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2012年7月 1日 (日)

今日のぐり:「うどん商人つづみ屋」

少し以前にネット上で密かに広まっていた話なのですが、このたび改めて一般メディアにも取り上げられたというこちらのニュースを紹介させていただきましょう。

台湾製パソコン基板、小さな字で「日本に神のご加護を」(2012年6月27日産経ニュース)

 私たちの知らないところで、私たちの知らない人が、私たちが遭遇した困難のために祈ってくれている。東日本大震災に際して、世界中の人々から多くの救いの手が差し伸べられたことは記憶に新しい。が、私たちが知らないこんな話もあった。(フジサンケイビジネスアイ)

 先日、フェイスブックの会員の間で反響を呼んだ1枚の写真があった。写真は何の変哲もないただのパソコン基板。だがよく見ると小さな字で「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」と祈りの言葉が印刷してあったのだ。

 基板とはパソコン内部に装填(そうてん)されている主要部品で、普段はまったくユーザーの目に触れることはない。そこに日本への思いやりのメッセージがあった。 会員からは次々と「ありがとう。感激です」「感動した」など感謝のコメントが書き込まれた。同時に、いったい誰が、何のために、パソコンの内部基板にこのようなメッセージを印字したのだろうかと、大きな話題となった。

 「日本に神のご加護を」と印字された基板を搭載したパソコンを製造したのは台湾のASUSで、同社も日本から問い合わせがあるまではこの事実を認知していなかったようだ。ASUSによれば、印字は同社の技術者が独断で行ったことで、誰かは特定できていないがたぶん日本の一日も早い復興を祈ってやったのだろうとのことで、本件は黙認しているそうだ。

 一人の台湾人技術者が独断で思いつき、会社の許可も得ずに印字した日本の復興を祈るメッセージが、マスコミではなくソーシャルメディアを通して日本人の心を揺さぶった。「神のご加護を」は日本では一般的な言葉ではないが、英語圏では最もなじみの深いフレーズの一つで、God Bless JapanのスローガンはTシャツやポスターのデザインとなり、Pray For Japan(日本のために祈ろう)とともに世界中で東日本大震災の義援金集めの標語となった。

 ASUSは台湾の大手パソコンメーカーの一つで、同社には技術革新やイノベーションの創出と並び謙虚、誠実、勤勉を訴える社是がある。デジタル新時代のリーディングカンパニーを目指すと標榜(ひょうぼう)する一方で、企業人として誠実さと勤勉さを忘れまい、と明確に会社の哲学を従業員に訴えている。

 台湾の技術者は何を思って「日本に神のご加護を」という文字を印字してくれたのだろうか? 大災害への同情心からか、日本に多くの友人がいたからか、それとも単に日本が好きだからなのか? そして、考えてみた。もし台湾に大災害が起こり、日本の技術者が誰の目にも留まらないだろうからと、会社の許可も得ず、「ガンバレ台湾」と台湾向け製品の基板にメッセージを印刷したら、会社は黙認するだろうか?

 ASUSの社是「Integrity(誠実)」が重く、価値あるものに感じられた。(実業家 平松庚三)

記事にもあるように今回拡散したのはSNS経由なのですが、もともと昨年春の時点ですでにPC関連ニュースとしてごく小さく「Danshui Bay計画の進行中に起こった東日本大震災を受けて,ASUSのエンジニア達は本ボードに「GOD BLESS JAPAN」の文字を入れようと即断したそうだ」と取り上げられていたものです。
まったくのところ苦境に陥って人の情けが身に染みるとはこのことですが、本日は友邦台湾の皆様方の暖かい励ましに敬意と感謝の気持ちを込めて、世界各地から思わず「いい仕事してますね~!」と言いたくなるようなニュースを取り上げてみましょう。

可愛すぎて食べられない! クマちゃんがお布団でスヤスヤ眠るオムライス写真があまりにもカワイイと猛烈な勢いで世界へ拡散中(2012年6月11日Pouch)

この可愛さは一発KO! あまりにも可愛らしいオムライスの写真が、猛烈な勢いで世界中へ転載されつつありますよーっ! 海外のブログにアップされた画像をご覧になってお分かりの通り、とても美味しそうなオムライス写真です。

ただし、単なるオムライス写真ではなく……クマちゃんがオムレツのお布団&まくらを使って、スヤスヤと眠っているではありませんか! しかもお布団はケチャップでハートマーク! こ、これは起こせない……。

