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2015年1月28日 (水)

不謹慎とユーモアの微妙な境界線

先日ご紹介しましたように京都新聞の不思議なつぶやきが話題になっていましたが、あれもきちんと丁寧なネタフリから伏線の回収まで首尾一貫して行えていたならば気の利いたジョークで済んだかも知れずで、やはり何事も仕込みが大事であると言う一つの教訓にはなったのでしょうか。
いずれにしてもイスラムへの風刺画でテロ騒動まで発生すると言うくらいで、特にネットの発達で異文化圏と直結する時代になってきますと冗談で済むか相手を激怒させるかは事前にはほとんど予測不可能とも言えますが、一般的に日本人はそうしたリスクを大きめに配慮して不用意に他人を傷付けないよう、何事につけ思慮深く遠慮がちに振る舞うべきだと考えることが多いようですよね。
実際このところ世間で大きな話題となっているのが例のイスラム国による人質事件で、かの長寿番組「焦点」も事件に配慮してか放送内容を急遽差し替えるなど世間では自粛ムードも高まっているのですが、一方では日本発のこんなムーブメントが世界的に話題になっているのをご存知でしょうか。

日本人人質動画の写真を使った多数の「クソコラ」画像にイスラム国関係者も流石に激怒かと話題に(2015年1月21日B.N.J)

イスラム国の人質となっている日本人2名が映った動画の画像が多数のコラとして加工され、これにイスラム国関係者も怒っているようだとネットで話題になっています。
人質とイスラム国男性を使ったコラ画像は「#ISISクソコラグランプリ」というハッシュタグを使ってTwitterで多数、拡散しています。
(略)
コラ画像の一部はイスラム国の関係者と見られている人物も取り上げています
不謹慎なツイートにイスラム国の関係者も怒ったのではないかとされているのがこのアカウントの発言。「ISISクソコラグランプリ」のハッシュタグを使って苦言を呈しています。
(略)
ネットではこの発言は日本国内でのテロの開始を示唆しているのではないかと捉える声も出ており、不謹慎行為への批判も出ていますが、いずれにせよイスラム国が日本への反感を強めているのは間違いなさそうです。

「クソコラグランプリ」の次は「ISISごっこ」!?若者達の悪ふざけにネットから批判も(2015年1月25日B.N.J)

議論を呼んでいる「ISISクソコラグランプリ」に続き、今度は「ISISごっこ」なる遊びが流行りだしているとネットで指摘され始めています。

ISISクソコラグランプリは海外でも報じられ賛否の声が日本にも伝えられていますが、行き過ぎたコラ画像には日本でも強く非難され炎上するケースも出てきています。
そんな中、今度は「ISISごっこ」という遊びが流行りだしているようで画像がネットでいくつも見つかっています。
それらの多くは人質事件でISISが公開した動画の構図を真似たもので、こうした写真の中には既に個人情報の特定が行われている件もあるなど、ネット民からは批判的に見られているようです。
(略)

その状況は元記事の画像の数々を参照いただければ一目瞭然なのですが、国内報道においては概ね批判的に取り上げられている一方、ネット上ではそもそも自ら望んで現地に入国し人質となったと言う経緯自体に対する反発が強いためか、賛否両論と言ったところではあるようですね。
今の時代ですからこうした画像の数々もあっと言う間に全世界に拡散するのは当然で、日本人がイスラム国のツイッターに美少女アニメ画像を送りつけたと聞いて中国人は「日本人って怖い」「理解できない」と言い、「この状況で冷やかすか普通?」と韓国人はびっくりしていると言いますから、国際的に見てもかなり予想外かつインパクトのある反応であったとは言えるかと思います。
もちろん国内メディアの論調を反映してか、取り上げられる海外の声としても概ね批判的なものが多い印象を受けるのですが、基本的にテロリストに対しては妥協すべきではないと言う考え方が根底にあるためでしょうか、中にはこんな記事も出ているようです。

