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2012年10月16日 (火)

「K・Yってだれだ」プロ活動家のおかしな迷走ぶり

先日ちょっとした話題になっていたニュースですが、こういう話をご存知でしょうか。

「ポケモン」は人間に虐待されている? 動物愛護団体が「ピカチュウ」解放運動(2012年10月10日J-CASTニュース)

   世界中で愛されている任天堂の「ポケットモンスター(ポケモン)」について、動物愛護団体が「ポケモンは人間に虐待されている」「ポケモンを解放しよう」などというキャンペーンを展開している。
   この動物愛護団体はイギリスやアメリカなど各国に拠点を持つPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)で、2011年11月には世界で最もヒットしたゲームシリーズ「スーパーマリオ」のキャラクターが、タヌキの衣装(毛皮)を着ているとして抗議活動を行っている

ピカチュウとその仲間は何世代にも渡ってプレイヤーに苦しめられてきた

   PETAのホームページのトップには現在、「ポケモン」のキャラクターが描かれたアイコンがあり、それをクリックすると独自に制作したゲームのページにつながる。そこには首輪が嵌められ、傷付き、血しぶきのようなものが付いたキャラクター、ピカチュウがいる。
   書かれている説明文を要約すると、「ポケモン」は実は恐ろしい物語で、ピカチュウとその仲間は何世代にも渡ってトレーナー(プレイヤー)に苦しめられてきた、とある。
   トレーナーはキャラを丸いボールのようなものに閉じ込め、相手との戦闘のときに無理やり出して戦わせる。それはまるでサーカスや奴隷のようなもので、
    「子どもたちはポケモンを人間に虐げられるためだけに存在すると信じて育ってきた。思いやりの代わりに支配を学んだ。ポケモンが最悪の虐待を受ける一方、子どもたちもお互いに攻撃し始めた
といい、独自の見方を披露している。

   さらに、キャラクター達は「もううんざりだ」と思っていて、PETAはそんな彼らを自由にしたいので、皆さんも我々を支援してほしい、などと書いている。
   アップされているゲームは、ピカチュウと人間のバトルで、人間は巨大なハサミや注射器のようなものをピカチュウに投げつけている

「ポケモンと人間は助けあって生きているんだよ」

   このPETAというのはどんな組織なのか。ホームページの説明によれば、農場や工業、衣類、実験室、エンターテインメントの分野で苦しむ動物を救う世界最大の動物愛護団体で、300万人以上の会員やサポーターがいる。「ポケモン」はこのエンターテインメント分野に属するようだ。11年11月には、タヌキの衣装を着ている任天堂の「スーパーマリオ」のキャラは、毛皮を生きたまま剥ぎ取られる残酷なもので、「スーパーマリオ」はそれを奨励している、などというキャンペーンを打った「実績」がある。
   今回の「ポケモン」のキャンペーンに関してネットでは、
    「ポケモンの設定わかってないね。ポケモンと人間は助けあって生きているんだよ」
    「架空の物体を抗議の対象にするとは・・・」
などという感想が出ている。
   また、動物愛護団体のキャンペーンだとしても、キャラをそのままいただいてゲームを作っているのは明らかな著作権違反だと発言している人も多い。

   今回のキャンペーンにどう対応するのか。任天堂の関連会社ポケモンの広報は、
    「ポケモンのテーマは人との共生、絆です。それが多くのファンの皆様に支持されてきた本質的なことですし、みなさんもそう理解していただいていると思っています」
と話している。

ネタなのかと思っていましたらどうも本気で言っているらしいという点でも話題になったものですが、動物愛護を主張していたはずがいつの間にか動物と全く関係のない二次元のフィクション否定になっているというのは、この種のプロ活動家の方々によく見られる現象の新しい一類型と言えるのではないでしょうか?
例えば日本でも児童ポルノ許すまじ!と熱心に活動していらっしゃる外国人タレントなどがいらっしゃいますが、二次元での異常性癖がいずれ実生活にも反映されるんだ!などという彼らの主張はどうやら根拠がないということが明らかになってきています。
近年子供などを対象にした凶悪事件が起こるたびに「青少年向け娯楽が過激化する一方だからだ!」なんてことを言う自称識者の方々には事欠きませんが、実際にはこうした事件は減る一方で昭和30年代には現在の10数倍だったと言いますし、娯楽の悪影響と言うならラスト10分前になると決まって大量惨殺劇が発生するテレビ番組のせいで高齢者が凶暴化している!なんて言い方も出来るわけです。
多くのプロ活動家の場合は表向きの目的とは違う真の目的があって、そのための手段としてより注目を集めやすい道を選ぶという傾向がありますから論理というよりも経済論で語るべきことなのでしょうが、日本国内でも先日こんなびっくりするよう手段と目的が逆転したかのようなニュースが流れていました。

オスプレイに「たこ揚げ」で対抗 航空法の「盲点」、事故の恐れは?(2012年10月4日J-CASTニュース)

