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2016年8月24日 (水)

速報)SSは捕鯨への妨害行為を永久に行わない

世の中妙なニュースと言うものはあるものですが、先日こんなニュースが出てきたことに驚いた人も少なくないのではないでしょうか。

日本の調査捕鯨への妨害行為「永久に行わない」(2016年8月23日産経新聞)

 南極海で調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所(東京都中央区)は23日、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」とSS創始者のポール・ワトソン容疑者(国際手配)との間で、日本側の調査船に対する妨害行為を永久に行わないことなどを柱とする米連邦地裁での調停で合意に達したことを明らかにした。

 鯨研は妨害行為の中止を求めて2011年に米ワシントン州の連邦地裁に訴訟を起こしており、これが決着した形となる。

 鯨研によると、シー・シェパードとワトソン容疑者は合意に基づき、調査船への攻撃や安全を脅かす航行のほか、公海上で調査船の約450メートル以内に接近することなどが禁止される。

捕鯨妨害、永久に禁止=米シー・シェパードと合意(2016年8月23日時事通信)

 南極海での調査捕鯨を行う日本鯨類研究所(東京)と共同船舶(同)は23日、米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)との間で、日本の調査捕鯨船に対する妨害行為を永久に行わないことで合意したと発表した。これにより、妨害行為の禁止をめぐる米国での訴訟合戦は双方が訴えを取り下げることで決着する見通しだ。
(略)
 鯨類研などによると、SSとその協力者は、調査船・乗員への攻撃と安全な航海を脅かすような船舶航行を禁止される。公海上で500ヤード(約450メートル)以内に近づくことや、SSのグループ団体への資金提供も行えなくなる

 一方、日本側は合意に基づく和解金として、SSが過去に支払った賠償金約3億円の一部を返すが、他団体の支援に流用できない条件が付いている。2012年に米連邦地裁は妨害行為を禁ずる暫定命令を出したが、SSは従わず、法廷侮辱に当たるとして賠償金の支払いを命じられていた

 シー・シェパード・オーストラリアはSSとは別の団体だと主張している。水産庁は他団体への資金供与禁止を含む合意について「一定の抑止効果が見込める」とみている。 

ご存知の通りこの環境テロ団体シーシェパード(SS)を巡っては、日本の捕鯨船団への接近を禁じる米裁判所の仮処分命令に全く従う素振りも見せなかったことから、昨年には255万ドルの賠償金を支払うハメになっていましたが、結果的にはこうした経済的側面からの締め上げが最も有効であったと言う形になったのでしょうか。
その賠償金の一部を返却する形になるなど合意には理解が難しい点もあり、今後の詳細な続報などを待ちたいところなのですが、問題はこの合意がどの程度の実効性があるのかで、すでに現地実行部隊とも言えるSSオーストラリアは今後も変わらずテロ行為を継続すると宣言しているようです。

シーシェパードの豪団体「妨害続ける」(2016年8月23日TBS)

 日本の調査捕鯨を行う日本鯨類研究所は、アメリカの反捕鯨団体「シー・シェパード」と妨害行為を永久に行わないという内容で合意したと発表しました。ただ、シーシェパードのオーストラリアの団体は、依然、「妨害を続ける」と話しています。

 「シー・シェパード」による調査捕鯨船への妨害行為は2005年に始まり、船を衝突させるなど攻撃がエスカレートしたため、調査船側が2011年、アメリカ・ワシントン州の連邦地裁に訴えを起こしていました。

 この問題で23日、日本鯨類研究所は、裁判の調停手続きの中で、日本側がアメリカの団体に和解金を支払うことを条件に、調査船への攻撃などを永久に行わないとする内容で合意したと発表しました。

 ただ、実際に妨害活動を行ってきたオーストラリアのシー・シェパードは、JNNの取材に対し「アメリカの裁判所の合意は我々に適用されない」として、妨害を続ける考えを示しています。

理屈の上ではSSがシーチワワなりと名前を変え別団体として活動を再開する等々、幾らでも抜け道は考えられると言う指摘もすでに出ていますが、当然ながらこうした行為を繰り返せば繰り返すほど司法関係者からの心証は悪くなるのだろうし、ますます多額の賠償金を支払い結局は経済的に活動の継続が難しくなると言うことも考えられます。
アメリカはSSの資金源として非常に大きな部分を占めており、そのルートがかなり抑制されることで相応の効果が期待出来ますが、当然ながらオーストラリアやヨーロッパなど他の関連団体ルートからの支援が継続するなら意味が乏しいところで、今後こうした方面への対策をどうしていくのかは課題ですね。
折しも和歌山県太地町では捕鯨シーズン突入目前だと言い、世界各国からSSやそのシンパによるテロ行為やヘイトスピーチの激化が懸念されていますが、和歌山県警や海保はこの種の犯罪者に対して訓練を繰り返し体制を強化しているのだそうで、いずれにしても今回の件を受けて現場での実態がどう変わっていくのかと言うことは見守っていきたいところです。

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コメント

たいして効かんだろうけどね

投稿: | 2016年8月24日 (水) 08時19分

正確な合意内容が分かりませんけれども、ポール・ワトソン氏自体の行動を制限できる内容であれば和解を行ったのは悪い判断ではないと思います。

投稿: クマ | 2016年8月24日 (水) 10時24分

首魁本人は早速やる気満々の様子なので、その場合改めて追加制裁を求めるかどうかもポイントとなりそうですし、場合によっては豪州での提訴もあるでしょうね。

投稿: 管理人nobu | 2016年8月24日 (水) 11時09分

なんかスパム扱いされて撥ねられたんで再度投稿。

そもそも今シーズン、シーシェパードは日本の捕鯨船を捕捉出来なかったんですよね確か。
うろなんですが、これまで日本側は律儀にオーストラリア政府?に操業海域を報告してたのを今回辞めたらこの体たらくだとかでw、そうなると来年も再来年もその次も捕捉出来ないでしょうからだったら和解した方がまだ体裁が保てる、と判断したのかもしれませんね。

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2016年8月24日 (水) 12時52分

やる気満々じゃないかw
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016083000550

投稿: | 2016年8月31日 (水) 00時05分

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