イスラム国(ISIS)に対するツイッター利用者の攻撃と海外からの評価(2015年1月25日BLOGOS)より抜粋

イスラム国により拘束された人質の殺害予告事件が行われ,連日メディアで報じられている中,一部のメディアでは取り上げられているが,まだあまり知られていないのが,日本人のツイッター利用者が,イスラム国の関係者と思われるツイッター利用者のアカウントに対して行った「ISISクソコラグランプリ」という『攻撃』である。
(略)
具体的に言うと,日本人のツイッター利用者が,人質2人と「ジョン」というニックネームの黒づくめのテロリストの顔などを入れ替えたり,別の画像(例えば,アニメーションのキャラクターなど)と入れ替えたりするなどして加工し,イスラム国関係者の思われる利用者に送り付け,それが,「#ISISクソコラグランプリ」と題して,ツイッター上でイスラム国と思われるアカウントなどが炎上しているのである。
(略)
私は,この行為を発見した当初,「酷い。テロリストに馬鹿が挑発攻撃できてしまう時代。とてつもないことがツイッターで行われてしまっている。」と極めて否定的に受け止めていた
また,日本のメディアで本件を報じているものも,「不謹慎である」,「人質の命にかかわるのですぐに辞めるべきだ」などと全面的に否定的に報じる風潮である。
また,他のツイッター利用者の反応を見ても,「酷い」とか,「日本でテロが起きたらどうする」とか,「フランスでテロが起きた原因を理解していない」などと極めて厳しい評価が多く見られた

しかしながら,この日本人ツイッター利用者達の『攻撃』を,意外にも海外メディアは全否定せずに報じている。例えば,「テロにユーモアで対抗」とか「アメリカ政府すら成し得なかったことを日本のツイッター利用者が実現した」などとむしろ肯定的に報じているのである。
(略)
実際、この現象が続く中で,いかなる理由かは不明であるが,いくつかのイスラム国関係者と思われるツイッターのアカウントが凍結されている。
確かに,この現象極めて不謹慎であるようにも思うが,英字メディアの指摘は必ずしも的外れの指摘とは切り捨てられない説得力があることは否定できない。
(略)
また,上記の英字メディアの指摘を踏まえ,改めて考えてみると,テロの恐怖に屈し,畏怖した姿勢を示してしまうことがテロリストの目的であるプロパガンダ効果に利することになるのであって,我が国及び国民がいかなることがあっても,不当な犯罪者の要求を受け付けないという姿勢を示すことが,更なる被害を防ぐことになるだろう。なぜならば,日本人を拉致し,殺しても,一切響かないとテロリストに思わせることができるからである。
いずれにしても,テロリストも日本国民の多数が自己責任論を再び強く唱え,さらに,「ISISクソコラグランプリ」などという現象を展開し,テロリストの要求を呑むように働きかける動きがほとんど起きていなかったことは予想していなかったのではなかろうか。

実際の記事の内容は元記事で確認いただきたいところですが、批判的ではないと言うより全面的に賛同すると言った感じの記事もあるようで、英字紙の論調がもちろん軒並みこうしたものであるとは思えないのですけれども、筆者も言及しているように結果としてテロリストの目論見を完全に破壊し、むしろその権威を失墜させたと言う捉え方も出来るようです。
一連の内閣の対応に関しては野党を中心に政権の責任を問うと言う動きもあるようですが、世界的に見れば安倍政権の対応は概ね妥当であり良くやっていると言う評価が主流であるようで、現実的にテロリストの脅迫に対して(少なくとも表向きは)身代金を払うなどと言った対応は出来ない、そして憲法上の制約もあって自衛隊を派遣して云々と言った物理的対応も不可能となれば、あまり大きな動きも出来ない道理です。
一方で日本もとうとうイスラムテロのターゲットとなったと警戒する向きもあって、今後同様の事件が続くようになった場合にどうするかと言う議論も当然必要なのですが、一連の議論を見ていて興味深いと思ったのは憲法の規定も含めて、国には海外で人質になった日本人を救出する法的義務はないと言う指摘で、むしろ日本の場合諸外国のように実力で人質を救出するとなった場合の方が違憲だと言われかねないですよね
もちろんそうであるからと言って直ちにいわゆる自己責任論を全面的に肯定するものでもなく、敵対的武装勢力がその気になれば地元で平穏な生活を送っていた中学生ですらいつ何時拉致されてしまうかも知れないわけですから自己責任論にも自ずから限界はあると見るべきですが、そうなると国際的な対テロ協調路線とも矛盾しないよう首尾一貫した毅然たる態度を示すべきと言ったあたりが当面の大方針となるのでしょうか。

