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2015年3月26日 (木)

野良猫対策は猫虐待か否か?

全くの個人的な話ですが近年野良猫が近所に多くなっていて、基本的にはその種の生き物問題はこれまで気にしないでいたのですけれども、これも完全に居着かれてしまうと騒音や糞害であるとか害虫寄生の問題もあって、可愛い可愛いと言うだけでは済まない場合もあるように思いますね。
ましてやそこに人為的な介入が加わるとなると当然人それぞれの考え方の差異もありますから、一方にとっては妥当な対処が他方にとってはトンデモナイと言うことも十分あると思いますが、近年自治体等への苦情申し立ても増えていると言う野良猫問題に関して先日こんな記事が出て議論になっていました。

京都)野良猫に餌、是か非か 京都市の条例制定巡り集会(2015年2月8日朝日新聞)

 野良猫に餌を与えることは是か非か――。野良猫の保護に取り組む市民や弁護士が7日、京都市が制定をめざす「動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」について話し合う集会を下京区で開いた。無責任な餌やりを禁じた条例案について、「問題の解決にならない」と指摘する内容で、約180人が参加した。

 条例案は、無責任な給餌(きゅうじ)をしたり、残飯ごみを放置したりすることで、周辺の生活環境が損なわれている場合は勧告・命令を行い、違反した場合は過料を科す内容。野良猫を保護している人たちからは「猫の餓死を待つ、事実上の殺処分ではないか」「どんな給餌が無責任なのか、わかりにくい」などの意見があった。

 野良猫を減らす取り組みとして、野良猫に避妊去勢手術をし、住民たちが管理する「地域猫」が注目されている。集会では、「地域猫」で苦情を減らすことに成功した新宿区保健所(東京)の元職員、高木優治さんが報告した。「保健所職員は猫の被害に悩む人と餌を与える人から相談を受ける。餌を与えた人が追いかけられたり怒鳴られたり、トラブルも多い」という。

この野良猫問題に関しては各地で様々な対応が行われていて、小田原市では次年度から野良猫を飼ってくれる人に補助金を出すそうですし、沖縄では野良猫に去勢手術を施して自然減を目指すのだそうで、やはりそれだけ全国各地で野良猫にまつわるトラブルが頻発し行政にも対応が求められていると言うことなのでしょう。
ただこの京都のケースではむしろ猫そのものよりもそれに対峙する人間同士の対立が問題化しているようで、町に住んでいるとは言え基本的に野生動物と同じ扱いで人間が介入すべきではないと言う考え方も当然あるだろうし、最終的にはどれが正しいと言うよりも社会的にどれは許容されないと言う部分だけはルールを決めていくしかないのかなと言う気がします。
もちろん餌やり問題に関しては食物残渣で町が汚れるだとか、餌付け効果で猫が居着いてしまえば糞害や騒音を始め様々なトラブルも多発するわけで、特に夜間良眠すら妨げられがちな地元住民にしてみれば「餌やりするならちゃんどその後の管理にも責任も持て」と言いたくなると思いますが、残念ながらこうした部分に対して餌やり以上に積極的な動物愛護派の方と言うのもあまり聞かない(あるいは目立たない)印象です。
餌やりによって実質的に飼うと言うことであればあらゆる面で責任を持つべきだと言うのもまた極端な考え方ですが、この生き物と人間との関わり方、その結果としての責任の取り方と言うことに関して例題となりそうな事例がちょうど猫関連で報じられていたようで、こちらのニュースも併せて紹介してみましょう。

高校教諭、子猫4匹を生き埋め…生徒に穴掘らせ(2015年03月23日読売新聞)

 千葉県船橋市内にある県立高校の30歳代の男性教諭が、生まれたばかりの子猫を学校の敷地に生き埋めにしていたことが、同校への取材でわかった。

 教諭は、生徒に穴を掘る作業などをさせていた。少なくとも4匹を生き埋めにしたといい、県警は動物愛護法違反の疑いで調べている。

 同校によると、男性教諭は今月6日午前、学校敷地内で、野良猫が産み落としたとみられる子猫5匹を見つけた。放課後、担任を務めるクラスの男子生徒3人に目的を告げぬまま、スコップを用意させたり、敷地の一角に穴を掘ったりさせた。その後、教諭は1人で5匹を埋めた。1匹は生死不明、4匹は生きた状態だったという。

