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2013年4月13日 (土)

春と言えば新人の多い季節ですが

先日こういう記事が出ていたのですが、案外今の年長者世代には頷ける内容であったかも知れませんね。

かつての世代が持っていた向上心と自信を失った日本の若者=中国(2013年4月10日サーチナ)

  日本の華字紙・中文導報はこのほど、日中両国の若者を比較する記事を掲載した。同記事は統計データを調査し、日本の若者は夢がなく、向上心が低いと結論づけた。アナリストは、「日本経済の衰退および貧富の差の拡大により、若者は未来に悲観的になっており、若者が夢を持てないことは社会全体の責任だ」と指摘した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  世界最大の人材サービス業者アデコはこのほど、日本で働く日中の若者の人生目標などについて調査を実施した。その結果、日本で働く中国の若者の9割が明確な目標を持っていた一方で、明確な目標を持っていた日本の若者はわずか3割しかいなかった

  現在の日本の若者は新しいことに興味を示さず、家で休暇を過ごす傾向が強まっている。マイカー購入を検討せず、活動範囲が狭く、最低限度の生活を送っている。これは「消費しない消費者」と呼ぶことができる。

  文部科学省の教育研究機関は2012年8月、米国・中国・日本・韓国の7200人の高校生を対象にアンケートを実施した。そのうち「自分は価値がある」と回答した比率は、米国が89.1%、中国が87.7%、日本が36.1%、韓国が75.1%となった。「自分に満足している」と回答した比率は、米国が78.2%、中国が68.5%、日本が24.7%、韓国が63.3%となった。前の世代から見ると、日本の若者はかつての日本人が持っていた向上心と自信を失っている

  就職氷河期の「失われた世代」、教育の「ゆとり世代」である日本の20代の若者たちは、未来を見据えリスクを避けようとしている。

  財団法人日本青少年研究所が12年に発表した「高校生の生活意識と留学に関する調査」によると、中国の6割の高校生は海外留学を希望しているが、日本の高校生の過半数は海外留学を希望しておらず、その理由の多くが「1人で生活する自信がない」などだった。また、文部科学省の調査によると、米国の大学に留学する日本の学生が急減しているという。(編集担当:米原裕子)

こういうニュースを見てもとかく今の若い連中は淡泊というか草食系と言うか、やる気があるのかないのか判らないという声がある一方で、「今の若い者は」云々ははるか古代から繰り返されてきた定型句で意味はないという反対意見もありますけれども、ともかくこれだけ社会の変化が早い時代にあって人間の変化もまた速くなってくるのは当然ではあるのでしょうね。
ちょうどこの時期は職場でも学校でも新人が目立ってくる時期で、全国各地で発生中の様々な局面でのジェネレーションギャップをメディアもおもしろおかしく報道していますけれども、当然ながら先輩諸氏から見れば新人のマナー欠如などが気になって仕方がないというもので、歓迎会に誘うメールを送ったら本文無しの「Re:出ます」という返信が来てあきれたという記事が出ていたりもしました。
何をもって妥当なマナーとするかは時代時代で感覚の差が異なるのも事実で、例えば「ら抜き言葉を使う人は採用しない」という面接官に反論する学生の話などを聞くとまあ年長者側にも言いたいこともあるのだろうと思いますし、若者からすれば地位を盾に相手の反論を封じ込め上から目線で好き放題言う年長者に好意も抱けなければ耳を傾ける気にならないのも仕方ないのかなという気もします。
そんな中でも特に反響が大きかったのがこちらの記事なのですが、賛否両論、というよりも反論の声の方が圧倒的にも思えるというのが時代を感じさせる気がするのは自分だけでしょうか。

飲み会断るのは「あなたと話すことに3000円の価値ないというのと同じ」 明大新入生へのアドバイス巡りネットで大論争(2013年4月10日J-CASTニュース)

   「飲み会を『お金がない』との理由で断る人は、『あなたと話すことに3000円の価値もない』と言っているのと同義だということを自覚しろ」——明大の新入生に向けたこんなアドバイスが、インターネット上で注目を集めている。
   「本当にないんだよふざけんな」「そんな風に感じる奴にこそ3000円の価値がない」などと怒りのコメントが相次いで寄せられ、過去には未成年に飲酒を勧めるようなツイートをしていたことも発見されるなど、「炎上」状態になってしまった。

