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2012年4月25日 (水)

亀岡市事故雑感 祇園の事故なども絡めて

ご存知のように先日の祇園での事故に続いて、今度は同じ京都府内の亀岡市でまたしても悲惨な事故が発生してしまいました。
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-1c1f.html
思いがけないことでお亡くなりになった方々の御冥福をお祈りするとともに、今なお治療に当たられている方々の御快復を祈るしかありませんが、本日まずはここまでの幾つかの報道を紹介してみましょう。

亀岡で児童登校列に車、2人死亡 無免許18歳逮捕(2012年4月23日京都新聞)より抜粋

 23日午前8時ごろ、京都府亀岡市篠町篠の府道で、近くの市立安詳小に徒歩で集団登校中だった小学1~5年生の児童ら10人の列に、軽乗用車が突っ込んだ。小学2年の小谷真緒さん(7)と、別の児童の保護者で妊娠中の松村幸姫さん(26)が死亡、児童2人が意識不明の重体、ほかに6人が重軽傷を負った。松村さんの7カ月の胎児も助からなかった。亀岡署は自動車運転過失傷害の疑いで、軽乗用車を運転していた亀岡市の無職少年(18)を現行犯逮捕した。容疑を自動車運転過失致死傷に切り替え、捜査する。

 府警の説明では、運転していた少年は無免許で「同級生と車で一晩中走っていた。事故を起こしたのは間違いない」と容疑を認めている。捜査関係者によると、少年は「居眠りしていた」とも話している。現場に突入前の路上にはブレーキ痕はなかった、という。

 府警は道交法違反(無免許運転)ほう助の疑いで、車に同乗していた南丹市の大学1年の男子学生(18)と亀岡市の男子専門学校生(18)も逮捕し、当時の状況を慎重に調べている。

 少年の父親によると、少年は2010年末ごろ、亀岡市でバイクを無免許で運転していて検挙されたという。

 府警などの説明では、重体となっているのは小学3年の横山奈緒さん(8)と小学1年の西田琉輝君(6)。

 府警によると、児童の列も車も同じ方向の西に進んでいた。現場は緩やかな左カーブで集団登校の最後尾を松村さんが歩き、北側の歩道を縦に並んで歩く児童たちを車が後ろからはね、植え込みに乗りあげて停止した。

 府警などの説明では、現場の府道は安詳小の南東200メートル辺り。現場は通学路になっているため午前7~9時は西側一方通行だった。ガードレールはなかった
(略)

<交通事故>言葉失う住民…「何とか助かって」 京都・亀岡(2012年4月23日毎日新聞)より抜粋

(略)
 近くの無職、岡田豊さん(77)は午前8時ごろ、救急車のサイレン音を聞いて現場に駆け付けた。「小学生5、6人が倒れていて意識がなかった。皆無言で、痛いとか助けてとかも言えない感じだった」と緊迫した様子で話した。「(現場の道路は)地元以外の人が、対向車が来ないからスピードを出して通っていく。何のためにわざわざ通学時間帯だけ一方通行にしているのか。保護者も交差点では見守っていたのに」と憤った。
(略)
 近所の人たちによると、現場の府道の制限速度は40キロで、通学路になる午前7~9時は一方通行になる。近くの主婦(46)は「近くの国道バイパスが有料になったため、(現場の道路を)抜け道にするドライバーも増えた。逆走する車もある。いつかこういう事故が起きるのではと思っていた」と声を詰まらせた。
(略)

まずは一点、一部で懸念されているところで無免許運転で保険が下りるのか?ということですが、車自体は人のものと言いますから保険は入っているでしょうし、万一保険が下りないということになっても最悪国による補償制度はあるということです。
一部では「事故にまきこまれた児童や妊婦が叫び声をあげるなかで、同乗していた少年2人は現場付近でたんたんと携帯電話を操作するなどしていた」といった報道もあり、これを受けて現場に居合わせた無関係な人々が当事者と誤解され晒されているという声もありますが、一般論としても思わぬ二次被害を呼ばないためにも個人情報の取り扱いには慎重を期するべきではないかと思いますね。
またすでにテレビ等で被害者家族のインタビューを見た方も多いと思いますが、被害者が運び込まれた病院の関係者が報道陣の傍若無人ぶりに憤っていたりと、今回の事件でもマスコミによる二次被害が続出している点は改めて関係者の猛省と改善を期待したいところです。

