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2013年2月23日 (土)

逃亡中のワトソン容疑者、高裁命令を完全無視してまたもテロ行為に走る

本日まず最初に紹介したいのが、ご存知テキサス親父によるこちらの動画です。

【参考】字幕【テキサス親父】首相官邸FBがシー・シェパード等に荒らされている

テキサス親父がこうした告知を出すことになった一連の経緯について動画の解説から引用させていただきます(テキサス親父日本事務局記載)。

約2年前より首相官邸のフェイスブック(FB)のページ(英語版)へ大きく分けると2­つの「動物愛護団体」のメンバーとそのサポーター達から、掲載されているトピック無関­係の「太地町で行われている捕鯨、イルカ漁、南氷洋での調査捕鯨をやめろ」と言う内容­の書き込みが数多くなされている。

安倍晋三首相官邸ページ:https://www.facebook.com/#!/Japan.PMO

一つは国際指名手配犯で逃亡者のワトソン率いる「シー・シェパード(SS)」であり、­もう一つは、リックオバリー率いる「Save Japan Dolphins(SJD)」。更にはTAG(Taiji Action Group)太地行動組織と言うのも存在する。(雑魚であるが)
私が初めにこの書き込みを発見したのが一昨年の秋で、その直後にテキサス親父とその存­在について話をし、当初よりメインでテキサス親父、私Shun、他2名の4名で応戦し­てきた。
まず、「トピックに関係のない書き込みをしないよう促すメッセージ」や「相手の理不尽­な要求に対する反論」行っている。
しかし、それらのコメントをする連中の数は常時10人以上おり、更に時折書き込む連中­が100人程度。
こちら側の4人程度では、なかなか対応は難しく最近では日本人の中でも英語のできる方­々の協力者が増えてきていますが、その方々が大勢の環境保護団体のサポーターによりス­パム報告を受けてアカウント停止と言う事態にまで起きている。
(略)

あまりの内容にテキサス親父も「アメリカ人みながあのような行動をとるわけではない」と嘆息し謝罪しているというこの問題、ネットではしばしば見られる現象と言えばその通りなのですが、他ならぬ日本の総理の官邸に対して何とも無礼な振る舞いだと言うしかありませんね。
ところで昨年末にお伝えしたようにテロ組織「シーシェパード(SS)」に対して米高裁から日本船に近づくことを禁ずる仮処分命令が出ていますけれども、これには国際指名手配犯であるワトソン容疑者に対する「日本鯨類研究所の調査船などへの「物理的な攻撃」」と「安全な航行に支障をきたすような方法での航海」の禁止も含まれています。
そんな中で先日シーシェパードが南極海で捕鯨船団を捕捉した、しかもどうやらワトソン容疑者も乗船していると言うことでどうなることやらと注目していたところですが、どうやら彼らは米高裁の仮処分命令を完全に無視するという道を選んだようですね。

シー・シェパード、調査捕鯨船に妨害行為 ワトソン容疑者も同乗(2013年2月21日FNN)

反捕鯨団体「シー・シェパード」が、南極海で活動する日本の調査捕鯨船に対し、今季2度目となる妨害行為を行った。

水産庁によると、シー・シェパードは日本時間の20日午前11時ごろから、およそ1時間にわたり、調査捕鯨船「日新丸」への給油作業を妨げるため、妨害船で給油タンカーの周りを取り囲んだり、「日新丸」やタンカーの船体に接触するなどしたという。
乗組員にけがはなかったが、日新丸の船首部分がへこむなどの被害を受けたという。

アメリカの裁判所は2012年12月、シー・シェパードに対し、調査船の457メートル以内に近づかないよう仮処分命令を出していて、調査捕鯨を実施する日本鯨類研究所は、今回の行為が命令に違反するとして、法廷侮辱の申し立てを行う考え。
一方、シー・シェパードは、創設者で国際手配されているポール・ワトソン容疑者が、妨害船に乗船していたと明らかにした。

シー・シェパード、「日本の捕鯨船に攻撃された」と主張(2013年2月21日CNN)

香港(CNN) 反捕鯨団体のシー・シェパードが、日本の調査捕鯨船から船体に衝突されたり、衝撃手りゅう弾を投げられたりする攻撃を受けたと主張している。

オーストラリアのシー・シェパード幹部、ボブ・ブラウン氏は21日までに、同国の放送局ABCに対し、南極に近い南海でシー・シェパードの船が日本の大型船「日新丸」に繰り返し衝突されたと説明。さらに、日本政府の護衛船から放水を浴びせられ、活動家に向けて衝撃手りゅう弾が投げられたと語った
日本の船団はオーストラリアの領海に侵入し、国際法とオーストラリアの法律に違反したとブラウン氏は主張。「日本が我が国の領海で海賊になったのは極めて憂慮すべき事態だ」「オーストラリア政府が行動すべき時だ」と訴えた。

