« マイナンバー制導入のハードル | トップページ | 子供にかかわる最近の話題二題 »

2014年12月 9日 (火)

カップ焼きそば虫混入事件が炎上

先日「ペヤング」の商品名で知られるカップ焼きそばの大規模回収騒動がありましたが、先にネット上で虫混入の画像が拡散した時点で製造元は「あり得ない」と混入を認めないかのようなコメントを出していた、ところがその後一転して自主回収を始めたと言うことで、世間では「あり得ないことと言うコメントがあり得ない」と過去の事例も出して批判する声もあるようです。

「ペヤング」虫混入の苦情初めてではなかった 「小さな虫の苦情は過去にも複数あった」(2014年12月4日J-CASTニュース)

   「ペヤング ソースやきそば」に虫が混入していたとする画像がツイッターに投稿された問題で、製造販売元のまるか食品(群馬県)は2014年12月4日に自主回収を発表した。
   「通常の製造工程上、このような混入は考えられないこと」としながらも、「食品の安心、安全の観点から万全を期すため」と説明している。
(略)
   そもそもの事の発端は12月2日、ある消費者が「ペヤングからゴキブリ出てきた。。。」として麺に黒い異物が混入している画像をツイッターに投稿したことだった。翌3日、消費者が同社に連絡を入れると、担当者がやってきて問題の麺や容器を回収し、手元にある同種の商品を買い取っていったという。
   ツイートによれば、調査結果が出るまで元のツイートは削除してほしいと言われたといい、同日中に画像を削除した。しかしその後も余波は広がり、3日夜には群馬県伊勢崎保健所が本社工場に立ち入り調査を行っている。
(略)
   広報担当者は3日、J-CASTニュースの取材に対して「製造過程で混入した可能性は考えられない」と説明し、虫が混入していたという苦情も「初めて」だと話していた。
   すると記事公開後、当サイトには複数の消費者から「過去に同様の苦情を入れたことがある」という意見が届いた。真偽は不明だが、ある男性は4年ほど前に本件と同じような虫が混入しているのを開封後に発見したという。苦情を入れたそうだが「あり得ないの一言で片付けられてしまいました。現に虫の入った商品を送りましたが言い分は変わりませんでした」と振り返る。
   そのため4日、同社に再度取材したところ、同じ担当者は「『初めて』というのは虫の混入全般を指したものではないので、訂正してもらいたい。今回のような大きな虫が麺に混入しているという苦情は初めてということで、小さな虫の苦情は過去にも何件かあった」と説明した。なお、これまでの「小さな虫」が商品のどの部分に混入していたかについては「お話する必要はない」とした。

   なお、インターネット上には元従業員を名乗る人物が「ゴキブリなら作業場だけでなく玄関先、食堂でもよく見かけたよ」「生地練るミキサー室は、勿論だしフライヤー室、仕上げのフロアにもゴキブリ沢山いたよ」などと書き込み注目を集めているが、真偽は全く不明だ。

ネット上では真偽の定かでない内部情報(と称するもの)が飛び交っている状態ですが、とりあえず報じられている工場の写真を見ても虫が混入することがあり得ないとまで言い切れる状態には見えないところですから、鎮火しようと余計な一手間をかけた結果かえって炎上してしまったというよくあるパターンになっているようにも見えます。
いずれにしても食品衛生と言うことは今の時代非常に重要な問題であることは先の中国食品問題などを見ても明らかで、特にこうした有名企業ほどその部分に十分な投資も行っていく社会的責任があると思うのですが、今回の事件で興味深いのはそもそもの発端が一学生のつぶやきであると言う点で、世間ではそれに対して賛否両論と言う状況にあるようなんですね。

「ぺヤング」虫混入を告発した大学生 擁護の声は多いものの一部で批判も(2014年12月6日J-CASTニュース)

   カップ焼きそば「ぺヤング ソースやきそば」に虫が混入していたと写真をアップし、メーカーと地元の保健所とのやり取りをツイッターでつぶやいていた大学生に一部で批判の声も出ている。
   もちろんこの学生の行為を称賛し応援する声の方が圧倒的に多いのだが、こうした場合のツイッターの使い方はどうあるべきなのだろうか。

