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2016年2月27日 (土)

それをやったら体を壊さない方がおかしいと言う行動を続ける理由

いわゆるB級グルメは数あれど、ラーメンほど多様性と普及度の両面で他を圧するものもないだろうと思うのですが、特に一部の店舗においてはマニアと言うよりもはや中毒とも言われるほど熱狂的な愛好家がいるそうですから、中にはこんな事件も発生してしまうのは仕方の無いことなのかも知れません。

毎日完飲のジロリアンが失踪 「復活信じたい」と同志(2016年2月25日NEWSポストセブン)

 一部に熱狂的な人気を誇るラーメン店がある。黄色い看板がトレードマークの「ラーメン二郎」だ。関東圏を中心に全国に40店舗、人気店には長い行列ができ、「ジロリアン」(二郎ファン)たちが1時間以上待つことも珍しくない。
 特徴はその量だ。「小」サイズでも通常のラーメンの3倍くらいある。丼には野菜(モヤシ、キャベツ)と分厚い豚肉が山盛りになっており、それらを箸でよけるとこぼれんばかりの大量の極太縮れ麺が姿を現わす。スープは脂分たっぷりのとんこつ醤油味で、刻みニンニクを入れて食べるのがポイントだ。1杯あたり推定1500キロカロリー以上

 この二郎を、昨年3月からほぼ毎日食べ歩く強者がいた。ネット上で「康太さん」の名前で知られる人物で、食べた二郎の画像を感想とともにツイッターにアップ。「麺、コレ好きィ!味染みまくりィ!」「ブタ、ホッロホロ!」「汁神域ィ!」「クニュ麺、プリブタ、ミルキィ汁ッ!我忘れて貪れるもの」といった独特な文体には謎の疾走感があった。
 特筆すべきは文末に必ず〈完飲。〉とあること。そうこの御仁、毎回、脂まみれのスープを一滴残らず飲み干していたのだ(空になった丼をアップしていた)。
 その康太氏が14日、以下のツイートを残して突然更新をストップ。康太氏の“失踪”は二郎界に大きな衝撃を与えている。

アクシデント発生の為、二郎巡りが困難な状況となりました。このお報せを以って更新を終了します。ありがとうございました。Fin〉

 20代のジロリアンは涙を浮かべながらこう語る。

「その前に食べたツイートから1週間呟きがなく、心配していた矢先の終了宣言でした。やっぱり体調を崩したんでしょうか……」

 塩分&脂分、摂取カロリーを考えれば決して体に良い生活をしていたとは思えないから、仕方ないような気もするのだが……。
(略)
 康太氏が再び「我忘れて二郎を貪る」日は来るのか。「アクシデント」が体調不良でないことを祈ります。

いわゆる二郎系と言われるラーメンと言えばそのボリュームで人気ですけれども、なかなかスープまで全部と言うのはきついでしょうし、ましてそれが毎日ともなると体が受け付けなくなるのではないかと思うのですが、その境地を乗り越え継続は力なりを地で行ったからこそ周囲からある種の敬意すら抱かれていたと言うことでしょうか。
果たして件の愛好家氏がどうなってしまったのか、本当に健康上の重大な問題なのかは現状では何とも言えませんけれども、少なくともああしたカロリー、脂質、塩分過多なものを毎日完食ならぬ完飲していたのでは、いずれ体のどこかにトラブルが発生しても何ら不思議は無いですよね。
ともかく今の世の中体に悪いものは事欠きませんし、悪いことに体に悪いものほど後を引いてやめられなくなる部分もありますから困ったものなのですが、この体に悪いと言う点に関して以前から何度か取り上げて来たのがご存知学校行事における人間ピラミッドなど組体操の問題で、とうとう国も禁止に向けて動き出したなどと報じられていますよね。
ただ学校行事と言う点では他にも様々な弊害が指摘されているものはあって、先日出ていたこんな記事もかねて指摘されている弊害に関しての重要な問題提起となっているようです。

元沖水エース「“監督殺してやる”の記事 あれは捏造です」(2016年2月22日東スポ)

【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(10)】甲子園での投手酷使が問題化する近年、タイブレーク制導入や球数制限などが盛んに議論されているが、今からおよそ25年前、球数論争の発端にもなった一人の投手がいた。甲子園が最後のマウンドとなった悲劇のエースは何を思うのか。自らの腕と引き換えに母校沖縄水産を2年連続となる甲子園準優勝に導き、その後プロでも活躍した大野倫さん(42)の今を追った。

