« 社会保障改革案 聖域に手を付けられるか | トップページ | 日々信用と品位を失い続ける人々 »

2011年5月20日 (金)

テキサス親父来る!

先日は釧路沖で今季初めての調査捕鯨が行われ、被災地である石巻市やシーシェパード(SS)の根強い妨害を受ける和歌山からも参加したということです。
これに呼応するかのように6月3日からの「ホエールウォーズ」放送開始を控え、SS側では再び日本に向けた捕鯨妨害の準備を進めると宣言しているようですけれども、そもそもこうした過激なテロリストが公然と破壊活動を続けている背景には、彼らのスポンサーであるマスコミ関係者が煽っているからであるという見方も存在するようです。
別に彼らも霞を食って生きているわけではなく、むしろワトソンなどは金儲けのために主義主張を自在に操っているのですから、結局のところ視聴率目的に金を出すこうした手合いこそが一番の黒幕であるということなんでしょうね。
いずれにしても日本としては犯罪もテロも断固許さないという当たり前の姿勢を堅持していくことになるのですが、そんな中で先日はこんな記事がひっそりと掲載されていたことは御覧になったでしょうか?

鯨肉窃盗:グリーンピースの被告 無罪主張を撤回へ(2011年5月17日毎日新聞)

 調査捕鯨を巡り鯨肉を盗んだとして窃盗罪に問われ、青森地裁で懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を受けた環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」メンバー、佐藤潤一被告(34)は17日、仙台市で記者会見し、控訴審でこれまでの無罪主張を撤回することを明らかにした。佐藤被告は「無罪だという気持ちは今もあるが、現実的な主張をして成果を得るほうが良い。ただ目的は不正の告発であり、通常の窃盗より軽い刑とすべきだ」と述べ、罰金刑が相当と主張するとしている。

 弁護団によると、佐藤被告と一緒に有罪判決を受けた鈴木徹被告(44)も無罪主張をやめ、量刑を争う方針。控訴審は24日から仙台高裁(飯淵進裁判長)で開かれる。

 1審・青森地裁判決などによると、佐藤被告らは英国人男性と共謀し、08年4月、西濃運輸(岐阜県大垣市)青森支店の配送所に侵入。捕鯨船乗組員が北海道函館市の自宅に送った鯨肉約23キロ(5万9000円相当)を盗んだ。

この窃盗事件そのものが彼らのとんでもなく得手勝手な主張を象徴するようなものなのですが、さすがに彼らも「俺がルール!当然に無罪!」などという法治国家の基本的理念を無視するかのような主張を続けることに無理を感じていたということなのでしょうか、あるいは目的のために手段は正当化されると公言する連中だけに、減刑のためには多少なりとも社会常識を身につけたかのようなふりをすることなど何でもないのでしょうね。
先日就任したオーストラリアのギラード首相なども、相変わらず反捕鯨の立場を堅持しながら同時にSSを始めとする暴力活動に対する反対の立場も表明していますが、環境派であり過激な反捕鯨論者に近いスタンスであった前任者と比べると、基本的な方向性は変化しないとしてもいささかこの方面に対する関心は薄くなっているのか?とも感じられる気配があります。
世論から考えてもオーストラリアの政治家が「捕鯨大歓迎!」なんて言い出すことだけはあり得ないわけですから、基本的な日豪友好という大枠の中でより現実的な関係を模索していくとすれば、捕鯨、反捕鯨という理念で対立するよりもシンプルに犯罪者には相応の対応を求めていくという合意形成しやすいところから入る方がお互い歩み寄りやすいんじゃないかなという気がしますね。

ところで反捕鯨主義者とは「太平洋が鯨で埋め尽くされても鯨は絶滅寸前だと主張し続ける人々」だという定義もあるそうで、南極海を汚染しまくるSSなどを見るまでもなく彼らを環境保護主義者と言うのは正直抵抗があるのですが、実際目立った天敵も存在していない大型鯨類に関しては近年その数は随分と増えてきている一方、ペンギンの激減など南極の生態系に悪影響を与えつつあるのではという懸念も出ているようです。
純粋に環境問題としての鯨問題を考える場合に、自分などはアメリカはイエローストーンなどの話を思い出さずにはいられないのですが、北米において家畜などに害を与えるからと狼を徹底的に駆除した挙げ句、天敵のいなくなった鹿が激増して植生被害など環境破壊が大問題になった、最終的にわざわざカナダから取り寄せた狼を放ったところようやく自然環境が回復したと言う有名な事件がありました。
南極の場合も鯨とペンギンのどちらが偉いといった話でもないでしょうが、反捕鯨主義者の主張とは全く逆に世界の中で最も鯨資源の永続性を追求している日本人の目からしてみれば、過剰な乱獲と同様に過剰な保護もまた結局は鯨自身の生存環境悪化という形で跳ね返ってくるのではないかという懸念も抱かずにはいられませんよね。
中国などでは環境緑化と言えばはげ山に緑のペンキを塗りつけるような無茶をするそうですが、反捕鯨派がすなわち環境保護に熱心な人々であるなどという妙な誤解が蔓延していることの現実的な弊害も一度冷静に考えてみなければならないのでしょう。

