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2016年9月23日 (金)

著名人の闘病生活を巡って意外な展開に

先日以来著名人の重大疾病に関わる個人情報が突然全国配信された事例を巡って各方面で反響を呼んでいましたが、ここに来て状況が予想しない方向に急展開しているようです。

乳がん闘病中の小林麻央、肺と骨にがん転移告白(2016年9月21日日刊スポーツ)

 乳がんで闘病中の小林麻央(34)が20日、がんは現在、肺や骨などに転移していることを明かした

 この日更新したブログで、14年10月に受けた生検(生体検査)の結果を告知されるまでを「生検の結果を聞くまでの10日間は、ひとりだけ違う時間軸に生きて、ゆっくりゆっくり皆とは違う暗闇に追いていかれるような感覚だった」と振り返った。そして、告知された当日については「診察室に入った時の先生の表情で、『陽性だったんだな、がんなんだな』と分かった。心の準備は意外とできており、冷静に先生のお話を伺った」とつづった。
 この時点では脇のリンパ節転移のみだったが、その後、肺や骨などに転移していることが分かったという。今年6月に夫の市川海老蔵(38)が会見で進行性の乳がんと明かしたが、転移について触れたのは今回が初めて。また、10年に海老蔵と結婚したころに母親も乳がんを患っていたことを明かし、「治療に関する知識はある程度あった」という。

 麻央は今月1日にブログを開設。「がんの陰に隠れない」と、金髪のかつら姿を公開したり、左の乳房にパチンコ玉大のしこりに気づいた時の驚きを明かすなど、がんと判明するまでの経緯や闘病の様子を克明に報告し、反響を呼んでいた。この日も転移を明かした後、病院食のご飯が「小」になっていたことに、「『大』を希望しよう。私の取りえは食欲です。皆様、安心してください」と前向きにつづった。

小林麻耶 妹・麻央の転移告白に「時が一瞬止まりました」(2016年9月20日スポニチアネックス)

 6月に体調を崩して休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶(37)が20日、自身のブログを更新。この日、乳がんで闘病中の妹・小林麻央(34)が自身のブログで転移について語ったことを受け、「時が一瞬止まりました...」とつづった。

 麻耶は「“15告知日” ...」とエントリーし、「こんにちは。たくさんのいいね!コメントありがとうございます。とても励まされました。ゆっくりですね」と、あたたかいメッセージを送るフォロワーに感謝した。
 そして、台風の経過に注意喚起を促してから、「私は相変わらずドンヨリ。なかなか起きれず お昼過ぎに起きて Yahoo!ニュースを見たら... えっ 転移を公表したの? 急いで妹のブログを見に行くと...」。

 麻耶は麻央のブログの「その後、現在肺や骨などに転移あり」という言葉を転載して、「サラリと言ってた 時が一瞬止まりました... ブログの経過報告の中で公表すると思っていましたが、まさか、まさか!」と驚いた上で、「まおちゃんらしい」とした。
 そして、「今を全力で生きている彼女は、本当に強い。迷いがない。すべてを受けとめ、前を向いている。明るいんです」とつづり、「今、私たち家族は、妹にひっぱってもらっています。いつの日か、妹が辛くなった時... また私たちがひっぱれるように心も体も整えたいと思っています」と締めくくった。

小林麻央、3人目出産の願い「高望みだと一気にかき消した」(2016年9月21日サンケイスポーツ)

 歌舞伎俳優、市川海老蔵(38)の妻で、乳がん闘病中のフリーアナウンサー、小林麻央(34)が21日、自身のブログを更新。3人目の出産は「高望み」だと諦めざるを得なかったとを明かした。

 麻央は「妊娠や出産について」と題したブログで、治療を受ける上での妊娠と出産へのリスクについて医師から受けた説明を振り返った。
 内容としては、抗がん剤治療に排卵機能が停止してしまうこと。20代、30代であれば機能が戻る可能性は十分あるということ。卵子を凍結しておくことも可能だが排卵誘発剤を使用するために乳がんを促進してしまう可能性もあるということを知ったという。
 また、治療法の一つであるホルモン療法は5年間に及ぶため、妊娠出産を望む場合は「抗がん剤治療→手術→放射線治療の後、ホルモン療法の前に、タイミングを考えることができるかもしれない」などの説明を受けたという。

 麻央はそれを受け「『子供は2人いますので、3人目は考えていません』と何の強がりなのか言ってしまった」というが、本当は「ふたり姉妹で育ってきたので、麗禾に妹ができたらな、とか 勸玄にも分かり合える弟ができたらな、と思ってきた」と明かし、しかしそんな願いさえ「高望みだと一気にかき消した」と、苦悩をつづった。

