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2014年12月27日 (土)

ホントかウソか簡単に判ったら世の中詐欺なんてありません

矛と盾のいずれが強いかと言う議論は昔から様々になされてきましたけれども、先日ちょっとそうした話を思い出させるようなニュースが二つ出ていました。

110番発信のウイルス拡散=作成の高校生ら6人書類送検―兵庫県警(2014年12月10日時事通信)

 自動的に携帯電話から110番を発信させるコンピューターウイルスを作り、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて拡散させたとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課などは10日、岐阜県の高2男子(16)や埼玉県の中2男子(14)ら6人を不正指令電磁的記録作成・同供用などの容疑で書類送検した。

 同課によると、このウイルスが原因とみられる無言の110番通報が、兵庫県で5月1日に約350件、沖縄県でも同2日午前までに約1500件発生。記録上は埼玉や愛知県も含め計約7500件の誤発信があったとみられる。

 高2男子と中2男子はゲームの攻略情報を交換するラインのグループ仲間で、「相手を驚かせたかった」と容疑を認めているという。

 高2男子の送検容疑は4月26日〜5月1日、ウイルスを作成し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて中2男子らにウイルスの保管先サーバーのURLを送り付け接続させた疑い。中2男子ら5人は、110番を誤発信させると知った上で、それぞれのライン仲間にこのURLを送信した疑い。 

ワイモバイル「迷惑電話チェッカー」、実証実験で1台あたり月4回以上をブロック(2014年12月24日RBBtoday)

 ワイモバイル、ウィルコム、トビラシステムズは24日、全国26都道府県の警察本部で実施している「迷惑電話チェッカーWX07A」の実証実験について、実験成果を発表した。

 「迷惑電話チェッカー」は、自宅の固定電話回線に設置するだけで、振り込め詐欺やしつこい勧誘電話などの悪質な迷惑電話からの着信を自動で警告する装置。迷惑電話番号情報は「迷惑電話チェッカー」ユーザー全体で共有される。迷惑電話番号情報は2013年11月14日より提供を開始したワイモバイルのケータイオプションサービス「モバイル迷惑電話チェッカー」でも利用可能。

 2014年7月以降の実証実験では、約5,725世帯で「迷惑電話チェッカー」が稼働している。その結果、「迷惑電話チェッカー」1台あたり1か月間に4回以上、迷惑電話をブロック。実証実験実施世帯全体で、1か月間に27,000件以上の迷惑電話をブロックした。

 また実証実験実施世帯全体で、1か月間に800回以上、警察本部から提供された「犯罪に使用されている可能性のある不審な番号」からの電話をブロックしたという。これは約7軒のうち1軒の割合で、毎月1回以上、不審番号からの着信があることになる。

 なお、実証実験でブロックした迷惑電話のうち、81%は番号通知にて着信していた。また実証実験でブロックした迷惑電話は、銀行や郵便局などの窓口が開いている日中に多く着信していた。

いずれも電話による犯罪行為に絡んだ話でもあって、果たして迷惑電話チェッカーとウイルスとどちらが強いのか?と言う疑問も抱くところですけれども、しかし同じウィルスを作るにしてもよりにもよって警察直通の迷惑電話を選ぶと言うのが何と言うのでしょう、これが若さかと言うものなんですかね?
スマホなど個人用の端末が完全に普及した結果子供からお年寄りまで持ち歩く時代ですが、これも迷惑メールの類が来ない日がないと言うほどで便利なのか不便なのか、見ていますと様々な方法で何とかリンクをクリックさせようと工夫しているようで面白いなと思うのですが、その努力をもっと有意義な方向に活かしていればと言う気もしますね。
ネット利用も慣れてくればある程度怪しいだとか嘘くさいと言ったことが直感的に判るようにはなってきますが、それでも相手もあの手この手で騙そうとする以上いつか引っかかりかねない恐さはありますし、そもそも万人がしっかりしたネットリテラシーを身につけてからネットデビューをすると言うわけでもない、そして本来教育役になって欲しい親世代にしたところでこの場合必ずしも詳しいとは限らないと言うのは考えてみれば怖いことです。
最近では何でもかんでも判らない事はとりあえずググれと言われるくらいで情報だけはいくらでも手に入るようになりましたが、山ほどある玉石混淆の情報のうち何が本当で何が間違いなのかをどうやって見極めたらいいのかと言う新たな問題も発生していると、当の利用者からもこんな悩みの声が聞こえているようです。

高校生ネット利用者の半数「ネット上の情報の正しさを確認する方法が分からない」中学生では4割(2014年12月10日INTERNET Watch)

 株式会社ベネッセホールディングスのシンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」が9日、「中高生のICT利用実態調査」の結果を公表した。今年2~3月、全国28の中学校・高校に通う中学1~3年生3203人、高校1・2年生6265人を対象に実施したもの。

