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2011年11月27日 (日)

今日のぐり:「荒木屋」&「かねや」&「波積屋」

先日出ていたこちらのニュース、何やら動画を見ているだけでも心臓の弱い人間にはきつそうなシロモノですよね。

気絶しそうな激速山下りコースター/オーストリア(2011年11月24日Yahooトピックス)

Mieders Alpine Coaster (with no brakes!!)

    オーストリアにあるアルペンコースターで一気に山を下る映像。ノンブレーキでどんどんスピードにのっていきます。後半、早すぎて見ていて怖くなる!

ちなみにこのコースターを外から見た映像がこちらだと言うのですが、画面の端につま先が写っていることからも判るように単なるボードの上に乗って2点式ベルト一つで固定しているだけですから、うっかり荷重移動を失敗すると林を切り開いたようなコースだけに大変なことになりそうにも思います。
今日は敢えて危険に挑むというオーストリアのチャレンジャー達に敬意を表して?、この世の中には思いがけないところに思いがけない危険が一杯というニュースを紹介していきたいと思いますが、まずはいつものように大分合同新聞からこちらの事件を取り上げてみましょう。

ハチに教わるホウレンソウ(報・連・相)/大分(2011年11月10日大分合同新聞)

 先日の昼、大分東署管内の交番の若手署員がバイクでパトロールに行こうとしたところ、駐車場の周りを1匹のスズメバチが飛んでいた。「危ないな」と思いつつもそのまま出発。交番に戻ってくると、パトロールから帰ってきた先輩署員がバイクを止めようとしていた。「そういえばさっき、ここにスズメバチがいましたよ」と伝えると、「刺されたら危ないだろ。そんな大事なことはその時に言ってくれよ」と怒鳴られた。「確かに、ささいなことでも報告・連絡・相談は大事だな」と反省する若手署員。

確かにスズメバチはうっかりすると命を落とす危険があるとは言え、例によって例のごとくなイラストからは全く危機感が伝わってこないのが大分だなあというニュースですが、しかしいつも思うことにこんなニュースまで拾い上げてくるとは大分合同の取材網はいったいどのようになっているのでしょうね?
アメリカではそれはさすがにどうなのよ?というこんなニュースが出ていますけれども、まずは夫にとっての思いがけない危機とも言うべき事件の顛末を記事からご覧いただきましょう。

アメリカ:ゲームにハマりすぎた夫をオンラインで売り飛ばそうとした奥さん/米(2011年11月23日livedoorニュース)

何事もほどほどに!!

アメリカ・ユタ州に住むある女性は、夫が『コール オブ デューティー』に夢中になり過ぎていることにイラ立ちをつのらせていました。そこで、ローカル情報を交換するためのサイト「Craigslist」で、夫を売ってしまおうと思い立ったようです。

「食べる事と1日中ゲームするのが好きな22歳の夫、売ります。世話は難しくありません。3~5時間おきに食べ物と水を与えて下さい。インターネットとゲームスペースの確保は必須です。優しい家庭に引き取られる事を望みます。条件によっては、トレードも受け付けます。」

21歳のアリス・バッドリーさんは、夫のカイルさんがあまりにも『コール オブ デューティー』に夢中だった為に、Craigslistで交換を持ちかけたとABC Newsに話しました。彼女は投稿する前に、義母に夫をCraigslistで売るつもりだと相談し、「あら、やっちゃいなさいよ」とノリノリな返事をもらったそうです。
誰からも連絡が来ないだろうというアリスさんの予想に反して、投稿してすぐに、数人からメッセージが届いたとのこと。

「ある女性はカイルを調教して私に返してくれると言いました。別の男性からは『自分は品行方正です。僕とカイルを交換して欲しませんか。ゲームよりも読書が好きです。』と書かれたメッセージが送られてきました。」

アリスさんとカイルさん夫妻は、カイルさんが兵役を完了する為にアフガニスタンに向う直前の2010年に入籍。アリスさんは、今回の投稿は全て冗談だったと語っています。

ちなみに「コール オブ デューティー」とは一兵卒としてひたすら戦場で敵を撃ちまくるというゲームですが、絵に描いたような幸せを謳歌するはずだった新婚の夫がアフガンから帰ってきたら部屋にこもりきりになってしまったと考えると、いたずらなどに講じていないでPTSDのようなものを考えて対応しておいた方が良かったようにも思いますね。
中国と言えば先の鉄道事故などもあってかすっかり高速鉄道にもケチがついたという状況のようですが、確かにこれでは思いがけない危険に遭遇もするだろうと思わされるのがこちらのニュースです。