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コメント

人質二人の人気の無さはかわいそうなレベル

投稿: | 2015年1月28日 (水) 09時06分

イスラム国側の真の目的が奈辺にあるかにもよるわけですが、
身代金なり人質の交換なりにあるのなら、それはビジネスというか商売であり交渉当事者が真摯に向き合えばよい話で、その他大勢がふざけていようと真面目だろうと関係ないことだと思います。
相手国民の恐怖感なり敵愾心なりを煽るのが目的なら、こちら側としては怖がったり、怒りを表明したりといった”真面目な”反応はむしろ悪手であり不真面目な反応こそが好手である、という考えにも一定の説得力を感じます。
また交渉の結果が出ないうちから交渉当事者を非難するなどは利敵行為に等しいでしょう。ことが終った後は可能な限りの情報公開を求めますし、その内容によっては辞職を求める、といったこともあり得ますが、今は一任すべき時かと。
とりあえず私としては、普段通りに生活していようと思います。

投稿: JSJ | 2015年1月28日 (水) 09時25分

無意識のうちに「悔しかったら海を越えて、こっちまで来てみろ!」と言う事でしょうか。
何とかに怖いものなしの極致ですが、故に相手は「こちらの常識が通用しない相手」と
捉えられていると言う副産物が、良い事なのか悪い事なのか…

投稿: | 2015年1月28日 (水) 10時19分

正直同胞と言う以外に直接的な関係がない一般人の反応にどこまで相手が釣られるものなのかは何とも言えないのですが、いずれにせよ世論がヒステリックな論調になっていないのは悪いことではないと思います。

投稿: 管理人nobu | 2015年1月28日 (水) 10時50分

イスラム国人質事件で新聞各社が“安倍批判”自粛!? 露骨な擁護記事も登場|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
http://lite-ra.com/2015/01/post-819.html
 湯川遥菜氏が殺害されたと見られる動画が公開され、さらに難しい局面に入ったと思われるイスラム国事件。政府がきちんと救出にあたるよう
国民もプレッシャーをかけ続ける必要があるが、しかし、ここで気になるのは、日本の大手メディアの姿勢だ。

 本サイトが再三指摘してきたように、こうした事態を招いた責任の一端は安倍晋三首相にある。すでに湯川氏は昨年8月に、後藤健二氏につい
ても10月末に拘束されたことを政府は確認していた。後藤氏については外務省が昨年の段階で秘密交渉を働きかけたものの、失敗に終わり、
そのまま放置してしまったことも本サイトの取材で判明している。これは本日26日発売の「週刊ポスト」(小学館)2月6日号も指摘しているように、
明らかな事実だ。

 安倍首相はそんななか、中東歴訪で2億ドルの支援をぶちあげ、しかもわざわざ「支援はISILの脅威を食い止めるため」「ISILと闘う周辺各国に、
総額で2億ドル程度、支援をお約束します」と、軍事援助であるかのような発言をしたのである。

 政府や外務省がこの「2億ドル」を「人道支援やインフラ整備などの非軍事分野での支援」などと“言い換えた”のは、最初の予告動画公開の後。
「2億ドル=人道支援」ということ自体は誤りではないが、だとしたら、安倍首相のカイロでの演説は明らかなスタンドプレーであり、致命的な失言
といっていいだろう。
 
 だが、新聞もテレビもそのことをほとんど報道しない。それどころか、政府の言い分を垂れ流し、安倍首相を擁護し続けているのだ。たとえば、
人質事件が発覚した翌日、新聞各紙の社説にはまるで判で押したように同じ文言が並んだ。

〈しかし、日本からの医療や食料の提供は、住んでいた街や国を追われる人たちが激増するなかで、不可欠の人道的な援助である。「イスラム
国」に向けた攻撃ではなく、脅迫者たちの批判は筋違いだ。安倍首相は記者会見で「許し難いテロ行為に強い憤りを覚える」と述べ、中東地域の
平和や安定を取り戻すための非軍事の支援を続けていく意思を強調した。毅然(きぜん)として向き合っていくべきだろう。〉(朝日新聞 21日付朝
刊「社説」)

投稿: | 2015年1月28日 (水) 11時00分

つか元動画自体がコラなんでしょ?

