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2016年6月 6日 (月)

今や社会的迷惑とも目される喫煙者、カレー店からも駆逐される

先日厚労省からこういう話が出ていましたが、これを多いとみるか少ないとみるか意見は分かれそうですけれども、喫煙者にとってはますますやりにくくなりそうな話ですよね。

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人 厚労省調査(2016年5月30日FNN)

受動喫煙の影響で死亡する人が、年間1万5,000人と推計されることがわかった。

厚生労働省の研究班の調査によると、非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。
前回、2010年の調査では、6800人と推定されていたが、今回の調査で、倍増したことになる。

これまで、受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞などに因果関係があるとされていたが、前回調査以降、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたという。
厚労省は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、受動喫煙対策を強化する方針。

年々喫煙者は肩身の狭い思いをしているのだそうですが、世界的に見るとまだ高い方だとは言え日本人の喫煙率も年々低下する一方で、昭和の中期には9割近かった男性の喫煙率も今や3割程度だと言いますから、喫煙者の横暴を嘆く時代から今や社会的少数派としてどう権利を確保していくかを考えざるを得ない時代だとも言えそうです。
ただ諸外国では喫煙に関して日本よりもよほど厳しい態度で対応している国も少なからずあって、外国人訪日客が増えてきますとこの辺りのギャップが問題になってくる可能性もありますが、個人の自由だと言っても少なくとも健康被害については自分だけに留まらず他人の健康にも責任があることになりますから、分煙の徹底などで対応していくしかないのでしょうか。
この点で真っ先に対応が求められるのが匂いが直接影響する飲食店ではないかと思いますが、少なくとも食べている最中にタバコの煙は勘弁して欲しいと言うのは当然としても、隣の人のタバコの残り香などはどれくらい気になるのか人によって様々ですけれども、先日こんな豪快な対応をしているお店があると話題になっていたニュースを紹介してみましょう。

非喫煙者でも「タバコのニオイがする人、お断り」 カレー店の入店規制は厳し過ぎるのか?(2016年5月28日にこにこニュース)

5月26日の「白熱ライブ ビビット」(TBS系)で取り上げられたのは、東京・中央区にあるカレー店「京橋屋カレー」。お店の入口には、こんな貼り紙がある。

    「喫煙者・非喫煙者に関係なく、タバコのニオイがする方は入店できません

なかなか強気なこの貼り紙。分煙や完全禁煙にする飲食店が多い中、店外での喫煙もNGというから驚きだ。禁煙の張り紙を見て、外で一服してきた場合の再入店もできない。再入店した場合は連帯責任として、同行者全員が迷惑料3000円を支払うルールもある。(文:みゆくらけん)
入店禁止は非喫煙者にも及び、パチンコ店などタバコの煙が充満する環境にいただけでNG。タバコから発生した粒子(タールのミスト)が髪や衣服に付着するからだ。このような決まりを作った店長は「批判は覚悟の上」とした上で、真意をこう話す。

    「お客様にできるだけカレーのスパイスの香り以外のニオイを感じさせたくない。カレーを提供すること自体がお店のウリならば、それをちゃんと届けるのもお店の仕事」

自身の鼻判断で、多い時は月に30人は断っている店長。断られた客の中には納得がいかず、怒鳴ったり、嫌がらせをしたりする人もいる。なお入店NGはタバコ臭だけでなく、香水などの強い臭いにも適用される。
怒鳴られるのを覚悟で月30人もお客を帰さなければならないなんて、それだけでもう大概なストレスだが、それでも信念を曲げず「タバコ臭NG!」を貫くのは立派か? それともやり過ぎか?
スタジオの国分太一は「良い」とコメント。「味に自信がないとできないこと。タバコのニオイがする人はすべて禁止ということは、その時点でお客さん減ってるじゃないですか? そこで勝負したいとなると、プロだなと思う」と擁護した。
一方、フリーアナウンサーの雪野智世は「こうやって出すことが宣伝になる。作戦にも思えるんだけど、違う?」と少し斜に構えた。確かに隣に座る千原ジュニアは、VTRを見て「今もう行きたいですもんね」と興味津々だ。
真矢ミキは「女性って、すっごい髪の毛に(ニオイが)付くんですよ」と本来は分煙でも気になるとしながらも、このお店に対しては「厳しいかなぁ」とコメント。
唯一の喫煙者である教育評論家の水谷修は「いいと思う。店の営業権は彼にあるんだから。僕ももしここでカレーを食べるなら、1週間はタバコ吸わないで綺麗にシャワー浴びて行きます」と話していた。さらに水谷は、飲食店での「ニオイ」にまつわるこんなエピソードを披露した。

    「僕の行きつけの寿司屋は香水禁止。(その理由は)某野球監督の奥さんなんですけど、野村佐知代さん。佐知代さんの隣で食べるとヒラメからタイから、みんな佐知代さんの香水の味(になってしまうから)」
(略)

ネット上では喫煙者からの移り香による冤罪を懸念する声は相応にあるものの、基本的に「お店の方針としてそういうことならそれでいいのでは」と言う反応のようですが、それで経営が成り立つと言うことであれば店の方針として容認されるのだろうし、実際にノーネクタイノージャケットはお断りなど様々な自主規制を行っている店舗は他に幾らでもあるわけですから、匂いだけは駄目だと言うのも筋が通らない話です。
もちろん時々話題になったような車椅子お断りだとか盲導犬お断りと言ったように、本人には如何ともしがたい理由で拒否されると言うことであれば承伏しがたいところもあるのでしょうが、この場合本人の努力で何とでもなることなのですから、お店の方針としてそう言うものだと考えるしかないのでしょうか。
ただ飲酒に対して飲酒検問があるようにこの場合タバコを吸ったかどうかを検査なりで調べると言うのではなく、あくまでも店長の嗅覚と言う客観性に乏しい基準で行う点は面倒で、どれくらい禁煙すれば入店可能になるのか等々の客観的指標がないわけですから、確かに遠くから出かけて行って断られたお客は不満もあるのでしょうね。
こうした場合に備えて例えばテイクアウトが出来ると言うことであればまだしも不満が少なくなるのかも知れませんし、あるいは喫煙者向けに店外のオープンスペースなりを用意すると言う方法もあるのかも知れませんが、しかしこうしたお店に事情を知らない外国人が訪れて断られたと言った場合、話がうまく通じず盛大に炎上しかねないような気もします。

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コメント

そのうち人類社会から駆逐されそう

投稿: | 2016年6月 6日 (月) 07時30分

政治資金用の白紙領収書を求めて公用車で訪れるのも禁止にしたらいいと思います。

禁煙できなければ手術しないも、徹底してほしいですね。術後集中治療室などで高額な余計な医療費がかかる恐れが高いのですから。

投稿: おちゃ | 2016年6月 6日 (月) 07時43分

ところで噛みタバコって喫煙者的にはどうなんですかね?
匂いもつかないし周りの迷惑にもならなさそう。

投稿: ぽん太 | 2016年6月 6日 (月) 08時48分

周囲の迷惑で言えば飲酒の方が影響が大きいかなとも思うのですが、以前に自宅のトイレで喫煙され後々まで困ったことがあって、匂いがこたえると言う意見には納得できますね。

投稿: 管理人nobu | 2016年6月 6日 (月) 13時08分

二次喫煙はもう古い
時代は三次喫煙ですよ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160607-00000005-wordleaf-soci

投稿: | 2016年6月 7日 (火) 23時14分

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