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2018年6月 3日 (日)

今日のぐり:「博多金龍 倉敷店」

人により受け取り方にかなり差が出そうなのが、先日話題になっていたこちらのニュースです。

「電車でGO!!」求人の応募資格に「クハ、モハ、サハの違いが分かる」 必要な“最低限の鉄道知識”がハードル高いと話題(2018年4月29日ねとらば)

 スクウェア・エニックスが掲出している「電車でGO!!」のプランナー募集の求人広告が、その珍しい内容で話題になっています。とにかく鉄道好きを求めていることはわかった。

 公式サイトの求人情報では、電車運転ゲーム「電車でGO!」シリーズの最新作「電車でGO!!」のプランナーを募集。その応募資格には「エクセルの基本操作ができる」に加えて、必要なスキルとして「最低限の鉄道知識がある方」という言葉が。例として、
    クハ、モハ、サハの違いが分かる、ATS、ATCの違いが分かる、等
 と、当たり前のように車両形式を表す記号(カタカナ)や、保安装置の略称が書かれています。“最低限の鉄道知識”ならばこんなところなのかもしれません……。

 なお業務内容の説明では、「新規ミッションの制限速度や到着時刻などの仕様書作成」や「バランス調整」などが挙げられ、適正に応じて「鉄道に関する取材、収録」「鉄道関連企業とのやり取り」といったことも担当するようです。
 Twitterでは同求人広告を発見した人がツイートしたのをきっかけに注目を集め、「そんな要件はじめて見た」「鉄ヲタしか入れない」という声から「面白そう」「それくらいならわかる」といった声までが上がり、やはり鉄道の詳しさによって“最低限”かどうかの意見はわかれている様子。もし「これは最低限の鉄道知識だな」と思った人は、雇用形態などを確認してエントリーしてみるのもありかもしれません。

これをマニアックと取るか常識と取るかが分かれ目と言うことなのでしょうが、しかし最低限の鉄道知識というものもなかなかハードルが高そうですね。
本日は鉄ヲタの方々に敬意を表して、世界中から本物の専門家とはどのようなものなのかが問われると言う見識の高いニュースを取り上げてみましょう。

マイケル・ジャクソンのありえないダンスの動き、医者が解説(2018年05月24日BBC)

神経外科医が、マイケル・ジャクソンが「スムース・クリミナル」のミュージックビデオで成し遂げた生体力学的に有り得ないダンスの動きを詳細に解説する。

1987年に発表されたこの楽曲で、マイケルは棒のように体を伸ばしたまま、45度の角度でかかとから体を傾けている。
大勢が真似しようとしてきたが、あれは実は特別設計の靴と、マイケルの体幹の強さによって現実となったイリュージョンだ。
度肝を抜かれる動きだが、けがにつながるかもしれないので、やめたほうがいいと脊柱の専門家は警告している。
インドのチャンディーガルにある医学教育研究大学院研究所のマンジュル・トリパティ氏と同僚は、脊柱と神経外科学の学術誌「Journal of Neurosurgery: Spine」に発表した論文で「強い体幹を持つ最も訓練されたダンサーでも、この前傾の動きの角度は最大25度から30度だ。一方でMJ(マイケル・ジャクソン)の傾斜は45度。重力をものともしない、とてもこの世のものとは思えない動きだった」と書いている。
(略)
特許取得済みの履物が発明される前には、マイケルは補助ケーブルと腰に巻き付けたハーネスに頼って幻想的な動きを作っていた。
マイケルは、仕事仲間のハリウッド関係者2人と一緒に、米国の宇宙飛行士が履いていたブーツを参考にした。宇宙飛行士が無重力下で作業する際、固定レールにつなぐことができるブーツだ。

しかし、特別に設計された履物や接続器具の助けを借りても、この動きは非常に難しいと、医師たちは言う。強い脊椎と下肢の筋肉が作り出す、しっかりした体幹が必要なのだ。
研究チームは「筆者を含めた何人ものMJファンが、この動きを真似しようとしては失敗してきた。けがすることも多い」と警告する。
トリパティ博士は「かかとをけがする可能性はかなり大きい。強い体幹筋肉と、かかとの周りにしっかりとした支えが必要だ。決して簡単なトリックではない」と念を押す。

元記事の解説画像とともにこちらの動画(3:40付近)も参照頂ければと思いますが、この短い映像一つをここまで解析するのが専門家と言うことなのでしょうね。
多くの人間にとっていわば夢と言っていい技術を、ブリではかなりのところまで開発に成功していると言う驚くべきニュースがこちらです。

目からレーザービーム!将来は生体認証やセキュリティー機能に活躍するウェアラブル半導体レーザー(2018年5月8日ディスカバリー)

スーパーヒーローみたいに目からレーザービームを放つ、そんなスゴ技が近いうち現実になるかもしれない。もっとも、あたりを焼きつくすほどの破壊力は期待できないみたいだが。

