« 医療事故調 進んでいるのかいないのか | トップページ | 毎日放送記者、不勉強から大いに恥をさらす »

2012年5月11日 (金)

世の中モンスターだらけ?

管理人自身も小学校時代の悪行の数々に関しては大いに恥じるところですが、それはちょっと違うんじゃないか?と思う不可思議なケースが大阪から報じられています。

小3男児の目に給食の牛乳瓶破片  大阪市、1200万で和解へ(2012年5月9日産経ニュース)

 大阪市の市立小学校で2008年、小3男児が給食時間中に牛乳瓶を割り、破片が右目に入り障害が残ったとして、男児と保護者が同市に約3687万円の損害賠償を求めた訴訟で、市は9日までに大阪地裁が示した1200万円を支払う和解案に応じる方針を決めた。

 市教委によると、男児は教室で、両手に持った牛乳瓶2本を目の前でわざとぶつけて割った。当時、教室には教員はおらず、管理上の責任があるとして男児側が10年9月に提訴していた。

 市教委は「教員が教室に誰もいなかったのは、やはり問題があった」としている。

牛乳瓶というものは相当に肉厚で頑丈なもので、子供が手に持って少々ぶつけたくらいでは飛び散るほど割れないものだと思いますけれども、それが目に障害を与えるほど飛んだというのですから下手をすると周囲の誰かが同様の被害を被っていたかも知れません。
それを考えると当事者だけに被害が限局されたのだとすればまだ幸いだったと言うべきですし、言葉は悪いですが自業自得で仕方がないとも言えるものですが、仮に教室に教師がいたとしてもこういう行為をするような子供は誰がいようと構わずにやっていたでしょうから、その場合やはり管理不行き届きで巨額賠償金を支払うことになっていたかも知れませんね。
いったい学校側はどうすればいいのかと言うことですが、根本対策としてガラスや金属といった危険なものは可能な限り排除するといった物理的対策を地道に推進していくとすれば、昨今の財政状況から予算も厳しいだろう公立学校が当面の狙い目ということになってしまいそうです。

もちろん小学3年生が主体的に学校を訴えるはずもないので実際には保護者がやっていることだと思いますが、学校現場もこうした顧客とのトラブルにも対応できるようきちんと組織防衛のための対策とスタッフ教育が必要な時代になってきたということでしょうし、また今の保護者というのはちょうど年代的にもアクティブな方々が残っているのでしょうね。
小学生の親と言えばちょうど団塊ジュニアと呼ばれる世代の前後も多いのでしょうが、このあたりの年代は受験戦争最盛期をようやくくぐり抜け社会に出たと思えばまさにバブル崩壊後の景気低迷に直面し、そして今後は親世代の社会保障コスト負担にも喘いでいくことになるということで、ひどく割を食った世代としても知られています。
もう少し下の世代になるとゆとりなどに象徴されるようにガツガツせず現状に甘んじるタイプが増えてくるのでしょうが、何しろ幼少期から戦って勝てと言って育てられた最後の世代だけに何事にも闘争心が前面に出てくる人も多く、その割に旧来の規範意識の刷り込みは弱く個人主義の信奉者となれば、昨今学校現場でモンスターペアレンツだと大いに騒がれるようになったこととも大いに関係しているのかも知れません。
ただトラブルの種というのは別にこの年代に限ったというわけでもなく、むしろ昨今密かに「クレーマー世代」などとも言われている元祖団塊世代なども高齢化が進んでくるにつれ新たな社会問題を引き起こしつつあるというのですから困ったものです。

暴力老人「我々は殴られて育った世代」(2012年5月9日日刊SPA!)

 高齢化社会に向けて社会福祉の充実が叫ばれる一方で、老人による凶悪犯罪が増えている。内閣府発表によると、暴行・傷害など粗暴犯の数は十数年前に比べて約20倍。高齢者増加数に対する粗暴犯検挙率も、日本がトップだというが……

◆俺たちは“我慢強い”世代。キレるのはよほどの理由がある

 東京・新宿の某ホテルのラウンジに現れた初老男性2人は、常人とは違うオーラを携えていた。口ひげをたくわえたコワモテの杉野森創さん(64歳)は空手道場の長。穏やかな表情ながら時折鋭い眼光で話す周東秀夫さん(60歳)は、警視庁のOB。あくまで「バイオレンスだったのは昔のこと」と主張するが……。

