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2011年5月 2日 (月)

言論の不自由というより、単に嘘つきだから嫌われているのでは?

大手マスコミに対する批判が相次いでいる世情を気にしてということなのでしょうか、最近テレビ番組から降板した池上彰氏が、朝日新聞紙上でこんなことを言っています。

明日も喋ろう2011/(1)池上 彰さん(2011年04月30日朝日新聞)より抜粋

 NHKでは16年間、記者でした。社会部で事件も担当し、特ダネをとることしか考えていなかった。その後、キャスターなど原稿を読む立場になり、残り16年はどう分かりやすく伝えるかをひたすら研究していたね。
 言論の自由なんて、あまり考えたことはなかったよね。だから、24年前に朝日新聞阪神支局が襲われた時、最初は何が起きたのかよくわからなかった。衝撃だったのは犯行声明の「反日朝日」という言葉。政治や社会のあり方を批判するのは、日本を良くしたいから。それを「反日」って何? 怖い時代に入りつつあるのかな、と思ったよね。
 批判するだけで「反日」ってレッテルを貼られるようになったのは、まさにこの事件以降じゃないだろうか。昔は雑誌がたくさんあって、議論も盛んだったが、今はだんだんそういうものが少なくなってきた。そして、「KY(空気読めない)」という言葉が出た。すごく怖い言葉だ。社会の許容度が、狭くなってきている感じがする。
 一つでも「あれは極端だから」という排斥を許すと、ずるずると異論が排除されていって、結果的にみんな同じ考えになってしまう。蟻(あり)の一穴になる。
(略)

確かに一つでも捏造を許せば蟻の一穴になり得るのは確かでしょうが(苦笑)、別に批判するだけで反日とレッテル張りされるのではなく、捏造妄言を弄してまで日本を貶めようと日々努力しているからこそ反日と言われているのだと思いますけれどもね。
それこそ朝日が「KY」なんて定着しきった言葉の意味を歪め、一生懸命「空気読め」だと誘導しようとしてきたのも、そうした自分達の振る舞いに思うところがあったが故ではないですかね?
そしてもちろん、いくら反日だろうがなかろうが取るに足りない有象無象であれば社会的には放置されているはずですが、実際は「羽織ゴロ」なんて言葉があるように反日以前に反社会的であるからこそ非難されてきたのだという歴史的経緯を無視してはいけませんよね。
羽織ゴロなんて歴史的遺物だ、今の時代は違うと主張したい人もいるかも知れませんが、実際には現在進行形でかつて以上の横暴を日常的に繰り返しているということが、まさにこうした当事者の認識から明らかになるわけです。

震災後緊急停車新幹線で「降ろせ」と恫喝した朝日新聞御一行(2011年4月26日NEWSポストセブン)

 醜態を晒したのがこれまで舌鋒鋭く不正を糺してきた大新聞社の社員、それも3月11日だったというから、余計にばつが悪い。

 朝日新聞関係者が苦虫を噛み潰したような顔でいう。

「先日、お客様オフィスに読者の方から朝日社員に関する抗議が寄せられたんです。その方がいうには震災当日、地震で緊急停車、カンヅメ状態にあった新幹線でうちの社員と見られる5、6名が酒盛りしていた。挙げ句の果てに『早く降ろせ』って車掌に恫喝したと」

 まさか――当初は一蹴した会社側も、当日の勤務状況を確認するや唖然とした

「読者が指摘する、“東北新幹線はやて”のグリーン車には同社販売局社員たちが複数乗っていた。浅虫温泉(青森)への慰安旅行中だったというのです」(同)

 以下は読者の抗議や、JR関係者への取材をもとに再現した“事件”の様子だ。

 正午頃。東京を発車した「はやて」グリーン車の後部にひときわ賑やかな一団が陣取る。団体はすぐに酒瓶を開け、騒ぎ始めた。

朝日も読売のやり方を真似てみるか」「それ、押し紙やるってことかい(笑い)」と言葉の端々に業界人であることを臭わせていた。

 14時46分。地震で新幹線が八戸(青森県)手前のトンネル内で緊急停車する。停電で車内は暗闇に包まれた。車掌は客席を巡回しながら「大丈夫ですか」と、冷静な対応を呼びかける。

