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2015年10月31日 (土)

ちょっとしたアイデアが現状を改善する?

本日の本題に入る前に朝日新聞と言えば昨今すっかりネタソースとしての地位を確立していますが、先日こんな記事が出ていたと話題になっています。

朝日新聞の『シャワーヘッド水通せば殺菌』が大炎上 「インチキ商品だろ」「殺菌されるはずない」(2015年10月20日ゴゴ通信)

朝日新聞が2015年10月14日付で報じた“シャワーヘッド「水通せば殺菌」 福岡のメーカー開発”という記事が今大炎上している。その記事の内容は薬剤を使わず、水を通すだけでレジオネラ菌などを殺菌・滅菌するシャワーヘッドの紹介で、有限会社田川化工が開発した新商品『助太刀K&D』に触れている物。

朝新聞の記事によると“ヘッドの内部に鉱石の「トルマリン」が組み込まれている。同社によると、通った水が電気分解される”と記載されているがこれが問題となり炎上している。

指摘されているのはトルマリンの通った水が電気分解されると記載されているが、トルマリンにそのような作用はない。では間違えたのは朝日新聞だけで製品そのものは問題ないのか? 故・久保哲治郎氏が書いた文章をそのまま受け入れてしまった可能性もある。故・久保哲治郎氏はトルマリンが電気分解できると書いており、これをそのまま商品化したのなら当然この商品は殺菌効果は無い

Twitterでも「今時トルマリンなんかで引っ掛かる人居るのかってレベルなのに」「トルマリンで電気分解は起きません」と指摘されている。

各種つぶやき等でもこれだけ話題になっている中で朝日側は記事の訂正とお詫びを出したそうですが、一応は「同社によると」と言う但し書きで中立を保っているように見せかけているものの、記事後半では国がその利用を推奨しているかのようにも誤解されかねない記載をしているあたり、広告としてはなかなかよく出来ている記事ではあると思います。
このトルマリンなる鉱物の各種効能については俗に言うところの似非科学と呼んで差し支えないと思いますし、わざわざそんなものを組み込んで宣伝している企業もその精神的土壌においてどうなのよ?と言う気もしないでもないですが、差別化が難しいこの種の商品において何らかの付加価値をつけることで売り上げを伸ばし利益率を上げられると言うことであれば、飛びつかない手はないと言う考え方もあるわけです。
この辺りはありきたりな商品にアイドルやアニメキャラなどのデザインを付加することで高いお金を取れるようになるのと似たような構図だと思いますし、それを買って幸せになれると言う人にとっては多少余分なお金を払う価値があるんだろうと思いますけれども、もう少し実際的な効能を期待して商品化の未知を探っている人々の話題としてこんなニュースが出ていました。

教員の多忙感解消のアイデア IT技術者と考える(2015年10月17日NHK)

世界的にも多忙だとされる日本の教員の、多忙感の解消を目指し、現場の教員とIT技術者がタッグを組んで業務の効率化のアイデアを競う、「ハッカソン」と呼ばれるイベントが東京で開かれました。出されたアイデアは今後、実用化も検討されていて、参加者は「業務を効率化して生まれた時間を、授業の充実や子どもとの対話に充てたい」と話していました。

IT技術を活用し、教員の多忙感の解消を目指すアイデアを競う「ハッカソン」は、教育関連企業などで作る協議会が今回初めて東京都内で開きました。
参加したのは教員およそ20人とIT技術者で、現場の悩みや要望を基に2日間かけて制作された6つのアイデアが発表されました。
このうち、教室内での負担軽減を目指すアイデアでは、子どもたちのテストの採点を短時間でできないかという要望に応えようと、答案用紙の丸つけや採点を自動で行ってくれるアプリや、子どもたち一人一人のノートを集めて点検すると、多くの時間が割かれてしまうという悩みを解決しようと、ノートに挟むだけで書かれた内容が教員のパソコンへ瞬時に転送される下敷きのアイデアなどが紹介されました。

