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2011年12月31日 (土)

今日のぐり 倉敷編:「江戸切りそば 石泉」&「そば さくら」&「手打ちそば あずみ」&「いづも屋」

今年もいよいよ最後の更新となりましたが、本年も当「ぐり研」をご愛顧くださいましてありがとうございます。
毎年この時期ともなるとあちらこちらで今年の10大ニュースというものが発表されますが、「サイエンス」によると今年の科学10大発見はこんな具合になるんだそうです。

「2011年科学10大発見」…サイエンス誌(2011年12月23日読売新聞)

 ◆サイエンス誌の「2011年科学10大発見」
1 エイズウイルス(HIV)予防薬の臨床試験
2 小惑星探査機「はやぶさ」ミッション成功
3 化石の遺伝情報で人類起源に新知見
4 光合成に関与するたんぱく質構造解明
5 宇宙創成期の組成を示す水素ガス雲
6 ヒト腸内微生物の生息条件解明
7 有望なマラリアのワクチンの開発
8 太陽系の常識を超える天体の発見
9 ゼオライトの製造技術進歩
10 老化細胞を除く抗加齢研究

それぞれに非常に印象深い業績ばかりが並んでいますが、とりわけ日本国民としては2位に取り上げられた「はやぶさ」の一件が印象深いところですよね。
今日は年の瀬大晦日と言う事で世界各地から今年の世相を反映したニュースというものを取り上げてみたいと思いますが、どうも明るく楽しいニュースばかりでもないというあたりが世相なんでしょうかね…

オシャレに豪快に! 気取らない立ち食いフレンチのランチが絶品なりよ/東京(2011年12月16日Pouch)

「立ち食い」と言えば、どんなジャンルのお店を想像しますか?蕎麦やうどん、寿司に串カツなど、和食、それも男の人が多そうな印象がありますよね。

ですが、そのイメージをくつがえしたオシャレなお店を発見しました。なんとそのお店では絶品フレンチを立ち食いできちゃうのです。

美味しいフレンチが立ち食いできるのは本の街・東京都千代田区神保町にある「骨太フレンチ ビストロアリゴ」です。

路地裏を入ったところにある古民家を改装した味がある雰囲気のお店。風変わりなフレンチのお店ですが、その味は折り紙つき。グルメ系クチコミサイトでもいつも上位にのぼり、夜の予約はなかなかとれないくらいだそうです。

でもランチだったら大丈夫なはず。早速突撃してきました。ランチメニューは全部で4種類、どれも迷っちゃうけど、ここは限定メニューの「濃厚オムライス(950円)」!そして「じっくり寝かせた村田カリィ(850円)」を注文しました。

カウンターと厨房は何のしきりもありません。これぞ立ち食いの醍醐味。目の前で作ってくれる様子を見るだけで待ち時間も楽しく過ごせてしまいます。

そして出てきた濃厚オムライスにはホワイトソースがたっぷりかかっています。想像していたのと違ってちょっとびっくりしちゃいました。ですが、食べてみると意外! こっくり濃厚ソースとふわふわ卵が絡み合ってチキンライスの酸味とめっちゃ合う!!オムライスはランチ営業が始まって1時間ほどで一旦オーダーストップになっていました。その人気が伺えます。

魔法のランプみたいな入れ物に入って出てきた村田カリィもしっかり野菜が煮込まれているのが分かる味わい。もう毎日食べたいくらいです。ちなみに、村田カリィはお弁当バージョン(550円)もあります。更にリーズナブルなお値段で絶品カレーが食べられるなんて幸せすぎ! 近くを通った際は是非テイクアウトしたいところですね。
(略)

フレンチなのにカレーにオムライス?という突っ込みはさておくとしても、ワープアということが言われる昨今ではこういうスタイルも当然ありなんでしょうが、スタイル以前にこういうニッチマーケットが成立するようになったのも今の時代ならではなんでしょうかね。
ひと頃から「伊達直人」名義のプレゼントというものがちょっとしたブームになりましたが、時にこうした思いがけない内容のプレゼントもあったようですね。

