« 人が増えるほど仕事も増えていくのが世の常です | トップページ | コミケに行ったら内定取り消された…と言うのは嘘です(本当) »

2013年12月20日 (金)

「報道しない自由」の行使に熱心なマスコミ

昨今特定秘密保護法など色々と議論になる法案が相次いで出ていることと関連して、一部報道機関からは「サンタがプレゼントを配るため(特定秘密を知る)政府高官の家に入るのは罪か」だとか「子供がはないちもんめを歌っていると逮捕される」だとか、さすがにいささかそれはどうよ?と思われるような珍妙な報道が続いているようです。
他方でマスコミなどは二言目には「国民の知る権利が~」だとか「報道の自由が~」だとか主張するけれども、本当に注目すべきなのはマスコミが密かに行使している「報道しない自由」なのだ、という意見が以前から根強くあって、ネット上では「マスコミ各社が何を報じなかったか」ということが常時検証されるようになっています。
そんな状況で多くの国民が「マスコミが決して報じないものが少なからずある」と知るようになってきたことは知る権利をそうまで尊重するマスコミ各社にとっても喜ばしいことではないかと思いますけれども、先日その「報道しない自由」と絡めて話題になっていたのがこちらの事件です。

ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ(2013年12月17日日刊ゲンダイ)

 前代未聞、現役のミス・インターナショナルが涙の訴えだ。設立から半世紀以上を誇る世界有数のミスコンで、2012年に日本人で初めてグランプリに選ばれた吉松育美(26)。そんな世界的な美女が16日、外国特派員協会で「日本の芸能界の暗部」と題した会見を開いたのである。
 この日は東京・品川で行われる今年の世界大会の前日。本来ならタイトルホルダーとして準備に追われているはずだが、吉松はリハーサルはおろか、本番の出席自粛を余儀なくされる事態に……。一体、彼女の身に何が起こったのか。

 個人弁護士も同席する中、海外メディアを前に自ら、流暢(りゅうちょう)な英語で訴えた内容は大手芸能事務所「ケイダッシュ」の幹部である谷口元一氏から、1年もの間、執拗(しつよう)な嫌がらせや脅迫、業務妨害を受けたという被害の数々だった。谷口氏は今の芸能界で知らない人はいないほどの実力者である。
 コトの発端はその谷口氏が、吉松の海外エージェントであるマット・テイラー氏との間に金銭トラブルを抱えていたこと。テイラー氏が借りたカネを返さないことに腹を立てた谷口氏が、怒りの矛先をカネの貸借に関与していない吉松に向けたという。谷口氏はテレビの収録現場に現れたり、自宅オフィスを不審者に盗撮させたり。また、九州の実家に住む吉松の両親にコンタクトを取るなど行動はエスカレート。テイラー氏が08年に自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子さんの最後の恋人だったことを伝え、「(川田は)マットに洗脳されて自殺しました。育美さんも同じことになることを心配しています」と不安をあおるような発言もあったという。
 会見ではその時の恐怖を思い出したのか、「丁寧な口調でも私も両親も脅迫のメッセージにしか聞こえませんでした……」と時折、声を詰まらせながらも気丈に語ったのだった。

■海外メディアは憤慨「ダイナミックウーマンの夢を奪うのか!」

 吉松は谷口氏個人を威力業務妨害で、民事と刑事の両方で提訴しているという。美女の涙の訴えを聞いた海外メディアの反応はというと――。
日本のメディアこそが取り上げるべき事件だ」(伊テレビ局の男性記者)、「日本の芸能界は本当に汚い。ダイナミックウーマンの夢を奪うのか!」(仏ラジオ局の男性記者)と憤慨の声しきりだった。
 真相はこれから明らかになるだろうが、吉松の訴えがすべて本当ならば、完全なる犯罪である。ケイダッシュに問い合わせたが回答はなし。
 吉松の決意の訴えは、日本の芸能界に風穴をあけることになるのか。

現役ミス世界一がストーカー被害訴える 世界大会での王冠引き継ぎも不可能に(2013年12月16日J-CASTニュース)