スコットランドのセント・アンドリューズ大学の研究チームが薄くて軽く、自在に折れ曲がる性質を持った分布帰還型有機半導体レーザー(distributed feedback organic semiconductor laser)の開発に成功したそうだ。
わずか200ナノメートルという世界初の薄さは、回路基板を必要としない画期的な構造により実現した。薄い膜のようにどんな表面にも自在に貼りつけることができるので、これまでになかったデータ通信機器やウェアラブルセンサーの開発に役立つと期待されている。
例えば有機半導体レーザーをコンタクトレンズと合体させたらどうだろう。虹彩認識と併用すれば、非常に高度な生体認証技術になりうるという。研究に携わったセント・アンドリューズ大学のマーカス・カール博士研究員によれば、レーザーの材質や回折格子の設計を変えることで特定の波長の光を増幅できる。このような有機半導体レーザーから発せられるレーザー光線を平坦な背景に当てれば、増幅された光を1、されなかった光を0とみなしてデジタルなバーコードが成立し、個人認証に使えるという。まるでSF映画さながらだ。

セント・アンドリューズ大学の実験では、実際牛の目に半導体レーザーを張りつけたコンタクトレンズを装着してパルス状の青い光を当て、レーザーから緑色の光が発せられたのを確認している。なお、実験で使われたレーザー光線は閾値が低いため、目には悪影響を及ぼさないそうだ。
(略)
実用化にはまだほど遠いが、未来にまた一歩近づいた。

ブリの思い描く未来がどのようなものであるのかはともかく、目からビームを放てる機会があるなら是非一度と志願する者が決して少なくないようです。
技術開発系に比べて人文系の専門家の議論はどうなのかですが、先日こんなニュースが大きな議論を呼んでいました。

「おむつ替え時に赤ちゃんの許可を得るべき」 “専門家”の意見がネット上で物議(2018年5月13日テックインサイト)

子供への性的虐待や暴行が増えている昨今、子供が生まれた時から“同意”を求める文化を学ばせ習慣づけするために「おむつ替え時には、赤ちゃんの許可を得ることが大切」とある専門家が発言した。しかしこの発言がソーシャルメディアで物議を醸している。『The Independent』『Mirror』などが伝えた。

自身のツイッターアカウントで「性教育専門家・作家・演説家」とPRしているディーン・カーソンさんは、このほど米メディア『ABC』に出演し「赤ちゃんのおむつ交換時に、親は赤ちゃんに『今からあなたのおむつを替えるけれど、いい?』と尋ねるべき」と話した。3歳以上の子供たちと関わる仕事をするカーソンさんは、専門家として次のように述べている。
「まだ言葉がわからない赤ちゃんは、尋ねられても『うん、いいね。ママ、替えてほしいな』とは言いませんし、こちらもそんな同意を期待することはないでしょう。ですが親がそう問いかけた時、一呼吸おいて赤ちゃんの反応をうかがうことが大切なのです。そして赤ちゃんの身振りを観察してアイコンタクトを取り、赤ちゃんに許可を求められた時には同意することが大切なのだと習慣として教え込むことが重要なのです。同意の大切さを習慣づけておくと、成長していくうえで子供にも意見や質問に対する答えを言う権利があることを学ばせることができ、良い会話環境を作り出すことができます。」

カーソンさんは、早い段階で子供たちに同意の重要さを教えておくことを親たちにもアドバイスしているという。しかしこの発言は、ネット上で物議を醸すこととなった。
(略)
カーソンさんのFacebookには発言に対してだけでなく、容姿までを批判する声が集中したようで、現在アカウントは削除されてしまった。このニュースを知った人からも「じゃあ、もし赤ちゃんが“NO”と受け取れるようなジェスチャーをしたらどうするの? 汚れたおむつを替えないっていうの?」「私は子供の時、自分の同意なんかなく学校に行かされたわ。でもそれは親が決めることであって、そういうものだと思っていたからよ。それと同じことなのでは? 子供も親が自分のために最善を尽くすということを知るべきだと思うけど」「こういうことをテレビで発言する人がいる世の中になったということが怖い」といった声があがっている。

カーソンさんの見解に関する是非はともかく、元記事の画像を見る限り確かに容姿も話題になるのだろうなと言う気がしないでもありません。
宗教的な見地が絡むとさらに話はややこしくなると言うことですが、こちら専門家のコメントが大きな実害をもたらしたと言うびっくりニュースです。

スマホ火に投げ爆発か ユダヤ教の祭典で30人超けが(2018年5月3日テレ朝ニュース)