 しかし、団体内で「部長」と呼ばれていた中年の男(新聞販売所経営者団体の幹部)が喚きはじめた

「はやく外に避難させろ」

 車掌は「今は車両内にいるのが一番安全です」と宥めたが部長は相手にしない

「2時間半もあればトンネルから歩いて出られるぞ」

 

部長が毒突くたび車掌の声が滞り、乗客は不安を募らせる。さらに暴言は続く。

「とにかく降ろせ。俺のいうことを聞けないならうちの社長、アキヤマコウタロウの名前で抗議するぞ

 秋山耿太郎といえば、朝日新聞社の社長だ。この時点で、団体が朝日新聞社員ということが周囲にはっきり露見した。だが、他の人間も部長の暴言を諫めようという素振りを見せない

 ちょうどJR女子職員が、「子供さんはいらっしゃいませんか」と、客室を歩いていた。すると、団体の一人が頓狂な声を上げる。

「子供ならここにいるよ」

 振り向いた彼女に団体はどっと笑った。20時頃。車掌がアナウンスした「朝までこの場所で待機」という処置に対して、またも部長が憤った。今度は車掌室に出向いての激昂

「なぜ明日まで待つんだ。何なら俺が先導するぞ」

 22時頃。車両からの脱出に観念した団体は再度アルコールを飲みだす。今度は女子社員の名前を出して「あの子は胸が大きい」「俺に気があるんじゃないか」

 乗客が寝入る23時過ぎまで酔狂は続いたという。翌日8時頃。JR職員の手引きで、乗客は線路を歩き、トンネル外に脱出した。団体は緊急バスで八戸駅に。そして前夜の傍若無人ぶりを詫びることなく、タクシーで浅虫温泉方面に消えていった

「調査の結果、部長と称する人間は新聞販売所経営者団体の幹部で他はやはり販売局の社員だったようです。うちは事実確認をした上で、抗議をお寄せになった読者に非礼をお詫びしました。でも、その方からは『俺に詫びてどうする。緊急時なのに冷静に対処してくれたJRの職員に謝罪しろ』と返されたと。当然でしょう」(朝日新聞関係者)

 この騒動について朝日新聞広報部に問い合わせると、「当該社員を厳重に注意しました。新聞販売所経営者団体幹部らに対しても注意を促し、JR東日本に謝罪しました。なお、弊社社員が“社長名を用いて車掌を恫喝した”という事実はありません」との回答が寄せられた。

それでもしっかり慰安には出かけるというのが根性座っていると見るべきなのか微妙ですが(苦笑)、朝日の考える言論の自由なるものがこんなものであれば、反日だの何だのと言う以前に社会的に非難されて当たり前だと思うのですが、当事者の方々はまた別の見解をお持ちであるということなのでしょうか。
朝日にすれば「直接の社員ではなく販売所の社員であるから関係ない」と言いたいのでしょうが、考えて見ればこうした脅迫が成立するというのはそうした行為が実際にあり得る話であり、社会的脅威であると認識されているからであって、「組の者を寄こすぞ!」は脅しとして成立しても「マブダチの宇宙人にアブダクションさせるぞ!」なんて叫んだところで誰からもまともに相手にされないわけです。
末端の販売所に至るまで「朝日の名を出せば世の中なんでも好き放題まかり通る」と言う認識が滲透しているということ自体がとんでもない話なんですが、どうもこうした「新聞様ならなんでもあり」という感覚は朝日関係者に限らないことのようなんですね。

「選抜出場確実」高校HPで“予告” 主催の毎日新聞・静岡支局長、購読依頼文も(2011年3月8日産経ニュース)