伊達直人から飛行艇カレー/山口(2011年9月14日中国新聞)

周南市久米の児童養護施設、共楽養育園(安村裕美園長)に、漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物から岩国市のレンコン入り「海軍飛行艇カレー」が郵便小包で届いた。子どもはカレー販売元の一つの第三セクターに、感謝の言葉を記した寄せ書きを送った。三セク事務局の岩国商工会議所は「ぜひ本人に届けたい」と送り主に連絡を呼び掛けている。

 同園によると、8月4日に1箱6食分のレトルトカレー12箱が届いた。差出人の欄に「伊達直人」と記され、住所は岩国市内だった。届く前に男性とみられる人物から2回ほど電話があり、子どもの人数を尋ねられた。電話の主は「伊達直人」と名乗り、「カレーを食べて暑い夏を乗り切って」と話したという。

 同園は8月9日、カレーを2~18歳の60人や職員の昼食にした。子どもたちはA3用紙3枚に「おいしかった」「ありがとう」などと寄せ書き。同園はお礼の手紙を添え、記されていた住所に郵送した、しかし、宛先不明で戻ってきたため、岩国商議所に送った。

いやまあ、夏にカレーというのはいいとしてあまりにセレクションがマニアック過ぎるだろうと思うのですが、ちなみに岩国市では岩国基地で考案されたこのカレーをご当地メニューとして売り出し中と言いますから、仮に当地の関係者からということであれば全国に名が知られたことで十分に元は取ったというところなんでしょうか。
今年の話題と言えばなんと言っても震災関連のそれが質量共に一番となってしまいますが、お隣韓国からは珍しくこんなニュースが飛び込んでいます。

「日本沈没」取り消します 韓国紙、震災紙面変更「日本応援する」/韓国(2011年12月27日産経ニュース)

 27日付の韓国紙、中央日報は、東日本大震災発生当日の状況を報じた3月12日付の1面で「日本沈没」という見出しを付けたことが「災害に苦しむ日本人を傷つけた」として、当時の紙面を取り消すとする「反省文」を掲載した。

 反省文は、今年の同紙の報道全般について不適切だった点を振り返るコーナーに、1ページの3分の1程度を割いて掲載。新たに「力を出せ、日本」との見出しを付けて編集し直した紙面を並べた。

 同紙は、当時は大きな津波被害の状況を劇的に伝えようと「日本沈没」という日本の小説の題名をそのまま使ったと説明。読者などから「刺激的だ」との批判を受けたことも紹介し、「人類愛」を重視する同紙の精神とは懸け離れた結果になったと弁解。さらに「遅ればせながら、日本国民を応援するため」に紙面を編集し直した。(共同)

今年韓国で行われたACLの際にも「日本の大地震をお祝いします」の垂れ幕が掲げられていたことは記憶に新しいところですが、正直韓国に応援されてしまうと例の法則が発動しそうな気もしてしまうのですが…(苦笑)
北朝鮮では突然のトップ交代劇が未だ不穏な気配を漂わせていると言いますが、何やら偶像崇拝がすごいことになっているようですね。

北朝鮮の「聖地」はエスカレーターか 欧米で話題に/北朝鮮(2011年12月26日朝日新聞)

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去直前に視察したスーパーでエスカレーターにしがみついて泣く従業員が、欧米メディアで話題になっている。「エスカレーターまで聖地になった」(欧州のニュース専門局「ユーロニュース」)などと伝えており、奇異に映るようだ。

 取り上げられているのは、死去が発表された19日夜に朝鮮中央テレビが流した映像。平壌市内にある「光復地区スーパーマーケット」で、女性従業員たちがエスカレーターに集まり、手すりにしがみついたり、乗降口でしゃがんだりして、「うそだ」「将軍、早くお帰りください」などと泣き叫んだ。

 金総書記はこのスーパーを視察し、朝鮮中央通信が後継者の金正恩(キム・ジョンウン)氏らとともにエスカレーターを降りる写真を15日に配信していた。映像はエスカレーターの手すりの色や本数、商品棚のようすなどが異なるが、朝鮮中央テレビは撮影場所の違いなどについて言及していない。スーパーは最後の視察先の一つになった。(ソウル=広島敦史)