鉄道建設を「素人」に発注の疑い、政府が調査乗り出す―中国(2011年10月22日サーチナ)

  中国政府・鉄道部は21日、中国国内メディアが先日「東北部のある鉄道建設工事を、建設業の素人である元コックの男性に発注した」と報じたことについて、「すでに調査を開始した」とコメントした。中国新聞網が伝えた。

  中国メディアの報道によると、2010年7月、吉林省白山市内を通る全長74.1キロメートル、総工費23億円(約275億円)の鉄道建設工事を、偽名の企業に発注したという。施工契約を獲得した企業側の工事責任者は、全く建設業界に関する知識のない元コックの出稼ぎ労働者だった。

  メディアは、建設プロジェクトは既にスタートしており、コンクリートを流し込んでつくる橋脚台に大量の石を投入してコンクリートを「節約」するなど、安全性に大きな問題が発生しているとも伝えていた。

  これに対して鉄道部の政治宣伝担当部門は「非常に重視しており、すでに調査を開始した」とコメントした。(編集担当:柳川俊之)

国家的プロジェクトをこんな怪しげな会社に発注するというのも怖い話ですが、そもそも中国においてはビルを建てるのにも建築設計士を入れずにいきなり作り始めるだとか信じられないようなことをやっているようなので、この程度のリスクはすでに織り込み済みということなのかも知れません。
同じく中国からこんな怖いニュースも出ていますが、しかしこの高圧空気というのは世界中でよくもこれだけ思いがけない危険をもたらしているものですよね。

ズボンの汚れ取ろうと尻に高圧空気噴射して腸管破裂=天津/中国(2011年10月21日サーチナ)

 天津市北辰区で17日、自動車修理店内で男性が腸管を破裂させる事故が発生した。中国新聞社が報じた。

 男性は自分の自動車がパンクしたため、近くの自動車修理店まで行き修理を依頼した。かがんでパンク個所を見ていたが、近くにいる人が、男性のズボンが泥で汚れているのに気づいた。

 そこで、汚れを吹き飛ばそうとタイヤに空気を入れるためのホースを男性の尻めがけて噴射した。強い圧力の気流が肛門から入り、腸管が破裂した。

 男性は病院に搬送され手術を受け、一命を取りとめた。

 専門家は、「タイヤに空気を入れるためにエアーコンプレッサーから出る気流は非常に強い。生き物の近くで噴射させるべきではない」と説明した。(編集担当:如月隼人)

どれくらいの時間でこういう事態に至るのかは記事からは判りませんけれども、押し当てずとも一瞬向けただけでこうまで大事に至るということであれば本当に操作には注意しておかなければならないでしょう。
一見すると同じような思いがけないリスクにも思えるのがこちらの事故なんですが、何しろ事が事だけに自業自得という側面も大いにありそうですよね。

【アジア発!Breaking News】「快感を得ようと」。ゴーヤをとんでもないところに入れた男性。/中国(2011年10月25日Techinsight)

中国広東省で肛門にゴーヤが入り込んでしまった男性が病院へ運ばれた。男性はゴーヤを肛門に入れて快感を得ようとしたところ、誤って入り込んでしまったと話している。

「新快報」が報じたところでは、病院へ運ばれたのは63歳の男性。奇想天外、長さ20センチほどのゴーヤを肛門に入れてみたはいいが、直腸、S状結腸まで入り込んでしまった。男性は手や箸を使ってなんとか取り出そうと試みたものの、取り出そうとすればするほど中に入り込んでしまう始末。とうとう出血してしまったため、病院へ運ばれ治療を受けた。

ゴーヤはかなり奥まで入り込んでしまっていたため、単純に肛門から取り出すのは難しく、手術によって中から押し出す方法が採られたという。男性にすれば、ちょっとした遊び心だったのだろうが、少々お遊びが過ぎたようだ。

内視鏡屋にすればこういう事態は多かれ少なかれいずれ経験せずにはいられないものですけれども、純粋にテクニカルな対処の難しさもさることながら事後のムンテラにおける話の接ぎ穂という点においてもなかなかに気まずいものではないかと思いますね。
思いがけないと言えばその存在自体がしばしば思いがけないのがブリと言うものですけれども、自称長い動物愛護の歴史を誇るブリとは言えこのリスクはさすがに想像も出来なかったに違いありません。

