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2016年7月 9日 (土)

テレビ批判が相次ぐ時代

最近目につく記事として、こういう内容のものがあります。

TBS、不適切な演出で謝罪 出演者無断カット「行き過ぎた編集がありました」(2016年7月5日オリコン)

 TBSは5日、6月19日放送の同局系バラエティー番組『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』に出演した顔相鑑定士・池袋絵意知氏をCGにより消すなど不適切な演出をしたことについて、番組公式サイトとツイッターを通じて本人および視聴者に謝罪した。

 同番組は「さまざまなジャンルの一流のプロたちが番組の用意した一風変わったルールの珍種目で対決!」という趣旨でレースを展開を予想する番組。

 池袋氏が出演したのは登場する双子が入れ替わっているかを見極める「双子見極めダービー」というコーナーで、池袋氏が最終問題まで回答したのにも関わらず、オンエア上では「脱落」、最終的にメンタリストのDaiGoが優勝を飾ったと放送され、これに池袋氏もブログなどを通じて抗議していた。

 この日、番組公式サイトでは「6月19日放送の『双子見極めダービー』の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました」と説明。「池袋絵意知氏、および視聴者の皆さまに深くお詫びいたします」と記した。

あの芸人が被害者に!TBS「他人の尿を飲ませる」イタズラ番組に視聴者ドン引き(2016年6月30日アサ芸プラス)

 6月29日、バラエティ番組「見切り発車バラエティ アガる↑テレビ欄!」(TBS系)が放送された。同番組は、出演者が企画を考えてから、VTRを制作するという実験的な内容だったという。
「この番組は、思わず見たくなるテレビ欄の内容を芸能人が考えるという番組です。そこで採用された内容は後日、実際にスタッフがロケを行い、VTRが制作されます。今回、発案者として出川哲朗、劇団ひとり、小島瑠璃子などがアイデアを番組に提供していました」(テレビ誌記者)

 そんな中、“イタズラ”というテーマで企画を考えることになり、まず出川から「人間は尿をかけられたら怒るのか?」という案が出された。その企画を元に出演者らが相談を重ね、最終的に「尿のスイーツを作って食べさせる」というイタズラVTRの制作が決定。
 しかし実際に、そのVTRが流れると、視聴者からはドン引きする声が相次いだという。
「番組では何も知らないバイきんぐ・小峠英二が、尿を使ったレモン色のかき氷や、ところてんを食べる様子を、スタジオの芸能人らが楽しむという内容を放送しました。使われた尿はろ過させていたものの、見知らぬ高齢男性が朝一にした2週間分の尿を使用していたため、視聴者から『本気で気持ち悪い』『頭おかしいだろ、この番組』『普通にドン引きしたんだけど』と、辛辣な意見が飛び交いました」(前出・テレビ誌記者)

 番組では、NASAと同じ技術を使ってろ過させたことで、尿は水道水よりも綺麗な水質になったと説明した。しかし、例えろ過させたとしても、他人の尿を使うのは気持ち悪いと受け取った視聴者が多かったようだ。

ガッツ石松、「めちゃイケ」に大激怒(2016年7月4日NewsCafe)

 6月25日に放送された「めちゃイケ」(フジテレビ系)で「オ・サール高等学校 抜き打ち修学旅行」という企画が行われた。出演者たちはバスの中で猿の格好にさせられ、猿として立派に活動できるかを試す内容だった。
 その企画に出演中のタレント、ガッツ石松が激怒して撮影をキャンセルし、帰ってしまうトラブルがあったという。

 「企画の内容がガッツのプライドを著しく傷つけたのでしょう」と言うのは番組制作会社ディレクター。
 どういうこと?
 「その企画とは…番組序盤にビュッフェレストランで、道具を一切使わずに猿らしく手づかみで食べるという指示だったんです」
 その指示に従った?
 「最初ガッツはどうにか我慢していました。レストランの隅でバナナを12本食べていたんですが、ついに堪忍袋の緒が切れて『いい加減にしてほしい。人を何だと思っているんだ』と怒り、現場でモメたんですよ」
 なぜモメた?
 「ガッツは今回、ここまでプライドを傷つけられるとは想定していませんでした。こんな企画だとも知らされず、マネージャーからは『グルメ旅行みたいなロケで…』と聞かされていたんです。事実を知って激怒したガッツはマネージャーに『こんなくだらない仕事だと知って承諾したのか?』と叱ったんです」
 それは怒っても無理ないでしょう。
 「人が何に対して怒るのかは人それぞれですが、ガッツの場合は手づかみで食事をするのが最もみっともないことだと思っていました」
 テレビマンたちの心が貧しいから、こんなくだらない企画しか立てられないのかな?
 「まったくです。以前この番組は俳優、哀川翔(55)の衣装を汚して激怒させたばかり。今回もまったく懲りてないというか、配慮がなさすぎる。もう『めちゃイケ』は終了していい番組だと思います」
(略)

いずれもごもっともと言う内容の批判記事である一方で、テレビと言えばそんなものだと言えばその通りなのですが、確かに全国放送するにはあまりにどうしようもない話としか言いようが無いもので、これが受けると思っている方々の感性はやはり少し世間とずれてきていると言う気がしないでもありませんが、テレビの演出と言うものは年々過激になる傾向は指摘されていますよね。
一方で実際にはかつての方がストレートに過激な内容のものが多いと言う指摘もあって、今はいっぱしの文化人のような顔をしている某大物コメディアンなども若い頃はさんざん社会的弱者批判だと世間から散々の評判だったものですが、今の時代であれば放送禁止用語だらけでまともなメディアに登場する機会はなかったことでしょう。
また毎週週末8時に放送されていた伝説的とも言える国民的お笑い番組なども今の目線で見ると暴言連発も良いところですし、下手をすると差別的内容だと良識ある方々からクレーム殺到しかねないもので、実際に当時は各方面から子どもの教育上よろしくないとテレビ視聴を制限すべきだと言う意見が堂々と出されていたわけです。
ただそうした暴言の連発も当時市中でそこらのおじさんおばさんが当たり前に交わしていた会話の延長線上に位置するものであり、現代目線でどうかはともかく当時そうした内容をさほどに違和感を感じなかった国民の方が多数派だったとも言えますから、そうしますと昨今「公開いじめだ」などと批判を浴びることの多いテレビ番組のあり方も現代の世相を反映しているとも言えるのでしょうか。

いずれにしても注目いただきたいのはこうしたマスコミ批判のニュースが今や決して珍しくないと言う点で、一般的に既存マスメディアとは対立的な文脈で語られることの多いネットメディアなどがこうした記事を取り上げることは理解出来るのですが、既存メディアの中からも同様の批判記事が珍しくないと言う辺りが何を意味しているのかですよね。
メディアも客商売で見られてナンボな世界であるだけに、この種の記事が多く出ると言うことはこの種の記事を望んでいる市民が増えていると言うことの反映だと言う推測も成り立ちそうなんですが、確かに今現在最も熱心にテレビを見ているのはこの種の粗探しのネタを探している人々と老人くらいで、ネットに流れた若い世代のテレビ離れが叫ばれて久しいと言います。
内容の陳腐化や低俗化と言った問題はこの際横に置くとしても、やはりネットで能動的に求めるものを手に入れる事に慣れた世代にとってはテレビの前にじっと座って画面を眺めるだけと言うのは物足りないのでしょうし、10分置きに「大事なことはCMのあとで」攻撃に耐えるくらいならチャンネルをかえるかスマホやタブレットに向かいたくなるのは当然かも知れませんね。

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