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2012年12月28日 (金)

今流行りのタブレット・スマホにまつわる二つの話題

スマホがこれだけ普及しますと単に電話として使うだけでなく様々に応用が利きそうですが、中には妙なことを言い出す人もいるようですね。
本日まず最初に、先日誰もが「えっ?!」と驚くようなニュースが出てきたことを紹介させていただきましょう。

超進化型コンピューターウイルスが、人間の脳に感染する?(2012年12月8日週プレニュース)

インターネットなどを経由して、自己増殖し続けるコンピューターウイルス。ハードディスク内のファイルを消去したり、データを外部に自動送信するなど危険性の高いものも多く、日頃のセキュリティ対策が大切だ。

そのウイルスが、なんとPCやスマホを通じて人へと感染するという。 そんなバカな!と笑い飛ばせない事態が、ついに現実になるのだろうか?

人間の脳は、神経細胞(ニューロン)を通じ、電気信号で記憶や情報を伝達する生体コンピューターだと考えていい。この脳をすみかとするウイルスに、電磁波という新たな感染ルートが加わる可能性があるというのだ。

脳の仕組みに詳しい米国コネチカット州のバリー・リード博士は「まるでパソコンでデータをコピーするように、瞬時で無限の自己コピーを行ない、人の脳内の記憶データを破壊する危険性がある」と警鐘を鳴らしている。

感染ルートとしてはスマホやWindows8などのタッチスクリーンが危険とのことだが、

「そのほか、静電気を通じて指先から他人への感染も避けられません。電気の流れるすべての機械や金属が感染源になり得る」(リード博士)とか。

その増殖は、電気が流れる神経を遮断しない限り、一瞬で黒一色の盤面を白く変えるように正常な細胞をウイルスが侵し尽くし、脳の記憶が完全に白紙になってしまうという。生き残るのは、IT嫌いのアナログ脳人間だけかも……?

バリー・リードと言えば先年亡くなられたベストセラー作家…と言うわけではないようですが、ざっと検索してみた範囲ではこれという該当人物が見当たらず経歴等が全くはっきりしませんし、記事から見る限りではいかにもそちら方面か…というトンデモ臭がぷんぷん漂ってきます。
ともかくPC用のプログラムであるコンピューターウィルスが、人間など生物に感染するウイルスとは名前以外全く無関係なものであることは周知の通りであり、また宿主特異性が極めて高いというウイルス自身の性質を考えるとちょっと眉唾どころではない珍説と言うしかありませんが、コンピューターウイルスが人間に何らかの影響を与えうるか?と幅広く命題を捉え直せば可能性がないわけではありませんよね。
画面を見つめることでの人体への悪影響と言えば一頃話題になったポケモンショックの原因となった光過敏性てんかんなどがありますが、仕事などでディスプレイを見つめ続けることが心身に大きな影響を与え得ることは周知の通りですから、これをより積極的に利用して画面や音声等の出力を介してPC利用者に悪影響を与えるプログラムというのは原理的に十分作成可能なはずです。
もちろん「静電気を通じて指先から感染する」などという与太話は論外ですし、そうしたプログラムが脳内で「瞬時で無限の自己コピーを行な」う可能性など全く考えられませんが、こうした目的のプログラムであれば通常のアプリやスクリーンセーバーなどに組み込んでいてもPC自体には何ら悪影響を及ぼすものではないわけですから、既存のウイルス対策では全く対応出来なくなるだろうと考えると厄介ですよね。

続いてもう一つ、こちらは各方面で応用が利きそうなサービスが人気を博しているというニュースをお伝えしましょう。

iPad経由で専属の通訳を呼び出せる「リアル通訳」が人気(2012年12月24日産経新聞)

 アールシステム(神戸市)が開発した、タブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」と高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を活用したリアル通訳サービスの利用者が全国的に広がっている。

 同社は田中良二社長が大手外資系商社をスピンアウトし、平成18年5月に設立した。田中社長は商社で海外出張を重ねたが、その度に悩まされたのが言葉の壁。「安く、簡単に通訳が受けられるサービスがあれば、多くの人が助かる」との思いから通訳サービスを自らの仕事に選んだ。

 最初に手がけた「テルテルカード通訳」サービスは、困ったときに電話をするだけでオペレーターとつながり、通訳や翻訳のサービスが受けられる。購入したカードに記載された9けたの番号を押すとサービスが始まり、料金は時間制ではなく回数で決まる。対応言語は英語、中国語と韓国語。海外旅行に不慣れな高齢者や飲食店での外国人対応サービスとして旅行会社などで取り扱いが増え、同社の経営基盤を確立した。

 急成長を確実にしたのは昨年10月に販売を始めた「テルテルコンシェルジュ」だ。iPadやiPhoneのアプリ(応用ソフト)から同社専属の通訳オペレーターを呼び出し、通訳してもらう。ホテルのフロントに端末を1台置いておくと、外国人客が来たときにアプリを呼び出して外国人客と会話してもらうだけで済む。iPadやiPhoneの「AppStore(アップストア)」に登録されており、無料でダウンロードできるのも強みといえる。

 需要に火をつけたのは東京メトロでの採用だった。まずサービスマネジャーが持つiPad23台にテルテルコンシェルジュが導入された。利用者に好評だったことで現在は主要157駅で使われている。評判が評判を呼び、私鉄、JRのほかホテル、家電量販店、旅行会社、自治体、携帯電話ショップなどで利用者が急増。さらに京都・平安神宮での使用や明治神宮への導入など、外国人観光客の人気スポットでも使用や導入検討が行われている

 このため同社の業績も急伸しており、25年3月期の売上高は2億円の見込みだが、26年3月期は6億円、27年3月期は12億円を予想。田中社長は「目標としている株式上場も早い段階で実現できそうだ」と声を弾ませる。

 携帯端末で築いた会話システムは今後、ビジネスの裾野を広げそうだ。医療施設と患者、薬局をネットワークで結合。iPadで画像診断や医薬品宅配を行う「メディカルコンシェルジュ」も開発ずみで、「今後、国内5地域でテスト導入も始まる。高齢者の通院負担を軽減したり、病院の医療サービス向上のため積極的に普及させたい」と田中社長は意気込んでいる。

最近では海外の製品などもネットで簡単に取り寄せられるようになっていますがそれだけ情報流通のボーダーレス化が進んできたということで、ホテルや飲食店など接客業界のみならず中小企業のちょっとした海外取引などにも応用が利きそうなサービスですよね。
実際の利用動画を見てみますとテレビ電話機能を使って通訳を介在させるという形ですが、利用者の声も非常に好評だと言いますから今後は提供言語数の拡大や利用時間の延長などといったサービス拡充も進んでいくのでしょう。
医療の方面でもご存知のように民主党政権では医療主導の経済成長を目指す方針の一環としてメディカルツーリズムというものを推進しようとしていましたけれども、いずれにしても日本を訪れる外国人が少なからずいる以上は彼ら向けにも的確な医療翻訳サービスを提供していくことが不可欠ですから、安価に利用できるなら検討したいという人は多いはずです。
また医薬品宅配などは厳密に言えば処方薬を得るためには必ず通院という外出行動が必要なのですから高齢者の利便性という点ではいささか微妙ですが、薬局に立ち寄って待たずとも家に届けてもらえるとなるとその時間に買い物など他の作業も行えそうですから、むしろ若い人にとってもメリットが大きいサービスかも知れませんね。

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