さて、ネット上では例によって少年法を改正せよだとかさっさと死刑にしろだとか過激な意見が噴出していますが、心情的な部分は抜きにあくまで同種の悲惨な事故を抑制するために何をすべきかということを考えて見ると、無謀無法な運転手への厳罰よりも先に急ぐべきことも多々ありそうです。
今回真っ先に報道でも取り上げられたのがこの種の生活道路で歩行者を押しのけて爆走する車が多いということの危険性で、すでに諸外国などでも取り入れられているように道路の蛇行や凹凸によって物理的に速度を抑制する手段もようやく日本でも取り入れられ始め、また通学路については時間帯によって車両通行止めにしている地域も出てきているようです。
ただ車を前提としていない道路も多く残る日本では細い路地も重要な生活道路になっているという現実もあってか、例えば路面の凹凸加工なども暴走車の出没する峠道から優先して施工されるなど街中での安全対策はどうしても使用者の意識頼りという側面が多かったように思いますね。
いくら規制をしたところで無謀運転をするような連中は無視するに決まっているという声もありますが、例えばこうした通学時間帯の生活道路に警察による取り締まりが不定期で行われるようになるだけでもかなり違ってくると思われますし、まずは各町内で身近な危険箇所をリストアップしていく作業から始めていく必要があるでしょう。

他には物理的な対策として自動車の始動に免許証がなければ出来ないようにしてはどうかという意見も出ていて、これに運転履歴を記録するシステムも併用すれば保険等のリスク評価や安全対策にいろいろと応用が利きそうなんですが、コスト面はさておいても個人情報の取り扱い等様々な要素も絡んでいてすぐに全面的な導入というのも難しそうではありますよね。
ただドライブレコーダーが法廷での争いにおいて有用であることが知られ始めていることから考えると、個人レベルでも盗難防止等の需要は出てくるかも知れず、また保険会社などが契約費用の割引要件などに組み込んでくるようになれば導入へ向けてのインセンティブになってくるんじゃないかと思います。
また多くの方々が気にしているように今回の運転が危険運転致死傷罪に該当するかどうかですが、実は三年程前に無免許、飲酒状態で暴走し7人を致死傷に至らしめた事件について危険運転と認められなかったというケースもあり、今回のケースではどのような判断が出るのかは注目していきたいですね。
今回の事故についてはそうした話を前置きとして、個人的にはやはり先日起こった祇園での事故と対比して考えてしまうのですが、考える材料としてこういう記事を紹介してみましょう。

上)患者の思い「車のない生活困る」(2012年4月20日朝日新聞)より抜粋

 宇都宮市に住むてんかん患者の男性(33)は、2度目の事故を起こした昨年12月以降、車の運転をしていない。インターネットの匿名掲示板には、鹿沼のクレーン車事故のあと、患者への中傷の言葉が飛び交う。男性は「病気の苦しみは、なった人にしかわからない」と漏らした。

 男性に初めて病気の症状が出たのは昨年6月。自宅で意識を失い、けいれんを起こしていたところを母親(57)が見つけ、病院に搬送された。医師の診断は「てんかんの疑い」だった。鹿沼市でのクレーン車事故が頭をよぎり、「大変なことになってしまった」と気持ちは静まらなかった。

 「運転は控えるように」と医師から告げられた。しかし、自家用車に代わる交通手段は考えられず、「せめて通勤だけでも」と車の運転を続けた。その1カ月後、男性は運転中に意識を失い、追突事故を起こして相手に軽傷を負わせてしまった

 契約社員として働いていた勤務先に病気を伝えたところ、通勤は友人や同僚の車に乗せてもらうことができた。しかし、9月の更新時には契約を打ち切られた

 「病気を申告しても得になることなんて一つも無い」。やっと見つけた次の職場では病気のことは隠した。「周りに迷惑を掛けたくない」との思いもあり、通勤時には再びハンドルを握った。そして12月、再び運転中に意識を失った。車は対向車線に飛び出し、複数の車が関係する大事故となった。男性自身も鎖骨が折れる大けがを負った。

