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2014年6月 6日 (金)

整備の急がれる保育所が意外な受難

本日の本題に入る前に、今の時代少子化+核家族化で子育て経験値の低下が社会の様々な場面で実感されるように思いますけれども、特に子供が何かしら具合が悪いと言った場合にどうしたらいいのかと迷う親御さんも少なくないと思います。
近年では小児科医の不足や激務が広く知られるようになった結果様々な対策が講じられつつあって、不要不急の受診を控えようと言う呼びかけだとか自治体等による電話相談窓口の開設と言った対策も進んでいますけれども、それでもなお受診せざるを得ないとなった場合の受診マナーが先日女性向けサイトに掲載されていました。

ママは心得て!子どもを上手に小児科医に診てもらうポイント5つ(2014年6月1日ウーリス)

病気のお子さんをお医者さんへ連れていくのは、大変ですよね。お子さんがある程度の年齢になるまでは、当然ながら、保護者のサポートが必要です。
そんなお子さんの病気を、早く治してあげるには、親御さん側も、上手な診察の受け方を心得ておきたいところです。スムーズに診察を受け、お医者さんに正確に診察してもらえないと、病気が治らなかったり、長引いたり、ということもありますよね。
はたしてみなさんは、お子さんを上手に診察してもらっていますか? 今回は、子どものための医学事典『キッズメディカ安心百科・子ども医学館』(小学館)を参考に、お子さんを上手にお医者さんに診てもらうためのポイントを5つ紹介します。

■1:子どもの様子のわかる人が一緒に受診する
受診するときは、お子さんの症状をよくわかっていて、正確に説明できる人を連れていくのが一番です。お医者さんにとっては、いつからどんな具合なのかを詳しく聞くことが、大切な診断の目安となるからです。
やむを得ず祖父母などに頼む場合は、症状を祖父母に正確に伝えることはもちろん、経過を書いたメモなどを渡しておくのがよいそうです。

■2:脱ぎ着がラクな服装で
服装は、聴診などがしやすい、上下が分かれているタイプのもの、前開きのものが便利です。前の人の受診中にボタンをはずしたり、腕を袖から抜いたりしておくと、診察がスムーズに進みます。

■3:診察前は食べさせない
家を出てから受診するまでは、食べたり飲んだりは避けておきましょう。口の中を見るときの差しさわりになったり、おなかの触診で吐いてしまったりすることがあるからです。そうなると、正確な診断の妨げになることもあります。
お子さんがむずかるなど、やむを得ない場合でも、与えるのは少量の水やお茶にとどめておきましょう。

■4:症状を明確に伝える
お医者さんに、要領よく伝えることが苦手な方もいるかもしれませんが、うまく説明するのに自信がなければ、症状や経過、家で測った体温などを整理したメモを持参するとよいそうです。メモを見ながら、順を追って具体的に、そして手短に説明しましょう。これなら、伝え忘れも防ぐことができます。
また、心配ごとや疑問点もあらかじめまとめてメモしておき、診察後にまとめて質問するのがよいそうです。

■5:薬の飲ませ方は正確に聞く
お医者さんから薬の処方について説明がありますが、そのときに“何のための薬か”“いつ使うのか”“症状がおさまっても飲み続けるのか”などを確認しておくのがよいそうです。
薬の処方前には、お子さんがどんな薬を飲むのが苦手なのかを伝えておきましょう。たとえば、粉薬が苦手なら、そこでシロップなどに変えてもらえることがあります。

以上、お子さんを上手にお医者さんに診てもらうためのポイントを5つ紹介しましたが、いかがでしたか? お子さんを頻繁に受診させている方も、そうでない方も、うまく受診できているか、一度確認なさってみてくださいね。

