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2012年6月17日 (日)

今日のぐり:「あかり」

先日中国でこういうニュースが出ていたのですが、ご覧になりましたでしょうか。

街のシンボルに敬意 工事現場の全裸女神像に「ブラジャー」=中国(2012年6月12日サーチナ)

  中国四川省南充市で、街のシンボルとなっている全裸の女神像付近で道路工事を行う際、胸を赤い布で覆う「配慮」が工事関係者によってなされた。中国新聞社が12日伝えた。

  11日午後、同市主城区にある人民路のトンネル工事現場にたたずむ「嘉陵江女神」像の胸部に赤い布が巻かれているのを住民らが発見した。工事関係者に事情を尋ねると「女神へのリスペクトを示すために、胸に赤い布を巻いた」との回答があった。

  「嘉陵江女神」像は「絲綢女神」とともに同市の繁華街に設置された、市民にとってシンボリックな建造物だという。トンネル工事のために市内の別の場所に移転される予定だが、一部市民からは反対の声も出るほど、親しまれていたようだ。(編集担当:柳川俊之)

むしろ共産主義独裁国家でこういう裸像が存在していた事の方が驚くのですが、ともかくこれはこれで悪くない配慮ですよね。
というわけでこれだけであればほのぼのとも言えるようなニュースなんですが、実はこの後日談があります。

胸隠してもらった女神像、移転中にラリアット食らい台無しに=中国(2012年6月14日サーチナ)

  中国・四川省南充市で13日未明、「市民のシンボル」として親しまれ、道路工事のために移転作業中だった女神像に街路樹が引っ掛かり像が転倒、首や腕が折れる「惨事」が発生した。新民網が伝えた。

  女神像は約30年前に市の中心部に建てられたもので、市のシンボルとして多くの市民から親しまれてきた。このたび、付近の道路にトンネルを掘ることとなり、別の場所に移転が決定。先日、工事に際して工事関係者が「女神に敬意を表するため」として全裸だった女神像の胸部に赤い布を巻きつけたことが話題となっていた。

  13日未明、重さ57トン、高さ6.5メートルの女神像は、市民らが見送る中大型トレーラに乗ってゆっくりと移動を始めた。市内の川沿いまで運ぶ途中、固定されていなかった女神像は横に飛び出た街路樹に引っ掛かって転倒、「胸から上が折れ、頭は下に転落、腕は多数脱臼」(目撃者談)する「大けが」を負った。

  移動に際して障害物のない万全なルートを選んだという業者は「道の両側を確認しながら進んだが、太い木が横から出ているとは。葉っぱに隠れていて、まったく気づかなかった」と釈明した。業者は直ちに女神の「残骸」を回収して倉庫に安置するとともに、修復費用約300万円を全額負担することを表明した。

  なお、女神像の制作者は「大したことはない。1週間もあれば回復するだろう」と語り、修復作業のために現地入りしたという。(編集担当:柳川俊之)

なんともはや、見事にオチがついたものだと驚くような次第ですけれども、このあたりの仕事ぶりがなんともはや中国流ということなんでしょうか。
今日はこのところナチュラルにネタソースとして大活躍しているというこの中国という国から驚くようなニュースを取り上げてみたいと思いますが、まずはこちらからいってみましょう。

自然に返そうと……ヘビ数千匹を放ち、村じゅう大パニック=中国(2012年6月5日サーチナ)

  中国河北省の村で1日、北京市からやってきた男女が数千匹のヘビを野外に放った。村はパニックに陥り、ヘビと格闘する日々が続いているという。中国新聞社が伝えた。

  現地時間1日正午ごろ、大量のヘビが地面を這(は)っているのを道路工事の労働者が発見。村人が駆けつけると、村内の川辺で男女十数名が発布スチロールやポリ袋を片付けていたため、問いただすと「ヘビ500キログラム、数千匹を放した」と語った。

  晴れて「自由の身」となったヘビは続々と山へ登っていったが、ヘビを放した場所が住宅地域に近かったために一部が民家に侵入し、村内はパニックに。村民は警察に通報するとともに、農作業を放り出してヘビ退治を始めた。

  男女らによると、北京市内の市場で売られていたヘビを買い取って野生に放したが、何のヘビか、毒があるかは分からないという。現地の公安当局は、無許可で大量のヘビを野生に返す行為が「陸生野生動物保護実施条例」に反するとして説教をし、男女らは当局の調停によって村民に50万円を支払った。

