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2013年5月25日 (土)

朝日が国際的緊張を高めようと鋭意努力中

昨今政治の世界において歴史認識ということが盛んに言われるようになっていますが、先日こういう記事が新聞紙面に出ていたことをご存知でしょうか。

従軍慰安婦問題、河野談話で曲解広まる(2013年5月14日朝日新聞)

 従軍慰安婦問題は1992年1月に朝日新聞が「日本軍が慰安所の設置や、従軍慰安婦の募集を監督、統制していた」と報じたことが発端となり、日韓間の外交問題に発展した。

 記事中には「主として朝鮮人女性を挺身(ていしん)隊の名で強制連行した」などと、戦時勤労動員制度の「女子挺身隊」を“慰安婦狩り”と誤って報じた部分もあり、強制連行の有無が最大の争点となった。

 宮沢内閣は同年7月、軍による強制徴用(強制連行)の裏づけとなる資料は見つからなかったとする調査結果を発表した。しかし、韓国国内の日本批判は収まらず、政治決着を図る狙いから、翌93年8月、河野洋平官房長官(当時)が、慰安所の設置、管理、慰安婦の移送について軍の関与を認め「おわびと反省」を表明する談話を発表した。

 ところが、河野談話によりかえって「日本政府が旧日本軍による慰安婦の強制連行を認めた」という曲解が広まったため、第1次安倍内閣は2007年3月、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかった」とする政府答弁書を閣議決定している。

この一連の問題の起源の一つとも言うべき朝日新聞の捏造報道については最近ようやく公の場でも語られるようになってきていて、どうやら朝日新聞の一記者の個人的事情に基づくものであったらしいということも知られるようになってきましたが、同業他紙からも(ややぼかした表現とは言え)そもそもの両国間の緊張も同社の誤報が発端だったと書かれるようになったのは時代の変化ということなのでしょうか。
歴史認識問題そのものについては本稿の目的とするところではありませんから踏み込みませんけれども、朝日新聞と言えば先日は海上自衛隊の取材要注意ブラックリストに名指しで載せられていたと言う話が出ていたほどで、日本を代表する良心的(苦笑)メディアとして東アジア諸国においても盛んにその記事が引用されては世論を焚きつけていることは知られているところですよね。
恣意的な捏造報道によって日本と周辺諸国との緊張を高める同社のやり方は今に始まったことではありませんが、最近は「アサヒる」などと言う言葉もあるように世間も朝日と言えばまず捏造ありきでチェックする習慣が身についてきたということなのでしょう、この問題に関してもこんな話が明らかになっています。

橋下市長の慰安婦発言、米国は本当に痛烈批判しているのか? (2013年5月23日ビジネスメディア誠)より抜粋

(略)
朝日新聞記者が行った、米国務省の報道官への質問

 5月17日、新聞各社は夕刊で、橋下市長の発言に対する米国務省のコメントを一斉に掲載した。というのも、米国務省の定例会見(5月16日)で、報道官がこの発言についての見解を聞かれ、米国の立場を述べたからだ。

 定例会見で橋下市長の発言について質問したのは朝日新聞の記者。質問は2つのみだったが、どんなふうに質疑応答が行われたのか(参照リンク)。全文を極力直訳すると以下のようなものだった。

朝日新聞記者の質問: ども、私は日本の新聞、朝日のタカシです。大阪の橋下市長が最近、いわゆる「慰安婦」問題について、道徳的観点の価値からは受け入れられないが、慰安婦は戦時には欠かせないもの(necessary)だと主張する発言をしました。そして彼はまた、売春によって性的サービスを提供されていた他の国の軍もあるのだから、日本だけが米国やほかの国から批判されるのは公平ではないと主張しました。米国は彼の発言、または米国に対する批判に対してどういう立ち位置でいますか。

    Hi, my name is Takashi from Japanese newspaper Asahi. Osaka City Mayor Hashimoto recently made a comment on the so-called “comfort women” issue, arguing that even though it is unacceptable from the moral perspective value, but the comfort women were necessary during the war period. And he also argued that it is not fair that only Japan is criticized by the United States and other countries, because there are other country military that were provided sexual service by prostitute. And do U.S. has any position on his comment or criticism against the United States?