市川夫妻の平素をあまり存じ上げないのでどのようなお考えからこうした発表に至ったかは何とも言いがたいのですが、身内は元より個人的に思い入れもあるだろうファンや関係者にとってはずいぶんと重い告白になっただろうことは想像に難くありませんね。
会員限定のブログだとは言え当然こうして全国に配信されることが前提の公表であり、実のお姉さんが報道で知って驚くほどだったと言いますから余程に強い決意があったのだろうと思いますが、正直「ここまで言ってしまうのか」と感じた人も少なからずいたのだろうし、病状の深刻さもさることながらこうした告白をしたことに驚いたと言う声が多いようです。
著名人の闘病に関わる報道と言えば過去何人かの総理経験者などもそうですし、少し古い話になりますと先代の昭和天皇の晩年なども日本中を巻き込んでの騒ぎになりましたが、当時は今ほどオープンではなかった皇室報道のあり方も手探りの状態である中で、公人とは言え個人の重大な情報をどこまでオープンに語っていいものかと言う議論もあったと記憶しています。
今回の一連の経緯に関しても初期には市川氏自身が報道陣を前に取材報道活動の自粛を呼びかけるなどの騒動もあったわけですが、ここにきてこうまで厳しい状況を公開してしまったと言うことで、マスコミの報道的にはむしろある種の戸惑いめいたものも感じられます。

乳がん闘病中の小林麻央が明かした「骨に転移」の意味(2016年9月21日日刊ゲンダイ)

 乳がんで闘病中のフリーアナウンサー、小林麻央(34)が自身のブログで「肺や骨にも転移」していることを明かして、芸能界ばかりか社会全体が騒然となっている。
 特に注目されているのは「骨」の部分で、一般的に「骨に転移したら、かなり危ない状況」などと言われているだけに、ネットなどでは「もう助からないのか」「末期に近いのか」といった書き込みが相次いでいる。実際のところはどうなのか。医学博士の米山公啓氏に聞いた。

「骨に転移したとなると、『ステージⅣ』ということでしょう。常識的に見れば手術はもはや難しい段階です。転移した骨として考えられるのは脊椎や肋骨辺りでしょうか。これによって痛みが伴いますが、転移した骨周辺ばかりでなく、全身にも広がりますので、つらいところですね」
 今後は手術よりも痛み止めや、がん細胞の増殖を抑える放射線治療が中心になるとみられる。

■今年3月から新しい療法も

 もっとも、暗い話一辺倒ではない。今年3月、新たな放射線療法が認められたのだ。
「『ゾーフィゴ』と呼ばれる放射線医薬品を体内に投与するもので、これまでの放射線とは比べものにならない破壊力です。現在はまだ前立腺がんへの投与が中心ですが、他のがんにも効果的かどうか研究の真っ最中なのです」(前出の米山氏)
 そういえば、小林は「骨転移」を告白してから2時間後、同じブログに「気づいたこと」と題して、入院食の米飯が「小」にされていたことや、今後は「大」を希望すること、さらに「私の取り柄は食欲です。皆様、安心してください(*^.^*)」などを明るくつづっている。
 この前向きさこそが、がん患者には最良の薬だ。

乳癌の場合は手術不能症例においても各種抗癌剤による化学療法、放射線療法と言った治療選択肢が豊富で、StageⅣであっても10年生存率が15%程度あると言いますから呼吸器癌や消化器癌とは少し事情が違うと言えそうですが、そうは言っても極めて厳しい状況であると言う事実には変わりなく、世間からは奇跡を願う応援の声が続々と届いているようです。
報道と言う側面から考えると当事者がここまで公表してしまった以上、さらに根掘り葉掘り個人情報を掘り起こして状況の深刻さを世間に知らしめる必要性は乏しく、むしろ視聴者読者視点で見れば余計なことをせずそっとしておいてやれよと叱責を受けかねないとも言えるかも知れませんね。
本人家族の心情がいかばかりであるかは想像するしかありませんが、今の時代情報をコントロールするためには情報を隠すよりも適宜適切に公開する方が確実だとは以前から指摘されているところで、報道を巡る一種の社会実験的な面からも今後の成り行きを注目していきたいと感じるところです。

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コメント

赤裸々な告白に心が痛みますね。
マスコミはもうそっとしておいてあげてほしいです。

投稿: ぽん太 | 2016年9月23日 (金) 08時21分

マスコミ報道に先駆けて情報発信していくと言うのは、情報管理のやり方として非常に興味深く思えるのですが、こうして知る権利が担保されてしまうとそもそも報道の必要性自体がなくなりかねません。

投稿: 管理人nobu | 2016年9月23日 (金) 13時12分

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