「一体誰が作ったの!?」と疑問に思い調べてみましたが、どうにもこうにも元ネタは判別できず。芸の細かさからして日本人作だとは思うのですが、この写真が広まっているのは英語圏、そしてロシアと中国、さらにはタイのサイトが多いです。

誰が見ても「カワイイ!」と思う写真は、一発で世界に通用するパワーを持っています。このクマちゃんオムライスもそのひとつ。まさに「全世界が胸キュン!」といっても過言ではないでしょう。文句なしにカワイイ!(文=長州ちなみ)
参照元:Where is Happiness ?(http://goo.gl/5Ilt9)

★追記
読者情報により、このオムライスの製作者が判明しました。iPhone用の写真SNSアプリ「My356」のユーザー「ひよこ(hiyoko555)」さんとのことです。また、クマちゃんのテーマは「リラックマ」であることも分かりました。情報ありがとうございました!

この細やかな表現へのただ事ならぬこだわりようはまさしく日本人の仕事ぶりという感じなのですが、実はこの「ひよこ(hiyoko555)」さんはこだわりにこだわりぬいた数々の料理写真で大人気のお方だと言いますからさもありなんといったところでしょうか(しかしよほどにリラックマに思い入れがあるのでしょうかね…)。
7月1日からはレバ刺しが規制されるというので食べ収めにと駆け回っている人も多いようですが、あまりにレバ刺しへの煩悩が脳内を占拠してしまうとこんなことになってしまうようです。

「もうすぐ食べ納めのアレ」をレゴで再現した画像が驚異の再現度(2012年6月27日ねとらぼ)

 7月1日から、飲食店での販売・提供が禁止となる「レバ刺し」。目下、焼き肉店などは駆け込みで「最後のレバ刺し」を食べようという人たちで大賑わいだそうですが、そんな中、なぜかレゴを使ってレバ刺しを再現してしまった人が現れました。

 えーいくらなんでもレゴでレバ刺しは無理でしょー、などと思いながら見てみると……に、似てる! 色、ツヤともに本物の生レバーそっくりで、おまけに薬味のネギ、ショウガまで! いかん、レゴだと分かってるのによだれが……。

 写真は6月26日にTwitpicに投稿されたもの。作者のTary(@nobu_tary)さんのコメントによると「レバ刺し規制されるから自分で作った、LEGOで 」だそう。あまりのソックリぶりに、Twitterでは「それにしても、質感!」「くぅ! 食べたくなりました」「これがレゴ刺しか……」など、これまで8000人以上がこの写真をリツイートしています。

どれくらい似ているのかは是非リンク先の比較写真を参照いただきたいと思いますけれども、そうですかここまでレバ刺しに劣情をかき立てられている人が世の中には多いのですね…
日本のみならず海外でも数々の人気作があるのがご存知日本の誇る漫画文化ですが、こちらどうやら伝説を通り越して新たな神話となってしまったようですね。

大人気漫画『頭文字D』の名シーンを超絶クオリティーで再現した動画が世界で大人気! 海外の声「感動した」(2012年6月25日ロケットニュース24)

走り屋たちの熱いバトルを描いた大ヒット漫画『頭文字D(イニシャル・ディー)』。誰よりも速く走る。ここに全てをかけたドライバーたちの高速バトルは、日本だけではなく、海外の読者のハートまでキャッチしており、今や『頭文字D』の人気は世界規模である。
そんな世界の人々から愛される『頭文字D』の名シーンを映像化した動画が、現在ネット上で大きな賞賛を浴びている。
「GT5で頭文字Dの名シーンを再現してみた」というタイトルのこの動画には、キャラクターたちの声に合わせて、激しくそして美しく走る車の姿が映し出されており、その名シーンの再現度たるやハンパない!
これはゲーム『グランツーリスモ5』(以下GT5)を使って映像化されたものらしく、そのあまりの完成度の高さに世界中のネットユーザーが胸を熱くさせている。

【動画に寄せられていた日本ネットユーザーの声】
「頭文字Dファンは一見の価値ありでしょ!凄すぎるだろ!この編集技術はスゲー!!」
「ここまで再現するとは…。すごいw」
「MR-2のジャンプとエボⅢのドリフト、最後のFCのとこが凄すぎる」
「感動し過ぎて涙出たww」
「とにかく、すごいとしか言いようがないですw」
「か、か、神動画認定!翼のところで涙でた…」
「最後神をも超えてる…」