 母親は運転に反対したが、「息子の収入が支えで強く言い切れなかった」と後悔する。
 男性が将来への不安でふさぎ込んでいた時、病気のことを知った社長から電話があった。「けがが治るまで待っている」と言われた。仕事を続けられること以上に病気を受け入れてくれたことがうれしく、電話口で涙がこぼれた。

 通勤で車を使わずに済むようにと、社長の紹介で勤務先近くの寮に引っ越した。同僚も「薬飲んだか?」と声をかけてくれるという。

 車のない生活は自身の通院はもちろん、母親を病院に連れて行くにも、だれかに運転を頼まなければならない。「これまであたり前と思っていた生活が今はすごく遠い」。男性は、いつかは再び運転できる日を願い、薬の服用と通院を続けている。
(略)

朝日としてはてんかん協会の言うように「てんかんが悪いのではありません。自分の都合で隠した藤崎容疑者とその状況に追いこんだ社会の無理解や制度に問題があるんです」といった文脈でこのケースを取り上げたのではないかと想像するのですが、個人史の詳細に立ち入ることなく客観的経過だけを見て多くの人々が何をどう思うかです。
てんかんという病名は抜きにしてもたびたび意識を失い、医師からも運転は控えるように言われている中でそれを隠してまでも運転を続け事故を繰り返している、そうした状況にあることを知っている家族もそれを受容しているというのは周囲から見るとやはり怖い話で、ほとんどの人が社会人としてもそれはちょっと無責任なんじゃないか?と感じるのではないでしょうか?
翻って今回の事故を振り返ってみますと、「趣味はドライブ」というほど無免許運転を繰り返している少年が夜通し走り回って事故を起こしている、そして繰り返される子供の違法行為を親も放置していたというのは、これまた周囲からするとちょっと無責任に見えるんじゃないかと思います。
てんかん協会が言うように病気が悪いわけではないのは当然ですし、ネットなどで盛んに言われる個人の厳罰化がしょせん本質的な対策にならないことも承知の上で言えば、別に何かしら病気があろうがなかろうが自らの行動によって社会に大きな不利益を与える可能性が高まる状況というものは必ずあるわけですし、何かが起こる前に当の本人も薄々そのリスクは感じている場合も多いわけですよね。
その状況にあたって「車が必要」だとか「車を乗り回したい」だとかいった自らの要求と社会に対する迷惑の度合いをどうバランスさせるか、最終的にはそれが社会人としての責任あるはモラルということになってくるのでしょう。

そう考えると重大な結果を招いた医療事故などでもきっかけは普通ならあり得ないような些細なミスから発することも多く、それらも個々に見れば「患者が集中していて寝る間もなく働きづめだった」といった事情が隠れていて大いに同情はするのですが、しかしより多くの患者の診療にあたるということが結果として患者への不利益を招くことにつながっているのだとすれば、敢えて踏みとどまるのも社会人としての責任ということになるのでしょうか。
先日取り上げた旭中央病院などのケースもそうですが、「どうしてもここで診てほしい、という人を拒めない」とどこででも対応出来る軽症患者も差別なく受け入れてきた結果、ここでしか診られないような重症患者を受け入れ出来なくなったのでは本末転倒というもので、特に専門職に従事する以上は目先のことだけでなく広く社会責任ということも考えながら仕事に当たる必要があるのかなと思ってしまいます。
無論、本来そうしたことは多忙な現場スタッフが考えることではなく、上層部がきちんと戦略を定めて現場はただ何も考えず手を動かせばいいという状況にしていくのが筋なのでしょうが、とりわけ公的病院などでは経営方針決定や事務方を担当する方々が(控えめな表現をすれば)なかなかにアレな場合が多いですから、次善として現場が自律的に対応するしかないのも現実なのでしょう。
しかしそうした個人個人の自律によるリスクマネージメントということを考えて見ると、昔から決まり文句のように言われている「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」という言葉もなかなかに味わい深いものがあるなと感じてしまうのは自分だけでしょうかね?