不幸には黙って耐える日本と違って嘆き悲しむことを美徳とする文化的背景ももちろんあるのでしょうが、実際にはやはり当局や世間から非国民だと非難され場合によっては命にも関わるということを恐れての行動でもあるようで、地上の楽園などというプロパガンダに荷担してきた朝日としてはどういう気持ちでこの記事を掲載したのでしょうか。
世界各国の指導者がキスを交わすというベネトンの広告が不敬であると話題になりましたが、そういうものを出してみたくもなるほど関係が悪化しているという背景事情があったことも記憶しなければなりませんよね。

NATOとタリバーン、ツイッター上で「口げんか」/アフガニスタン(2011年11月21日CNN)

カブール(CNN) アフガニスタンで10年来の戦闘を展開する北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)と反政府武装勢力タリバーンが、今度はインターネットのミニブログ「ツイッター」上で激しい非難の応酬を繰り広げている。

ツイッターでは数カ月前から、ISAFの広報担当者「ISAFmedia」と、タリバーン側の人物「ABalkhi」の口論が続いている。

先週はNATOがアフガン人の雇い兵を使っているとの疑惑をめぐり、タリバーン側が「そちらの当局者が白状したんだよ、お馬鹿さん」と発言。これにISAF側が「馬鹿だって?」と反応し、「そちらの言うことを本気で信じる人はいない。発言はすべてうそだ。黙れ」と激しい言葉を返した。タリバーン側はさらに「お前はその対応要員として雇われたんだろう。私がいなければ仕事がなくなるわけだ」と応じている。

また先日、タリバーンの報道官が拘束されたとの報道が流れた後には、タリバーン側がISAFに「なぜ民間人を拘束するのだ」と問いかけ、ISAF側が「この人物はタリバーンのメンバーではなかったとでも言いたいのか」と反撃。これに対してタリバーン側は国連による民間人の定義を書き並べた揚げ句、「みんなが1日中、机に向かってツイートしているだけで給料をもらえるわけではない」と書き込んだ。

CNNは双方にコメントを求めたが、どちらからもテレビ取材に応じたり担当者の顔を見せたりすることはできないとして拒否された。

ツイッター・ユーザーらの間では、NATOとタリバーンのやり取りを、直接対話に代わる接触として評価する声もある。アフガンからの早期撤退を迫られるNATOにとって、口論での勝ち負けは、米世論などを味方につけるうえで重要な意味を持つのも事実だ。また、タリバーンが米機を撃墜したなどと偽って「作戦成功」を宣言した場合、ツイッターを通して素早く否定するといった用途もある。

一方で、アフガンの主要テレビ局「トロTV」の時事問題部門責任者、ロトフラ・ナジャフィザダ氏は「ISAFがなぜわざわざ返信するのか分からない。タリバーンを相手にするのは時間の無駄だ」と批判している。

まあどこの国でもあるようなネット上の罵倒合戦と言えばそれまでなんですが、その背景にある敵対感情というものを考えた時には全く洒落にならないというもので、紛争当事国の難しさというものが判る話でもあるという気がします。
失われた十年だ、リーマン・ショックだと言っているうちに今や欧州経済危機が一番ヤバいのだそうですが、何しろああいう国々だけに内情はハンパではないようで、まずはこちら10月時点のニュースをお伝えしましょう。

ああ、追い詰められた欧州首脳の泥仕合/EU(2011年10月25日ニューズウィーク)

 ユーロ危機を引き金とする世界不況の再来だけは回避しなければならない──。そんなプレッシャーにさらされながら、必死で打開策を練る欧州首脳たちのストレスは最高潮に達しているようだ。

 最近の彼らの言動は、まるでシーズン終了間近の9月を3勝11敗で終え、プレイオフ進出が絶望視されるメジャーリーグチームの選手のよう。すべての責任をチームメイトに押し付けて、互いに罵り合っている。

