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2013年5月17日 (金)

生活習慣病急増中 悪いのはあの食べ物…?

沖縄県と言えばひと頃は伝統食が素晴らしいと日本一の長寿県として有名でしたが、近年の食生活は必ずしも健康によろしくないということが言われ健康への影響が心配されている中、先日は「やはりそうか」と感じさせるようなこんなニュースが出ていました。

糖尿起因透析が倍増 浦添・特定健康診査実施計画公表(2013年5月12日琉球新報)

【浦添】浦添市(松本哲治市長)はこのほど「第2期特定健康診査等実施計画」を公表した。同計画の中では、浦添市民の65歳未満の死亡率(早世率)が、全国で最も高い県の値を上回っていることや、糖尿病に起因する人工透析患者数が、10年で2倍に増えたことが明らかとなった。生活習慣改善など、早期の対策が求められる結果が示された。

 2010年人口動態調査で、浦添市の全死亡者数に対する65歳未満の死亡者の割合は、男性が31・3%(110人)、女性16・1%(50人)、計24・1%(160人)となっている。
 65歳未満の死亡者数割合で、全国ワーストの沖縄県は男性が27・5%(1490人)、女性13・3%(632人)、計20・9%(2122人)で、浦添は三つの割合全てで県の数値を上回った。透析患者情況(11年度浦添市障害者手帳申請台帳)は、市内の糖尿病性の人工透析患者は02年度が66人だったが、11年度には132人と倍増
 生活習慣病全体の分析(保健事業ネット11年5月診療分)では高血圧症患者が最も多く、脂質異常症、糖尿病と続く。
 市は「第2期特定健康診査等実施計画」の中で「高血圧症、糖尿病を患っていると将来、人工透析に移行する可能性が高い」と警鐘を鳴らす。

 加えて主に75歳以上が対象の後期高齢者医療の入院診療費(10年度後期高齢者医療事業年報)が、国と県を上回っており「若いころからの治療がなされておらず、合併症など重症化している現状が推測される」と解説する。
 市は同計画のほか「第2次健康増進計画・食育推進計画」(健康・食育うらそえ21)を策定。年代に合わせた食育の推進や、伝統的・健康的な沖縄の食文化継承などに取り組む考えだ。
 健康推進課の米須清隆係長は「肥満対策を強化したい」と説明。「沖縄の弁当などは気候の要因もあり、長持ちする揚げ物が目立つ。焼きそばと米が一緒に出てくるなど炭水化物の量も多い」と日々の食にも問題があることを指摘する。今後は、健康・食育うらそえ21に沿い「一人一人に合った個別支援ができればと思う。市民の健康意識を高めたい」と話した。
(普久原裕南)

それはまあ、毎日毎日Aランチ食べていたらカロリー過剰にも脂質過剰にもなるだろうなとは思いますけれども、沖縄の健康状態がこれほど短期間のうちに急激に悪化してきているということは非常に問題で、その原因として生活習慣病の管理不良が挙げられる、そしてその結果医療費も高騰しているというのは早急な対策が求められるところです。
食習慣の上で改善すべき点がはっきりしているのであれば改善すればいいのにと誰でも思うところなんですが、こうした問題は気候風土に基づく長年の習慣に根ざした文化ですから「血圧が高いから味噌汁飲むな、漬け物も食うな」と言われてはいそうですかときっぱりやめられる人間ばかりでもないということですよね。
沖縄に限らず生活習慣病が問題になっているのが香川県で、実は四国各県は軒並み糖尿病患者が多いということが知られていますけれども、中でも昨今「うどん県」として有名なあの県ではとうとうこんな対策を講じることになったというのですから驚きです。

小学生にも糖尿病検査 「うどん県」香川が実施(2013年5月11日日本経済新聞)

 香川県の全17市町が本年度、全ての公立小で小学4年生もしくは5年生の児童を対象に糖尿病を見つける血液検査を実施することが10日、県や各市町への取材で分かった。

 文部科学省は「生活習慣病の予防を目的に、都道府県単位で小学生の血液検査が実施されるのは聞いたことがない」とし、全国初とみられる。

 2011年の厚生労働省の調査では、香川県の糖尿病受療率は人口10万人に対して男性が350人で全国1位、女性が269人で全国2位。原因の一つには、県の代名詞ともいえる「うどん」など、炭水化物の過剰摂取が疑われている。

 そこで県は昨年度、子どもの生活習慣病予防を目的に血液検査を実施する市町に対し、原則として費用の半額を補助する制度を導入。高松市やさぬき市などが計約6700人の小4児童に実施したところ、今年2月の速報値で0.4%が「糖尿病の疑い」、11.1%が「脂質異常」とする結果が出ていた。〔共同〕