 同校は9日に保護者から連絡を受け、教諭に事情を聞いた。「親猫がいないので放置すれば死ぬと思った。対処の仕方がわからず、猫は市役所に引き取ってもらえないと思っていた」と話し、反省の意を示したという。

千葉の高校教諭 生徒に穴掘らせ子猫5匹を生き埋め「田舎ではやっていた」(2015年3月24日J-CASTテレビウォッチ)

千葉・船橋市の県立高校の30代教諭が、生徒に手伝わせて子猫5匹を生きたまま埋めていた。今月6日(2015年3月)、この男性教師は校内を巡回中に農業実習用のハウス内に野良猫が産み落としたとみられる5匹の子猫を発見した。教師は担任を務めるクラスの男子生徒3人を呼んで、目的を言わずにスコップを持ってこさせ、ハウスから30メートルほど離れた実習用畑の隅に穴を掘るように指示。教諭は子猫5匹をスコップに乗せて穴まで運んだが、途中、スコップから落ちた子猫を生徒に拾わせるなど手伝わせ後、生徒たちに離れるように言って子猫を生き埋めにした。
手伝わされた生徒に動揺が広がり、学校にカウンセラーを紹介してほしいと相談があり発覚した。

千葉県警「動物愛護法違反」で事情聴取

教諭は「対処の仕方が分からず、市役所に引き取ってもらえないと思った。田舎育ちで、周りの人たちがやっていたのを見ていたので気にしなかった。とんでもないことをやってしまった」と反省しているという。
教育評論家の尾木直樹氏はこう批判する。「昔だったらそういうこともあったかもしれないですけど、あまりにもナンセンス。動物愛護法も制定されて、私たちの動物を愛護する感覚もどんどん発達している。その発達を促すのが学校の役割ですよ」
中江有里(女優)「教師であれば、里親を探すとか、他に方法はあるはずですよ。それが教育だと思います。大人として子猫にどう接すべきか、どう行動すべきか見せる責任もあるわけで、そこが欠けているのでは先生としての資質を疑ってしまいますね」
学校側は問題が発覚した4日後に教諭と話し合って5匹の子猫を掘り返し、別の場所に墓をつくって供養したという。ところが、千葉県警が子猫を確認するために墓を掘り返しところ、1匹しかいなかった。県警では動物愛護法違反の疑いで男性教諭から事情を聴くことにしている。

学校内で教師が学生に手伝わせて子猫を生き埋めに!などとセンセーショナルな見出しを掲げられると一体何があった?とつい考えてしまうのですが、風の噂に漏れ聞こえる真偽不明の情報によれば現場となった学校では以前から何度も子猫が生まれていたのだそうで、教師としてはそのたびに学生に引き取り手を探してきたが、今回とうとう引き取り手が見つからなくなったと言う話です。
もちろんヒョーロンカの先生方はカンカンで「教師の資格がない」「本来ならクビ」だとさんざんな言われようで、もちろん処分するに当たっていわば学生達に自ら手を汚れさせたと言うことが当事者にとっては最大のショックであったことは判るし、そうなる前にまず当の学生達に自ら決めさせると言うステップがあるべきだったかとも思うのですが、さてそれではこの場合何が「正解」であったかです。
このまま放置して餓死を待つであるとか教師が密かに処分する、あるいは役所なり保健所なりに連絡して何とか引き取ってもらい薬殺処分なりされると言うことであれば自分達の手は汚れないし直接手を下す罪悪感からは逃れられるかも知れませんが、そうした「正解」が教育としてベストな選択肢だったのか?と言われると必ずしもそうとも言い切れない部分もありそうな気はします。

