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2016年10月26日 (水)

我慢は特に必要ではないとは言うのですが

世の中の多くの方々がびっくり仰天したと思いますが、つい先日世界保健機関(WHO)が「子供を作るために性的パートナーを見つけることのできない人は、今後は障害者に区分される」ことにしたと言うニュースが突然流れたことで、世間的に非常に大きな話題となりました。
ところがその後これは誤報であり、報じたロシア系メディアSputnikの誤訳?による事実無根の記事であったとも報じられているのですが、もちろんソースがソースだけに最初から眉に唾をつけて聞いていた人も多かっただろうとは思います。
病人として分類するのはいささかどうよと思いますが、いわゆる性的不能と呼ばれる状態は病気として治療対象にもなることを考えると、パートナーを見つけられない人も静的少数者などと同様何らかの分類を行っていくべきでは、と言う意見もあるようなのですが、まあ世の中大抵の人は機会がないだけでそれがあれば禁欲主義など喜んで放棄すると言うことなのかも知れません。
昨今では草食系だ、肉食系だと言う分類もあるようですが、先日のオリンピックの舞台裏でも膨大な数の避妊具が配布されていたとちょっとした話題になっていたように、超一流のアスリートともなれば身体能力も高いだけに遺伝子保存の本能も強いのでは、などと言う説もあったりもするのですが、一方で特に日本の競技社会などでは昔からこういう話もあるようです。

「試合前は禁欲すべき」というアドバイスに疑問 パフォーマンスに有害である証拠はない(2016年10月21日HealthDay News)

 コーチの意見とは反するかもしれないが、試合前にセックスをしても、アスリートの成績に悪影響は生じないと思われるという研究結果が、「Frontiers in Physiology」6月21日号に掲載された。イタリア、フィレンツェ大学スポーツ医学助教授のLaura Stefani氏らの研究。

 Stefani氏らは、スポーツの成績に対する性活動の影響を調べ、医学誌にその結果が掲載されている9件の研究をレビューした。

 Stefani氏は、「試合前に性活動を控えるべきか否かは、スポーツの世界では意見の分かれる問題である。しかし、性活動が競技結果に悪影響を及ぼすことを示す確固たる科学的エビデンスは認められなかった」と話し、この問題に関する研究はほとんど行われていないことを指摘している。

 「この問題は十分に検証されておらず、個人的な経験談として言われているに過ぎないことは明らかである。実際、2時間以内でなければ、性活動はむしろスポーツ成績に有益な影響をもたらす可能性があることを、今回のエビデンスは示唆している」と述べ、アスリートは大きな試合の前日にセックスをすることに罪の意識をもつ必要はないと結論づけている。

実はこの問題、すでに1995年には運動能力試験の12時間前に行為に及んでも結果には影響がないと言うレポートが出ているのだそうですが、とあるMLB関係者氏によれば「問題はセックスでは無く、それを求めて一晩中起きている事。それが結果的に選手を疲れさせる」のだと言い、確かに心当たりがある人も多かろうと思われますよね。
ただ性行為は心身にそれなりに大きな影響を与えることはいわゆる賢者タイムなどでも実感出来る話で、身体的な疲労などはトップアスリートであれば簡単に回復するのかも知れませんが、脳神経系にもそれなりに大きな負荷をかけると言う説もあり、また各種ホルモンバランスにそれなりの変動を与えると言うことで、結果的に何らかの影響が出るのではないかと言う危惧は根強くあるようです。
実際にスポーツ選手の中でも一発勝負の重要な試合前には禁欲をしていると言う人は思いの外多いそうで、もちろん昔からそうするものだと決まっていると言う思い込み的なものもあるのでしょうが、やはり何かしら快楽娯楽に属する行為を断つと言うことは辛抱強さを養うだとか、精神的な集中力を高める効果があるように感じる人が多いのかも知れません。

スポーツの前の禁欲の習慣はなんとオリンピック発祥の古代ギリシア時代からあったのだそうで、今もプロアマを問わずチームとして選手に禁欲を強いると言う話も時折聞くのですが、そうではなくとも個人競技の世界でも自主的に禁欲していると言う人は案外多いのだそうで、ある種の信仰めいたものもありそうです。
この辺りはどのように試合に向けて集中力を高めていくかは人それぞれのやり方があることだし、減量のため食欲を抑え厳しい食事制限をしている時など別な欲望だけ好き勝手やれではかえって辛抱も続かないと言ったこともあるのかも知れませんし、どんなアスリートでも時には試合でやらかしてしまうことはあるでしょうから、その時「さては昨日のアレが悪かったか」と考えてしまいがちなものなのかも知れません。
日本では験担ぎと言う言葉もあり、上手くいったやり方はつい次も同じようにやってしまいがちなもので、特に不都合なく辛抱できると言うことであれば禁欲も別に悪いことではないのだろうと思いますが、即物的かつ肯定的な評価として禁欲をしている選手は何かしら独特のギラギラしたオーラがあるのだとかで、実は異性にはモテやすく「かえってお得」なのだと言う意見もあるようですね。

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コメント

特別にかまえず普段通りが一番だよ

投稿: | 2016年10月26日 (水) 09時36分

>試合前にセックスをしても、アスリートの成績に悪影響は生じないと思われるという研究結果が、「Frontiers in Physiology」6月21日号に掲載された。

これ本当?
この論文、他人の論文をレビューしただけで、自分の意見をdiscussionでゴニョゴニョ言ってるだけなのでは。
事前に処理した群と未処理の群で、試合時のパフォーマンスに差があったか、自分で研究すればいいのに。そんなに難しそうな研究でもなさそうだし。

投稿: ふぉれすと | 2016年10月26日 (水) 11時34分

試合でのパフォーマンスについてはかなり心理面の要素も大きそうなので、パートナーとの関係で心理的安定感が増すと言った肯定的な効果もあるかも知れませんね。

投稿: 管理人nobu | 2016年10月26日 (水) 12時56分

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