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2013年5月11日 (土)

食べ歩きは楽しいものですが

当「ぐり研」はかねてお食事会系ブログとして活動してきましたが、その観点からするとなかなか見過ごしには出来ない記事が先日出ていました。

SNSで食べ物に関する内容ばかりアップしている人は心理的な問題を抱えている可能性あり(2013年5月9日IRORIO)

フェイスブックやツイッター、個人のブログで何を食べただの何を作っただの、食事や料理に関する投稿や記事がやたらと目立つ。というかほとんどがそれで、もはや社会現象となっている。巷にあふれる食べ物に関する記述には、実は投稿者の食との歪んだ関係や心理的な問題、摂食障害の可能性が秘められているという。

加トロント大学のWomen’s College Hospitalの精神科ヴァレリー・テイラー医師によれば、毎度毎度食事の内容ばかりアップしている人は、見ている人をうんざりさせるばかりでなく、本人の深刻な心理状態を暗示しているに他ならないという。現在社会的にも、文化的にも“食”は重要な位置を占め、特にSNSなどでは“食”の話題を介して他人と通じているといっても過言ではない。引きこもり気味の人にとっては、もはや外界との接点は“食”でしかない可能性が出てくるというわけ。

SNSにアップする記事は投稿者にとって大事なことを載せるわけで、食に歪んだ感情を抱く人にとっては食事がすべてという状況だ。よって次々にいつどこで何を食べた…という内容を延々とアップし続けるようになる。「人はオンライン上で美味しそうな食べ物の写真を見ると実際に食べ過ぎてしまう」との南カリフォルニア大学の調査結果もあり、“食事第一主義”的な現代の風潮に警鐘を鳴らす専門家が増えている。

まずいですな、管理人は食との歪んだ関係や摂食障害を抱え込んでいるのだそうで…いやまあ、いくらか自覚がなかったと言えば嘘になりますけれどもね…orz
ともかくもこれが素人の暇つぶしレベルであれば周囲もスルーしておけばいいのかも知れませんが、著名人ともなると個人の心理的な問題も非常に大きな社会的トラブルに結びついてくるということなのでしょうか、先日こんな炎上事件があったそうです。

「美人すぎるラーメン評論家」の発言 「休業へのイチャモン」きっかけに炎上続く(2013年5月8日J-CASTニュース)

   女性ラーメン評論家の本谷亜紀(ほんや・あき)さん(24)が、訪れたラーメン店が定休日だったことに対する「イチャモンツイート」を投稿して以来、インターネット上で彼女への非難が噴出している。
   本谷さんは問題のツイートについては謝罪したものの、騒ぎが鎮火するどころか過去の発言なども掘り返され、炎は広がる一方だ。

「おいおい臨時休業。。理由なきお休みは人を悲しくさせます」

   騒動の発端となったのは、本谷さんが2013年4月18日に投稿したこんなツイートだった。

    「おいおい臨時休業だぜ。。」「ラーメン難民」
    「鬼そば藤谷って、一階にラーメンやさんが入るビルの五階だからエレベーターでいかないといけなくて。乗り合わせた大学生と臨時休業に唖然。彼地方からここ食べに来たんだって。可哀想過ぎるから紙にこの辺のラーメン20店くらいかいてあげた。理由なきお休みは人を悲しくさせます。。」

   「鬼そば藤谷」とは東京・渋谷のセンター街に店を構えるラーメン屋で、ものまねタレントのHEY!たくちゃんさんが店主を務める。その藤谷が、本谷さんが訪れた日に臨時休業で、地方からここのラーメンを食べるためにやって来た大学生と共にがっかりした、ということらしい。
   このツイートに対し4月19日、HEY!たくちゃんさんから直々に「本日は大変申し訳ございませんでした。木曜日は定休日でして、申し訳なかったです」「定休日を無くすように、どんな理由があろうと、頑張ります!!」とのリプライが届いた。さらに従業員から、「オープン当初より定休日は木曜日です」「本当に頑張ってラーメンを作って営業してるので、あなたの軽はずみな発言で大変迷惑しております。正直スタッフ一同不愉快です」と怒りのコメントが寄せられた。
   本谷さんはHEY!たくちゃんさん、従業員のユーザーそれぞれに「すみません!昨日時点で食べログには無休とありまして」と弁解のリプライをしていた。