投稿: | 2015年1月28日 (水) 11時07分

悪ふざけをした面々やテロリストよりも、これ幸いとばかりに喜々として政府批判、首相批判に躍起になっている面々の方が、ゲス度は上ですわな。

投稿: | 2015年1月28日 (水) 12時55分

政府批判、首相批判をする人間を
躍起に下司 と呼ぶ 下司。
 

投稿: これ幸いとばかりに | 2015年1月28日 (水) 13時29分

この段階で安倍政権の責任を問うと意気込む民主って何なの?
今は一致協力して対処すべきときじゃないの?

投稿: | 2015年1月28日 (水) 14時00分

検索したかぎりでは民主党の議員個人の発言みたいですけどね。
それを党としての方針みたいに報じちゃうのはマスコミお得意の編集権の行使では?

投稿: JSJ | 2015年1月28日 (水) 19時05分

25日放送の情報番組「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で、ジャーナリストの竹田圭吾氏が、
“イスラム国”と思われる武装グループの思惑について持論を展開した。

番組の「竹田圭吾がズバリ」コーナーでは、人質事件の影響で各方面に自主規制の動きが
出てきているニュースを取り上げ、宮根誠司氏が竹田氏に意見を求めた。

すると、竹田氏は「僕はやり過ぎだと思いますよね」とコメントし、
「テロっていうのは、ターゲットにした国とかその国の人たちを恐怖で揺さぶるのが一番の目的なんですよ」
と断言。

そして、竹田氏が「曲を変えちゃったり、歌詞を変えちゃったりってある種過剰な自主規制
をするっていうのはテロ組織の思うツボ」と語ると、
宮根氏も「日本国民が動揺しちゃってるよって発信しちゃってるってこと」と同調した。

また、竹田氏は、人質の後藤健二氏と思われる男性のメッセージがインターネット上に
公開されたことについて、「安倍首相の名前が(メッセージ中に)何度も出てきましたよね?」と指摘。

その理由について、竹田氏は「安倍さんが悪いんだということを盛り上げて日本の中で混乱させる
ってのが狙いですから」と分析し、「この辺ちょっと気をつけた方がいいと僕は思いますね」と
警鐘を鳴らしていた。

投稿: | 2015年1月28日 (水) 19時33分

>安倍さんが悪いんだということを盛り上げて日本の中で混乱させる w

 「安倍批判で日本が混乱する、混乱は利敵行為」と決めつけるのが逆宣伝。次に来るのは「安倍は無謬だ、従わないのは非国民」。是々非々の議論をつぶす意図が見え見え。小泉が拉致問題や郵政で見せた外連のなぞり。

 アメリカやフランスなら議論抜きで自国民の命を守ろうと挙国一致で動き、たとえ結果が悪くても、それに異論を唱える国民は少なかろう。が

>人質二人の人気の無さはかわいそうなレベル
 安倍云々以前に、下司はお前だ。人気じゃないだろ、国民の命は。
 本音はこの程度の匿名の下司に祭り上げられている安倍が、今後どんな外連振りを見せてくれるのか、拝見いたしましょう。やりたいようにやれますからね。
 

投稿: | 2015年1月28日 (水) 23時12分

>次に来るのは「安倍は無謬だ、従わないのは非国民」

3.自分に有利な将来像を予想する
「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」

>安倍云々以前に、下司はお前だ。人気じゃないだろ、国民の命は。
>本音はこの程度の匿名の下司に祭り上げられている安倍が、

9.自分の見解を述べずに人格批判をする
「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」

投稿: | 2015年1月29日 (木) 12時43分

外務省関係者 後藤健二氏めぐりISと解放交渉を行なっていた

2015.01.26 07:00

 1月20日、イスラム国(IS)は拘束しているジャーナリスト・後藤健二氏と民間軍事会社代表・湯川遥菜氏の殺害予告ビデオをネットに公開。日本政府に対し、72時間以内に2億ドルの身代金を支払うことを要求した(24日には湯川氏が殺害されたとする映像が公開された)。