   2012年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初の優勝を果たした吉松育美さん(26)が2013年12月16日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を開いた。
   次の優勝者は12月17日に東京・品川で開かれる世界大会で決まるが、吉松さんは世界大会の会場に姿を見せて王冠を引き継ぐことはできない。その経緯を詳しく説明した。
   吉松さんの説明によると、芸能事務所の役員が吉松さんに対してストーカー行為を行った上、ミス・インターナショナル協賛企業に圧力をかけるなどした結果、主催者から体調不良のふりをして大会出席を見合わせるように求められたという。また、この被害について東京・霞ヶ関の司法記者クラブで会見して広く訴えたにもかかわらず、ほとんど記事化されなかったことに「正直、失望した」と述べた。

自殺した川田亜子さんの名前出しながら「娘さんが彼女のようになることを心配しています」

   吉松さんの説明によると、最初に問題が起こったのは2012年春。格闘技の元プロモーターの男性が突然吉松さんの事務所に現れ、大手芸能事務所のオフィスに連れて行かれたという。その場で元プロモーターの男性から、
    「日本の芸能界で生きていくためには、『掟』として、事務所の会長に認めてもらわなければならない
と伝えられ、その後も男性は、系列事務所への所属を求めてきたという。だが、この大手事務所は反社会的勢力とのつながりが取りざたされていることから、吉松さんは所属を拒否。ストーカー行為が問題になっている男性は、この系列事務所の役員だ。
   吉松さんは、この役員が(1)12年12年30日に日本テレビに「侵入」し、番組出演後の吉松さんを拉致しようとした(2)探偵を雇って吉松さんの事務所兼自宅を調べさせた(3)実家の電話番号を調べて両親に脅迫電話をかけた、と訴えている。
   役員が吉松さんの実家にかけた電話の件では、08年に自殺した、元TBSアナウンサーでフリー転向後は役員の事務所に所属していた川田亜子さんの名前を出しながら、
    「私は心配しています。娘さんが彼女のようになることを心配しています」
などと話したという。この電話については、吉松さんは
    「あたかも心配しているような口調で言っているが、それは私や家族にとっては、『自殺することになる』『川田亜子さんのようになるぞ』という脅迫のメッセージにしか聞こえなかった
と憤った。この会話は録音されているという。
(略)
司法記者クラブで会見はしたが記事は載らず

   吉松さんが今回の問題で会見するのは12月13日の東京地裁にある司法記者クラブに続いて2回目。だが、
    「記者の姿勢は積極的で、質問も沢山出たが、出身地の新聞(佐賀新聞)以外はどこも記事を載せなかった
として、「正直なところ、失望した」と嘆息した。
(略)
   会見に同席した西川紀男弁護士によると、役員による(1)暴力行為の禁止(2)周辺のつきまとい行為禁止(3)実家の両親に電話してはならない,といった内容の仮処分申請を行っているといい、今後は損害賠償訴訟も起こす予定。それ以外にも、渋谷警察署に対して威力業務妨害罪で刑事告訴しているという。西川弁護士によると、今回のケースは録音や写真など多数の証拠があることが特徴で、
    「警察も事件が沢山あるということで、なかなか受け付けてくれない。証拠を提示することで、この問題はなんとか警察の方でやってもらえると考えている」
と話している。
(略)

ネット上では今回の事件については過去に起こった女子アナ自殺事件との関連であるとか、某宗教団体との絡みなど様々な噂も飛び交っているようですけれども、いずれも本稿の趣旨とはあまり関係のない話なので興味のある方はまた独自に調べていただくとして、注目すべきはこの記者会見が外国特派員協会で行われたという事実です。
外国特派員と記者クラブに代表される国内メディアとの関係があまりうまくいっていないことは以前から言われていて、日本側は事ある毎に外国人記者を閉め出そうとすると言いますし、外国人記者からすれば日本の報道など「あんなものはジャーナリズムじゃない」「ここまで非生産的なメディアも珍しい」と散々なようですが、特にどこに報道しない自由を行使するかという点について両者はかなり異なった基準を持っているようです。
国内メディアが「こういうのを報道すると、BダッシュだかKダッシュににらまれて、芸能番組つくれない、とかそうい理由でニュースで取り上げない(茂木健一郎氏)」のかどうかははっきりしませんけれども、いずれにしてもマスコミが日頃取り上げているつまらないゴシップよりもよほど深刻な問題であるのに、華麗にスルーを決め込んだことでかえって注目されることになったのですから皮肉なものです。
そうした効果も込みで吉松氏が今回の会見をセッティングしたのだとすればちょうど次回大会の自国開催というこの時期を選んだことも大いに戦略的であったと言えそうですが、しかし王冠引き継ぎのイベントを前ミスが欠場すると言う異例の事態だけを辛うじて報道している側も事情を伏せて相当に苦しい記事を書くことになっているのは面白いですよね。