 ブリュッセルでユーロ圏首脳会議が開かれた10月23日、ニコラ・サルコジ仏大統領はユーロ加盟国でないのにユーロ問題に「介入」し続けるイギリスのデービッド・キャメロン首相に対し、面と向かって「うんざりだ」と言い放った。

 さらにサルコジはアンゲラ・メルケル独首相と徒党を組んで、イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相にも厳しい警告を発した。口先だけの財政改革構想は聞き飽きたから、債務が膨れ上がってユーロ圏第3位のイタリア経済(意外にも輸出は好調だ)が潰れる前に今すぐ行動を起こせ、と求めたのだ。

 ベルルスコーニの受難はそれだけでは終わらなかった。欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長と初代EU大統領(欧州理事会常任議長)のヘルマン・ヴァンロンプイからも激しい叱責の言葉を浴びせられた。

イギリスで盛り上がるEU脱退論

 英メディアは、サルコジがキャメロンにキレた事件に飛びついている。ガーディアン紙によれば、ユーロ圏首脳会議の最終セッションでは両首脳の議論が続いて2時間が無駄になったという。サルコジはキャメロンに対し、「あなたは口を閉じる機会を棒に振った」と発言。「我々のやり方を批判し、何をすべきか口を出すことにうんざりしている。ユーロは嫌いだと言っていたくせに、今さら我々の会合に首を突っ込むな」

 もっとも、ユーロに加盟していないとはいえ、イギリスはEU経済の重要な一部。仮にユーロが破綻してヨーロッパが長期的な大不況に陥れば、イギリス経済も大打撃を受けるのは間違いない。つまり、キャメロンにも口を挟む権利はあるわけだ。

 もしかすると、サルコジは虫の居所が悪かっただけかもしれない。何しろこの日は、ラグビー・ワールドカップ決勝でフランス代表がニュージーランドに1点差で敗れたばかりだった。

 キャメロンはまさに四面楚歌の気分だろう。24日には英下院で、イギリスがEU加盟を続けることの是非を問う国民投票を実施すべきかをめぐる投票が行われた。キャメロンが党首を務める与党・保守党内にもEUへの憎悪に近いユーロ懐疑論が渦巻いており、政府の方針に反して賛成に回る造反議員が続出した。

 もっとも、イギリスがEUから脱退するかどうかは問題ではない。ユーロがコケれば、イギリス経済もコケることには変わりないのだから。

 最後に、ロンドン市長のマイケル・ベアに一言。世界各地に飛び火しているウォール街占拠デモの拠点がロンドンの金融街シティーにも設営された。しばらく天気もいいようだから、長期化を覚悟したほうがいい。

ひところ「冷めたピザ」発言一つで国辱ものだと大騒ぎになった極東の島国などでは想像出来ないかも知れませんが、連中にすれば何百年も前から繰り返している日常茶飯事な罵倒合戦の一つにしか過ぎないというところでしょうか。
これがもう少し時間がたってくるとさらにブリ的諧謔に満ちあふれた…いや失礼、とにかく一層炎上しているというのですが、これまた隣国の大統領の発言一つで「日韓関係は危機を迎えた!」なんて大騒ぎしている平和な極東の島国では考えられないことです。

ドーバー海峡、波高し 国債格下げめぐり英仏非難の応酬/EU(2011年12月17日産経ニュース)

 【ロンドン=木村正人】欧州債務危機への対応をめぐり、英仏関係が険悪化している。自国国債が最上級格付け「トリプルA」を失う瀬戸際に立たされるフランスの閣僚や中央銀行総裁が、「英国の経済や財政はわが国より悪い。格下げがふさわしいのは英国の方だ」と相次いで発言。英国が「容認できない」と仏側に正式に抗議する事態に発展している。

 10月の欧州連合(EU)首脳会議で、サルコジ仏大統領がキャメロン英首相に「英国が欧州単一通貨ユーロの悪口を言うのは聞き飽きた。黙っていてくれ」と発言。今月の首脳会議では独仏主導のEU新基本条約制定にキャメロン首相が拒否権を行使し、拘束力の弱い政府間協定に格下げされたため、英仏首脳は口も聞かなくなったとされる。