――お二人の武勇伝をお聞かせください。

杉野森(以下、杉):「数年前だったか、地元の商店街で20歳過ぎの大男が無差別に暴れて、通りすがりの息子を負傷させたわけ。急いで現場に駆けつけたら、その男が通行人を羽交い締めにしていて。弱い者イジメは許せない性分なんで、足払いして逆関節とって、喉仏に3本の指をグイッとねじ込んでやりました。で、警察で事情聴取されたんだけど、ヤツら相互暴行事件にしたがるわけ。そりゃ、腹立ちましたよ。病院で診断書をもらって、民事裁判にしてやりました」

周東(以下、周):「警視庁OBとして私から謝りますよ。みんな、資料作成が面倒なんですよ。私なんて素行不良の人間が暴れてたら、手が血だらけになるまでボコボコにしちゃってましたね。警察が駆けつけても、『鳴り渡る~』と警視庁の歌や、警察学校の『千代田の森の~』といった具合に口ずさめば、しれ?っと見て見ぬふりしてくれましたので

――退官された今でも、粗暴な行為をしているんでしょうか?

周:「いやあ、おとなしいもんですよ。交通マナーが悪いヤツに対して、罵声を浴びせる程度ですから。車から降りて、『この野郎、煽ってんじゃねえ!』と、相手の胸ぐらを摑む程度に止めています。あとは、高校生がタバコを吸っていたら近づいて『何やってんだコラア!』と怒鳴る程度」

杉:「この年になっても気合だけは負けたくないっていうのはありますね。オヤジ狩りブームの時は週1回ぐらいの頻度で、会社帰りに一杯ひっかけた時とか、虫の居どころが悪い時とかには、渋谷の繁華街でいきがってる若者や半グレ、不良外国人をボコボコにするために待ち伏せしていました。でもやる気満々なのが見抜かれるんでしょうか。因縁をつけられることはほとんどなかったですね。今もやろうと思えばできる。でも、急所を全部心得ているので、自分から行くのは危ないし、抑えていますね。まあ、来たら一撃必殺ですが」

――正義感がお強いですね(笑)。その闘争心を維持できるのはなぜですか?

周:「まず、63~65歳より上の世代は、女房子供のために万事を我慢して働いてきた鬱憤が溜まっている。だから、ダラダラしてるヤツを見ると腹が立つんですよ」

杉:「確かに皆、会社の歯車となり、自分自身を押し殺して高度経済成長に貢献してきましたよね。それに我々は殴られて育った世代なんです。殴られるほうの痛みを当然知っているから、むやみに暴力をふるわない。殴られる側には、そんな私たちをキレさせる、よほどの理由があるわけですよ。それなのに、殴ったことだけが追及されるのはなぜか。マスコミは高齢者がキレるワケをきちんと報道すべきです」

【周東秀夫さん】
警視庁OB、現在は探偵・調査会社代表。英語堪能で、海外要人の警護なども請け負う。妻は24歳年下

【杉野森創さん】
空手道場「創心塾」塾長でありながら、「『オヤジ狩り』狩り」のため夜回りしていた過去あり。酒の虫

記事にもありますように近年高齢者による凶悪犯罪が絶讚激増中であるということが犯罪白書等からも明らかになっていますが、失礼ながら「交通マナーが悪いヤツに対して、罵声を浴びせる」ような方々を世間では我慢強いなどとは言わないもので、ここには明らかに主観と客観の間に認識の乖離が見て取れますよね。
個人的な経験の範囲でも昨今周辺でちょっと常識では考えられないような行動に由来するトラブルが続いて驚いていたのですが、その原因となっているのがことごとく団塊世代を中心とした方々というのも偶然なのでしょうか、しかも彼らの特徴としてやはり自分たちが間違っていると考えるどころか、むしろ正しいことをやっているのだという強固な確信に基づいているという共通点があるようです。
団塊と言っても元気な人は元気ですから「まだまだ俺もいける」と思い込んでいる人も多いのでしょうし、引退したとは言っても相応の社会的影響力も残っている方々も多いわけで、こういう方々がひとたび暴走を始めると対応するにも非常に厄介なことになるということですね。

さらに個人レベルの話を越えて悪いことには、今後当分の間はこうした世代が数こそ正義で社会の中の多数派を維持し続けるだろうと言うことで、行政にしても何しろ金もあれば票も持っているこうした人々の声を無視するわけにもいかないでしょうから、当面政治に関心を向けるどころではないポスト団塊などよりもよほど大きな社会的影響力を発揮してくることになるでしょう。
一例を挙げれば社会保障なども豊かだった時代から続く過去の高齢者優遇がどうしても是正されず、その歪みが若い世代の両肩にどんどん積み重なってきていると問題になっていますけれども、選挙民としてもこうした強い思想信条を持った方々が数の上でも優位になっている、そしてその信託を受ける政治家の方でも同様の世代が未だ力を振るっているのですから、それは社会福祉の充実も叫ばれるというものでしょう。
ちなみに人間歳をとるほど頑固になり性格の一面がより先鋭化してくるものですから、高齢者の入り口ですでにこうした状況にある方々が今後人が変わったように解脱するなどということはまず考えられない話で、果たしてこれは社会としてどう対応していくべきなのかと悩ましいところです。

|

« 医療事故調 進んでいるのかいないのか | トップページ | 毎日放送記者、不勉強から大いに恥をさらす »