「あなたは被害者だが炎上させた行為は不適切だ」

   今回の「事件」は2014年12月2日、「ペヤングからゴキブリ出てきた。。。」として「証拠画像」がツイッターに投稿されたことから始まった。麺に絡まるように黒い虫の様なものが写っていて、メーカーの「まるか食品」(群馬県)と保健所に連絡をしたと報告。12月3日からは「まるか食品」とのやり取りを綴り、「結果がでるまで元のtweetを消しておいてほしいとのことですので一時的に、削除させていただきます」とし、問題の写真を消去したことも「どんな話し合いから消去したのか?」などとネットで話題になった。そして「まるか食品」は14年12月4日、通常の製造工程上ではこのような混入は考えられないこと、としながら、万全を期すためにゴキブリが入っていたとされる商品と、同じ日に同じラインで製造された商品を自主回収すると発表した。
   この大学生のツイッターには告発当初、「応援しています」「絶対に折れないで頑張ってください」といった激励のメッセージが寄せられたのだが、「自己回収となると、貴方を含める誰もがペヤングを食べられなくなり、メーカーは多大な損害が出ます」「あなたは被害者ですが、ツイートによって炎上させてしまった行為は不適切だったと言わざるをえないと思います」などといった批判が混じるようになった。

ネットでは「被害の拡大を防いだ」と擁護の声も多く

   この大学生は批判に一つ一つ回答していて、慰謝料目当てではないのか、ということについては、「慰謝料が~って話をなさるかたいらっしゃいますが請求するつもりは毛頭ないです」と返答した。騒ぎを大きくしたのはこの大学生自身だとした批判「個人的に気になったのは、こうなる事を考えずにTwitterに投稿したんですか?『とりあえずTwitter!』みたいな」には、「話題にはなると思いました。ただ、真実を広めようと勘違いした正義感しかありませんでした」と返した。
   こうした批判についてネットでは反論の方が圧倒的に多く、「知ることができてよかった」とか、「メーカーが回収することになったから被害の拡大を防いでくれた」と大学生への擁護が相次いでいる
   ただし、大学生は批判が寄せられたことについて、「(自分は) いい人なんですかね?仮にも騒ぎをおこしてしまってますし」「好意にしてくださってるかたにまで迷惑をかけてしまうのがTwitterって怖いなと思う」などとツイッターで反省を述べることになった。

   ネットでは、大学生に向けられた批判について、ツイッターで目立つことをすれば必ず批判や反発が起きるから覚悟がいる、自分の身を守るためにもツイッターのような個人が特定できるような場所ではなく、掲示板「2ちゃんねる」のような場所で訴えたほうがいい、いきなり告発するのではなく経過を見た後で会社側の対応が悪ければ晒したほうがいい、などの議論が出ている。また、今回の場合は、大学生は告発するようなタイプではないのに、あまりに驚き過ぎて友達に教える感覚で晒してしまったのではないか、ツイッターで騒ぎになる人たちはそういった感覚の人が多い、などといった意見も出ている。

まあ正義か否かなどと言う大上段に構えずとも、昔であればこうした問題は個人がメーカーに対してクレーム電話なりを入れる、そしてその対応が気に入らなければ消費者相談センターに相談するなりマスコミに投書するなりしていたものが、今や最初の段階からいきなり全世界に向けて発信出来るようになってしまっていると言うのは難しい問題も生みかねないと言うことでしょうね。
今回世間で大きく取り上げられたのはやはり愛好者の多い有名商品であったと言うことが大きいと思いますが、10年ほど前にも某大手メーカーのプリンを買って子供に食べさせていたところ中からカエルが出てきたと言う事件があり、この時は特にメーカーは回収などするわけでもなく終わっていますけれども、世間的にも今回のような騒ぎと言うより半分笑い話のようなB級の扱いで終わっていたわけです。
どちらが嫌かと言えば個人的にはどっちも嫌な事件ではあるのですが、プリン事件でメーカーが自主回収しなかったのも個別の事故であって再発の危険性が少ないからだったと言いますから、どこにでもいて根絶も難しい黒い虫が混入した今回の事件は例えばそれが普通のバッタやコオロギの類であればまだしもダメージは軽かったのかも知れません
そしてやはり他のつぶやきでも指摘され、記者も取り上げているように当初今までと同様に?(言葉は悪いですが)適当にあしらえるだろうと考えていた気配があることも問題で、やはり例の虫ではありませんが一人つぶやく人間がいればその背後には数千、数万のフォロアーがいると言う認識が持てていたのかどうかですよね。

