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2017年8月 6日 (日)

今日のぐり:「とさ市場」

日本史上初の姉弟喧嘩を演じたあの方々に関して、先日興味深いこんな記事が出ていました。

大津波は“古い神社に逃げろ” 学術論文が話題に(2017年5月27日デイリー新潮)

〈スサノオを祀った神社は被災を免れている……〉
 近頃ネットを駆け巡るオカルト話。かと思えば、元を辿れば東京工業大学 社会理工学研究科のグループが土木学会に発表した論文。
「私達が学生時代、6年前の論文です。東日本大震災の支援活動を行っている際、被災を免れた鳥居(写真)が目に付いて研究しました」
 とは神戸高専の高田知紀准教授だ。論文では、宮城県沿岸部に鎮座する神社の内、スサノオを祀る神社、熊野系神社、八幡系神社のほとんどが津波を免れた一方で、アマテラスを祀る神社の大半が被災したことが確認されたというもの。皇室の祖先は御利益がない?
「そうじゃないんです。スサノオは斐伊川(ひいかわ)に住むヤマタノオロチを退治したと古事記にありますが、川の氾濫を例えた話といわれます。スサノオは水害など自然災害、震災を治める神だからこそ、そうした災いに遭わない場所に祀られたと考えられるのです」(同)
(略)
「今ごろ話題に上がるのは、巨大な防波堤などハード面が整備されてきて、心構えなどのソフト的欲求が出てきたからかも」(桑子氏)
 神社と震災の研究はその後、和歌山、四国へと発展。
「南海トラフ地震などの津波災害リスクを、平安時代の延喜式に記載された神社に着目して分析しました。沿岸部の神社は高知では555社、徳島では308社が津波を回避しうる」(同)
 古社に逃げれば安全?
「いえ、地域の神社をよく見て欲しい。それが避難に繋がるヒントになればいいし、古来からの神社空間の維持に繋がります」(同)
 安全神話ならぬ、本物の神話に目を向けてみるか。

アマテラスやスサノオと災害との関係は何とも言えませんが、古い時代から今も残っていると言うことは災害に強い証明だとも言えるわけで、避難先として検討する価値はあるのかも知れませんね。
今日は古代から伝わる英知に敬意を表して、世界中からそういうこともあるのだなと思わず納得してしまいそうな最近の知見の数々を紹介してみましょう。

上司の一言にどっと疲れ 5割超経験、養命酒が調査(2017年8月4日共同通信)

 働き盛りの男女の5割超が、上司から浴びせられた一言によって疲れを倍増させられているという実態が、薬酒メーカー大手の養命酒製造(東京都渋谷区)が実施した「ビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査」で浮かび上がった。

 調査は今年6月、都内で働く20~59歳の男女千人を対象に実施した。

 19のせりふを示し、上司から言われて疲れが倍増したものを複数回答で尋ねたところ、「常識でしょ(当たり前でしょ)」が最多の13.6%だった。「そんなこともできないの?」が12.6%、「前にも言ったよね?」が12%で続き、50.5%の人が19のせりふのいずれかを選んだ。

まあ何が一番堪えるかは人それぞれ、状況にもよるのでしょうが、部下のモチベーションを落とすような言動は上司としていささかどうよ?と言う気はしますでしょうか。
昨今男女格差是正と言うことが錦の御旗となっていますが、意外なところで根強い男女格差が存在したと報じられていました。

イケメンと結婚した女は、美女と結婚したブサメンよりも不幸になりやすいことが判明(2017年8月2日TOCANA)

「愛する彼のために、キレイになりたい――」。そう願うのは、ごく自然な女心だろう。だが、アメリカの科学情報サイト「Study Finds」(7月19日付)によれば、イケメンと結婚した女性は、自らも美しくならなければとプレッシャーをかけられ、イケてない夫を持つ女性に比べて結婚生活が破綻する確率が高くなるという。

■イケメンと結婚した女性は摂食障害に陥りやすい!?