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コメント

>今回の事件でもマスコミによる二次被害が続出している点は改めて関係者の猛省と改善を期待したいところです。

またまたw。ちっとも期待出来ない事は百も承知のクセにww

>また通学路については時間帯によって車両通行止めにしている地域も出てきているようです。

実は我が家の真ん前が小学校なのですが、もう随分前から通学時間帯は通行止めです。私を含む地域住民は警察から通行許可証を貰ってますが。
まあ離合も難儀な細い生活道路なので、さすがに暴走する莫迦はいませんが。

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2012年4月25日 (水) 09時28分

いつも興味深く拝読しています。てんかんの方の運転と事故については、個人的には
「ニワトリ卵」だと思っています。「社会の偏見があるから病気を申告できない」→
事故が起きて初めて周囲に病気が発覚→「やっぱりてんかん患者を雇用するのはリスク
が高い」とえんえんループしているような。
患者の方の大部分がきちんと薬剤で症状をコントロールできているとしても、一定の
割合でコントロール不良、なのに運転をやめない層が存在していることはここ数年の
事例を見ても明らかで、問題なのは外から見ただけではその患者さんがどちらに属する
のか分からないことなんですよね。分かった時にはすでに時遅く事故が起きてしまって
いるという・・・迷惑するのは真面目に服薬している患者だ、という主張も理解できます
が、それでは事故の被害者は浮かばれませんしね。

これを言うとまさに筒井康隆の筆禍事件ですが、ドライバーの脳波なり心拍なりを
モニターして危険と判断したら減速、路肩へ停車するような事故回避システムって
開発できないのでしょうか。すでに正面に衝突物があってドライバーが対処していない
時に発動する衝突回避システムは実用化されているわけですし。少なくともハンドル
操作を制御できれば、歩道や歩行者に向かって突っ込むという最悪の事態は避けられる
と思うのですが。無免許対策に免許証を車載カードリーダーに読ませないとエンジンが
かからないようにするとか、法的・道徳的な部分で解決できない問題はテクノロジー
でなんとかすべきでは、と思います。自動車産業はエコも大事ですが人間のエゴ対策
を考える時期でしょう。

長文失礼しました。

投稿: 七実 | 2012年4月25日 (水) 09時31分

関係ないですが、通学時間帯に通行止めにしているのにわざわざ進入してくる車は何とかして欲しい。
それも遠慮するどころかクラクション鳴らしまくりで人押しのけって爆走ってどういうつもりだと。
警察はああいう輩を真っ先にぶち込むべきじゃないのかな。

投稿: ぽん太 | 2012年4月25日 (水) 09時47分

七実さまへ
そういうテクノロジーは経済的な問題が解決すれば可能だと思います。個人的には、そろそろ新車へのドライブレコーダー搭載を義務化してほしいと願っています。今回の事故でも大いに役立っているようですし。
あとは、高速道路以外では時速60km以上出せないようなシステムもあるといいかもしれません。
問題は、カーナビの配線を細工して運転中もテレビを視聴可能な状態にしている輩がたくさんいる現状でそういうものがどれだけ実効性を持たせられるかという部分でしょうか。

投稿: クマ | 2012年4月25日 (水) 10時55分

>関係ないですが、通学時間帯に通行止めにしているのにわざわざ進入してくる車は何とかして欲しい。

フツーに警察に通報でよろしいかと。可能なら携帯で録画。
ちなみに我が家の前の小学校は、通学時間帯には時々お巡りさんが立ってます。

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2012年4月25日 (水) 10時59分

基本的に車好き人口自体が減って、大多数のドライバーは草食系になってきているとは感じています。
逆に言えば無茶をしている一部ドライバーが目立つのですから、これらに重点的な対策をできればいいのですが。
ドライブレコーダーの画像投稿サイトなどが出来ると告発が相次ぐかも知れませんね。