「記事が独り歩きしてしまった。栽先生に矛先が向いてしまい、本当に申し訳なかった」
 当時を振り返り、大野さんはそう語り始めた。
 沖縄水産でエースとなった3年春、ダブルヘッダーの練習試合で18イニングを投げた大野さんは、右ヒジに違和感を感じた。だが、チームに迷惑はかけられない。医者にすら行かず、夏の県大会初戦から痛みを押して完投を続けた
「前年が準優勝だったので、自然と今年は優勝という雰囲気の中、誰にも言いだせなかった。腕をかばうような投球をしていたら、チームメートから『お前のせいで甲子園行けんかったら一生恨むからな』と言われたり」
 このとき、すでに右ヒジは疲労骨折を起こしていた。痛みが限界に達した県大会準決勝の前、初めて栽弘義監督に症状を明かした。
「それからは『いけるか?』『いけます』という感じ。腕はもうグチャグチャだったんですが、痛み止めを打てば、まだなんとか振れたので」
 満身創痍の体を注射でだましながら、甲子園でも登板を続けた。
「試合が終わるとすぐに監督室で治療。佐賀に腕のいい整体師がいるというので、期間中に泊まりがけで診てもらいに行ったり。整体師、鍼灸師、揚げ句の果てには霊媒師まで(笑い)。とにかく、手を尽くせることは全部尽くしました」
 決勝では、当時初出場の大阪桐蔭に8―13で敗退。同時に、大野さんの投手生命はこの試合で絶たれた。閉会式では、腕を真っすぐに伸ばすことすらできなくなっていた

 栽監督の行き過ぎた采配には、多くの批判が寄せられた。今現在に至る投げ過ぎ問題の口火となる出来事だった。そして、こんな記事が出回る。

いつか監督を殺してやる。毎日そればっかり考えていました。一日として監督を恨まない日はなかった

 九州共立大のとき、取材に答えた大野さんの言葉だが「あれは記者の捏造(ねつぞう)。作り話です」と否定する。「『当時こう思ったことはなかった?』と乗せられて、まるでそれが本心みたいに書かれてしまった。書いたやつこそ“いつか…”って思ってます。まあ、冗談ですけど(笑い)」。こんな裏話もある。「記事が出たとき、周囲からは散々怒られました。でも栽先生だけは『大野がこんなことを言うはずがない』と、はなから信じていなかった。救われましたね」
 大学では外野手に転向するも実績を残し、1995年のドラフト5位で巨人に入団する。
「プロに入ったあと『大野はピッチャーで行かせたかった』と栽先生がおっしゃっていたと人づてに聞きました。もちろん、僕だって万全の状態で3年間やっていたらというのは考えた。でも、それはたらればの話なので」
 2002年に現役を引退後は、営業マンを経て九州共立大に赴任。12年ぶりに故郷に帰ってきた大野さんは、栽監督のもとを訪ねた。
「『そうか、戻ってきたか。これからどうするんだ』と話したのが最後の会話。栽先生とお酒を飲むのが目標だったんですが、100年早いなと思ってるうちに…」。1週間後、栽監督は65年の生涯に幕を閉じる。結局、6試合連続登板の話をしたことは一度もなかった

 現在は自身が立ち上げた「うるま東ボーイズ」の監督として指導にあたる。
「ボーイズでは1日7イニング、ダブルヘッダー禁止などが定められている。そういったものに共感して。ルールがないとどうしても勝ちたい場面でエースを引っ張ってしまうので」
 今でも、栽監督のやり方は正しかったと思うか。核心を直撃すると、少し考えたあと、こんな答えが返ってきた。
「自分が監督でも、まったく同じ状況、仮に投手がその子しかいなかったら、そうします。だからこそ、ルールとして、そうならないような状況を整備することが必要なんです」
 悲劇のエースは今「ルール」の必要性を訴え続けている。