「その3000円は数日分の生活費なの!行ったら生活費なくなって死ぬの!」

   「2013明治大学新入生お役立ちbot」という名前のツイッターアカウントが2013年4月10日にこんな投稿をした。

    「飲み会を『お金がない』との理由で断る人は、『あなたと話すことに3000円の価値もない』と言っているのと同義だということを自覚しろホー。交際費はある程度用意しておくものだホー。 まあ、そういう人はその内、声をかけてもらえなくなるから安心しろホー」
   最近の大学生は、同じ大学の学生とツイッターでつながりをもち情報交換をするのが一般的だ。このアカウントは、明治大学とは無関係の非公式なもので、有志の学生がつくったものとみられる。明大への新入生向けに有用な情報を発信するという名目で、実際のフォロワーも明大1年生とプロフィールに書いている人がほとんどだ。
   先のツイートは6000回以上ツイートされ、3000円を用意できないだけで「あなたと話すことに価値がない」ととられるのは不当だと、批判的な意見が相次いで寄せられた。

    「ちげーよ!!!!マジで金ないの!!バイト戦士はマジできっついの!!!その3000円は数日分の生活費なの!!!!行ったら生活費なくなって死ぬの!!分かれよ!!」
    「学生で一回3000円の飲み代って結構キビしいと思う。月一とかならまだしも、週一ペースとかはキツい」
    「そもそも話をするという行動は、その3000円を払わなくとも可能ではないか」

   また、「金がない」と断られただけで、自分は重視されていないと思ったり距離を置いたりするような考えの人とはそもそも付きあいたくないという見方もある。

    「3000円の飲み会断っただけで『あ、俺らと話すための3000円も出せないのねハーイハーイお疲れ様〜wもう呼ばないしw』とかなるような人間とは人間関係つながってていいことなんてひとつも無いだろうからあんまりどうでもいい」
    「おめーの無駄話に2時間3時間付き合って3000円払わさせられるってどんな罰ゲームなの?死ぬの?ぐらいの断り方ですよ。自覚してください

早大アカウント「『お金ない』を『俺もない笑』と返してくれる友達も出来るでしょう」

   さらに、このアカウントは、未成年がほとんどのはずの「新入生」を対象としているのに、「飲み会のお供『ヘパリーゼドリンク』だホー。お酒があまり強くない方は事前にこれを飲んで肝臓にバリアーを張るホー」などと飲酒を当然視するかのような書き込みをしていたことも発覚して「炎上」状態に。
   ただ、ツイートの書き方は悪いが、こういった考え方があることを知っておくのも大事だとして、「3000円で普段話したくても話せない人と沢山顔合わせて談笑できたら安いし、1000円で料理たくさん食べられても嫌いな面々と苦痛な時間を過ごしたら損、という部分が値段の価値の計算に入れられるかどうかか考え方としては重要なトコだと思うんですよね」「あの年頃は、本当に仲がいい間柄だとしても 安居酒屋の3000円飲みをお金がないと断られると『あの子苦学生なのかな、お金使う遊びに誘うの悪いかな』になって本当に声がかけづらくなって疎遠になっちゃったりすんだよなあ」などと語る人もいる。
   「炎上」したアカウントと同様、新入生に向けて情報発信しているツイッターアカウント「早稲田大学新勧情報2013」もアドバイスをリツイートした上で、こうコメントしていた。
    「『お金ない』という理由で断ることは、そういうことと捉えられる可能性も無きにしも非ずだと思います。しかし、そう捉えられて切られてしまう様な関係なら切れてしまえと思います。早稲田には、約4万人の学生さんがいます。『お金ない』を『俺もない笑』と返してくれる友達も出来るでしょう。
       でも、新歓やクラスでの懇親会等は参加しましょう。例え親に借金してでも参加しましょう。その3000円で何かが変わるかもしれません