【動画に寄せられていた海外ネットユーザーの声】
「GT5で作られたこの『頭文字D』動画に感動しちゃったよ。10点満中10点!」(カナダ)
「これはヤバイ!」(中国)
「これは恐らく自分が見てきたなかで最高の……最高の再現動画だ……」(アメリカ)
「す・ご・す・ぎ・る!」(ブラジル)
「本当にスゴイ! これを見てたら、また『頭文字D』を最初から見たくなっちゃいました! この動画を制作、共有してくれて、本当にありがとうございます。インドネシアより」(インドネシア)
「スゲーー!」(マケドニア)
「3:18は完璧な再現だ!」(香港)
「最高! これからも素晴らしい作品を作って下さい」(アメリカ)
※( )はコメント投稿者の国籍

世界の『頭文字D』ファンたちをも唸(うな)らせる今回の名シーン再現動画。ここまでクオリティーの高い再現動画を作るのに、制作者はどのくらいの時間と手間を要したのだろうか? その労力、そして制作者の『頭文字D』に対する愛情を考えると、ただただ敬服するばかりである。(文=田代大一朗)

参照元:YouTube/silvx180

いやしかしそのクオリティーは実際に動画を参照いただくとして、私事ながらその昔愛車がゲームに登場していると聞き格好いい動画を作ってみようとして早々に放り投げた人間からすると、この異常なまでのクオリティーを達成するのに要した努力には何とも頭が下がりますね。
同じく公道を誰よりも早く駆け抜けたという点でダウンヒル最速伝説を残したというのがこちらなのですが、ここまで来るともはや見ているだけでも怖いと言いますか、最初のコーナーを迎える以前から失神ものではないでしょうか。

スケボーで時速130kmを達成/カナダ(2012年6月26日WIRED)

「ダウンヒル・スケートボード」のワールドチャンピオンであるミショー・エルバンは、時速80.74マイル(129.94km)という、まさに正気の沙汰とは思えないスピードを出し、スケートボードによる最高速度としてギネス記録を打ち立てた。
そのようなスピードでカナダのケベック州の山腹を飛ぶように滑り降りることがどのような感じなのかは、実際にやらないかぎりわからないが、エルバン氏とRecon Instruments社は、本人の視点で撮影した動画でわれわれをその感動に一歩近づけてくれる。エルバン氏はAndroidを搭載したヘッドアップディスプレイ(HUD)の試作品をヘルメットの右側に取り付け、スイッチを入れてからスタートしたのだ(文末に動画掲載)。

エルバン氏が乗るスケートボードは、GMRショップのデッキ(ボード)に、セラミックベアリングを組み込んだ85mmのウィール(車輪)と、Ronin Trucks社のトラックが取り付けられており、ニュートラルポジション(基本姿勢)のときにトラックがまっすぐな正しい位置になるよう、完璧なアラインメントで支えるアルミの支持板を備えている。まさにスピードのために作られた組み合わせだ。
カナダのブリティッシュコロンビア州に住むエルバン氏は、この日のためのトレーニングを2007年から続けてきた。これはブラジルのダグラス・ダ・シルヴァが時速112.99kmで記録をつくった年だ。
エルバン氏は2年前にコロラド州で、12%の勾配を滑り降りて時速80.83マイル(130.08km)を出し、国際グラヴィティスポーツ協会の記録を打ち立てた(上の動画)。
このときは標高約1,830mで行われたが、今回の滑走は、空気の抵抗がより大きくなる標高0m近くで行われた。したがってギネス記録となったわけだ。

「滑らかな舗道でこのくらいの速度を出すと、自分を引っ張る重力がそのまま感じられるんだ」とエルバン氏は言う。「周りのものすべてが、すごい速さで自分を通り過ぎて行くのはクレイジーな感じだよ」
それは楽しいかもしれないが、止まるときはどうなのだろう。スケートボードにはブレーキが無いので、単に脚を下ろせばいいわけではない。時速130kmの自動車から飛び降りたい人はないはずだ。
では、どうやって止まるのだろう? 風の抵抗を使うのだ。
「自分がそれまで入っていた球状の空間から飛び出して、両腕を上に広げ、自分をできるだけ大きくするんだ」とエルバン氏は述べる。それから思い切って足を地面に下ろすのだという。

その恐るべき状況はリンク先の動画を見ていただくしかありませんけれども、いやこれ普通に対向車来てるじゃん!人もいるじゃん!というまさしく身体を張った公道絶叫マシーン状態ですよね。
同じく山絡みということでこちらのニュースを取り上げてみたいと思いますが、これはしかしちょっとにわかには信じがたいような話でもあります。