 スマートフォンを火に投げ入れて爆発したとみられています。

 大勢が取り囲むなかで起きた突然の爆発。ロンドン北部で3日未明、ユダヤ教の祭りが執り行われるなか、中心に据えられたかがり火で爆発が起きました。現地メディアによりますと、30人以上が負傷し、10人が病院に運ばれたということです。爆発は、指導者が「携帯電話は危険だ」と語り、それに従った信者がスマートフォンを火に投げ入れた際に起きたという情報もあります。一方で、祭りの主催者は「爆発の原因は別のものだ」と否定しています。

宗教的な見解が現実世界に大きな影響を及ぼすと言うことは世界的には珍しくないようですが、比較的宗教的縛りの緩い国に住んでいる幸せも感じるニュースですね。
最後に取り上げますのもなかなかに議論の余地がありそうなニュースなのですが、まずは記事から取り上げてみましょう。

「セックスドールに人権を与えよ」法学者が主張! (2018年4月9日トカナ)

 専門の売春宿が生まれるなど、世界的に盛り上がりを見せているセックスドールだが、ここに来て、倫理的な観点から待ったの声がかかった。

 セックスドールにはロボットならではの楽しみ方ができるとして、少々アブノーマルな嗜好の人々から特別な期待を受けている。たとえば、以前トカナでもお伝えしたように、AI搭載のセックスドールならば、ユーザーの好みに合わせてロリキャラから純粋無垢なキャラにも設定することができるため、生身の人間相手にはできない小児性愛願望やレイプ願望を実現することも可能だ。
 そして、このことはすでに現実になっている。英「BBC」(2017年9月22日付)によると、昨年2月、スペイン・バルセロナにオープンしたセックスドール専門売春宿「Lumidolls」の人気嬢サマンサ(約40万円)が、オーストリアで開催された「Arts Electronica Festival」で、多数の男性から“暴行”を受け、全身を汚された上、指2本を故障するという痛ましい事故があったのだ。
(略)
 そしてこの度、このような事態を前に、英ウェストミンスター大学で法学を教えるヴィクトリア・ブルックス氏が、セックスロボット(セックスドール)への見方を変える必要があると語り、話題になっている。

 英紙「Star」(7日付)が報じたところによると、ブルックス氏は、セックスロボットを禁止することは選択肢にないが、人間とロボットの関係を考え直す必要があると訴え、先述したサマンサへの乱暴な扱いは、我々のセックスロボットに対する倫理的な問題を喚起するものだとしている。
「確かにサマンサは機械です。しかし、そのことが彼女を破壊して良い正当な理由になりますか? サマンサが人間の形をしていることで、明らかに彼女には人間的なセクシャリティが投影されています。これは未来の人間のセクシャリティの象徴なのです」(ブルックス氏)
 さらに、ブルックス氏は法的にロボットを人間として扱い、ロボットと性行為を行うためにはロボットとの“合意”が不可欠になる時代が来るだろうと予言している。最近では、サウジアラビアが人型ロボットのソフィアに市民権を認めたが、このような動きが世界中で広がっていくのだろうか。

 とはいえ、ロボットを人間として扱うならば、人々がセックスドールに求めるものは実現されないだろう。人間(としてのロボット)が増えるだけ、アブノーマルな趣味に理解を示してくれるパートナーとの遭遇確率は上がるかもしれないが、全世界から「そうじゃない!」という悲痛な叫びが聞こえてきそうだ……。

この種の議論は動物の権利など様々な議論を誘発する可能性がありますが、人間よりも人形の方に愛情を感じる人は少なく内ようですね。
元記事の画像からも現代のその種のものがどれほど精巧かが理解出来るかと思いますが、近い将来こうした議論がより大きなものになりそうな気はします。

今日のぐり:「博多金龍 倉敷店」

倉敷市街地の一角に位置するこちらのお店、ずいぶんと以前にお邪魔したときはごく当たり前のとんこつラーメンのチェーン店だと思っていました。
改めて訪店してみますとずいぶんとメニューも増えたように思うのですが、しかし店の方向性としてどこを目指してるんだと言う気もしますね。

そのとんこつラーメン以外のメニューとして味噌野菜ラーメンを頼んで見たのですが、中細麺はまあ普通ですし味噌ダレが強すぎないスープのバランスはわりと好きです。
ただ商品としての見た目が何と言うのでしょう、安い中華チェーン店で出てくるような残念さで、最近のチェーン店の盛り付けは綺麗なものも多いと思うのですけれどもね。
野菜の火の通し加減も良く言えば家庭的とも言えますが、ベースになるラーメン自体はそれほど悪くないのに、野菜ラーメンとしての完成度は少し残念なものでした。

割合に繁盛されているのですが、今どきのチェーン店らしく接遇面は標準的なマニュアル対応で、教育はちゃんとしてるなと思います。
かなり広い店内はそれなりに立派な本棚が置かれているのですが、ラーメンの提供も早いのであまり読んでいる暇はなさそうなのが残念ですね。

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