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2013年1月 5日 (土)

緊急警報!危険な殺人食品が野放しに!

年が明けるのは結構なことなんですが、この時期になると決まって大きな問題になるのがこちらの事故です。

今年も…モチの事故で7人救急搬送、1人死亡 東京消防庁が注意呼びかけ(2013年01月01日産経新聞)

 東京消防庁によると、1日午前9時ごろ、東京都品川区内の自宅で雑煮を食べていた男性(68)がモチをのどに詰まらせ、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

 同日午後3時までに、男性を含む都内の男女7人が同様にモチをのどに詰まらせて病院に搬送され、うち足立区の男性(76)が重体となっている。年齢別の内訳は60代2人、80代3人、70代と90代以上各1人

 東京消防庁は「モチは小さく切ってゆっくりと噛み、唾液とよく混ぜ合わせて飲み込んでほしい」と呼びかけている。

高齢者、餅の窒息事故に注意 必ず誰かと一緒に食べる(2012年12月24日産経ニュース)

応急手当ては背部叩打法

 年末年始に食べる機会が増える餅。この時期には毎年、餅を喉に詰まらせ、救急搬送される高齢者のニュースが後を絶たない。餅による窒息事故を防止するための注意事項、もし詰まった場合の応急手当てをまとめた。(清水麻子)

 ◆チョークサイン

 東京消防庁によると、平成19~23年の5年間で、東京都内で餅や団子などを喉に詰まらせて604人が救急搬送されている。月別で最も多いのは1月の220人。次いで12月が90人で、1月と12月で全体の半数を超える。救急搬送された人の大半は飲み込む力が低下する60歳以上の高齢者だ。
 昭和大学病院救命救急センター(東京都品川区)の三宅康史教授(52)は「餅が取れなければ命を落とす可能性が高い。高齢者はなるべく誰かと一緒に同席し、細心の注意を払いながら食べてほしい」と警鐘を鳴らす。
 三宅教授によると、餅を食べる際の注意点は、(1)1人で食べない(2)おしゃべりは餅を飲み込んでから(3)一口の量を多くせず、ゆっくりとよくかみ、唾液と混ぜてから飲み込む(4)酒を多量に飲みながら餅を食べない
 もし詰まって苦しがってしまったら、高齢者は必ず周囲に窒息を知らせる世界共通のサイン「チョークサイン」で知らせることが大切だ。周囲の人はまず、本人に強くせきをさせる。それでも餅が出ない場合、「詰まって5、6分で意識を失い、その後、死亡に至るか、助かっても脳などに後遺症が出る」(三宅教授)という危険な状態になる。
 周囲の人は声を掛け、呼び掛けに返事がない場合は救急車(119番)を呼ぶ。救急車が到着するまでの間、「背部叩打法(こうだほう)」と呼ばれる応急手当てで餅を出す努力をする。「背中をたたく際、かなり強く、しっかり。間を開けずに4~5回迅速にたたくこと」(三宅教授)が必要だ。
(略)
 「救急隊は喉から餅などを取り出す器具を持っており、到着次第、取り出し作業に入る。強くせきをしても出ない場合はためらわず救急車を呼んで」と三宅教授は話している。

「小さく」「薄く」「湿らせる」調理で

 餅による窒息事故を防止するための餅の調理方法について、管理栄養士、山内寿子さんは「小さく切ることはもちろん、厚さも薄くしてあげるといい」と話す。また、乾いているとくっついて危険なため、焼いた後には湿らせる。汁物の中に入れたり、大根おろしなど水分のあるものとあえたりするのもおすすめ。
 きなこや焼きのりなどは喉につきやすい。のりは、だし汁でのばしてつくだ煮のような状態に煮て、あえ衣にしてもいい。きなこは、だし汁としょうゆ、あるいはハチミツなどでのばしてつけるなど水分をプラスする。
 山内さんは「常に喉を湿らせることが必要で、お茶などを前後に飲んだり一緒にとろみのある水分を取って」とアドバイスする。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますが、餅による窒息事故のほぼ全例が65歳以上の高齢者であることはすでに明らかになっていて、要するに高齢者が餅を口にする時点で窒息死のリスクを覚悟しておくべきであるということですよね。
そうまでしても食べたいというのは古くからの伝統文化であり、この冬の時期と密接に関係した季節商品であるからなのでしょうが、毎年毎年これだけの犠牲が出る餅という食品がどれほど日本人の健康に大きな影響を与えているかということを端的に示すのが、記事中にもある厚労省発表による季節ごとの窒息死症例数の推移です。
最も死亡数が多いのが1月、次いで12月でいずれも他の月のおよそ倍ほどと不自然に突出しているのですが、実際に餅・団子等による窒息事故の救急搬送数では1月が36%、12月が15%を占め、年間の救急搬送数の半分がこの2か月に集中していると言い、つまりは冬の窒息における超過死亡の主因は餅であると言うことでしょうか。