投稿: 管理人nobu | 2012年4月25日 (水) 11時39分

 また捜査関係者によると、軽乗用車は男子大学生が事故の数日前、仲間6、7人を連れて所有者である元同級生の男性(18)を訪ねて借り出していた。この仲間らも事故前、少年の運転する車に交互に乗っていたという。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201204250033.html
 所有者の知人によると、所有者の少年は、今年3月に中古の軽乗用車を購入。中学校が同じだった男子大学生から頼まれ、「1日だけ」との約束で貸した、という。

 しかし、3日たっても車は戻らず、今月23日になって事故が起きたという。少年は「車は貸したくなかった」と話しているという。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120425000015

どうみてもカツアゲです
本当にありがとうございました

投稿: | 2012年4月25日 (水) 11時46分

マスコミの圧力で但馬救命救急センターのブログが書き換えになったらしい
http://getnews.jp/archives/197315
結局行きすぎた報道ってのは事実ならよけいイメージ悪くなっただけじゃないか?

投稿: kan | 2012年4月25日 (水) 13時37分

>またまたw。ちっとも期待出来ない事は百も承知のクセにww

まあそうですけど、でも言っておかないと変に誤解されてもいけないでしょうから。

先日の事故と同じように一部の人間の心無い行為で大多数のまじめな人が迷惑するという構図ですよね。
これだけ悪質な行為なのに個人ではなく社会にその罪を帰するべきなのか、ちょっと心の整理がつかないでいます。
厳罰主義がいいとは言わないですけど、この人にはもう一生車に乗ってほしくはないです。
三振即アウトでしたか?同じ過ちを繰り返す人には通常よりもずっと厳しく対応するべきなのでは?

投稿: 通りすがりのただの人 | 2012年4月25日 (水) 19時56分

京都亀岡での暴走(居眠り)事故ですが、マスコミの取材態度も問題になっていますが

(1)居眠りをしていた
(2)無免許の者が運転していた
(3)細い通学路でスピードを出していた

という点をインフラから改善できないものかと考えます。
(1)は居眠り、病気以外に故意の場合もあると考えるべきです。
(3)もハンプ(凸凹)もありますが、強制力はありません。

鉄道ではATS、ATS-Pのように強制的に制御するシステムがあるのでこのような機構を自動車にもできないものかと考えます。

実装に長期間かかりますが、
 七実氏提案の(2):ICカード免許証+生体認証
     + (3):電子標識システム

認証
・ICカード免許証に生体認証データ入れるようにする
・自動車に乗り、ICカードを入れ、認証するとリミッター解除
 (ハンドルにカメラを設置しており、運転者が入れ替わると認証解除)
・未認証、免停の場合はリミッターで5km/hに制限
(事実上 車の移動程度しかできない)
・道路に設置した電子標識と通信してデータは適宜アップデート
  (未認証で走行、免停の情報アップデート)
・大規模災害時はリミッター上限解除(例えば30km/h)

電子標識
道路に埋め込んでおいたタグを電子標識とする
・狭い路地などでは速度上限、加速制限を埋め込んでおく(時間設定も可)
 (速度制限で安全性向上、時間がかかれば抜け道使用は減少するはず)
・狭い道路では真ん中は20km/h,路肩によると5km/hと歩行者の安全を確保
・コンビニ駐車場では速度制限、店側に近づきすぎると強制ブレーキ
・高速SA、一方通行で逆走すればアラーム+ブレーキがかかり停止

これだとDQNも、通学路で速度を落とさずに走ることも、逆走もできなくなります。

ただ、昔の自動車への実装をどうするかが問題です。
原理的にはABSとスピードリミッターさえ装備されていれば、強制的なブレーキと燃料カットで制御できるので、上記の装備は可能です。

安全装備を装着していない車は自動車税、任意保険をかなり高めに設定することで移行させることはできると思うのですが。このシステムはまともな人には迷惑にはなりませんが、DQNには致命的なシステムと成り得るとおもいます。

投稿: ドロッポ医 | 2012年4月25日 (水) 20時18分

いつも繁華街で目に付くのが違法駐車です。スモークのかかったガラの悪い車に限って、駐車禁止等除外標章(身体障害者)が置いてあることが多いです。大抵どうみても?な方ばかりです。

