« 認知症高齢者の運転免許、剥奪が徐々に進む | トップページ | 世間では体操一つとっても業務の一環なのだそうで »

2017年7月26日 (水)

歩きスマホ行為に対する、奇妙な攻撃的行動が拡大中

俗に言うところの歩きスマホなる行為の危険性は改めて周知徹底されるべきものですが、先日こんな一件が報じられていたのをご存知でしょうか。

歩きスマホの女性に体当たり 傷害容疑で男逮捕(2017年7月22日神戸新聞)

 歩きながらスマートフォンを操作していた女性に体当たりをして重傷を負わせたとして、兵庫県警葺合署は22日までに、傷害の疑いで、神戸市内の自称作家兼ミュージシャンの男(63)を逮捕、送検した。女性は頭を打って一時意識不明の重体となっていた。

 送検容疑は、19日午後7時半ごろ、神戸市中央区のJR三ノ宮駅のホーム上で、スマホを操作しながら歩いている同市内の無職女性(55)に、正面から体当たりして転倒させ、重傷を負わせた疑い。同署の調べに「歩いていたらぶつかった」と容疑を否認している。

 同署によると、男がスマホ操作中の女性をめがけて歩いて行き、体当たりした様子がホームの防犯カメラに写っていたという。女性は後ろに倒れて後頭部を打ち、意識なしの重体で搬送された。その後、意識は戻ったという。男は「相手がスマホをしているのが悪い」と供述しているという。

 同駅では19日、ホームでスマホ操作中の乗客が何者かにぶつかられた事案があったほか、20日には、男と別の乗客がトラブルとなり、同駅から通報を受けた同署員が駆け付ける事案があった。その際、男は「相手にスマホを当てられた」と話していたという。

昨年1年間で歩きスマホを含めたながらスマホ行為でほぼ2000件にも及ぶ事故があり、死亡事故すら27件発生していると言う警察疔の発表もあり、全国的にも今後取り締まりの強化を行っていくそうですから、市民としても早めに対応しておいた方がよさそうです。
とは言え今回の件で興味深いのはわざわざ「正面から体当たり」したと報じられていると言うことで、当事者は否定していると言うことですがどうもたまたま歩いていてぶつかったと言ったケースとは違うのではないかと言う印象であり、実際他にもスマホ絡みのトラブルを起こしていたようですね。
特に今回の相手に重傷を負わせた事件の翌日にもまたトラブルを起こしていたようですが、実はたまたまこの男が例外的に特殊な行動を行っていると言うだけではなく、全国的に歩きスマホに対する攻撃的な行動が増えてきているのだそうで、こんな記事を紹介してみましょう。

歩きスマホの人を狙う「当たり屋」 都市部でトラブル続出(2017年7月25日NEWSポストセブン)

 兵庫県神戸市JR三ノ宮駅のホームで、歩きながらスマートフォンを操作していた女性に体当たりし転倒させ重傷を負わせたとして、60代の作家兼ミュージシャンの男性が22日までに逮捕、送検された。このニュースが報じられると、SNS上では「やはり歩きスマホは危ない」といった声とともに、「スマホを見ている人にわざとぶつかってくる人がいて怖い」という声も多くあがった。
 事件が起きた地元の神戸新聞が報じた内容をみると、この60代男性は、SNS上で「怖い」と言われている、スマホを操作している人にわざとぶつかる行為を繰り返していた疑いがある。
(略)
 この男のように、わざとぶつかる人は都市部を中心に一定数、存在している。北陸地方在住の30代女性は、出張で東京に来た折、わざとぶつかられてとても怖い思いをしたと話す。
「新幹線から乗り換え改札を出て、行き先を確かめようとスマホを見ていたら、ものすごい勢いで歩いてきた男性にぶつかられました。ぶつかってきた男性は何も言わず、振り返りもせずに去って行ったので、尻もちをついたまま後ろ姿を呆然と見るしかありませんでした。通る人がいても5メートル前くらいに気づいて移動できるだろう間隔を見計らった場所を選んで立っていたから、普通のスピードで来られればよけられたのに、無理な速さでした」

