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2016年12月 7日 (水)

何故かいまさら今年の流行語大賞が炎上

年末と言えば今年のまとめ的な話題には事欠きませんが、毎年この時期に発表され特に大きな話題にもならず消えていくあれについて、何故か今年は大いに盛り上がっているようです。

流行語大賞で「日本死ね」を表彰したユーキャンが炎上、Wikipediaページを書き換えられてしまう(2016年12月2日Buzzニュース)

「新語・流行語大賞」に「保育園落ちた日本死ね」がトップ10に選ばれ、民進党の山尾志桜里議員が満面の笑みでこれを受賞したことにユーキャンが炎上しています(画像はWikipediaより)。
「新語・流行語大賞」は「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」が正式名称である通り、通信講座で知られるユーキャンの名前が冠されているため、今回「日本死ね」が流行語大賞の一つに選ばれたことに対する批判が同社にも殺到しています。
ユーキャンのTwitterアカウントには多くの非難が寄せられており、「日本死ね」に流行語としてお墨付きを与えた選考委員と共に厳しいコメントが相次いでいます
(略)
またユーキャンのWikipediaページは何者かによって12月2日19時現在、このように書き換えられており、怒りの激しさを窺わせています。「株式会社ユーキャン死ね


やく氏「日本死ね」問題に反論 流行語選考に「過激」「穏当」関係なし(2016年12月5日デイリースポーツ)

 漫画家で、ユーキャン新語・流行語大賞の選考委員を務めたやくみつる氏(57)が5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の電話取材に応じ、「保育園落ちた日本死ね」がトップテン入りしたことに嫌悪感を示している意見があることについて「過激だとか穏当だとか、言葉を選ぶ時になんの尺度にもならない」と訴えた。

 番組では、今年の流行語大賞トップテンに「保育園落ちた日本死ね」が選ばれたことに、タレントのつるの剛士が「悲しい気持ちになった」などとつぶやき、議論がわき起こっていることを特集。ツイッターや街の声を取り上げ「もう少し明るい言葉がいい」「強い言葉だから響いた」など、賛否両論あるとした。

 それを受け番組では選考委員のやく氏にインタビュー。やく氏は「私も当時は嫌悪感を示した方」だったとしたが、「それとこれとは話が別」とキッパリ。「流行語を選ぶにあたって、過激だとか穏当だとか、選ぶ時に何の尺度にもならない。むしろ、こういう言葉は流行語大賞でなければ拾い得ない」と、必要であれば“死ね”など過激な言葉が選ばれることもあるとした。
(略)

鳥越俊太郎氏 流行語大賞トップ10入り「日本死ね」を分析「母親の怒りの言葉」(2016年12月5日ライブドアニュース)

5日放送の「白熱ライブ ビビット」(TBS系)で、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が、「流行語大賞」トップテンとなった「保育園落ちた日本死ね」に対し、「怒りの声」だと指摘した。

1日に「2016ユーキャン新語・流行語大賞」が発表となり、「日本死ね」がトップテンに選ばれた。この「日本死ね」とは匿名ブロガーが保育園の抽せんに落ちた怒りを綴ったエントリー記事に由来するもので、マスメディアでとりあげられるなど当時大きな反響を呼んでいる。
この受賞結果に対し、タレントのつるの剛士が自身のTwitter上で「なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」と嘆くなど、疑問視する声も上がっている。番組独自のアンケートでも、「日本死ね」を「流行語大賞」のトップテンに選んだことに「反対」する声が77%に達し、「賛成」の23%を大きく上回っている

昨年まで「流行語大賞」審査委員長を務めた鳥越氏は、「日本死ね」のトップテン選出に賛成と回答した。「日本死ね」がショッキングな言葉ではあると認めながらも、日本の待機児童の問題はこうした言葉を使わざるを得ないほど深刻な状況になっており、政府や自治体はこの問題になんら有効な手立てを打ってこなかったとコメント。
そして、鳥越氏は「それに対するいち母親の怒りの言葉が、『死ね』という表現になっているわけです」「だから、『死ね』という言葉だけに引っかかってしまっちゃ、その全体を見誤ってしまう」とも指摘した。「日本死ね」は「日本の今年の実相を表す言葉」だというのだ。
(略)

この元ネタである「保育園落ちた日本死ね」なる一連の発言に関しては、そもそも発言内容自体がネット上で散々批判を浴びたと言う経緯があり、今回ネット上でよほどに評判が悪かったのも流行語大賞云々以前に元発言に対する反感の方が大きかったと言えるのかも知れません。
まあ改めて字面を見てもネガティブな言葉であることには間違いなさそうであるし、正直あまり気分のいいものではないと考える人がこれだけ多かったと言うことも注目すべきところですが、選考自体はしょせんは一企業がやっていることなのですから社内なりの基準に適合したと言うことであれば部外者が文句をつけるべき事ではないんだろうとは思います。
ただ今年の流行語大賞に結局選ばれた「神ってる」なる言葉にしても、そもそもどこの世界で流行っていたのか?聞いたことがないと言う人が非常に多かったようで、国民全ての共通認識として存在するものが次第に少なくなってきている現代の世相を考えるとこの種の言葉選びに異論なきとしないはずはないとも言えそうですね。

今回の経緯を見ていて関係者が各方面で釈明をしているのですが、見ていてなるほどそれはそうだと感じたのは昨年まで選考に関わった鳥越氏のコメントで、要するに大賞に選ばれるための必須条件として「表彰式に来られる人」が大前提になっていると言うのですが、それからすると今回の「日本死ね」などはそもそも大賞に選ばれる可能性は低かったのでしょう。
今年の大賞が決まった経緯についても当事者のやくみつる氏が候補を絞り込む予備選考の段階で一番高得点を得たのが「神ってる」だったと言っていますが、要するに深い考えもなく先行担当者が適当に決めているものだと言うことであまり裏の意図が云々と深読みし過ぎるのもどうなのかと言うことなのでしょうね。
ちなみにネット上では「PPAP」を推す声が多かったようで、日本だけではなく世界的にこれだけ話題になったことを見ても十二分に選ばれる資格があるだろうとも思うのですが、そもそも選考をしている方々がネット動画サイトなどを見ているか?と言う問題もありますから、人選と言う点からして一般的日本人の感覚を代表しているのかと言う話ですよね。

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コメント

わが家の家族、誰も去年の流行語大賞を思い出せませんでした。

投稿: JSJ | 2016年12月 7日 (水) 07時47分

>人選と言う点からして一般的日本人の感覚を代表しているのかと言う話
まさにこの一言

投稿: | 2016年12月 7日 (水) 07時55分

つまりあれだ。
私たちの流行語大賞だと思うから一言物申したくもなるわけで、
あなた達の、あるいは彼ら・彼女らの流行語大賞だと思えば心穏やかに年を越すことができるのではないでしょうか。

投稿: JSJ | 2016年12月 7日 (水) 08時44分

今の時代簡単迅速に民意を問う方法はいくらでもあるのに、敢えて密室で特定少数での選定を行うことに何かしら深い意味があるのでしょう。
そうした点からすると選ばれた言葉そのものよりも、選んだ人物の方を大々的にアナウンスすべきなのかも知れませんね。

投稿: 管理人nobu | 2016年12月 7日 (水) 11時53分

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