こうしたアイデアは、今後、実用化も検討されるということで、参加した教員の1人は「業務を効率化して生まれた時間を、授業の充実や子どもとの対話に充てたい」と話していました。
主催した協議会の会長で、東京工業大学の赤堀侃司名誉教授は、「先生たちは楽をしたいわけではなく、子どもたちと向き合う時間をより作るために、さまざまなアイデアを出していました。こうした技術を学校現場に広く普及させる必要があります」と話していました。

「ハッカソン」とは
「ハッカソン」とは、コンピューターのプログラミングを意味する「ハック」と、「マラソン」を合わせた造語で、決められた期間内にIT技術を活用して課題を解決する開発力を競うイベントのことです。
IT先進国のアメリカで始まったとされるハッカソンは、ここ数年、各国に急速に広まりを見せていて、プロ野球のパ・リーグが「若者向けの新サービス開発」をテーマに行ったほか、トヨタグループで研究開発を担当する部門が自動車に関するスマートフォン向けアプリの開発をテーマに行ったりした事例があります。

日本の先生は忙しい
OECD、経済協力開発機構が2013年に34の国と地域を対象に行った調査では、日本の教員の1週間当たりの勤務時間は53.9時間と、参加した国や地域のうち最も長く、平均の1.4倍に上りました。
文部科学省が去年、公立の小中学校の教員を対象に行った調査でも、通知表の作成や、子どもや保護者へのアンケートの実施・集計が負担だと答えた教員はともに60%を超えるなど、事務作業の煩雑さも多忙感につながっていることがうかがえます。

教師の場合も最終的に手作業が非常に多くなりそうな仕事が中心なのだろうと予想されるだけに、実際にこれらのアイデアでどの程度業務が簡略化されるものかは判りませんし、医療現場で言うところの電子カルテのようにかえって作業効率が低下すると言うことも大いにありそうなんですが、何かしらの工夫で多忙感を改善出来るならそれに越したことはないですよね。
昨今教育現場にも段階的にタブレット等が導入されているわけですから、学童側で手書きからPC入力に変更出来るのであれば扱いが簡単になりそうにも思うのですが、導入コストの問題はさておいてもPC入力スキルによって学力評価に反映されるのはケシカランと言う反論も出そうですし、国語などは手書きすること自体に教育効果があると言うことも考えられそうです。
個人的な経験で言いますと学生時代に試験をマークシートでやっている先生がいて、一度その記載ミスでとんでもない点を取ったことがあるのですが、世の中何でもPCを使うことが大前提でちょっとした操作ミスが命取りにもなりかねないと言うことを思い知る意味では、学生時代にこの種の失敗を経験しておくと言うことは有用なのかも知れません。
医療現場においても同様に工夫出来ることはいろいろとありそうにも思うのですが、診療に直接関わるようなものの場合様々な許認可を経なければ使用できないと言う点で非常にハードルが高くなっていて、医療費削減や混合診療推進の流れの中でこの辺りにももう少し柔軟性が出てくることが期待出来るものなのでしょうか。

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コメント

>試験をマークシートでやっている先生がいて、一度その記載ミスでとんでもない点を取ったことがある

マーク欄にハエが止まってたんですね。とてもよくわかります。
*「シェイプアップ乱」なんて、誰も覚えてねーぞ

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2015年10月31日 (土) 09時48分

あの作者巨乳好きだよね

投稿: | 2015年10月31日 (土) 10時53分

学童側でPC入力に変えると・・・・・漢字書けない子が大半を占めそうですね。

投稿: | 2015年11月 2日 (月) 09時03分

>*「シェイプアップ乱」なんて、誰も覚えてねーぞ

未だにジャングルの王者たーちゃんは全部持ってますけれどもね。

投稿: 管理人nobu | 2015年11月 2日 (月) 11時46分

超音波加湿器の水殺菌用にセラミックボールが使われているのですが、どうなんでしょうね?
セラミックで殺菌というのは、ネットを漁っても「確からしいというソース」も「詐欺だから騙されるなと主張するサイト」もどっちも出てきません。

投稿: | 2015年11月 4日 (水) 11時10分

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