確かに、患者本人を迎えに行く場合もあるので駐車禁止を取り締まれません。カラーコピーや遠縁の人のを手に入れ悪用される場合もあるようです。透析患者さんが申請に行った際、そういう輩が多いので嫌な思いをしたという話も聞きます。

モラルハザード防止の観点からも、障害者本人が使わない場合駐禁とれるようにすればよいと考えます。先ほどの認証システムを応用して、

駐車禁止場所に駐車した場合、
1.患者本人の認証があればOK
2.いない場合は駐車禁止取り締まり(レッカーはなし)
(駐車後8時間以内に患者本人の認証あれば解除)

にすれば、不正利用はなくせるはずです。

投稿: ドロッポ医 | 2012年4月25日 (水) 20時23分

クマさま

確かに新技術の導入・普及には常にお金の問題がついて回りますね。でも海外市場で
苦戦している自動車業界にとっては国内需要を喚起する起爆剤になるのでは?なんて
思っています。車道も歩道も狭いところに人も車も(自転車も)密集している日本なら
ではの問題ですからね。>歩道激突暴走車

ドロッポ医さま

政府が本気で「マイナンバー」をやる気なら、免許証に病歴・通院記録をリンク
させることも可能だと思います。病状のコントロール不良な患者(てんかんに限らず)
の運転もある程度は制限できますし、運転するためには定期的な通院・服薬をせざる
負えなくなります。障害者の移送にかかわっているというデータを登録して、駐車場
の障害者スペースに認識するICタグを埋めておけば不正に駐車することも難しい
でしょう。ここでも問題はインフラ整備にかかるコストですね。しかし(言葉は悪い
ですが)どうせやるならここまで実効性があるものにしなければ単なる役所のデータ
ベース統合で終わってしまいますよね<マイナンバー
コスト以外にも個人情報と人権の壁が立ちふさがるのかな。どちらも運用次第だと
思うのですが・・・

投稿: 七実 | 2012年4月25日 (水) 21時57分

横レスですが
居眠り運転防止装置も衝突防止装置もすでに市販されているので、あとはつけるかどうかだと思うのです。
政府が強制するのがムリなら保険会社が保険料割り引きをすればいいのでは。
これだけ大事故が起こっているのだから保険料に差をつける大義名分は立つはずでしょう。

投稿: techan | 2012年4月26日 (木) 07時34分

亀岡事件に関してマスコミ各社がプライバシーに配慮し節度をもって取材にあたることを申し合わせたのだそうです。
http://news.livedoor.com/article/detail/6504338/
告発が有効だったと証明された形ですけど、でもこれって今回の事件だけの特例ということですよね?
当たり前のことが守られていなかったという証明にしかなっていないような。

投稿: ぽん太 | 2012年4月26日 (木) 09時30分

三重では高齢男性がアクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突入したそうです。
どのような疾患なり状態なりがどの程度危険性と関連してくるのか、まずは保険会社などから検証が進んでいくようになるのでしょうか。
最終的にはリスクに応じて差別なく対応していくべきかなと思います。

投稿: 管理人nobu | 2012年4月26日 (木) 10時13分

無免許運転をくりかえしてもせいぜい三年でまた普通に運転できるようになるのはおかしいんじゃない?

投稿: 荘司 | 2012年4月26日 (木) 10時25分

 京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した
 事故で、亀岡市教育委員会は26日、事故で亡くなった松村幸姫さん(26)の携帯電話の
 番号を、児童が通っていた市立安詳(あんしょう)小の教頭が容疑者の少年(18)=自動車
 運転過失致死傷容疑などで送検=の親族に伝えていたと明らかにした。

 教育長や校長、教頭は遺族に謝罪した。27日未明に開いた記者会見で、教頭は「私の大変な
 ミスでご迷惑をお掛けした。被害者の方につらい思いをさせ反省している」と陳謝した。