  村では3日午前までにヘビ数百匹を退治したという。(編集担当:柳川俊之)

こういうのも動物愛護精神ということなのかも知れませんが、それにしても世間の迷惑を考えろと言うべきか、あるいは中国らしくフレッシュな食材を多数提供したと見るべきなのか、何とも評価は分かれるところですよね。
こちら同じく動物絡みの話題ですけれども、実際に遭遇してみれば誰もが思わず二度見してしまわずにはいられないだろうというびっくりニュースです。

男性がトラを連れて散歩、ペットか―吉林省吉林市(2012年6月14日レコードチャイナ)

2012年6月13日、新文化報によると、吉林省第2の都市・吉林市で男性が2頭のトラを連れて市街地を散歩しているところが目撃された。男性が何者かは不明。

【その他の写真】

吉林市に住むある市民は、男性が連れている動物を見て「一体何だ、トラにそっくりじゃないか!」と驚いて思わず避けた。少し離れた場所から見ていた別のある市民は、男性が連れている黄色に黒いしま模様の動物は猫か何かだろうと思ったが、それがトラだと気づいて驚き、急いでその場から離れたという。

男性が連れていたトラは生まれて間もない赤ちゃんトラらしく、殺傷力や危険性はまだないと思われるが、記事は「トラを連れて市街地を散歩するのは不適当だ」としている。(翻訳・編集/岡田)

いや、トラにそっくりなのではなくまさしくトラそのものなんですが、しかしトラに街中を歩かせるのが「不適当だ」で済んでしまうという社会もなかなかすてきではないかという気もします。
中国の中でも特に香港に近いあたりでは家電製品の密輸がしばしばニュースになりますが、妙なところで話題になってしまったというのがこちらの密輸人のケースです。

「1万元出してもいい!?」女子中学生がiPhone4Sを密輸 驚くべき手段とは?(2012年5月7日日刊サイゾー)

 4月20日、香港との境界線上にある中国広東省深セン市羅湖の税関で、香港国籍の女子中学生が密輸の疑いで逮捕された。彼女は、30台に及ぶiPhone4Sを中学校の制服のスカートの内部に隠し、香港から中国大陸に持ち込もうとしたのだ。彼女は制服姿だったにもかかわらずカバンを持たず、挙動も不振だったことから税関職員による身体検査を受け、密輸が発覚したという。

 その後の調べで彼女は、母親に指示されて犯行に及んだことが明らかとなった。さらに母親は、中国国内の販売業者から1台につき約250円の報酬で、“運び屋”となることを持ちかけられていたという。

 中国では、iPhone4Sをはじめとするアップル社製品は品薄状態が続いており、さらに課せられる税率も高いことから、税関をすり抜けて持ち込まれた密輸品が多数販売されている。

 ちなみに、彼女が密輸しようとしたiPhone4Sは、すべて当局に没収されることとなった。ところが、報道された彼女の写真が美少女風であったことや、ス カートの内部に隠してという密輸手段がネット上で話題となり、没収品を熱望する声も上がっている。

 中国版Twitterの「微博」に書き込まれたツイートを見ると、「われら人民のために、iPhone4Sを持ち込もうとしてくれた彼女は女神だ!」と、彼女を賞賛するものもあるが、「あそこのボーダーは混雑するから、1時間近くは彼女のスカートの中にあったに違いない。当局は没収品を放出すべき」といった不埒ものがほとんど。さらに「1万元(約13万円)出してもいい」などと、“プレミア価格”まで付き始める始末である……。(文=牧野源)

リンク先には当局に取り調べを受けているらしい件の少女の写真も掲載されていますが、役得とも言うべき役人の手つきがなんともケシカラ…いやいや、ともかく密輸の横行は困ったことですね。
中学生にしてこの水準ですからこれがもっと上の学年になればどうなるのかと心配しておりましたら、期待に違わないと話題なのがこちらの大学生達です。

後ろ、後ろ! 学校が火事で燃えながらもちゃっかり卒業写真を撮った中国の学生たちが話題に(2012年5月31日ロケットニュース24)

上の写真を見て、勘違いされた方もいると思うので、最初に言っておきたいが、ここに写っている学生たちは「学校が燃えていること」に対して喜んでいるのではない。「自分たちが卒業したこと」に対して、喜んでいるのだ。

現地時間5月25日、中国・遼寧省にある大連理工大学で卒業式が行われた。しかし不運にも時同じくして、学校の倉庫から火の手が上がり、学生たちは避難しなければならない事態に。しかし学生たちは、学生時代の思い出に欠かせない大切なアレを忘れなかった。