車動かなかった“犯人”はリス、車の内部にどんぐり約200個貯め込む。/英(2011年11月16日ナリナリドットコム)

車を日常的に利用している人なら、中にはJAF(日本自動車連盟)のお世話になったという人もいるだろう。英国にも、これと同様のサービスを行っているAA(英国自動車協会)という組織があるのだが、先日そのスタッフが不思議な車の故障に遭遇したそうだ。農場に停めた車が動かなくなったとの連絡を受けスタッフが現場に駆けつけてみると、見たところ何もおかしな点はなく、なぜ動かないのか、整備のプロたちは20分近くも頭を悩ませたという。

英紙ベージングストーク・ガゼットや英放送局BBCなどによると、11月5日、英南部にあるAAベージングストーク支部に勤めるアンディ・スミスさんは、1件の援助要請を受けた。車が動かずに困っているという所有者のもとへ、スミスさんはほかのスタッフと共に現場へ急行。木の下に停まっていたその車は、ザッと見た感じでは「特に何の異常もなかった」そうだ。

しかし、実際にアクセルを踏んでみると、確かにエンジンは動いているものの「パワーがなく」進まない。当初、スミスさんらスタッフは「ターボに関係する問題ではないか」と疑ったものの、そこに異常はなかった。そのほか、車が動かない場合に調べる箇所をくまなくチェックしたものの、結果はすべて異常なし。自動車整備のプロの経験則が当てはまらないケースに、スミスさんらは20分間車を調べ回ったという。

そして、さらに細かく調べようと「ボンネットを開けてエアフィルターを外した」(BBCより)スミスさんは、空気吸入口を覗いてようやく車が動かない原因を突き止めた。

そこにあったのは、約200個のどんぐり。なんとたくさんのどんぐりが「吸入口やパイプに押し込まれていた」という。どうやらこの車の空気吸入口をどんぐりの隠し場所に最適と考えた付近のリスたちが、木から集めたどんぐりの貯蔵庫として活用した結果、車はパイプを塞がれて動かなくなってしまったようだ。

やっと見つけた原因がリスの仕業と判明し、「みんな笑いが止まらなかった」(ベージングストーク・ガゼット紙より)と明かしたスミスさん。その後、携帯用の小型掃除機でどんぐりをきれいに吸い上げると、車は順調に走るようになった。まさかの行動を見せたリスたちに対し、スミスさんは「ほかの隠し場所を見つけておくれ」とお願いしたいそうだ。

無事に原因が判り対処出来たからこそ一同笑い話ですんだというものですが、これが仮に排気系の閉塞などであった場合には排ガス逆流や炎上など思いがけない事故にもつながったかも知れず、むしろ吸入口で助かったと言う考え方も出来るかと思いますし、あるいは冬を目前にして一冬の蓄えをいきなり失うことになったリスこそ最大の思いがけない被害者であったかも知れませんね。
各方面で思いがけず大きく取り上げられた結果ご存知の方も多いと思いますが、病気には病気自体の危険の他にもこんな思いがけないリスクもあるのだなと感じさせられるのがこちらの記事です。

「起きたらゲイだった」脳卒中から回復したラグビー選手、同性愛に目覚めて美容師に転職/英(2011年11月12日らばQ)

脳卒中などの発作の後にドラマチックに命が助かると、記憶を失っていたり、性格が急に変わったりということが時々起こるようです。
ラガーマンのイギリス人男性が発作を起こして倒れたのですが、目覚めると同性愛者になっていたというニュースがありました。

クリス・バーチさん(26歳)はラグビーをするストレート(異性愛者)の青年でした。ところが練習中にバク転に失敗して首を骨折、脳卒中の発作も起こしてしまいました。
どうにか回復するまで至ったものの、目覚めるとそれまでの仕事は辞めて美容師になり、彼女との婚約を破棄して男性とデートを始めたと言うのです。

「起きたらゲイだった」と言うクリスさん。
「変な話だけど、目覚めるとはっきりとした違和感があり、急に女性に興味が持てなくなった」と語っています。
以前は男性に興味を持ったことなどはなく、ゲイの友人もいなかったと言います。しかしながら、過去の自分がどんな風であったかはどうでもよくなり、自分の気持ちに正直にならなくてはいけないと感じたそうです。