この種の炎上事件でしばしば問題になるのがそもそもの問題の取り上げ方で、あからさまに炎上を狙っているだとか嘘やごまかしの可能性が否定出来ない愉快犯的な行為であるならむしろメーカーに同情が集まっていたかも知れませんが、今回の場合そうしたつぶやきではなく単に予想外の事実に遭遇し半ば習慣的に何気なくつぶやいたと言った状況であるようです。
そうした言わば善意の(と言う表現がいいのかどうかですが)つぶやきであっても炎上し、そして一定程度は批判もあると言うことが個人からの情報発信ルールの未整備な現状を語っていると思いますが、以前にも書いた通り事実であったとしても名誉毀損は成立すると言うくらいですから、これは事実です何か問題が?と考え無しにつぶやくのではなく、それをやっていいのかどうかと言う判断は事前に必要でしょうね。
何故ネットでつぶやくだけの事にそんな面倒な手続きがいるんだ、と不満に感じるかも知れませんが、例えば電車で向かいに座った人が外見的にひどく不快感を催すような人であったとしても、それを何も考えずに口に出せば喧嘩にもなろうと言うもので、この辺りはむしろ当たり前の社会の中で同じことをやってどうなるか?と言う創造力を働かせていただいた方が感覚的に判りやすいかも知れません。
そして街中での放言よりもさらに悪いのはSNSでの不用意なつぶやきはしばしば容易に個人の特定にもつながりかねないと言うことで、事の是非がどうあれ炎上させたと言うことによって何かしらペナルティなりが発生しかねないし、下手をすると将来の就職等にも悪影響がないとも限らないわけですから、当事者に限らず周囲で見ていた人々にとっても今回の事件が今後に向けての良い教訓になればいいですよね。

|

« マイナンバー制導入のハードル | トップページ | 子供にかかわる最近の話題二題 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

>広報担当者は3日、J-CASTニュースの取材に対して「製造過程で混入した可能性は考えられない」と説明し、虫が混入していたという苦情も「初めて」だと話していた。
> すると記事公開後、当サイトには複数の消費者から「過去に同様の苦情を入れたことがある」という意見が届いた。真偽は不明だが、ある男性は4年ほど前に本件と同じような虫が混入しているのを開封後に発見したという。苦情を入れたそうだが「あり得ないの一言で片付けられてしまいました。現に虫の入った商品を送りましたが言い分は変わりませんでした」と振り返る。

この対応はありえないわ
さらされて当然

投稿: U○O派だけど | 2014年12月 9日 (火) 08時52分

ためしにググったら写真がトラウマもの……

投稿: ぽん太 | 2014年12月 9日 (火) 09時35分

>それが普通のバッタやコオロギの類であれば

コオロギはゴ○ブリより遥かにフケツだそうですが…。あとバッタは食性的に多分ぺヤングには入らないw

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2014年12月 9日 (火) 09時41分

ペヤング食べない虫だからたまたまの混入って言えるってことじゃない?
ゴキブリだったら工場で繁殖してる可能性高いでしょ

投稿: | 2014年12月 9日 (火) 09時51分

ゴキブリがはいっていたからって、麺にからまって入っていたならフライヤーで揚げているんだから、
滅菌はされているからそんな大問題とは思えないんだけどなぁ。

まあ、問題は問題なんですけど。

昔から、飯屋に行ってゴキブリ一匹いないようなところは止めた方がいいと言ってませんでしたっけ。
ゴキブリさえ寄りつかない(殺虫剤撒きまくりとか)とこは危ない。

(相手がまともな購入者なら)その製品の買い取りor交換andお詫び(商品2~3点つけるとか)程度で済む話ですよね。
過去にも苦情入れたけど無視されたとか、アホな対応したもんだ。

投稿: | 2014年12月 9日 (火) 10時21分

何年か前に給食の紙パックの牛乳にカマドウマが混入ってニュースがありましたね。

投稿: 浪速の勤務医 | 2014年12月 9日 (火) 10時21分

双方の主張と言いますか論点が微妙に食い違っているようにも見えて、その結果どちらが良い、どちらが悪いとも受け取れる話になっているようには感じました。
以前から一部の書き込みにあるような(横柄な)対応を事実していたのだとすればたしかに問題なんですが、これらも何ら証拠はない書き込みに過ぎないと言う点は留意いただきたいと思います。
ただまあ、一般的にこういう固定客が大勢いる企業であれば「いや、オレの時にはこんなに丁寧な対応をしてくれたぞ」と言う反証の書き込みも少なからず出てくるものなんですけれどもね。

投稿: 管理人nobu | 2014年12月 9日 (火) 10時47分

>フライヤーで揚げているんだから、滅菌はされているから
>そんな大問題とは思えないんだけどなぁ。

少し前に社長が本社前でBANGされた
外食チェーンで食事したワタシが通りますよ。
ワタシの場合は回鍋肉にイエバエのデカイのが入ってましてね、
火が通っていたから滅菌済みだったかもしれませんが
精神的なショックから、そのままトイレダッシュでリバース。
その後3日ほどは食欲が出ませんでしたが…
感染症学的に問題さえ無ければ、心理的な問題は大した事ないです?
ワタシ的にはカップ麺からゴキが「やあ」って出てきたら
ハエ炒めどころじゃないショックに思えるけどなあ。

投稿: | 2014年12月 9日 (火) 11時52分

小学生の頃、袋入りのインスタントラーメンを茹でたら大量(主観的には鍋の表面が覆われる程度)のウジ虫が湧いたのはショックでした。
大量すぎて食べる前に気付けたことと、茹で上がって蠢いてはいなかったのが不幸中の幸いでした。

投稿: JSJ | 2014年12月 9日 (火) 12時34分

そういえばお好み焼きやホットケーキの粉にわくダニ?が話題になってましたし、
スパゲッティも放置してたら粉に練り込まれてた卵から虫が出るとか出ないとか?
保存食もなるべく新しいうちに食べるべきなんですかねえ?