両脚失ったカナダ人男性、キリマンジャロ登頂成功/ケニア(2012年6月24日AFP)

【6月24日 AFP】両脚を失ったカナダ人男性が、標高6000メートル近いアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(Mount Kilimanjaro)への登頂に成功し、社会参加の可能性を否定したかつての医師団の見解を覆した。

 この男性スペンサー・ウェスト(Spencer West)さん(31)は子どもの頃、遺伝的疾患の仙骨形成不全症で下半身不随になり、両脚を失った。しかしトロント(Toronto)在住のウェストさんは障害を克服して19日にキリマンジャロ山頂に到達し、信じられないほどの達成感を味わったと語った。

 ウェストさんはケニアの首都ナイロビからAFPに対し、「精神的にも体力的にも、山頂到達はこれまで経験した中で一番困難なことでしたが、それに取り組みながら自分を信じ、他人を信じるという強い教訓がさらに強固になりました」と語った。ウェストさんはまた、「体力的に辛かったのは、山の大半を手で這い上がり、肩と腕に大きなストレスがかかったことです」と付け加えた。手で上った行程は推定80%だとしている。

 ウェストさんの登山には、親友のデビッド・ジョンソン(David Johnson)さんとアレックス・ミアーズ(Alex Meers)さんが同行。60年来の深刻な干ばつに昨年見舞われたケニアの子どもたちに飲料水を供給している「フリー・ザ・チルドレン(Free the Children)」の活動資金を募る慈善目標を掲げた。ウェストさんは慈善活動とは別の個人的目標として、自身の5歳当時に医師団が両親に語っていた「社会的役割を担う一員にはなれない」との発言が誤りだと証明することを目指した。

 一行は「可能性を再定義しよう(Redefine Possible)」と題したインターネットのブログに、1日平均4時間の登山過程を撮影した画像や動画を投稿。ウェストさんが積雪や砂を越えていく中、試練や疑念に襲われた時もあったことを示す投稿もある。ウェストさんは6日目、「昨日は辛く寒いと思っていました。実際そうでしたが、今日とは比較になりません。これまでで一番きつい」と書いた。

 それでもウェストさんは臆せず山頂を目指し、翌日の6月19日には「可能性が再定義される日でした。とんでもなく苦戦しましたが、(登頂)成功です!」と誇らしげに宣言した。

 ただ、まだ到達していない目標がある。ウェストさんは支持者に謝意を表明した上で、フリー・ザ・チルドレンの活動資金として集まった募金額が50万カナダドル(約3900万円)であるものの、目標は75万カナダドル(約5900万円)だと述べ、「自分の目標達成に向けて、可能性を再定義する旅を続けたいと思います」と語った。

いったい何がどう凄いのかと判らない人はこちら元記事に添付された同氏の登頂記念写真を参照いただければと思うのですが、合成写真でも何でもなくこれだけで全部なのですからとんでもない偉業だとご理解いただけるのではないでしょうか?
超越しているという点ではこちらも少しばかり常識を斜め上方向に超越しているというニュースなのですが、しかし見た目はともかくその実用性の高さは認めざるを得ませんよね。

これがタイの「外付け巨大インクタンク式改造プリンタ」だ / もはや詰め替えインクの次元も超越した激安のインク代/タイ(2012年3月23日Pouch)

日本のプリンタのインクは高すぎる! これは私が常々思っている日本プリンタ界への不満であり、何食わぬ顔で部屋に溶け込んでいるプリンタが「金食い箱」、もしくは「プリンタメーカーの貯金箱」に見えてくるほどの恐怖を感じる今日この頃。私の願いはただひとつ。ただただ、「プリンタインクを安くして!」というだけなのです。
一方、海の向こうの微笑みの国・タイでは、「プリンタのインクを安く……」という概念すら超越したプリンタが売られているのをご存知でしょうか? 題して「外付けインクタンク式改造プリンタ」です。どんなものなのか、タイに行って見てきましたよーッ!