一方、日本の農林水産省は、捕鯨船に対して事実関係を確認中だと述べ、現時点でこれ以上のコメントはできないとした。
ABCによれば、オーストラリアの環境相も事実関係を確認中だと話している。

「日本側が突っ込んできた」「衝撃手榴弾投げつけられた」 シー・シェパード、調査捕鯨妨害、独自の対日批判強める(2013年2月21日J-CASTニュース)

   南極海で行われている日本の調査捕鯨船団に対する妨害活動を続けている反捕鯨団体のシー・シェパード(SS)が、今季2度目の妨害活動を行った。水産庁によると、SSの船が日本側の船に「異常接近して、給油を妨害」し、その際に複数回にわたって接触した。
   だが、SS側は、「日本側が突っ込んできた」と独自の主張を展開。日本側が衝撃手榴弾(concussion grenade)を使用したとして非難を強めているが、海上保安庁では、使用したのは、人に危害を与えない「警告弾」だとしており、ことごとく話が噛み合わない状態になっている。

   水産庁の発表によると、2013年2月20日午前11時ごろ(日本時間)から約1時間にわたって日本側の船団が妨害行為を受けた。妨害を行ったのはスティーブ・アーウィン(SI)号(オランダ船籍)、ボブ・バーカー(BB)号(同)、サム・サイモン(SmS)号(オーストラリア船籍)の3隻。母船の日新丸がタンカーから給油を受けようとしたところ、3隻が異常接近した。その際、少なくともSI号が1回、BB号が2回、SmS号が1回、日新丸と接触した。日新丸には船首部分にへこみができ、手すりが破損するなどしたが、乗組員にけがはなかった。この妨害の影響で、給油作業は中断された。SSは2月15日にも船団に異常接近するなどの妨害行為を行っており、妨害行為は12年度としては2度目。

   SS側も、日本批判を強めている。日本側はBB号について、日新丸と補給船の間に割り込んで、船首をタンカーに衝突させたと主張しているが、SS側は「BB号は進路と速度を維持しようとしており、衝突を避ける道義的・法的義務は日新丸にある」と主張。衝突について「(日本側が)突っ込んできた」と発表している。
   それ以外にも、SSの発表やオーストラリアのAAP通信によると、SSは日本側に対して(1)南極条約では南緯60度以南での給油を禁じており、日本はそれに違反しようとしていた(2)日新丸のメンバーが衝撃手榴弾を投げつけてきたと批判している。

海上保安官が投げつけたのは「衝撃手榴弾」ではなく「警告弾」

   これらの批判に対しては、水産庁は
    「シー・シェパードが指摘しているような違反の事実はない」
とコメントしている。なお、南極条約では、「南極地域における生物資源を保護し、及び保存すること」について各国が会合を持つことが定められているが、洋上給油に関する記述はない。妨害を受けた場所の経度や緯度は公開されていない。

   SSの妨害活動を受け、安全対策の一環として11年度から海上保安官が船団に同行している。海上保安庁の発表によると、今回海上保安官がSSに対して使用したのは「衝撃手榴弾」ではなく、「警告弾」。「衝撃手榴弾」は、爆発の破片ではなく衝撃波で敵を攻撃するとされる。警告弾は性質が大きく異なり、海上保安庁では
    「手投げ式ボール状のもので、海上保安官が職務の執行に際し警告の意思を表すために用いるもの。海上保安官が投てきしたあと数秒後に空中で、パンッという音響を発するもの、閃光を発するものなどがある。用途から人に危害を加えるものではなく、武器には該当しない。国内外の密漁取り締まり等の通常業務においても使用している」
と説明している。11時3分頃から11時38分頃にかけて、妨害船3隻の後方に向けて、計4発を手で投げたという。ここでも、SS側の主張と日本側の主張は、大きく食い違っている。