高校野球に限らず野球というスポーツがピッチャーへの依存度が高いことは周知の事実であり、特に一発勝負の高校野球ではどうしてもエースピッチャー一人に頼りっぱなしと言う局面が多くなるようですが、そのせいかどうかプロ野球に入った後で早々に故障し現役を退いたり、まだ若いうちから体の消耗が進み成績が下降していく投手も多いと聞きますね。
登板過多に関して言えば様々な規制案が出てはいるものの未だに導入はされていないのが現状で、これも様々な意見があるからこそだと思いますけれども、医学的に成長期の体を守ると言うことを最優先に考えるならば基本的に先発完投は行わせない、必ず継投を前提にすると言った形での規制でなければあまり意味が無いのかなと言う気もしています。
野球先進国のアメリカなどはもともと学生時代は各種スポーツをいろいろとやると言う伝統がある国で、日本のように少年時代からずっと一つのスポーツ専門でやる人は少ないと言いますが、さらに学生には投球制限がきちんと決められていていて、最高峰であるMLBなども様々な理論立てで登板制限、投球数制限をしているようで、この点でも日本よりは考え方が進んでいるようには見えます。
アメリカの国民的スポーツであるアメフトなどは日本で言う相撲界同様に体を壊すためにやっているかのように怪我が多いスポーツですが、面白いことに元選手の寿命を調べて見ると案外普通の人よりも長生きだったりするそうで、故障率の高さに見合ったケアもお金をかけてやっていると言うことなのかも知れませんね。

いささか脱線しましたけれども、このところ話題になっている組体操の問題とこの野球の問題がいささか趣を異にするのは、前者が有無を言わせぬ全員強制参加の学校体育行事として行われているのに対して、後者はあくまでも任意参加の部活動として行われていると言う点です。
先日は組体操事故で大怪我を負った元学生が馳文科相に先生が「絆だから!絆なんだよ!」と言いながら練習をさせていた実態を明らかにし、厳重な対処を求める手紙を送っていたと言う記事が出ていましたが、学校の授業時間を使って行われるからには拒否すれば進級や卒業が出来ない可能性もあると言え、いわば人生を人質にとって学童学生に健康を害する行為を強いることの是非が問われてきたわけです。
それに対して部活動に関しては「嫌なら辞めろ」と言う参加の自由が担保され、実際に途中で退部していく人も少なくないとは言えるのですが、それでも強豪校でレギュラーを獲得し甲子園に出て将来はプロで飯を食っていくと言う人生設計のもとで努力してきた選手達が、監督から「行けるか」と言われ果たして「無理です」と言えるのかと言う疑問は残りますよね。
前述の記事でも当事者がまさしくこうした問題点を認識しているからこそ、ルール上でそのような選択を現場が強いられることのないようにすべきだと訴えているのだと思いますが、それでも今年の甲子園においても投手の投球過多を是正しようと言う制度的な動きは未だないようで、炎天下の甲子園で連日連投する投手の姿はもはや風物詩となっている感がありますよね。

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コメント

おどろき!
>高年収な人ほどラーメンのスープを飲み干している事実が判明 – しらべぇ
>http://sirabee.com/2016/02/25/86217/

投稿: | 2016年2月27日 (土) 07時55分

自分がやった経験ない人間は気楽にやめればいいって言うよね
あぶないことが怖けりゃずっと家に引きこもってたら?w

投稿: | 2016年2月27日 (土) 08時59分

>案外普通の人よりも長生き

「普通の人」ったってアメリカ人でしょ?

>あぶないことが怖けりゃずっと家に引きこもってたら?w

10.ありえない解決策を図る
「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2016年2月27日 (土) 10時08分

>「小」サイズでも通常のラーメンの3倍くらいある

行った事がないというのが丸わかり。
野菜普通のママなら、ちょっと多い目くらいですから。

しかし「ラーメン二郎」には何回か行ったけど、あのスープは味としては並以下でしょうね。
また、あのチャンポン的な麺ももひとつだし。
単に野菜が(といってもほとんどもやしだが)いっぱいとれるってことだけが、CPが高い理由。
味でいえば「笑福」がずっと上でしょうね。

投稿: | 2016年2月29日 (月) 09時32分

食い物に関しては、体に悪いものほど中毒的でやめにくい、というのは生物の進化として明らかにおかしいですよね。
体に良いものは中毒的でやめられず、体に悪いものは不味く感じるという進化をしなかったのはなぜなんだろう。

投稿: | 2016年2月29日 (月) 10時39分

全くの想像ですが栄養学的にも健康増進の上でも全く役に立たない味と言うものは、人間の味覚にとっては非常に新鮮な意外性があると言うことなのかも知れません。

投稿: 管理人nobu | 2016年2月29日 (月) 11時48分

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