場所はタイ・バンコクの電脳ビル「パンティップ・プラザ」。まっとうな電化製品から違法コピーソフトまで、ありとあらゆるデジタル製品が一堂に売られているタイで一番大きい電脳デパートです。ここにはいくつかの改造プリンタ屋さんが存在し、せっせと店先でプリンタ改造に精を出しております。
「外付けインクタンク式改造プリンタ」の仕組みは実にシンプル。メーカーや型番によって、価格と構造は微妙に違いますが、だいたいどれも純正のインクカートリッジに穴をあけて、プリンタ本体横に設置する外付け巨大インクタンクに極細のチューブで直結。たったこれだけの改造で“常に詰め替えインクされている状態”になるわけです。
インクが減ってきたかどうかは、半透明の外付け巨大インクタンクを見れば一目瞭然。そのつど、別売りの詰め替えインクを補充すればオッケーなのです。価格も聞いてきましたよ! 別売りの詰め替えインクは、各色100ml入り1本が100バーツ(約267円)。日本の詰め替えインクは、だいたい30mlで900円弱なので、およそ9分の1の価格です。
そして、肝心の「巨大インクタンク」の価格はというと……これまたメーカーや機種にもよりますが、たとえばキヤノン用のインクタンクは改造費込みで600バーツ(約1607円)、エプソン用は800バーツ(2142円)なのだそうです。持ち込みもOKですが、ほとんどのお客さんは、最初から外付け巨大インクタンク式に改造されたプリンタを購入していくとスタッフの兄ちゃんが話しておりました。
詰め替えインクと比べても9分の1。純正インクと比べたら……そりゃもう何十分の1の価格ですよ。さすがに日本でも外付け巨大インクタンクを売って欲しい!……とまでは言いませんが、ちょっと羨ましく思えるタイのプリンタ事情2012年でありました。これなら気兼ねなくプリンタできますね。あたし、持ち込み改造してもらっちゃおうかしら。たとえ壊れても自己責任で。

いやしかし、昨今インクジェットのインク代の高さと持続性の無さとに辟易している人は少なくないはずですけれども、これでリンク先の写真にありますようなそのものズバリに過ぎるビジュアル面が改善されれば日本でも需要がありそうにも思うのですけれどもねえ…もちろん、壊れたら自己責任ですが。
最後に取り上げますのは昨今いささか強引な商売で評判の悪いグーグルの話題ですけれども、これは何ともとんでもない成果だと申し上げてよろしいのではないでしょうか。

Google、脳のシミュレーションで成果……猫を認識/米(2012年6月27日RBBtoday)

 米Googleは26日(現地時間)、同社の「Google X Labs」が人間の脳をシミュレーションする研究で大きな成果を挙げたと発表した。コンピューターが猫を認識する能力を自ら獲得することに成功したという。

 自動運転車の研究などでも知られる同研究所は、人間の脳の働きをシミュレーションするために大規模なネットワークを用いる新たの方法を開発。このシステムにYouTubeの動画を1週間見せつづけたところ、猫がどういうものかを学習し、猫を認識できるようになったという。

 従来の技術でもコンピューターに画像を見分けさせることは可能だが、例えば人間の顔をコンピューターに自動選別させるには、人間の顔がどういうものかを人間がコンピューターに教育する必要がある。しかし、今回の研究成果では、コンピューターは猫がどういうものであるか人間に教えられること無く、自力で理解した。これは機械学習の「self-taught learning(自己教示学習)」と呼ばれるものだという。

 こうした研究は画像の識別だけでなく様々な分野への応用が期待される。今回の研究では1万6000個のCPUを接続したが、人間の神経回路は100兆もの接続があるとされる。したがって「研究はまだ成長の余地がたくさんある」とGoogleの研究者は語っている。

様々にその意味づけを行うことは可能であると思いますが、コンピューターは当然ながら電気的な経路によって猫などの外界情報を認識しているわけですから、彼ら人工知能にとっては現実世界と電脳空間とには本質的な差はないということになり、ここで改めて古来言われているロボット三原則の不備すなわち人間の定義というものを思い出さずにはいられないというのは少し気が早いでしょうか。
いずれその成果がどのような形で世に出てくるのかは未だ想像の域を出ませんけれども、ここはとりあえずお約束にしたがって「ニャ、ニャンだって~?!」と驚いて見せておくのがよろしいというところでしょうかね。

今日のぐり:「うどん商人つづみ屋」

香川県と言えばご存知讃岐うどんの本場ですから、やはりこちらに来ますととりあえずうどんの一杯でも腹に入れておかないことにはおさまりがつきませんよね。
たまたま寄ろうと思っていたうどん屋が何故か閉まっていたものですから、とりあえず検索をかけて近くで空いていそうな店を探して来てみたのがこちら、高松市のやや郊外に位置する年中無休という「つづみ屋」さんです。
見た目の印象で何となくセルフの店なんだろうなと思って入って見ましたら一般店だったのですが、内装は良くも悪くも昔ながらのうどん屋と言うべき昭和的な風情を漂わせている一方で、フルカラー印刷された小綺麗なメニューを見ますと以外に今風にアレンジしたオリジナルメニューも豊富と、何やら古い革袋に新しい葡萄酒を入れたような気配もあるお店です。
メニューを見ていますと「味噌どり」や「かしわ天」など鶏料理が名物なのか?と思わせるようなところもありましたので、今回は冷たいかしわ天ぶっかけうどんを2玉入りで頼んでみました。