 もともと英中銀イングランド銀行のキング総裁が公にユーロの健全性を問題視し、オズボーン英財務相がフランスの財政状況をギリシャに例えたことが仏側をいたく刺激したようだ。

 フランスのトリプルAが風前のともしびとなる中、バロワン仏経済・財政・産業相が「英国の経済は憂慮される」と語り、仏中銀フランス銀行のノワイエ総裁も「英国はわが国より財政赤字や政府債務が多く、インフレ率が高く、成長率は低い。格付け会社は英国を心配すべきだ」と主張。

 さらにフィヨン仏首相まで「英国はフランスより借金漬け」と発言したため、クレッグ英副首相が16日に抗議すると、同首相は「格付け会社は一貫性を欠いていると言いたかった」と強弁した。

 この日、欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは仏国債の長期信用格付けの見通しを引き下げていた。

 来年の仏大統領選で再選を期すサルコジ大統領にとり国債格下げは死活問題。フランスの過剰反応はストレスの裏返しでもある。

 英紙フィナンシャル・タイムズは「金融危機にでもなれば英仏は一蓮托生(たくしょう)だ。双方の閣僚は発言する前によく考えてみることだ」と苦言を呈している。

ネット的にはこのやりとりを極めて即物的に『イギリス「フランスの財政、あれギリシャだなw」 フランス「あ?格下げされるべきはエゲレスだろ」 イギリス「何か言ったかチーズ野郎」』などと要約しているようですが、これだけ長引く不況にもかかわらず一向に円高が是正されない理由の一端がこいつらにあったことは明白ですよね(苦笑)。
ちなみに客観的に見ると格下げ論争ではやや英国側が有利なのではないかという見方もあるようですが、あの連中を調子に乗らせるとろくな事にはならないというこちらの記事を最後に紹介しておきましょう。

番組で報道官を「大ばか」と侮辱 BBCが欧州委に謝罪/英(2011年9月30日産経ニュース)

 英BBCは29日、欧州連合(EU)欧州委員会のアルタファイ報道官が番組中に繰り返し「大ばか(IDIOT)」と侮辱されたことを謝罪した。欧州委はBBCに公式の謝罪を要求していた。

 アルタファイ報道官は28日夜放映の生放送の討論番組「ニューズナイト」にブリュッセルからスクリーンを通じて参加した。

 出演者の一人のコラムニストが、ユーロ圏の危機への対応をめぐり、報道官を「ブリュッセルの大ばか」と侮辱、司会者も「ブリュッセルの大ばかさん、どう返答しますか」などと挑発した。

 コラムニストはその後も「あの大ばか」と罵倒を続けたため、スタジオのスクリーンに映っていた報道官は番組中にもかかわらず、イヤホンを外して退出してしまった。(共同)

報道官の侮辱発言まではともかく、日本で言えばNHKに当たる放送局の司会者が「ブリュッセルの大ばかさん、どう返答しますか」などと言い放ってしまうのが実に何ともブリ的と言うしかありませんよね。
年中この調子でやっている彼の地へ日本も支援の手を伸ばすべきだ、なんてことを言っている方々も一部にいらっしゃるようですが、こういう実情を見てからよくよくお考えになった方がいいんじゃないかという気がします。

今日のぐり 倉敷編その一:「江戸切りそば 石泉」

美観地区や大原美術館で有名な観光都市倉敷の街中にあるこちらは、自家製粉が売りのちょいと名の知れた蕎麦屋だということなのですが、今回久しぶりに再訪させてもらいました。
ネットなどで見る限りでは普通に繁盛しているように思えるのですが、たまたま自分が来た時はそういう巡り合わせなのか前回同様相変わらず客は少ないなぁ…と言う印象で、それでも後からお客が入ってそこそこの入りにはなりましたが、まあこういうお店は芋洗いのようになっても風情がないというものですからね。

