。地域医療構想について、「もともと必ずやらなければいけないことについて、国として枠組み、財源、ツールを用意した」と説明。「一番良くないのは、何も変わらない、何もしないということ。その結果、経営が悪化し、医師が来なくなり、患者の満足度が低下してしまう」とし、改革を進めれば、経営的、医療機能や医師の確保でもいい影響が出てくるとした。
(略)
 さらに「日本の医師数は少ないのか多いのか」と武田氏は問いかけ、日本の人口は減り始めている一方、2008年度以降の医学部定員増で医師数は増えていることから、「人口10万人当たりの医師数は、今までの伸びのトレンドから、上方にシフトする。医師不足は、マクロにおいては解消されつつある」との見解を示した。一方で、いまだ医師の偏在は解消されていないことから、「偏在対策は強力に実施していかなければいけない」とし、医療法・医師法改正法案に盛り込まれた一つである、「医師需要の見える化」を、人口構成や患者の流出入の補正をしながら取り組む重要性を強調した。
(略)

シンプルに考えるなら、日勤の給与に対して当直や時間外の給与を2-3倍くらいに設定すれば、現場の不満や不公平感もかなり解消されるかとも思うのですが、医師偏在と言うなら労働量の偏在も解決すべき課題の一つでしょうね。
それはさておき、「結局、今の働き方をある程度、維持できる、認める形での規制をしなければいけない」と言うコメントがまた異論を呼びそうですが、認めて欲しいのは誰なのかと言う視点は必要ですね。
病院を経営する立場からは医師を労基法無視でどんどん働かせられる事が望ましいのでしょうが、今後そうした働かせる側の論理に対して異なる意見を持つ医師はますます増えそうです。
特に新臨床研修制度導入以来、自分で自分の望む職場を探し就職するのが当然となった若手医師にとって、何故望みもしない過酷な労働環境を強いられなければならないのかでしょう。
「何も変わらない、何もしない」施設では今後ますます医師確保が難しくなりそうですが、そうした施設を医師不足だと制度的に救済すべきなのかどうか、議論は別れるところでしょうね。
いずれにせよ厚労省とは厚生行政のみならず労働行政も担っており、医療の特殊事情ばかり忖度するわけにはいかない道理ですが、労働行政の面から先日興味深いこんな記事が出ていたことを紹介してみましょう。

違法残業監視に民間の力 厚労省、対策強化へ委託(2018年6月25日共同通信)

 厚生労働省は7月から働き方改革の一環として、民間の力を借り、残業に関する企業の監督体制を強化する。具体的には、残業をさせる際に労使で結ぶ「三六協定」の届け出がない会社に対し、厚労省の委託を受けた事業者が調査票を送り、現状を記入させ、回答に応じて専門家が指導する。労働基準監督官による従来の立ち入り調査と組み合わせることで、これまで手が回らなかった多くの企業に目を光らせる狙い。

 労働基準法は労働時間を「1日8時間、週40時間」などと定め、それを超えて働かせるには同法36条に基づき協定を結ぶ必要があるが、協定がない違法状態で残業をさせている企業は多い。厚労省の2013年の調査では、約1万の企業のうち、協定を結んでいたのは約半数だけ。締結しない企業に理由を尋ねると「協定を知らなかった」という回答が多かった。
 事業所は全国に約400万あり、計約3千人の監督官では指導にも限界があった。監督の実施率は16年で4%程度にとどまっていた。

 今回の新事業では、委託先から企業に送る調査票に(1)協定締結の有無(2)労働時間の状況(3)就業規則策定の有無―などを記載。問題が確認されたり、事業所から相談を求められたりすると、弁護士や社会保険労務士、監督官OBらが改善を指導する。
 当面の対象は従業員10人以上の約45万事業所。長期間回答しないなど、悪質な事業所を把握できるだけでも違法残業監視への大きな進歩となるという。

 政府の規制改革推進会議は昨年5月の答申で、一部事業の民間委託を盛り込んでいた。一方、労働問題に詳しい弁護士らからは「監督官の増員が先決だ」との指摘も出ていた。

この種の民間委託と言えば10年余り前から駐車禁止の取り締まり業務が民間委託されましたが、その結果何でも杓子定規に作業が行われるようになり取り締まりが以前よりも厳しくなったと言う声があるそうです。
ある程度権限のある人間であれば自分の責任で判断する余地がありますが、限定的な権限しか与えられていないスタッフであればルール通り行動するしかないのは当然で、空気を読まない厳しい対応が期待されますね。
民間導入の暁には、今までのように医療だけは特別だと斟酌することのないようお願いしたいですが、大学病院レベルでも三六協定すら締結されていないような遵法精神に欠ける業界では取り締まりのしがいがありそうです。
労基法違反の取り締まりもレセプトチェックのように厳しく行われるようになれば医療の世界もあっと言う間に変化が進みそうですが、こうした外力でも利用しない限り医療の世界もなかなか変われないのかも知れません。

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