心と体」カテゴリの記事

コメント

恥を知らぬ老人は単なる老害w

投稿: aaa | 2012年5月11日 (金) 11時49分

この場合同級生が怪我していてもやはり学校側に賠償請求が来ていたんでしょうかね?
なにか釈然としないのは確かですけど管理責任上しかたのないコストと割り切るしかないんでしょうか。

投稿: ぽん太 | 2012年5月11日 (金) 13時31分

キティ爺を選んで取り上げてるんだからキティ度高いのは当然だろ
こんな連中どの年代にもゴロゴロいるぞ

投稿: | 2012年5月11日 (金) 18時41分

>大阪市の市立小学校

ああ、大阪市ね。
そういう民度の市民が集中している土地柄。
日本で、一番、ガラが悪いから。

投稿: とある内科医 | 2012年5月11日 (金) 20時29分

大阪でもそれほどガラ悪うない土地もありますがな。
せやけど大阪で生きてこう思たらこの程度で騒いどったらやっとられんのも確かですわ。
別に誰の懐が痛んだわけでもなし、どっちか言うたら世間サマの方がナイーブすぎるんと違いますか。

投稿: 脱阪者 | 2012年5月11日 (金) 21時18分

別記事でもネット上の反応は批判一色ですが、ただ賠償金ではなく和解金であるということは留意しておくべきでしょうね。
むしろ負けになってもきちんと判決まで出させればよかったのにとも思います。

小3男児が牛乳瓶を自分で叩き割ったため障害者になり大阪市と1200万円で和解 / ネットの声「1200万は税金です」
http://rocketnews24.com/2012/05/09/210644/
<事件に対するネットの声>
「これは教室に大人がいたところで防げないだろ。」
「1200万は税金です」
「直接の原因は本人なのに、こんな金額で示談なら教育委員が自腹で払えよ で、不満なら教員に請求しろ」
「子供はバカだから何をするか分からない、というのは世間一般のコンセンサスだからな。でも目を離すべきでないとはいえ、教室に先生がいない事だってあるだろ。」
「新手の商売」
「なんというゴネ得 しかし最近の小学校は動物飼育所かよ」
「事故で割れてならわかるが、わざと目の前で割ったんだから金払う必要ないだろ」
「市立だったら税金から1200万か。同級生の親とかどう思ってんのやろか。」
「地元の小学校でも似たような事あった 教室の戸を蹴ったら上部のガラスが割れて足をケガした児童がいて、親は学校に損害賠償を要求してた 普通なら学校の設備を壊してスイマセンじゃないのかと思ったよ」
「もう給食は食器使わせられないな 机に直で配れよw」
「自習とか無理じゃん」
「もはや、モンペ(モンスターペアレント)を通り越しておる・・・」
「これはひどい。自損事故でしょ?!」
「自分の目の前で牛乳瓶割って遊んでたガキが100%アホだろ。それくらい,家で教えろよ。どんだけ幼稚なんだよ。何でもかんでも学校のせいにするな。」

投稿: 管理人nobu | 2012年5月12日 (土) 07時35分

私事ですが、小学生の頃、廊下を走っていてバランスを崩し、華麗に掃き出しのガラス戸を突き破り、幸いにも無傷で済みましたが、後日学校に2万円支払う羽目になりました。親に2万円持たされ、担任の先生に直接渡したことを覚えています。(当時、お年玉以外で1万円札を手にすることはほとんどありませんでした)
当時も今も当然弁償すべきだと考えているのですが、今の保護者は考え方が全く違うのでしょうか・・・

投稿: クマ | 2012年5月12日 (土) 13時03分

もう小中学校で割ったガラスの数なら大抵の人には負けませんがね、考えて見るとあれで相当な散財だったはずなんですが…
それでも批判する声が多いうちはまだ救われると考えておくべきなんですかね。

投稿: 管理人nobu | 2012年5月14日 (月) 11時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/54676725

この記事へのトラックバック一覧です: 世の中モンスターだらけ?:

« 医療事故調 進んでいるのかいないのか | トップページ | 毎日放送記者、不勉強から大いに恥をさらす »