そう、卒業写真である。彼らはドス黒い煙をバックに、皆で帽子を宙に投げ、それはもう楽しそうな卒業写真を撮影した。この写真がインターネットにアップされると、またたく間に広がり、大きな話題となったという。

この写真を撮った学生たちは撮影後近くのホテルに避難し、火もケガ人が出ないまま無事に消されたのだが、学校の職員たちはその卒業写真をよく思わなかった。

職員たちはこの写真に対抗するかのように、ホースを使って必死に消火活動を行っている学生たちの写真を学校のウェブサイトにアップし、あるネットユーザーからは、「これが学生のあるべき姿だ。学生たちは、決して自分たちの学校倒壊を喜ぶべきではない」というコメントも寄せられた。

言うまでもないと思うが、卒業式の日に学校が火事になった際は、すみやかに避難するか、もしくは可能なら消火活動に協力するよう心がけよう!

ドリフかよ!というその状況はリンク先の写真を参照いただきたいと思いますけれども、しかし確かに学校が燃えてくれればうれしいという学生も世の中少なからずいるのかも知れず、ですけどね…
中国は日本以上の役人天国だとは昔からの伝統ですが、こちら幾ら何でももうちょっとまともな仕事をしろよと言いたくなるようなニュースも飛び出しています。

【ねつ造】 またまた中国で行政の視察写真が堂々ねつ造! 中国人「雑すぎて笑った」(2012年5月24日ロケットニュース24)

以前、本誌では中国行政が行ってもいない視察について写真をねつ造、市民から批判を浴びた件をお伝えした。

これでもう懲りたかと思いきや、またまた新たな視察ねつ造写真が掲載され話題となっている。やはり素人目でもわかる雑なコラージュ。中国人も「雑すぎて笑った」と呆れ顔だ。

浙江省杭州市のある地方自治体の公式サイトだ。各建設企業のトップが視察に来たときのものだというが、写真をよく見てほしい。

うまく草の陰に隠したつもりだろうが、光のあたり方、影、背景との縮尺の違いなど明らかに不自然。誰がどう見ても複数の写真をコラージュしたものだ。すぐさま指摘が入り炎上した。

これを受け自治体は画像を削除、謝罪文を掲載した。謝罪文によると当日、視察は行われたが、写真がきれいに撮れなかったため画像加工をしたそうだ。視察自体がねつ造という噂については否定。また「アルバイトスタッフのミスです。各企業の方とは一切関係ありません」と企業のトップをフォローした。

これについて市民は

「『アルバイトスタッフがやりました』キターーーー!!」
「アルバイトスタッフは上からの指示がないとこんなことしないでしょ」
「結局、加工してんじゃん」
「雑すぎて笑った」
「視察写真はみんなこうなんでしょ」
「市民をバカにしすぎ! 騙せるとでも思ったの!?」

と批判。また

「マジで浮いてる(笑)」
「ハイテクすぎて笑った」
「浮いたり消えたりできないとトップにはなれないらしいぞ」
「さすがですねッ」
「エラい人はいつも正しいのだ!」

などと、皮肉たっぷりのコメントも見受けられる。

写真とは「真実を写す」と書く。そして報告とは、ありのままの事実・経過を述べることだ。どちらも格好をつけるためパフォーマンスではない。よく中国人はメンツを重んじるというが、こんないい加減なようでは大切なメンツが丸つぶれなのは言うまでもないだろう。

どのくらいの捏造なのかはリンク先の写真を参照いただきたいと思いますが、いや幾ら何でももう少し何と言うのでしょう、ちゃんとした仕事をしてくれないと困るというものなのですが…
まだこのあたりですとしょせんは写真一枚と強弁することが出来ますが、いい加減な仕事ぶりもここまで来るといっそ前衛芸術?とも言い出しかねないようなびっくりニュースがこちらです。

折れた電柱をテープで固定 応急処置か(2012年6月15日大紀元)

【大紀元日本6月15日】二つに折れたコンクリートの電柱をテープで固定して引き続き使用。にわかに信じがたいと思うのだが、中国のウェブ上で現場写真が公開されている。

 写真が公開されたのは12日夜。情報提供者によると、この問題の電柱は広西省桂林市にあり、随分まえから応急処置のまま現場に設置されている。テープには「中国電信(China Telecom)桂林長途伝輸局」の文字がある。