先日は現在衆議院議員の石原慎太郎氏が、某大手出版社の女性編集長から自作小説の掲載を「あなたは差別論者です。あなたの小説は一切載せません」と断固拒否された件を暴露していて、当の本人は「これは勇気ある女だなと思ったね」とむしろ称讚しているようですけれども、古来民主主義の大原則として「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」と言う言葉があります。
小説などはしょせん創作物に過ぎない、そんなものは載せる価値がないから載せないだけだと言う意見もあるだろうし、実際にネット上では「単に石原氏の小説など売り物にならないから断られたのでは?」と言う身も蓋もない意見もありますけれども、それならそれで普通に掲載基準に達していないことを告知すれば済むことで、わざわざこんなことを公言して恥じないというのはそれを是とする空気が彼らの中にあるということでしょう。
大手新聞社などは半ば自虐的ギャグのように「社会の木鐸」などと言う言葉を使うことがありますけれども、マスコミが「特定機密法は国民の知る権利を阻害する悪法だ!」と主張するならまずは知る権利を守るためにどれだけの努力をしてきたかと言うことを示せばいいでしょうに、実際には一生懸命国民の知る権利を妨害していることが明らかになっていくばかりでは何の冗談か?という話ですよね。

|

« 人が増えるほど仕事も増えていくのが世の常です | トップページ | コミケに行ったら内定取り消された…と言うのは嘘です(本当) »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

何があっても通常運転のテレ東こそ神w

猪瀬直樹知事が辞職表明! そのときテレ東は…
http://togech.jp/2013/12/19/5007

投稿: aaa | 2013年12月20日 (金) 09時12分

いつも思うんですがマスコミが報道しなかったネタってどういう経路で判明するんですかね?
誰も報じなかったら引用するソースもないじゃないかって思うんですけど。

投稿: ぽん太 | 2013年12月20日 (金) 09時31分

こういう社会構造・精神構造は東アジアの半島の反日の国と何も変わらない。
親方主義。ヘタレマスゴミはお上から恫喝されるので表現の自由の欠片もなし。庶民も同じ。
欧米諸国のジャーナリストからすれば理解不能でしょうね。
正直な事を発言すれば社会から抹殺されるだけ。誰も怖がってヤバい真実は報道できない。
新法成立により情報統制はさらに加速し、中国のようになっていくはず。
そもそもこの国に民主主義など無理だったみたいですな。

投稿: 逃散前科者 | 2013年12月20日 (金) 10時23分

以前は1次情報を拡散させる手段がマスコミしかありませんでしたが、いまはネット環境さえあれば、誰でも世界中に向けて情報発信できますからね。

外国の情報も、マスコミが翻訳して拡散させるしかなかった時代の手法は、もう通用しないということです。

ただ、日本の国民の多くは、まだまだマスコミの情報しか触れていませんので、マスコミも報道しない権利を行使する理由も、まだ残っているところではあります。

投稿: おちゃ | 2013年12月20日 (金) 10時24分

いわゆるネットメディアなどは既存のマスコミが報道しない自由を行使する案件を敢えて取り上げるという傾向があって、政治向きの話などは例の記者クラブの壁などに阻まれて苦労していたようですね。
ただ最近はこうした状況が広く知れ渡るにつれ政治家の方でも自らネットメディアを活用するだとか、あるいは中継動画など一時ソースからの掘り起こしといったことが行われマスコミの検証にも利用されています。
要するにマスコミによる意図的な情報遮断は次第に通用しにくくなってきているということで、これはこれで民主主義社会としての成熟を反映したものであると思いますが、普通そういうことはジャーナリストの一番の仕事ですよね。