 沖縄県の米軍普天間飛行場に新型輸送機「MV-22オスプレイ」の配備が着々と進むなか、納得できない住民は抗議活動を続けている。
 基地前での集会や座り込みに加えて、「たこ揚げ」という一風変わった戦法も試みた。

■空港の「管制圏」でも風船とたこは禁止ではない

 オスプレイは2012年10月2日、山口県の米軍岩国基地から3機が普天間飛行場に移動した。前日分と合わせて9機が普天間に配備されたことになる。
 この日、普天間のすぐ近くにある公園などでは、反対の意志をたこ揚げという形で示す地元の人の姿が見られた。空に悠々と浮かぶたこのそばを、着陸態勢に入ったオスプレイがごう音を立てて滑走路に向かっていく。抗議活動とはいえ、飛行場近くでのたこ揚げは安全面で問題はないだろうか。

 国内の空港の場合、周辺地域における「飛行に影響を及ぼすおそれのある行為」は航空法第99条の2で制限されている。国土交通省東京航空局に取材すると、空港の敷地の中心から半径9キロの「管制圏」では、ロケットや花火の打ち上げ、気球の浮揚、模型航空機の飛行といった行為は管轄当局の許認可が必要となるとの説明だ。これに対して、市販されている小さな風船やたこを個人が揚げるようなケースは「禁止ではありません」と言う。
 ただし、例えば航空機が離着陸する直下で大量の風船を一度に飛ばしたりするような場合は、事前に当局に申請してもらいたいとする。強制ではないが、航空上の安全を考慮すれば把握しておきたいというわけだ。

 実は普天間の抗議行動ではこれまで、風船を飛ばすという手法もとられたことが何度かある。米軍の飛行場と国内空港では単純に比較できないが、航空法の観点からすれば風船もたこも規制対象ではない。また米軍基地内は国内法の適用外のはずだ。それでも森本敏防衛相は「基地の上も日本の領空」との見解を述べ、「飛行の障害になることは望ましくない」と不快感を示したという。
 J-CASTニュースは、たこ揚げに加わったNPO法人「石川・宮森630会」の久高政治さんに電話取材した。前日の10月1日に基地前でたこを揚げている人を見かけた久高さんは、オスプレイ配備への抗議行動として「効果的で少し変わった手段」として取り入れたと明かす。

■米軍に「イヤだなあ」と感じさせる必要がある

 10月2日、久高さんを含めて6人が合計9つのたこを揚げた。米軍提供施設外での行為だが、滑走路の近くだったためか「防衛局の担当者や沖縄県警から『危険だからやめてほしい』と要望されました」。しかし「危険なのはオスプレイの方」と決行したという。中には50メートルほどの高さに達したものもあり、「たこの下を、着陸するオスプレイが飛んで行きました」と話す。
 インターネット上では、「万一オスプレイが墜落したらどうするんだ」と懸念を示す書き込みが少なくない。もちろん、たこ揚げでパイロットを危険な目に合わせるつもりは全くなく、「重大な事故につながるようなら、考えないといけません」と久高さん。だが実際は、飛ばしたたこは市販の小型サイズで強度に優れているわけではなく、ほとんどのたこは最終的に糸が絡んだり切れたりして落ちてしまったという。基地内にもいくつか落下して、「たこを見つけた米兵が我々に向かって笑いながら『ありがとうございます』なんて言っていました」。よほど危険な行為だとみなせば米軍側が黙っていないだろうが、たこ揚げに関する抗議はなかった。
 とは言え、あくまでも目的は米軍へのけん制だ。「たこを揚げて大きな効果が得られるとは考えにくいですが、米軍側に『イヤだなあ』と感じさせる必要はあると思います」(久高さん)。地元の人たちにとっては、あの手この手で「ノー・オスプレイ」の意志を表し続けることが大切なようだ。

まさに「効果的な手段として取り入れた」と自ら語っているくらいですから、その効果がどのような性質のものであるかは言うまでもないことですし、実際に効果を感じられるまでエスカレートさせていくと宣言しているのですから確信犯というものですよね。
先日も空港周囲の鳥の位置情報を常時把握して衝突事故を防ぐという新種のシステムが開発されたというニュースが出ていたくらいで、古来航空機は障害物等との接触には非常に脆弱なのは常識ですから、プロペラやエンジンに対する悪影響などがなくともそれこそタコがコクピットの窓ガラスに張り付くだけでも離着陸時の視界を遮って大変な大事故に結びつく危険性があるだろうなと誰でも推測出来ることです。
そんな危険な行為を一生懸命基地周囲に広めようと言う人々がオスプレイ配備は「墜落事故の恐れがあるから危険だ」と主張している人間だというのがおもしろい話なんですが、周辺住民にすれば笑えるどころではない「ふざけるな馬鹿野郎!」と言うべき事態でしょう。