「ラーメン官僚」からも突き放される始末

   しかし食べログにある藤谷の口コミページの編集履歴を見てみると、最終更新日は12年9月29日となっている。本谷さんがツイートした時点で、定休日は木曜日と書かれているはずなのだ。
   この点の指摘をはじめ、本谷さんには「言い訳しすぎ。見苦しい」「社会人として失格」「モンスター評論家」などの批判が大量に寄せられた。
   さらに「ラーメン官僚」としてメディア出演し、本谷さんとも共演経験のある公務員の田中一明さんも、ツイッターで「食べログの件については咄嗟に嘘をついたと素直に謝った方が良いのではないかと私は思う。事実は言葉では曲げられない」「そもそも、20軒も店を紹介したんだよってことが書きたくてツイートしたんだろうなぁと思う」と、突き放したようなツイートをした。

   こうした指摘、批判を受け、本谷さんは4月19日と27日、藤谷への謝罪ブログを更新した。「事の発端は、私が休業日を誤解していたことにあります」とした上で、18日に食べログを見た時点で年中無休と確認したつもりだったこと、臨時休業と思い込んで問題のツイートを投稿したこと、19日朝に店側に迷惑をかけていると気付きツイッター上で謝罪したこと、その後自身の見間違いに気付いたこと、を説明している。「お許しいただけるか分かりませんが、後日謝罪にも伺いたいと思っております」とも書いている。
   そして本谷さんの誕生日前日、5月17日のイベント「本谷亜紀のゆるっとラーメンnight vol.3~ラーメン女子のお誕生日前夜祭」は中止とすることを告知した。
(略)

失礼ながら本谷亜紀氏のことは存じ上げなかったのですが、以前は大学の食べ歩きサークルに所属しラーメン女子大生としてテレビに出演するなど名の知られていた方で、現在は食品通販会社の広報室に勤務するかたわらラーメン評論家としても活躍されているということで、食品関係のお仕事までされている立場からすればいささか不用意な発言であったようにも思えますけれども、これだけですとまあうっかりの範疇ですみそうな話にも思えます。
ただ記事の後段に続いているように今回は過去の発言に遡ってまで「うっかり」の数々が晒されてしまっていますから、こうなると「言葉えらべよ おれらじゃあるまいし」「うそつきですねwww」等々と突っ込みどころには事欠かないというもので、ネットで発言する人間は将来までその発言が残っていくということを大前提として認識しておかなければならないという基本がここでも確認出来る炎上事件ではありそうですね。
むしろ今回の事件で感心したのは店長さんの懇切丁寧な事後対応で、昨今へたをすると店側の弁解がこれまた派手な炎上騒ぎを巻き起こしてしまいがちなご時世だけに、相手側の顔も立てる形できれいに納める余地を残した(結果としては収まらなかったわけですが)今回の対応は称讚されていいんじゃないかという気がします。
ただネットを利用している人間にとって今日はどこそこで飯を食べた、おいしかった(あるいはまずかった)と発言することはごく普通の行為で、日常的に行われている友人知人との世間話の延長線上にあるものという認識なのは理解出来ますけれども、場合によっては何千、何万という読者の目に触れ思いがけない問題に発展するという可能性もあるのだと改めて認識せずにはいられません。

「食べログ削除して」と提訴 札幌の店経営者(2013年5月8日47ニュース)

 飲食店の利用者が感想を投稿するサイト「食べログ」に事実と違う内容を投稿されたとして、札幌市の飲食店経営の男性が8日、運営会社のカカクコム(東京)に店舗情報の削除と220万円の損害賠償を求め、札幌地裁に提訴した。

 訴状によると、男性は北海道北広島市に店舗を持ち、取引業者の勧めで昨年2月ごろ、食べログに情報を掲載。昨年8月と今年3月に「料理が出てくるのが遅い」「おいしくない」などと投稿され、直後に客が激減したとしている。

 原告側弁護士は「真偽を問わず投稿させるのは営業権の侵害」と話し、カカクコムは「訴状を見て弁護士と協議し、適切に対応する」としている。

食べログ:店の情報削除求め提訴 札幌の会社(2013年5月8日毎日新聞)

 飲食店の情報サイト「食べログ」に事実に反する内容が投稿され、来客が激減したとして、飲食店などを経営する札幌市の会社が8日、サイトを運営する「カカクコム」(東京都)に対し、店の情報の削除と損害賠償220万円を求めて札幌地裁に提訴した。

