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2011年8月 9日 (火)

フジテレビ問題 余計な脱線はよろしくないです

先日の話題から引き続いて今日もフジテレビ関連の話題をやってみようかと思いますが、騒ぎが大きくなる一方なのに反比例するかのようにメディアの扱いが小さくなるばかりというのもおもしろいですよね。
さて、8月8日という日は末広がりが二つ重なって縁起がよいせいか、いろいろな記念日が重なっているようなんですが、今年はなんでも「8月8日はみんなでフジテレビを見ないことにしよう」というフジテレビの日なんだそうです。
この日を前にして同7日に行われる予定だった反フジテレビデモは結局警察の許可が降りず、有志による「散歩」という形で行われたようですが、当然ながら国内メディアにおいてはあまり報道されるところとはなりませんでした。
一方で韓国、中国などがこうした話題に飛びついてくる事情はある程度想像はつくのですが、おもしろいことに国内メディアより状況を冷静に整理出来ているようにも見えるところもあり、近隣諸外国での反応も引用しつつ紹介してみましょう。

お台場騒然、「韓流やめろ」コール フジ批判デモに多数参加(2011年8月7日J-CASTニュース)

    「少女時代……KARA?フジテレビがどうしたの?」
    「これ何……デモ?」

   2011年8月7日の昼すぎ。日曜日とあって子ども連れやカップルでにぎわう東京・お台場のフジテレビ周辺に突然、プラカードや日の丸を掲げた集団が現われ、騒然となった。彼らは、2ちゃんねるやツイッターなどの呼びかけを通じて集まった人々で、フジテレビの韓流偏重に抗議するのが目的だ。主催者発表によると、参加者は2500人。フジテレビの周囲で響く「韓流やめろ」の叫びは約1時間に渡って続いた。

中学生、子ども連れ、カップルの参加者も

    「韓国の手から、フジテレビを取り戻すために我々は集まったのです!」

   呼びかけ人の男性が、集合場所のお台場・潮風公園で叫ぶと、参加者から一斉に拍手が上がった。

   今回のデモは、高岡蒼甫さんのフジテレビ・韓流批判をめぐる騒動のさなか、7月末に2ちゃんねるで呼びかけられた。しかしデモの許可が警察から下りなかったこともあり、呼びかけ内容は二転三転。一時は完全中止、という情報も流れ、ネット上では、

    「結局毎度毎度の口だけか」

といった揶揄(やゆ)する声も少なくなかった。

   ところが、集合時間の午後2時には、「反韓流」「反フジ」のプラカードや日の丸を携えた参加者たちが続々と集まってきて、あたりは異様な雰囲気に包まれる。参加者の中には中学生くらいの少年や幼い子どもを連れた母親、カップルの姿もあった。

   主催者は、この日はあくまで今月21日のデモに向けたミーティングだとし、解散を宣言したが、一部参加者の呼びかけで、「散歩」と称した事実上の無許可デモが発生。「ノーモア韓流」などと叫びながら、フジテレビ周囲をおよそ1時間あまりにわたって練り歩いた。

ニコ生・ユーストでは10万人以上が試聴

   行列に加わっていた女性は、フジの韓流偏重に「不快感」を感じていたと話し、

    「SNSを通じて巻き起こった、エジプトの革命のようなことが日本でも起これば面白いなって」

と参加に踏み切ったきっかけを語った。

   また日の丸を掲げた男性は、

    「こうしたマスコミを直接攻撃するデモは画期的。政治家や外国を批難するデモよりも反響は大きいのでは」

と主張した。

   突然始まったデモ行進に、その場に居合わせた女性はネット上での「フジ・韓流批判」について「全く知らなかった」と困惑を隠せない。また、デモ参加者の中には「韓流フジ潰れろ」「朝鮮人は半島に帰れ」などと過激な叫びを上げる人もいたが、それを見た子どもの「あれなあに」という質問に困った顔を浮かべる親の姿も見られた。