事故を起こす前は、交際していた女性と結婚して落ち着き、週末にはスポーツや友人と飲んだりして過ごす予定でいたとのこと。
ところが事故前の自分の人生が全て嫌になり、知人ともうまく行かず、スポーツも嫌い、髪の毛にはブリーチを入れました。以前の彼を知る人は、現在の姿を見ても誰なのか判別がつかないほどだと言います。
専門家によると、卒中から回復する過程で脳が別の新しい神経を接続し直すため、それが引き金となって今まで気づいていなかった別の自分が表に現れることがある、と説明しています。

今は、自分の働く美容室の上階に男性の恋人が住んでいるとのことで、別の幸せをつかんだことに満足してるそうです。
人体の不思議を感じるニュースではありますが、元恋人にとっては、かなりショックな出来事だったのではないかと思います。

ま、本人達が幸せだと言っているのならこれまたハッピーエンドと言っていいのかも知れませんが、ただしなにぶんにもブリの事ですから、大病を患ったことを口実として今まで秘匿していた性癖を公然のものとした可能性もあるやに思うのですが…
そうまでして秘匿しなければならないという理由の一端を示すのがこちらの記事なんですが、しかし傍目には変○さんの巣窟のようなブリにおいてもこの種の事件が起きるということなんですかねえ…

ゲイマネージャーが生きたまま火あぶりに/英(2011年10月25日探偵ファイル)

先週土曜、スコットランド・カムノックの工業団地の道端で街灯に縛られた黒焦げの遺体が発見されました。
調べによると被害者はホテル従業員のスチュアート・ウォーカーさん(28)であることが判明。さらに殺害の状況としてこんなことがわかっています。

・殴る蹴るなどの激しい暴行を受ける
・街灯に縛り付けられる
・生きたまま火あぶりにされる

なぜ彼はそんな残酷な殺され方をしなければいけなかったのか?地元警察ではこんな推測がされています。

スチュアートがゲイだったから

「被害者遺体には生前に激しい暴行を受けた痕がある。また生きたまま火あぶりにする行為は大きな恨みや嫌悪からくるものだろう。同性愛者を激しく憎む者の犯行である可能性は高い」

スコットランドでは反同性愛者差別法などが施行されていますがそれでも同性愛者が被害者になるケースは少なくないといいます。英国全体として異性愛者の男性に比べ同性愛者の男性が被害者になるケースはおよそ4倍といわれています(2005年)。
彼が火あぶりにあったという街灯には地元の人はもちろん事件を知った遠方の人たちによる献花がされています。警察では現在監視カメラの解析や目撃情報の収集などをすすめているとのことです。

あくまでも状況から推測されているというだけで事実がどうであったかははっきりしませんが、ちなみに世の中には近親憎悪という言葉もあり、好きの反対は嫌いではなく無関心だなどとも言いますから、案外こんな事件が発生するほど同性愛者が憎悪されているというのも裏を返せば…

今日のぐり 出雲蕎麦その一「荒木屋」

とりあえず新蕎麦の季節と言えばそば処巡りということで、まずはやってきたのが山陰の蕎麦処出雲ですが、大社界隈に来れば必ず立ち寄るのがこちら「荒木屋」さんです。
何やらまた入り口周りを少し手を入れたのでしょうか、少しあつらえが変わっているようなのですが、脇に用意されたトイレも清潔な上に広々と観光地の店舗として模範的ですし、何より以前に来たときに多少の違和感を感じずにはいられなかった自動ドアをやめたらしいのはいいですよね。

新そばの張り紙が強い引力を発生する中での割子ですが、こちらの蕎麦はしゃっきりとした細打ちで舌触り、噛み応えそしてのど越しいずれも合格点、何より鼻に抜ける香りがいかにも新蕎麦らしく立っているのがいいですよね。
特筆すべきなのは観光地の食べ物屋というと多忙なのを口実にしてしばしばいい加減な茹でや洗いの店も多いんですが、この日の荒木屋は水切りまでも含めてほぼ完璧と言っていいレベルの仕上がりで、こうなるときちんと蕎麦と別皿に薬味が用意されているありがたみがしみじみと味わえるというものです。
割子蕎麦というとかなりはっきり甘いと感じる蕎麦つゆを合わせている店も結構あったものですが、こちらは普通に蕎麦つゆらしいと言うのでしょうか、甘口ではあっても甘過ぎない程度でこの蕎麦とのマッチングもいいですから、この界隈で食べるとしたらまずは入れておきたい鉄板ですね。
唯一の不満はせっかくいい具合になっている蕎麦湯が湯飲みで出ることなんですが、接遇も多忙さは感じさせるものの落ち着いて堂々としたものですし、老舗がいい感じに時代に適合した一例というところでしょうか。

