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2011年9月 1日 (木)

フジテレビ騒動 海外ばかりか局内からも反発の声

先日フジテレビ系列の東海テレビが引き起こしたとんでもない中傷テロップ事件について同局の検証番組が放送されましたが、当事者である50代制作会社社員も出演したということです。
結局最後まで当事者は秘匿されたままであったことから様々な憶測を呼びましたが、あくまでも何の意図もなくたまたま思いついたことを書いただけで済ませた形のようですね。

<東海テレビ>中傷テロップ「ふざけた心で」 匿名で出演(2011年8月30日毎日新聞)

 東海テレビ放送(名古屋市)が今月4日の情報番組「ぴーかんテレビ」(打ち切り)で岩手県産米を中傷するテロップを誤って流した問題で、同社は30日午前、社内の調査結果を踏まえた検証番組を東海地方で放送した。中傷テロップを作った50代の男性制作会社員も匿名で出演し経緯を説明した。また番組で、この男性が28日付で制作会社を懲戒解雇されたことを明らかにした。

 この番組は「検証 ぴーかんテレビ不適切放送 ~なぜ私たちは間違いを犯したのか~」。事前収録し、60分間、コマーシャルを挟まずに放送した。

 番組の冒頭、東海テレビの浅野碩也社長が被災地と視聴者に謝罪。続いて、今回の問題について「制作された経緯」「23秒間放送された経緯」などに分けて説明した。

 番組によると、解雇された男性は東海テレビでコンピューターグラフィックスなどの制作を30年以上、続けてきた。男性は顔を映さずに出演し「思いつき」「ふざけた心で」テロップを作ったと証言。「誰かに指示されたわけでもなく、これで何かをしようとしたわけでもない」と語った。

 また中傷テロップが流れ始めた直後はスタッフが別の作業をしていたために気づかず、23秒間、放送されたことを現場の様子を再現する形で伝えた。問題を起こした原因については、コミュニケーション不足や緊張感のなさなどが重なったと結論づけた。

 検証番組は同社ホームページで視聴できる。【山田一晶】

ちなみに検証番組など当該番組に関する情報はこちら同局HPから閲覧いただけるようですが、「不適切なテロップを作成した担当者は、弊社の子会社、東海テレビプロダクションの従業員ではございません。」なんて思わず書き足さずにはいられないあたりが彼らの体質を物語っているのでしょうね。
今回の事件にしても社長自ら「ローカル番組の不祥事がここまで反響を呼ぶと思っていなかった」と語るほどに当初から危機感もなくのんびりゴルフをしていたと言いますが、ネットを中心に問題が大きくなって初めて事の重大さを思い知ったということは、騒ぎにならなければこの程度は何と言うこともないと考えていたということなのでしょう。
テレビというメディアの地位低下が久しく言われている中で、業界内部の人間が「いや、まだまだみんなテレビは見ている」と主張しているのはスポンサー対策としても当然のことかも知れませんが、その実態を見ていますと今や彼らにとっての最大顧客であったはずの年配層からもすっかり信用を無くしつつあるらしいという状況が判明しつつあります。

シニア世代の情報端末動向 信頼していないメディアの1位は「テレビ」(2011年8月27日livedoorニュース)

 60歳以上のシニアを対象にした調査、「テレビ」「パソコン」に平日3時間費やしている一方で、信頼しているメディアは「新聞」という結果に。

 NTTレゾナントが運営するインターネットアンケートサービス「goo リサーチ」は、60歳以上の消費者モニター8393名を対象に「シニアの情報端末保有状況に関する調査」を実施し、その結果を22日、明らかにした。今回の調査は、2012年度に団塊世代が65歳を迎え、大量に労働社会から引退することが背景にあり、シニア世代の生活実態を明らかにすることが目的とされている。

シニア層が普段よく利用している情報端末は「テレビ」が最も多く87.0%、次いで「固定電話」が73.3%、「通常の携帯電話・PHS」が70.2%となっており、従来からの情報端末は今でも利用率が高いことが明らかとなった。

 また「スマートフォン」の利用者は4.7%、「タブレット型端末」は2.4%となっている。このスマートフォン所有者のうち、アプリをダウンロードした者の割合は、無料・有料アプリ併せて86.1%。有料アプリは38.9%。有料アプリをダウンロードするのは女性の割合の方が高いことも分かった。

 普段利用しているインターネットサービスは「オンラインショッピング」が最も多く69.3%、次いで、「検索エンジン」が66.3%、「オンラインバンキング」が45.7%となった。ここでも「オンラインショッピング」を利用する割合は、女性の方が高い傾向にある。

