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2016年6月18日 (土)

ピースボートではなかったと言うサクラさんの話

先日の東京都知事の電撃辞任で後任が誰かと話題になっているところですが、その裏でこんなニュースが話題になっています。

「次期都知事は誰がいい?」と街頭インタビューされた女性がTBSとテレ朝に立て続けに出演し波紋(2016年6月16日ロケットニュース24)

2016年6月15日、それまで続投の意向を表明していた舛添要一東京都知事が、突然の辞意を表明した。猪瀬前知事に続く金銭絡みの途中退場となったが、都民の関心は早くも次期都知事に向けられている。
そんな中、6月15日放送のTBS系列『Nスタ』と、テレビ朝日系列『スーパーJチャンネル』に出演していた「街頭インタビューを受けた女性」が、同一人物ではないかとネット上を中心に話題となっているのだ。

・同じ女性が2つの番組に登場?

話題となっているのは、東京は新橋のSL広場前と思われる場所でインタビューを受けている女性。どちらの番組でも「次の都知事は誰がいいですか?」との質問に、「蓮舫さん」と答えている
髪型や顔立ち、さらには服装まで同じように見えることから、ネット上では「テレビ局があらかじめ女性を準備していたのでは?」と話題になっているのだ。

・「やらせ」なのかは現時点で不明

ただし、新橋のSL広場といえば街頭インタビューのメッカである。たまたま女性が通りがかかり、偶然にも両番組が同じ女性に話を聞いた可能性も高いだろう。ネット上では「やらせ」の声も挙がっているが、現段階でそう断じることは出来ない。
(略)

本当に同一人物かどうかはネット上で取り上げられている画像などから判断いただきたいところなんですが、この話題に関しては会社が違う番組であるにも関わらず同一人物を登場させて同じ答えを語らせていると言う点から、到底偶然取材した結果だとは思えないと言う声が出るのは当然ですよね。
一方でこの人物が実はピースボートのスタッフではないのかと言う声も上がっていて、先日の熊本地震においてTBSの番組取材で避難所の方々とトラブルになった際に、まさにテレビスタッフが現地ボランティアだとしてマイクを向けようとしていた人物と同一人物だと言う意見も広まっているようです。
通常こうしたケースではネットなどによる検証に対して当のマスコミがどう反応するのかと言う点が注目されるところで、多くの場合黙殺されるだとか否定されて終わりと言うのがパターンなのですが、今回に関しては前者の疑問はともかく後者の疑問については有名団体所属のスタッフと言うこともあって、その団体の側から疑惑を報じた産経に対して抗議が入っているようですが、これに対する産経の反応が早いことも話題になっています。

ピースボート災害ボランティアセンターが産経ニュース記事に抗議 「女性スタッフは熊本で活動中で街頭インタビューに応じるわけない」(2016年6月16日産経ニュース)

 一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターは17日、産経ニュースが報じた記事「TBS番組『街の声』の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!」に対して抗議文を寄せた。
 ピースボート災害ボランティアセンターによると、被災地リポートした女性スタッフは、5月から現在に至るまで熊本で災害ボランティア活動をしており、6月15日の報道当日に東京で街頭インタビューに応じられるわけがないとしている。
 抗議文は以下の通り。

   6月15日付 産経ニュースの記事について

 一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターは、2016年6月16日18時55分に「産経ニュース」で報じた『TBS番組「街の声」の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!「さくらじゃないか」との声続出』の記事に関して、記事内の写真の女性が当団体スタッフでないことをご報告するとともに、当団体に一切の確認もない報道姿勢に対して、強く抗議いたします。
 今回の記事は、6月15日にテレビ朝日のニュース番組「スーパーJチャンネル」、TBSのニュース番組「Nスタ」が東京JR新橋駅前で、舛添都知事の辞任に関する街頭インタビューに応じた女性が同一人物、かつ以前4月21日に熊本地震に関して報じたTBS「Nスタ」のインタビューに応じた当団体スタッフとも酷似しているとの内容です。4月21日に熊本で「Nスタ」のインタビューを受けた当該女性スタッフは、現地災害救援活動のため6月15日の報道当日を含め5月、6月中は熊本に駐在しており、そもそも東京での街頭インタビューに応じられるわけがありません。
 また、当該スタッフと街頭インタビューの女性が同一人物かどうかは、当団体に確認を取れば明らかになることにもかかわらず、当団体には事前に一切の連絡もなく、単なる憶測で書かれたものと思われます。大手マスメディアとしての自覚がないばかりか、悪意さえ感じる内容です。
 当団体は、いまも厳しい被災状況の熊本において、1日も早い復旧・復興に向けた災害救援活動を続けている最中です。当該女性スタッフも現地派遣職員として、被災された熊本の皆様のために尽力するなかで、このような本人とは無関係な記事をきっかけにインターネット上でのいわれのない誹謗中傷を受け、現地活動に支障をきたすばかりか、本人の身の危険を感じる書き込みさえ行われています。
 当団体としても、このたびの記事に対して、記事を書いた記者および御社編集部に対して強く抗議するとともに、即刻の謝罪と訂正記事の掲載を求めます。また、本件に関して、本日中に文書による御社からのご回答を求めます。
 一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター代表理事 山本隆


ピースボート災害ボランティアセンターへの回答書(2016年6月17日産経ニュース)

 一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターの山本隆代表理事の抗議を受け、産経新聞社は以下の回答書を送付した。

回答書
平成28年6月17日

 6月16日に産経ニュースで報じた「TBS番組『街の声』の20代女性がピースボートスタッフに酷似していた?! 『さくらじゃないか』との声続出」の記事に関して、貴団体の抗議に回答いたします。
 当該記事は6月16日にインターネット上で話題になっていた事象を記事化したものです。ご指摘通り、記事化する際、TBSおよびテレビ朝日に取材するだけでなく、貴団体にも取材すべきだったにもかかわらず、これを怠っておりました
 貴団体およびスタッフに多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。
 取り急ぎ、当該記事は産経ニュースおよび関連サイトから削除しました。代わって貴団体の抗議文を掲載しております。この回答文も全文を産経ニュースに掲載いたします。

今回の件についてはピースボートのスタッフであるかどうかはともかく、二社の異なる番組に登場したよく似た人物が単なる他人のそら似なのかどうか何ら発表も反応もないのですが、しかしさすがに天下のピースボートからの抗議にはこうまで素早く対応されるものなのだなと改めて感じ入る一方で、結局二つの番組が同じ人物にたまたま揃ってインタビューしたのかどうかは謎のままです。
この種のサクラ疑惑に関しては過去にも繰り返し報じられ、中の人からも欲しいコメントを確実に得るための必要悪である云々の弁解も聞こえてくるのですが、そもそも街頭インタビューでお約束のコメントばかり得る必要があるのかどうかですし、恣意的な番組作りのためにサクラを活用しているとなれば少なくともノンフィクションだとはとても言えない話です。
一方で諸外国でも同様の話は幾らでもあって、中には常習的にテレビ画面に登場することで有名になった一般人?の方などもいらっしゃると言いますから、洋の東西を問わずマスコミとはそういうものなのだと考えておくべきなのかも知れませんが、各社がどんな方々を選んで登場させるのかと言う点から各社なりの主張をうかがい知ることが出来ると言うのも便利な世の中だと考えるべきなのでしょうか。

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コメント

大手メディアがネットのカキココピペで記事書くんだね
シロウトのブログのほうがよっぽどマジメに書いてんじゃない?

投稿: | 2016年6月18日 (土) 08時07分

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