投稿: 管理人nobu | 2013年12月20日 (金) 11時16分

>>猪瀬直樹知事が辞職表明! そのときテレ東は…

不覚にもちょいワロタ

投稿: | 2013年12月20日 (金) 11時42分

脳科学者の茂木健一郎氏が、Youtube上で新聞各社への怒りを表明している。
18日、茂木氏は動画共有サービス「Youtube」に自身が歌を歌う様子をアップロード。

動画で茂木氏は「日本の新聞~♪ 腐ったメ~ディア~♪ 日本の新聞~♪ 最低のメ~ディア~♪
何でもかんでも報道禁止さ~♪」などといった歌詞をアカペラで歌いながら、振り付きで、1分38秒のパフォーマンスを披露している。

茂木氏は、自身のTwitterでも「えー、私、茂木健一郎は、『日本の新聞』という歌をうたいました。聴いてください! 」
という文章とともに、動画を公開したことを報告している。

茂木氏のこの行動は、「ミス・インターナショナル2012」グランプリの、吉松育美さんが脅迫被害の実態を告発したことに端を発するもののようだ。

吉松さんは16日に東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を開き、大手芸能事務所の幹部が
吉松さんに対してストーカー行為を行ったことを告発。さらに、同幹部がミス・インターナショナル協賛企業に圧力をかけるなどしたため、
吉松さんは主催者から体調不良のふりをして大会出席を見合わせるように求められたことを明かしていた。

茂木氏は、同日以降、Twitterで何度もこの問題に言及。18日には「仮にさ、今回のことNHKがちゃんと報じて、
紅白の出場歌手が1割くらい入れわかったって、かえってせいせいしていいじゃん。そっちの方がいいんじゃないの?
何をこわがっているのか、意味不明。報道機関としての、自殺行為だ。関係者の最低限の良識に訴えかけるよ。」などと投稿。

その後も連続ツイートで報道しないマスメディアに対して不快感を示していた。
http://news.livedoor.com/article/detail/8359331/
http://www.youtube.com/watch?v=e_FiNkyCYwQ&feature=youtu.be

投稿: | 2013年12月20日 (金) 11時47分

ブログ主はよほど「医師利権(開業医・医師会利権)を我々に公開報道されたのが気に食わないようですね。

マスコミ批判に対するしつこさは既にストーカーの域に達しているのでは。

ところで真面目な話、法律をかじった者なら常識と思いますが、「○○する権利」には「○○しない権利」も含まれています。

例えば、「投票する権利」には「投票しない権利」も内包されます(投票が義務である国もある)。


仮に、報道しないのが望ましくないと仮定したとして、じゃあ日本の全ての事象を100%報道することが可能なのでしょうか??

また、朝日新聞などの一定以上所得者向けの一流メディアが、ミス何たらで優勝したとかいう芸人の私的不祥事を掲載するのは、却って品格を損なう。

筆者はマスコミガー報道しないとか言ってるけど、ゲイダイが報道してるじゃないですか。

このブログの記事のマスコミ批判はほとんど根拠無しの妄言、或いはネットメディアを無思慮にも賞賛するだけ(著名もないし社の住所も掲載しない「報道人」て何?)、あるいは「マスコミは全ての事象を無条件で編集なしで報道しろ!」とほざくキチガイ記事ですね

このように医者は世間知らずで専門馬鹿だから叩かれるんですよ

医者は税金強盗。

エセ弱者とバカ医者を絶滅させてTPP参加して自由診療にすりゃあええ

投稿: 記者様 | 2013年12月20日 (金) 12時14分

情報遮断て…

マスコミはバカ医者様のような規制産業ではないし、自由に参入できるのだから文句あるなら新マスコミを創業すればいいじゃん

バカでもチョンでもゴミクズ医者でも新聞社を開業するのは自由。

そもそも営利でやってるマスコミ各社に利益度外視で報道しろとはどういう了見ですか??