何日も前からある症状を訴えて時間外にやってこないだとか、診察待ちの患者が行列しているのに不要不急かつ診療に関係のない話でいつまでも粘らないと言った項目も追加してもらいたいと思う先生もいるかも知れませんけれども、とりあえず小児科に限らず一般論として本人以外に客観的に状況を伝えられる人がつきそう、各種情報はいつでも出せるようにまとめておくと言った点は重要でしょうか。
また小児科にままあることとして子供が素直に診療に協力してくれないと言う状況が考えられますけれども、こういった場合も付き添いの方々の適切な協力が得られるかどうかでずいぶんと変わってくるものですから、子供自身もさることながら付き添いの方々に関してもやはり受診慣れしていると言うことは大事なことなんだと思いますね。
さて、若い世代を地域に呼び集めるためにひと頃宅地造成とセットで「近くに小児科あります」と言った売り込みがしばしば見られた事は記憶に新しいところですけれども、もちろんいざというときのために小児科医がいると言うのも安心ではあるのでしょうけれども、それ以前にこれだけ共働きが当たり前になってきますと日常的な託児施設の必要性の方が高まってくるのも当然ですよね。
このところ保育所が不足だとか待機児童が解消されないだとか言ったニュースがマスコミを賑わせているのも、少子化対策の一つの柱として共働き家庭においても安心して子供を預けられる施設の必要性が認識されているからだと思いますし、政府も来年度から子育て支援策として保育料の公費負担など対策を講じてきているようですが、やはり一番気になるのは箱が十分足りているのか?と言う点でしょう。
この点でも政府は保育所への財政的支援を拡大し経営的安定とスタッフの賃上げを図るそうで、さいわい各地の待機児童数を見る限りでは減少傾向が続いているようですけれども、これだけ社会的にも求められ国策としても充実が期されている施設であるにも関わらず、その実際においては意外に難航しているらしいと言う記事が注目されています。

隣に保育所、迷惑ですか? 騒音や事故懸念で建設難航(2014年6月3日朝日新聞)

 待機児童問題の解消が叫ばれるなか、住民の理解を得られずに、保育所の建設が難航するケースが相次いでいる。どうすれば子どもの居場所を確保できるのか。
 さいたま市内で昨夏、ある保育所の建設計画が撤回された。来春、児童90人を受け入れる計画だったが、住民の反対を受けて事業者が断念した。

 「静かな老後を過ごしたいと思って家を建てたのに」「送迎の車で住民が事故にあったらどうするのか」。昨夏の住民説明会では、こんな声が相次いだと事業者は言う。「保育所は迷惑施設としか思われていないのではないか」
 住民側にも言い分がある。建設予定地周辺の道路は、乗用車同士がすれ違うのがやっと。歩道と車道の区別はない。住民の一人は「朝夕の通勤・通学時間帯は、約2キロ離れた駅への行き来で人通りが多い。送迎の車で混雑すれば、事故の危険性が高まる」と話す。
 事業者は、駐車場を借りて路上駐車や渋滞を防ぐなどの案を示したが、折り合えなかったという。

 さいたま市内では、2011年春の保育所開設を目指した計画も白紙に。断念した社会福祉法人理事長は「住民の反対や地主の貸し渋りであきらめた計画は、他市も含め10以上ある」。
 福岡市でも、今春開園予定だった認可保育所の建設が中止に。市によると、送迎車の交通整理や目隠し設置などの案を事業者が示したが、住民側と折り合えなかった

■騒音対策「当たり前」

 全国の待機児童は、13年4月現在で約2万3千人。国は保育の受け皿を17年度末までに40万人分増やす方針を掲げる。だが周辺住民の理解を得られず、保育所の開設が難航する例が相次ぐ
 自治体担当者らからは「近所で子どもの声がしなくなったせいで、余計にうるさく感じられるのでは」「住宅密集地にも建てざるを得ず、住民の困惑も仕方ないのだが……」との声が漏れる。
 東京都内のある自治体は「二重窓ガラスや防音壁設置など『騒音』対策はもはや当たり前」。来年度開設予定のある保育園では、給食のにおいが広がらないよう調理室の排気口を真上に向ける。別の自治体には「園舎の壁の色が明るすぎ、反射してまぶしい」との苦情が寄せられている。