 平日のメディアへの接触時間では、「新聞」「ラジオ」「本・雑誌」「携帯電話」「タブレット端末」は1時間未満が最も多く、「テレビ」「パソコン」は2~3時間が最も多かった。また「テレビ」「パソコン」は、5時間以上の長時間にわたって接触するユーザーも比較的多い結果となった。「テレビ」は男性より女性の方が、「パソコン」は女性より男性の方が接触時間について長い傾向にある。

 一方、メディアから得られる情報について、最も信頼されているメディアは「新聞」で85.2%となっている。次いで「ラジオ」が73.5%、「テレビ」が69.5%だった。また信頼していないメディアは「テレビ」が最も多く9.4%、次いで「本・雑誌」が9.1%、「インターネット」が8.7%だった。

 スマートフォンの有料アプリやオンラインショッピングなどの利用率は、男性よりも女性の方が高い点が興味深い。また今回の調査は、普段からインターネットに触れている方々が対象ではあるものの、シニア層でもテレビへの不信感が広がりつつある様子がうかがえる。

まあそれは、いい話は何一つ聞かない一方で悪い話は幾らでも出てくる、しかもそれを必死に隠蔽しようとする気配が濃厚に感じられるとなれば、いくら情報リテラシーが低い人々といえども何かおかしいぞと思わない方が不思議というもので、今の時代自然発生的にテレビ、あるいはさらに進んで既存の従来型マスコミに対する不信感が絶讚拡散中ということですよね。
別にこうした話は日本だけに起こっている問題ではないようで、先日以来世間を賑わしているフジテレビ問題を巡る一連の社会運動については日本のみならず諸外国でも注目されているようですが、興味深いのはあちらこちらから「こんな問題は我が国でもあり得る」という声があがっているということで、「既存のマスメディアは信用ならない」と考える風潮は世界的な流行になってきているということなのでしょうか。
とりわけ米国などではテキサス親父などに代表されるような保守派を中心に「メディアの偏向は我が国にとっても決して他人事ではない」という意識があるようで、愛国心を国の依って立つところとするお国柄だけにむしろ日本以上に先鋭的な意見も出ているようですね。

【米国ブログ】日本は韓国文化に支配?「国家主義を取り戻すべき」(2011年8月29日サーチナ)

  東アジアの文化に詳しい米国のブログ「aspop」では、日本での韓流ブームについてその背景を紹介し、考察している。

  フジテレビが、韓国の番組を1日中放送するなど偏向しているとタレントの高岡蒼甫さんが発言したことを発端に、8月7日と21日に東京・台場で大規模な抗議活動が行われた。

  筆者はこの問題に関連して、韓流番組に興味がなかった多くの日本人らが、インターネットの動画サイトYouTubeのコメントで不満を表したが、そのほとんどはフジテレビによって削除されたようだと伝えている。

  なぜ日本で韓流ドラマやK-POPをはじめとする一連の韓流ブームが起こったか、その背景にはいくつかの事実があると説明。

  まず第1にフジテレビの多くの株主が韓国人とみられていること。次に韓国政府が日本の広告会社電通によって韓流ブームを販促している、第3にまたフジテレビは日本の国家主義を検閲していることなどがあると述べている。

フジテレビの20%以上の株は、外国人が所有しているが、フジテレビはこの株主情報の公開を拒否したようだと記している。

  次にフジテレビは1日中K-POPや韓流ドラマを放映しており、また、日本で最も人気のある食べ物の1位はプルコギとされているが、多くの日本人はプルコギを見たことさえないとつづっている。

  さらに、フィギュアスケート浅田真央選手が優勝したときも、フジテレビは日本の国歌と授賞式の場面をカットしたし、サッカー女子日本代表がワールドカップで優勝したときも、やはりフジテレビは授賞式を放送しなかったと語っている。

  筆者は、韓流が日本で自然に人気が出たのであれば問題ではないだろうと語る。しかし、日本人を納得させようとした偽のレポートやメディア効果はいかがなものかと疑問を呈している。

  ほかの問題として筆者はパチンコを挙げている。パチンコ産業の80%は韓国人に所有され、テレビ番組の主要なスポンサーにもなっていると述べ、このことも大きな要因になっているとの見方を示している。

  筆者は、なぜ日本人は自国の文化をテレビで見ることができず、その代わりに韓国の文化を無理やり与えられるのだろうか、日本人は自分たちの国家主義を取り戻すべきではないかと問いかけている。(編集担当:田島波留・山口幸治)