市場経済と隔絶されたバカ医業をやってるとこういうバカ医者が生産されてしまうんですかね。

アメリカのお医者さんはもっと親市場的で合理的なんだけどね

投稿: 記者様 | 2013年12月20日 (金) 12時18分

妄言に必死で長文レスする馬鹿発見www

投稿: | 2013年12月20日 (金) 13時29分

新聞ってなんなんでしょうかね?
消費税の軽減税率が新聞に適応されたら、新聞の定義が問題になりそう。

投稿: クマ | 2013年12月20日 (金) 13時32分

医師って非常識なんだなあ と思える記事ですね
あと医師会は基地害、ゴミクズ、寄生虫の集団

投稿: TPP推進 | 2013年12月20日 (金) 17時45分

★真実でない点含まれていても記事に違法性なし-逮捕時報道めぐり、朝日新聞の逆転勝訴確定 最高裁
2013.12.19 17:41

傷害事件で無罪判決が確定した男性が、大阪府警に逮捕された際の報道で名誉を傷つけられたとして、
朝日新聞社と府に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は19日
までに男性側の上告を退ける決定をした。男性側逆転敗訴の二審大阪高裁判決が確定した。17日付。

一、二審判決によると、朝日新聞は府警への取材を基に平成20年12月6日付朝刊の記事で、
男性が「事件の現場で撮影された防犯ビデオに写っていた男と似ており」と表現した。
現場に防犯ビデオはなかった。

一審大阪地裁は「真実でない記事を掲載した過失がある」とし朝日新聞社に22万円の支払いを命じた。

二審は「防犯ビデオに関する部分は補足的にすぎず、真実でない点が含まれていても記事に違法性はない」と判断した。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131219/waf13121917440036-n1.htm

投稿: | 2013年12月20日 (金) 21時57分

  新聞に載っていた週刊誌の見出し広告を見て、会合で何度かお会いした方が何かトラブルに巻き込まれていると思いながらも、その記事の内容までは読んでいなかった。外国特派員協会で記者会見をする予定も知っていたが、ミス・インターナショナルの1年間の活動についてだと思っていた。
  恥ずかしながら、今回の件で司法記者クラブや外国特派員協会で記者会見したことを昨日まで知らなかった。ましてや、日本の新聞やテレビ局が報道していない中で、ワシントンポストやFOXニュースなど欧米の多くのメディアがニュースとして取り上げていることを知らなかった。
  日本人として初めて2012年ミス・インターナショナルの世界一に輝いた吉松育美さんが、ストーカー被害にあい、その影響で2013年のミス・インターナショナル大会に出席できず、今年の女王に王冠とガウンを受け渡すことも出来なかったという。
  吉松さんのブログによると、ことの経緯は以下のようなものだ。吉松さんは1年前からずっと大手芸能プロダクションの幹部で芸能界やマスコミに影響力のある男性からつきまとい、嫌がらせ、脅迫、脅し、業務妨害を受けていた。男性はミス・インターナショナルの協賛企業に脅迫とも言える電話をし、大きなスキャンダルになることを恐れた主催者から体調不良を理由に出席を自粛してほしいと言われ出席が叶わなかった。その男性は吉松さんの両親にまで連絡をし、吉松さんが自殺してしまうようなことになると言ったということだ。
  吉松さんはブログの中で「この1年間私の実体験を通して、パワハラ、セクハラ、ストーカー、嫌がらせ、脅迫等、女性がターゲットになりやすい問題に対して、日本はまだまだ被害者が完全に守られていないことに気がつきました」と語った上で、日本人初の世界一に選ばれた使命を考えて「同じ悩みをもつ多くの女性のためにも」「私は声を上げなければいけないと思いました」とその胸の内を明らかにした。
  これに対して男性は、週刊文春によると、吉松さんの海外エージェントの男性と金銭トラブルになっているのに連絡がとれないため、吉松さんの実家に連絡したと主張している。
  吉松さんはこの男性を相手に、威力業務妨害で刑事と民事の両方で訴えを起こしたという。しかしながら、私の知る限り新聞もテレビもほとんどこのニュースを報道していない。海外エージェントの男性の関連が明らかでないことなどから報道を控えていることも考えられるが、もしもネットで指摘されているように大手芸能プロダクションの影響力に配慮しているとしたら情けない限りだ。相手の言い分も含めて報道すべきではないか。
  私がこのブログで取り上げようと思った理由は、事実関係はまだはっきりと分からないものの吉松さんの言う通りだとすればストーカー被害がかなり深刻であることもさることながら、メディアが横並びで一斉に沈黙を守っていることの気持ち悪さだ。
  当初は国内でほとんど報道されなかったのに、外国特派員協会での記者会見をきっかけに国内でも報道された田中角栄首相(当時)の金権政治に関する報道を思い出す。報道で働く者の1人として考えさせられる。アメリカのメディアは、今回の件について、「日本の沈黙する報道陣」と伝えている。