ごく無難にざるを注文、蕎麦茶をすすりながら待つことしばしで運ばれて来た新蕎麦は色つやもさることながら、注目していただきたいのは洗いに続く水切りの具合ですよね。
ザルだけでぽんと置かれてもテーブルクロスが全く濡れないことで水切り加減がちょうどいい具合だと判る通り、この状態だからこそ辛めの蕎麦ツユとのマッチングもいいことが堪能できるというものです。
その蕎麦ツユはすでに器の底にも少なめに入っていて、なおかる別の器にも補充分がつくと言うパターンで、薬味はワサビに大根おろし、そして白ネギというのが判っていらっしゃると思います。
蕎麦とはあまり関係ないことですが、きちんと箸置きがつくのはいいんですがこの色使いといい、カラフルかつ安っぽいテーブルクロスといい、色彩感覚が老舗らしい店構えの雰囲気にあっているかは微妙かなと思うのですが、まあこの辺りはお店の好みもあるということなんでしょうか。

まさにしゃっきり細打ちという具合のこちらの蕎麦ですが、新蕎麦らしく甘味のある味も香りも、舌触り喉越しとも文句なしの仕上がり具合で、どこに出しても恥ずかしくない蕎麦ではないかと思いますね。
ただ強いて言うなら以前来た時にも感じたのですが、自分的にはやはりザルで食べるにはわずかに硬い蕎麦なのかなという印象で、これをかけや鴨南蛮にしていただくとたぶん絶品なんでしょうけれども、ね…
コシがないのを硬さでごまかしているような店は論外としても、硬い柔らかいは本来好みの問題のはずなのに、しばしば柔らかいものを出すとコシがないなんて妙な批判をする人がいるせいか、昨今細打ちの麺類はとりあえず硬めで出しとけみたいな風潮がありますよね。
さすがにうどん文化が熟成している香川あたりでは柔らかいうどんも硬いうどんもお客それぞれの好みに応じて繁盛しているのですが、まあ蕎麦の中でも江戸の流儀を名乗るようなものはこれくらいの方がお客にも馴染んだ案配なのかも知れません。
しかし日本同様麺食いなイタリアでは料理法やソース(味付け)に応じて麺の形や太さは元より、素材や硬さ、茹で加減まで自由自在に使い分ける料理体系が出来上がっていて感心するのですが、日本ではようやく一部のラーメン屋などで麺の使い分けが行われている程度にとどまっているのはいつも残念に感じています。

蛇足になりましたけれども、蕎麦湯はナチュラルタイプですっきりとうまい、これもまた今風に粉を溶いたりしないのはよいこだわりだと思いますし、蕎麦屋としては安全パイという感じで誰にでもおすすめ出来ると思います。
観光地の店ながら接遇面はいい意味で田舎っぽさを感じるのんびりしたもので居心地は悪くないんですが、ただ奥の座敷が広いのにわずかなお客をテーブルに相席させるのはなぜなのかなと、蕎麦をたぐりながらそんなことを考えたりもしていました。
ま、これだけで終わっていれば今日はうまい蕎麦を食ったなでよかったというものなんですが…

今日のぐり 倉敷編その二:「そば さくら」

ざる一枚ではさすがにちょっと腹具合もアレかなと思い、ちょいちょいと検索してみましたら案外この界隈にも蕎麦屋は多いようなんですね。
そこでやってきましたのが美観地区を見下ろす阿智神社(ちなみに今回初めて知りましたが、地名は阿知でも神社は阿智なんですね)のふもとという、表通りはすっかり観光地化された美観地区の中でも一番風情のある界隈にあるこちらのお店になってきました。
周囲の町並みに合わせるように倉を改装したらしい店構えは雰囲気があっていいのですが、しかし入り口の自動ドアが微妙にミスマッチなようにも感じられますかね?
入って見ると意外にも居酒屋っぽくもあるようないい感じの雰囲気で、メニューも豊富と言うか蕎麦屋というより食堂っぽいと言うのでしょうか、しかも丼ものなどは妙に今風のちょっと工夫してみました的なメニューが多い気がするのはおもしろいですよね。

