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2014年10月10日 (金)

生きると言うことはほんとうに(自他共に)健康に悪い

今日はまたどうでもいいことを書いてみようと思いますが、お食事会系サイトを自認する当「ぐり研」においてはいささか無視しかねるイベントが遠くブリの地で開催されたそうです。

リスバーガー、料理大会は大盛況/英(2014年10月08日 AFP)

【10月8日 AFP】リスは「よい食料源」となるし、リスの個体数の管理のためにも食料として利用されるべきだと、リスバーガー料理大会の主催者は7日、語った。

 レイチェル・トーマス(Rachel Thomas)氏は英イングランド(England)南西部で前週末に開かれた「フォレスト・ショーケース・フード・アンド・ドリンク・フェスティバル(Forest Showcase Food and Drink Festival)」でリスバーガーの料理大会を行った。動物愛護活動家らは怒りの声を上げたが、大会は来場者で盛況だった。

 大会の参加者は、ハイイロリスのミンチ肉4分の1ポンド(約115グラム)を与えられ、イマジネーションを膨らませて独創的なバーガーを作った。

 トーマス氏によると、リス肉は鶏肉とウサギ肉を組み合わせたような味がする。「肉を食べるなら、リスもいかが?ラムもウサギもかわいい動物なんだから、(リス肉をめぐって)みんなが何に悩んでいるのか私たちにはわからない」とトーマス氏は語った。

 またトーマス氏は、「リス肉はとてもよい食料源」と述べ、リスを捕獲して殺処分するのを止めて「食料源として利用するべき」と呼び掛けた。

 北米から持ち込まれたハイイロリスはイングランド原産のアカリスよりも繁殖し、現在の個体数の比率は66対1とされている。

 英国では一部の店舗でリス肉を取り扱っており、リス肉の料理を提供するレストランもある。だが消費量は少なく、まだまだ非常にマイナーだ。

しかし何故に紳士の国で植民地人の好む珍妙な料理などを用意しなければならないのか?と言う素朴な疑問も感じるところですが、やはり植民地原産の有害動物を植民地風料理でやっつけると言うブリ紳士一流の皮肉をスパイスに効かせていると言う事なのでしょうかね?
それはともかく日本人は魚や海産物は割合と何でも手を出すのに対して身近な自然の中に生息する超獣食材に対してはやや保守的なようで、駆除された鹿や猪の肉などもしばしば引き取り手に困っていると言いますし、来日した中国人なども「日本の鳩は何故こんなに身近に沢山いて人間を避けないんだ」と驚くそうですね。
もちろんかつては食されていた鶴や鶫のように今や法的規制を受けていてなかなか食べられないものも少なくありませんが、往年の公害列島日本を知っている中高年の方々ほどそこらで何を食べているか判らない生き物を食べるのは怖い、危ないと言う意識が働くのでしょう、管理された環境で飼育された家畜家禽の方が安心だと言う心理も判らないでもありません。
身近な生き物を食べて見たと言う方々があちこちで情報を公開されていて、カラスなどは普通にうまいと言いますし意外なところでは害獣として赤丸急上昇中のヌートリアなども食べて見ればご馳走だと言いますが、カラスなども都市部に暮らすハシブトよりも田舎暮らしを好むハシボソの方が上等であるように、野生生物は何を食べているかが味に大きく影響するのは確かではあるようです。
いささか話がずれましたけれども、「害獣だからと殺処分するくらいならちゃんと食べるべき」と言う主張は日本人のもったいない精神とも相通じるものがあって共感できる部分が多いにあると思うのですが、一方では食材として管理されて育てられた生き物であっても殺してしまうことには反対だと言うこういう立場の方々もいらっしゃるようで、こちらの記事が大いに話題になっています。

動物保護団体がレストランに突撃、「彼女(チキン)を殺したのは誰?彼女(チキン)はどこ?」と号泣(2014年10月7日メトロ)

動物保護活動家がレストランに突撃、食事している人々を激しく非難する様子が動画で撮影され、大きな騒動となっています。
これは動物権利保護団体が「直接行動」として行ったもので、youtubeに投稿されました。