 湯川氏がイスラム国に拘束されたことが明らかになったのは昨年8月、後藤氏についても政府は昨年11月の時点で拘束されたという情報を掴んでいた。これまでの数か月でできることは山のようにあったはずである。

 たしかに何もしなかったわけではなかった。後藤氏がシリアに向けて日本を出国したのは昨年10月22日。後藤氏の妻の携帯電話に約10億円の身代金を要求するメールがあったのは昨年11月初旬だった。本誌は11月中旬にいち早く、「後藤氏失踪」の情報を入手し、取材に動いた。当時、外務省関係者に接触すると、身代金交渉を行なっていることをはっきりと認めた。

「後藤さんがイスラム国を名乗る武装集団に拘束されているのは間違いない。現地には身代金目的の小規模な集団も多く、本当にイスラム国なのかどうかはまだ確認が取れないが、いずれにせよ、現在、現地のあるシリア人を仲介役に解放交渉中だ。ただし、武装集団は『後藤の名前を公表すれば首を切り落とす』といってきている。人命のために報道しないでほしい」

 本誌は「生命に危険が及ぶ可能性がある」という判断で取材を続けながら記事化を見送ってきたが、その後11月下旬になると、本誌に続いて民放キー局の1社もこの情報を掴み、報道する構えをみせた。

 本誌は引き続き人命優先で報道を控えることとしつつも、情報が公になった場合に備えて昨年12月1日、外務省に公式に事実確認を求めた。邦人テロ対策室の担当者はこう回答した。

「人命に関わる特殊な事案であるため、こうしたケースでは事実関係の有無を含めて対外的に話すことはないというのが当省の方針だ」

 そして今回の最悪の事態に至った。なぜ交渉はまとまらなかったのか。前出の外務省関係者によれば、イスラム国を名乗る集団は当初、後藤氏1人について身代金を要求してきた。ところが、交渉が長引くと、途中から条件が変わったという。

「交渉窓口が別のチャンネルになり、途中から『湯川さんを含めた2人を一緒でなければ返さない』というメッセージが届き、身代金を大きく吊り上げてきた。2人一緒の交渉になれば、たとえ身代金を払ったとしても1人しか返さない可能性が高くなるなど、交渉は相手が断然有利になり、暗礁に乗り上げた」

 要は足元を見られて失敗したのだ。そもそも外務省は誰一人、現地に入り込んで邦人救出に動いておらず、外国の仲介者に任せていたのだから、その本気度は疑わしい。

※週刊ポスト2015年2月6日号

投稿: | 2015年1月29日 (木) 17時34分

首相のうっかり発言が致命傷に 安倍外交慢心と誤算 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版

「安倍さんが一番まずかったのは、イスラエルで会見をやったこと。安倍さんの会見はユーチューブにアップされ、全世界にばらまかれたわけですが、日本の旗とイスラエルの旗(ユダヤ民族の象徴のダビデの星)がバックだった。『人道的な支援で軍事的に加担しているわけではない』と釈明しましたが、アラブ人が見れば、『何だ、イスラエルと日本は同盟を組んだのか』と誤解をされる。政治的に最悪でした」

 イスラム国が身代金を「2億ドル」と吹っかけてきた要因とされているのが、安倍首相が同17日、エジプトのカイロで行った演説だ。イスラム国との“戦争”が原因でイラクやシリアなどで難民・避難民が大量に発生していることを憂慮し、その支援のため2億ドルの無償資金協力を発表した。