大手のCNNにも「韓流が世界的に流行してるなんて笑わせないでくれ」なんて挑発的な記事が載ったというくらいですから、ともかく国を挙げての全世界的に強力なプロモーションが行われているのは確かなのでしょうが、「アメリカ在住の人間が英語で歌を歌って何が韓流なのか?」という声に代表されるように、そもそも韓流とは何なのかという基本的な問いかけすら出てくるのも当然のことなのでしょう。
こういう話を聞くといわゆる「在日認定」問題などと同様に、海外で活躍している同胞が数多いのは単純に誇らしいという素朴な感情の発露というべきなのかも知れず、別に韓国人がそういった話を喜ぶのは日本人がイチローの活躍を喜ぶのと同じで何も不思議ではないですけれども、関係のない日本のテレビ局がその尻馬に乗って韓流素晴らしい!なんて大騒ぎするのは2002年W杯と全く同じ押しつけの構図と言うしかありませんよね。
当時生放送を利用して敢然とマスコミ批判を行った明石家さんま氏が後日テレビ上で釈明を迫られたのはよく知られた事実ですが、今回も既存のマスコミが一切フジテレビ騒動に対して口をつぐんでいる中で、ようやく社内においても「それはちょっとおかしい」という声があがり始めているのはささやかな救いでしょうか。

フジ反韓派が高笑い 全社員が「韓流万歳」ではない(2011年8月20日東京スポーツ)

21日2度目の抗議デモに局内はピリピリムード

俳優高岡蒼甫(29)のツイッターを機に「韓流偏重」と猛バッシングにあったフジテレビに対し、ネット住民らは21日、東京・お台場のフジ社屋周辺で2度目の抗議デモを予定している。当然、フジはピリピリムード。この様相に局内の"反韓勢力"が息を吹き返しつつあるというのだ。

「『21日にデモがあるから気を付けろ』と上層部からお達しが出た。『何に気を付けるんですか?』と聞き返したら『いや、何をってわけじゃないけど』と不機嫌に言われた。ここ数日は空気が重い」とフジテレビ関係者は明かす。しかもピリピリムードは最高潮で、「ブログやツイッターのプロフィルや内容を変更させられた人間もいる」と書き換え指令まで出たというから、只事ではない。局内ではかなり神経過敏になっているようだ。

そもそも今回の騒動は高岡のツイッターが発端だが、全社員が「韓流万歳」というわけではない。以前から局内にも反韓勢力はあったという。

まだヨン様フィーバーの頃の2004年、月9ドラマで放送された仲間由紀恵(31)主演の「東京湾景」で、原作にない「主人公が在日韓国人」という設定が採用され、内容も韓流ブームに便乗するようなストーリーに大きく変えられた。視聴率がパッとしないこともあって、この頃から局内では「なんで月9を韓国に寄せるんだ」などと不満の声を上げる勢力はいた。

その後の"韓流推し"で一気にその勢力は存在感をなくしていった。だが、「この騒動に加えて局内のピリピリムード。反韓だった人が『それ見たことか!』と高笑いしています。今では誰が韓国推しで誰が反韓かわかりませんから、仕事で他部署などと関わる時は"地雷"を踏まないようにヒヤヒヤしてますよ」(フジテレビスタッフ)。【後略、大塚達也】

すでに同局内部から「日本のメディアは瀕死状態です。助けて下さい。行動を起こして下さい。」と内部告発と共に応援を呼び掛ける声が出てきていることは紹介したところですけれども、こうした中の人の声はまだしも視聴率低迷などの明確な実績すら無視してなおも韓流推しに走るということであれば、いよいよ「国民が望んでいるからやっているんだ」という彼らの弁明すら通用しないことになってしまいます。
言われているように局内を実質的に外部勢力に支配されているとかいった事情があると言うことなら、視聴率がパッとしないからといっておいそれと方針変更をするわけにもいかないのでしょうが、その結果いずれ局自体が潰れるかどこかで内部の正論派が暴発するかで、いずれにしても同局にとってよい結果には終わりそうにないですよね。
韓流に限らず特定コンテンツ専門で食っていくと言う方針は当たれば大きいですが、外した時には取り返しのつかない大ダメージを喰らう可能性も大きいだけに、広く大衆を相手にする商売ではテーマの選定にはよほど慎重になっておかないと大変なことになるという教訓だとも言えそうです。

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