しかし給油活動を行い自由も効かないタンカーと捕鯨船の二隻が、それを上回る三隻のSS妨害船を追い回すということが物理的に可能なのかどうかは誰にでも判る話で、裁判所命令を守るため日本船に接近されまいと必死に逃げ回るSS妨害船というファンタジーを想像してみるのも一興かと思いますね(苦笑)。
超絶的な想像力を働かせる余地が少ないのは残念なことですが、日本側もようやく手慣れてきたものか今回の一連の騒動も画像として記録されていて、このSS問題をずっと追っている産経の佐々木記者が自らのサイトでSSによる突撃の様子を写真によって明らかにしていますから言い逃れのしようもないことで、特に外洋で燃料補給を妨害するという危険(燃料は暖房にも使用されます)かつ彼らお得意の海洋汚染にもつながる野蛮な行為に批判が集中しています。
わざわざ自分で公表したことによって日本船への接近の禁止、物理的攻撃の禁止、そして危険な航海方法の禁止という三項目全ての違反が確定してしまったわけですが、自ら敢えて司法に喧嘩を売るような態度を取り始めた裏には何があるのか、佐々木記者の推測にあるように「何をやっても同じなのだから、派手な行動に出た方がいい」という破れかぶれの考えに基づくものであったのかが気になります。
一方で佐々木記者も咨嗟しているようですが、今回日本側は先の仮処分命令が出たことで若干戦術を変更しているのではないか?という声もあって、調査捕鯨そのものよりもSS側に敢えて手を出させるようにすることで今後の裁判を有利に進めたい思惑があったのではないかという見方もあるようですね。
いずれにしても仮処分命令がここまで明確に無視された以上は米国司法としてもさらに厳しい判断を下さざるを得ないのではないかと思われますが、逆にSS側からは先の仮処分取り消しを求める申し立てが行われているというのが単なる焼けっぱちなアピール目的なのか、それともこれ以上ないほど深刻な天然なのか判断に迷うところではないでしょうか?

記事ではそれほど詳細には書かれていませんが豪州政府の立場も微妙なところではあるようで、同国内ではマスコミも含めた世論は相変わらずSS側の嘘情報を垂れ流しているような状態である一方、以前と比べると政府側の公式ステートメントではどちらの肩入れをするわけでもない抑制的なものとなっているらしく、日本に対して出るところに出ようじゃないかと盛んに息巻いてきた以前の反捕鯨一辺倒とはやや状況が変わっている印象です。
同国国防相も海軍艦艇を送れと言う声に対しては「そんなことは全く考えたこともない」と言い、あくまで国際司法裁判所での決着を求める立場から判決が出るのを粛々と待つという立場を強調しているようですが、外交面で対中国など日豪の関係が深まりつつある中で殊更に対立の火種にはしたくないという判断も働いているのでしょうか。
ちなみに2010年に始まったこの国際司法裁判所の審理について外務省に直接確認をしてくださった方がいるのですが、両国共にすでに書類は提出しているものの未だ口頭弁論は行われていないという段階で「いつ判決が出るかは分かりません(外務省国際司法裁判所対応室)」ということですから、実質的には豪州政府として現場への不介入を表明したも同然ということになるのでしょうか。
いずれにしてもこうまで各方面で次から次へと問題を起こし、国際指名手配犯となり逃亡を続けながらも裁判所命令も無視して妨害活動に勤しんでいるワトソン容疑者らSS一味の態度を見れば、内心どのようなシンパシーを感じていたとしても表立って支援も支持も行いにくい状況になってきたのは明らかですから、引き続きこの路線を推し進めていくことが日本側の最も望ましい基本路線ということになりそうですね。

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コメント

はやく罪をつぐなってもらいたいそれだけです

投稿: | 2013年2月23日 (土) 08時26分

追加で親父激怒の動画を紹介しておきます。
なにか近頃彼らのプロパガンダも下手になってきたような気もします。

字幕【テキサス親父】「嘘吐きは黙れ!」テキサス親父がキレる!
http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B9%E8%A6%AA%E7%88%B6&filters=week&lclk=week

投稿: 管理人nobu | 2013年2月23日 (土) 08時43分

日本が南極付近で行っている調査捕鯨をめぐり、日本とオーストラリアが、相互に法的措置を起こす構えを見せている。

オーストラリアのバーク環境相は21日、日本の捕鯨船団が20日にオーストラリアの船舶を攻撃したと主張して、同国の放送局セブンネットワークに対し「日本はこれを限りにやめるべきだ」「日本が南極海で毎年やっていることには強い嫌悪を感じる。政府として法廷で決着させたい」と語った。

バーク環境相はさらに、「誰もがごまかしだと知っているのに調査捕鯨だと主張する彼らの策略を暴くため、行動に出る」と述べ、国際司法裁判所に日本を提訴する構えを示した。

http://www.cnn.co.jp/world/35028562.html

投稿: オージー激怒w | 2013年2月24日 (日) 01時30分

アメリカで海賊認定でましたね。さっさと出動して逮捕してもらいたい。撃沈でもいいけど。

投稿: kanta | 2013年3月 1日 (金) 17時40分

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