こちらの場合十割もあるようなんですが、ここはごくベーシックなざるそばを一枚頼んでみました(ちなみにざるは一枚のみならず一枚半や二枚とボリュームを選べるというのは良い工夫だと思います)。
こちら蕎麦ツユは徳利に入ってくるというオーソドックスなスタイルなんですが、試しに舐めてみますとこれがかなりはっきりとした甘さを感じるもので、これにワサビに青ネギがついてくるということなんですね。
やがて運ばれて来た少し太めの蕎麦は見るからにおねしょ気味なのにがっかりしますが、すすってみますとホントに二八か?と思うようなつなぎの存在を感じさせる食感で、かなりしっかりと噛まないといけないこともあって喉越し爽快!とは残念ながらいかないようですよね。
しかし何なのでしょうか、この蕎麦の微妙に酸味のような違和感ある風味が気になったのですが、昼時も過ぎかけた時間帯で残り物を出すとも思えませんしね…いずれにしてもせっかくの新蕎麦だけにこれはちょっとなぁと言う感じだったでしょうか。
しかし蕎麦自体が軽やかさがないものでしたから、予想通りドロリ濃厚な蕎麦湯が思った以上にこたえましたね(苦笑)。

それにしても意外にと言ったら失礼なのでしょうが、このお店が石泉以上に繁盛してる様子なのが客商売とはおもしろいものだなと感じたのですが、メニューのセンスといい随所に今の時代の客の嗜好に合わせてきているような気配が感じられますよね。
親父さんは結構いい歳をした普通の蕎麦屋の親父風(失礼)に見えるのですが、この全体的なプロデュースは一体誰がやっているのでしょうかね?

今日のぐり 倉敷編その三:「手打ちそば あずみ」

二軒目が思いがけず重い感じになってしまったのでもう腹具合は十分なのですが、口直しにもう一軒と思ったのが運の尽き(?)、腹ごなしに阿智神社に登ったりしてぶらぶらと大原美術館の前を通りかかった時に見つけたのがこのお店です。
いかにもな表通りのど真ん中にあるお店でもあるし寄るつもりはなかったのですが、たまたま前を通りかかったところでついつい手打ちそばの看板に惹かれて入ってしまいました。
なんでも故・大原総一郎氏の好意で松本市から当地に来たらしいんですが、総一郎氏と言えばお隣大原美術館を作った孫三郎氏の息子で共に倉敷の偉人として知られていますけれども、地域の基幹病院である倉敷中央病院が今あるのもこの大原一族の功績であるということは銘記しておかなければならないですよね。

それはともかく、信州蕎麦そのものは食べたことがないのでとりあえず無難にもりそばを頼んでみましたが、こちらの場合別にざるそばもあるので注意いただきたいと思います。
メニューをつらつら眺めておりますと一応蕎麦屋らしくまとめてあるんですが、温かい蕎麦中心なのが信州流ということでもあるまいになあ…などと思っておりましたら妙に早いタイミングで運ばれて来たこちらの蕎麦、見た目にも不揃いな田舎蕎麦風であるのは予想はしていたのですが、これがまた見たことがないほど真っ黒じゃないですか!
食べてみますと基本的に田舎蕎麦系は嫌いではないのですが、ここの場合はいやもう何と言ったらいいのでしょうか、にちゃにちゃ歯にこびりつく食感が何とも…微妙ですよね…
見るからに蕎麦屋素人風な若いカップルさん達にも「蕎麦と言うよりも…うどん?」なんて突っ込まれてちゃ総一郎さんも泣いてるよというものですが、今どきこんなうどんを出してた日にはうどん屋としたって経営は立ちゆかないというものですよ。