 論文を発表したフロリダ州立大学の心理学研究チームは、テキサスに住む20代の新婚カップル113組を対象に調査を実施した。
 まず、被験者はアンケートに答えるのだが、「“見た目の良さ”というのは、つきあう上で重要な要素」と、大多数が認めたという。次に、自分のパートナーの顔、スタイルを採点してもらったところ、興味深い結果となった。
 外見が高得点の夫をもつ妻は「イケメンのパートナーに恥をかかせたくない、お似合いの美女になりたい」と、ダイエットへのモチベーションが高いが、低得点の夫をもち、自身も「ぱっとしない、さえない」と自覚する妻は、ダイエットを無理にしようとは思わないことがわかった。
 また、男性の場合は美人妻をもらったからといって、自分も相手に釣り合うよう外見磨きをするかといえばそうでもないという。

 この結果について、心理学の博士号取得候補生タニア・レイモンズ氏は「University news release」の中で次のように述べている。
「非常にハンサムな男性と結婚した女性は、ネガティブな結末を引き起こす危険性をはらんでいます。女性がなぜ摂食障害に陥るかの社会的要因を示唆しているといえるでしょう。妻はスレンダーなモデル体型を目指し、闇雲に『もっと痩せなければ』と自分で自分を追い込んでしまい、過激なダイエットに命をかけてしまう。特に、不美人の範疇に入るとき、さらにその傾向が強くなるようです」(タニア・レイモンズ氏)

■妻が夫より魅力的なほうが結婚生活は長続きする

 つまり、パートナーが自分より美しいとき、女性だけが「自分を変えなければ」とストレスを感じるというのだ。
 また、レイモンズ氏によれば、あまり魅力的でない妻は、より魅力的な夫に対して「いいなりになるよう強いられている」と感じることがあるとしている。レイモンズ氏の研究チームは、今後さらに深く研究を進めていく考えだ。
 なお、過去の調査データから、妻が夫より魅力的なほうが、結婚生活は長続きすることがわかっている。

その理屈が正しいのかどうかはともかく興味深い現象ではあるのですが、これは世の男性の何割かにとっては福音となる話なのでしょうか?
資本主義社会において重視される考え方の一つに富の再分配と言うものがあるそうですが、こちらそれに関する一つの知見が報じられていました。

貧しい人々も平等に、でも平等すぎはだめ? 研究(2017年07月11日AFP)

【7月11日 AFP】人は経済的な格差や不平等さに大きな嫌悪感を示すが、その一方で社会的なヒエラルキーは変えたくないという矛盾する感情により、こうした「思いやり」の気持ちが影をひそめるとした研究論文が10日、発表された。
 このことは、貧しい人々を支援したいとする大きな意思があるにもかかわらず、社会の不均衡さが根強く残っている理由を説明するものかもしれないと、英科学誌「ネイチャー・ヒューマン・ビヘイビア(Nature Human Behaviour)」に掲載された論文は指摘している。

 研究者らが行った実験では、被験者らは見知らぬ人の間で不平等に分けられたお金を再分配するよう求められると、最悪の格差を解消すべくお金を移動させはしたものの、所有額における形勢の逆転を生じさせることはしなかった。この結果について論文では、被験者らが「勝者が敗者に、敗者が勝者に」なることを避けたと結論付けている。
 これまでに発表された多くの研究でも、概して人々は社会的な不平等に大きな不快感を覚えるとの結果が示されている。

 論文を発表した米ニューヨーク(New York)のバッサー大学(Vassar College)の研究者らは、インドや中国、米国の他、現代社会から孤立して生活するチベットの少数民族など、異なる文化的背景を持つ成人と子どもら1000人以上を対象に調査を行った。
 被験者らには、2人の人物とそれぞれの前に硬貨を積み上げた画像を複数見せた。一方の硬貨は常にもう一方よりも高く積まれている。そして、より多くの硬貨を持っている人物の方からもう一方に、あらかじめ決められた一定枚数を移したいかどうかを尋ねた。
 すると、硬貨の少ない方により多くの硬貨が積まれて人物の立場が逆転することになるケースでは、被験者らは硬貨の移動をしたがらない傾向がみられた。
 チベットの少数民族では、この立場の逆転は特に嫌われた。子どもでは、4歳以降で不平等を嫌う向きがみられたが、その数年後には立場の逆転に抵抗を示すようになった。これが示唆しているのは、社会におけるこのような規範が、人々が生きていく中で構築されているということだろう。