 23日に阪神甲子園球場で開幕する第83回選抜高校野球大会で、東海地区代表として出場する私立静清(せいせい)高校(静岡県藤枝市)のホームページ(HP)に、出場校が決まる選考前の1月中旬、毎日新聞静岡支局長名で「静清高校は出場校に選ばれるのは確実」とする文章が掲載されていたことが7日、分かった。1週間で削除されたが、支局長は文章で保護者らに毎日新聞の購読を勧めていた。決定前に出場情報を漏らし新聞販売の営業活動をしたともとれる行為に、大会主催者としてのモラルが問われそうだ。

 毎日新聞や静清高校によると、文章では「センバツ出場校は1月28日に決定します。秋の東海大会では準優勝し、その戦いぶりも安定している静清高校が選ばれるのは確実な情勢です」と説明。毎日新聞の静岡版で連日、静清高の野球部や他の部活動、教育内容などを記事で取り上げていくとし、「この機会に毎日新聞を購読していただければと思います」と勧めていた

 さらに3カ月以上の購読には、記念ボールや透明のフィルムで加工した紙面の贈呈も明記していた。

 支局長と校長らが1月上旬に話し合い、HPへの掲載が決まった。文章に気付いた毎日新聞本社が支局長にHPからの削除を指示し、同18日にHPから削除された。しかし、センバツ出場決定後も、HPに同じような支局長名の文章が掲載されたため、本社側は改めて削除を指示し、2月15日ごろに削除された。

 毎日新聞社長室広報担当は、センバツ出場決定前に支局長が「確実」と明記した点について、毎日新聞は出場校選考に関与していないとし、支局長が事前に出場校の情報を得たことは否定。「有力校とはいえ、決定前に学校のHPに掲載されることは適切ではなかった」と説明した。営業活動ともとれる点は「会社として、大会を利用して商売をしようとしているわけではない」と話している。

 一方、静清高の酒沢政明校長は「主催者の毎日新聞と決めたことだから、間違いないという先入観で行動してしまった。慎重になるべきだった」と釈明した。

皆さんご存知かと思いますが、春の選抜高校野球という大会は毎日新聞が主催している、その主催者側の幹部とも言うべき支局長が正式決定前の非公開情報を出した上で「うちの新聞を買ってくれ」と言っているのですから、社会的にこれが何を意味するか、どう受け取られるかは言うまでもありませんよね。
これも毎日的な言論の自由(苦笑)なのかも知れませんが、社会的には自らの社会的地位を利用して私的利益を得るため他者に干渉するような行為は何と呼ばれるか、少なくとも反社会的行為の一つであると考えて間違いないところでしょう。
反社会的行為と言えば毎日も捏造がお得意ですけれども、先日は福島の原発事故に絡めてこんなすっぱ抜き記事を掲載していました。

福島第1原発:東電の免責求める 自民・吉野氏(2011年4月29日毎日新聞)

 29日の衆院予算委員会で、福島第1原発事故を巡る東京電力の賠償責任免除を求める質問を自民党の吉野正芳氏が行った。原子力損害賠償法には「異常に巨大な天災地変」時は免責する規定があり、吉野氏は「莫大(ばくだい)な災害が起きた場合に東電の責任を無視して全部国がみる規定になっている。東日本大震災を過小な災害と認定するのか」として国が一義的に責任を負うよう主張した。

 ◇首相「税金で全賠責、違う」

 菅直人首相は「財源は国民の税金。国がすべての賠償責任を負うのは違うのではないか」と答弁。枝野幸男官房長官も記者会見で「国会などでも大津波によって事故に至る危険性が指摘されていた。免責条項に当たる状態ではないと明確に言える」と否定した。

 吉野氏の主張について自民党の石破茂政調会長は「東電の社会的責任を認識したうえでの発言と理解している」と説明、免責の是非については明言を避けた。東電側は清水正孝社長が28日に「そういう理解があり得る」と述べるなど、免責条項の適用を求める姿勢もちらつかせている。【平田崇浩】