 都内で働く40代男性も、初めて降りた駅でスマホの地図アプリを見ていたところ、どう考えても「わざと」ぶつかられる体験をした。
「改札を出て少し歩いてから、地図アプリを見ていたら、自分よりも少し年上の男性にぶつかられました。すごく不自然にこちらに向かってきて歩き去ったので、わざとだと思うんです。付近には、他にもスマホを見ている人はいました。そのなかで、それほど体が大きくなくて、強く反発しそうにない見た目の自分を選んでぶつかったんだと思います」

 彼のように、人を選んでぶつかられたと話す人は少なくない。東京近郊に住む女子大学生は、「露骨に相手を選んでますよ」と苦笑いする。
「ターミナル駅付近で、スマホを見ている人にぶつかるのを繰り返すおじさんがいます。狙うのは主に一人でいる女性。男性と一緒だったり、服装が派手で気が強そうな人には絶対に近寄らない。私も友だちと待ち合わせ中にスマホを見ていたら、不自然に向かってきたおじさんにぶつかられて転びました。ちょうどやってきた友だちがものすごい剣幕で怒鳴ったら、すごい勢いで逃げられました」

 少数だが、自分も歩きスマホにはわざとぶつかっているとSNSで発言する人たちがいる。一年前にアプリゲーム『ポケモンGO』が大流行し、歩きスマホしながらゲームをする人が増えた頃から「わざとぶつかりにいってる」「わざと体寄せてぶつかってる」「注意喚起のためにわざとぶつかってる」とSNSで誇らしげに宣言する匿名アカウントが続出した。
 スマホ当たり屋と呼ばれることもある彼らは、自分がSNSで宣言している内容が傷害罪につながる可能性はあまり考えていない。流行に流されない自分たちは他とは違うと主張し、ネットでウケる「ネタ」のひとつを提示しているにすぎない。彼らなりの正義を叫ぶ言葉の強さとはうらはらに、実行しない人も多い。ところが、ネタの発言数が増えると、それを現実にしても許されると思い込む人があらわれる現象が近年、目に見えて増えている。
(略)

いわゆる当たり屋と言うのは金銭的な目的を持って事故をわざと起こす人々のことでしょうが、こちらの場合特にそうしたわけでもなくひたすら体当たりを繰り返すのだそうで、どうも第三者的に見てみると間抜けな行為としか思えないのですがその理由が何なのかです。
記事の後段では正義感的なものが背景にあると言うことですが、相手が反撃をしてこない確率が高いことを前提にした自己満足を得るための行為とも感じられ、今回たまたま相手が重傷を負ったからこそ逮捕されたとは言え、ほとんどの場合事故と言い張れるのでしょうね。
ちなみに今回の場合冒頭の神戸の容疑者氏の周囲が取材に応じているのですが、「やっぱりなぁと」「だんだん乱暴になってきて声が大きくなって怖いよねって感じ」と言ったコメントがあり、他人に対して攻撃的になってきていることを感じていたのだそうです。
何かしらのストレス発散的な行動の一環として、仮にトラブルになっても相手に道義的責任を負わせやすい歩きスマホ相手への攻撃を繰り返しているのだとすればいい迷惑としか言いようがありませんが、とは言え歩きスマホ自体にも加害者となるリスクがあることは大前提とすべきでしょうね。

|

« 認知症高齢者の運転免許、剥奪が徐々に進む | トップページ | 世間では体操一つとっても業務の一環なのだそうで »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

どんだけヒマ人なんだかw

投稿: | 2017年7月26日 (水) 08時21分

https://www.amazon.co.jp/RISHENG-インフレータブルボディバンパーバブルボールPVCバブルサッカーボール人間のハムスターボール-バンパーボール-ゾービングボール-ループボール/dp/B071NY2W4B/ref=pd_lpo_sbs_200_img_2?_encoding=UTF8&refRID=QTBRF4SVVV1W7TEVMBS6

投稿: JSJ | 2017年7月26日 (水) 08時27分

傍目にはひどく間抜けそうな行動に見えると思うので、周囲の人達のリアクションも気になりました。

投稿: 管理人nobu | 2017年7月26日 (水) 15時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/65579950

この記事へのトラックバック一覧です: 歩きスマホ行為に対する、奇妙な攻撃的行動が拡大中:

« 認知症高齢者の運転免許、剥奪が徐々に進む | トップページ | 世間では体操一つとっても業務の一環なのだそうで »