   デモ行進は3時過ぎ、再び潮風公園に集まり、「君が代」を合唱して解散した。デモの様子は「ニコニコ生放送」や「ユーストリーム」といった動画サイトでも生中継され、合わせて10万人を超える視聴者があった。

フジテレビの抗議デモ参加者2000人もメディアは冷静(2011年8月7日秒刊サンデー)

本日お台場フジテレビ本社前で大規模な抗議デモが行われた。抗議内容は以前からネットで問題となっている、フジテレビの過剰な韓国寄りの姿勢だ。高岡蒼甫から端を発したフジテレビ批判は、スポンサーの不買運動にとどまらず、株価の下落そして本日の抗議デモへと発展、今後どのような動きを見せるのかは分からないが、本件を取り扱ったのは一部のメディアのみだった。

抗議デモは、Ustreamやニコニコ動画といったメディアでストリーミング配信され、同時にTwitter等への写真の投稿等が行われた。

それら統計によるとデモは2000人を超え(正確な数値は不明)、ストリーミング配信の視聴者数は20万人にも及ぶという。参加者の全てがあらかじめネットで情報を仕入れた者かどうかは分からないが、この騒動に夏休みのお台場は多くの人々が騒然となった。

しかし本件に関して大手メディアは非常に冷静。取り扱っている企業はJ-CASTなどごく一部にとどまり、他のメディアは様子を伺っているようにも思える。

だが一つ懸念事項がある。デモ自体は実施されたが、Twitter等の書き込みによるとデモの許可が下りていないなどの情報も発覚しており、今後更に発展していくのかそれとも終息していくのかが見えない状況だ。いずれにせよネットでは本件の話題に持ちきりになっており2ちゃんねるなどの大手掲示板の書き込みも衰えを知らない

これら情報に詳しい人物によると、『彼らは単にフジテレビが嫌いなだけ。批判材料さえ揃えばいつでもデモは行われる』ということだ。大手メディアからすれば、毎度いつものことなのかもしれないし、『触らぬ神に祟りなし』という言葉があるように、怒りの矛先が自分たちに向かってくるのではないかという不安もあるのかもしれない。

フジテレビ「不視聴運動」拡散、全国ニュースで報道―中国(2011年8月8日サーチナ)

中国中央ラジオ局のニュース番組が、日本のネット上で「フジテレビ不視聴運動」が盛り上がっていることを報じた。中国広播網が伝えた。

  中国中央ラジオ局は7日のニュース番組「全国新聞聨播」上で、「韓流番組を過剰に放送している」としてフジテレビに反感を持つネットユーザーたちが、8月8日の「フジテレビの日」に同局の番組を視聴しないとする運動を起こし、急速に広まっていると伝えた。

  「不視聴運動」は「国民的スター」宮崎あおいの夫、高岡蒼甫の発言がきっかけであったとし、ほかにも同局のスポーツニュース番組で「韓日戦」との表現を用いていたことも原因の1つであるとした。同局が韓流番組を「寵愛」する理由については、「株主であるスポンサーが韓流に関わっているうえ、韓流番組は本土の番組より低価格なため、低コストで高い収入が期待できる」との分析を紹介した。

  「全国新聞聯播」は1951年に放送開始した、中央ラジオ局の看板ニュース番組の1つ。(編集担当:柳川俊之)

日本メディアの「韓流偏重」は韓国人にとっても不自然=中国(2011年8月8日サーチナ)

  俳優の高岡蒼甫による韓流偏重批判が大きなうねりとなっている。7日、フジテレビがあるお台場では韓流偏重に対する抗議デモが行われ、主催者発表によればデモには2500人が参加した。ネット上を中心に展開される韓流偏重批判は中国、韓国でも注目を集めた

  中国メディアの新浪娯楽は、韓国メディアの報道を引用し、「日本のネットユーザーの多くは高岡蒼甫に賛同している」と報道、「日本のテレビ局で韓国の番組ばかりが放映されることには確かに問題がある。まずは自国の番組を第一に考えるべきと主張している」と紹介した。