さて、先日以来一部方面でちょっとしたブームになっているのが本日の表題にあるあの人物の来日の話題なんですが、こちらの記事から紹介してみましょう。

動画サイトで話題の米国人、太地の捕鯨に理解(2011年5月15日読売新聞)

 インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で反捕鯨団体シーシェパード(SS)を批判、〈テキサス親父(おやじ)〉として知られる米国人トニー・マラーノさん(62)が、和歌山県太地町を訪れ、三軒一高町長と面談し、捕鯨に理解を示した。

 役場を訪れたマラーノさんは、三軒町長から捕鯨とともに歩んできた町の歴史を聞き、「町民が生活を守るためにクジラを捕ることに問題はない」と述べた。昼食に初めてクジラ料理を食べたといい、「とてもおいしかった。牛を食べるのも、クジラを食べるのも全く同じ」と話した。

 東日本大震災については「日本には略奪という文字はなかった。他国では考えられないことだ」と日本人の行動を称賛した。

 マラーノさんは大手電話会社を退職後、様々な問題についてユーチューブで意見を発信している。「海に囲まれた日本がなぜ捕鯨をしてはいけないのか」と疑問に思ったのが、SS批判のきっかけという。

 日本でも著書があり、ファンも多く、三軒町長は「町にとってありがたい応援団。これからも太地の情報を発信してもらいたい」と話していた。

 20日まで日本に滞在、東京や大阪で講演するほか、広島の原爆記念館や東京の靖国神社を訪れる。

あの“テキサス親父”がついに来日、講演会&ファンの集いを開催(2011年5月17日zakzak)

 動画投稿サイト「ユーチューブ」で反捕鯨団体シーシェパード(SS)を舌鋒するどく批判するなどして話題、ZAKZAK「神田オヤジ」でもコラムを執筆している“テキサス親父”ことトニー・マラーノ氏(62)が来日し、15日に東京・文京区区民センターで講演会とファンの集いを開催した。

 来日後まず、イルカ猟を描いた映画「ザ・コーヴ」の舞台となった和歌山県太地町を訪問したという“テキサス親父”は、食文化は歴史に裏づけられた固有のものであり、その地で獲れるものを食べるのは自然なこととして、SSら反イルカ漁を掲げる団体を批判した。また、広島の原爆資料館も訪れたといい「男は泣くなと言われて育ってきたが……思わず涙が出てしまった」と、沈痛な面持ちで話した。

 当初、3月に予定されていた来日講演だが、震災の影響で5月に延期となった。震災についてマラーノ氏は、「正直、ハイチの大地震の時に米軍が出動した際には、『どうして米軍が危険をおかしてまで他国を援助するのか』と疑問に思った国民もいた。しかし、今回の日本の震災に対して米軍が出動すると知った時、それを疑問に思う声はまったくあがらなかった」と話し、今後も日米が絆を深めていくことは、両国にとって実り多いことだとの見方を示した。また、パネルディスカッションには元国際捕鯨委員会(IWC)日本代表代理の小松正之氏や、評論家の西村幸祐氏も参加、SSなどの反捕鯨団体、反捕鯨国の非論理的な態度や、彼らに対して弱腰ともとれる日本政府に疑問を呈した。

 イベント後半に行われたファンの集いでは、約200名の参加者が“テキサス親父”と一緒に写真を撮ったり、プレゼントを渡したりと和やかムード、マラーノ氏も笑顔でファンとの交流を楽しんでいた。

テキサス親父と言えばかねて反捕鯨主義者を人種差別主義者であると一刀両断してきた御仁ですが、そうですかとうとう反捕鯨主義者のメッカでもある太地町まで来てしまいましたか(笑)。
差別云々はまた別な話としても、どうもこの種の活動家と呼ばれる連中がどうにも信用できないというのは、主義主張以前に彼らが人間としてひどく胡散臭いというところにも理由があるように思いますね。
相手の目の前で作り話をでっち上げ、それが真実であると相手が信じるような手がかりを残しなさい」が口癖と言うくらいに文明化以前の段階にとどまっているワトソンなどももちろんですが、太地町住民を口汚く罵る彼らの行動には、自分と主義主張の異なる相手であっても尊重するという民主主義の基本原則を理解しているようには思えず、単純に言って野蛮で醜悪であるということでしょう。
今回の震災に関連しても彼らの無茶苦茶な行動ぶりがあちらこちらで報道されていますけれども、一般論としても金稼ぎともっともらしい作り話をでっち上げる才能にだけは恵まれた連中に騙されないためには、人間として信用出来るのはいったい誰なのかということを見極めていかなければならないということなのかなという気がします。