一説によるとうどんの中に強固に形成されたグルテンがデンプンをがっちり囲い込むことによって、うどんは腹持ちが良くダイエットにも良い食品であるという説もあるそうなんですが、もちろん同じカロリーを消費するならばそうした効果効能もある程度あるかも知れませんけれども、うどん一玉で食事を終わりにするという人はそうそうはいませんよね。
特に香川県民の常食であるさぬきうどんの場合まずうどんそのものも一玉だけでなく一玉半や二玉食べるということも当たり前に行われている、そして付け合わせがおにぎりでトッピングにも高カロリーな揚げ物が加わるとなれば、結局トータルのカロリーは決して馬鹿にならないものになっているはずです。
食の嗜好ということについて言えば実は日本人全般に炭水化物主体の食生活に慣れてしまっていて、海外などで肉と野菜といった食事を食べていると「米の飯食いて~」と思ってしまう話はよく耳にしますけれども、もともとは動物性蛋白や脂質など高カロリーの食材が乏しかった時代に必要カロリーを摂取するため行われていたことで、明治頃の一般人の米摂取量が4合/日旧軍の標準支給量が6合/日だったと言います。
今の時代の人間に一日4合、6合の飯を食えと言われたらとても食べ続けられないでしょうが、要するにそれだけ副菜類が限りなく粗末だった頃にカロリーのほとんどを米に頼るとすればそれくらいは必要だったと言うことで、今の日本人のカロリー摂取量からすればほぼ純粋なカロリー源でしかない米や小麦はほとんど摂取する必要がない計算になるはずですよね(それが体にいいか悪いかは別として)。

栄養学的な話はそれくらいとしても、ご存知のように糖尿病と言えば子供の頃から発症することで知られるⅠ型糖尿病と、過食など生活習慣に伴って発症すると言うⅡ型糖尿病とが知られていて、今回の小児健診で拾えるのは大部分がⅠ型糖尿病なんじゃないかと思っているのですが、実は小児においてもⅡ型糖尿病が大いに増加傾向にあることが世界的にも問題視されつつあります。
昨年末に米国CDCから出された推計では発症率が現状を維持したとしても「米国小児における1型糖尿病発症数は現行の16万6,000人から2050年までに20万3,000人以上に、2型糖尿病発症数は同2万人から同3万人以上になる」といい、他国並みに発症率が上昇すればそれぞれ3倍および4倍にまで増加するという「悪夢のような数値」が打ち出されています。
一般にこの手の糖尿病健診と言えば生活習慣改善で予防できるⅡ型対策に目が行きますが、生まれつき顕著な高コレステロールを示す家族性高脂血症が早ければ小児期から心筋梗塞などを引き起こしてくることを思えば、小児期から高血糖を来すⅠ型糖尿病の早期発見こそ長期的な予後改善に有効だという考え方もあるでしょうね。
うどん県の小児健診はもちろん小児期からの生活習慣改善のための有力な材料となることもさることながら、こうした早期発症の疾患の拾い上げという点でも意味があるんじゃないかと言う気がします。

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コメント

ファティマ第三の預言とノアの大洪水について。
ブログを見てください。お願いします。
h ttp://ameblo.jp/haru144/

第二次大戦前にヨーロッパでオーロラが見られたように、
アメリカでオーロラが見られました。
また、ダニエル書の合算により、
エルサレムを建て直せという命令が、5月15日だと理解できます。
エルサレムを基準にしています。


2018年 5月14日(月) 新世界      
2018年 3月30日(金) ノアの大洪水      

この期間に第三次世界大戦が起きています。

2014年 9月17日(水) 荒らすべき憎むべきものが
              聖なる場所に立って神だと宣言する
               
2014年 9月10日(水) メシア断たれる     

この期間に世界恐慌が起きています。

2013年 7月3日(水)  メシヤなるひとりの君が(天皇陛下)
2013年 5月15日(水) エルサレムを建て直せという命令が・・・


天におられるわれらの父とキリスト、
死者復活と永遠のいのちを確信させるものです。

全てあらかじめ記されているものです。
これを、福音を信じる全ての方、
救いを待ち望む全ての方に述べ伝えてください。

投稿: マタイ24 | 2013年5月17日 (金) 07時25分

電波が毒電波が僕の脳をかきまわし勝手に操ろうとするのです電波がすべてわるいのです僕はわるくないです

投稿: | 2013年5月17日 (金) 07時37分

Aランチってwwwなにこのメタボ料理www

投稿: aaa | 2013年5月17日 (金) 09時12分

本土だって負けちゃあいられないw
http://www.google.co.jp/search?q=トルコライス&client=safari&rls=en&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=1HaVUce4B5C3lQXgsYHQDA&ved=0CD4QsAQ&biw=1256&bih=1264

投稿: JSJ | 2013年5月17日 (金) 09時27分

ためしにググってみたらAランチだけじゃなく沖縄って全般に量が多いんですかね?
http://portal.nifty.com/2006/11/14/a/
半分ネタなんだろうけどおでんの山盛り具合が半端ない…
沖縄料理屋もこっち路線でいったほうがお客が入るんじゃないかな?

投稿: ぽん太 | 2013年5月17日 (金) 10時27分

沖縄料理はうまいと聞くのですが、残念ながらうまいと言えるほどのお店に当たったことがないんですよね。
ただ日本各地の料理体系と少しニュアンスの異なるものが多いですから、今後の発展ポテンシャルは十分感じられます。
ですがあまりにお約束過ぎるAランチはちょっとね(苦笑)。

投稿: 管理人nobu | 2013年5月17日 (金) 11時48分

>http://portal.nifty.com/2006/11/14/a/

ズバリ沖縄もBグルで売り出すべき

投稿: | 2013年5月17日 (金) 13時16分

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