しかしゴミ処理場や火葬場など世に言うところの迷惑施設の類に対する住民反対運動は古来数知れずで、ついに保育所もその標的となったかと思ってしまいますけれども、実のところ前者のような理念的、感覚的な反対論以上にこの保育所反対論が深刻であると言うことは、長年その地域において運営されてきた保育所においてすら同種のクレームが少なくないと言うところにあるようにも思いますね。
そもそも子供が賑やかなのは当たり前で少々大騒ぎしていようが気にしないと言う場合の方が多いと思いますが、実際に反対論の論拠となっているのはまずほとんどが車での送迎にまつわるトラブルのようで、とりわけ多数の車が出入りすることを想定していない路地に朝夕ラッシュ並みの集中が起こることに対する現実的な懸念(そしてもちろん、実際的な迷惑)が大きいようです。
そもそも何故こんなことが問題になったのかですが、元々地域の保育所にお母さんやお婆ちゃんが徒歩や自転車で送り迎えしているうちは何も問題ではなかった、ところが現代では保育所不足のせいか以前よりも広範囲な集客を行う施設も増えていて、さらに核家族化+共働きで車での出勤の行き帰りに子供を送迎する親が激増していることが最大の理由となっているように思われます。

実のところ昔ながらの徒歩あるいは自転車での送迎を行っている保護者にとってもこの車による路地の混乱は相当な脅威となっているようで、何とか歩車分離等の対策を講じようと施設と地域とが協力しながら頑張っている場合も少なからずあるようですが、小規模施設の自助努力にはやはり限界がある上にそもそも車での送り迎えを禁止したのでは今度は親が仕事に行けなくなると言う話ですよね。
近隣の広い場所に乗り降りのためのスペースを設ける(駐車の必要はないのですから学校や公民館等他施設の協力を得るなどで幾らか確保はしやすいかと思います)だとか、あるいはそもそも自動車での送迎を減らすためにも専用の送迎バスを走らせると言った対策が必要になるところでしょうが、経営的に厳しい中で対策コストを捻出するためにはやはりこの面でも公的な支援は必要になるかとも思えます。
まあしかし、二重ガラスや防音壁は当たり前で給食の匂い対策から壁の色にまで配慮が必要と言うのでは運営する側も大変だとは思うのですが、スーパー等一般の民間施設であればさっさと工事を済ませてとっくに開業しているんじゃないかとも思えるのも確かで、本来地域にとっても必要性の高いはずの公的な施設ほど住民の視線も厳しくなり開設が困難になりがちだと言う逆説があるのですかね。

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コメント

>服装は、聴診などがしやすい、上下が分かれているタイプのもの、前開きのものが便利です。

大人だったら前開きのボタンひとつひとつ外すよりパカッと前あげてくれた方が早いんですよね。
つなぎの作業着の下に何枚も着込んでる人やワンピース+ボディスーツのご婦人よりはいいですけど。

投稿: ぽん太 | 2014年6月 6日 (金) 09時12分

大人の場合はあらかじめ脱いでおくと言うわけにもいかない場合が多いでしょうから、診察室の中で手間取ることで余計に時間がかかるように感じられるかとは思います。
ただその間に問診をしたりカルテを書いたりと言った仕事は出来るはずなので、トータルで見るとさほど時間はロスしていないかも知れません。

投稿: 管理人nobu | 2014年6月 6日 (金) 11時10分

保育所足りないですか?
入れなくて困ってる人って聞いたことないですよ?
預かってくれる時間があわないって人はいますけど

投稿: | 2014年6月 6日 (金) 13時15分

保育園の隣に住んだことありますか?保育園の規模や配慮にもよりますが、それはそれはすごい音です。住んで、それでも我慢できる、快適に過ごせると思ってから、こういう記事を書いてください。

投稿: 保育園の隣に住んで | 2014年8月29日 (金) 20時50分

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