  一方、記事によれば韓国のネットユーザーからも、「日本の芸能人が韓国ばかりで活動していたら反感を覚える」、「メディアが過度に韓流を売ろうとする姿勢は、見ていて不愉快になる」、「韓国を批判したわけじゃなく韓流が嫌なだけ。こういう意見があるのは当然」などといった声があがっているという。

  新浪娯楽は、「日韓両国のインターネット上では高岡蒼甫を支持する意見が多く、韓流偏重批判に反対する声はわずか2割程度だ」と指摘し、日本メディアの韓流偏重は、韓国人にとっても不自然に感じられるようだと報じた。(編集担当:及川源十郎)

驚くのはこの状況で当の韓国国内でも「それってやっぱり何かおかしくない?」という声があがってきていることなのですが、その理由の一つとして韓国内で芸能人が少しでも有名になってくると、あるいは有名になる以前の売り出し中の段階からでも片っ端から日本に「青田買い」されているという現状があるようです。
一部報道などでご存知のように韓国での芸能活動は「奴隷契約」などとも呼ばれているようで、それなりに名の知れた人々でもごく低収入に甘んじているところに「高額の収入と最高の活動を保障!」なんて声をかけられれば、それは韓国内での仕事など放り出してでも日本に飛んでいこうかという話になりますよね。
お目当てを奪われた韓国内のファンにとっても問題ですが、日本国内においても作為的な韓流で本来のチャンスを奪われることになった芸能人のファンにとってはとんでもない話で、「俺は○○ちゃんが見たかったのに何故外国人ばかりなんだ!」と歯がみしている人も少なくないんじゃないかと思いますし、それが実際の顧客の声を無視して意図的につくり出された状況だとすればこれは差別と呼んでもよい話ですよね。
これが例えばアメリカなどで白人歌手ばかりを取り上げて黒人歌手は一切スルーする、そして「世の中ホワイトがブームなんだぜ」なんて煽るようなテレビ局があれば「それはおかしいじゃないか」と誰しも考えるでしょうが、本質的に今回のフジテレビ問題も同種の批判にさらされるべき話かなという気がします。
ところが抗議活動も今ひとつ混乱しているところがあって、本来であれば国籍や出身を問わず平等にチャンスが与えられるべきところを会社ぐるみで偏った扱いが行われている現状に抗議すべきなのでしょうが、そこに単なる「嫌韓」の人達も乱入してきて意味不明なことになっている、そしてマスコミも(恐らく意図的に)彼らは単なる過激な民族差別主義者であるかのような扱いをしているというのは困ったことですよね。

ま、デモの方は今後さらに「本番」が控えていて今回は単なる予行演習だということですから、今後の成り行きを引き続き見守りたいと思いますが、いずれにしても今回の騒動を通じて「フジテレビ=韓流」という図式が広く滲透したということは、当事者自身が「フジテレビは韓流だけじゃない」などと自虐?ネタとして取り上げ、周囲も即座に理解できるという状況からも確実であるようです。
業界の中の人からも「もうそろそろブームも下火」などという冷めた見方も出てきているようですから、このまま放置しておいてもブームそのものが(実際存在していたとして)自然消滅する可能性も高そうですが、視聴率が低迷しスポンサー離れしかねない状況になってもなお韓流プッシュを続けるのかがフジテレビに対する踏絵とはなりそうですよね。
ただそれが待てないという人達が今盛んにしかけているのがスポンサーに対する攻勢であって、本当に何故そうなったのかは判らないのですが不思議と今回は花王という会社がほぼ単独でターゲットになっているらしいというのは、そもそもの発端となった高岡氏のみならずあちらからこちらからも「何故フジテレビ批判から花王に行く?」と疑問符だらけの声が出ているようです。