 すでに、被害者全員分の住所や名前などを亀岡署員が少年の父親らに伝えていたことが
 判明している。京都府警の西村元希首席監察官は26日の記者会見で、連絡先を教えたのは
 亀岡署交通課の50代男性警部補で、書面で連絡先一覧を渡していたと説明。「絶対にあっては
 ならない事案で法律違反の疑いが強い」と述べたが、その一覧には松村さんの自宅や携帯の
 電話番号はなく、これまで父親らは警察ではない人物から携帯番号を聞いたと説明していた。

 市教委によると、教頭の教え子の保護者に少年の親族がいた。親族から葬儀の日程や
 連絡先を教えてほしいと頼まれた教頭は、松村さんの女児が入学前に提出した書類にあった
 携帯番号を教えた。


結論:田舎にプライバシーなど存在しない

投稿: | 2012年4月27日 (金) 08時49分

ちなみに

去年の秋からとても奇妙なことが起きている。
事の始まりは、昨年4月7日、京都府亀岡市教育委員会人権教育課からの
人権教育講座」の講師依頼だった。
http://www.handworks.jp/leaf/?p=952

この中で登場する竹岡教育長は今回情報を漏らした関係者。
http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000m040124000c.html

http://www.handworks.jp/leaf/?p=998
亀岡市教育委員会の竹岡教育長から届いた返信

投稿: | 2012年4月27日 (金) 08時54分

 27日午前7時35分ごろ、千葉県館山市大賀の県道沿いの路線バス停留所で、バスを待っていた同市立館山小の児童4人の列と見送りの保護者2人に軽乗用車が突っ込んだ。列の最前列で待っていた近くの小学1年、山田晃正(こうせい)君(6)が車の下に巻き込まれ、近所の人たちが協力して救出したが死亡した。山田君の母親もけがをした。ほかの児童らにけがはなかった。

 県警館山署は車を運転していた同市館山、アルバイト、大河原央徹(ひろゆき)容疑者(20)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した。館山署によると、大賀容疑者は「仕事のことを考えぼーっとしていた」と話しているといい、同署はさらに詳しい事情を聴いている。

 現場はJR館山駅から南西へ約4キロ、同小から西約2.5キロの場所で、海岸線を走る道路沿いに民家が並ぶ地域。【小林祥晃、中島章隆】

投稿: 千葉でも事故発生 | 2012年4月27日 (金) 12時12分

報道されない事故も含めれば集団登校の方が安全なんでしょうが、こうして子供の列に突っ込む事故が続くとこたえますね…
亡くなられた方の御冥福をお祈りします。

投稿: 管理人nobu | 2012年4月27日 (金) 12時36分

しかし亀岡の事件、当事者が…関係だっていうネットの噂は本当だったってこと…?
こりゃいよいよとんでもないことになるかもね…

投稿: | 2012年4月27日 (金) 19時17分

救命センターでの行き過ぎ取材はあったのか 新聞社と病院に取材を行いました
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20120502/1335893577
<豊岡病院>(管理部)

確認を行なって来たが、3社については事実はありません。ただ、(ブログが指摘する)事実は一部マスコミによってありました。救命外来の玄関にいた記者には、病院側からは良識ある配慮を求めたが、すべての記者がどこにいたかは分かりません。記者が救命センターの待合室にいたため、センター長からは立ち退きの依頼があり、退去してもらったが、10から15分後に再び待合室にいた記者がいたということです。救命センターがあるので、患者プライバシーと医療行為の障害となるようなことはお断りしたいが、公共施設でもあり建物内は出来ても、敷地から立ち退くことまでは難しいし、写真の撮影禁止も言ってない。今のところマスコミ取材の苦情は患者からはない。ご両親への取材依頼があったので、確認をしてお断りした。ブログはセンター長個人が運営している。PRになるので病院の名前を使うのを容認していた。内容について事前のチェックは行なっていない。

取材からは、センターのブログが指摘した、読売、毎日、朝日については事実はないこと、行き過ぎた取材は一部マスメディアによってあったと病院が指摘していること、行き過ぎの程度の状況につては病院とセンターにもズレがある(敷地内か建物か)ということが明らかになりました。取材を踏まえた記事は、日本経済新聞電子版のコラムなどに掲載する予定です。また、この問題について動きがあればフォローしていきます。

投稿: | 2012年5月 2日 (水) 08時23分

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