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2015年9月29日 (火)

スズメバチによる死亡例が続出中

そろそろ過ごしやすい季節でもあり、先日の連休には皆さんあちらこちらに出かけられたものと思いますが、その一方でこんな事故があったと報じられています。

北海道で連休中にハチに刺される被害 2人死亡(2015年9月24日NHK)

23日までの連休中、北海道の十勝地方では、農作業中にハチに刺された男性と山菜採りをしていてハチに刺されたとみられる男性が、相次いで死亡し、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、23日夕方、北海道士幌町の畑で農作業をしていた男性がスズメバチに刺されて体調が悪くなり、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。
死亡したのは隣の音更町に住む酪農業、清野賢司さん(37)で、実家の農作業を手伝っていたということです。
清野さんは、過去にもハチに刺されたことがあると話していたということで、警察は「アナフィラキシーショック」と呼ばれる急激なアレルギー症状によって死亡したとみて調べています。

一方、北海道音更町の山林では22日、山菜採りに出かけていた60代の男性が死亡しているのが見つかりました。
男性には虫に刺された跡があり、付近にはスズメバチの巣が見つかったことから、警察はハチに刺されて死亡したものとみて調べています。
北海道内では、これからの時期、山菜採りなどに出かける人が増えることから、警察はスズメバチに十分注意するよう呼びかけています。

全国で毎年20人前後が死亡

厚生労働省によりますと、スズメバチなどに刺されたことが原因で死亡した人は、全国で去年は14人、おととしは24人など、毎年、20人前後いるということです。
北海道では、去年はゼロでしたが、おととしは男性2人が死亡しています。

専門家によりますと、スズメバチは、夏から秋にかけて活動が最も活発になるということで、来月末ごろまでは注意が必要だと指摘しています。
また、土の中に巣を作るスズメバチもいるため、専門家は、山菜採りなどで山や森に入るときには、特に注意してほしいとしています。
そして、スズメバチを見つけても振り払ったり、巣を傷つけたりするといった刺激を与えないこと、頭や肌などを露出しない服装を心がけること、もし刺された場合にはすぐに医者にかかることなどを呼びかけています。

昆虫の生態に詳しい北海道大学の三浦徹准教授は、「北海道は冬が長い分、スズメバチが夏場により活発に活動している可能性がある。最近は山林のほか、都心部の家屋などにも生息域を広げていて、雪が降る前までは注意してほしい」と話しています。

実はこの秋という時期はスズメバチが非常に数が増えてくる危険な時期なのだそうですが、特に彼らの多い山間部などはこれからの行楽シーズンに人の出入りが増えてくる場所でもありますから、知らずにそのテリトリーを犯して攻撃を受けるようなことのないよう十分に注意しなければならないですよね。
基本的に巣などスズメバチの多い場所に近づかない、近寄ってきても手で払うなどしないと言ったことは常識的にわきまえておきたいところですが、匂いが強い香水の類だとか、黒色の衣服を身につけている人も攻撃されやすいのだそうで、野山を歩くにあたっては白色系の長袖の服だけでなく髪を隠す帽子を身につけるべきだと言うアドバイスもあるようです。
ちなみにスズメバチが黒色のものを見つけると襲いかかってくると言うのは、彼らにとっての天敵であるクマに対する防衛行動であると言う意見もあるようですが、実際には単に目立つ色の濃いものに対して襲いかかってくるのだと言う説もあるそうで、夜間になると逆に目立ちやすい白色系の方が危険だとも言いますね。

いずれにしてもスズメバチが何故恐ろしいかといえばその攻撃性もさることながら、刺されれば死ぬ可能性があると言う点にあって、特に過去に一度刺されたことのある人は常にアナフィラキシーショックと言う非常に急激に発症し死にも至りかねない状況に陥りかねないリスクがあるため、日常的に野山に出かけなければならない方への対策が以前から検討されてきた経緯があります。
この点でエピネフリンと言う注射をその場で打てば効果があることは判っていたものの、日本では法律の関係上素人が注射を持ち歩くと言うことがなかなか出来なかったわけですが、近年林野庁などの強い要望を受けてようやくこの自己注射薬が一般に使えるようになり、予め処方を受けておくと言うことも出来るようになったのは朗報ですよね。
このエピネフリン自己注射に関しては昨今話題の学校給食におけるアナフィラキシーなどでも活用の拡大が期待されていますが、非専門家の場合打っていいものか悪いものなのか迷って結局手遅れになってしまうと言うことも少なからずあるようで、専門家の言うところの「一刻を争うのだから、迷うくらいならさっさと打って」と言う言葉を普段から意識しておくことが大事であるように思います。

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コメント

意外と子供が死なないのなんでなんだろ?一番馬鹿やってそうなのに

投稿: | 2015年9月29日 (火) 07時53分

子どもが少ないのは「アナフィラキシーだから」ではないでしょうか?

投稿: 耳鼻科医 | 2015年9月29日 (火) 08時23分

で、大人になってから死ぬ、とw

私はスズメバチに刺された事はないのですが、アシナガバチにガキの頃散々ちょっかい出して刺され捲った報いか大人になって3回目に酷い蕁麻疹…これはスズメに刺されたら確実に死ぬな、と以来釣りやクワガタ採りの際は必ずエピペンを携行致しております。幸いその後使う機会はなく、期限切れが何本もあるんでそれもオレの車嫁の車ああちこちの釣り具ボックスキャンプボックスに配備中。
*救急車に入れっぱでも使えた、って論文をどこかで見た気がするんですが、メーカーに聞いたら「やめてくださいしんでしまいます」との由w

前にも書いたかもしれませんが、私のクワガタ仲間にオオスズメバチを大型ピンセットで空中キャッチする奴がいます。実見すると、アイツラは蜂としては鈍重で、その上ホバリングするんで純粋な技術的難易度はさほどではないようですが…。
で、そうやって捕殺したスズメバチの頭部をむしり取って額に貼り付け、「仮面ライダー!」とやったんですがちっともウケませんでした。命を懸けたギャグだったのに…

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2015年9月29日 (火) 10時12分

いや個人としてはもしかすると尊敬に値する方なのかも知れませんが、そこは決して命をかけるべき局面ではないように思います。

投稿: 管理人nobu | 2015年9月29日 (火) 10時52分

スズメバチが黒いものに寄ってくるというのは本当です。 嘗て日光半月山の駐車場にクルマを停め、ややあって戻ってきたらクルマがスズメバチに囲まれていました。 このクルマというのが、黒の車体に黒の幌で、こりゃ確かに熊と認識されても不思議では無いと納得しました。 暫く往生したので良く憶えています。

投稿: Thoth | 2015年9月29日 (火) 12時41分

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