 インターネットは、中学生の87.3%、高校生の96.9%が利用していると回答。メール、LINEなどのチャット、Twitter、SNSで週1回以上コミュニケーションを取っている人は、中学生の64.8%、高校生の92.1%に上る。
 インターネットやメールをする時に使用するデバイス(複数回答)は、中学1・2年生ではPCの利用率が5割台で一番高いが、中学3年生になるとスマートフォンがPCとほぼ同程度となり、高校1・2年生では逆転。スマートフォンが8割を超える。また、中学生がインターネットに接続するデバイスとしては、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機なども2~3割程度利用されているが、高校生になると、スマートフォン以外のデバイスの利用率がPCも含めて急激に下がる傾向にある。
 「ニュースなど社会のできごとに関する情報」の入手経路(複数回答)は、テレビが中学生で90.9%、高校生で86.0%と、ともに最多。中学生では、次いで家族との会話(46.5%)、新聞(40.0%)、ポータルサイトの運営するニュースサイト(23.4%)の順。高校生では、テレビの次にTwitter(39.6%)が入り、以下、家族との会話(35.1%)、新聞(30.4%)と続く。
 いわゆる“まとめサイト”やインターネットの掲示板などは数%~十数%にとどまっているが、ニュースサイトやLINE、Twitter、SNSなども含めて「ネット経由」でくくれば、その割合は中学生で50.2%、高校生で68.3%に上る。
 一方で、中学生のネット利用者のうちの38.9%が、インターネット上の情報について正しいかどうか確認する方法が分からないと回答。これが、高校生では49.2%に増える
(略)

予想通り大多数は日常的に当たり前にネットを使っていますと言う結果なんですけれども、特にPCからスマホに機材が移行すると日常的なコミュニケーションへの利用度が一気に上がるようだと言うのは、ちょっと街中を出歩けば誰も彼もスマホを触っていると言う状況を目にするだけでも判る話かなと思います。
まあ昔から直接会ってや電話でのコミュニケーションと言うものは盛んに行われていて、それがネット経由になっただけと言う見方も出来るかと思いますが、メールやSNSの特徴としていつでも自分の好きな時に返信できると言う拘束されない面があったはずが、昨今の学生はすぐに返信しないと関係が気まずくなったりすると言いますから意味がないような気もしますけれどもね。
相互のコミュニケーションのみならず社会との関わり合いの中でも大きな意味を持ってきていると言うことにも注目されるべきですが、かつてテレビとネットのどちらがニュースソースとしてより重要か?と言う議論が盛んだった時期がありますけれども、少なくともテレビや新聞と比肩される程度にはネットがメジャーな情報源になってきている、そしてそれだからこそネットの情報の信頼性に疑問を抱く人間も多いと言う現状が浮かんで来ます。

近年若年層を中心に情報源としてのネットの重要性が急速に向上していて、先年の震災などをきっかけに一段とその傾向が強まったとも言いますが、興味深いのはネットに対する情報ソースとしての重要性にはかなり顕著な年代格差があるものの、情報ソースとしての信頼性にはほとんど年代間に差がないと言う点で、重要性、信頼性ともに年代格差の少ないテレビ等旧メディアに対するネットの特徴と言えそうですよね。
また調査対象によって多少の上下があるものの、概ね共通する傾向として信頼度と言う点では新聞≧テレビ>ネットと言う順位付けがなされているようで、もちろんメディアとしての歴史の長さ等々様々な要因もあると思いますが、複数の人間が関わり商業ベースで成立している新聞、テレビに比べると、ネットの場合個人発信の情報も含めてあまりに玉石混淆著しいと言う点が信頼度に影響していると言う気がします。
意図的にデマを広める方々も一定数いらっしゃるのがネットの特徴でもあり、そしてコピペ転載が繰り返されるうちにいつしか真偽不明となって新聞テレビなどにおいても取り上げられたりするからタチが悪いのですが、これも先日紹介しましたようにデマの真贋を判断する知識がなく、何よりネット以外に実社会からの情報ソースを持たない方々が引っかかりやすいと言いますから、やはり複数媒体による確認が重要と言えそうですよね。
もちろん正確性に疑問が残る、裏取りが出来ないと言った理由で既存メディアが取り上げない真偽不明な情報であっても流出してくるのがネットの強みでもあるのですが、だからこそ情報のバックグラウンドまでも含めて自ら学んだ上で判断するしかないと言う点で、やはり「嘘を嘘と見抜けないと難しい」と言うのがネット利用の出発点にして結論にもなるんじゃないかと思います。

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コメント

新聞は一年間はどれでもいいから読んでから、インターネットした方がいいと思います。
いきなりインターネットは便利だけど、情報過多で混乱してしまうからです。

投稿: | 2014年12月27日 (土) 11時49分

学生は受験対策にもなるから朝日新聞読んで天声人語で学びなさい

投稿: | 2014年12月27日 (土) 12時09分

いけません、産経抄を読んで学ぶべきです

投稿: | 2014年12月28日 (日) 15時01分

赤旗をぜひ

投稿: | 2014年12月28日 (日) 17時21分

いずれも不偏不党とはほど遠いのも事実ですが、機関誌の類であれば最初から旗色は鮮明ですから誤解の余地は少ないかも知れませんね。

投稿: 管理人nobu | 2014年12月29日 (月) 10時36分

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