近ごろでは学校で鶏や豚を飼って、最後には食肉にまでして皆で食べると言う実習も行われているのだそうですが、当然ながら出荷されていく豚を見送る学生達は大変なショックを受けることもあるのだそうですし、精肉として変わり果てた姿で帰ってきた豚を見て二度と豚肉など食べられないと泣く子もいるのだそうで、当然ながら「これじゃトラウマだよ」と反対する声も少なからずあるそうです。
荒川弘氏の「銀の匙」などは農業高校の学生が自ら望んで手塩にかけて育てた豚を買い取り食べてしまうと言うエピソードが登場しますけれども、これなどは言ってみれば覚悟を決めた上で個人として自ら望んでそれを行っているわけで、学校の教育課程として強制的に行われる行事としての是非とは全く別問題だと言う話もあるでしょう。
たまたま学校で生まれた野良猫の始末ともなればさらに別問題だし、放置しておけばこうまで国を挙げて非難されることもなかったのに愚かだったと言えばその通りなのでしょうが、不適格教師は排除すればいいで済ませてしまい学生自身による議論への道を閉ざしてしまうのでは、教育的効果としてそちらの方がどうなのかと言う気もします。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

近所の女性を殴りけがを負わせたとして、京都府警福知山署は22日、傷害の疑いで、
京都府福知山市榎原の自称トラック運転手、山口一彦容疑者(48)を現行犯逮捕した。
同署によると、容疑を認めている。現場には女性の夫(80)も意識不明の状態で倒れており、
搬送先の病院で死亡が確認された。同署は夫への暴行についても、
殺人や傷害致死容疑の適用を視野に捜査している。

逮捕容疑は22日午前9時45分ごろ、自宅付近の路上で近所の女性(77)の
顔を殴るなどし、けがを負わせたとしている。女性は1週間の入院。

同署によると、山口容疑者と夫婦は隣人同士。夫婦が道路沿いにシカよけのネットを設置した際、
山口容疑者が、「車で通行しにくい」などと抗議し口論になり、犯行に及んだという。

同日午前10時20分ごろ、夫が倒れているのを見た近隣住民が119番した。

http://www.sankei.com/west/news/150322/wst1503220065-n1.html

投稿: | 2015年3月26日 (木) 07時33分

>田舎育ちで、周りの人たちがやっていたのを見ていたので気にしなかった
>今回とうとう引き取り手が見つからなくなった
情状を汲むべき点はあるんですね

でも
>手伝わされた生徒に動揺が広がり
こうなることが予想できなかったのはあまりに幼稚

もう何十年か前になりますが、船橋市内にある県立高校を卒業したので
どうしても高校名が知りたいですが、どこかにのってませんかね
まぁ知ったところでどうでもいいんですがやはり気になります

投稿: 匿名希望 | 2015年3月26日 (木) 09時25分

高校生でしょ?
こんな程度でカウンセリングを受けないといけないような奴って
将来、うつやら新型うつになるのが目に見える。
社会でまともに生きていけないでしょうね。

投稿: | 2015年3月26日 (木) 11時35分

きっと生まれたばかりのネズミとかコウモリとかだったら、問題にならなかったんだろうなー
ヘビとかカメあたりは、ペットにもなる生き物だけど、どうですかねぇ

投稿: | 2015年3月26日 (木) 11時48分

このあたりに追加情報がありますが、もともとちょっと頼りないタイプの先生ではあったようですから、本人的にも様々に思い悩んだ挙げ句に見たことのある対処法を取ってしまったことがこうした結果になったようです。

高校教諭が生徒の前で「子猫生き埋め」した理由
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/381005/

投稿: 管理人nobu | 2015年3月26日 (木) 12時31分

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/381005/
を見る限りビニールハウスが校内にあって、団地がそばにある
薬園台高校の可能性が高いですね

https://www.google.co.jp/maps/@35.711506,140.044507,17z?hl=ja

投稿: 匿名希望 | 2015年3月26日 (木) 13時39分

農業高校だと、食肉解体は普通に実習するようですが…そのノリでやったのかと
まあ、愛玩動物ではありますがね
たまにいますよね、こういう世間ズレしている先生は
「先生は実家が農家で、猫=害獣というイメージがあったみたい」
「先生は遅刻したり、抜けたところがあった」