実際の売り上げにどの程度影響しているのかははっきりしないにしても、こういう状況を見ると便乗して競合他社の陰謀でも働いているのか?とも思える話ですけれども、どうもネット上での炎上ぶりなどから推察する限り、花王と言う会社は今の時代にあって珍しくネットリテラシーが低かったということなのか、電凸などにもひどくナイーブな対応をしてしまったことがますます火に油を注ぐ結果になっているようですね。
企業においては前世紀末頃からクレーマーと呼ばれる人々の対応が大きく取り上げられるようになってきて、個別の相手に対する対策はどこもかなり進んできましたけれども、電凸というものは一人の背後に数千数万のネット参加者がじっと見守っているというイメージを持たずに同じようなつもりで対応していたのでは、それはあっという間に大炎上もするだろうなという気がします。
花王にとって今回のことは痛い教訓を得るための思わぬ高い授業料になったということかも知れませんが、何気ないクレームに対する自分達の対応が逐一ネット上で中継されている、そしてそれを元ネタに波状攻撃が来るという今の時代のクレームの怖さを、今回の件で改めて思い知ったという企業も少なからずいるのではないでしょうか?

そして一番思い知るべきなのは当然ながらフジテレビそのものであるはずなんですが、騒動には基本的にスルーを決め込んでいるようでも世間は正直ということなのか、じりじりと株価が下がってきていることがそろそろ市場でも注目されるようになってくるかも知れません(もっとも、今回の騒動が原因なのか長引く業績低迷が原因なのかはっきりとはしませんが)。
加えて興味深いのは先日も韓流利権を持つフジテレビが韓流プッシュを続けるのは放送法第51条の2(広告放送の識別のための措置)違反ではないかと総務省に電凸した人がいるのですが、それに対して総務省側はその可能性があると認めつつも、政権交代以降「放送局、BPO等自分たちで対処するので総務省から意見を言ってはいけないっていう取り決めが出来た」ので関与出来ないという驚くべき回答をしたと言うのですね。
本当にそんな取り決めが知らない間に出来ていたのだとすれば、現状ですら他者に律されることもないまま暴走を続けてきたマスコミの強大な権限を、政府の方でも公式に認めたようなものだとも言えそうですが、実際にそんな事実が存在するのであればこれまた大問題にも発展するかも知れません。

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コメント

ついにやっちゃったねフジテレビ

原爆投下日の翌日に原爆名が書かれた服を着てAKB前田敦子がドラマ出演 → フジテレビ大炎上
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0808&f=national_0808_291.shtml

ちなみにこれが民族最高映画と呼ばれる大ヒット作
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/chon_mukuge.html

投稿: やはり同根 | 2011年8月 9日 (火) 13時27分

これってあちら系の会社なの?


>フジTVのドラマ「イケメンパラダイス2011」(8月7日放送)内で、主演のAKBの前田敦子が
>背中に「LITTLE BOY」と書かれた黄色いTシャツを着用していた件がネットで非難されている。

>リトルボーイ (Little Boy)というの は、第二次世界大戦でアメリカ軍が広島市に投下した
>原子爆弾のコードネーム。そんな話題の渦中にある、Tシャツのブランドが判明した。

>このTシャツは、大阪にある有限会社ラバーソウルのオリジナル商品で、価格は997円(税込み)とお手頃である。
>(サイトに掲載されていたTシャツ「LITTLE BOY」のページは、既に削除されている)

>製品説明によると「年代性別の壁を越えるアメカジをベースとしたプリントは、すべてにおいて
>こだわりを注いだ当社オリジナルデザイン。古きよきアメカジの世界観を肌で感じ取れるように、
>ヴィンテージ感を意識した」とあり、「上質な綿100%なので、肌の敏感な方でも安心して着用して頂けます」とのことだ。

>アメリカンスタイルがコンセプトなのは良いが、さらにTシャツに「LITTLE BOY」と記すのは、
>いささか穏やかではないような気がする。デザイナーは単に「少年」という意味で記載したのだろうか? 
>それとも我々の考えすぎなのだろうか? 

>どちらにしても今回このような非難を浴びてしまったのは思いもしなかったことだろう。

>http://youpouch.com/wp-content/uploads/2011/08/18.jpg

>ソース(ポーチ):
>http://youpouch.com/2011/08/08/225705/

投稿: | 2011年8月 9日 (火) 19時59分

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