 だが、三谷英弘前衆院議員は、首相の演説の英訳版に「違和感を覚えました」と首を傾げた。

 日本語では「地道な人材開発、インフラ整備」が支援に含まれるとした演説部分だ。

「英語では『地道な』という大事な言葉は省かれ、インフラも直訳。英語のインフラには『軍事施設』の意味もあります。日本語では感じられる人道的援助というニュアンスが切り落とされているため、兵士教育と基地建設のため資金を援助します、とイスラム国側に誤解された可能性がある」(三谷氏)

投稿: | 2015年1月29日 (木) 17時42分

イスラム国事件「自己責任論」噴出の裏で安倍政権が日本人拘束を隠蔽していた!?|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見(2015年1月22日)より

(前略)今回の事件の対応をめぐっては、冒頭で述べた安倍首相のイスラム国への挑発的発言以外にも、政府は決定的な失態を犯しているからだ。

 それは、拘束事件そのものを放置・隠蔽してきたことだ。湯川氏の拘束が判明したのは昨年8月、さらに後藤氏も昨年11月には消息不明となり、同時期に妻への身代金要求もあった。しかし日本政府は本格的な交渉には動かず、後藤氏の拘束や身代金要求をひた隠しにした。一説には「後藤氏のイスラム国拘束の可能性を公表すると衆院選に不利」との思惑さえあったといわれている。そして、水面下でこうした事態が進行していたにもかかわらず、安倍首相は中東の地で「イスラム国がもたらす脅威を食い止めるために2億ドルを支援する」という挑発的な演説をぶったのである。この責任はきわめて重大だろう。

 もちろん今回の問題の根源はイスラム国の卑劣なテロ行為にあり、それに対してきちんと非難をするのは大前提だ。しかし同時に、事件の背景には、国家と自らの政権のためには国民の生命など一顧だにしない、安倍政権の体質がある。マスコミやネットが流す浅薄な自己責任論に踊らされてそのことを忘れてはならないだろう。

(伊勢崎馨)

投稿: | 2015年1月29日 (木) 17時46分

>国際的な対テロ協調路線とも矛盾しないよう首尾一貫した毅然たる態度を示すべき

 隠蔽して時期を計り時至れば挑発して相手を激発させ世論操作に利用する、首尾一貫した毅然たる態度を示していただいておりますとも。 

投稿: | 2015年1月29日 (木) 17時59分

2億ドルで傭兵雇って人質奪還しろ

投稿: | 2015年1月29日 (木) 22時13分

 かわもりよしぞうによると、どちらも毒の矢を浴びせかけるものだが、ユーモアは当人へのブーメランを覚悟しているもの、エスプリは絶対強者に対してしっぺ返しを覚悟しつつやるもの。
 世に流行る悪ふざけは、匿名で一方的に弱者をいじめるものとおもっていたら、権力にすり寄って世論操作し自分を安全圏に置くのを前提で、やってこますような代物まで出てきたようだね。
 今回の一連の流れの中での たもがみツイート は醜悪極まりない。

 もう一点
http://critic20.exblog.jp/23387686/#23387686_1

 

投稿: ユーモア(イロニー)とエスプリの差 | 2015年1月31日 (土) 09時58分

「最悪のクソコラ」作者がメディアにも取り上げられTwitterで怒り「無許可で掲載、違法だコメントするな」 | ネットニュースのB.N.J
http://www.buzznews.jp/?p=805726


http://i1.wp.com/www.buzznews.jp/wp-content/uploads/2015/01/150131-001.jpg?fit=1024%2C1024


ISILの「クソコラ」騒動で「最悪の」コラを作成した人物がメディアにも取り上げられTwitterで怒りを露にしていました。

日本人人質事件で国内のTwitter民が「クソコラ」を多数作成し大きな話題になっていましたが、その中でも「最悪のクソコラ」と言われる画像を
作成した人物が炎上していたのは既にお伝えしています。

「クソコラ」の多くはISILを取り上げた画像であった一方、「最悪のクソコラ」はISILではなくイスラム教や信者全体を冒涜する画像であったためネ
ット民の怒りを買い特定騒ぎが起きていました。

