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2016年11月11日 (金)

お金を節約するために糖尿病患者は大病院へ!?

先日出ていてちょっと面白いなと思ったのがこちらの記事なのですが、まずは一部なりとも紹介してみましょう。

医療費を削減するテクニックで年10万円も節約可能!(2016年11月5日ザイ)

 現在発売中のダイヤモンド・ザイ12月号には、知っているだけで差がつく「医療費の削減ワザ65」を掲載中。今年の制度改定によって、昨年までは医療費がお得になっていた裏ワザを使い続けていると、逆に割高になってしまうという落とし穴にハマるかも!? 今回は、ダイヤモンド・ザイに掲載されている65の医療費節約テクニックの中から、7つのテクニックを抜粋して紹介!

【医療費削減テクニック(1)】大きな病院に行くときは、医師の紹介状を必ず持参せよ!
 2016年4月から、紹介状を持たずに大病院を受診すると、通常の医療費に加えて、初診時5000円以上、再診時2500円以上の特別料金が加算されることになった(歯科は、初診時3000円以上、再診時1500円以上)。これ以上の金額を各病院の裁量で設定していいことになっているので、なかには1万円程度の特別料金を取るところもあるという。
大病院は高度な手術や化学治療、中小病院や診療所は日常的な慢性疾患」と、医療機関の機能分化をして、限られた医療資源を有効活用するのが制度を改定した国の狙いだ。
 対象になる医療機関は、「特定機能病院」「一般病床500床以上の地域医療支援病院」と呼ばれるもので、具体的には大学病院や国立病院機構、複数の診療科がある地域の民間病院だ。これらの大病院に、紹介状を持たずにいきなり行くと医療費が割高になるので、日頃からかかりつけの中小病院や診療所を見つけておきたいもの。
日常的な病気やケガは、かかりつけ医に診てもらい、大きな病気が見つかった場合は紹介状(診療情報提供書)を書いてもらうといいだろう。紹介状の料金は750円(3割負担の場合)。いきなり大病院に行くよりも費用を安く抑えられる。

【医療費削減テクニック(2)】よほどのことがない限り、深夜・早朝・休日の受診は避ける!
 夜22時から翌朝6時までの時間帯に医療機関を受診すると、初再診料に加え1440円が上乗せされる。同様に、休日は750円、時間外(6~8時、18~22時)は260円(その病院が定める診療時間内なら150円)などの料金が加算されてしまう。症状が軽い場合や緊急性のない病気なら、深夜や休日はなるべく避けて、時間内に病院へ行くようにしよう。

【医療費削減テクニック(3)】軽度の病気やケガなら「施設基準」が低い病院を狙え!
 日本の医療費は全国一律の公定価格。原則的に全国どこの病院でも同じ価格ということになっているが、実は「施設基準」によって差がある。
 例えば、入院1日あたりの基本料は病棟の看護師の人数によって異なる。入院患者7人に対して1人の看護師がつく病院なら1日あたり4773円。患者15人に対して1人の看護師がつく病院なら2880円で、なんと1893円もの差があるのだ(一般病棟入院基本料の場合)。
 医療費を抑えたいなら、事前に病院のホームページなどをチェックして、「施設基準」が低い(=患者数に対して看護師が少ない)病院を選ぶのもひとつの手段。軽度な病気やケガなら「施設基準」が低い病院で対応できるケースも多い。自分の症状に応じて利用する医療機関を使い分けるようにしよう。

【医療費削減テクニック(4)】同じ病院の複数の科で診てもらうなら、同一日に受診せよ!
 病院や診療所に行くと、必ずかかる「初診料」と「再診料」。「初診料」はその病気で初めて受診したときの基本料金で、3割負担だと850円。「再診料」はその病気で、同じ医療機関を2回目以降に受診したときの料金で220円(診療所と一般病床200床未満の病院)となっている。
 ただし、同じ病院内で同一日に受診した場合は、2科目は「初・再診料」が半額になる。さらに、3科目以降はいくつ受診しても「初・再診料」はかからない。つまり、病院は同じ日にまとめてかかるのがお得なのだ。

【医療費削減テクニック(5)】勝手に通院を止めたり、複数の病院をハシゴで受診したりしない!
 同じ病気なら、2回目以降の通院は「再診料」になるが、治療が終わっていないのに患者が勝手に通院をやめて、1カ月以上経ってから再受診すると、割高な「初診料」で計算されてしまう。また、ひとつの病気で、複数の医療機関をハシゴ受診すると、その度に「初診料」がかかって医療費が高くなる。同じ検査を何度もするのもお金の無駄だ。“ドクターショッピング”(買い物でいろんな店舗を見て回るように次から次にさまざなま病院・医師にかかること)は控えるべし