シー・シェパード 捕鯨妨害で震災支援に貢献したとPR(2011年3月26日産経ニュース)

 南極海の調査捕鯨を1カ月早く切り上げて帰港し、東日本大震災の救援物資船となった日本船団の母船「日新丸」(8044トン)について、捕鯨中断に追い込んだ米国の反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)は25日、「われわれの努力が震災犠牲者への支援を生み出した」とアピールする声明を出した。(佐々木正明)

 SSの過激な妨害により今期の調査捕鯨を中断した船団の日新丸は今月21日、東京・大井埠頭(ふとう)に帰港。日新丸を保有する共同船舶はすぐに「震災被災者を助けたい」として、被災地への救援物資運搬船として利用することを決めた。日新丸は25日、重油500キロリットルや大量の食料などを詰み込み、宮城県沖に向け出港した。

 SSは同日の声明で、捕鯨妨害のおかげで日新丸が1カ月早く帰港、その結果、SSが震災への人道援助に貢献できたなどと主張。「日新丸は永久的に人道援助船となるべきだ」とも要求した。

 SSは東日本大震災の発生後、震災について頻繁に言及。代表のポール・ワトソン容疑者(60)=傷害容疑などで国際手配中=は、海の神が怒ったとする趣旨の「Tsunami(津波)」と題した詩を発表し、物議を醸している。

 一方、日本のイルカ漁に圧力を加えようと、震災直前の3月上旬に岩手県大槌町を訪れていたSS幹部のスコット・ウエスト氏は津波の被害から逃れ、日本を脱出。米国に帰国後、手記を公表し、避難の際に助けてもらった地元の人々に感謝しつつも、「岩手県と和歌山県太地町のイルカ虐待は常軌を逸した活動であり、決して許されるものではない」と指摘した。

原発20km圏内で活動中の動物愛護団体 人間に興味なさそう(2011年4月20日niftyニュース)

 避難指示区域となった福島第一原発20km圏内の街は今どうなっているのか、ジャーナリストの藤倉善郎氏がリポートする。

 * * *
 福島第一原発から20km圏内で動くものといえば、首輪をした犬たちくらいだ。車を止め、ドッグフードをやり始めると、たちまち6~7頭に囲まれてしまった。

 福島県浪江駅前で、そんな犬たちを保護しに大阪から来たという動物愛護団体のメンバーに遭遇した。

「飼い主が一時帰宅して餌をやっている犬を誤って保護しないよう、衰弱している犬だけを保護しています。いま複数の団体が20km圏内に入っていて、手当たりしだいに犬を保護して名を挙げようとしている団体もある。数多く保護すれば、それを宣伝材料にして大々的に寄付金集めができますから

 近くのショッピングセンター周辺も犬や猫がうろついている。誰が置いて行ったのか、ベンチに大量の餌が袋ごと山積みだ。そこに突然、50代の男性が自転車で通りかかった。

「福島市に避難したんだけど、風邪を引いたらもう(避難所が)拒否だよ。よそに行っても、もう入れてくんねぇんだ。だから浪江に帰ってきた。こっちの方が楽だよ。食事は3日に1回。食料を長持ちさせるんだよ」

 そこに今度は、迷彩服姿の女性が車で登場。川崎市の動物愛護団体のメンバーだという。

「猫ちゃんを見かけてれば教えて欲しいんですけど」
「ちょっとわがらねぇ」
「ああ、そうですか」

 女性は、“猫ちゃん”の情報が得られないとわかると、あっさりと立ち去った。人間には全く興味がないようだ。

いつか必ず、日本の回復ぶりに驚嘆する日が来る(2011年3月17日神田オヤジ)

テキサス親父ことトニー・マラーノ氏から、日本へのメッセージです。

*************************

 今回の地震、およびそれによって発生した津波の映像は、ここアメリカのテレビでも報道されており、俺たちを震撼させている。多くのアメリカ人は、こうした自然の脅威が日本で猛威をふるっている様を目の当たりにして、大変なショックを受け、そして、こう自問しているんだ。

 「このような状況下で、人が、そして国家が生き抜くにはどうすればいいのか?そして、こうした悲劇の中でも、人間ははたして、意志を強く持ち続けることができるのか?