でも「餓死はOKで、埋めるのはダメ」っていうのも、なんか捕鯨反対論者と同じような気がしないでもない
フランス革命時代の「ギロチンはそれまで刑より人道的」て言うのにも、つながるなような…

投稿: オヤズ | 2015年3月26日 (木) 17時43分

いずれイノサンがギロチンの人道性を描いてくれる気がする

投稿: | 2015年3月26日 (木) 18時25分

要するになにが問題なんだ?生徒にてつだわせたことか?
教師が黙ってやったんじゃ生徒はなにも進歩しないぞ

投稿: | 2015年3月26日 (木) 22時23分

>基本的に野生動物と同じ扱いで人間が介入すべきではない

長女が新生児の頃、ベビーベッドに野良猫が入り込んでいた事があります。幸いその時娘はそこにいませんでしたが、無力な新生児が顔の上に乗られたりでもしたら窒息で殺された可能性すら否定出来ません。まあ街中なら、通常はゴミ箱を荒らしたり食材を盗んだり他人のプランターや庭に糞尿を撒き散らす程度かもしれませんが(それでも大問題ですが)、害獣である事に変わりはありませんし、地域によってはアマミノクロウサギやヤンバルクイナ等の希少野生動物を食害したり、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコに猫エイズを感染させたりと甚大な被害を及ぼしています。野良猫は特定外来種や野良犬と同様、積極的に駆除すべきです。
*そもそも沖縄や対馬や小笠原は猫の飼育を禁止すべきですが。

>餌やりによって実質的に飼うと言うことであればあらゆる面で責任を持つべきだと言うのもまた極端な考え方ですが、

いくら管理人様といえども聞き捨てなりませんね!飼育に伴う責務は全て飼い主が担うべきなのは自明であり、それが出来ない奴に生き物を飼育する資格はありません。ましてや飼育におけるメインイベントの一つである「餌やり」だけタダで楽しんで糞尿の始末だの病気の治療だの不要になった時の殺処分だのの面白くもなければ手間も金もかかる汚れ仕事は他人に丸投げなんて気分だけ透明になってる卑怯で無責任な愛誤フリーライダーが容認される謂われはありません。即刻認識を改めて頂きたく存じます。

>現場となった学校では以前から何度も子猫が生まれていたのだそうで、教師としてはそのたびに学生に引き取り手を探してきたが、今回とうとう引き取り手が見つからなくなったと言う話です。

野良猫じゃなくて「あそこに捨てれば引き取り手探して貰えるやんwみゃはwwオレ頭いいwwww」ってDQN猫飼いにロックオンされちゃったんでわ?ナマポや無保険外国人にタゲられてスクツと化した公立病院みたいなもんで。

>猫は市役所に引き取ってもらえないと思っていた

ウチも仔猫捨てられてた事があって保健所に電話したら「テメエで持って来い」仕事中だぞなんでオレが他所の莫迦が捨てた猫のためにそんな手間かけにゃならんのだ!?って怒鳴ったら「じゃあ警察呼んで」
…なるほど、不法投棄だもんなw。

つーこって動物愛護法なんて腐れ法律がなきゃ自分で処分したって構わないのですが正解は上記です。野良猫及びその子孫を殺すのは貴方や警察や保健所の職員ではなく猫捨てたDQN飼い主ですから気に病む必要はありません。

…それにしてもなんでウチに捨てるかなウチは人間用の病院だ動物病院に捨てろ動物病院に!!!111

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2015年3月27日 (金) 12時44分

> *そもそも沖縄や対馬や小笠原は猫の飼育を禁止すべきですが。

沖縄動物愛護団体 NPO法人動物たちを守る会ケルビム
http://cherubims.or.jp/activity/area_cat/area_cat_4.html
-環境省動物愛護管理室に尋ねてみたところ以下のような回答をいただきました。-
-「猫は飼い猫・ノラネコに関わらず法律で守られている愛護動物であり、 みだりに殺したり傷つけたりすることはできません。」-