強いて言うならばこちらの蕎麦ツユは湯飲みにたっぷりと盛りきりという少し残念なスタイルなんですが、このいい具合に鰹ダシの立った蕎麦ツユはちょいと出石などを思い出させる案配でこれだけは割合好みかなと思ったんですが(ただしこの個性的な蕎麦に合わせるには少し弱いかなとも思います)、そういえば出石も元をたどれば信州蕎麦がルーツですよね。
この調子ではどうなるのかと思っていましたら、蕎麦湯は別な湯飲みに注いでそちらにツユを入れてくださいと言うのにはちょいと意表を突かれましたが、もちろん蕎麦湯は当然のように濃厚タイプ…普段なら蕎麦湯も残さずにいただくのですが、さすがにもうどうでもいいやと言う気分になって形ばかり口をつけて終わりにしてしまいました。

接遇面は悪い意味で観光地の飯屋そのものという感じなのはネットなどの評判を見ても普段通りの流儀らしいのですが、幸いにも(?)あまりお客さんが入っていなかったこともあってさほど気にならずには済みました。
しかし今時は干し蕎麦でも気の利いたものを選んでおけばそれなりにはなるのにねぇ…とも思うのですが、昔はこういうものでもわざわざ遠くから呼び寄せたくなるくらいに本格派で通ったと言うことなんでしょうね。

今日のぐり 倉敷編その四:「いづも屋」

何故倉敷で出雲蕎麦?と考え始めると夜も眠れず(大袈裟ですが)、思わず満腹の腹を抱えて立ち寄ってしまったのがこちら「いづも屋」さんなのですが、駅前通りを挟んで美観地区中心部と反対側、ホテルが立ち並ぶ一角を通り過ぎたあたりという、なかなかに判りにくい場所にあるお店です。
立地を考えると観光客相手ではなく真面目に出雲蕎麦を売り込んでいる郷土愛に満ちあふれたお店なのか?などとも勝手に想像していたのですが、実際に訪れてみますと老夫婦二人もお店そのものも中の調理道具も年季が入っているどころの騒ぎではないという、あなた達一体いつの時代に出雲を出たんだよ!と突っ込みたくなるようなお店でしたね。
まあこういうお店も今どきない味があるとも言えるのですが、とりあえず壁のメニューを見て思い悩むのも面倒くさいので何も考えずに割り子を三段で頼んでしまいましたが、とりあえず少しばかりお耳が遠いのかなという感じで注意が必要ですよね。

運ばれて来た蕎麦を見ますと一瞬あれ?四段の間違い?と思いましたら、一段目は丸々薬味がてんこ盛りになっていて、さすがに三段でこれを全部消費するのはきついな…と感じてしまいました(まあそれでも味見程度にちょっとだけは使わせてもらいましたが)。
出雲蕎麦も長年あちこち回ってきましたけれども、こちらの蕎麦は比較的稀なタイプと言うのでしょうか、蕎麦の方はまぁ町の蕎麦屋の蕎麦としては比較的ありそうなものですが、これに妙に醤油辛いツユをあわせると出雲蕎麦のメインストリームからは完全に外れた味になっていますよね。
出雲界隈で蕎麦を食べ歩いて気に入ったという人にはちょっと合わないんじゃないかなと正直思いますけれども、もはやこの店の空間に足を踏み入れてしまうとうまいまずいは超越してただそこにある店という感じで、細かいことはどうでもいいかなという気になってしまいます。

接遇面ではお爺ちゃんとお婆ちゃん二人でやっている店という時点で予想された通りほぼセルフ状態で、調理以外は全く手が回っていないことから常連さんらしき方々はお茶くみから食器を返すところまでご自分でやっていらっしゃるようなんですが、一見さんには一応そのあたりのことはやってくれる意志はあるようです(ただし、しばしばお茶だしなど忘れられるようですが…)。
その常連さんらしき方々のオーダーを見ていますとカレー蕎麦やかしわ蕎麦が人気なのかなとも思うのですが、さすがに出雲と聞いてきたお店でそちらに行くというのもどうなのか…ですよね。
しかしこの立地、この店内の状況にして食事時を外れた時間帯になっても満席になるほど繁盛してるのが不思議と言えば不思議なんですが、こういうお店というのは一度はまってしまうと抜け出せなくなることが往々にしてあるものですし、地域のお店としてお二人ともお体に気をつけて末永く続けていただければと思いますね。

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