米国務省 ジェニファー・サキ報道官: 発言は、もちろん、把握しています。橋下市長の発言は言語道断(outrageous)で不快(offensive)です。前にも述べたように、当時、性的な目的で人身売買されたこうした女性に起きたことは、嘆かわしく、明らかに相当に重大な人権侵害です。被害者たちには、あらためて、心からの深く同情します。そして日本が周辺国とともに、過去からのこの問題やほかの問題について取り組み、また関係国が前進できるような関係を深めるために努めていくことを望みます。

    We have seen, of course, those comments. Mayor Hashimoto’s comments were outrageous and offensive. As the United States has stated previously, what happened in that era to these women who were trafficked for sexual purposes is deplorable and clearly a grave human rights violation of enormous proportions. We extend, again, our sincere and deep sympathy to the victims, and we hope that Japan will continue to work with its neighbors to address this and other issues arising from the past and cultivate relationships that allow them to move forward.

同じ朝日新聞記者の質問: この問題を、性奴隷または慰安婦、どう表現しますか?

    Do you describe this issue sex slave or comfort women?

サキ報道官: 再びになりますが、それを定義するかは分かりません。あなたが細かな詳細を示したようですが、われわれは過去にこの問題を慰安婦と表現しています。

    Again, I don’t know that I’m going to define it. You kind of laid out the specific details there, and we have described this issue in the past as comfort women.

 2つ目の質問には違和感を覚える。すでにある程度一般化している「慰安婦」を、「性奴隷」と呼ぶ可能性はないのかと、サキ報道官に問いかけているのだ。2つしかできない質問で、2つ目にこれをもってくる理由はよく分からない。「朝日のタカシ」氏は、この質問から何を言わせたいのだろうか。

「連れて行かれた」と「売買された」では意味が違う

 ともかく、こうしたニュースでは、外国人の発言を日本語に翻訳する際に、誤訳やニュアンスの違いが指摘されることも少なくない。サキ報道官の発言も、訳し方でニュアンスが違ってくる。

 先に紹介したサキ報道官のコメントの「当時、性的な目的で人身売買されたこうした女性に起きたことは、嘆かわしく、明らかに相当に重大な人権侵害です」という部分を、各社掲載しているが、朝日、読売、毎日の記事を見比べてみたい。明らかにそれぞれのニュアンスは異なっている

    【朝日】

    戦時中に性的な目的で連れて行かれた女性たちに起きたことは嘆かわしく、重大な人権侵害だ

    【読売】

    当時の女性たちに起きたことは悲しいことであり、重大な人権侵害だった

    【毎日】

    戦時中に性的な目的で連れて行かれた女性たちの身に起きたことは、嘆かわしく、とてつもなくゆゆしき人権侵害であることは明らかだ

    【産経】

  性を目的に売買された女性たちの身に起きた出来事は嘆かわしく、明白で並外れた人権侵害だ

 ここで特筆すべきは、「連れて行かれた」のか「売買された」かの違いだ。日本のネット上では、いち早くその部分に疑問を投げかける者もいる。サキ報道官は会見で「trafficked」と言っているのだが、産経新聞だけが「売買された」と訳しているのだ。「連れて行かれた」と「売買された」とではまったく意味が違う。こと慰安婦の問題では、ここのニュアンスは大事なところだ。

 この場合、サキ報道官の発言は「売買された」とするのが適切だろう。英英辞書などをみても、その意味は「The commercial exchange of goods; trade」または「Illegal or improper commercial activity」とある。つまり「物品の商業的なやりとり、売買」または「違法または不適切な商業活動」という意味になっている。「連れて行かれた」は弱すぎで、ニュアンスが違う。

 同じ報道機関でこうも違うと、日本の読者は何を信じればいいのか分からなくなってしまうだろう。ただこれが現在の日本のメディアの現実と知っておくことは大事なことだ。残念ながらこうした違いは、サキ報道官の発言の映像を字幕付きで流すテレビ局の間でも同じだ。とにかく鵜呑みは禁物なのだ。
(略)