 一日足らずで関連の写真情報は3万回以上転載され、さすがに中国最大の有線電気通信事業者である「中国電信」の関係者がこのことに気づいた。13日、ある職員は自身のミニ・ブログで事実関係を認め、現場は桂林市の川山公園内、中国電信と公園側が修理費用の額について意見が対立したため、応急措置としてワイヤとテープで電柱を固定したと説明、双方が協議を急ぎ、早急に電柱を取り替えると釈明した。

 同中国電信桂林長途伝輸分局の関係者は中国メディアの取材に対して、通常では電柱が折れたら交換する。交換できない場合は、ワイヤで縛って補強すると説明、「専用テープを貼るのはただ注意を呼びかけるため」という。

 同関係者は取材で、「この電柱は倒れるはずがない。通信への影響もない」とも述べた。

最後の関係者のコメントを読んでなんだ、しょせん大袈裟に騒いでいるだけなんだろう?なんて思った方はリンク先の写真を是非参照いただきたいと思いますが、この状況を「専用テープを貼るのはただ注意を呼びかけるため」で「この電柱は倒れるはずがない。通信への影響もない」で済んでしまうことにこそ驚きますね。
こうした国であるからこそ否が応でも期待が高まるというのがこちらのニュースですが、まずは黙って記事を紹介いたしましょう。

中国が30階建ての高層ビルを360時間(15日)で建設! M9.0にも耐えるアル(2012年5月17日ガジェット通信)

建物がちょっとしたことで壊れることで有名な中国。中にゴミが交じっていた橋や、またはビルの半分が倒壊してもまだ住もうとする人々。日本では考えられないことだが、そんな中国がまたも凄いことを成し遂げた。

なんと30階建ての高層ビルを360時間(15日)で建設したというのだ。中国の湖南省に作られたこのビルは子供のブロックのように積み上げるだけという簡単な工程でできているという。いわゆるプレハブを積み上げているような物だ。

個々の個所はモジュール化されており、あとはそれを積み上げるだけの段階だという。溶接もなしでボルトで締めるだけという簡単作業。そんな簡単作業にて建設された30階建てのビルが上記の画像だ。簡単作業ながらもM9.0に耐えることのできる耐震構造になっているほか、全室防音にもなっているという。このビルはホテルやカフェテリアとして利用される予定だとか。

早く建てるのは良いのだが、安全性を確保してほしいという人ももちろんいるはず。日本のネットユーザーは「基礎はしっかりしているのか」「巨大なプレハブにしか見えない、お世辞にもビルとは」「イナバの物置の方が丈夫そうだな」「こわすぎ」と言う書き込みをしている。

中国はビルの倒壊が数多いため、今回のビル建設も“手抜き”なのではという意見が挙がっているようだ。

過去にも似たような事例があり、6日間で15階建てのビルを建設したことがあった。そのときの動画が下記のものだ。万里の長城を作った中国なら大丈夫だよね?

ちなみに高層ビルというものは200mを越えたあたりから全く違う力学が作用してくるのだそうですが、中国と言えば何故か地震でもないのに突然ビルが崩れ落ちてしまうという不思議な伝統を誇る建築学の最先端国家ですから、これは嫌が応にも期待が高まろうというものですよね。
中国と言えば先日もひき逃げされた子供を周囲の人々が華麗にスルーしていった事件が話題になりましたが、そんな中国でもこんな心温まる人情話があるというのですから人間捨てたものではありませんよね。

侵入先で被害者を救った強盗、苦しむ女性に薬を飲ませて救急車手配。(2012年5月18日ナリナリドットコム)

中国で先日、凶器を持ってマンションの一室に侵入した強盗が、突如心臓発作を起こした被害者を救うという出来事が報じられた。強盗は被害者に薬を与えるとともに救急車を呼び、その場を後にしたという。

中国メディア銭報網などによると、この出来事は5月4日、山東省棗庄市でのこと。同日の午後3時ごろ、周という名の強盗は滕州駅近くのショッピングモール地下駐車場で目撃した女性を“ターゲット”に定め、ずっと後を付けて住居を確認。午後9時過ぎに女性が外出しようとしたところを刃物で脅して自宅に侵入し、女性の顔にシーツを被せてベッドに縛りつけた。

周は室内を物色。洋服ダンスなどから1,000元(約1万2,500円)の現金、アクセサリー、ケータイなど合計7,000元(約8万7,500円)相当の金品を盗んだ。

しかし、そこで周が想像もしていなかった事態が起こる。これまで大人しくしていた女性の呼吸が乱れはじめ、苦しそうな様子を見せたかと思うと、周に「薬を取ってください」と懇願。女性は心臓病を患っており、薬はその発作を抑えるものだった。