以前にもこんにゃくゼリーは危険な食べ物である!断固として規制すべきだ!と一部の方々が熱心に主張して回っていた時期にも書きました通り、こんにゃくゼリーなど問題にならないほどはるかに危険なことが明確に示されているこの餅という食べ物(相対危険度はこんにゃくゼリーの実に84倍!)について、一向に規制しようとか消費者庁に訴えようという動きがないのはいささか片手落ちな印象を抱きます。
こんにゃくゼリーは一部メーカーによる寡占市場であるのに対して餅は自家生産分も多く、しかも愛好者がはるかに多いから面倒だ…という理由で危険なものを放置しているわけでもないのでしょうが、こんにゃくゼリーにしろ餅にしろそれによって命が危ういという危険年齢層はすでに明らかな訳ですから、その世代における利用を本人と周囲が注意しておけば問題ないとも言えるのではないでしょうか?
今の時代どんな小さなリスクでも大変だ!すぐに規制しなければ!と騒ぎ立てるゼロリスク症候群の虜になっている人は少なくありませんが、リスクにきちんと向き合い承知した上でそれとほどほどに付き合うことも十分に可能であることを、長年続いている餅食という伝統文化が教えてくれているようにも思えます。

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コメント

モチって小さく切っちゃったら食べる意味ないんじゃ?

投稿: アキラ | 2013年1月 5日 (土) 08時51分

食うなっっつーてるんですよ言わせんな恥ずかしいw

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2013年1月 5日 (土) 09時57分

昨年末には、こんな心温まるニュースもありました。

【福井】 一人暮らしのお年寄りにつきたての餅をプレゼント 消防署員が「防火餅つき」
http://news24.jp/nnn/news8633395.html(リンク先はすでに消えてます)

投稿: JSJ | 2013年1月 5日 (土) 10時08分

嚥下障害のある超高齢者だとパンですらよく窒息しますからね。モチ喰うなど無理だろという人も多い。
特にまだ意識覚醒の不十分な朝食時・午前中はハイリスクでしょう。
我々がとやかく言うまでもなく、見識のある方々であれば誰でもわかること。
死のリスクを冒してまでモチを食べるか否かは結局、個人の価値観と責任でしょう。
パン食もモチもリスク回避のために全面禁止にしたら息苦しい高齢化社会になるのでしょうか?
高齢者の急増に伴って救急医療現場もパニック化が必至な状況で看過できない問題ですね。

投稿: 逃散前科者 | 2013年1月 5日 (土) 10時20分

もちを食えなくなったら寿命ってことでいい踏絵にはなるかもなw

投稿: aaa | 2013年1月 5日 (土) 10時33分

餅で人が死んだから禁止しろ!と言う人はいませんが、ゼリーで人が死んだから禁止しろ!と言う人はいます。
日航機が落ちたから飛ばすな!と言う人はいませんが、オスプレイが落ちたから飛ばすな!と言う人はいます。
いずれも冷静な判断力を欠いているか、表立っての主張以外に何か理由があるのか、どっちでしょうね。

投稿: 管理人nobu | 2013年1月 5日 (土) 10時39分

いくら元気でも90代の老人にもち食べさせる時点で結果は見えてるような。
でも老い先短い爺ちゃんに死んでもいいから食べたいって懇願されたら食べさせるだろうなあ…

投稿: ぽん太 | 2013年1月 5日 (土) 11時52分

これも自然淘汰というものか・・・・

投稿: kara | 2013年1月 5日 (土) 19時58分

あと、食品安全という点では、某国から輸入されているキムチ&海産物がノロに汚染されていて、今流行しているタイプと一致しているという話もありますよね。
ちなみにアメリカは夏過ぎの時点で完全に禁輸措置を取っています。
日本はミンス政権で検疫すら取っ払っちゃいました。

どっちの国が(国民にとって)より正しいことをしてるんでしょう。

投稿: | 2013年1月 7日 (月) 10時11分

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