元記事全文を参照していただければ、この答弁は定例会見の中でもごくごく小さな扱いで終わったことは明らかなのですが、朝日が盛んに言質を取ろうとしていることからも判るようにテレビ朝日も大々的に「米報道官が常軌を逸した不快な発言だと批判!」などと報じ紙面においても「アメリカサマもこのようにお怒りである!」とやったのですから、世間でマッチポンプと言うものではないでしょうか?
そもそも平素から反米主義を標榜することの多い朝日のような良心的メディアがこうした時だけ彼の国の権威を当てにするというのもどうかというものですが、さすがに昨今ではおかしいと考える人々も増えてきたということなのでしょうか、朝日に限らずマスメディア全般に対する信頼性が年々低下してきているようです。
先日の調査で「もっとも信頼できるメディアは何か?」と各世代にたずねたところ、あらゆるメディアを押しのけて第1位になったのは「信頼できるメディアはない」という答えだったという話がありますが、特に40歳代から下の若年層になるほどこの傾向が著しかったということは非常に示唆的ではないかと思いますね。
その大きな理由の一つに昨今ではネット等を通じて元情報に接することも多種多様なメディアの報道を比較検討することも容易に出来るようになったため、各メディアが何を報じ何を報じなかったかということが丸わかりになってしまうという現実がありますが、特にそれらに特定の傾向がありそうだと感じている人々が増えているということは実感としても感じている方々が多いのではないでしょうか?

意図的な隠蔽、過剰報道…「今のマスコミはかなりおかしい」と思う?(2013年5月21日楽天woman)

今年3月、維新の会に所属する中山成彬衆議院議員が"慰安婦問題"について質疑を行う様子がインターネット動画サイトにアップされた。しかしその動画は、なんと"NHKからの申し立て"により削除されることとなる。他の国会映像はネット上に溢れているにも関わらず…である。その後は中山議員自らが同動画をアップし話題になった。
近年、インターネットを中心に物議を醸している"偏向報道問題"。「ある事象について複数の意見が対立する状況下で、特定の立場からの主張を特に取り上げるべく直接・間接的に情報操作が行われている」。…少なくとも視聴者サイドには、その傾向を感じ問題視する流れがある。
テレビやラジオといった電波報道はもちろんのこと、新聞や雑誌も例外ではない。ジャンルも政治・経済から事件、裁判、芸能まで多岐にわたる。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「今のマスコミはかなりおかしいと思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…92.7%】
■偏りが多く、自分達に都合の悪い事は報道しない。韓国系とか。
■犯罪被害者に対する配慮が皆無。不愉快極まりない。
報道の自由の意味を勘違いしてると思う。
■番組を見ればおかしいのは明白。
■芸能人の妊娠情報や、離婚報道いらない。
情報操作されている気がして信じられない。
■増税やむなしの洗脳報道をし続けたのはマスコミ各社です。
■マスコミは一般市民の為ではなく、スポンサーの為に仕事している。
■日本人による犯罪は増えてるの? 通名報道やめて!
■おかしい通り越して壊れてる。

【ナシ…7.3%】
■昔からおかしい。実際情報操作などは戦時中から行われてます
■都合だけ取り、不都合はデマと決め付けるネットの流れのが危険。
■NewsCafeさんが明るい話題を扱って下さればそれでいいです。
■かなりと言う程でもないだろ。所詮は経済活動の商業放送にすぎん。

結果は【アリ派】9割超と、数多いアリナシテーマのなかでもかなり圧倒的な数字となった。寄せられたコメントも、マスコミへの抑えきれない怒りをぶつけたような内容ばかりである。なかでも特に多かったのは「犯罪被害者への配慮」と「通名報道」に言及する意見。今年1月に起こったアルジェリア人質拘束事件で、朝日新聞が遺族の意向を無視して実名報道に踏み切ったのは記憶に新しい。また3月には、韓国籍の強盗強姦容疑者をNHKだけが通名報道するという騒動もあった。
一方の【ナシ派】のコメントも「昔からおかしい」「所詮は商業放送」など冷ややかな意見ばかり。マスメディア全体への払拭しがたい不信感が溢れていた。