 人がこうした態度をとる理由について、研究チームは、それが「生存問題」と関連していると推測する。多くの動物が、「群れの中での争いを減らすため」確固たる上下関係を敷いているのと同じと説明している。
 また、ヒエラルキーが、それぞれ個々人の中にあるストラクチャーへの心理的ニーズを満たし、その一方で集団という観点では、それは協力関係を増強するものでもあることも指摘する。
 こうした人の心理作用を理解することは、「ヒエラルキーを乱す」政治的改革を人々が模索し、そこで生じる衝突を分析する上で重要であると研究チームは述べる。
 これについては、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領政権下で成立した、医療保険制度改革法(Affordable Care Act)における医療支援の拡充に対し、「一部の人々による不当な『列への割り込み』」を許すことになるとして、比較的裕福な中間層が反対したことを例に挙げた。

これまた非常に興味深い結果であり、人間心理としても理解出来る話だろうと思うのですが、金銭など普遍性のある媒体でない場合はもう少し違った結果が出るものなのかも知れませんね。
歴史的にアメリカ人の知的水準に関してしばしばジョーク等にも取り上げられてきた面がありますが、こちら妙な偏見を助長しかねない最近の調査結果です。

米国人の7%「チョコレートミルクは、茶色の牛が乳から出す」 知的格差も急拡大(2017年7月5日産経新聞)

 チョコレートミルクと言えば、牛乳にチョコレートのシロップやソースを入れて作るものだ。クックパッドにはそう書いてあったし、別にクックパッドを見なくても、大抵の人に特段、説明はいらないだろう。
 ところが先ごろ、米国で行われた、とある調査で、チョコレートミルクは茶色の牛から出てくるものだと思っている成人が全体の7%いたことが分かり、欧米で話題になっているのだ。

 6月15日付の米NBCニュースや、翌16日付の米CNNニュースや米紙ワシントン・ポスト(いずれも電子版)などが報じた。
 それによると、全米の酪農家や酪農団体の支援組織「米国乳製品イノベーションセンター」が今年の5月、全米の1000人の成人(18歳以上)を対象にオンラインで調査したところ、全体の7%が、チョコレートミルクは茶色の牛のお乳から出てくると思っており、48%はチョコレートミルクの由来、つまりどうやって作られているのかを知らなかった。
 前述のCNNはこの衝撃的な調査結果を全米の全成人に当てはめれば、7%は1730万人にあたり、それだけの人々がこんな思い違いをしているとの論調で報道。さらに「ちょっと驚きの結果だ」「理由は分からない」との同センターの担当者の困惑の声を紹介している。

 しかしワシントン・ポスト紙は、この調査結果は驚きに値しないと明言。その理由として、2011年、カリフォルニア州の都心部の高校生の4~6年生に対して行った調査では、ピクルスがキュウリから出来ていることを知らず、タマネギとレタスが野菜だと知らず、10人中4人はハンバーガーの主原料が牛と知らず、10人中3人はチーズが牛乳から作られていることを知らなかったという結果が出たと説明した。
 そして同紙は「少数の米国人がチョコレートミルクは茶色の牛から出てくると思っているという事実について、あまりシリアスになるべきではない」と諭し「むしろわれわれは、(国民に広がる)広範な政治的無知の問題をもっと真剣に受け止めねばならない」と結んでいるが、何かにつけて格差が拡大する米国だけに、知的水準の格差も着実に広がっているようだ…。

アメリカと言えばしばしば進化論に対する態度が話題になるのですが、しかし茶色の牛ですか…なかなかその発想は楽しいですね。
最後に取り上げるのは未だ結論は出ていないのですが、しばしば世間的にも議論になるあの話題です。