しばらく待つうちに出てきたのはごくシンプルなぶっかけうどんに大振りなかしわ天がトッピングされているというそのものズバリなもので、このかなり柔らかめでふわふわした食感のうどんは香川よりもむしろ対岸の岡山あたりによくありそうなタイプでしょうか、地元の方々の評価がどうなのかちょっと気になりましたね。
しかしメニューを見ていて麺柔らかめはともかく麺短めも出来ますと書いてあるのは一体どういうことか?と思っていたのですが、確かに少し長めかな?とも思えるうどんでざるうどんなどは少し苦労するような気配もありますし、まあこのあたりは好みの問題でしょう。
うどん自体はこういうタイプのうどんが好きならまずまずという仕上がりで、待ち時間からも想像したように茹で立てが出てきたと言う点も好印象なのですが、ただ気がせいていたのか冷水での締めが少し甘かったのと、少し肌荒れ気味なのがもったいなかったですね。
こちらダシがカツオ風味なのが香川には少し珍しく、しかも一見あれ?香川のぶっかけなのに?と思うほど見た目濃いめの色合いなのですが、口にしてみますと思ったほど醤油が強く出ず濃厚甘辛ではなく辛口のすっきりした味付けというのは、やはり香川のぶっかけらしいなと思います。

問題のとり天の方はクリスピーかつスパイシーでなかなか食べ応えもあるもので、これを包丁でちょいちょいと切って甘辛ダレと一緒に飯に載せてもうまいんだろうなと思うのですが、ただいささか風味が強いのでうどんのトッピングよりも単品で頼んだ方がいいかも知れませんね。
同行者のオーダーも幾らかつまんでみたのですが、暖かいうどんとして肉うどんはうどん自体は及第なんですが、やはりダシの味がちょっと独特でこちらは正直少しばかり口に合いませんでした。
それ以上に気になったのが天ざるについてくる天ぷらなのですが、ネタについては価格に似つかわしくないほど頑張っていらっしゃるのは判るのですが、見た目の衣の乱れ具合からも判る通り素人っぽいとしか言いようのない雑な仕上がりで、昨今ここまでのもののはむしろ珍しいと思うのですがたまたまこの日が特に折り合いが悪かったのでしょうか?
ちなみに店内の張り紙によれば「びっくりうどん」なるデカ盛り系メニューも用意されていて、五百円かそこらで湯だめうどん4玉分に相当と言いますから頼んで大丈夫か?と心配になるのですが、どうもこちらの場合食感が軽いことに加えてうどん玉自体は小さめなようで2玉でもちょっと多めな普通盛りくらい?と思ったほどですから、案外するすると食べられるかも知れませんね。

接遇面では昨今主流のマニュアル対応に比べると垢抜けないのですが妙に癒し系と言うのでしょうか、どこか気心の知れた近所の店に入ったような心やすさがあるのは良い意味での田舎っぽさというものでしょうか。
またメニューの様子などからもある程度想像出来たことですが、ネットの口コミグルメサイトなどにもいちいちコメントにスタッフが返信を返しているようで、このあたりちょっと年季の入った見た目とは裏腹に(失礼)上手い具合に時代にも対応できているなと感心しますね。
飲食店の少ない郊外の幹線道路沿いだけに何を出してもそこそこ一見さんのお客は来ると思うのですが、立ち寄ってみればいわゆる名店ではないにしても価格もリーズナブルで気分よく食事出来る馴染みやすさもありと、商売の方向性としてこれでいいんじゃないかなと思います。
ただそれだけにトイレはお店の見た目通り昭和風な造りなのは残念で、場所柄長距離移動の最中に立ち寄るお客さんも多いことでしょうからトイレ需要は高いでしょうし、たまに外出されるだけという足腰の弱ったご年配の方々も含まれるだろうと思うのですが、このあたりのハードウェア的な制約は歴史ある店ほど頭を悩ませる課題ではあるのでしょうね。

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コメント

グーグルはすさまじくいろんなことを開発していきますね。

投稿: よし@ライフスタイル | 2012年7月 5日 (木) 19時48分

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