今日のぐり 出雲蕎麦その二「かねや」

飲食店の建ち並ぶ表参道から入った裏通りにほぼ隣近所と言っていい立地で並んでいることから、荒木屋とセットのように訪問する事が多いのがこちら「かねや」さんですが、その蕎麦の方向性は全く真逆とも言えるものですよね。
きちんと蕎麦屋の蕎麦している荒木屋と比べるとこちら例によって短い太打ち…と言えば聞こえはいいんですが、太さも不揃いなら茹で加減も当然ながら不揃いで、ポキポキ硬いところもあれば半ば溶けかけているような部分もありと、田舎蕎麦の典型とも言っていいような仕上がりです。
普通に蕎麦屋として考えれば正直あまり高い評価は得られないんだろうなと思う仕上がりなんですが、出雲の蕎麦屋のかなり多くでこうしたスタイルのものが見られるのも事実で、元々は痩せた土地の救荒作物的に利用されてきた蕎麦の歴史を考えれば、本来こうした素人料理的なところが多分にあったはずなんですよね。

こちらの割子は薬味も全部載せた通常のスタイルで、これに甘めの蕎麦つゆをかけ回すと蕎麦の風味と噛み応えが強いという、出雲蕎麦本来の味わいを楽しめるというもので、これはこれで蕎麦農家にお呼ばれしたような気になってきますよね。
出雲蕎麦のもう一つの特徴とも言うべきなのが茹でた蕎麦をそのままどんぶりに入れた釜上蕎麦ですが、こちら蕎麦の食感は落ちるのですが蕎麦風味はさらに濃厚になると言うもので蕎麦掻きなどが好きな向きには楽しいものなんですが、それだけに意外に薬味が利いていて大根と海苔が新蕎麦の風味よりも強すぎたのがちょっと勿体ない感じでしょうか。
蕎麦湯はドロリと濃厚なタイプで、蕎麦自体は別に大盛りというわけでもないんですが、これを飲むとごちそうさまという感じになりますよね。
よく言えば昔ながらの小さな町の蕎麦屋風というのでしょうか、荒木屋と比べると総合的な快適性でずいぶん差があるのは仕方がないのかなとも思いますが、これはこれでかねやさんの味というものなんでしょう。

今日のぐり 出雲蕎麦その三「波積屋」

一転して古風な民家を利用している風情ある店構えなのがこちら出雲空港にほど近い「波積屋」さんですが、やはり新蕎麦の時期に紅葉おろし他の薬味が入るのは勿体ないということもあって、こちらでは敢えて割子ではなくざるをいただいてみました。
蕎麦茶が何ともいい香りで期待値を高めてくるこちらの蕎麦、ちゃんとツユは徳利に入れてあるのも良いところなんですが、細打ちでしゃっきりとした打ち上がりの基本的にはいい蕎麦だと思います。
ただせっかくの蕎麦も荒木屋に比べてみると微妙な茹で加減もさることながら何より洗いが悪く、表面にぬめりが残っていて舌触りも悪いし、水切りも不十分で蕎麦つゆとうまく絡まないのはちょっと仕事の荒さを感じさせますよね。
割合に辛口の蕎麦つゆはざる蕎麦として程よい感じなんですが、そうなるとせっかくの新蕎麦に海苔トッピングはいらないかなとも感じてしまうもので、これまた荒木屋と比べると他の薬味は別に小皿に持ってあるというのに妙なところで惜しいなと感じてしまいます。

こちらの蕎麦湯もかなり濃厚タイプで、わざわざ蕎麦つゆの量を加減しなくてもきちんと湯飲みもついてくるのは親切と言うものですが、こういう配慮にも現れているように基本的に観光客向けの店というもので、そうは言ってもそこそこまともな蕎麦が空港からも通える距離で食べられるのはよいことですよね。
ちなみに接遇は少しバイトっぽさが抜けきらないというもので、何しろ建物にこれだけ味があるだけにかなりミスマッチなんですけれども、かつての庄屋の屋敷に奉公に来ている近在の娘さんを想像しながら食べて見るとこれもまたよし、なんでしょうかね…?
しかし今回は荒木屋の底力を思い知ったと言うのでしょうか、以前に店の空いた時間帯に行きましたら食べている間中隅に陣取った親父さんにじっと注視されてしまったと言うことがありましたけれども、なるほどそれだけ真面目に蕎麦屋をしているということなんでしょうかね。

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