「Excel方眼紙=悪」なのか? 公開討論会9月に開催(2017年8月4日ITmediaニュース)

 Excelを使って書類を作る際、セルを方眼紙のように整形する「Excel方眼紙」。「神Excel」などと呼ばれ、批判されることも多い。Excel方眼紙の何が問題で、解決策はあるのか――専門家が意見をぶつけ合うイベント「Excel方眼紙公開討論会」が9月30日、東京・両国で開催される。

 Excel方眼紙は、データとしての再現性の低さやレイアウト修正の難しさなどが問題とされ、ネットでは「神Excel」と批判されている。昨年には衆院議員の河野太郎氏が文部科学省に対して全廃を指示したことでも話題になった。

 イベントは、Excel方眼紙の概念を取り入れたデータベースアプリ「Forguncy」を提供するグレープシティが主催。同社はExcel方眼紙について「具体的に何が問題かという点や、現実的な解決策についてあまり議論されておらず、非難だけが拡散しているのが実情」「そもそもExcel方眼紙の共通の定義が存在しないことから、前提条件が異なる状態で否定的な意見とそれに疑問を持つ意見とで、食い違いが起きている」と指摘し、Excel方眼紙について議論する場を提供したいと考えたという。

 イベントでは、総務省勤務を通じて多くのExcel方眼紙に出会い、その後各所でExcel方眼紙廃止活動をしてきた立命館大学教授の上原哲太郎氏と、「Excel方眼紙であまり困った経験がなく本当にダメで使えない手法なのか疑問を持っている」というプログラマーの長岡慶一氏が講演。その後、Excelのエキスパートである田中亨氏、Excelアドオン「RelaxTools Addin」を開発・提供している渡辺恭浩氏も交えてディスカッションする。
(略)

個人的にはあまり好きではないと言う人も多いのではないかと思うのですが、一方で根強い利用者も多いだけにこれはなかなか難しい問題ですね。
今回の討論会で何かしらの結論が出たとしても、それでも使い続ける人はいるだろうし反対する人もいるだろうと考えるとこれは永遠の課題と言うべきでしょうか。

今日のぐり:「とさ市場」

はりまや橋からほど近い、高知市の中心部に位置するのがこちらのお店ですが、通りの角だけによく目立つお店で、ずいぶんと以前に一度来た記憶があります。
このあたりは当然料理屋も数多いのですが、こちらは店構えもガラスエリアが広く判りやすいもので、飲まない人や一人歩きのお客でも入りやすそうではありますね。

今回はたたきがっつり定食なるものを頼んで見たのですが、要するにたたきの多いたたき定食と言うことで、メインのたたきはちょうど単品料理のたたきくらいの量になるのでしょうか。
さすがにぷりぷりした食感は高知の中心部で生き残っているだけありますが、こちらの焼きは軽く表面だけでレアっぽいのが特徴で、かつお自体の味はと言えばこの時期にしてはかなりさっぱりしたものですね。
これくらいの脂だと塩でもポン酢でもそれぞれに楽しめますが、土佐風のカツオのたたきは薬味もたっぷりで野菜分もかなり多めなのはありがたいなと、食べながら妙なところで感心してしまいました。
味噌汁などは料理屋よりも定食屋寄りの味にしてあるなと思ったのですが、逆に小鉢の炊き合わせは定食屋ではまず出て来ない味で、何か定食としてはもう一つまとまらない印象も受けますね。
店内の水槽に沢山いたので試しにウツボ唐揚げも頼んで見たのですが、味付けはウツボに似合った濃いめなのですが食材の持ち味を考えると、もう少ししっかりした揚げ具合でもよかったかもです。

しかしお客が少ない時間帯だったとは言え注文してから出てくるまではずいぶんと早かったのですが、接遇面でも手慣れたものですしメニューに一人向け皿鉢なんてものもあったりで、観光客向けではありそうですね。
高知と言うと癖のある食材も多く特徴的な味のお店も幾つも知っていますが、こちらの味はよく言えば好みが分かれない癖の無さとも言えるのでしょうが、食べ慣れた人には物足りないような気もするかも知れません。

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