【医療費削減テクニック(6)】生活習慣病で定期的に通院するなら、より大きな病院を選べ!
 生活習慣病での通院は、実は大病院のほうが医療費はお得になる。
 というのも、糖尿病や高血圧症などで通院すると、2カ月目から「特定疾患療養管理料」という特別料金が加算されるが、その料金は医療機関の規模によって料金が変わるため。
 診療所は1回につき680円、ベッド数100床未満の病院は440円、101~200床未満の病院は260円。そして、200床以上の病院になると特別料金の加算がなくなる。つまり、生活習慣病での通院では、特別料金の分、大病院ほど医療費が安くなるのだ。
 とはいえ、特別料金が安くなる以上に交通費などがかかっては意味がない。通いやすい場所にあるなら紹介状をもらった上で大病院に行こう。

【医療費削減テクニック(7)】薬局は1カ所にまとめ、行くときは必ず「おくすり手帳」を持参!
 2016年度の診療報酬改定で変更されたのが、「おくすり手帳」の扱いだ。これまでは、患者が手帳への情報提供を断ると、処方せんの受付1回につき20円安くなっていたが、今年度からは逆に手帳を持参しないと薬代が高くなってしまうように。
「おくすり手帳の料金なんて払ったことない」と思うかもしれないが、薬局で支払う「薬剤服用歴管理指導料」に含まれている。手帳への情報提供は、薬局が指導料を算定する条件のひとつになっているのだ。
(略)

この種の医療ハウツーネタについては正直ちょっとそれはどうよ?と思うような対策が並んでいることも多い中で、途中の理屈はともかく結論部分にはおおむね了解できるかなと思うような話でほっとするところですが、この中で一つ気になったのが「【医療費削減テクニック(6)】生活習慣病で定期的に通院するなら、より大きな病院を選べ!」の部分ではないでしょうか。
そもそも「【医療費削減テクニック(1)】大きな病院に行くときは、医師の紹介状を必ず持参せよ!」の部分でいきなり「 日常的な病気やケガは、かかりつけ医に診てもらい、大きな病気が見つかった場合は紹介状(診療情報提供書)を書いてもらうといいだろう」と明言しているにも関わらず、まさしく日常的な病気の代名詞とも言える生活習慣病で大きな病院に定期通院しろと言うのでは何のことやらです。
実際にこの種の病気でかかりつけになってくれる大病院医師もいるのかも知れませんが、普通はさっさと逆紹介されて町の開業医なりに熨斗をつけて送り出されるだろうと言うものなんですが、別にこの記事はそうした医療が正しいとか望ましいとか言う話ではなく、単に現行の医療制度に従えばこうした方が得だと言う話に過ぎないので、文句があるなら生活習慣病の診療報酬を改定しろですよね。

この辺りは患者が何を望むかによっても受診行動が別れるところで、せっかく信頼できる開業医を紹介しようとしても断固として大規模病院に通いたがる患者もいて、そうした方々が回り回って若手医師の外来でたらい回しにされているようなケースも時折見かけますが、本人は「こんな大病院で診てもらっているのだから安心だ」と思い込んでいるのかも知れません。
逆に大病院は待ち時間が多いから嫌だと市中の施設を紹介してくれと言う患者もいますが、こうした患者はとにかく待ち時間がなくさっさと薬だけを出してくれる医者がいい医者だと言う考えに陥りがちで、担当の先生がきちんと定期的な検査をしながら診療しようとしても逆ギレして勝手に治療を中断してしまい、その後どこかで重症化してまた大病院に担ぎ込まれると言った場合も見られます。
国は医療費の節約と言うことを大きな目標にしている節があって、必ずしも医学的に妥当とは思えない診療報酬体系を現場に強いている場合もあって油断できないのですが、この種の外部目線で客観的にチェックされると何でそんな妙なことに?と思うようなことも結構あるもので、時々はこうした第三者の評価にも目を通しておく必要もあるのでしょうね。

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コメント

こんな統一感のない対策で患者は理解できるのかなと。

投稿: ぽん太 | 2016年11月11日 (金) 08時43分

まあ、著者の能力の問題というよりは制度の方に統一感がないことがおもな原因でしょうけど。
それでも、おおむね政策立案者の意図に沿った内容が多いように見えますので、だいぶんがんばったんじゃないでしょうか>厚労省。

投稿: JSJ | 2016年11月11日 (金) 09時22分

プチ贅沢と言うのでしょうか、お金をかけた方がいいものが得られるはずだと考える方々もいらっしゃるので油断は出来ないかも知れません。

投稿: 管理人nobu | 2016年11月11日 (金) 11時20分

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