周は女性の懇願を受け入れて薬を手渡すとともに、救急車を手配。そして、「お姉さん申し訳ない。私はただお金が必要なだけなんです」との言葉を残して去った。

この一件は周にわずかに“良心”が残されていたとも取れる事件だったが、現場から逃走した周はその後も犯罪を続け、最終的には御用となった。警察の取り調べによると、周は小学校卒業後仕事が見つからず金に困り、今年から犯罪に手を染めるようになったとのこと。犯罪をするたびに「これを最後に」と自分に言い聞かせたそうだが、誘惑には勝てず、結局何度も犯罪を行ってしまったと供述しているという。

って泥棒かいっ!と思わず突っ込んでしまいますけれども、中国では犯罪者の方がまともなのかと考えると何ともこれはorzな話ではないでしょうか。
それにしても一見するとひどく人道的な強盗のようにも見えるのですけれども、完全先払い制の中国の救急・医療事情を考えて見ますと有り金全部持って行かれたこの女性、救急車に乗せてももらえなければ病院で治療もしてもらえなかった可能性が高そうなんですが…

今日のぐり:「あかり」

博多で修行した女性店主が本格的な長浜ラーメンを出すと評判だったのがこちら「あかり」ですけれども、代替わりした頃から行くたびに毎回スープが変わっているような状態で何かしら迷走しているようにも思えたせいか、ひと頃のようには噂を聞かなくなったのは残念ですよね。
この日は久しぶりの訪問ということになったのですが、心なしか以前のような店内に一歩足を踏み入れた途端に来るほどの強烈な豚骨臭が感じられなくなったでしょうか、それに加えて休日の昼とは言え?意外と言いますか、小さな子供連れの若い奥さん達がたくさんいたのには驚きました。
それだけ客層に配慮してラーメンを変えてきているということなのかも知れませんが、もはやここまで来ると少々のマイナーチェンジくらいではこちらもいちいち驚きません(笑)。

この日はネギラーメンを注文しましたが、長浜ラーメンらしくとにかく出てくるのが早いのは良いですし、きっちり硬めに茹で上げられた極細麺に加えスープもようやく安定してきたようで臭みもほどよく抑えられていて、豚骨ラーメンとしては非常に王道的な仕上がりになっていると思います。
しかしこういう豚骨系と言いますとなんとなく汗臭い野郎向けのラーメンという印象があるんですが、前述のような客層の変化にも見られるようにすでに豚骨ラーメンも全国に出回って久しく、この独特の風味も違和感なく普通に食べている世代が増えているということなんですかね。
もともと水準はクリアしていたチャーシューなどは以前と変わらない感じですしトッピングのネギの刻み加減も頃合いなんですが、ネギラーメンに限らずこういう客層でしたらレンゲくらいは常備しておいた方がよかったかも知れませんね。

それにしてもこの倉敷市西部地域のラーメン屋は「あかり」と「にぼし家」そして「劉備」が表御三家とも言われそれぞれ特徴のあるラーメンで人気を集めているのだそうですが、特に近隣で人気を二分しているはずの「にぼし家」の相も変わらずの野盛況ぶりと比べると、こちらの方は一頃ほどの大混雑という感じでもなくなったようには思えますね。
味の方はこのレベルが安定的に維持出来るのでしたら十分満足できそうな仕上がりですし、食べる側としてはこれくらいの程よく埋まっているくらいの方が落ち着いて食べられていい感じではあるのですが、もともとラーメンの相場が安めで安定している地域であるだけに、経営的な面ではどうなのかと少しばかり気にはなります。
もっともコンパクトな店内であちらよりも少人数のスタッフで回せるようですし、こういうラーメンの性質上顧客の回転も速いのでしょうから利益率はしっかり確保出来ているのかも知れませんが、何にしろ同じく豚骨ラーメンの名店として鳴らした岡山市内某店のように急に不定期の休みが増えるというようなことのないよう、遠くからわざわざやってくる顧客のためにも安定した営業をしていただきたいと思います。

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コメント

>自然に返そうと……ヘビ数千匹を放ち、村じゅう大パニック=中国(2012年6月5日サーチナ)

原産地以外に放すと生態系に悪影響が…なんて配慮は求めるだけ無駄かw

投稿: 10 | 2012年6月18日 (月) 10時14分

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