先のアルジェリア人質事件でも話題になったように、事件被害者にどれだけ忌避されようが断固実名報道主義を報じている朝日が、何故か特定地域からの外国人に関しては断固として国籍も実名も報じないという姿勢を貫いているということはよく知られていて、激しいものになるとわずか30分で記事を書き換えるということも平気でやっているようです。
先日の生野で発生したわざわざ事前に確認してまで日本人を狙ったという特異な通り魔事件などもその異常性の割にさっぱりメディアからはスルーされていると逆の意味で話題になっていますが、とっくに実名が報じられているにも関わらずあくまでも「無職の男」で通すあたりにも朝日のポリシーが表れているとこれまた話題ですよね。
朝日の目指すところがどのような場所にあるのかは存じ上げませんけれども、こうした恣意的に偏らせた報道を積み重ねることで国民世論を操作することは同社の得意技でもあるだけに、周辺諸国との緊張感を無用に高ぶらせ日本の立ち位置を危うくするという数十年来の社是に従った遠大な計画が今回もその行動の背景にあるということなのでしょうか。

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コメント

こういうこともやってます!売日のためなら労は惜しみません!

http://www.news-us.jp/article/363043894.html
http://www.j-cast.com/2013/05/23175771.html

投稿: 売日の暗部 | 2013年5月25日 (土) 08時47分

朝日狙いすぎw
こういうことは密かにさりげなくやるから効くんだが悪目立ちしてどうするww

投稿: aaa | 2013年5月25日 (土) 12時32分

【慰安婦問題】橋下氏の反論に動揺する米報道官「そんな事聞いてないよ・・・誰が言ったの?」
http://m.youtube.com/watch?v=4tnpfFW8cSg

投稿: | 2013年5月25日 (土) 15時50分

アメリカじゃ橋下発言なんてまったく取り上げられてないよ

投稿: | 2013年5月25日 (土) 22時52分

なぜ、朝日新聞は深刻な虚偽報道を繰り返すのか?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nishimurakohyu/20130526-00025206/

投稿: | 2013年5月26日 (日) 17時48分

この人たちのメンタリティってほんと朝日とそっくりですね
普通の日本人が気にしてない出自をやたら問題視するのはもともと自分たちが出自差別してるからなのかな?

ヤクザの息子、不倫、売春街の弁護士…橋下氏の素顔(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/01/2013060100872.html

投稿: | 2013年6月 2日 (日) 17時54分

こういうのもありますね
でもそれみんなとっくに知ってることなんですけど!残念!

朝日、慰安婦の年齢詐称に気付き、報道規制―在大阪記者が告発
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1763014.html


投稿: | 2013年6月 2日 (日) 18時22分

部落差別問題を主なテーマにした「第33回人権社会確立全九州研究集会」が30日から2日間の日程で、宮崎市のシーガイアで始まった。
創立90周年を迎えた全九州水平社の歴史紹介や、橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の記事などを題材に公開討論が行われた。

 部落解放同盟九州地方協議会などによる実行委員会が主催し、自治体や企業、宗教関係者など4200人が参加した。

 討論は、部落差別問題について著書がある作家高山文彦氏や部落解放同盟中央本部執行委員長の組坂繁之氏、
元西日本新聞編集局長の稲積謙次郎氏など5人が参加した。

 週刊朝日の記事について、高山氏が「明らかな差別文書。これほどの想像力の枯渇や堕落はあるだろうか」と問題提起。
組坂氏は「被差別部落の人間だからむちゃくちゃなことをするという話で、許すことはできない」と言及した。
稲積氏は、20、30代の3割が同和問題を知らないと回答した国の調査などに触れ「過去よりも人権意識は高まる一方、
人権問題に対する根強いアレルギーと無関心という現象の二極化が進んでいる」と強調した。

 31日は被差別部落の歴史や企業内での人権啓発の取り組みなど八つの分科会に別れて討議する。

=2013/05/30 西日本新聞=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/366770

投稿: | 2013年6月 3日 (月) 06時16分

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