まあ新入生に飲み会参加を勧めるというのも法律上どうなのかとはもっともな指摘ですが、気になるのは金まで出して興味のない他人に付き合うのは嫌だとか言う声意外にも、3000円などお試しでおいそれと出せる金額ではないという切実な声が少なからずあることで、これも世相を反映しているのかとは思いますね。
ちなみについ先日も私大生の仕送り額が史上最低を更新したなどというあまりありがたくないニュースが出てきたばかりで、それによれば1日あたりの平均生活費が923円だと言いますから、確かに3000円と言えば何日も暮らしていける大金という感覚ではあるのでしょう。
そもそも春先の新入生にまだそれほど確固たる生活基盤も収入先もあるはずもないわけですから、個人的にはこういう時期には先輩が飲み食いの面倒くらいは見てやればいいだろうにと思うのですが、今時ではそういう付き合い方もまた面倒くさいと言われかねないのでしょうか、そうであるとすると確かに今時の若者の扱いには気を遣うなと言う気もしてくる話です。

近年では社会人の間でもこの飲み会という伝統が是か非かという論争がたびたび起こっていて、職場の上司が若手部下を飲み会に誘ったところ「それは超勤がつきますか」と真面目な顔で言われた、なんて話も漏れ聞こえてくるくらいで、ごくごく親しい間柄でもなければ皆で集まって一緒に飲み食いするという行為に魅力を感じなくなっているということでしょう。
ただ現代においても合コンという文化は未だに生き残っているくらいで、そもそも人脈作りにしてもパートナー探しにしても出会いのきっかけがある前は誰しも知らない間柄なのは当たり前ですし、職場で年中顔をつきあわせている関係だからこそ表立って言えないという話でも非公式の場では聞けたりするもので、要は金額相応の価値があるかどうかは出てみなければ判らないなら、親に借金してまでとは言わないが何度か経験はしてみるべきかなと言う気はします。
ちなみに管理人などは飲まない口なせいで自然に幹事めいた役割ばかりで「退屈でしょう?」と心配されることも多いのですが、普段はなかなか表に出て来ず虚虚実実の駆け引きの中で推測するしかない他人の深層心理や人間関係といった情報を一方的に獲得できる立場というのもこれはこれで興味深く有益でもあるし、見ていて十分おもしろいものだと思いますけどね。

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コメント

春に多いといったらアレな人たちだろjk...

投稿: | 2013年4月13日 (土) 08時24分

今は新歓でも三千円もとるんですね。
一年生は先輩のゴチで飲み会はロハってのが常識でしたけど…

投稿: ぽん太 | 2013年4月13日 (土) 10時58分

新歓で1年生から金を取ることはしなかったですね。
話はずれますが私が公立病院で勤務しているときはその手の歓送迎会の参加費の相場が1万円で(医者だけの飲み会ではなく、事務方の方が多く参加する飲み会です)公務員はやっぱり稼いでいるんだなと再認識しました。

投稿: クマ | 2013年4月13日 (土) 11時40分

そういう飲み会って医者は高いけど看護や事務は安かったりしません?
だいたい看護師は半額から三割くらいが相場だったかと。
研修医やレジだと給料お前らより安いだろって気がついてからいってません。

投稿: ぽん太 | 2013年4月13日 (土) 12時22分

ぽん太さまへ
医療職だけの飲み会だとそうなるのですが、事務職員が含まれる飲み会の場合、常勤職員は事務も全員1万円、非常勤職員は8000円とか医者でも高いんじゃないか?と思う価格設定でした。

投稿: クマ | 2013年4月13日 (土) 13時19分

飲み会に使うかどうかはともかく、3000円の予備費も捻出できない子が増えてるなら困ったものだなあ
それともいまどきの子は無駄遣いせず堅実だと肯定的に見ておくべきなんだろうか
我々の学生時代は月末には金がつきて金持ち自宅生にメシをたかるバカも少なからずいたものだが

投稿: 元僻地勤務医 | 2013年4月13日 (土) 16時14分

茄子が割安料金なのはお持ち帰り代込みってことでは

投稿: kanegon | 2013年4月13日 (土) 17時32分

「それを言っちゃあおしめえよ」

投稿: 管理人nobu | 2013年4月15日 (月) 10時41分

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