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2018年1月26日 (金)

動画配信サイトが何かと話題に

一昔前に広告収入を稼ぐ目的のアフィサイトが目に余ると言う声が高まった時期がありましたが、最近はさほどに聞かない気がするのはそれなりに社会に定着して対応の仕方が身についてきたからなのかも知れませんね。
この辺りは新聞の折り込み広告が多すぎて腹が立つ、と言う人があまりいないのと同じようなものかと思うのですが、稼ぐと言う目的で見ても最近はアフィサイトよりも動画投稿の方が人気があるようです。
ただ有名な動画配信者となると世間的な注目が高いことが武器であると言うことなのでしょうか、先日こんな動画配信者のリアル社会でのトラブルを伝えるニュースが話題になっていました。

ユーチューバー「PRするからタダで泊めて」⇒ホテルのオーナー激怒「今後、ブロガーは一切お断り」(2018年1月23日ハフィントンポスト)

YouTubeで9万人以上のフォロワーを持つイギリス人のエル・ダービーさんが、アイルランドのホテルにタダで宿泊させてほしいとメールで依頼したことが、大きな騒ぎとなっている。(ハフポスト日本版編集部)

ダービーさんがアイルランドのホテル「The White Moose Cafe」に送ったメールは、自身のYouTubeとInstagramを通じてホテルの宣伝に協力するので、無料で宿泊させて欲しいという内容だった。
これに対し、ホテルのオーナーは激怒。「親愛なるソーシャルメディアインフルエンサー様」と題したコメントとともに、彼女のメールの画面キャプチャをFacebookに公開した。オーナーは「もしあなたを無料で泊めてしまったら、誰が人件費を払うのでしょう?」と記した。「今後も、ホテルに泊まる際には、他のお客様と同じように宿泊料を支払うことをオススメします。もしあなたの宣伝にありがたいと感じたら、あなたの部屋をスイートにアップグレードするでしょう」と綴った。
「追伸、お返事はNOです」という言葉で締めくくられた辛辣な投稿には「あなたの方がビジネスをわかっていない」「そんなにこき下ろすなんてひどい」と批判的なコメントが相次いだ

自分の送ったメールを“晒された“ダービーさんは、YouTube動画で騒動について語った。
「一度にこんなに感情が押し寄せたことはない。私は、怒ってるし、悲しい、動揺しているし、不安になったし、気まずかったし、バカにされてると感じた」と思いを語り、ソーシャルメディア上で多くの心無い言葉を投げつけられたと告白した。また、「私がホテルのオーナーに申し出たことは、ブロガーだったら普通のこと」「(タダで泊めてもらうだけでなく、むしろ)報酬をもらうのが普通だし、彼はホテルで働いているんだからそれを知っているはずよ」とも反論した。

ホテル側は再反発。
翌日、「全てのブロガーを私たちのビジネスから締め出します」と題した文章をFacebookに投稿した。
オーナーは「あなた方のコミュニティのメンバーの1人が、タダで宿泊しようという試みを叶えられなかったことで見せた意地の悪さ、かんしゃく、憎しみは、業界全体の評判を下げましたね」と綴った。「サービスには対価を払うというシンプルな要求をしただけで、こんなに(ホテルへの)悪評が溢れるとは想像だにしなかった」と告白した。

ホテルは当初の投稿では、ダービーさんの名前を明かしていなかったにも関わらず、彼女自身が動画で「晒されて辛かった」と告白したことに言及。オーナーは「ブログ業界にありがちな手法」と非難し、「今後、うちの施設は一切ブロガーお断りです」と締めくくった。

この種の行為が海外でどれだけ一般的なのかは何とも言えずで、国によって業界によってはごく当たり前のことだったのかも知れませんが、いずれにせよ双方の常識に乖離があると発生しがちな悲劇と言えそうですね。
日本では未だこうした習慣が根付いていないと言うことなのが、動画配信者の側が非常識であると言う声が圧倒的に多いようですが、こうした宣伝行為と利益供与の関係は別に今に始まったことではありません。
古くは日本にもマスコミ関係者を指す羽織ゴロと言う言葉がありますし、最近ではグルメサイトのサクラによる不正書き込み問題などもありましたが、そもそもテレビ番組などでも似たような状況は幾らでもあり得る話です。
要するに今回たまたま紛争化したのはビジネスとして話の持ちかけ方があまりに稚拙だったからであるとも言えるかと思うのですが、動画配信も設け目的の人が増えてくれば、今後も同様のトラブルは多発することになるのかも知れません。

直接的な収益手段として、世界的な動画サイトにも一再生当たり幾らなど様々な収益プログラムが設定されていますが、単に刺激的なコンテンツで客集めだけに走って批判を受けると言うケースも増えてきているようです。
先日は富士の樹海に侵入して遺体の動画を撮影した有名動画配信者が批判を受けていましたし、海外では過激な批判的動画で人気を集めていた少年が批判相手であった犯罪組織から射殺される事件もありました。
他方では安易な動画配信を避け一定の質を担保すると言うことでしょうか、先日動画サイトが利用規約を改定し収益を得られる条件を一気に厳しくしたことで、零細動画配信者からは大いに悲鳴が上がったとも言います。
動画配信も社会に当たり前に定着していく過程で次第に落ち着くところに落ち着くと思われ、今は過渡期であるが故のトラブル多発とも言えそうですが、うっかり軽率な配信で不要なトラブルとならないよう注意したいところです。

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