問題の画像はイスラム教の預言者ムハンマドが銃で撃たれているというものでした。

画像を作成した人物は批判を浴びて一度画像を削除したものの、再度アップして「これじょうずにできたん」などと反省の様子が見られなかった
ことや周辺の人物たちも炎上したこともあり現在も炎上が続いています。

騒動が大きくなったことからこの件は1月29日の日刊ゲンダイにも取り上げられ「過激化するネット投稿」として記事になっています。

記事では問題のコラ画像を作成した人物の個人情報をISILに通報するネット民も現れたことやISILが個人情報を知ったことで当該地域でテロが
起きてもおかしくない、と警鐘を鳴らしており

"
投稿した本人は<はっきりいってほかのひともイスラムあおってるしてきにまわしてるのにコラじまんしてるしあやまりもしません。なんでぼくだ
けおこられるのかいみわかりません>とツイートしていたが、あまりに無自覚で頭がクラクラする。
"

とコラ画像作成者を批判していますが、問題の画像作成者は

"
【拡散希望】
日刊現代さんがぼくのことを無許可で掲載しています。
著作権保護法違反です。
こちらの記事にコメントをつけないようにお願い致します。
"

などとツイートし呆れられていました。

ツイートはその後削除されていますが、その後こんな発言もしており、メディアにも指摘された実生活への影響に不安を抱いているようです。
http://i2.wp.com/www.buzznews.jp/wp-content/uploads/2015/01/150131-004.jpg?resize=400%2C257


参考URL:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/156762/1

投稿: | 2015年1月31日 (土) 11時02分

ラホールで収監されているユザフ・アル・サラフィ氏は22日、尋問の過程で、パキスタン部隊の設置、
またシリアにおける軍事行動用に若者を選別することについて、米国から財政支援を受けた、と述べた。
新兵には各600ドルが支払われたという。

「米国は自分の利益のためにイスラム国を支援したという印象を払拭するためにこそシリアでなく
イラクでイスラム国攻撃を始めたのだ」。

http://cdn.ruvr.ru/2015/01/29/1497442235/9AP842689224979.jpg
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_01_29/282535273/

投稿: | 2015年2月 1日 (日) 09時23分

>2億ドルで傭兵雇って人質奪還しろ
投稿: | 2015年1月29日 (木) 22時13分

http://www.kokusyo.jp/安倍政権下の新自由主義と軍事大国化が生んだ最/

初の戦死者である湯川氏は、(株)民間軍事会社(PMC)という企業の設立者であるが、その顧問は
自民党の元茨城県議・木本信男氏である。
 通常、軍隊に関する業務は、国家の管轄になるが、それを私企業として代行するのが、この種の会社の役割である。つまり戦争関連業務の民営化である。 つまり傭兵なんですけど?

 他国に乗り込んで戦争ビジネスの準備をしていた湯川氏と、ジャーナリストとして正当な活動をしていた後藤健二氏を、同一に捉えて対処しているわけだから、救出できるはずがない。

 湯川氏に関しては、最初から釈放の意思など毛頭なかったはずだ。「捕虜」として認識していた可能性が高い。それゆえに裁判(後述)を予定していたのである。

 イスラム国にしてみれば、湯川氏と行動を共にしていた後藤氏を湯川氏の仲間と勘違いするのは当然である。激しい空襲の下で、スパイ行為に対しては極めて敏感になっていることが推測される。これがしばしば内ゲバの引き金になったりする。それゆえにスパイ活動に対しては、極めて厳しい。

と、なれば政府は、湯川氏と後藤氏の質的な違いをはっきりとイスラム国に伝えたうえで、湯川氏の助命と後藤氏の釈放を求めるべきだった。 

 タモガミ が 後藤氏についてあからさまに足を引っ張ったことから明らかなように、やる気なんかなかったのかも。
>人気ないね。 は 世論操作。

投稿: 捨て台詞言わないと気が済まない馬鹿。 | 2015年2月 1日 (日) 13時27分

すべての情報発信は「ドナウ河近くの動物園ではライオンがヒョウの檻に入り出られなくなっています」並の隠れた意味があるんじゃないかと思いたくなる今日この頃。

投稿: JSJ | 2015年2月 1日 (日) 19時35分

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