世の中、うまく行きませんね

たしか、食肉解体も免許制でしたね
どうしてもだったら、その免許を取得し、法に則て処分するのも手ですが…
中国・韓国や昔の日本もイヌを食していた訳ですから問題ないでしょう

投稿: オヤズ | 2015年3月27日 (金) 17時39分

>動物病院に捨てろ動物病院に!!!111
それ問題発言だし

投稿: 匿名希望 | 2015年3月27日 (金) 20時07分

 犬や猫の殺処分ゼロを目指す熊本市動物愛護センター(同市東区)が、生後間もない子猫や子犬を預かって、
ミルクなどの世話をする「ミルクボランティア」の募集を始めた。全国的には授乳期の子猫の7割以上が殺処分されているが、
避妊去勢手術を約束する人に譲渡することで、野良犬や野良猫を殺さずに減らそうとする試み。
行政がこうしたボランティアを公募するのは全国でも異例という。

■「殺処分ゼロ」達成めざし呼びかけ

 ミルクボランティアは、センターに収容された生後1~5週の子犬や子猫を預かり、ミルクや排泄(はいせつ)の世話をして
もらうもの。離乳後はセンターが引き取り、避妊去勢手術をすることや室内で飼うなどの取り決めに同意した新しい飼い主に譲渡する。
センターが2、3月に説明会を開き、現在、10組10人が登録している。
http://www.asahi.com/articles/ASH2V4W9BH2VTLVB00R.html

投稿: | 2015年3月29日 (日) 15時05分

http://www.bengo4.com/topics/2894/
千葉県船橋市にある県立高校につとめる30代の男性教諭が、学校の敷地内に子猫を生き埋めにしていたとして、ネット上で批判の声が多数あがっている。

報道によると、教諭は3月上旬、生まれて間もない子猫5匹を学校の敷地内で見つけた。放課後、担任するクラスの生徒3人にスコップで穴を
掘らせたうえで、男性教諭が1人で子猫を運んで埋めた。子猫5匹のうち、4匹は生きており、1匹は生死がわからない状態だった。
その後、保護者からの連絡で学校に発覚。教諭は「どう対処していいのかわからず、自分で判断した」「猫は市役所に引き取ってもらえないと思ってい
た」と話しているという。教諭は反省しているようだが、どのように対処すべきだったのだろうか。動物問題にくわしい坂野真一弁護士に聞いた。

●「猫」の法律上の扱いは?
「どう対処すべきだったかを考えるには、まず法律上、猫がどう扱われるかを説明する必要があります」
坂野弁護士はこのように切り出した。猫は法律上、どう扱われているのだろうか。

「犬や猫を含めて、人間以外の動物は民法上、動産、つまり『物』として扱われます(民法85条、86条2項)。

とはいえ、動物には生命がありますし、通常の『物』と同じ扱いをすることが適切でない面があります。そこで法律上、通常の『物』とは異なる扱いになる場合があります
どういった意味だろうか。

「今回のケースでは、野良猫が出産したのか、飼い主が捨てたのか明らかになっていませんが、いずれにせよ、子猫の飼い主が判明していないと考えられます。

遺失物法では、持ち主の判明しない遺失物をひろった者は、速やかに持ち主に返還するか、警察署長に届けなければならないとされています(遺失物法4条1項)。
ただ、飼い主の判明しない犬や猫については、遺失物法のほか、動物愛護管理法を適用する場合もあります。それは、警察署長ではなく、都道府県等に引き取りを求めた場合です。

この場合、都道府県等に引き取りの義務があり、都道府県知事は殺処分がなくなることを目指して、飼い主
を募集し、譲り渡すよう努めるものとされています。この点が通常の『物』とはやや異なります(動物愛護管理法35条3項・4項、遺失物法4条3項)」

●猫は「愛護動物」とされている
教諭はどのように対処すべきだったのだろうか。
「都道府県等の適切な施設(保健所や動物愛護センター)や警察署長に対し、子猫の引き取りを求めるべきだったといえます。

投稿: | 2015年4月 1日 (水) 22時44分

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