 訴状などによると、同社は昨年2月ごろ、札幌市近郊の店の情報を食べログに登録。今年3月ごろ「出てくるのがおそい」「まずい」などとの投稿が掲載されたため、メールで同社に店の情報の削除を3、4回要求。だが、同社は「内容に違法性がないので削除には応じられない」として拒否したとしている。

 原告側の高森健弁護士は「掲載を拒絶する店の情報を掲載し利益を上げるのは不正競争にあたる。真偽を問わない口コミを投稿させる状態は営業権を侵害し、違法だ」と話している。

 カカクコムは「訴状が届き次第、適切に対応する」としている。

 食べログを巡っては、2010年に佐賀市の飲食店が、掲載の内容が更新されず客に誤解を与えるとして削除を求めて提訴。その後、カカクコムが情報を削除し、飲食店は訴訟を取り下げることで合意した。【山下智恵】
(略)

批判的な投稿で客減った…「食べログ」を提訴(2013年5月9日読売新聞)

 飲食店の口コミサイト「食べログ」に掲載された店舗情報の削除依頼に応じないのは営業権を侵害しているとして、札幌市の飲食店経営の男性が8日、同サイトを運営する「カカクコム」(東京都渋谷区)に、掲載情報の削除と220万円の損害賠償を求めて札幌地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は昨年2月頃、札幌市近郊で経営する店の情報を食べログに登録した。同年8月と今年3月に、利用者から「料理がおいしくない」などと批判的な投稿があり、3月と4月に店名や住所、営業時間などを含む全ての掲載情報を削除するよう求めた。しかし、カカクコムは応じず男性は「批判的な投稿によって来店客が減り、営業上の利益が侵害された」と主張している。
(略)

最近ではネット上で誹謗中傷された、悪い評判を書かれたといったトラブルを解決するとうたっている会社も多数あるようで、どうも本業は弁護士さんだと言いますからなるほど、新たな仕事をこの方面で探しているのかなとも思うのですが、いずれにしても民事ですから例えどのような訴えでも訴え出る自由はあることは言うまでもありません。
ただ見ていて思いますのが掲載を拒絶する店のことまで載せるなという訴えは確かにその通りだと思いますし、批判的な書き込みが多くそれによって顧客が減ったことは残念と言うしかありませんけれども、そもそも情報は店の側から登録していたということはサイトに掲載されることによって集客上効果があると言うことを期待していたわけですよね。
それが批判的な内容が掲載されかえってお客が減ったのは嫌だから削除しろではむしろ更に輪をかけて評判を落としかねない話ですし、普通はまともな店であれば一度や二度低評価の書き込みがあったところでそれをひっくり返すような高評価の書き込みも必ず出てくるもので、どうも記事を読む限りではこうしたサイトの仕組みを理解しないまま漠然と利用していたのかなという気がしてきます。

思うにネットで情報を集めてお店に来るお客には二通りあって、一つにはネットの評判を参考に自分好みのお店を探している常連客予備軍というものがいる、そしてもう一つには単に評判がいいお店をあちこち食べ歩いてはそれこそブログなどのネタを探しているような一見客がいると思いますけれども、特に後者の場合どんなによい店であってもそこに居着くということはまず考えられません。
今回の場合一つ二つの書き込みがそれだけ客足に影響を与えたのだとすれば、この店の味や雰囲気が好きで通っている常連客はいなかったのかと思うのですけれども、もちろんサイトや雑誌に載って名前が知られれば一時的にお客も増えるのでしょうがそれはあくまでもお店にとっては臨時ボーナスのようなもので、そうした顧客からの収入を頼りに経営しても始終情報をアップデートしなければすぐに行き詰まってしまうでしょう。
最終的にはきちんと自分の舌で判断して店に居着くお客さんが一定数いないことには店としての安定的な経営は成り立たないですし、そういうお客はサイトに何を書かれようがまた来るはずですけれども、水増しされた一見さん中心の顧客数を常連客が増えたかのように勘違いしてそれが当たり前の状態なのだと思い込んでいたのだとしたら、今回の訴訟がうまく行ったとしても経営的には何ら解決にはならないでしょうね。

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コメント

どうせすぐバレるんだから下手な言い訳なんてせず、勘違いしてましたごめんなさいですませとけと。
地方から特定のラーメン屋狙って上京してくるなら、大学生にもなって定休日くらいチェックしておけと。
いくらむかついたからって客商売なんだから、従業員もわざわざ迷惑だ不愉快だなんて書くなと。
まったくこいつらどいつもこいつも・・・・

投稿: たまやん | 2013年5月11日 (土) 11時05分

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