東電と自民党、東電労組と民主党はそれぞれに親密な関係にあるなどとも側聞しますから、何かしらそうした背景事情絡みでの要求か?とも受け取れる内容の記事なんですが、世間的にもそれなりに話題になりそうな話であるのに毎日以外では取り上げていない様子なのが若干違和感を感じさせたものでした。
ところが実際のこの元発言を追ってみると、どうも毎日の記事になる内容とは随分と違う内容であったというのですから驚きます。

【参考】平成23年度補正予算委員会 吉野正芳(自由民主党・無所属の会)

それなりに長い中継なのですが、要するに吉野氏の質問の趣旨としては原発事故に関しては東電のみならず国にも責任があることは総理も認めている、そしてとにかく被害者は困っているのだから迅速に補償が必要である中で、いつになるかも判らない東電ばかりにお任せするのではなく国も責任をもって迅速に補償に加わるべきではないかということのようです。
吉野氏は首相自身が「国にも連帯責任」という言葉を使っているのだから、「連隊保証人なら金を支払うことになるはず。支払う気がないなら連帯責任などと軽々しく言わないで欲しいと突っ込んでいますが、結局のところ自分主体で金を出すなどと言質を与えたくない国側が勝手に「免責」云々に言及しているだけで、吉野氏が「東電を免責せよ」なんて言ってるわけでは全く無いのですけれどもね。

あれれ。。。毎日新聞、なんでそうなるの?(2011年4月30日ブログ記事)より抜粋

(略)
記事を読むと自民党の吉野氏が東電の賠償免責を求めたように書いてあるが国会審議テレビ中継ビデオライブラリーで吉野氏の質疑(11時15分)を確認してみると、記事とかなり雰囲気が違う
違和感を覚える人は自分で見て確認して欲しい

吉野氏は一刻も早くお金が無くてヤバくなっちゃってる人達に一時金を配るために国も窓口を広げて欲しいと言っているようだ
対して与党は窓口は東電であり、その東電が潰れないようにバックアップはしているし、その方法も議論中だと答えているようにみえる

一方記事では「東電の賠償を免責すべき」と吉野氏が発言しているかのような書き方になってる。。。

免責ウンヌンの話も途中で出たけど吉野氏が言ったワケではなく与党側が勝手に思った事に対して自分で答えたに過ぎない

記事の最後に「東電側は清水正孝社長が28日に「そういう理解があり得る」と述べるなど、免責条項の適用を求める姿勢もちらつかせている。」と加えて吉野氏の質疑があたかも免責を強く求めたかのように更に強調表現されている

この平田崇浩なる人物は何を思い、事実と微妙に異なるように感じられるように記事を書いたのだろうか。
重大なコトだけに正確に報道して欲しいと願うばかりだ

この天変地異に伴う免責問題というものをどこまで認めるべきかはまた別に議論が必要なのも確かですが、「とにかく被災者に早くお金を」と言っている質問者に対して「国が金を出すなんて東電を免責することになるじゃないか。それでは国民の理解を得られない」というのは、意図的なものかどうかはともかくとしてポイントのずれた答弁に思えてなりません。
「とにかくまず東電が支払うのが先」「二次補正予算に組み込むつもりはない」といった答弁を繰り返す大臣に対しては、周囲からも「結局いつ被災者にお金が渡るんだ!」とヤジが飛ぶのは当然ですけれども、国の方針がどうこうといった話は別として、毎日が何をどう考えてこんな実際とかけ離れた記事を書き上げたのかが謎ですよね。
毎日と言えば先日は海外在住者向けにPCから朝刊を購読出来るサービスをやりますなんて広報を出していましたが、これまた何故か日本国内からは接続出来ないなんて妙な縛りを入れているところを見ると、また変態捏造事件のように海外向けに捏造記事を垂れ流そうと意図しているのかとも勘ぐりたくなりますが、これもまた言論の自由さえ唱えれば何でもありとでも主張するつもりなのですかね?


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