春川正明 讀賣テレビ放送 報道局解説副委員長
http://www.ytv.co.jp/commentator/harukawa/2013/12/post-1690.html

投稿: | 2013年12月24日 (火) 09時38分

★安倍昭恵夫人、ストーカー被害「ミス世界一」を全面支援! 「特定秘密保護法の批判するなら彼女のことを報じて」
2013/12/26 14:48

2012年「ミス・インターナショナル」世界大会で日本人初優勝した吉松育美さん(26)に、思わぬ援軍が現れた。
安倍晋三首相の妻・昭恵さん(51)だ。
吉松さんは芸能事務所役員からのストーカー被害を訴え、2度にわたって会見を開いたが、背景に吉松さんに
ストーカー行為を行ったとされる芸能事務所役員と吉松さんをマネジメントしている米国人男性との間の金銭
トラブルがあるせいか、大手メディアではほとんど報じられなかった。
吉松さんは2013年12月25日、昭恵さんとの面会をブログで報告した。やり取りの中で昭恵さんの「全面支援」を
とりつけたといい、「今日は特別なクリスマスでした」と語っている。

吉松さんは12月13日に東京地裁の司法記者クラブで、16日に東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行ったが、
そのどちらも大手メディアではほとんど報じられなかった。吉松さんは17日の世界大会で、今年のミスへ王冠を
手渡すことになっていたが、姿を見せなかった。会見では主催者から出席自粛を求められたためだと話していた。

この吉松さん不在の世界大会で、審査員を務めたのが昭恵さんだった。昭恵さんが大会の報告をフェイスブックに
載せたところ、周囲から吉松さんの現状について情報が集まった。すぐさま、
「昨年の吉松さんの件は知りませんでした。何があったのか真実を確認したいと思います」と関心を示し、
19日には、
「様々な情報をありがとうございます。然るべき対応をしたいと思っています。もう少しお待ち下さい」
と話していた。この「然るべき対応」が今回の面会につながったと思われる。

面会で吉松さんは昭恵さんに一連の経緯を説明し、ブログで「今回のことを受けて、昭恵夫人もおかしいと
思う点は多くあるようで、全面協力すると言って頂けました」と報告している。昭恵さんが女性問題に積極的に
取り組んでいることもあり、「様々な視点からこの問題を見て頂けると思います」と語っている。

また昭恵さんはフェイスブックで、
「マスコミの皆さん、特定秘密保護法の批判をするのなら、彼女のことをきちんと報道して下さい。全ての
女性のために吉松さんと力を合わせていきたいと思います」

と語り、安倍政権が推し進めていた特定秘密保護法を批判するなら、吉松さんの窮状を報じてほしいと訴えている。
http://www.j-cast.com/2013/12/26193043.html

投稿: | 2013年12月27日 (金) 10時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/58781784

この記事へのトラックバック一覧です: 「報道しない自由」の行使に熱心なマスコミ:

« 人が増えるほど仕事も増えていくのが世の常です | トップページ | コミケに行ったら内定取り消された…と言うのは嘘です(本当) »