投稿: てんてん | 2014年12月 9日 (火) 12時44分

なんでだろう?
オレ的に青虫がついてる野菜の方が安全って話は受け入れられるのに
ゴキブリが入ってるラーメンの方が安全って話はNGなんだけど

投稿: | 2014年12月 9日 (火) 12時47分

高校生のとき弁当の蓋を開けたら、
弁当のサラダ菜(自家栽培)の裏面から這い出したと思われるそこそこ大きな青虫に遭遇
衝撃で固まったけど、虫と菜っ葉だけどけて全部食った

ゴキの子分だったら・・・うーん

投稿: | 2014年12月 9日 (火) 13時06分

純粋にイメージ的なものだとしてもG混入の精神的ダメージは他を圧するかと

投稿: 元僻地勤務医 | 2014年12月 9日 (火) 16時31分

ほかも似たようなものらしい

日清食品冷凍もゴキブリ混入 冷凍パスタ回収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000533-san-bus_all

投稿: | 2014年12月10日 (水) 18時40分

 「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)が製造するカップ麺「ペヤングソースやきそば」にゴキブリ
の混入が指摘された問題は、発見されたゴキブリに加熱処理の形跡が確認されたことで、同社の製
造過程で混入された可能性が濃厚となった。同社担当者は「混入の原因は不明」としながら、加熱
処理の事実は認めており、衛生管理など「食の安心・安全」への意識が問われそうだ。

 同社によると、混入していた虫は家庭でもよく見られる「クロゴキブリ」で、大きさは2センチ
ほどのメスの成虫。混入していたのは、体の一部ではなく、「目視でゴキブリだと分かる形」だっ
たという。

 同社は11日、全国で販売しているペヤングブランド25種類の生産と販売を休止し回収を始め
たが、外部機関が行った「カタラーゼ試験」と呼ばれる検査で、加熱処理されていないゴキブリだ
と出るはずの化学反応が確認されなかったことが判明。同社担当者は産経新聞の取材に「反応は出
ていない」と述べ、ゴキブリが加熱処理されていたことを認めた。

 一方、ゴキブリに付着していた油が同社で使用しているものと一致するかは、今回の調査では判
明しておらず、担当者は「油まで一致すれば製造過程ということになるが、分からない以上は断定
できない。第三者が加熱で死んだゴキブリを(商品製造後に)意図的に混入した可能性だってあ
る」と話した。
http://www.sankei.com/affairs/news/141212/afr1412120008-n1.html

 おなじみの商品がお店から姿を消します。カップ焼そばの定番ペヤングが販売中止になりまし
た。その理由が、油で揚げた麺の中に大きな虫が入っていたんです。製造元のまるか食品は、当
面、すべての工場での生産自粛も発表しました。

 都内のスーパー。カップ麺のコーナーからペヤングのシリーズは姿を消し、倉庫に保管されてい
ました。まるか食品は、商品に虫が混入していたという消費者からの指摘をうけ、今月4日から2
商品の自主回収を行っていました。ところが、11日になって安全上の問題はないものの、自主回
収以外の商品も全品回収するとの連絡がこちらのスーパーにもきたためです。

 では、いつどこで虫が混入したのでしょうか。これは一般的なインスタント麺の製造工程の映
像。粉を混ぜ合わせ、伸ばしたあと細く切ります。さらに蒸してから油で揚げます。

 まるか食品によりますと、外部機関からの報告をもとに検証を行った結果、虫に付着していた油
が製造に使用する油と同じものだったため製造過程での混入の可能性を否定できなかったといいま
す。さらに混入していた虫は“クロゴキブリ”と確認されたということです。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2370221.html

投稿: | 2014年12月12日 (金) 12時21分

前言撤回w
http://blog.livedoor.jp/hisabisaniwarota/archives/52668959.html

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2014年12月13日 (土) 16時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/60779472

この記事へのトラックバック一覧です: カップ焼きそば虫混入事件が炎上:

« マイナンバー制導入のハードル | トップページ | 子供にかかわる最近の話題二題 »