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2016年1月 4日 (月)

注)しつこいようですが当「ぐり研」はお食事会系サイトです

何やら短かった気もする正月休みも無事に明けて、実質的に今日から新年スタートと言う方も多いと思うのですが、本年もよろしくお願い致します。
さて、ほぼ毎年のように繰り返していることですが表題の通り、当「ぐり研」は当初からお食事会系ブログを自認しておりますが、その視点から先日こんな気になる記事が出ていました。

病院コンビニ、競う ワゴンで販売・療養食ずらり 大手3社400店(2015年12月19日朝日新聞)

 コンビニが病院でサービスの幅を広げている。患者専用の食品を充実させたり、病室までワゴン販売したりと、病院ならではのサービスを競い、入院生活の楽しみにもなっているようだ。病院内に出店したコンビニは大手3社で約400店にのぼっている。

 塩を使わないうどん、糖尿病患者にやさしい甘味料、低たんぱく質で腎臓に負担をかけないご飯――。

 ファミリーマートが力を入れるのは「メディカルフーズ(療養食)」だ。今月から、病院内や近隣店でメディカルフーズを約90種類並べた棚を本格的に置き始めた。専用棚がある店は、いまの14店から2017年度には200店に増やす

 品ぞろえは病院ごとに違う。その病院の管理栄養士らと相談し、どういった症状の患者が多く、どんなニーズがあるのかを見極めて商品構成を決める

 病院内への出店で最大手はローソン。全国に約230店ある。本社の病院専門チーム「ホスピタルローソン推進部」が出店の相談や店舗設計を支援する。

 慶応義塾大学病院(東京都新宿区)のナチュラルローソンは約120平方メートル。車イスでも入れるよう通路を広くし、隣には50席ほどの食事スペースもある。

 病院内コンビニでの売れ筋は通常の店と違う。ティッシュが多く売れ、パジャマやガーゼなどの需要もある。意外なのはしょうゆなどの調味料。薄味の病院食に、患者がこっそり足しているらしい。

 肺がんの検査で入院中の男性(69)は「投薬で食欲がないときも、コンビニだと食べたいものが見つかるね。暇つぶしに雑誌や本もよく買うよ」と話す。

 セブン―イレブンも、平均より狭い小型店に対応するなどして55店を全国で展開中。お見舞いの花や糖尿病患者向けの専門誌を置く店もある。

コンビニ弁当と言えば近年一部方面からは危ない食事の代名詞のようにも言われていて、添加物まみれだとかブタに食べさせると奇形が多発しただとか様々な話も乱れ飛んでいますけれども、健康に良い悪いと言う以前に味的にちょっと常食するのがつらくなってきたと言う方も多いようで、近年どこのコンビニも質的な改善には力を入れる傾向があるようですね。
定量的な評価は難しいのですが一般的日本人の食べるものに関して言えば、昭和の中~後半期あたりを境に質的な改善が進んできているように思うのですが、よく引き合いに出されるのが豚肉の味が当時から劇的に改善されていると言う話で、聞くところではこの最大の要因として餌が残飯から配合飼料中心に変化したことが揚げられるそうです。
動物に限らず人間においても当然何を食べるかと言うことの影響は小さくないものがありますが、例えば今も続いている某グルメ漫画などが過剰な化学調味料の使用で舌がしびれると言う中華料理店症候群などと言うものを取り上げたのもこの頃で、1960年代から70年代あたりには料理にはとりあえず白い粉と言うのがお約束だったようですが、その結果伝統的な出汁取りの習慣なども途絶えかけてしまいました。
ただ80年代からバブル期に至る経済成長の結果日本人全体が豊かになり、食事の面でもお金をかけても本物をと言う人が増えて日本人の舌もずいぶんと肥えたのではないかと思いますが、ひと頃の化学調味料アレルギーもあってか低成長時代になってもかつてのような人工的につくられた濃い味よりも、チープな味でも無化調の方が商売上も売りになっている印象があって、今後さらに食文化の揺り戻しが来るのかも知れません。

いささか脱線しましたけれども、当然ながら病院と言えば健康を害している人も多いだけに通常よりも配慮した食事が入手出来るのであればそれに越したことはないのですが、例えば外来で一日がかりになっている患者さんが利用すると言った場合が本来的な使い方になるのでしょうか。
入院患者の場合は必ずしも買い食いがいいのかどうかは微妙なのですが、少なくとも何ら配慮されていない一般向けコンビニ弁当よりは有害性は低いだろうと期待できるわけですし、自分で好きなものを選べると言うだけでも食欲亢進に有利ではあるのでしょうから、要は使い方次第であると言う気がします。
売る側にとっては一般店舗と異なる流通の手間や開発コストなど様々な面倒もあるのでしょうが、他方では価格競争の激しい市中店と比べてより高価格帯で売れると言う期待も出来るだけに、病院内と言う半ば閉鎖された空間に特化した商売のやり方もはまればそれなりに利益が見込めることなのかも知れません。
病院食に対する不満として様々な意見がありますが、見た目からしてあまりに健康的過ぎると言う部分も心理的負担になっているようですので、今後の商品開発の方向として見た目も味もジャンクフードそのものだが栄養学的には真っ当なものを売り出していただければ需要もあるのではないかと思うのですが、本来こうしたものはむしろ病気になって病院にかかる前の日常段階でこそ利用したいものではありますよね。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

今年もよろしくお願いします。
当院の売店の代わり映えしないラインアップも改善してもらいたいです。

投稿: ぽん太 | 2016年1月 4日 (月) 07時51分

でも食材は中国産w

投稿: | 2016年1月 4日 (月) 09時57分

最近駅弁と言うものがちょっとしたマイブームで、少しお高い分味もしっかりしているものが多い気がします。
結局は利用者が付加的なコストをどこまで許容するかと言う点も大きいのではないでしょうか。

投稿: 管理人nobu | 2016年1月 4日 (月) 12時30分

正月の恒例といえば、実家の老人達が「戦争中は何でも食った」話をはじめること
タンパク質系の話はいろいろワイルドですが、遠い記憶だから脳内でたぶん脚色されてるんだろうなーとか

投稿: | 2016年1月 4日 (月) 14時46分

正月恒例といえばこれ↓

海外では“サイレントキラー”と紹介。「お餅」で亡くなる高齢者の多い日本
http://nikkan-spa.jp/1021450

投稿: | 2016年1月 4日 (月) 17時36分

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