先日も取り上げましたようにこのオスプレイ問題、もはや当事者のプロ活動家の方々にとっては安全性確保の要求など目的でも何でもなく単なる手段であるということがよく判る話なんですが、世間一般ではこうした行為は自ら珊瑚礁に傷をつけておいて「サンゴ汚したK・Yってだれだ」 などと論じて見せた某新聞社と同様、火のないところには自ら放火して回るマッチポンプと呼ばれる行動であったと思います。
しかしこうした方々が地元での反対運動の代表格のように全国ネットで取り上げられてしまう、そして沖縄とはこうした土地柄であると全国に周知されてしまうということこそ、実は地元の真面目な方々にとっては最大の痛恨事であるのかも知れませんね。

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コメント

単なるkitty guy

投稿: mekimeki | 2012年10月16日 (火) 08時48分

樽床伸二沖縄担当相は15日午前、沖縄県の仲井真弘多知事と同県庁で会談した。
知事は沖縄振興に関する3000億円規模の2013年度予算の確保や、米海兵隊の垂直離着陸
輸送機MV22オスプレイの沖縄配備の見直しなどを求める要望書を手渡した。

これに対し、樽床氏は「これまでも沖縄県民の気持ちを尊重するという基本的なスタンスでやってきた。
担当閣僚になってもその立場を変えるべきではないと思っている」と語った。樽床氏の沖縄県訪問は
就任後初めて。午後には米軍普天間飛行場(宜野湾市)などを視察する。

投稿: | 2012年10月16日 (火) 09時04分

経歴をざっと見たところではこの久高何某氏というのはかなり筋金入りのようですね。
これが一般的な沖縄県民の感覚ではないことを願うのみです。

投稿: 管理人nobu | 2012年10月16日 (火) 12時03分

おとなしく基地前で揚げたこ焼きでも売ってりゃよかったのに・・・

投稿: (・ω・`) | 2012年10月16日 (火) 14時34分

米軍から抗議来たなw

在沖米四軍調整官事務所長のデビット・デタタ大佐は15日、県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)の儀武剛金武町長らに対し、
MV22オスプレイ配備への抗議行動で市民らが米軍普天間飛行場周辺で風船やたこを揚げていることについて「大変危険であり、
(県内)首長がリーダーシップを発揮してさせないでほしい」と求めた。儀武町長が明らかにした。
 儀武町長らは15日、同事務所でデタタ大佐と面談し、米軍基地問題の解決促進に向けた要請をした。
 儀武町長によると、デタタ大佐は、これまで日米が合意した騒音防止協定などについて順守していると強調。
儀武町長は記者団に「市町村長としては守られていないところに強い憤りを感じていると話した」と説明した。
 軍転協はこの日、同事務所のほか、在沖米国総領事館に要請し、普天間飛行場の県外移設と早期返還、危険性除去なども求めた。
軍転協会長の仲井真弘多知事ら要請団は16日、東京で政府や、ルース駐日米国大使などへ要請する。

琉球新報 10月16日(火)10時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000003-ryu-oki
画像 米軍普天間飛行場に着陸するオスプレイ。右上は配備に抗議で揚げられた凧=2日午後0時11分ごろ、宜野湾市
http://www.okinawatimes.co.jp/article_images/20121003/PICKH20121003_A0031000100500005_r.jpg

投稿: aaa | 2012年10月16日 (火) 14時48分

沖縄・宜野湾市の安全で活力ある街づくりを求め「普天間飛行場の迅速な辺野古移設を求める市民行進」(主催・同実行委員会、発起人仲村俊子氏)が28日、
同市で行われた。参加者は同市民の有志ら約50人だったが辺野古移設を求めるデモ行進が行われたのは、
「県外移設」に方針転換された以後、県内ではこれが初めて。
 デモ参加者は、「もう待てない。出来もしない県外移設は固定化への道」と訴え、普天間飛行場の現実的な早期移設を求めた。

 デモ行進は同日午前11時過ぎ、北谷町北前にある沖縄リージョンクラブから約1㌔の宜野湾市役所まで行われた。全員が国旗を掲げ、
「一日も早い辺野古移設で安全な空を宜野湾に取り戻そう」「周辺住民を不安と危険に陥れる(オスプレイ)反対行動は、即刻中止せよ」
「抑止力強化のために日米同盟を強化せよ」などと市民に呼びかけた。

 参加者の一人で元宜野湾市議の平安座唯雄さんは、「かつて、宜野湾市議会は辺野古移設を歓迎した経緯がある。
私たちの求めているのは、宜野湾市民の安全と安心を守るためには基地の早期移設だ。オスプレイの撤去ではない」と話した。

 また、参加した同市在住の20代の女性は「若者たちは、オスプレイ反対なんて言っていない。それより、
尖閣領海に侵入している中国に脅威を感じている人が多い」と、デモ参加の動機を語った。

 発起人の仲村さんはデモ行進終了後「人数の問題ではなく、行動できたことに意義がある。これまで、
市民は心では思っていても行動に移せなかったから」と、今後の辺野古移設推進運動に意欲を燃やしていた。

ソース 世界日報
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/121029-3.html
画像
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/121029-3.jpg

投稿: | 2012年10月29日 (月) 20時57分

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