 こうした問いの答えは、今まさに、日本人がその身を持って示しているのだと思う。日本人の人間性、そして、他人や国家に対する自己犠牲の精神こそが、このような大変な災害を乗り越える力となっているように感じるんだ。たとえば、報道で聞いたところ、足首を骨折した状態で瓦礫の下に埋まっていた年配の女性が、やっとのことで救助してもらった際、「ご迷惑をおかけしました」と、逆に謝ったそうじゃないか。また、多くのお店の経営者は、生活必需品の値段を下げる判断を下したうえで、徒歩で通勤、帰宅しなければいけない人のためには、無料で食糧、水分、そして携帯電話の充電器を提供したというじゃないか。

 世界中の多くのメディアは、「なぜ略奪が起きないのか?」と不思議に思っている。でも、そうした疑問は、彼らの日本人に対する無知を露呈しているに過ぎない。日本の文化を知れば、なぜ略奪が起きないのかなんて、容易に想像がつくはずだ。だって、誠意と敬意こそが、日本文化を下支えしているものなのだから。

 基本的に天災に見舞われると、人間の野蛮な一面があらわになるものなんだ。救助隊は罵声を浴び、「なぜもっと早く、助けに来なかったんだ」と糾弾される。商売人はこれ幸いと、商品の便乗値上げを断行する。そして、略奪はメディアによって肯定される。これが、多くの国での現実さ。非常時にこそ、その社会の根底をなすものが見え隠れする。しかし、日本のそれは、他国のそれとは対照的であることは明らかだ。

 「真に自由を愛する人間とは、国家と同胞に対して、犠牲と貢献をいとわない人間のことである。」今回の件で、君たちは世界中の人に向けて、こうしたメッセージを発信している。そして、こうした想像を絶する悲劇に見舞われても、君たちの国家と文化は、決して屈することはないということも示している。日本人の、サムライのような勇敢さ、そして満開の桜のような穏やかさを、改めて見せつけられた思いだ。

 俺は、3月15日に日本に行くことになっていたんだが、その計画は4月19日まで延期されることになった。非常に残念に思ってはいるが、この国家的な危機において、日本人のご迷惑になりかねないことは避けたかったんだ。

 君たちに、どうしても知っておいてほしいことが一つある。今回の日本における悲劇に胸を痛め、君たちの国に対して強い連帯感を持っているのは、決して俺だけではない。数え切れないほどのアメリカ国民が、思いを一つにしているんだ。

 アメリカが、真っ先に日本のために軍を派遣することを決めたとき、それに対して説明を求める人など、だれもいなかった。むしろ、一刻でも早く向かってほしいとだれもが思った。「なぜ、アメリカ人が?」なんていう疑問を持つ人もいなかった。「日本の助けになれることを光栄に思う」というのがわれわれの思いだ。そして、こうした思いはアメリカ人だけでなく、日本に援助を申し出たすべての国の人びとが、共有しているのだと、俺は信じている。

 われわれは、この悲劇に胸を痛めるとともに、君たち日本人の国民性に感激を受けている。そして、君たちがこの事態に立ち向かう姿を新聞やテレビで目にし、日本は、こうした悲劇を何度も乗り越えてきていることを再確認するんだ。君たちがこれまで経験してきた逆境を通して育まれた、団結力や礼儀正しさが、今になって活きているのだと感じるよ。君たちの創造力や努力は、世界のいいお手本になるはずだ。そして、日本を見て、「努力は決して裏切らない」ということを多くの国の人が学ぶことになるんだ。

 たくさんの日本人が、俺やアメリカに対して感謝を示す言葉を寄せてくれている。だけど、礼をいうのはこちらのほうさ。日本はわれわれに、悲劇にあったとき、どのように振る舞うべきかを示してくれたのだからね。われわれが住む国、あるいは地域に、破壊的な天災が訪れた際には、次の言葉が合言葉になるに違いない。

 「日本人のように、振る舞え

 毎晩、俺はベッドの脇でひざまずき、多くのアメリカ人とともに日本の復興を祈っている。いつか必ず、君たちの国の回復ぶりに驚嘆する日が来ると信じている。

 感謝をこめて。

|

« 社会保障改革案 聖域に手を付けられるか | トップページ | 日々信用と品位を失い続ける人々 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/51711818

この記事へのトラックバック一覧です: テキサス親父来る!:

« 社会保障改革案 聖域に手を付けられるか | トップページ | 日々信用と品位を失い続ける人々 »