彼らは調理された鶏の「死」についてレストランでスピーチを行ったとのこと。
メンバーの一人である女性は涙ながらに鶏…チキンの救出を訴えました

誰が彼女(チキン)を殺すつもりですか。
 彼女(チキン)は今、どこにいますか。
彼女(チキン)は消えてしまいました…

女性は涙を流しながら台詞を繰り返します。
それは食べ物じゃない!暴力だ。

興味のある方は以下のリンクから問題の動画を御覧頂ければと思いますが、動画を見る限りではいささか芝居っ気が過ぎて鼻につくかなと言う気もするのですけれども、一般に過激な動物保護団体には厳しい目線を送りがちなネット世論においても「ここまでぶっ飛んでるのはむしろ潔い」「イルカは食べるなと言いながら牛豚は平気で食ってる連中よりは筋が通ってる」と案外と評判がいいようですね。
生き物を細胞や遺伝子レベルにまで突き詰めて考えていくほど動物と植物であるとか、知能が高いの高等だのと言った区分には意味がなくて、どれも等しく生き物であるとしか表現しようがないと思うのですが、そうした立場からするとベジタリアンは良くて肉食は駄目だと言う考え方は意味がないし、仮に微生物学的に製造された栄養素だけで暮らしていたとしても生き物を殺して利用すると言う立場では同じことです。
本来身近な環境にはありとあらゆる生物が満ちあふれているのですから、動物愛護を主張するならろくに手洗い入浴、炊事洗濯も出来ない不潔な環境で蚊や蝿も追わず迂闊に歩いて蟻を潰すこともない不自由な生活を送るべきなのかも知れませんが、実際にはそのはるか手前のどこかで各人なりに折り合いを付けていられるからこそ彼らも「肉を絶ったらヘルシーよ(ハアト)」と健康で文化的な生活を享受できるのでしょう。
素朴な「命を大事にする」と言う感覚を離れた一部の過激な動物保護活動なるものも現代社会における新たな宗教とも言えますが、この宗教には未だ絶対的な教典がないだけに信者それぞれでどこまでが有りでどこまでが無しと言う境界線の引き方も異なるのだろうし、そこの教義解釈の差にある程度鈍感でいられるからこそ団体と称して集団活動出来ているのかも知れませんね。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

最近、「鹿肉で町おこし」的な記事をどこかで読みましたね。
近年、都市部のレストランでも鹿肉に遭遇する機会が増えてきているように感じます。

話変わりますが、なぜ日本の肉屋ではウズラ肉が一般的ではないのでしょう?
美味しいのに。
あれだけ卵が売られているということは飼育のノウハウもあるでしょうに。

投稿: JSJ | 2014年10月10日 (金) 08時31分

卵が目的の日本では小型多産種主体で、大型の食用うずらは飼育されていないそうです。
肉の需要がないから流通もないし、流通がないから需要もないんでしょう。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/airepo-2.pdf

投稿: オーパ | 2014年10月10日 (金) 09時21分

>女性は涙を流しながら台詞を繰り返します。

こいつマインドコントロールされてるんじゃないだろうなw

投稿: aaa | 2014年10月10日 (金) 09時31分

焼き鳥でもうずら肉はうまいですけれども、聞けば出回っているのは産卵の終わった廃用うずらがほとんどだそうですから、肉の味優先で考えるともっといい条件のものがあると言うことなんでしょうね。

投稿: 管理人nobu | 2014年10月10日 (金) 11時09分

リスは美味しいそうですね。ソースはゴールデンカムイだけどw

>超獣食材

なにそれ怖い

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2014年10月10日 (金) 11時27分

野生に目覚めたフードファイターが「喰ぅってやるぜ!」と叫びながら暴れ回るのですね分かります

投稿: | 2014年10月10日 (金) 11時54分

動物保護愛好家って、卵の扱いはどうなんだろ
食べていいことになってるのかなー

投稿: | 2014年10月10日 (金) 12時04分

たまごはベジタリアンでも食べていい派と悪い派で別れるって言うね

投稿: | 2014年10月10日 (金) 12時57分

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